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January 04, 2013

ステイゴールドの実力

 昨日記事に書いた、グリーンチャンネルの新春BIG対談ではステイゴールドの種牡馬としての実績や可能性についての話がありました。
 私は最近色々な角度から種牡馬と一口馬主募集馬の関係について調べているのですが、やっぱりディープやキンカメは凄い種牡馬だなあと当然の結果が見えてきていたのですが、対談を見てからステイゴールドも気になりました。ステイゴールド産駒についてはあまり調べたことがなかったのですが、調べてみたら自分が想像していた以上に凄い種牡馬だと思いました。

 種牡馬の何をもって凄い種牡馬とするのかについては、切り口によっていろいろ考えられます。単純な勝ち星なのか、獲得賞金なのか等です。ただ、一口馬主の場合は、募集馬の価格という何よりも重要な情報があるので、常にこの情報を元に考えたほうが現実的だろうと思います。

 さらに、一口馬主クラブにもたくさんありますが、私自身が所属し、このブログを見られている方々も社台グループの生産馬を中心に出資していると思いますので、母集団は2006年産から2009年産までの4世代の社台RH、サンデーR及びキャロットでの募集馬で考えたいと思います。2006年産以降にしたのは、キングカメハメハなどの有力種牡馬の産駒が2006年からいることもあり、そうしました。あと2010年産はまだ2歳でほとんど賞金を稼いでいないので除いています。
 まあ、この辺は、どういう区切りで母集団をとるかで変わってしまう部分もあるのですが、完璧なデータというのは存在しないので、それなりに納得できそうな切り口で考えたいと思います。

Staygold

(注)
馬主・・・社台GO→社台グループオーナーズの略
血統LV・・・母、祖母、兄弟姉妹、叔父叔母のいずれかにG1馬がいる場合をA、重賞勝ち馬がいる場合
をB、重賞3着以内馬がいる場合C、中央勝ち上がり産駒がいる場合Dとしています。
NTクロス・・・ノーザンテーストのクロスを持つかどうか
回収率・・・募集価格に対する獲得賞金の割合。100%を超えていれば募集価格分は回収したことになる。ただし維持管理費などは考慮されていない値なので、100%超だから利益が出ているというわけではない。


 さて、2006年以降に、上記のクラブで募集された馬は上記の表のとおり23頭いるのですが、全馬の回収率を平均すると450%というとんでもない値になってしまいます。本当に恐ろしい値です。
 おいおい、それはオルフェがいるからだろうがと言われると思いますが、オルフェを除いて計算しても260%になります。これがどれくらい凄い値かというと、同じ母集団で計算した場合の値はだいたい以下の通りです。
※まだ集計途中のため以下はだいたいの値です。

ディープインパクト・・・約128%
キングカメハメハ・・・約92%
ネオユニヴァース・・・約70%

 ディープインパクトは世代数が少ない(2008年産以降の2世代のみ)ので、不利な値になっています(注:3歳馬の占める割合が多ければその分総獲得賞金が少なくなるため)。ただ、ディープ産駒はもとから募集価格が高いので、いくら活躍馬が多くともそうそう回収率は上がらないです。
 ステイゴールド産駒の回収率はあのディープインパクトの2倍に達するわけですから本当に恐ろしい値です。

 以下は各区分別の回収率です。恣意的な操作になってしまいますが、あえてオルフェを外して値が低めになるようにして考えています。


1.牡牝別

牡馬 276.2%
牝馬 198.4%

 牡牝別ではやはり予想通りというか、一般に言われている通り牡馬のほうが優勢です。牝馬は募集価格が安いので、回収率という点では思ったほど差が出ませんでした。ただ、牝馬では1億円を超えるような馬は出ていませんので、牝馬で大きな夢を見るのは難しそうです・


2.東西別

東 286.0%
西 235.9%

 東西別ではオルフェを除いたせいで東が優勢になってしまいました。不思議なことですが、社台系募集のステイゴールド産駒の場合は東を狙うのもありということになります。


3.生産牧場別

社台F 72.0%
ノーザンF 109.8%
白老F 360.9%
追分F 483.7%

 意外な感じですが、社台F産が一番低い値になってしまいました。あくまで、社台系一口馬主クラブ(オーナーズ含む)の話なので、個人馬主の馬を含めれば話は変わると思います。
 追分Fはフェノーメノが引っ張ってしまって高く出ています。そう考えると白老F産は狙い目かも知れません。特に白老F産牡馬は全馬回収率100%超という素晴らしさです。


