« 2012年 キャロット募集時評価 関西その2 | Main | 2012年 キャロット募集時評価 関西その4 »

September 06, 2012

2012年 キャロット募集時評価 関西その3

 今日は関西その3になります。65番から77番までについてです。ゼンノロブロイも注目でしたが、マンハッタンカフェも今年は社台グループ全体で良い産駒が多い気がしますね。


65 タンザナイトの11 クロフネ 牡 3,000万
高野 C C C C

芦毛なので良く見えにくいというのもあるが、それでもやはりもう少しトモがあってもいいかなと思う。動きとしては特に悪いところも目だって良いところもないが、血統的には叔父にアロンダイトがいて、ダートでの活躍が期待される馬ではある。ただ、繋ぎの感じを見てもダートオンリーという感じではなく、よく言えば万能タイプ、悪く言えば中途半端になりかねないタイプ。芝でもそれなりにやれそうで、潰しはききそうだ。所属厩舎は新人厩舎としては昨年は非常に頑張ったと言える成績だったのだが、今年はここまでパッとしない。総合的に考えると若干割高かなと思えなくもない馬だ。


66 インディスユニゾンの11 クロフネ 牝 1,600万
佐々木晶 D D D D

全体的に硬いというか、伸び伸びしたところが全く感じられない馬で、後ろにも力をあまり感じない。短めの距離でどれくらいやれるかというところだろう。ただし全姉は2頭とも勝ち上がっていて、牝馬のほうが走るクロフネ産駒。この組み合わせにはそれなりの確実性がある。さらに半姉のリーチコンセンサスは1億円以上稼いだ馬だし、クズを出さないという意味では確実性は高いかもしれない。


67 マチカネエンジイロの11 クロフネ 牝 1,200万
清水久 C C D C

馬体のバランスもそれなりにまとまっていて、全体のリズムもまあまあという感じ。クロフネ産駒らしい硬さは若干あるものの、これはこれでいいだろう。全兄マデイラは新馬勝ちしたものの、その後は現状頭打ち。この馬も1つは勝てるかもしれないが、血統的な裏づけがまったくない馬なので大きなことを望むのは難しそうだ。


68 シーザリオの11 シンボリクリスエス 牝 3,200万
角居 C B B B

パッと見で笑みがこぼれるかどうかは別として、バランスは良く見える馬だ。昨年の全兄とかなり似ていて、若干こっちのほうが良さそうかなあという感じ。全兄以外の母の産駒は脚元に難がある馬が多かったが、全兄もこの馬もそういう心配はなさそうだ。大活躍の馬があまり出ていない父に、母父のスペシャルウィークも母の父としての成績はあまり芳しくない。そういう面での心配はあるが、厩舎はおなじみの超一流厩舎だし、期待したい。この馬も母優先があるので簡単には手に入れられないだろうが、このクラブでしか出会えない血統であるので楽しみも多い馬だ。


69 ヴァイスハイトの11 シンボリクリスエス 牝 1,600万
小崎 D C C B

まだ腰高でそんなに見栄えはしないが、バランスはそれなりに取れていて、リズム良く歩けている。値段なりにはやれそうだ。所属厩舎は先日厩舎一番馬の引退が決まり、他に活躍馬もいない現状でもあり、本年の成績は急降下している。個人的には論外厩舎なので、さもありなんと思っているが、その辺のことを良く考えておいたほうがよいだろう。


70 エンシェントヒルの11 スペシャルウィーク 牡 2,800万
松元茂 E C C C

トモの形があまり好みではないのと、動きにもそんなに柔軟性は感じない。母がダート馬で、この馬も繋ぎが立ち気味な分ダートには向きそうではあるが、トモがもう少し成長して欲しいところだ。芝でもやれそうな感じはするが、ちょっと中途半端になりそう。母は活躍はしたが特に良血というわけではないし、この価格は少し割高かなと感じる。


71 ケルティックハープの11 スペシャルウィーク 牝 1,200万
須貝 D D E D

トモや後ろにも力感はないし、動きは硬く、全体の動き自体にダイナミックさというものはない。繋ぎは立ち気味で太さもあるので、ダート向きなら硬くてもいいのだが、この父自身はダート専門種牡馬というわけでもないし、これくらいの馬体では中途半端になりそう。厩舎は若手で既に関西の上位になっている期待の厩舎だが、今年は結構預っているので、何かあったら真っ先に追放になりそうな馬だ。値段なりの評価になるだろう。


