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October 09, 2012

2012年シルク募集時評価(一部)

 シルクのカタログを見て、良さそうだなと思った一部の馬の評価です。
 全体的な印象としては、これは素晴らしいという感じの抜けた馬、この馬のために入会しなくては、と思えるような馬はいなかったものの、まとまりがあってお買い得と思える馬もいて、年々募集馬のレベルは上がっていると感じました。来年以降はますます楽しみになります。
 

1 キャリアコレクションの11 (ディープインパクト) 牡4,000万 藤沢
募集時評価 C-C-C-B

馬体的にはコンパクトにまとまったという感じだが、変な伸びがあるよりはこういうタイプのほうが計算が立つので良いと思う。ディープ産駒としては平均的なタイプで馬体的に特に目立つようなところもない。血統的には母は重賞勝ち馬だが、兄姉に活躍馬はおらず中途半端な感じではある。また母も高齢馬であるのも難点だ。悪いところはない馬なので、関東でディープ産駒が欲しいとか、この厩舎が好きというのであればというところか。


14 サルヴァドールの11 (クロフネ) メス1,600万 久保田
募集時評価 A-B-C-B

牝馬ながら巌のようなトモを持ち、肩も発達しているが、意外にそれほど硬さを感じない。まだ成長途上ではあるが、前後のバランスが取れているのでリズムよく歩けているのだろう。血統的な裏付けがある馬ではないので、突き抜ける魅力があるというわけではないのだが、確実性という点では相当高いだろう。芝・ダートともに行けそうだが、ダートのほうがより可能性が高いかもしれない。牡馬よりも牝馬に活躍馬が偏っている種牡馬の産駒でもあるし、この価格帯では相当お買い得ではないだろうか。


34 ペンカナプリンセスの11 (ディープインパクト) 牡4,500万 友道
募集時評価 C-C-B-B

血統的な魅力と、全兄がそこそこの活躍をしていることから人気になり、すでに満口とのこと。トモに容量はないが、ディープ産駒はだいたいそういうものだし、平均的なタイプのディープ産駒と思う。ディープ産駒は馬体から判断するのは難しいことを考えると、全兄がある程度結果を出してくれているので、この馬の確実性はかなり高いだろう。ディープインパクト産駒の牡馬で厩舎も一流厩舎に所属するし、値段的には結構良心的かなとも思う。売れるのも納得の馬だ。


35 ダンツクレバーの11 (ディープインパクト) 牡5,000万 石坂
募集時評価 B-B-C-B

馬体はまとまっていて、34番よりもむしろこちらのほうが良いと思えるくらいだが、血統的に活躍馬から遠ざかっているのがやはり気になる。ディープインパクト産駒については母方の血が特に重要になると感じるので、こういうタイプはちょっと手を出しづらいか。


38 サマーナイトシティの11 (キングカメハメハ) メス2,800万 西園
募集時評価 A-D-C-C

いかにも走りそうな馬体のキンカメ産駒。非常に目立つ馬体だ。半兄のサダムパテックに比べてこちらのほうが背が短く、兄同様マイル前後が適正な馬だろう。トモには張りがあり、前後のバランスも整っている。背も短い分確実性は増すだろうし、早い時期に勝ち上がればクラシックを目指せるはずだ。良いところばかりで、いかにも飛びつきたくなる馬だが、問題はミスタープロスペクターの3×3という非常に望ましくないクロスがあること。ミスタープロスペクターのクロスのあるキンカメ産駒に出世馬がいないことをどうとらえるか。それ以外は、厩舎も半兄を預かっている厩舎だし、良い条件のそろっている馬だと思う。


