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January 2013

January 28, 2013

クロフネの実力

短評:「丈夫さが取り柄もクラブ馬は近年不振」

 今日は毎年クラブでコンスタントに募集されるクロフネ産駒についてです。調べた結果は、自分が思っていたイメージと違い、ちょっと意外でした。今回からG1、グリーン、シルク及びウインで募集された社台G生産馬も母集団に加えました。

Kurofune

(注)
・母集団は2006年産から2009年産までの4世代の社台RH、サンデーR、キャロット、東京HR、G1、グリーン、シルク及びウインで募集の社台グループ生産馬。
・募集馬のうち原則として、社台F、ノーザンF、白老F及び追分F生産馬のみを対象とする。
・馬主・・・社台GO→社台グループオーナーズの略。
・回収率・・・募集価格に対する獲得賞金の割合。100%を超えていれば募集価格分は回収したことになる。ただし維持管理費などは考慮されていない値なので、100%超だから利益が出ているというわけではない。
・表中ピンク色は回収率100%以上、グレーは未出走馬。


1.全体の回収率

全体 86.4%

 全体の回収率は86.4%とお世辞にも良いとは言えない数字になりました。自分のなかではもうちょっと活躍しているイメージがあったのでちょっと意外です。クラブ馬以外では牝馬ではクラシックを賑わせた馬もいましたが、クラブ馬は総じて低調というのが最近の傾向です。
 

2.牡牝別

牡馬 94.4%
牝馬 72.9%

 予想を裏切ってというか、牡馬ほうが高くなりました。クロフネというと牝馬の活躍馬が多いというのが定説で、実際賞金上位馬ば牝馬が多いのですが、最近のクラブ馬の傾向では牝馬は今一つです。1億円以上稼いでいる馬も牡馬のみでしたし、スリープレスナイトなどの引退後はクラブでは牝馬の活躍馬は出ていません。母集団の関係でたまたまこうなったとも言えますが、それでも、牝馬が良いと妄信するのはやめたほうがよさそうです。


3.東西別

東 84.6%
西 88.1%

 東西で差はほとんど出ませんでした。理由としては、あまり稼いでいる馬がいないから。要するに上級条件での活躍馬が少ないので、自然と東西の偏りが小さくなったということではないでしょうか。


4.生産牧場別

社台F 70.9%
ノーザンF 94.3%
白老F 55.0%
追分F 104.5%

 生産牧場別ではあまり偏りは見られず、どの牧場の生産でも低調というあまり面白くない結果になってしまいます。


5.クラブ別

社台RH 40.6%
社台GO 148.6%
サンデーR 70.7%
キャロット 98.0%
その他 101.0%

 社台GOが一番成績が良く、社台RHが低いですね。サンデーRでの募集馬も最近はあまり成績が良くないです。


6.打率・・・0.296

 打率はまあ良いほうではないでしょうか。そこそこ走る馬はコンスタントに出せるということでしょう。


7.長打率・・・0.037

 長打は少ないですね。1億円を超えるのは30頭に1頭くらいということですから、これは厳しいです。


8.三振率・・・0.222

 三振率もまあ及第点というところでしょうか。そんなに大ハズレが多いというわけでもないですね。


9.デビュー率・・・0.981

 デビュー率は.981と、非常に素晴らしいです。54頭中53頭が、頓挫があったとしても最終的にデビューまで漕ぎつけているわけで、この丈夫さは非常に素晴らしいですね。クロフネ産駒は丈夫なのが多いというイメージは正しいのだということがわかります。


10.総評

 現役時代の圧倒的なパフォーマンスから、種牡馬として大きな期待を集めていたクロフネですが、今のところ牡馬の大物は現れていません。カレンチャン、スリープレスナイトと牝馬の短距離馬では活躍馬を出しましたが、クラブ馬でもスリープレスナイトを最後に活躍馬は出ていません。今回の母集団の中でも、獲得賞金1億円を超えたのは2頭のみで、その2頭ともギリギリ1億円を超えた程度です。
 今回のデータから考えると、正直、あまり面白味のない種牡馬ということになってしまいます。牝馬のほうが活躍するというのが定説ですが、クラブ馬では最近はそうでもないですし、募集馬の価格自体も結構高めに設定されている馬が多く、そのせいで回収率も低くなってしまっています。
 かえって、東西とか牡牝の偏りとかがあれば、それに合わせて狙うというのもアリかと思うのですが、どのような条件で調べてもあまり偏りもなく、狙いづらいというのも困りものです。
 唯一明らかな傾向としては、安い馬は走っていないということです。どの種牡馬でも、あまり募集価格が安い馬は走っていないのですが、クロフネ産駒の場合は、募集価格が1,600万以下の馬の回収率は30.7%とかなり低いです。逆に2,600万以上の馬の回収率は107.8%と全体の回収率よりも高くなります。クロフネというのは、結構牝馬の能力を素直に継承する種牡馬なのかもしれないですね。ただ、2,600万以上の馬でも107.8%ですから、特に高い数字でもないですし、あまり強調材料にはなりません。
 ちなみに、今回の母集団でクロフネ×サンデーで回収率を調べると83.2%。母父サンデーだからいいってわけでもないです。また、母父をHalo系、要するにサンデー又はサンデー直仔で調べると96.8%と少し上がりました。それでも特に驚くような数字ではないですね。
 しかし、丈夫さだけは他の種牡馬を上回っています。クロフネ産駒に出資すれば、よっぽど運が悪くない限りはデビューできるわけです。一口馬主を始めるにあたって、デビューできないのだけは嫌だという場合は、実は魅力的な種牡馬ということになるかも知れません。
 クラブ馬からあまり活躍馬が出ていないのがやや不満ではありますが、募集価格が下がってくれば、その丈夫さを生かして楽しめる馬に今後も出会えるかもしれません。

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January 27, 2013

2013/1/27(日)結果

 今日は午後だけ東京競馬場に行ってきました。

【東京7R芝1800m500万下】

テンシンランマン (ハーツクライ) 2着
募集時評価 E-E-E-E

1

2

パドックでは牝馬ながら力強さがあり、仕上がりは良さそうに見えた。レースでは3番手で上手く流れに乗って、直線では満を持して抜け出し勝ったと思える脚だったが、ゴール前でディープインパクト産駒の切れ味に屈してしまった。それでも3、4着の良血馬は完封しているのだから、今日は相手が悪かったとしか言いようがないだろう。未勝利勝ちも混合戦で、今日も混合戦だったが、牝馬限定戦ならすぐに勝ち上がれるだろう。東京のような早い時計が出るコースのほうが向きそうなので、レース選択が鍵になるだろうが、自己条件でもトライアルでも、牝馬限定戦に出てくれば次は注目のレースになる。


レッドジャイヴ (アグネスタキオン) 7着
募集時評価 D-D-E-C

1_2

非常に硬い動きの馬で、募集時からその点は変わっていないように見えた。前にも一度パドックで見ており、肩の硬さはそのときも目立っていたが、今日は後脚も悪く言うと引きずるようなイメージで、とても好調とは思えなかった。少なくとも前回11月に東京で見たときよりも良いということはなかった。レースでは道中ややかかり気味で、直線も特に弾けることもなく7着。着順、着差ともに、上位とそんなに差があるわけでもなさそうだから、調子が良ければもっとやれそうに思えるのだが。一度立て直して出てきたときに改めて期待したい。


以下は写真のみです。

ヘルデンテノール

Photo


ハッピーモーメント

Photo_2


(注)左から、トモ-後脚-肩-全体のリズム、の評価です。
トモはトモの大きさ及び迫力で評価しています。後脚はクセがないか、スムーズか等で評価しています。肩は肩の出のスムーズさ、硬さで評価しています。全体のリズムはスムーズな全身運動ができているかを評価しています。

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January 26, 2013

2013/1/26(土)結果

 今日の3歳戦で気になったレースについてです。

【京都9R芝2400m梅花賞】

レッドルーラー (キングカメハメハ) 1着
募集時評価 D-B-A-C

7頭立ての少頭数でもあり、じっくりと最後方から進める。超スローになるのかと思いきや、そんなに極端に緩むこともなく、淡々としたペースに。3コーナー手前の上りから動き始め、先頭集団にとりつく。他馬も仕掛け始めて一団となって4角を回る。直線は大外から先頭に並びかけ、そのまま押し切ろうとするが、2着馬も粘り強く、ゴール前までの叩き合いを制して見事優勝。勝ち時計の2分27秒0はそんなに速くもないが、京都もかなり時計がかかっているので、この時計も悪くはなく、及第点だろう。やはり今日のような上りがそれなりにかかる競馬であれば、力を発揮できる。これで2勝馬となったので、次走はおそらくどこかのトライアルを使ってクラシックを目指すことになると思うが、楽しみになった。東京競馬場というよりは中山向きと思うので、トライアルで権利を取って皐月賞に出てくるようなら面白い存在になりそうだ。関係者の皆様優勝おめでとうございます。


【中京6R芝1200m未勝利】

★ペドレリーア (ネオユニヴァース) 14着
募集時評価 B-C-C-A

スタートで出遅れ。そのまま最後方をついて回って、4角では大外を回る。バテているわけでもないが特に伸びるわけでもなく14着。今日は1200m戦でスタートで出遅れた時点で勝負にはならないが、中京のようなパワーのいる芝も合っていないようだ。今回は休み明けでもあったし、一叩きして、次にローカルの軽めの芝に出てくればまた変わってくるだろう。


(注)左から、トモ-後脚-肩-全体のリズム、の評価です。
トモはトモの大きさ及び迫力で評価しています。後脚はクセがないか、スムーズか等で評価しています。肩は肩の出のスムーズさ、硬さで評価しています。全体のリズムはスムーズな全身運動ができているかを評価しています。

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January 25, 2013

牡馬と牝馬

 種牡馬の実力ということで色々な種牡馬の回収率を軸として調べているのですが、まだ途中ではありながらも、色々と気づくところもありました。

 今日の話は牡馬と牝馬についてです。
 以前、一口馬主の金言のところで、牡馬と牝馬で迷ったら牡馬を選べというようなことを書きました。確かに、1億円以上稼ぐような馬を常に狙っていくのならそれは間違いではありません。後でデータも出しますが、データの裏付けもあります。
 一方、回収率を重視した場合には必ずしもそうは言えないということがわかりました。

 種牡馬ごとに色々データを集めていて、今のところ、ディープインパクト、キングカメハメハ、ステイゴールド、シンボリクリスエス、クロフネ、ハーツクライ、マンハッタンカフェ、ネオユニヴァース、ゼンノロブロイ、スペシャルウィークというリーディング上位20位内に入る10頭についてだいたい調べ終わりました。これら各種牡馬のうち残ってるものついては、今後引き続き記事にしていきます。今日は中間集計というわけではないですが、これら10頭の産駒(2006年産~2009年産)全部をベースに、牡牝の差を見てみたところ、募集価格に対する回収率については、むしろ牝馬のほうが高くなってしまいました。

【回収率】
全体 121.6%
牡馬 117.8%
牝馬 129.7%

 もちろん、このデータの中にはブエナビスタやジェンティルドンナのような歴史的名馬も含まれているので、世の中全体に通じるデータではないと思います。あくまで社台G生産の募集馬に限定した場合のみではありますが、データ上は、牝馬のほうが回収率は高くなりました。
 リーディング上位20頭の種牡馬を全部調べればもう少し牝馬が下がりそうな気がしますが、それでも牡牝でそれほど差はつきそうもありません。
 結局のところ、社台Gの価格設定が絶妙だとも言えます。たまに、世界と比較して、牝馬が牡馬に比してこんなに安いのは日本だけ、などと言われたりもしますが、そんなことはなさそうです。最終的にはちゃんと辻褄の合った値段で募集されているということなのですね。

 ただ、やはり長打率では牡牝で圧倒的な差が出ました。

【長打率】
全体 0.073
牡馬 0.112
牝馬 0.030

 回収率では牡牝で差はつかなかったにもかかわらず、長打率(1億円以上稼ぐ確率)は、牝馬よりも牡馬のほうが3倍以上の高確率ということになります。結局牝馬の場合は、上級条件に行けばいくほど厳しくなっていき、オープンでそれなりにやっていけるような1億円以上稼ぐ馬というのはなかなかいないということですね。一方、条件戦でコツコツ値段なりに稼ぐというのであれば、牝馬でも十分楽しめる可能性が高いということです。

