2012年 ノルマンディーOC募集時評価 その1
ノルマンディーOCのカタログとDVDを見ました。入会することを決心したので、後々のために募集時評価をしておこうと思います。まだ会員ではないですが、1頭以上に出資することは確実です。毎度のことですが、枯葉も山のにぎわいということで、軽く受け流していただければと思います。
1 キョウエイアンの11 サクラバクシンオー 牡 1,400万
美浦・ 大竹 B D C C
肩も立っていて、繋ぎも短め。サクラバクシンオー産駒らしい産駒で、短距離でほぼ確実に1勝はできそうなタイプだ。それなりに硬さはあるが短距離馬なので問題ないだろう。トモはサクラバクシンオー産駒としては及第点に達していると思うし、値段分の活躍はできそう。ただ後脚の送りが少しかったるいというか、力強さに欠けるところを感じる。血統的に考えるとこの値段でも安いとは言えない感じなので、結局は値段なりの馬と感じる。
2 ブリュメールの11 マツリダゴッホ 牡 1,400万
美浦・ 国枝 C C D D
一見力強さ及びダイナミックさもあって良く見えるのだが、動き自体にブレが多いというか、軸がずれているような感じがする。新種牡馬でもあるし、良くわからない部分も多いが、今後の成長の様子を見守りたい。
3 ローズウッドの11 チチカステナンゴ 牡 1,600万
美浦・ 矢野英 B C C C
トモの大きさもあって、全体としてまとまっている。背中も短くはないし、中距離向きかなと思う。父の産駒はまだ少ししかデビューしていないが、今のところ特に印象に残る成績はなく、切れ味という点ではどうかなと思うところもある。この馬はその父と母父ともに欧州系であり、長打がありそうな反面、全然ダメの可能性もありそうでちょっと悩ましい。
4 アサヒブライトの11 コンデュイット 牝 1,400万
栗東・ 松永昌 D C D C
トモに厚みがなく、後にもあまり力を感じない。カタログにあるようにスナップが効いていて、バネはありそうに感じる。半兄にトーセンブライトがいるものの、それ以外は全くと言っていいほど近親に活躍馬はおらず、血統的にやや魅力が薄れてしまう。
5 タニノハイクレアの11 タニノギムレット 牝 1,200万
美浦・ 田島俊 C C D C
バランスも悪くないし、全体としてまとまりがある。遡ればウインドインハーヘアの名前が近親にでてくるところが魅力でもあり、また叔父にウインクリューガーがいるので、血統的には悪くはない。ただなんというか、血統以外の点では積極的にここが良いというところもない馬でもある。
6 エレガントフライの11 マンハッタンカフェ 牡 2,000万
栗東・ 白井 B C D C
カタログにあるように、マンハッタンカフェ産駒だが緩いところはなく、逆にやや硬さがあるタイプと思う。トモもしっかりしているし、馬体的には良さそうな馬だ。全くダメということはなさそうな馬だが、近親には自慢できるような活躍馬はおらず、上級条件に行くとどうだろうか。ただしマンハッタンカフェ産駒は今のところ日高産の活躍馬が多いので、その点は期待できるかもしれない。
7 オークルームの11 キングカメハメハ 牡 2,000万
美浦・ 栗田博 C C C C
良くも悪くもなく、平均的なキングカメハメハ産駒という感じ。社台グループの生産ならもう2割くらい高めの値付けにされてそうな気がするので、ややお買い得な感じもする。全体のバランスも悪くないし、特別硬いというわけでもなく、キングカメハメハ産駒としては中庸な感じ。キンカメ産駒としては、もう少しトモの大きさが欲しかったところではある。この馬は上の6番とは全く逆の考え方で、もし社台系のクラブに参加しているならば、キンカメ産駒ならば社台グループの生産馬にいくらでもいいのがいるので、無理に日高の馬を買う必要はない気もする。ただ値段は2割程度安く感じるので、値段にこだわるならおもしろいかも。
8 タニノシスターの11 ディープスカイ 牡 3,000万
栗東・ 昆 C A B A
元のオーナーが牧場を売りに出さなければクラブに現れることも絶対になかった馬であり、それだけでも価値がある。現時点ではトモはあまり立派とは言えないが、カタログにあるとおり飛節に力があり、柔軟性に富んだダイナミックな動きで、体を大きく使えている。問題は母18歳時の産駒である点。通常なら見送りが妥当なところだが、なんといってもあのウオッカの半弟であるわけだし、この母の繁殖能力を見限るのは惜しい気もする。新種牡馬の産駒でもあり、未知の部分は多いが、厩舎も一流で期待は高まる。
9 タニノホロホロの11 ブライアンズタイム 牡 1,800万
栗東・ 松田国 A C D C
非常に筋肉質で、立派なトモをしている。繋ぎも太さがあるし、まあ間違いなくダートだろう。ブライアンズタイムの産駒がまだ募集されるということだけで、この種牡馬の偉大さに敬服したい気持ちだが、さすがに血統の更新速度は、この馬をしてもスピード不足を感じさせる時代になってきている。トップスピードは最新の種牡馬には敵わないと思うが、ダートならばまだ通用してもいい。ダートならある程度確実性が高いタイプだろう。
10 トーセンアモーレの11 コンデュイット 牡 1,600万
美浦・ 牧 C D D D
トモにはもう少し迫力が欲しいところ。全体的に目立ったところがなく、血統も地味。もうちょっと様子を見てから考えてもよさそうだ。
(注)左から、トモ-後脚-肩-全体のリズム、の評価です。
トモはトモの大きさ及び迫力で評価しています。後脚はクセがないか、スムーズか等で評価しています。肩は肩の出のスムーズさ、硬さで評価しています。全体のリズムはスムーズな全身運動ができているかを評価しています。
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