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March 25, 2013

母年齢(その2)

 さて、今日も引き続いて母年齢についてですが、今日はクラブ別に見てみたいと思います。クラブ別で見ることに意味があるのかどうかはわかりませんが、何か傾向がつかめればと思い調べてみました。


(注)
・1994年産以降で募集価格がわかる社台RH、サンデーR及びキャロットの募集馬の3,233頭を母集団としています。
・獲得賞金の単位は万円です。
・年齢別の部分の色は、各項目別に1位ピンク、2位ブルー、3位薄い黄色となっています。なお母4歳の募集馬は数が僅少なため、この色付けからは除いています。
・「全体」の行よりも下の部分の色付けは見やすくするためにつけただけで意味はありません。
・打率とは、募集馬全体のうちに、回収率100%以上馬の占める割合のことです。
・長打率とは、募集馬全体のうちに1億円以上獲得した馬の占める割合です。
・三振率とは、募集馬全体のうちに獲得賞金が0円の馬が占める割合です。獲得賞金0円の馬とは、レースに出走したものの1回も掲示板に載らなかった馬及びデビューできなかった馬の合計となります。


社台RH

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 社台RHの募集馬について、各母年齢別に見ると、16歳がダントツです。すべての項目で1位か2位ということです。1億円以上稼いだ活躍馬も多いし、募集価格分以上稼いだ馬も4割以上。とにかく抜けた値です。
 驚くのは、なんと20歳以上が打率1位。回収率も2位で長打率が3位。やはり社台RHは伝統と実績のクラブだけに、高齢でも良い繁殖が残っているということなのでしょうか。
 表の下のほうの、17歳以上と16歳以下、15歳以上と14歳以下、13歳以上と12歳以下のところを見てみましょう。17歳以上と16歳以下で分けると、やや差が出ていますが、15歳以上と14歳以下では、なんと15歳以上のほうが三振率以外は高い値になってしまいます。さすがに13歳以上と12歳以下では、12歳以下が全般的に高い値となりますが、結局のところ若いほど良いということでもない状態です。
 社台RHの場合は、母年齢の差による影響というものはほとんどなさそうです。いや、むしろ、高齢繁殖の産駒で皆が嫌うなら狙ってみても良いとさえ言えそうです。


サンデーR

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 サンデーRは社台RHとはまた傾向が違います。回収率では13歳がトップですが、これはブエナビスタとデルタブルースがデータを引っ張り上げている感じです。その証拠に打率は高くありません。
 13歳を除くと、7歳とか6歳とか若い世代のデータが高くなります。これは非常に納得がいくというか、まあ普通に考えた通りと言えます。また、20歳以上もサンデーRの場合はまったくダメで、これも普通に納得がいく感じです。
 表の下のほうを見ると、17歳以上と16歳以下ではかなりの差がありますし、15歳以上と14歳以下でもまだ差は大きいです。13歳以上と12歳以下になると一気にデータが接近します。ただ、それでも打率は若い母の募集馬のほうが一貫して高いです。
 サンデーRの傾向としては、今まで普通に考えてきたとおりというか、母14歳以上くらいから成績が落ちているという感じです。また5歳~7歳くらいは産駒数も多いのですが、それでも高いデータを出しているということは、相当程度信頼できる値でしょう。サンデーRの募集馬の場合、母が5歳~7歳時に産まれた産駒は素直に信頼して良さそうです。


キャロット

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 キャロットは18歳以上の高齢繁殖からの産駒はまるでダメと言える感じです。ところが、17歳と16歳は回収率も高めとなっています。17歳はブルーメンブラットが1頭で数値を引き上げているだけで、その証拠に打率は低いです。16歳はアロンダイトが引っ張っているものの、その他の馬もそれなりに頑張っていて数値が高くなっています。
 年齢別に見ると、9~12、13歳あたりが高めの値が出ています。サンデーRは5~7歳が高めだったのに対し、キャロットはその上の世代が高くなっています。これは無理に理由をつけようとするならば、サンデーRでは期待の繁殖の初仔から募集をするが、キャロットではサンデーRで募集された後にその繁殖の仔が回ってくるという感じなのでしょうか。かなり無理やりな感じでオカルトっぽくもありますが、まあいずれにしても、若い繁殖のほうが総じて良さそうな傾向であるというのはサンデーRと似ているでしょう。
 表の下のほうを見ると、やはり高齢のほうが打率は低く三振率は高いという傾向が一貫して見られます。ただ、先ほども言ったとおり、5歳~8歳くらいは今一つパッとしない成績でもあるという状態です。


 クラブ別に見てみると、伝統と実績の社台RHは高齢繁殖からの産駒も意外なまでに頑張ってると言えそうです。一方、サンデーRとキャロットは総じて、一般に言われている通り、20歳を超えるような高齢繁殖からの産駒はダメで、5歳~13歳くらいが良さそうではあります。