 まあ回収率と言っても、あくまで募集価格に対する回収率であり、維持費の分は考えていません。実際には安い牝馬で回収率が100%以上でも維持費のせいで実質かなりの損失ということもあります。したがって、牝馬のほうが回収率が良いから得だと短絡的には決められませんが、牝馬は損とは言えないということです。

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January 23, 2013

注目のスペシャルウィーク産駒(2011年産)

 今日はデータ上から注目すべきスペシャルウィーク産駒についてです。
 データ上は、まず関西馬であることが第一条件。次にノーザンF生産馬であることが第二条件。
 これらに該当するのは次の馬です。


東サラ 
24 シェアザストーリー11 (スペシャルウィーク) 牡 3,600万 石坂

募集時評価 A B C A

ノーザンファーム生産の関西馬で、所属厩舎は今をときめく石坂厩舎で何の不安もありません。後付けではありますが、半姉のレッドクラウディアも交流重賞を勝っていて、同じ石坂厩舎。これだけでも非常に期待できるでしょう。この馬の母父はLyphard系のコマンダーインチーフ。オープンで活躍中の皐月賞2着馬トライアンフマーチは同系のダンシングブレーヴを母の父に持っており、この馬にとって心強いデータと言えます。また、ノーザンF生産の関西馬で、かつ、募集価格が3,600万以上のスペシャルウィーク産駒は、今回の統計の中に7頭いて、そのうち6頭が回収率100%超。打率は.857ということになります。もちろん、その中にはブエナビスタも含まれていますが、ブエナを抜いても残りの6頭の回収率は約200%。もっと言うと、1億円以上稼いでいる馬3頭はすべてこの条件の中に入ってくるのです。ここまでのデータ上からは走る要素満載の馬ということになりますが、一点不安な点も。それは、スペシャルウィーク産駒でこの馬のようにHaloクロスを持つ馬の成績が芳しくないということ。まあ何もかも完璧な馬というのはいないでしょうから、不安点を考慮しても、それでも楽しみな馬であることには間違はなさそうです。


キャロ 
70 エンシェントヒルの11 (スペシャルウィーク) 牡 2,800万 松元茂

募集時評価 E C C C

この馬もノーザンF産の関西馬。所属厩舎は母と同じ厩舎ということになりますが、厩舎自体は最近はあまりパッとしていません。母父が同じMr. Prospector系の活躍馬にはゴルトブリッツがいるのは心強いですね。スペシャルウィークの牡馬はもう少し高額な馬から活躍馬がでているというのはちょっと不安ですが、楽しみもあると思います。


 さすが、皆目が高いというか、上記2頭はすでに満口です。せっかくなので、残口のある馬で条件に該当する馬がいないか探したところ、一頭いました。

シルク
56 ベルベットローブの11 (スペシャルウィーク) メス1,600万 今野

この馬もノーザンF生産で関西馬。所属厩舎は新人の今野厩舎となります。ただ新人ながら昨年は厩舎ランク的には、なかなかの成績を残した厩舎ですので侮れません。スペシャルウィーク産駒の牝馬は、最近ではブエナビスタを除くともう一つパンチが足らない馬が多い感じです。募集価格1,600万以下の馬は15頭いて、5頭が回収率100%超。打率は丁度3割。ただ、その15頭の回収率は71.4%と、全体の平均を下回ってしまいます。また5,000万以上稼いだ馬もいません。この馬も一発長打を狙うというよりは、コンスタントに使って、募集価格を回収するという感じかもしれません。値段は安いですが、半兄には重賞2着のアドマイヤサガスがおり、また叔父にはG1馬もいます。もしかしたらの可能性は秘めていると思います。


 スペシャルウィーク産駒はつかみどころのない感じではありますが、データ的には偏りが出やすい種牡馬でしたので狙いやすいかもしれません。来年以降も募集馬でいい馬がいれば、まだまだ見限れないと思います。


(注)左から、トモ-後脚-肩-全体のリズム、の評価です。
トモはトモの大きさ及び迫力で評価しています。後脚はクセがないか、スムーズか等で評価しています。肩は肩の出のスムーズさ、硬さで評価しています。全体のリズムはスムーズな全身運動ができているかを評価しています。

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January 22, 2013

2013/1/21(月)結果

 先週雪で中止された分の続行競馬が今日行われました。気になった3歳戦についてです。

【中山11R芝2000m京成杯GⅢ】

★ホワイトフリート (クロフネ) 12着
募集時評価 B-A-C-A

今日はTVのパドックを見た限りでは、今までで一番チャカつくというか、ちょっと気が乗り過ぎている感じはした。ただ、非常にしっかり歩けていて、調子自体は良さそうに見えた。スタートは上手く出たが、前も結構速く、レース自体も流れたのもあり、中団で進む。ペースとしては平均ペースだったが、向こう正面を過ぎて、ペースが上がり始めたところからぎこちない走りになっていき、4角手前で早くも集団から脱落。先行したわけでもないのに、バテた馬をかわすこともなく最下位での入線となった。今日の走りを見る限り、やはり芝では、少なくともオープンでは通用しないということが明らかとなった。ただ、むしろここまで大敗すると芝に未練がなくなって、かえってこれからのローテーションを考えた場合には、将来的には良かったかもしれない。血統的には芝がダメとも思えないが、馬というのは本当に難しい。今後はダート路線に戻って、また違ったパフォーマンスを見せてくれることだろう。


(注)左から、トモ-後脚-肩-全体のリズム、の評価です。
トモはトモの大きさ及び迫力で評価しています。後脚はクセがないか、スムーズか等で評価しています。肩は肩の出のスムーズさ、硬さで評価しています。全体のリズムはスムーズな全身運動ができているかを評価しています。

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January 21, 2013

2013/1/19(土)、1/20(日)結果

 土日で気になった3歳戦の結果です。

1/19(土)

【京都5R芝1600m未勝利】

★レッドジゼル (アグネスタキオン) 1着
募集時評価 B-A-C-B

スタートから前につけて3番手で進む。最初の1ハロンは皆出方をうかがうような感じで遅く、中盤もマイル戦にもかかわらずペースが上がらない流れ。4コーナーまで前の順番に変化はなく、4角を回る。前に行った2頭は人気馬で、かつ楽な流れで競馬していたこともあり、また、平坦コースでもあるためなかなか止まらず万時休すかと思われたが、鞍上の必死の追いで、最後の最後に前2頭をとらえて優勝。レース自体が楽な流れで、勝ち時計も評価はできないということもあり、正直今日のレースだけではすぐに上で通用するかどうかは判断しがたい。ただ、この馬の場合は気性面の不安が付きまとうが、その点については今回かなり進境が見られたのは今後必ずプラスになるだろう。新馬戦から混合戦にこだわって使い続けてきて、ここできっちり結果を出せたのは今後の自信につながるはずだ。鞍上の言うとおり、もっと終いの脚がしっかりしてくれば、牝馬限定戦ならば上でも通用しそうだ。関係者の皆様優勝おめでとうございます。


1/20(日)

【京都5R芝1800m未勝利】

マズルファイヤー (ホワイトマズル) 1着
募集時評価 B-C-A-C

ハナを切った馬がやや暴走気味に飛ばす中、この馬も離れた2番手をキープする。4角手前で先頭を走っていた馬が後退して押し出されるかたちで、早めの先頭となる。直線に入ると、そのままほぼ追うところなく後続を突き放し、最後は流してゴール。後続に4馬身差をつけた。大型馬で、すごく速い脚があるタイプではないということもあり、今日のように先頭が飛ばしてくれて、上りがかかってくれたほうがレースはしやすいだろう。今日は楽勝だったが、クラスが上がれば相手関係も厳しくなっていくので、今日のような簡単なレースにはならないだろう。ただ、強いメンバーの中に入っても、レースがそれなりに流れてくれれば上位に来れるタイプだと思う。産駒数は少ないが時おり大物を出すホワイトマズル産駒だけに今後も楽しみだ。関係者の皆様優勝おめでとうございます。


(注)左から、トモ-後脚-肩-全体のリズム、の評価です。
トモはトモの大きさ及び迫力で評価しています。後脚はクセがないか、スムーズか等で評価しています。肩は肩の出のスムーズさ、硬さで評価しています。全体のリズムはスムーズな全身運動ができているかを評価しています。

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January 18, 2013

スペシャルウィークの実力

短評:「不世出の名馬を出した3割バッターだが長打少ない」

 種牡馬の実力の4回目はスペシャルウィークです。シーザリオやブエナビスタという牝馬の名馬を輩出する一方で、最近はゴルトブリッツなどのダートホースも出しています。牝馬のほうが走るというイメージの種牡馬ですが、果たしてどうでしょうか。 

Special

(注)
・母集団は2006年産から2009年産までの4世代の社台RH、サンデーR、キャロット及び東京HRの募集馬。
・募集馬のうち原則として、社台F、ノーザンF、白老F及び追分F生産馬のみを対象とする。
・馬主・・・社台GO→社台グループオーナーズの略。
・回収率・・・募集価格に対する獲得賞金の割合。100%を超えていれば募集価格分は回収したことになる。ただし維持管理費などは考慮されていない値なので、100%超だから利益が出ているというわけではない。
・表中ピンク色は回収率100%以上、グレーは未出走馬。


1.全体の回収率

全体 171.7%(84.7%)

 全体の回収率は、素晴らしいものとなっています。しかし、これはお気づきかとは思いますが、ブエナビスタが引っ張り上げてしまっているのが原因です。ブエナビスタを抜いて計算した数字がカッコ内の84.7%という数字です。ブエナビスタを除いてしまうと、近年はパッとしないということになると思います。


2.牡牝別

牡馬 83.0%
牝馬 368.8%(88.5%)

 牡牝別でも同様の事象が起きます。ブエナを入れれば牝馬が圧倒的になってしまいますが、ブエナを除けば、牡牝の差はほとんどないと言えるでしょう。回収率に関しては、そんなに牡牝の差はなさそうです。


3.東西別

東 33.5%
西 250.7%(113.3%)

 東西別に関しては、露骨な偏りが出ました。関東馬は最近はほとんど壊滅と言えるレベルの体たらくと言えます。ブエナを抜いてもその差は歴然としていますので、スペシャルウィーク産駒は関西馬を選ぶのがセオリーとなりそうです。


4.生産牧場別

社台F 57.0%
ノーザンF 240.1%(95.4%)
白老F 65.4%
追分F 133.0%

 生産牧場別ではノーザンFが有力でしょうか。追分Fがデータ上では上になりますが、4頭しか対象がいませんし、いずれも獲得賞金は多くはありません。ノーザンF生産馬のほうが信頼性は高そうです。


5.クラブ別

社台RH 80.5%
社台GO 54.4%
サンデーR 305.9%(61.9%)
キャロット 119.1%

 ブエナを除くとキャロットが1位になります。ただ、クラブによってそれほど大きな差はないとも言えます。


6.打率・・・0.302

 回収率100%超の割合は3割を超えています。当たり外れの大きい種牡馬というイメージでしたが、意外と、そこそこ稼ぐ馬が多いというのが最近の傾向のようです。


7.長打率・・・0.057

 最近ではブエナビスタ、以前にはシーザリオと、クラシックを沸かせたり、歴史的名馬となった馬を輩出している割に、実は長打は少ないというのが現実です。この辺が牧場側から見切られつつある原因のような気もします。


