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November 12, 2012

一口馬主クラブとの付き合い方(キャロット)

 今日はキャロットクラブについてです。この数年でクラブをめぐる情勢が大きく変化してきたこともあり、今後の付き合い方も悩むところではありますね。

※クラブの特徴については、私の思い込みもあるかもしれません。大体のイメージということでご理解ください。


【キャロットクラブ】

<クラブの特徴>

・何年前か正確には覚えていないが、10年前くらいにリニューアルされ、その後ノーザンファームを中心とする社台Gで生産された馬が募集馬としてラインナップされるようになった。
・現在はほぼ社台G生産馬一色で、中でもノーザンファーム生産馬の募集が中心となる。
・一口1/400でありながら、毎年のようにG1馬が出ていることもあり、近年は会員数が爆発的に増加した。
・一口1/400なので、高額馬にも出資しやすい。
・募集は最優先枠があり、最優先枠で埋まった馬は、一般枠で希望してもすべて死票となる。社台のように何口か抽選ということはなく、すべて死票となる。
・今年の募集から、最優先枠で落選した人はバツ1最優先となり、翌年の最優先枠で優先されることになった。
・過去にこのクラブで出資していた牝馬の仔が募集された場合、母優先枠で出資できる。
・ただし過去にこのクラブで出資した馬の仔がこのクラブで必ず募集されるという保証はまったくない。
・母優先枠に最優先枠を重ねて応募することも可能で、この組み合わせが優先順位では最強となる。
・募集馬の抽選システムはおそらく全クラブの中で一番複雑であり、一言で説明することは不可能なレベル。
・つまり、社台同様、人気馬には1頭しか出資できないと思ったほうがいい。
・最優先枠で落選した人は、2次募集の前に残った馬の中から、1.5次の優先出資の権利が得られる。この1.5次の優先権利はあくまで「最優先枠で落選」した場合であり、社台のように「1次募集で1頭もご希望に添えなかった」場合ではなく、最優先枠でハズレ、一般枠で当選馬があったとしても1.5次の権利がもらえることに注意。
・募集馬情報については、1歳幼駒の更新は原則月1回。年明け2歳1月から原則2週に1回更新。2歳募集締め切り後(9月以降)は毎週1回更新。
・牧場、外厩、トレセン、どこにいても、2歳募集締め切り後(9月以降)は毎週1回更新。


<私の思う付き合い方>

 思えば4,5年前くらいまでは、社台・サンデーの会員に対してキャロットのカタログが送付されていました。社台グループ生産馬が多数募集されていますのでよろしく、というような紙とともにカタログが送付されてきたのですが、もちろんもう今はそんなことありません。カタログ送付どころか、キャロットクラブ自体においても、1次募集から参加できる特別入会の制度もなくなってしまったくらい会員数が増えたようです。ここ数年でのキャロットの成長ぶりは凄まじいものがあります。

 とにかく会員数が増加したこともあって、めぼしい馬は1次募集であらかた満口になってしまい、いわゆる様子見をすることは難しい状態です。今年は社台・サンデーでもまだ残っている馬がいるくらいですし、キャロットクラブは募集馬の埋まり方に関しては社台・サンデーに近づきつつあるとも言えます。

 さらに近年悩ましかったのは、募集時における出資者決定方法が朝令暮改とも言えるほど転々としたことです。結局現在の複雑怪奇なシステムに落ち着きましたが、これも会員数が増えたため、なるべく公平に、なるべく平等にとクラブ側が苦慮した末の結論と思います。
 毎年アンケートをとったり、レース当日に結果コメントの更新したり、募集馬の動画配信をするなど、会員向けのサービスはこれ以上望むことは不可能なくらい充実しており、その上で、G1を勝つ馬も輩出できているのですから、会員数が増えたのは当然のことと思います。
 ですが、その会員数の増加が、近年の混乱を引き起こしてしまったのかもしれません。

 いずれにしても、今の出資者決定方法でしばらくは動かないと信じるしかありませんので、今のシステムを前提にどう付き合っていくのかを考えねばなりません。

 キャロットの場合は、実績制度はないため、最優先枠での申し込みは常に完全抽選になるということになります。完全抽選だけに、以前のシステムだと、何年間も連続して最優先枠に落選し続ける可能性がありました。そこで、今年の募集から、最優先枠で1回落選したらバツ1。2回連続落選したらバツ2とフラグが付くようになりました。
 来年の募集からバツ1最優先の人が出資に参加することになりますが、バツ1最優先はノーマル最優先に対して完全に優越するので、バツ1最優先保持者は、最優先枠の争いにおいては、おそらくはかなり有利になるでしょう。
 また、再来年の募集からは、どれくらい誕生するかは不明ですが、バツ2最優先保持者も登場することになります。予想でしかありませんが、さすがにバツ2ともなれば、母優先枠がある馬でもない限りはそうそう落選することはないように思います。

 つまり、現状のシステムでは、変に妥協することなく毎年超人気馬に申し込んでも、3年に1回は出資できるだろうということになります。
 社台・サンデーのシステムではおそよ10年に1度の確率ですが、キャロットの場合は3年に一度はほぼ間違いなく出資できるということになるでしょう。