 さらにもうちょっと続く予定です。


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Comments

競馬悟空さん、こんばんは^^

社台は高齢、ノーザンは若馬、キャロはノーザンの
影響を受けているという感じですね(^o^)
キャロはどうしてもノーザンのお下がりといった感が否めませんね(>_<)
ふと気になったんですが、初仔の成績というのはクラブによって、
また年齢によって差が出てくるものなんでしょうかね?(-_-)
今年のキャロは若い母馬で、しかも初仔が多かったイメージがあります(^o^)
ただ、その年代に当たる5~8歳の成績が良くないのが気になりますが(T_T)

Posted by: レプティリア | March 25, 2013 at 09:56 PM

競馬悟空さん、こんばんは!
サンデーRとキャロットはまあ予想通りですね。これからは上は15歳ぐらいまでokとしようかなと思います。
社台RHの高齢繁殖の仔は何故走るのでしょうか?不思議です。でも三振率は高いので小市民な私は40口で狙うのは無理かな。
バブルガムフェロー、ディヴァインライトネオユニ、ダンスインザムード、やはりサンデーは高齢繁殖からでも長打を飛ばせるスーパーサイヤーなんですね。

Posted by: うりうり | March 25, 2013 at 10:16 PM

悟空さん。久しぶりです。分からないので教えて下さい。
一口馬主で持ち馬が勝利した際にウイナーズサークルで記念写真を認めているクラブはどこですか?
東京サラ・G1・グリーンファームはどうなんでしょうか?

Posted by: 。 | March 25, 2013 at 10:52 PM

レプティリアさん、こんばんは!
うーん、考えたくないですけど、やっぱり若い牝馬の産駒で良さそうなのはサンデーRに流れて、その上の世代の産駒がキャロットに流れる感じなんでしょうかねえ。
 初仔の成績とか、何番目の仔で違いがあるのかとか調べてみたい気はするのですが、ものすごい手間がかかるので今回は調べられませんでした。確かにサンデーRとキャロット間であれば、クラブ別で違いがあっても不思議ではないなと思いました。
 おっしゃるとおり、キャロットの母5歳~8歳が振るっていないのは不思議ですものね。

Posted by: 競馬悟空 | March 26, 2013 at 01:18 AM

うりうりさん、こんばんは!
何歳までOKなのか線引きするのは難しいですが、やはり15歳前後が妥当なところでしょうか。社台RHの高齢繁殖の仔が走ってるのは本当によくわからないですね。それなりに活躍馬もいるものの、三振率も高いので確かに怖さはあります。サンデーサイレンスの血の力が影響しているのは間違いないでしょう。そのパワーがどこまで影響し続けるのかはわかりませんが、サンデー系の有名繁殖であれば、高齢でも活躍馬を出す確率は高そうですね。

Posted by: 競馬悟空 | March 26, 2013 at 01:24 AM

。さん、おひさしぶりです。こんばんは!
ウィナーズサークルでの口取りは、東京サラブレッドはもちろんありますし、G1やグリーンもあるはずですよ。
 ただ、やはり口数の多いクラブは口取りの枠も抽選になってしまいますので、社台・サンデーのようには口取りはできないかもしれないですね。

Posted by: 競馬悟空 | March 26, 2013 at 01:28 AM

競馬悟空さん、こんにちわ!
キャロットの母5歳~8歳成績悪いですね。
皆さんのおっしゃる通り、サンデーRのお下がり感はありますね。
 キャロの獲得賞金上位の馬を見ると、母か祖母が輸入繁殖で初子から個人や本家に行ったけれど期待通りに走らなくて、10歳前後でキャロに来た馬が、上と違う配合が当って大活躍するパターンが多いので、それは一つの狙い目かもと思います。ディアデラノビア、アダムスピークみたいな母重賞勝ち輸入繁殖、父がトップサイヤーで初子、2番仔(初子が持ち込みの場合)から活躍する馬はなかなか回ってこないですね。

続きが楽しみです。

Posted by: うりうり | March 26, 2013 at 10:37 AM

うりうりさん、こんにちは!
なるほど、やはりサンデーRや個人向けで今一つだった繁殖の仔が、母10歳前後でキャロットに出てきたら注目ですね。同じ理論はシルクでも通用するかもしれませんし応用がききそうです。おっしゃるとおり、輸入繁殖+日本のトップサイヤーの組み合わせの初仔で通用しそうなのは、順番からいってキャロットには回って来にくそうですね。母10歳前後での変わり身?に注目ですね!

Posted by: 競馬悟空 | March 26, 2013 at 01:04 PM

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