8.三振率・・・0.226

 もっと高い値が出るかなと思ったら、意外とそうでもありませんでした。三振率0.226というのは、むしろ結構いいほうだと思います。


9.デビュー率・・・0.925

 デビュー率は9割を超えており、まあ良いほうと言えるでしょう。


10.総評

 なんと言っても、ブエナビスタという名馬を出しているわけですから、もっと評価されても良さそうなものですが、牧場側の評価は意外と低いスペシャルウィーク。牡馬で活躍馬が出てこない、当たり外れが大きいというイメージですが、言われているほど牡馬が走らないわけでもなければ、当たり外れが大きいとも思えません。
 実際募集馬の3割は募集価格は回収できているわけですし、また三振率も低めのため、箸にも棒にもかからない馬というのは少なめかと思います。
 しかしながら、やはりブエナビスタに続くような長打が少ないのが、牧場側から好かれない一番の原因でしょう。あと、打率は3割超えているといっても、回収率はブエナを除くと84.7%ですし、募集価格を大きく上回る賞金を稼ぐ馬は少ないということでもあります。
 そんなスペシャルウィーク産駒をデータから選ぶ際のポイントは、まず関西馬を選ぶこと。なぜここまで極端な差が出るのかはよくわからない部分もありますが、一つ言えるのは、ノーザンF生産馬の有力馬はほとんど関西に所属する傾向があるので、ノーザンF生産馬が幅をきかしている種牡馬の産駒については、関西に良績が偏る傾向が顕著になる気がします。
 ためしに、関西馬でノーザンF生産馬を選ぶと、打率は0.556に上り、回収率はブエナを抜いても147.2%となります。ノーザンF生産馬の関西馬。これがスペシャルウィーク産駒のポイントになりそうです。
 最近では、ブエナビスタを例外として処理すれば、言われているほど牡牝の差はなく、牡馬だからダメということはありません。ただ、ブエナ級の場外ホームランの可能性に賭けたいということであれば、牝馬を狙うのもアリかもしれません。
 クラブ別では、実はキャロットとは相性がいいというのが面白いですね。2011年産も、社台RHやサンデーRでは募集馬はいないのにもかかわらず、キャロットでは4頭も募集馬がいるというのも不思議です。狙ってみるのも面白いかもしれないですね。

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January 17, 2013

馬券と税金のつまらない話

 今日は以前に、チラッと言いましたが、例の馬券の税金について、税金の法律上の建前から現実的な内容までを一通り考えたいと思います。
 一口馬主に直接関係する部分は最後まで読んでも出てきませんので、暇で仕方ないとか、飲み会のネタにしたいとか、そういう人だけお読みください。
 感情論は抜きにして、なるべく税法の条文に沿って考えたいと思いますので、読んでるうちに腹が立つかもしれませんが、その辺はあらかじめご了承ください。
 なお、すでに馬券購入時点で25%のテラ銭を取られて、その一部が国庫に入るにもかかわらず、払い戻し時にも課税されるのは二重課税であるという議論についてはここでは触れません。基本的には課税のタイミングが違うので二重課税にはならないというのが結論になるかと思いますが、今回はあくまで払い戻し時の課税の話だけです。

 まず、昨年末に話題になった、馬券で1.5億儲けたら6億くらいの税金を払えと税務署に言われたという話についてですが、要約すると次の通りです。

*** 要約 ***

・会社員のAさんは7~8年前から、市販の競馬予想ソフトをベースに独自のシステムを構築し、インターネット上で馬券を購入するようになった。

・そして、JRAで開催されている期間の全競馬場のほぼ全レースの馬券を購入し続けていた。

・当初の資金は100万円だったが、順調に増え続け、過去5年間の馬券の収支は、購入金額が合計約35億円、配当金額が合計約36億5千万円となり、5年間で約1.5億円の黒字となった。

・合計としては約36億5千万円の配当を得たことになっているが、実際に口座に入金されていたのは、あたりまえではあるが、購入金額との差額がまとめて週明けの月曜日にJRAから入金されていただけで、口座の残高は多いときでも数千万円だった。

・ その後Aさんは、国税当局から上記競馬の収支について「一時所得であるため、的中レースの的中した買い目以外の購入金額は一時所得の支出した金額としては一切認められない」として、実際の所得(もうけ)ではなく、約36億の収入金額から、的中レースの的中した買い目の購入金額(収入の5%程度)を差し引いた金額である約35億円に対して課税処分を受け、6億円以上の追徴税額が生じた。

*****


 さて、上記の話の要約を踏まえて、順を追って、馬券と税金の関係について考えていきたいと思います。


1.馬券のもうけは課税されるのか

 個人の所得(もうけ)に課される税金は、普段我々が給料から源泉徴収されている、要するに「天引き」されている「所得税」だということは誰もがわかっていることだと思います。
 では馬券のもうけは、そもそも課税なのか?宝くじは非課税だってきいたことあるけど、なぜ馬券は課税なのか?と疑問に感じるかもしれません。
 所得税法においては、非課税のものについては、所得税法の本法(法律そのもの)で定められており、そこで定められている非課税項目以外のものについてはすべて課税となります。
 宝くじの当選金については、所得税法よりも優先されて効力を発揮する特別法である「当せん金付証票法」で「非課税」と定められています。一方、馬券のもうけについては、所得税法本法においても、他の法律においても、非課税の定めはありませんので、自動的に課税となるわけです。


2.所得税の区分

 話を進める前に、所得税の計算について説明しなければなりません。所得税では、個人の所得(もうけ)を10種類の所得に区分しています。それぞれの所得の金額に応じて色々な控除や特別な計算があるわけです。所得税の計算は結構面倒で、4段階に分けて計算していきます。

 まず、個人の所得(もうけ)を、利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得、給与所得、退職所得、山林所得、譲渡所得、一時所得及び雑所得の10種類に区分して、「各種所得の金額」を計算するまでが、所得税の計算の第1段階です。

 次に、その各種所得の金額を合計したり、一定の所得については、損失がある場合は他のもうけと通算したり(損益通算)し、さらには、前年に一定の損失が生じていた場合は、それを本年に繰り越して控除(繰越控除)したりして、「課税標準額」を求めます。ここまでで第2段階の計算が終了です。

 さらに、その「課税標準額」から、各種の「所得控除」を差し引きます。所得控除は結構なじみがあると思います。健康保険や年金などの金額が控除できる社会保険料控除や、1年間に10万円以上の医療費の支出があった場合には医療費控除の適用があります。それらの控除を「課税標準額」から差し引いて、「課税所得金額」を算出します。これで第3段階。

 最後に、その課税所得金額に一定の方法で5%~40%の税率に応じて計算した金額が「算出税額」という、まあ簡単に言うと納付すべき税額になります。住宅ローン控除とかがある場合はこの算出税額から、さらにその金額を控除した金額が実際に納付する額となります。

 馬券の税金お話からかなりずれてしまった感じがしますが、ここの部分を説明しないと、最終的に上記の事件の大事な部分が理解できなくなってしまうので、あえてくどくどと説明しております。


3.馬券のもうけは何所得?

 さて、所得税法では10種の所得があって、それぞれで計算方法が違っていたりするということは上で説明しました。ということは、個人の所得(もうけ)は、それが何所得になるかで税額が変わってくるわけです。したがって、そのもうけが何所得に該当するのかというのは非常に重大なことなわけです。
 馬券のもうけは、「一時所得」に通常区分されます。しかし、これについては、所得税法やその他の法律に明文があるわけではありません。所得税法では「各種所得の金額(第1段階の金額)」の一時所得に区分されるのは次のような所得であると記されています。

 「一時所得とは、利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得、給与所得、退職所得、山林所得及び譲渡所得以外の所得のうち、営利を目的とする継続的行為から生じた所得以外の一時の所得労務その他の役務又は資産の譲渡の対価としての性質を有しないものをいう。」

 まず、馬券のもうけは、まず不動産所得等の上記いずれの所得にも該当しないのは明らかです。
 
次に、馬券のもうけというのは、通常、あくまで通常ですが、土日に趣味の範囲で、お小遣いの範囲内で購入し、偶然性を含みながら当たったり外れたりしながら生じるものです。少なくとも、月給取りであれば、馬券のもうけで生活しようとは思っていないはずです。とすると、「営利を目的とする継続的行為」ではありません。ここでいう「営利」とは、事業(業務)活動による利益であり、単なる偶然の産物のもうけは対象としていないと考えるのが普通です。また「継続的行為」についても、業として反復継続して行うことを前提にしていると考えられます。いずれにしても馬券の購入は、通常、「営利を目的とする継続的行為」ではありません。

 また、馬券のもうけというのは、毎週毎週発生するものでもないというのは私を含めて全員が同意できると思います。ひどいときは、1か月負けっぱなしなんてのも良くある話です。そう考えるとまさに「一時の所得」と言えます。

 さらに、馬券は誰かのためにサービスとして買うものではなく、自分の愉しみとして買うものです。また、家のテレビや冷蔵庫と交換してもらうものでもないため、「役務の提供」でも「資産の譲渡の対価」でもないことは明らかです。

 そう考えると、我々が普段自分の愉しみとして買った馬券のもうけは、一時所得の意義とぴったり合致するわけです。


4.一時所得の計算

 ということで、普段愉しみとして買う馬券のもうけについては一時所得であるということで誰も異論はないと思います。まあ、異論があってもいいのですが、これに異論をはさむと、結局自分が損をすることになります(理由は後でわかります)。
 では、一時所得の計算方法はどのようになっているでしょうか。上でいうところの、「各種所得の金額(第1段階の金額)」の計算の仕方です。
 これについては、所得税法第34条で次のように定められています。

 「一時所得の金額は、その年中の一時所得に係る総収入金額からその収入を得るために支出した金額(その収入を生じた行為をするため、又はその収入を生じた原因の発生に伴い直接要した金額に限る。)の合計額を控除し、その残額から一時所得の特別控除額(最高50万円)を控除した金額とする。」

 馬券のもうけに置き換えて考えてみましょう。

 例)10万円分の馬連(1点1万円の10点買い)で100万円の払い戻しを受けた。

 ①100万円(総収入金額)-1万円(支出した金額)=99万円
 ②99万円-50万円(特別控除額)=49万円(一時所得の金額)

 ここで大事なことは、収入から差し引くことのできる「支出した金額」が買い目全部の10万円なのか、それとも、的中した買い目の1万円のみなのかということです。
 上記の条文では「支出した金額」は「その収入を生じた行為をするため、又はその収入を生じた原因の発生に伴い直接要した金額に限る」となっています。この「その収入を生じた原因の発生に伴い直接要した金額」というのが、「的中した買い目の1万円のみ」だというのが国税側の主張です。
 国税側はそう解釈したとしても、この条文だけでは、買い目全部の10万円なのか、それとも、的中した買い目の1万円のみなのかは断定はできないとも思えます。

 この「支出した金額」と対比されるのが、不動産所得、事業所得、雑所得等の「必要経費」です。
 「支出した金額」という言葉は馴染みがなくとも、「必要経費」はよく聞く言葉です。この必要経費というのは、不動産所得、事業所得、山林所得及び雑所得のみに認められている概念ですが、次の通り所得税法で規定されています。

 「その年分の不動産所得の金額、事業所得の金額又は雑所得の金額の計算上必要経費に算入すべき金額は、別段の定めがあるものを除き、これらの所得の総収入金額に係る売上原価その他当該総収入金額を得るため直接に要した費用の額及びその年における販売費、一般管理費その他これらの所得を生ずべき業務について生じた費用の額とする。」

 「支出した金額」の説明と一部違っています。どこだかわかるでしょうか。
 「支出した金額」の説明では、「その収入を生じた原因の発生に伴い直接要した金額」となっていたものが、「必要経費」の説明では「総収入金額を得るため直接に要した費用の額」となっています。

 「必要経費」のほうでは、「直接に要した費用の額」として、ある意味包括的に、収入を得るための費用は大体全部必要経費になるという概念であるのに対し、「支出した金額」のほうは、わざわざ、「その収入を生じた原因の発生に伴い」と前置きがしてあります。条文の内容が違うということは、当然、意味があって違うわけです。
 国税側の考え方は、おそらく以下の通りと思います。

 もし、馬券のもうけが、雑所得であるならば、「必要経費」となるので、「直接要した費用の額」である馬券購入金額全額が総収入金額から控除されてしかるべきである。しかし、一時所得である以上、「その収入を生じた原因の発生に伴い直接要した金額に限る」のであるから、「的中した買い目の1万円のみ」が「支出した金額」となると考えるのが妥当である。

 確かに、言われてみれば法律の条文を読む限り、国税側の言っていることは間違っていない気がします。


5.雑所得ってことでいいんじゃないですか?

