« 2012年 東京サラブレッド募集時評価 その5 | Main | 一口馬主の金言その6 »

August 05, 2012

2012年東京サラブレッド注目馬

暑い日が続きますが、その暑さに負けず馬たちも頑張っています。
今日は締め切りが近づいてきた東京サラブレッドの注目馬です。
芝のクラシックというよりも、ダートでの活躍が見込めそうな馬に期待ができそうな気がします。


34 チャールストンハーバー11 (ゴールドアリュール) 牡 5,800 安田
募集時評価 S B B A

Charlestonharbor11

繰り返しになってしまうが、いくら半兄がG1馬になったとはいえ、血統的な評価からすれば、やはり値段が高いという感は否めない。しかし良いトモをしており、繋ぎも太く短めで、直飛なタイプ。ダートで走る要素は整っており、大物感という点では今回の募集馬の中でも屈指だろう。クラス編成が整うまでくらいは芝でも短いところならやれるかもしれない。マイル前後がベストかと思うが、ダートなら2000mくらいでもこなせそうだ。この値段でこの馬を買うのは、結局のところ夢を買うのかどうかということになるだろう。


24 シェアザストーリー11 (スペシャルウィーク) 牡 3,600 石坂
募集時評価 A B C A

Sharethestory11

体全体を使って大きな動きができる馬で、トモも良い。繋ぎが立っていて、普通に考えてダート向きだろう。大型馬で巨漢とまでは行かないと思うが、500kgは超えてくるのではないか。繋ぎが立ち気味でも、バランスの良い馬だし、ダートを使っていく分にはそんなに心配する必要はないと思う。この馬も大物感があって期待できるのだが、路線が上記の34番と重なってしまう。ダート馬ばかり揃えても仕方ないと思うなら、手を出しづらくもなる。血統面では抜けた要素はないのだが、馬体、厩舎は文句ない。少なくとも値段分はやれるとは思う。


1 リーチフォーザムーン11 (ディープインパクト) 牡 3,600 藤沢和
募集時評価 B B B B

Reachforthemoon11

ディープインパクト産駒の募集馬のなかではこの馬がよいとは思うのだが、馬体的には特別良く見えるわけでもない。ただ、ディープ産駒は馬体から判断するのが難しいので、血統的に筋が通っている分、期待してよいのではないかと思う。上は走っていないが、日本の馬場に向く血統かというと、そうでもないので、父がディープインパクトに替わったこの馬は違うのではないか。当然芝向きだろう。関東馬であり、所属厩舎も好き嫌いが分かれそうだ。数年前までの特別な存在ではなくなったとはいえ、関東の厩舎では屈指の厩舎であることには変わりないので、関東馬がイヤでないならというところか。


14 スタイルリスティック11 (マンハッタンカフェ) 牡 3,200 国枝
募集時評価 B B C B

Stylelistick11

筋肉質な馬で、この馬はまだ大きくなるだろう。500kgは超えてくると思うので、パワータイプのマンハッタンカフェ産駒として活躍が見込めるだろう。血統的には、叔父、叔母に活躍馬がキラ星のごとく居並び、その中でもナサニエルは世界を代表する抜きん出た存在だ。血統的な面白味という意味では募集馬随一と言ってもいいだろう。この馬の場合、何と言っても一番の心配は気性面だ。動画を見る限り、少なくともおとなしい馬ではなさそうなのは確かだ。これからどう成長していくかにもよるが、あらかじめある程度の覚悟は必要かと思う。芝でクラシックを目指すことになるだろうが、最終的にダート方面に進む可能性もあるかもしれない。所属厩舎とこのクラブは相性が悪いそうだが、厩舎自体は関東では屈指の存在。色々な巡りあわせがあることと思うが、この馬でその流れを変えられたら良いと思う。


(注)左から、トモ-後脚-肩-全体のリズム、の評価です。
トモはトモの大きさ及び迫力で評価しています。後脚はクセがないか、スムーズか等で評価しています。肩は肩の出のスムーズさ、硬さで評価しています。全体のリズムはスムーズな全身運動ができているかを評価しています。

|

« 2012年 東京サラブレッド募集時評価 その5 | Main | 一口馬主の金言その6 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 2012年 東京サラブレッド募集時評価 その5 | Main | 一口馬主の金言その6 »