4.ノーザンテーストのクロスありなし

クロスあり 135.2%
クロスなし 302.5%

 オルフェを除いたら、ノーザンテーストのクロスがないほうが高くなってしまいました。言われているほどノーザンテーストのクロスは関係ないのかもしれません。ただほとんどの馬にノーザンダンサーのクロスは入っていたので、そこはあったほうがいいのかもしれません。


 なお、私の思う血統レベルも調べてみましたが、少なくともステイゴールド産駒の場合は、母馬の血統レベルはあまり関係ないようです。


 さて、ここまで見てくると、社台G生産のステイゴールド産駒を全部買っとけばいいんじゃないかという話になりそうですが、それだとつまらないので、その中でもどういう条件がいいかと考えると。。
 白老F産の牡馬が一番いいということになろうかと思います。オルフェを除いても415%という驚異の回収率になります。

 白老産の牡馬で余っている馬いないかなあ~と探すと、いました、1頭。ということで明日の残口ありの注目馬へと続く予定なわけです(笑)。

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Comments

おはようございます。新春BIG対談見ました!!
ライバルでありながらお互いに敬意を持っている照也さんと岡田総帥の微妙な間が大変微笑ましい対談でした。
ステゴ産駒の分析、勉強になります。フェノーメノなんてリボーのクロスなんで気性を考えると怖くて買えないと思うのですが、最近の勢いは凄いので逆らわないのが吉ですかねー。
私もステゴ1歳馬を一頭買ってしまいましたが、6代血統まで遡るとノーザンダンサーてんこ盛りで。 NDの血の力ってのは恐るべきものがありますね。
これまでステゴは繁殖に恵まれていなかったので、12年産駒が人気するでしょうが、狙い目なのかもしれません。

Posted by: 谷中小学校 | January 05, 2013 at 10:01 AM

谷中小学校さん、こんにちは!
BIG対談おもしろかったですよね。言葉を選びながらも、お二方とも結構本音を言うところが他にはない面白さでした。
今のところステイゴールドは特に牝系のレベルに関係なく活躍馬を出しているのが凄いと思います。だから値段が安いのもあってとんでもない回収率が出せたというのもあると思います。有名なニックスに限らず、どんな血統でも今後も走る馬を出しそうですが、値段も高くなるでしょうし難しいですね。私も以前1頭だけステイゴールドの牡馬に出資したことがあるのですが、ピンポイントで残念な成績の馬を引いてしまいました。自分で色々調べていて、自分の引きのなさに自分で驚きました(笑)。
ちょっとオカルトっぽいかもしれませんが、やっぱり白老産から活躍馬がでるのは、白老の土壌がステイゴールド産駒に合ってるのかなあと考えてしまいます。

Posted by: 競馬悟空 | January 05, 2013 at 02:28 PM

こんばんは。
お久しぶりです^^

見ていたのですが、コメントはしていませんでした。

キャロットではステイゴールドが2頭いましたよね。

ここ数年はステイの子供が募集掛かって無かったのですが、なぜ去年は2頭出てきたのでしょうか!?

母がキャロのシャンスイの方が個人的に良さそうな感じがします。
(馬体では無く募集の経緯と言うか母がキャロット出身なので、笑)

元牧場出身の友人から聞いたのですが
白老はねらい目だとか、社台の方が馬体が丈夫とか聞きましたね~

Posted by: 松 | January 06, 2013 at 03:55 AM

松さん、お久しぶりです。あけましておめでとうございます!
キャロットであまりステイゴールドの募集がなかったのは、産駒数自体が社台グループ全体として多くなかったので回ってこなかったってことですかね?
さすがに産駒がここまで走ると各クラブに産駒を出さないと文句が出ると思ったのかもしれませんね。
シャンスイの11は母父ミスプロ系ながらもノーザンテーストのクロスもあって馬自体魅力的に思うのですが、所属厩舎が私としては論外な厩舎でした。。
元牧場の方も白老産は狙い目とおっしゃってるのはうれしいですね。今後も白老産のステイゴールド産駒が出てきたら注目したいです。

Posted by: 競馬悟空 | January 06, 2013 at 06:48 AM

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