 ここまで読むと、じゃあ、そういえば一口馬主の税金も確か雑所得だったし、競馬も毎週やってるわけで継続的だとも言えるし、一時の所得なんて面倒なこと言わないで、馬券のもうけも雑所得ってことにすればいいんじゃない?それで解決でしょ、と思うかもしれません。
 ところが問題はそうは簡単にはいきません。馬券の所得(もうけ)を雑所得に区分してしまうと、WIN5が的中したときにひどい目にあいます。

 その理由は、「2.所得税の区分」で説明した「課税標準額(第2段階の計算)」にあります。

 実は、一時所得というのは、納税者にとって、とても有利な所得区分なのです。なぜかというと、なんと太っ腹なことに、一時所得の金額は、第2段階の課税標準額の計算において、1/2になってしまうのです。課税標準額が1/2になるということは、税金が半分(超過累進税率を考慮すると半分以下)になるということですから、これはとてつもなく有利な所得区分なのです。
 だから、馬券のもうけが一時所得に区分されているのは、納税者側から見れば大ラッキーです。
 どれくらい有利かは以下の計算の差を見れば一目瞭然です。

(例)馬券以外の所得が1,800万円だった人がWIN5で100円馬券を購入し、2億円の払い戻しを受けた。
※超過累進税率の計算が面倒になるので、所得1,800万円というお金持ちがWIN5により支払う税金のみを計算しています。また所得控除は全額馬券のもうけ以外から既に差し引かれている前提です。

(1)馬券のもうけが一時所得の場合

①第1段階
 2億円(総収入金額)-100円(支出した金額)=199,999,900円
 199,999,900円-50万円(特別控除額)=199,499,900円(一時所得の金額)

②第2段階、第3段階
 199,499,900×1/2=99,749,950→99,749,000円(千円未満切捨)

③第4段階
 99,749,000×40%=39,899,600円(所得税額)


(2)馬券のもうけが雑所得の場合

①第1段階
 2億円(総収入金額)-100円(必要経費)=199,999,900円

②第2段階、第3段階
 199,999,900→199,999,000円(千円未満切捨)

③第4段階
 199,999,000×40%=79,999,600円(所得税額)


 なんと、恐ろしいことに、馬券の所得が雑所得になってしまうと、税金が4千万円も増えてしまいました。
 これが上のほうで予告しておいた、一時所得であるということに異論をはさむと自分が損をするという理由です。

 普通に、普段の愉しみとして馬券を買っている人からすると、雑所得に区分されるのは受け入れがたいということがよくわかると思います。

 結構、税金のことって、わかっていない人が多いのです。以前ある日曜の朝の番組では、弁護士が、「宝くじは非課税ですけど、競馬や競輪の払戻金は半分くらい税金で持って行かれてしまいます」などと真顔で大嘘を言っていました。この方は一時所得は課税標準の計算で1/2になるということを知らなかったんですね。
 今回の件も、色々なニュースの記事を読みましたが、意外と大事な部分を無視して、馬券のもうけが一時所得に区分されるのは通達を根拠としているだけだとか、雑所得に区分してはずれ馬券を必要経費とすべきだという内容の記事も散見されました。
 ここまで来ると、そんな簡単な問題じゃないんだということをご理解いただけるのではないかと思います。


6.落としどころはあるのか

 しつこく、一時所得の「支出した金額」に話を戻しますが、この支出した金額の計算においては、「その収入を生じた原因の発生に伴い直接要した金額に限る」のであるから、「的中した買い目の1万円のみ」が「支出した金額」となるという話は、所得税法の本では非常に有名な内容で、どの本にも一時所得の解説をするときに出てくるくらいの、ある意味今までは、「あたりまえ」の話だったわけです。
 所得税法が考えられた頃は、まさかPCやスマホで馬券を買いまくる人が現れるなんて想像もしてなかったわけですし、そもそも期待値が75%のギャンブルで勝つ人間が出るということも前提としていないわけです。いたとしても、それはごく一部の例外で、まさしく、たまたまWIN5や3連単の高額払い戻しを受けたラッキーな人だという前提なのです。そのラッキーな人から、払い戻しの半分近くもむしり取ったら、あまりにかわいそうだし、夢も希望もないじゃないかということで、一時所得に区分され、課税標準が半額サービスになっているわけです。

 だから、国税側としては、一時所得に区分しているのは納税者有利のはずなのに、それに文句をつけるなんて!という気持ちもあるでしょうし、それ以前に、先ほど申し上げた通り、「あたりまえ」のことを変更するのは容易なことではないのです。
 
 ただ一方で、この渦中のAさんは馬券のもうけを全額使わずにとっておいたとしても、約1億5千万円の現金しかないわけで、6億円も課税されても、ない袖は振れないわけです。
 ここは、国税側も理解できているはずです。理解できていないとすれば、よっぽど気が触れているとしか思えません。そもそも税金というのは、「担税力」、文字通り税金を担う余力のある人から徴収するというのが前提です。このAさんの場合、6億円は払いたくても払えない、まさしく「担税力」はないわけです。
 明らかに担税力がない人から取ろうとするのは、行政コストの無駄ですし、誰も得をしません。その行政コストは、それこそ我々の税金が原資なのですから。

 以上のことを踏まえて、落としどころを考えてみたいと思います。

 まず、馬券のもうけを全部雑所得に区分するというのは、私は受け入れられません。おそらく多くの人もそう考えると思います。なぜならほとんどすべての競馬ファンにとって不利な変更になるからです。これで有利になるのは、独自の予想ソフトを駆使して全レースで機械的なベッティングを行う人だけでしょう。これはJRAが予定している従来の競馬ファンの利益にもならないでしょう。

 次に、従来通り、国税側の主張通りに馬券のもうけすべてを一時所得とするというのは、今回のような別に犯罪行為を行ってるわけでもない人の人生が破滅してしまいます。今までの教科書通りのやり方では、今回のような誰も得をしない無益な争いが繰り広げられるだけです。

 落としどころとしては、上記を融合させ、いわゆる一般の競馬ファン、馬券ファンに該当する人は、今まで通り一時所得として課税する。一方で、独自の予想ソフトを駆使して、もはや趣味や余暇とは言えない程度の「業務」として馬券を買う人の所得は雑所得とするしかないでしょう。

 じゃあ、一般の競馬ファンと、業務規模の馬券購入者とをどうやって区別するのかが問題です。
 まず、競馬場での購入は一時所得で問題ないでしょう。だって機械的に大量ベッティングしようとしても、マークカードを書いているうちに時間切れですから、これは心配無用です。
 問題は、即PATなど、インターネット経由で独自の予想ソフトを駆使して機械的に購入している人をどうやって割り出すかということです。
 これは、JRAが全PAT会員のBET数を調べることにより対応可能かもしれません。おそらく、予想ソフトで大量のBETをしている人というのは、ごく一部、全体の0.01%くらいとか、そんなところでしょう。そういう人は、BET数が突出して多いはずですので、そういう人に対しては、JRAが個別に警告を出すなり、国税側に報告するなりすれば、割り出して課税することが可能でしょう。

 これならば、従来の一時所得という解釈も維持され、国税側の威厳も保たれますし、今回のAさんのような人にとっても、純粋な「もうけ」に対して課税されるので、納税の原資がないというような悲惨な状態は発生しません。

 でも、これをやったら、PATの会員は減りそうですね。足がつくなら競馬場やWINSで馬券買うわってことで。一方で競馬場やWINSに人が戻ってくるかもしれませんね。

 まあ、上記の落としどころというのは、私が考えた稚拙なアイデアに過ぎませんので、今後関係各所を含めた議論の末に、良い落としどころが見つかることを期待したいです。

 競馬を含めギャンブルというのは、いつの日も日陰者です。まじめに働いて稼いでいる人がバカをみないように、ギャンブルに課税が行われるというのは、社会秩序を維持していく以上必要不可欠であるという議論がなくなることは今後もありません。

 ただ、余暇で愉しむ人が不利益を被らないように、国税を含めた関係各所に配慮をお願いしたいですね。


※上記内容は個人の感想であり、上記案件の裁判等には一切関係がありません。ただの競馬好きのバカの感想文だということをご理解ください。


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January 16, 2013

注目のゼンノロブロイ産駒(2011年産)

 今日は調べたデータから注目のゼンノロブロイ産駒を探したいわけですが、そうは言っても、データ上は残念な結果しか出ていない状態です。そういうわけで、走りそうな馬を探すのは非常に難しいですね。結局、結論としては非常につまらないのですが、全兄・全姉が活躍している馬に注目することにしました。


東サラ 9 ダンスーズデトワール11 (ゼンノロブロイ) 牡 3,600 藤沢和
募集時評価 C B C B

東サラの一次募集で抽選即満口になった数少ない募集馬です。この馬は以前牧場でも見たことがある馬で、その時はまだまだ子供でした。最近の写真でもまだ子供っぽいですが、順調に育成が進んでいるようです。ゼンノロブロイ産駒では今のところ圧倒的に実績のある社台ファームの生産馬であり、所属厩舎も昨年から勢いを盛り返しつつある藤沢厩舎です。見学したときにご対応いただいた牧場の方も、走ってもらわないと困る、走らないわけがないというようなことをおっしゃっていたのを覚えています。全兄は昨年重賞勝ちしたルルーシュで、同じ藤沢厩舎所属。兄弟で同じ厩舎というのは血統的な特徴をあらかじめ理解してもらえますし心強いですね。


サンデーR 111 レーゲンボーゲンの11 (ゼンノロブロイ) メス2,600万 牧
募集時評価 C-B-B-A

最近の写真を久しぶりに見ましたが、やっぱりいい馬ですね。非常に見栄えがする馬です。全姉は重賞勝ちのアニメイトバイオです。所属厩舎も全姉を同じ牧厩舎ですし、楽しみです。データ上ではノーザンF産馬は回収率は良くなかったですが、全姉のアニメイトバイオもノーザンF産ですし、全然走っていないわけではありません。11年産はノーザンFからも活躍馬が出るでしょう。この馬も走らないわけがないと思える馬ですね。


 上記2頭は当然のごとくすでに満口ですので、現在残口のある馬の中からも1頭選んでみました。

東サラ 11 アルウェン11 (ゼンノロブロイ) メス 1,600 鹿戸
募集時評価 B D E D

昨年までオープンで頑張っていたギンザボナンザの全妹です。スッキリした馬体でしたが、ようやっと馬体重も増えてきて、良くなってきました。ちょっと気性的にピリッとしたところがあるらしいので、その点は少し心配ですが、順調に調整が進められているので楽しみです。この馬は全姉とは違う厩舎に所属ですが、所属厩舎自体は、関東では安定した成績を出している良いほうの厩舎に変わることになるので、プラマイゼロと考えてよいのではないでしょうか。この馬もこの先順調にいけば楽しみです。


 上記の3頭以外にも、もちろん、ブエナビスタやレーヴディソールの半妹、ジェンティルドンナの半弟など、11年産は注目のゼンノロブロイ産駒がいますので、どういう結果が出るか非常に楽しみですね。


(注)左から、トモ-後脚-肩-全体のリズム、の評価です。
トモはトモの大きさ及び迫力で評価しています。後脚はクセがないか、スムーズか等で評価しています。肩は肩の出のスムーズさ、硬さで評価しています。全体のリズムはスムーズな全身運動ができているかを評価しています。

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January 15, 2013

2013/1/13(日)、1/14(月)結果

 月曜日の中山の5R以降は、なんと降雪のため中止になってしまいました。中止分は翌週に行われるということです。関東地方は公共の交通機関も乱れる大雪でしたのでやむを得ませんね。私も月曜は中山に行くつもりでいましたが、行けませんでした。というわけで、競馬場には行っていませんが、3歳戦で気になったレースについてです。


1/13(日)

【京都6R芝1800m新馬】

レッドクラーケン (メイショウサムソン) 8着
募集時評価 E-D-C-C

外枠だったが、スタートもきちんと出て外から3番手につける。新馬戦特有の緩い流れを3番手につけたまま、うまい具合に内の良い馬場を選んで4角まで進む。4角ではいい感じで前に並びかけようとするが、速い脚がない感じで、前には並べず、直線コースでは、決してバテてはいないが、切れ負けして8着。血統的にも、見た目にも、もっと長い距離のほうが力を出せそうだ。長距離で決め手勝負にならない展開なら上位に来ると思うので、コース、当日の馬場状態次第で結果が変わってくるだろう。


