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January 13, 2013

ゼンノロブロイの実力

短評:「現状三振王も良血揃う2011年産で勝負」


 種牡馬の実力の3頭目はゼンノロブロイです。なお、ゼンノロブロイは2007年産が初年度産駒であるため、2006年産がいる種牡馬よりもデータ上は不利な取り扱いになってしまいますので、その点はご了承ください。

Robroy

(注)
・母集団は2006年産から2009年産までの4世代の社台RH、サンデーR、キャロット及び東京HRの募集馬。
・募集馬のうち原則として、社台F、ノーザンF、白老F及び追分F生産馬のみを対象とする。
・馬主・・・社台GO→社台グループオーナーズの略。
・回収率・・・募集価格に対する獲得賞金の割合。100%を超えていれば募集価格分は回収したことになる。ただし維持管理費などは考慮されていない値なので、100%超だから利益が出ているというわけではない。
・表中ピンク色は回収率100%以上、グレーは未出走馬。


1.全体の回収率

全体 57.9%

 全体の回収率は非常に低い値になってしまいました。サンテミリオンやペルーサといった活躍馬も出してはいるのですが、社台グループ生産のクラブ馬で集計するとこういう値になってしまいました。統計はあくまで過去の統計に過ぎないわけですが、現状は、統計上は募集価格の半分を回収するのが精一杯と言う感じになってしまっています。


2.牡牝別

牡馬 52.8%
牝馬 69.8%

 牡牝の偏りは特にないと言っていいでしょう。牝馬ではサンテミリオンというG1馬が出ていますし、牡馬でもペルーサやトレイルブレイザーがいます。


3.東西別

東 55.3%
西 61.3%

 東西の偏りも特に気にする必要はなさそうです。


4.生産牧場別

社台F 111.9%
ノーザンF 48.8%
白老F 13.8%
追分F 10.4%

 現在のところ、社台F生産馬が圧倒的な成績を残しています。クラブ馬に限らずとも、ペルーサやサンテミリオンなども社台F産ですので、素直に社台F産を信頼するのが良いかもしれません。
 ただし、2011年産については、ノーザンFにもたくさんの生産馬がいますので、今後は大きく変わる可能性もあります。


5.クラブ別

社台RH 65.9%
社台GO 131.9%
サンデーR 12.4%
キャロット 55.1%

 クラブ別では社台GOが今のところ成績的には他を圧倒しています。社台F生産馬が主体の社台GOと社台RHが成績上位で、ノーザンF生産馬主体のサンデーRとキャロットは苦戦という感じです。


6.打率・・・0.133

 非常に低い値となりました。30頭の母集団で、たった4頭しか募集価格を回収した馬がいないというのは、ある意味衝撃的です。少なくとも今までの成績だけで判断するならば、一口馬主的にはいらない種牡馬ということになります。


7.長打率・・・0.033

 長打も今のところほとんどありません。1億円を超えているのはハートビートソングだけであり、長打は期待できそうもないというのが現状です。


8.三振率・・・0.333

 なんと三振率は非常に高く、3頭に1頭は1円も稼げないという衝撃の結果です。打率よりも三振率のほうが2割も高くなってしまっています。


9.デビュー率・・・0.833

 三振率が高かったのはデビュー率が低めだったのも影響していると思います。産駒の脚元が特に弱いというイメージはありませんが、不慮の事故などを含めてもデビューできなかった馬が多めなのは事実です。