40 ストロングメモリーの11 (ダイワメジャー) メス2,200万 荒川
募集時評価 A-C-C-C

ダイワメジャーは種牡馬として相当優秀だろう。何しろディープインパクトという何にしても厄介な存在が常に種牡馬成績を圧迫してくるにもかかわらず、初年度産駒からG1勝ち馬を出し、さらに当初心配された早熟傾向も今のところ見られない。11年産は3年目の産駒でもあり、正直小粒な印象な産駒が多いが、それでも良い馬はいる。この馬はその良い馬の一頭で非常にわかりやすい馬。トモが大きく、素軽いというよりは肉厚のパワータイプ。要するに父似ということだ。先日芙蓉Sを勝ったサンブルエミューズと似たようなタイプだ。脚元に問題が生じなければかなり高い確率で1勝はするだろう。それ以上は血統的な助けも必要かと思うが、叔父、叔母にG1馬もいるし、血統的にも期待してよいのではないかと思う。兄弟の成績は奮わないが、この馬は違うと思いたい。私がこのクラブの会員ならこの馬には確実に出資すると思う。


43 プンティラの11 (ゼンノロブロイ) 牡2,800万 音無
募集時評価 C-C-B-B

やわらかい動きをする見栄えのする馬。体を大きく使って歩けていて、バランスも良い。ただ、トモのボリュームは牡馬としてはちょっと物足らない感じ。ドイツ牝系にサンデー系種牡馬をつけた期待の組み合わせだが、ゼンノロブロイ産駒は今年は大売出し中でもあり、他のクラブを含むともっといい馬はいくらでもいる。そう考えると、このクラブの中だけで考えればゼンノロブロイ産駒として上位の存在だが、世の中全体から考えるとそこまで特別でもないかなという感じ。馬体も厩舎も悪くないが値段も安くもないので迷うところだ。


58 スーパーバレリーナの11 (ブラックタイド) 牡3,000万 松永昌
募集時評価 B-C-B-C

半兄のウインバリアシオンの伸びのある馬体とは違い、少し寸詰まった感じの馬体。そのかわり、トモはなかなか良いものを持っていて、全体としてまとまってはいる。この父をどう判断するのかが非常に難しい。基本的に半兄の父ハーツクライより上という評価はありえないと思うが、先日ブラックタイド産駒のテイエムイナズマが重賞勝ちするなど、侮れない活躍を見せ始めている。ただ、近年において、競走成績が今一つでありながら種牡馬となった馬が、種牡馬として爆発するというのは考えにくいことでもあるので、あんまり変な期待をするのも危ない気がする。そう考えると種牡馬のランクが低下していながらこの値段ということになると、やっぱり割高かなとも思う。一方で、この馬の半兄は、同世代にあんな化け物がいなかったらもっともっと評価されていただろう馬なだけに、半弟のこの馬にはやはり期待したくもなる。何にしても難しい判断になってしまう馬だ。


(注)左から、トモ-後脚-肩-全体のリズム、の評価です。
トモはトモの大きさ及び迫力で評価しています。後脚はクセがないか、スムーズか等で評価しています。肩は肩の出のスムーズさ、硬さで評価しています。全体のリズムはスムーズな全身運動ができているかを評価しています。


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Comments

競馬悟空さん、こんばんは。

今年のシルクは期待していたよりも、やや小粒な感じが否めませんでした。

そんな中でもダンツクレバー11は抜けて良く言えました。
動かした感じが、ズバ抜けてる感じすらします。

今年は、この仔とレトⅡのディープ産駒に出資しました☆

Posted by: stage | October 14, 2012 at 09:47 PM

stageさん、こんにちは!
ダンツクレバーの11行きましたか!
馬体良いですよね。ペンカナよりもよく見えますし、厩舎も石坂厩舎で文句なし。ご希望のディープ産駒に出資できたとのことで何よりでした。
 レトⅡもいい馬ですよね。私もピックアップしようかどうか迷いました。持ち込みの半姉が新馬勝ちで、この馬はディープ産駒。いかにも走りそうです。
 シルクもいよいよノーザンFの本気度が見えてきましたので、来年以降も楽しみですね!

Posted by: 競馬悟空 | October 16, 2012 at 08:44 AM

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