 また、キャロットの特徴でもある母優先枠は非常に強力です。
 母優先枠が設定された馬は、400口中200口が母優先権を保持する人のために割り当てられ、母優先権を保持していない人はのこりの200口を争うことになります。同じ人数が申し込みに参加した場合、単純に母優先枠のない馬の場合に比べて半分の枠を争うことになります。したがって、母優先枠のある馬を、母優先権がない人が申し込むと、確率の上では当選しにくいことになります。
 一方、母優先枠のある人は、元々その母に出資していた人たちであるわけですから、理論上最大400人です。どんなに素晴らしい馬でもこれ以上増えることはありません。複数口出資する人もいるので一概には言えませんが、200口を400人で争うとすれば倍率は最大2倍ということになります。
 さらに、絶対に母優先権のある馬に出資したいということであれば、母優先権+最優先という最強の組み合わせで勝負することもできます。この場合一般の最優先枠を行使することはできなくなりますが、目当ての母優先枠設定馬はほぼ確実に手中にできるでしょう。
 母優先枠の恐ろしいところは、その母の仔がクラブに出てくる限り半永久的に毎年行使可能という点です。シーザリオ、アヴェンチュラなどに出資していた人にとってはこれほど心強いことはないでしょう。
 だたし、いくら母に出資していたからとは言っても、その母の仔がこのクラブで募集されなければ何の意味もありません。クラブの募集馬の数にも限りがあるわけですから、このクラブで走った母の仔が個人馬主や他クラブに出て行ってしまうことはよくあることですし、避けられません。
 そういう意味では、自分が出資していた母の仔が募集され、実際に母優先枠が設定されるというのは完全に運次第ということになるでしょう。
 ただ、気になるのは、今年の募集馬を見ると、母優先枠が設定されている馬はやや価格が高めに設定されているのではないかと感じることです。気のせいかもしれませんが、人間の心理としてはやはり出資した母馬の仔には出資したくなるのが当然とも言えますので、その辺を突いたうまいシステムなのかもしれません。

 以上長々と考えましたが、結局大事な要素は最優先枠と母優先枠をどう考えるかということに尽きるかと思います。その上で、、私は以下付き合い方をしたいと思います。

・最優先枠は妥協せず自分の欲しい馬に申し込む。外れたらバツ1権利を得たと思って納得する。
・母優先枠が設定されている馬で、自分が母優先権を持っていない馬は、倍率が高くなる傾向にあるので基本的に最優先枠での申込みはしない。
・一般枠は自分の予算と当選確率の期待値を計算して決定する。
・安い牝馬で将来の母優先枠候補になりうる馬がいて、様子見できそうだったら出資を考える。ただし、将来の母優先枠という皮算用のために1次募集から積極的に出資することはしない。
・最優先枠で1頭、一般枠で2頭出資できれば上出来と考える。最悪ゼロにになっても他クラブで出資すればいいと割り切る。

 と、こんなところでしょうか。抽選が厳しいのは皆同じ条件ですので、その分私の場合は他クラブで補充するという考え方で行きたいと思っています。


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Comments

競馬悟空さん、こんばんは^^

興味深く読ませていただきました(^^)/キャロってクラブはなかなか深いですね(^_^;)(笑)
今までも抽選がややこしいなと思ってましたが、今年さらに複雑になったんですね(>_<)
ただ、フラグを立てることになったということはしらばくこのシステムは続くでしょうね。
新規で入ろうとする者からすると、金額ではない部分で敷居が高い感じがします(T_T)(笑)
これまでもカタログは見てましたが、今年初めて様子見できて気になる馬が出てきたので、新規はそういうとこから入るのが正解かもしれませんね(^_^)v

Posted by: レプティリア | November 12, 2012 at 10:33 PM

競馬悟空さん久しぶりです。

私は社台にこだわる理由は勝馬と一緒にウィナーズサークルで記念撮影が出来るという事です。
本来は中央競馬も良い顔をしないのでしょうが、社台の馬が走らなくなったらと思うと暗黙の了解と言うところでしょうsign02
400口だと配当金も少ないですしねsign02

Posted by: 。 | November 13, 2012 at 01:11 PM

レプティリアさん、こんばんは!
キャロットは今年から実に複雑なシステムになってしまいましたが、確かに、翌年に影響するシステムになりましたので、私もこのシステムがしばらく続くと思います。
また、新規で9月の募集に臨んでも思うように出資できないと思います。
もしキャロットに新規入会を考えているなら来年の8月ギリギリまでなるべく粘って、最後の最後に出資して、9月からの募集の権利をゲットするのが賢いかもしれません。それまで欲しい馬が残っていれば・・という話ですが。。

Posted by: 競馬悟空 | November 13, 2012 at 07:40 PM

。さんお久しぶりです!
確かに社台・サンデーの40口クラブなら出資者の数自体が少ないですし、口取りのチャンスは大きいですよね。400口クラブだとどうしても限られた口取りの枠を会員同士で争うことにならざるを得ませんから。。
400分の1だと確かに配当金の破壊力も小さいです。私はなるべく毎週出走馬が出て欲しいというのもあり、配当は少なくてもいいので400口のクラブからも出資馬を選んでにぎやかに過ごしたいというのもあります。

Posted by: 競馬悟空 | November 13, 2012 at 07:47 PM

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