アティトラン (チチカステナンゴ) 9着
募集時評価 A-F-A-A

スタートで出遅れ、最後方から内を回ることになる。道中は後方4番手。4角では外に出し、大外から追い上げる。4角の時点で、今日の馬場状態ではすでに圏外の位置取りだったこともあり、直線伸びるも9着まで。まずはスタートをきちんと出ないことには今後も勝負ならないので、その点を改善することが先決だろう。今日のレースでもまたく見どころがなかったわけでもないので、スタートを決めれば、今日の競馬とはまったく違う展開になると思うので、次走に期待したい。


レッドサクセサー (シンボリクリスエス) 10着
募集時評価 D-E-D-D

スタートからいい位置を取ろうと押していくが、あまり前に行けず中団からの競馬。道中もやや押していくような感じも見え、3角の手前から外に出して位置を押し上げようとしていく。しかしペースが上がったところで思うようについて行けない感じで4角では大外を回ることに。直線でも大きくバテた感じではないが、特に伸びもなく10着。厩舎も良くなるのはまだ先と言っていたように、やはりまだ仕上がっている馬とは差のある感じだった。今日はとりあえず経験を積んだと割り切って、一息入れた後には良血馬でもあるし、また変わってくるだろう。


1/14

【京都10R芝1400m紅梅S】

レッドオーヴァル (ディープインパクト) 1着
募集時評価 C-D-D-D

普通にスタートを切ったが、前に行こうとする馬が多く、後からの競馬になる。古馬オープンの1200m戦で1分10秒かかる重馬場にもかかわらず2ハロン目が10秒8の暴走気味のペースの中、落ち着いてマイペースでレースを進めていく。4角手前で前に近づいてき、4角では自信を持って大外に出す。楽な手ごたえのまま、手綱を動かすと先頭に並びかけ、残り100mでムチを入れるとアッと言う間に後続を突き放して3馬身差の楽勝。勝ち時計は1分23秒5で、古馬オープンの1200m戦の時計を考えると、相当に優秀だ。鞍上も、この馬の力を信じて、迷いのない騎乗ぶりだった。相手が弱かったとか、ペースが速くて前が潰れたとか色々言うこともできなくはないが、普通に考えて、この馬自体が強いということで間違いないと思う。今後どう使っていくのか定かではないが、問題となりそうなのは距離のみだろう。過去の経験上、1400m以下でこういう強い競馬をする馬というのは、距離が持たない可能性が非常に高い。それでも、マイルまでなら多分大丈夫ではないかと思う。過去の名馬と比較すると、古くなってしまうが、ニシノフラワーなんかが、一番イメージ的に近い感じがする。このまま無事に行って、距離さえもてば、桜花賞でも好走必至だろう。関係者の皆様優勝おめでとうございます。


(注)左から、トモ-後脚-肩-全体のリズム、の評価です。
トモはトモの大きさ及び迫力で評価しています。後脚はクセがないか、スムーズか等で評価しています。肩は肩の出のスムーズさ、硬さで評価しています。全体のリズムはスムーズな全身運動ができているかを評価しています。

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January 13, 2013

ゼンノロブロイの実力

短評:「現状三振王も良血揃う2011年産で勝負」


 種牡馬の実力の3頭目はゼンノロブロイです。なお、ゼンノロブロイは2007年産が初年度産駒であるため、2006年産がいる種牡馬よりもデータ上は不利な取り扱いになってしまいますので、その点はご了承ください。

Robroy

(注)
・母集団は2006年産から2009年産までの4世代の社台RH、サンデーR、キャロット及び東京HRの募集馬。
・募集馬のうち原則として、社台F、ノーザンF、白老F及び追分F生産馬のみを対象とする。
・馬主・・・社台GO→社台グループオーナーズの略。
・回収率・・・募集価格に対する獲得賞金の割合。100%を超えていれば募集価格分は回収したことになる。ただし維持管理費などは考慮されていない値なので、100%超だから利益が出ているというわけではない。
・表中ピンク色は回収率100%以上、グレーは未出走馬。


1.全体の回収率

全体 57.9%

 全体の回収率は非常に低い値になってしまいました。サンテミリオンやペルーサといった活躍馬も出してはいるのですが、社台グループ生産のクラブ馬で集計するとこういう値になってしまいました。統計はあくまで過去の統計に過ぎないわけですが、現状は、統計上は募集価格の半分を回収するのが精一杯と言う感じになってしまっています。


2.牡牝別

牡馬 52.8%
牝馬 69.8%

 牡牝の偏りは特にないと言っていいでしょう。牝馬ではサンテミリオンというG1馬が出ていますし、牡馬でもペルーサやトレイルブレイザーがいます。


3.東西別

東 55.3%
西 61.3%

 東西の偏りも特に気にする必要はなさそうです。


4.生産牧場別

社台F 111.9%
ノーザンF 48.8%
白老F 13.8%
追分F 10.4%

 現在のところ、社台F生産馬が圧倒的な成績を残しています。クラブ馬に限らずとも、ペルーサやサンテミリオンなども社台F産ですので、素直に社台F産を信頼するのが良いかもしれません。
 ただし、2011年産については、ノーザンFにもたくさんの生産馬がいますので、今後は大きく変わる可能性もあります。


5.クラブ別

社台RH 65.9%
社台GO 131.9%
サンデーR 12.4%
キャロット 55.1%

 クラブ別では社台GOが今のところ成績的には他を圧倒しています。社台F生産馬が主体の社台GOと社台RHが成績上位で、ノーザンF生産馬主体のサンデーRとキャロットは苦戦という感じです。


6.打率・・・0.133

 非常に低い値となりました。30頭の母集団で、たった4頭しか募集価格を回収した馬がいないというのは、ある意味衝撃的です。少なくとも今までの成績だけで判断するならば、一口馬主的にはいらない種牡馬ということになります。


7.長打率・・・0.033

 長打も今のところほとんどありません。1億円を超えているのはハートビートソングだけであり、長打は期待できそうもないというのが現状です。


8.三振率・・・0.333

 なんと三振率は非常に高く、3頭に1頭は1円も稼げないという衝撃の結果です。打率よりも三振率のほうが2割も高くなってしまっています。


9.デビュー率・・・0.833

 三振率が高かったのはデビュー率が低めだったのも影響していると思います。産駒の脚元が特に弱いというイメージはありませんが、不慮の事故などを含めてもデビューできなかった馬が多めなのは事実です。


10.総評

 現時点のクラブ馬の統計結果からは、これが野球だったら間違いなく戦力外通告という状況です。母集団が少ないので偏りが生じているとしても、ちょっと許されない成績の悪さです。社台F産だけに限定すればまだ許される成績ですが、他の牧場を含むと、非常に成績が悪くなります。もちろん、統計の対象となるべき2006年産の産駒がいないため、回収率で他の種牡馬より不利になっている点はあります。ただ、三振率に関しては、有利不利はありませんので、ハズレが多いというのは動かざる事実と言えそうです。
 三振が多くても一発長打があればまだ救われますが、長打もほとんどなし。データからは、どの角度から見ても、ゼンノロブロイ産駒を買うのは控えるのが賢明と言わざるを得ません。
 ただし、今までのところ、すごい良血馬に種付けされていたかというとそうでもなく、募集価格の平均価格はマンハッタンカフェよりも下ですから、繁殖相手に恵まれていたというわけではありません。
 その点、2011年産は大きく事情が異なります。なんとノーザンFだけでも38頭もの産駒がおり、しかもその相手が凄い。ドナブリーニ(ジェンティルドンナの母)、ビワハイジ(ブエナビスタの母)、レーヴドスカー(レーヴディソールの母)、などなど。これでもか、参ったか、というほどの超良血がキラ星のごとく揃っています。
 これでまったく活躍馬が出なければ遺伝学?の学者もびっくりというくらいの超強力メンバーが揃い踏み。さすがにここまで有名繁殖が集まれば何頭かは結果が出ると信じたいです。ただ、現時点でのデータを見ると、相当程度のハズレも出そうな気はします。
 私自身もゼンノロブロイ産駒にすでに出資してしまっているので、何とか前向きに考えたいのですが、現状ではフォローのしようがありません。とりあえず、よっぽどの思い入れや、強固な自信がない限りは、他の種牡馬の産駒を選んだほうが良さそうです。

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January 12, 2013

2013/1/12(土)結果

 今日は競馬場には行ってませんが、今日の3歳戦で気になったレースについてです。

【中山11R芝1600mフェアリーS GⅢ】

サンブルエミューズ (ダイワメジャー) 3着
募集時評価 A-C-C-C

外枠からだったが、ゲートも二の脚も速く楽に2番手につける。若干かかり気味ではあったが持って行かれるほどではなく、そのまま2番手の位置をキープ。前半600m通過が35秒7とマイル戦の重賞としては遅い流れとなる。残り400m地点で先頭に立ち、直線に入って追い出して抜け出しにかかるも、坂で後続に捕まり惜しくも3着。今の中山は後から行ったら絶対ダメというわけではないが、このレースは前半の流れが遅かったので、結果として後ろからの馬は全滅だった。今日は前に行ったが、この判断は正しかっただろう。結果的にはもうワンテンポ仕掛けを遅らせていればよかったということになるのだろうが、今日のところはベストに近い競馬だったように思う。上位2頭を含め、このレースのメンバーが強かったかというと、やや疑問を感じるが、タイム的には可もなく不可もなく平均的なレベルだと思うので、力は示せたのではなかろうか。牝馬路線はかなり混迷を極めているので、この馬のように色々なパターンの競馬を経験しているタイプは本番で有利になる可能性は十分にある。賞金加算ができなかったのは残念だが、運が悪くなければ本番にも出れると思うし、桜花賞に出走できれば面白い存在になると思う。次のトライアルで権利が取れるよう頑張って欲しい。


(注)左から、トモ-後脚-肩-全体のリズム、の評価です。
トモはトモの大きさ及び迫力で評価しています。後脚はクセがないか、スムーズか等で評価しています。肩は肩の出のスムーズさ、硬さで評価しています。全体のリズムはスムーズな全身運動ができているかを評価しています。

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注目のマンハッタンカフェ産駒(2011年産)

 さて、種牡馬の実力と題して、マンハッタンカフェ産駒を分析してみました。せっかくデータを出しみたので、2011年産の募集馬の中から、データ上活躍しそうと思われる馬がいないかなあと探してみました。
 大変都合のいいことに、1頭いました。しかも、まだ募集中の馬です。
 注目の産駒は以下の馬です。


東サラ 16 バルドネキア11 (マンハッタンカフェ) メス 2,000 石坂
募集時評価 C C C C

 東サラではおなじみの血統のこの馬がデータ上活躍の可能性が高いと判断しました。まず、関西所属であるということ。これはデータ上大きく偏りがあるデータでしたので、頼もしいですね。さらに、所属厩舎は半姉の縁もあってか、今をときめく石坂厩舎です。あえて説明する必要もありませんが、3冠牝馬の年度代表馬を輩出し、今一番盛り上がっている厩舎と言ってもいいでしょう。厩舎ランク的にも文句ない成績ですし、これ以上の所属厩舎を望むべくもありません。
 そして、牝馬であるということ。マンハッタンカフェの産駒に特に牡牝の偏りがあると聞いたことはないですが、クラブ馬では何と言っても、レッドディザイアという大物牝馬が過去にいたことが大きいです。しかも同じ東サラですから、余計に期待したくなるというものです。
 さらに、生産牧場も社台Fであり、今のところマンハッタンカフェ産駒のクラブ馬では一番の実績を誇っている牧場の出身ということも心強いです。
 そして、極めつけは、この馬は母母父にCaerleonを持っているということです。以前産駒の特徴の記事で、Caerleonと相性が良いということは書いていましたが、同じ母母父にCaerleonを持つ馬には府中牝馬S勝ち馬のテイエムオーロラがいます。それ以外にも、母系にCaerleonを持つ活躍馬は、レッドディザイア、ジョーカプチーノ、ガルボ、マッハヴェロシティ、とおり、長打の出る可能性の高い配合なのです。
 調べたデータのほぼすべての好条件に合致するこの馬がまだ募集中というのはうれしいですね。
 マイナスポイントをあげるとしたら、母16歳時の仔ということで、母が高齢だということくらいでしょうか。馬体重も募集時当初は小さかったですが、今は440kgくらいまで成長していますし、今のところ頓挫もありません。
 ちなみに母バルドネキアの牝馬は今までに4頭いるのですが、そのすべてが中央で2勝以上しているというのも特筆すべき点です。この母から、イタリアンレッドに続いて、また牝馬の活躍馬がでても驚けません。
 まだ様子見できそうですが、この馬のさらなる成長が非常に楽しみです。