72 グレイトフィーヴァーの11 マンハッタンカフェ 牡 4,000万
松田博 C A B A

実にマンハッタンカフェ産駒らしい産駒で、父の良さが非常に良く出ている。柔軟な体を大きく使ってリズム良く全身運動できており、トモはそんなに大きくないものの、後には力がある。マンハッタンカフェの持つ柔軟性と母の持つ柔軟性を合わせて、長所を伸ばした配合であり、大物感を感じる馬だ。当然緩いところのある馬だが、決して緩すぎるということはなく、2月生まれでもあり、うまく行けばクラシックにも間に合うだろう。厩舎も信頼の置けるところだし、この父に牧場側が力を入れていた年の産駒でもあるし、非常に楽しみだ。


73 ラフィントレイルの11 マンハッタンカフェ 牡 3,000万
荒川 B B A A

祖母がファビラスラフイン、叔父にギュスターヴクライがいる血統の裏づけがしっかりした馬。半兄を預っていた厩舎ではなく、ギュスターヴクライを重賞勝ちさせた最近覚えの目出度い厩舎に所属する。芦毛だが見栄えのする馬で、動かすともっと良い。マンハッタンカフェ産駒ながら緩いところがなく、かといって硬いわけでもない。半兄も良い動きの馬だったように記憶しているが、この馬のほうが勢いのある厩舎に所属する分楽しみは大きそうだ。カタログでは全部良しという評価だが、それも頷ける。母父エルコンドルパサーという馬はあまり活躍馬がいなかったが、アイムユアーズという活躍馬が出現したし、夢を見たくなる馬ではある。


74 キッズトゥデイの11 マンハッタンカフェ 牝 1,400万
北出 C E D C

硬さのある動きで、右後がちょっと気になる馬だ。前の2頭が素晴らしいだけに余計に見劣ってしまうが、血統的にも、馬体的にも、また所属厩舎も何らのアピールポイントもない。無理にこれを選ぶ必要はないかなと思う。


75 アドマイヤセラヴィの11 ジャングルポケット 牝 1,800万
岡田 B C B B

ジャングルポケット×サンデーの良さである柔らかさがよく出ている馬。小柄でスマートな馬体で繋ぎも柔らかくバネを感じる。パワータイプの馬ではなく、芝オンリーでダートはまるっきりダメだろう。そういう意味では潰しはきかないが、安目の値段の馬では総合してお買い得なほうだと思う。全兄がオープン馬だしこの配合の確実性は高そうだ。胴も変な伸びはなく、全体としてはまとまっていて、マイルから中距離で走れそうだ。


76 エンプレスティアラの11 ハーツクライ 牡 3,200万
矢作 A B C C

肩もトモも凄い筋肉で、ダートの先行馬として面白そう。ただ何というか、首は短いし、全体としてのバランスはやはり若干窮屈に見える。品の良さとか美しさという部分では劣るが、パワーはありそうだ。父はハーツクライだし芝でもやれそうな気はするが、ダートのほうが可能性は高いのではないだろうか。あとはこういうタイプの馬が好きかどうかだろう。


77 サワズソングの11 ハーツクライ 牡 2,000万
今野 A E D C

カタログでは正姿勢がとれていなかったがDVDでは特に問題なさそうだ。トモも大きくていい馬なのだが、右後がちょっと気になる。こういうタイプは様子見して判断したいところだ。


(注)左から、トモ-後脚-肩-全体のリズム、の評価です。
トモはトモの大きさ及び迫力で評価しています。後脚はクセがないか、スムーズか等で評価しています。肩は肩の出のスムーズさ、硬さで評価しています。全体のリズムはスムーズな全身運動ができているかを評価しています。

|

« 2012年 キャロット募集時評価 関西その2 | Main | 2012年 キャロット募集時評価 関西その4 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 2012年 キャロット募集時評価 関西その2 | Main | 2012年 キャロット募集時評価 関西その4 »