10.総評

 現時点のクラブ馬の統計結果からは、これが野球だったら間違いなく戦力外通告という状況です。母集団が少ないので偏りが生じているとしても、ちょっと許されない成績の悪さです。社台F産だけに限定すればまだ許される成績ですが、他の牧場を含むと、非常に成績が悪くなります。もちろん、統計の対象となるべき2006年産の産駒がいないため、回収率で他の種牡馬より不利になっている点はあります。ただ、三振率に関しては、有利不利はありませんので、ハズレが多いというのは動かざる事実と言えそうです。
 三振が多くても一発長打があればまだ救われますが、長打もほとんどなし。データからは、どの角度から見ても、ゼンノロブロイ産駒を買うのは控えるのが賢明と言わざるを得ません。
 ただし、今までのところ、すごい良血馬に種付けされていたかというとそうでもなく、募集価格の平均価格はマンハッタンカフェよりも下ですから、繁殖相手に恵まれていたというわけではありません。
 その点、2011年産は大きく事情が異なります。なんとノーザンFだけでも38頭もの産駒がおり、しかもその相手が凄い。ドナブリーニ(ジェンティルドンナの母)、ビワハイジ(ブエナビスタの母)、レーヴドスカー(レーヴディソールの母)、などなど。これでもか、参ったか、というほどの超良血がキラ星のごとく揃っています。
 これでまったく活躍馬が出なければ遺伝学?の学者もびっくりというくらいの超強力メンバーが揃い踏み。さすがにここまで有名繁殖が集まれば何頭かは結果が出ると信じたいです。ただ、現時点でのデータを見ると、相当程度のハズレも出そうな気はします。
 私自身もゼンノロブロイ産駒にすでに出資してしまっているので、何とか前向きに考えたいのですが、現状ではフォローのしようがありません。とりあえず、よっぽどの思い入れや、強固な自信がない限りは、他の種牡馬の産駒を選んだほうが良さそうです。

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Comments

競馬悟空さん、こんにちは^^

今年、マンカフェとロブロイが各クラブで目玉となってるのは共通認識としてあると思いますが、こうして見るとこれまでの実績はかなり違いますね( ̄Д ̄;;
僕も東サラでサセッティとスタイルリスティックで悩んでましたので、ステゴは別として、こうしてロブロイと比較することで改めてマンカフェが良いことがわかりました( ̄▽ ̄)
ただ、今年はロブロイへの社台の力の入れ方はハンパないと思いますので、これまでのものは一旦リセットして楽しみに待ちたいと思いますo(*^▽^*)o

Posted by: レプティリア | January 13, 2013 at 12:16 PM

競馬悟空さん、今日は。この結果は衝撃的ですね!!
今年の社台グループを挙げてのロブロイ祭りにも関わらず、私は偶然にもロブロイ1頭も持ってないんですよ(笑) 血統的には母系がアメリカンでicecapadeがnearcticとnative dancerを繋いでいるので、よい構成だとかねがね思っていたのですが…
11産駒でまるで結果が出ないということは考えにくいですが、これでダメなら相当キビシイですね!!

Posted by: 谷中小学校 | January 13, 2013 at 03:49 PM

私もロブロイ産駒に出資してるだけに、この結果は厳しいですね。既に種付数もかなり減ってますし、2011産がだめだったら社台からの都落ちもありそうですね。

Posted by: youchan | January 13, 2013 at 04:37 PM

レプティリアさん、こんにちは!
確かに現時点までの実績で考えれば、マンハッタンカフェのほうが断然好成績ですね。11年産のマンハッタンカフェ産駒が全然ダメの可能性はかなり低いと思います。一方、ゼンノロブロイはやはり不安はあります。私もサセッティ11はいい馬だと思うのですが、やっぱり父が不安というのもありました。まあ、そのときはここまで極端な実績とは思っていませんでしたが。。
 ただおっしゃるとおり、社台Gのゼンノロブロイ11年産の血統レベルは素晴らしいので、凄い奴が現れても不思議ではないですね!

Posted by: 競馬悟空 | January 14, 2013 at 11:46 AM

谷中小学校さん、こんにちは!
結構衝撃的な数字ですよね。ゼンノロブロイ産駒に出資されなかったのは、一口馬主の収支的に考えれば正解だった可能性は高いと思います。もちろん社台Gも初年度産駒のクラシックでの活躍もあり、血統的にも価値があると思っているからこそ、11年産の祭りにつながったと思いますが、その時点で、今日のこの現実までは予想していたのかどうか。。11年産がダメだったら、確実に追放になりそうで心配です。

Posted by: 競馬悟空 | January 14, 2013 at 11:51 AM

youchanさん、こんにちは!
私もレッドセイリング他2頭の東サラ所属馬に出資しており、ちょっと不安にかられております。うっかり東サラの1年早いゼンノロブロイ祭りに乗ってしまった感じです。ステイゴールドのような巻き返し?もあるかもしれませんので、これからの頑張りに期待したいと思います。ただし、社台側も、11年産がもし期待外れだったとしたら、その際は容赦なく追放というのが既定路線のような気がしますねえ。。

Posted by: 競馬悟空 | January 14, 2013 at 12:00 PM

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