(注)左から、トモ-後脚-肩-全体のリズム、の評価です。
トモはトモの大きさ及び迫力で評価しています。後脚はクセがないか、スムーズか等で評価しています。肩は肩の出のスムーズさ、硬さで評価しています。全体のリズムはスムーズな全身運動ができているかを評価しています。

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January 11, 2013

マンハッタンカフェの実力

短評:「意外に高打率で2011年産は特に期待」


 お待たせしました。今日はマンハッタンカフェの実力についてです。

Mancafe

(注)
・母集団は2006年産から2009年産までの4世代の社台RH、サンデーR、キャロット及び東京HRの募集馬。
・募集馬のうち原則として、社台F、ノーザンF、白老F及び追分F生産馬のみを対象とする。
・馬主・・・社台GO→社台グループオーナーズの略。
・回収率・・・募集価格に対する獲得賞金の割合。100%を超えていれば募集価格分は回収したことになる。ただし維持管理費などは考慮されていない値なので、100%超だから利益が出ているというわけではない。
・表中ピンク色は回収率100%以上、グレーは未出走馬。


1.全体の回収率

全体 175.1%

 全体の回収率は175.1%と、非常に優秀な値となっています。ただこれは、実はレッドディザイアが引っ張ってしまっているため高い値が出ているというのがあります。とくにマンハッタンカフェ産駒は募集馬が少なかったため一頭の影響も大きくなってしまいます。しかし、レッドディザイアを抜いても99.9%と高い値を保っていますので、やはり能力のある種牡馬に間違いありません。


2.牡牝別

牡馬 101.1%
牝馬 462.8%

 牡牝別では牝馬のほうがとてつもなく高い値になってしまっていますが、これもレッドディザイアの影響が大きいです。でも牝馬6頭のうち3頭が回収率100%を超えていますので、牝馬もおもしろいですね。


3.東西別

東 51.7%
西 356.7%

 極端に西に偏ってますね。クラブ馬に限らずとも賞金上位馬は西に偏っていますので、セオリー通り西が優位ということでしょう。


4.生産牧場別

社台F 216.1%
ノーザンF 0%
白老F 36.6%
追分F 66.2%

 この4牧場のなかでは、今のところ社台Fが圧倒的です。ただ、マンハッタンカフェ産駒はノーザンF等の社台F以外の牧場では積極的に生産されていなかったという理由もあります。2011年産はマンハッタンカフェがリーディングをとったときに種付けされた世代であり、2011年産はノーザンF等でも生産頭数が大幅に増えています。
 なので、社台F以外の回収率が今のところ低くとも2011年産馬次第では大きく変わる可能性があるので、その点は留意が必要です。


5.クラブ別

社台RH 109.8%
社台GO 126.8%
サンデーR 44.0%
キャロット 28.0%
東京HR 1367.1%

 クラブ別では、やはり社台RHと社台GOが好成績です。その他のクラブでは募集馬の数が非常に少ないので、あまり意味のある数字ではないかもしれません。東京HRが高いのは、もちろんレッドディザイアの影響です。


6.打率・・・0.353

 ここからは回収率ではなく、別の指標となります。打率というのは、募集馬全体のうちに、回収率100%以上馬の占める割合のことです。もちろん私が野球になぞらえて勝手に考えた指標です。打率という名前にしたのは、色々調べていくうちに、野球の打率に近い感覚がしたためです。つまり3割を超えるならかなり優秀で、クリーンナップを打てそうだし、2割5分ならまあ及第点かなと。2割以下だと、野球と一緒で2軍行きとか最悪戦力外通告かなというイメージです。
 マンハッタンカフェの打率は、社台G生産のクラブ馬では3割5分を超えており、かなり優秀です。多分ステイゴールドを除くと最高値になるんじゃないかと思います。野球で言うならイチローレベルの高打率ですから、非常に期待の持てる種牡馬だと思います。ちなみにステイゴールドの打率は.608と6割越えという凄まじさです。
 先ほども言ったように、2011年産はマンハッタンカフェがリーディングのときに種付けした世代であり、牧場側の期待もあり、繁殖レベルは高く、頭数も多くなっています。今までの必ずしも恵まれていたとは言えない状態でも、かなり期待の持てる成績を残しているわけですから、2011年産は大いに期待できると思いますし、回収率100%に届く馬も多く出そうな気がします。


7.長打率・・・0.118

 長打率というのは、募集馬全体のうちに1億円以上獲得した馬の占める割合です。これも私が野球になぞらえて勝手に考えた指標です。高いのか低いのかよくわからないと思いますが、1割を超えるというのは高めの値だと思います。打率も高く、1割以上の確率で長打もあるというのは出資する側としてはうれしい種牡馬です。 


8.三振率・・・0.235

 三振率というのは、募集馬全体のうちに獲得賞金が0円の馬が占める割合です。これも私が野球になぞらえて勝手に考えた指標です。獲得賞金0円の馬とは、レースに出走したものの1回も掲示板に載らなかった馬及びデビューできなかった馬の合計となります。
 回収率100%に達しなくても、勝ち上がれなくても、出資したからには、なんとか一度くらいは掲示板に載って見せ場を作ってほしいというのが出資者の願いであろうと思います。残念ながら2割以上の馬がまったく箸にも棒にもかからない成績であったと言えます。
 マンハッタンカフェの場合の三振率.235というのは、まあ普通の値ではないかと思います。


9.デビュー率・・・0.882

 デビュー率は、募集馬全体のうちに1回でも出走した馬の占める割合です。.882というのは、まあそれほど悪くもないけれど9割を超えている種牡馬もいるので決して良いとも言えない数字です。マンハッタンカフェの場合は早めに仕上がらない馬も多いので、なんだかんだでデビューできないという場合もあるのかもしれません。


10.総評

 マンハッタンカフェは社台SSにいながらも、社台G生産馬を主に募集馬としているクラブにおいて、あまりラインナップされていませんでした。特別有名な繁殖につけられることもなく、これだけの数字を出しているのはある意味すごいことだと思います。
 もちろん、頭数自体が少ないため、統計上偏りが生じているからだと考えることもできますが、私としては秘めた能力があると考えたいです。そのほうが楽しいですしね。
 特に、打率が3割5分を超えているのは非常に頼もしいです。適当に3頭出資しても、そのうちの1頭は募集価格以上の賞金を獲得できるわけです。理由はわからないけれども何故だか毎年ハズレばかり引いてしまうという人にとっては、うってつけの種牡馬かもしれません。
 マンハッタンカフェ産駒の浮沈は、やはり2011年産馬にかかっていると言えるでしょう。2011年産は社台G全体でマンハッタンカフェ産駒の頭数が飛躍的に増えた年でもあり、クラブにも多くラインナップされています。今までに比べると結構レベルの高い繁殖にもつけられていますので、ここで結果が出せれば、さらに今後も楽しみになります。
 生産牧場、クラブ別の偏りについては、今までは主に社台Fでしか生産されていませんでしたので、仕方のないことだと思います。これらの指標はとくに気にする必要はないと思います。2011年産からはおそらく各牧場で平均的に活躍する可能性のほうが高いと思います。
 唯一気にするとすれば、東西の偏りでしょうか。レッドディザイアを除いてもかなり西に偏っていますので、関東馬にはちょっと嫌なデータかもしれません。
 いずれにしても、出資者にとっては頼もしい種牡馬であることに間違いはなさそうです。

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January 07, 2013

種牡馬の実力について

 先日ステイゴールドの実力と題して、社台グループ生産馬(一部他牧場生産馬含む)で、募集馬の価格に対する回収率を色々な角度から見てみました。
 現在他の種牡馬についても色々と調べている最中で、そのうち、リーディング上位の各種牡馬について、いろんな切り口で解析したいと思っています。
 種牡馬の成績というのは、馬券に直結する内容はいろいろなところで話題にされるのですが、一口馬主に関係するようなデータはなかなか手に入りません。手に入らないなら自分で作ってみるしかないわけです。
 ただ、一口馬主と言っても、私を含めて、このブログを見ている人の多くは社台グループ生産馬に出資しているはずですから、社台グループ生産馬を解析の対象にするべきと考えました。社台RH、サンデーR、キャロットの募集馬に加えて、東京HRで募集の社台G生産馬も加えて、牧場側が設定した値段が存在する馬をなるべく多く母集団に入れて考えたいと思っています。
 種牡馬の実力を知る上で、社台グループ生産馬に限って調べることには一つ利点があると思っています。それは人的影響の偏りが少なくなるはずだということです。社台グループ生産馬は通常、社台グループの各牧場、各外厩で育成されていきますから、人的・設備的に最高の環境で育成された馬たちを均一に母集団にでき、より外的要因を排除した種牡馬の実力が調べられればいいなあと思っています。
 結構すでに何頭かの種牡馬については、調べが進んでおり、一般に言われていることと同じ結果もあれば、意外とイメージとずれている場合もあったりします。
 どういうデータが役に立つのかも含めて、いろいろ考えてから、また記事にしたいと思っていますので、もう少しお待ちください。

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January 06, 2013

2013/1/6(日)結果

 今日も競馬場には行けませんでしたが、今日の3歳戦で気になったレースについてです。

【京都3Rダ1400m未勝利】

レッドファンタジア (Unbridled's Song) 8着
募集時評価 D-D-A-B

スタートは良かったのだが前が速く、外枠からでは行ききれず結局中団やや後方に。ダートの走り自体は悪くないように見えたが4角を回って直線に入ってもバテてはいないが、特に伸びるわけでもなく、そのままで8着。やはり1400mは短いのかなと思う。 デムーロもルメールもそう言っているわけだから、ダートにしてももう少し長い距離で前半ゆったり進められれば変わってくるはずだ。ただ芝の長めの距離はこの時期はかなり骨っぽい牡馬が出てきてしまうので、混合戦しか出走できないこの馬にとっては不利な面がある。メンバーが弱くなりそうなダート1800mか、芝でも、また短距離になってしまうが、メンバーが弱めの1400m以下を使っていけばチャンスがあるだろう。


【京都11R芝1600mシンザン記念GⅢ】

★レッドアリオン (アグネスタキオン) 5着
募集時評価 E-D-A-A

五分のスタートもさすがにマイル以下を使ってきた馬たちはテンが速く、無難に中団の位置取りに。思ったほど前がやりあわず平均的な流れに落ち着く。道中は外目を周りながら4角まで位置取りに変化はなく、4角では大外を回る。直線コースでは内のグリーンベルトに向かって切れ込んでいき、懸命に追うも先頭からは0.4秒差の5着が精一杯だった。昨日今日の内にグリーンベルトがある馬場状態で、後ろから大外を回ったら届かないということは鞍上も当然わかりきっていることであり、できれば何とか道中で内に入れたかったというのが本当のところだろう。道中では丁度目の前に引っかかって鞍上が踊り続けてしまっている馬がいたのもあり、無理に位置をとりに行けなかったというのもあるかもしれない。2着のヘミングウェイとの着差はそのまま4角で内外を回った差と言えるだろうし、道中でヘミングウェイの位置が取れていれば2着まではあったかもしれない。レースのレベル自体は昨年ほど高くはないものの、前日の金杯と0.8秒差だから、平均的で悪いということはないだろう。レースは生き物なので、残念ながら重賞制覇とはならなかったが、オープン級の力は見せてくれた。個人的には未勝利で2着だったときにフライング気味にオープン級とか言ってしまっていたので、岡田繁幸さん的に言うとホラ吹きにならないで良かったとちょっとホッとしている。この後どういう使い方をするのかはちょっとわからないが、自己条件のマイル戦なら次も当然勝ち負けだろう。


(注)左から、トモ-後脚-肩-全体のリズム、の評価です。
トモはトモの大きさ及び迫力で評価しています。後脚はクセがないか、スムーズか等で評価しています。肩は肩の出のスムーズさ、硬さで評価しています。全体のリズムはスムーズな全身運動ができているかを評価しています。

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2013/1/5(土)結果

 今日は競馬場には行けませんでしたが、今日の3歳戦で気になったレースについてです。

【京都6R芝1600m新馬】

★ミニョネット (クロフネ) 2着
募集時評価 C-A-C-A

スッキリした馬体でTVのパドックで見た感じでは芝でも十分やれそうに思えた。スタートは普通にでて前のほうにつけるが、無理をせず中団につけ、内のグリーンベルト地帯から外れない程度のギリギリの外目を進む。4角で馬群が固まってくると外に出す。直線半ばからグイグイ伸びて楽勝かと思う脚色だったが、直線で1着馬と何度かおしくらまんじゅうが行われて、結局は叩き負けて2着。新ルールでの審議になったものの、そのまま確定した。直線での接触がどの程度影響したのかはわからないが、いずれにしても勝ちに近い内容の2着だったと言っていいだろう。勝ち時計自体は遅いが、上りは、12.2 - 11.5 - 11.4と速くなる展開を差し込んできたのだからまあ及第点だろう。芝でやっていく目処が立ったので、しばらくは芝を使っていき、上を目指すほうが面白そうだ。今日は残念だったが、牝馬限定戦に出ればすぐに勝ち上がれるだろう。


【京都9R芝2000m福寿草特別】

レッドルーラー (キングカメハメハ) 4着
募集時評価 D-B-A-C

普通に出て中団につけていくが、どの馬も当然内のグリーンベルトを狙うわけであり、思うように前につけられない。結局そのまま4角まで進み、4角では外を回って直線も大外に出して伸びてくる。上り最速の34秒2の脚を使うも4着が精一杯。結局は前半の位置取り合戦で思うような位置がとれず、それが最後まで影響した格好だった。今日も上がり最速で走っているわけであり、能力自体はあるはずだ。ただ今日のメンバー自体は特別骨っぽい相手だったわけでもなくタイム的にも普通であるため、レースのレベル自体が高かったとは思えない。相手なりに走れそうな感じはあるため、もっと強いメンバーと戦っていったほうが能力が開花していきそうな気もする。このクラスでの目処は立ったので、あとはメンバーと馬場次第で次走にも勝つチャンスが巡ってきそうだ。


(注)左から、トモ-後脚-肩-全体のリズム、の評価です。
トモはトモの大きさ及び迫力で評価しています。後脚はクセがないか、スムーズか等で評価しています。肩は肩の出のスムーズさ、硬さで評価しています。全体のリズムはスムーズな全身運動ができているかを評価しています。

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January 05, 2013

東サラ11年産 残口ありの注目馬(1月)

 今日は東サラ明け2歳馬の現時点で残口のある注目馬についてです。
 昨日の予告通りこの馬になります。

17 ハトシェプスト11 (ステイゴールド) 牡 3,000 戸田
募集時評価 C C E D

白老F産のステイゴールド産駒の牡馬ということで、やはり注目しなければいけない存在でしょう。ステイゴールド産駒は牡馬のほうが成績が良く、これは全体的な傾向でもあるし、社台グループ生産馬においても変わりません。さらに、オルフェーヴルと同じノーザンテーストのクロスもちゃんと持っています。さらに、さらに、所属厩舎はフェノーメノの所属している戸田厩舎であり、ステイゴールド産駒で結果を出している厩舎というのも心強いです。血統的には母父トワイニングというステイゴールド産駒はこの馬以外に存在しないため比較のしようがありません。ただ、ステイゴールド産駒はあまり牝系の血統的な影響を受けないというか、母系の良さを出すタイプの種牡馬ではないと考えられるため、あまり血統的な背景にこだわる必要もないのかなと思います。動画で牧場の方が言うには落ち着いているとのことですが、やはりこの父の産駒だけに調教が進むにつれ煩いところが出てくるでしょう。逆に落ち着きすぎているようならかえって能力的に不安かも知れません。何でこのクラブに出てくることになったのか理由はわかりませんが、母が所属していたクラブに出ていればとっくに満口になっていると考えられるため、様子見できるのはうれしい限りです。馬体的にはステイゴールド産駒らしい馬体で、募集時には少し硬さを感じましたが、ステイゴールド産駒の能力はあまり馬体からは推測できないと思っているので、気にする必要はないでしょう。募集時には高いと感じていましたが、今のステイゴールド産駒の活躍ぶりを考えると、決して高くはないですね。今後の成長が楽しみです。


(注)左から、トモ-後脚-肩-全体のリズム、の評価です。
トモはトモの大きさ及び迫力で評価しています。後脚はクセがないか、スムーズか等で評価しています。肩は肩の出のスムーズさ、硬さで評価しています。全体のリズムはスムーズな全身運動ができているかを評価しています。

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January 04, 2013

ステイゴールドの実力

 昨日記事に書いた、グリーンチャンネルの新春BIG対談ではステイゴールドの種牡馬としての実績や可能性についての話がありました。
 私は最近色々な角度から種牡馬と一口馬主募集馬の関係について調べているのですが、やっぱりディープやキンカメは凄い種牡馬だなあと当然の結果が見えてきていたのですが、対談を見てからステイゴールドも気になりました。ステイゴールド産駒についてはあまり調べたことがなかったのですが、調べてみたら自分が想像していた以上に凄い種牡馬だと思いました。

 種牡馬の何をもって凄い種牡馬とするのかについては、切り口によっていろいろ考えられます。単純な勝ち星なのか、獲得賞金なのか等です。ただ、一口馬主の場合は、募集馬の価格という何よりも重要な情報があるので、常にこの情報を元に考えたほうが現実的だろうと思います。

 さらに、一口馬主クラブにもたくさんありますが、私自身が所属し、このブログを見られている方々も社台グループの生産馬を中心に出資していると思いますので、母集団は2006年産から2009年産までの4世代の社台RH、サンデーR及びキャロットでの募集馬で考えたいと思います。2006年産以降にしたのは、キングカメハメハなどの有力種牡馬の産駒が2006年からいることもあり、そうしました。あと2010年産はまだ2歳でほとんど賞金を稼いでいないので除いています。
 まあ、この辺は、どういう区切りで母集団をとるかで変わってしまう部分もあるのですが、完璧なデータというのは存在しないので、それなりに納得できそうな切り口で考えたいと思います。

Staygold

(注)
馬主・・・社台GO→社台グループオーナーズの略
血統LV・・・母、祖母、兄弟姉妹、叔父叔母のいずれかにG1馬がいる場合をA、重賞勝ち馬がいる場合
をB、重賞3着以内馬がいる場合C、中央勝ち上がり産駒がいる場合Dとしています。
NTクロス・・・ノーザンテーストのクロスを持つかどうか
回収率・・・募集価格に対する獲得賞金の割合。100%を超えていれば募集価格分は回収したことになる。ただし維持管理費などは考慮されていない値なので、100%超だから利益が出ているというわけではない。


 さて、2006年以降に、上記のクラブで募集された馬は上記の表のとおり23頭いるのですが、全馬の回収率を平均すると450%というとんでもない値になってしまいます。本当に恐ろしい値です。
 おいおい、それはオルフェがいるからだろうがと言われると思いますが、オルフェを除いて計算しても260%になります。これがどれくらい凄い値かというと、同じ母集団で計算した場合の値はだいたい以下の通りです。
※まだ集計途中のため以下はだいたいの値です。

ディープインパクト・・・約128%
キングカメハメハ・・・約92%
ネオユニヴァース・・・約70%

 ディープインパクトは世代数が少ない(2008年産以降の2世代のみ)ので、不利な値になっています(注:3歳馬の占める割合が多ければその分総獲得賞金が少なくなるため)。ただ、ディープ産駒はもとから募集価格が高いので、いくら活躍馬が多くともそうそう回収率は上がらないです。
 ステイゴールド産駒の回収率はあのディープインパクトの2倍に達するわけですから本当に恐ろしい値です。

 以下は各区分別の回収率です。恣意的な操作になってしまいますが、あえてオルフェを外して値が低めになるようにして考えています。


1.牡牝別

牡馬 276.2%
牝馬 198.4%

 牡牝別ではやはり予想通りというか、一般に言われている通り牡馬のほうが優勢です。牝馬は募集価格が安いので、回収率という点では思ったほど差が出ませんでした。ただ、牝馬では1億円を超えるような馬は出ていませんので、牝馬で大きな夢を見るのは難しそうです・


2.東西別

東 286.0%
西 235.9%

 東西別ではオルフェを除いたせいで東が優勢になってしまいました。不思議なことですが、社台系募集のステイゴールド産駒の場合は東を狙うのもありということになります。


3.生産牧場別

社台F 72.0%
ノーザンF 109.8%
白老F 360.9%
追分F 483.7%

 意外な感じですが、社台F産が一番低い値になってしまいました。あくまで、社台系一口馬主クラブ(オーナーズ含む)の話なので、個人馬主の馬を含めれば話は変わると思います。
 追分Fはフェノーメノが引っ張ってしまって高く出ています。そう考えると白老F産は狙い目かも知れません。特に白老F産牡馬は全馬回収率100%超という素晴らしさです。


4.ノーザンテーストのクロスありなし

クロスあり 135.2%
クロスなし 302.5%

 オルフェを除いたら、ノーザンテーストのクロスがないほうが高くなってしまいました。言われているほどノーザンテーストのクロスは関係ないのかもしれません。ただほとんどの馬にノーザンダンサーのクロスは入っていたので、そこはあったほうがいいのかもしれません。


 なお、私の思う血統レベルも調べてみましたが、少なくともステイゴールド産駒の場合は、母馬の血統レベルはあまり関係ないようです。


 さて、ここまで見てくると、社台G生産のステイゴールド産駒を全部買っとけばいいんじゃないかという話になりそうですが、それだとつまらないので、その中でもどういう条件がいいかと考えると。。
 白老F産の牡馬が一番いいということになろうかと思います。オルフェを除いても415%という驚異の回収率になります。

 白老産の牡馬で余っている馬いないかなあ~と探すと、いました、1頭。ということで明日の残口ありの注目馬へと続く予定なわけです(笑)。

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January 03, 2013

新春BIG対談

 1月1日にグリーンチャンネルで、昨年に引き続き、社台の吉田照哉さんと、ビッグレッドの岡田繁幸さんの対談が放送されました。グリーンチャンネルに加入されている方はご覧になられた方も多いかと思いますが、一口馬主的にも興味深い話が多かったですね。そのなかで気になった内容について、かいつまんで書こうと思います。

 まず最初に、例の昨年のジャパンカップの体当たりの件についてですが、お二方とも、妨害ではなく「競馬」の範囲内ということで一致していました。これは競馬歴20年の私の考えとも一致していましたので、正直うれしかったです。吉田さんは、岩田騎手が騎乗停止になったのもおかしいとおっしゃってました。まあ、もう結論の出ている話ですので、ここで今さらどうこう言うのはやめたいと思います。

 そして4冠馬ジェンティルドンナについてですが、さすがの岡田さんも、馬体からはここまで強い馬には思えなかったと。体自体が大きく、走らせてみるとストライドが大きくパワフルな走りをし、良馬場なら今後も大活躍だろうというお話でした。

 あと、ステイゴールド産駒についての話も、お二方とも熱く語ってましたね。吉田さんが、ステイゴールドを手放したことについては笑いながらも「痛恨」と語っていたのはおもしろかったです。一方、岡田さんはステイゴールドは敏捷性はディープ産駒よりも優れていると褒めていました。ただ、気性についてはどの馬もキツイと。それでも丈夫で道悪にも強いし、体重も軽い産駒が多いので故障の心配が少ないのもいいとお二方とも話していました。とにかく、ステイゴールド産駒の話をするときの岡田さんは笑顔でしたね(笑)。

 ステイゴールド産駒であるオルフェーヴルについては、お二方とも凱旋門賞も当然勝てるものと思っていたと。負けたのは日本では考えられないくらい重くなる馬場というのもあるが、とにもかくにも気性の問題というのが岡田さんの分析でした。これは競馬最強の法則のインタビューでのスミヨン騎手の説明と一致しています。
 で、日本馬は本当に強くなったと。岡田さんも毎年外国産馬を買いに行くが、いつも強い馬は日本にいる(日本で生産されている)と思うと。こういうお話を聞くと、私なんかは外国産馬に出資するのは結構リスクあるのかなあとも思ってしまいます。

 あと、例の馬券で儲けて何億もの追徴課税をされたという話について、岡田さんは、そういうバカげた税務の考えはおかしいとし、でも近いうちに丸く収まるだろうというようなことをおっしゃっていました。この税金お話については、機会があったら私もすこし思うところを書きたいと思っています。

 その他いろいろなお話がありましたが、お二方とも競馬の明日を真剣に考えておられ、ためになる話が多かったです。またぜひ来年も対談して欲しいです。

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January 02, 2013

2013年各クラブの動向

 さて今日は、注目の各クラブの今年の運勢を占ってみたいと思います。私は占い師でもなんでもありませんので、運勢というのは単なる冗談ですが、おみくじみたいな感じで各クラブの今年の活躍度を予想してみたいと思います。


1.サンデーR・・・大吉 「名実ともに実力ナンバーワンでさらなる上昇を目指す」

 今や名実ともにナンバーワンクラブを不動のものとしているサンデーRは今年も普通に考えて大吉でしょう。母体となるノーザンF産のディープインパクト産駒がこのクラブにラインナップされる限り、当面はリーディング首位は動かないと思います。ノーザンF産だからといって、すべての馬が走るわけではないのですが、とにかく、このクラブには将来の種牡馬レベルの馬がラインアップされるわけですから、その破壊力は凄まじいものがあります。大砲を引けば夢が無限に広がるクラブですね。
 牧場であるノーザンファーム、外厩のノーザンファームしがらき、そして栗東の有力厩舎の三位一体の協力関係がうまく続く限りは当面成績降下の心配はいらないでしょう。
 

2.社台RH・・・末吉 「伝統と実績に加えて新たな風が吹くことを期待」

 伝統と実績の社台F生産馬主体の社台RHも年々同じグループのサンデーRに水を開けられています。ノーザンF生産馬の活躍が目立っていますが、社台F生産馬も平均的には活躍しています。似たような血統水準の繁殖を持ち、似たような種牡馬をつけて差が出るということは、やはり人間の側に何かしらの差があるということでしょう。ここでいう人間の差というのは、人間の資質の問題というわけではなく、育成方法などの技術論ということになろうかと思います。そのへんの差もそろそろ詰まってきておかしくない時期に来ていると思います。競馬というのは最終的には血統の差で決まると個人的には思っているので、似たような血統背景を持っている限り、サンデーRと社台RHはいずれまた似たような成績に収束していくと思っています。
 そういう意味で、もう少し時間がかかるかもしれませんが、サンデーRと違う部分でまずは巨人復活の兆しが見えるかもしれません。すでに結果が出ましたが、社台F-田中剛厩舎のラインなどの関東の厩舎は今後も注目ですね。なんとなくですが、今年の後半戦くらいからまた頂点を目指す動きがあってもおかしくないと思っています。最近は社台F産馬は人気が下がっているので、募集時にはねらい目かもしれません。


3.キャロット・・・中吉 「ライバル増え上昇度はここまで来るとさすがに頭打ちか」

 会員数が爆発的に増え、実にマンモスなクラブに発展しました。母体であるノーザンF産馬の成績の向上とともに成績もリーディング3位が定位置となりました。会員向けWEBの充実ぶりは他クラブの追随を許さず、同時に、募集馬の抽選システムも他の追随を許さないほど複雑です。ただ、サービスの充実ぶりも、所属馬の活躍ぶりも、正直行くところまで行き着いた感はあります。今年はいよいよ牡馬クラシック制覇が射程圏内に入っていますし、それがクリアできれば大吉と言えなくもないですが、一点、心配な点があります。
 それはシルクにもノーザンF生産馬が多数ラインナップになったため、キャロット-シルク間で募集馬を取り合ってしまうような傾向が今後ますます顕著になっていくかと思われることです。昨年のシルクのラインナップを見ても、キャロットに縁のある馬、キャロット所属だった牝馬の産駒が複数募集されていました。各クラブの募集馬の枠には限りがあるので、当然そういうことは想定の範囲内ですが、キャロットのみに所属している人は複雑な思いをするかもしれません。
 成績的には大吉かもしれませんが、今年の募集のことを考えると中吉かなあという感じです。


4.東サラ・・・末吉 「あっと驚くクラブ独自の施策に期待」

 外国馬募集が売りかと思ったら突然なくなったり、ゼンノロブロイ産駒を集めてみたり、とにかく毎年色々な変化のあるクラブです。WEBもリニューアルされて見やすくなりましたし、今年は久しぶりにクラシックを狙う馬もいて、クラブのムードは昇り調子ですね。スタッフブログなど新しい試みも始まり、サービス面での充実ぶりが目立ってきました。
 昨年の募集馬はほとんどが社台グループの生産馬であり、面白味に欠けるという考えもあるかもしれませんが、成績的に考えればプラスに働くことは間違いないでしょう。社台F生産馬の募集が多くなりつつあるため、社台F生産馬の活躍次第では今後もさらなる成績アップが見込めそうです。
 毎年傾向が変わるため、今年の募集馬がどうなるのかを予想するのは難しいです。しかし何といってもYオーナーの庇護下にあるわけですから、今年も何か面白いチャレンジがあるかもしれません。そういう意味で今年もまた募集の時期になったら盛り上がることを期待したいという思いを込めて末吉と考えたいです。


5.ノルマンディー・・・末吉 「いよいよ所属馬デビューでそのヴェールを脱ぐ」

 昨年設立されたため、今年の6月以降にデビューする2歳馬が初年度の世代となります。前半は出走馬がいないため末吉とならざるを得ないのですが、初年度の2歳馬から旋風を起こしてくれることを期待したいです。
 まあ、そうは言っても社台グループに対抗するのは至難の業ですから、初年度世代から1頭でも活躍馬が出れば今後の展望は大きく拓けていくでしょう。
 サービス面では、月会費が1,050円という全クラブ中一番の安さであるにもかかわらず、配当の分配、WEBの更新頻度ともに、各クラブと比較しても、初年度から上位の存在であると思います。スタッフブログなども開始され、クラブ運営に本腰が入ってきたなと感じます。
 一口馬主のクラブに入りたいけれど、毎月の維持費を極小化したいという方や、人気クラブで思うように希望馬に出資できずストレスがたまっている方が2番目のクラブとして選ぶのに最適なクラブかもしれません。
 いずれにしろ、これで募集馬がある程度の成績を出せれば自然と軌道に乗っていくと思います。


 以下はまだ入会していませんが鋭意入会を検討しているクラブについてです。


6.G1・・・大吉 「20頭制限の枠が外れ募集馬増加で盛り上がり間違いなし」

 昨年は重賞勝ち馬も出て、クラブもいよいよ軌道に乗ってきた感があります。今年の募集馬からはついに20頭のの制限枠が外れますので、少なくとも募集馬は倍増の40頭以上にはなるであろうことは想像できます。当然追分Fの生産馬が中心になることと思いますが、頭数が増えて選択の幅が広がるわけですから盛り上がらないはずがありません。そういう意味で大吉でしょう。さらなる活躍馬がいつ出現してもおかしくないクラブですし、月会費が1,575円というのも良心的です。私は今年も好きな馬に申し込んで、抽選でハズレたらまた来年頑張ろうというスタンスで見守りたいと思っています。


7.シルク・・・大吉 「ノーザンFのバックアップで成績急上昇を目指す」

 名門クラブも過去の活躍から比較すると近年は芳しい成績とは言えませんでしたが、昨年は久しぶりの中央G1制覇を成し遂げました。それもノーザンF生産馬ということで、今年は誰もがこのクラブに注目することは間違いないでしょう。
 このクラブに今年出資するのは、株式投資で言えば順張りであり、面白味はないのかもしれませんが、素直に流れに従ったほうがよい気はします。牝馬からまず活躍馬が出現するというのも、過去のキャロットと共通しており、上昇の流れは揃っています。キャロットが会員数が飽和してしまっているため、キャロットから流れてくる人も相当する発生すると考えられますし、今年このクラブが盛り上がらないはずがないと断言できますので、文句なく大吉です。
 私は心の中では会員になりたい、いやなる、という気持ちは固まりつつあるので、あとは「いつ」というところだけが問題です。


 今年も各クラブの活躍をお祈りいたします。

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January 01, 2013

2013年 新年のご挨拶

 あけましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いいたします。

 2013年を無事迎えることができ、また、今年も中央競馬が続くことをうれしく思います。
 昨年はついに福山競馬が廃止になってしまいました。ここ最近は地方競馬の競馬場の廃止はある意味毎年恒例の行事のようになってしまっていたので、驚きはないのですが、とにかく競馬の母集団が小さくなってしまうのは非常に残念なことです。中央競馬は2012年は黒字で終われるようですが、今後とも、主催者、関係者及びファンの三位一体の不断の努力なくしては競馬の本当の復活は難しいでしょう。

 JRAも努力はしているとは思います。方向性が正しいかどうかは別として、2012年は色々な試みが行われました。エヴァンゲリオンとコラボして武豊が「シンクロできません!」とか、かなり際どい(笑)内容の試みもありました。
 なかでも、ある日突然現れた、およそ競馬とは無関係と思われるアニメっぽいキャラのゲームであるウマドンナや、ついに気がふれたのか、それとも広告代理店に騙されたのかわかりませんが、これまた特に競馬と何らの関係のないグラビアアイドルが集合したグラマラスカップには、さすがの私も度肝を抜かれました(笑)。
 ただ、そういう試みを否定するつもりはありません。競馬は斜陽産業になっているわけですから、とにかく考えられる努力は何でもやるべきです。今後とも試行錯誤を続けて、ファンを取り込み、できればこれ以上の賞金削減は避けてもらいたいものです。
 年末に政府からJRAの給与水準が高すぎるので引き下げるべきという内容の発言がなされましたが、皆がなかなか言えないことを言ってくれて、馬主会や競馬関係者は胸のすく思いだったかもしれません(笑)。

 さて、2012年の一口馬主会では、ロード、シルクの各クラブがG1馬を出すなど、新たな勢力の台頭がありました。シルクはノーザンFのバックアップが本格的についたその年からすぐに結果を出したように、今後の台風の目となるかもしれません。
 一方ロードは三石の名門ではありますが、久しくG1勝ちがありませんでした。しかし2012年はロードカナロアというスターホースが出現し、こちらも今年のさらなる活躍が楽しみです。
 このブログでは社台・サンデー、キャロット、東サラ、ノルマンディーを中心に色々と書いていますが、各一口馬主クラブの今年の動静については明日予想?したいと思っています。

 競馬悟空こと私の2012年の一口馬主の成績はといえば、まあ予想通り普通にマイナスですね(笑)。2011年は奇跡的に人生初のプラスになったものの、プラス収支が毎年連続するほど世の中甘くないです。
 昨年は何といっても、2009年産の出資馬の大不振が大きかったです。そのせいもあって、昨年は年始から3か月以上1頭の出走もないという椿事が生じてしまいました。一口馬主をやっていて、出資馬の出走がないことほどつまらないことはないですね。2010年産は2年ぶりに2歳で2勝する馬が出るなど、ここまでそれなりに順調に来ていますので、2013年は年始から楽しめそうです。

 そして、このブログについてですが、ありがたいことに昨年もたくさんの方に見ていただけたようです。ただの競馬好きのバカが書いているくだらない内容ですが、今後も暇つぶしに見ていただけたらうれしいです。
 私自身ブログを書くことによって、一口馬主で成績を上げていくうえで大切なことに少しずつ気づいてきたような気がします。馬選びというのは、血統、厩舎、馬体、この三位一体で考えなければならないと常に思っているのですが、この3つの切り口を軸に、今年も記事を書いていきたいと思います。
 特に今年は、一口馬主の馬選びに有用なデータを見つけていければいいなと思っています。馬券収支に直結するデータというのは本屋に行けば売っているのですが、一口馬主に有用なデータというのは残念ながら売っていません。したがって、自分なりの切り口で抜き出したり加工したりしなければいけません。面倒な作業ではあるのですが、以前やった厩舎ランクのように、大した内容ではなくても、迷いが生じた際の参考くらいにはなるので、自分のためにも何かやりたいですね。
 
 それでは、2013年もこのブログをご覧いただいている方及び競馬会の発展を祈りつつ、金杯に備えたいと思います(笑)。

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