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March 30, 2013

母年齢(その3)

 前回から大分経ってしまいましたが、今日は母年齢の3回目です。
 今日は牧場別に見てみたいと思います。

 まずはサンデーR及びキャロットと関わりの深いノーザンファームを見てみましょう。

(注)
・1994年産以降で募集価格がわかる社台RH、サンデーR及びキャロットの募集馬の3,233頭を母集団としています。
・獲得賞金の単位は万円です。
・年齢別の部分の色は、各項目別に1位ピンク、2位ブルー、3位薄い黄色となっています。なお母4歳の募集馬は数が僅少なため、この色付けからは除いています。
・「全体」の行よりも下の部分の色付けは見やすくするためにつけただけで意味はありません。
・打率とは、募集馬全体のうちに、回収率100%以上馬の占める割合のことです。
・長打率とは、募集馬全体のうちに1億円以上獲得した馬の占める割合です。
・三振率とは、募集馬全体のうちに獲得賞金が0円の馬が占める割合です。獲得賞金0円の馬とは、レースに出走したものの1回も掲示板に載らなかった馬及びデビューできなかった馬の合計となります。


ノーザンF

Haha_northern


 ノーザンFはわかりやすい感じです。高齢繁殖からの産駒の成績は良くありません。13歳が非常に好成績ですが、ここはブエナビスタがいるところですので、そのせいもあるとは思います。
 全体より下の部分を見てみると、若い繁殖からの産駒のほうが成績が良いことがわかります。ただ、それも15歳以上とと14歳以下ではかなりの差がありますが、13歳以上と12歳以下ではほとんど差がないというか、ブエナビスタのせいで13歳以上のほうが回収率と1頭あたりの賞金では逆転しています。これより下の世代で区切ってみても、あまり差は出ませんでしたので、やはり15歳以上は若干厳しいのかなという傾向です。
 まあ、前回のクラブ別のサンデーRとキャロットを合わせた感じとあまり印象的には大差ないと思います。


 次に社台Fを見てみましょう。

社台F

Haha_shadai

 社台Fは社台RHと大体同様で、16歳にピークが来ています。まあ、これについてはよくわからないので、全体より下を見てみましょう。
 全体より下を見ても、はっきりした傾向はつかめません。何歳以上から成績が悪くなるというのは一概に言えない感じです。ただし、三振率に関しては高齢繁殖からの産駒が明らかに高いです。社台Fの生産馬の場合は高齢繁殖でもアリなのかもしれませんが、三振率の高さについては覚悟しておいたほうがよいでしょう。また、表のデータでは高齢繁殖からでも長打率は高くなっていますが、最近の産駒である2006年以降の産駒では16歳以上の高齢繁殖からの長打は出ていませんでした。単純に社台F全体の成績が落ちてきているというのもあるかもしれませんが、今後は傾向が変わってくるかもしれません。


 最後に社台RH、サンデーR及びキャロットの募集馬のうち、社台Gの生産馬以外で見てみましょう。なお、マル外を含んでいます。

その他

Haha_sonota

 19歳のところが突出して高い値になっていますが、これはミッドナイトベッドが引っ張ってしまっているためで、母集団も少なめなので非常に高い値となってしまっています。それを除けば、ほぼ、若い繁殖のほうが成績が良いと言えるでしょう。11歳以下が良さそうです。多分、これが本来の姿というか、生物学的?に考えて一番納得のいくデータですね。その他の牧場の場合は、長打に関してはほぼ完全に11歳以下に固まっています。


 さて、3回にわたって母年齢について見てきましたが、結論としては断言できるような部分は少ない感じです。母年齢からだけで産駒の能力を断じることは難しいので、あくまで補助的なデータとして活用するのが実用的かと思います。
 ただ、それでも、傾向として以下の可能性は言えるのではないしょうか。


・生物学的?に考えれば若い繁殖からの産駒のほうが競走能力が高いと考えるのが普通で、11歳以下くらいからの産駒が望ましい。しかし、社台G生産馬のような先進技術や管理が行き届いている牧場の生産馬であれば、14歳くらいまでの産駒であれば、あまり母年齢を気にする必要はない。

・サンデーRやキャロットなどのノーザンF系は、少なくとも19歳以上の高齢繁殖からの産駒は避けたほうが良さそう。できれば、14歳以下くらいが望ましいが、その辺の区切りはサンデーRかキャロットかによっても違ってくる。

・社台F生産馬については、高齢繁殖からの産駒でも侮れない成績を出しており、一概に高齢繁殖からの産駒が全然ダメとは言い切れない。ただし、近年は高齢繁殖の産駒からは長打は出ていないので、過信するのも危険。


 まあ、結局のところ、大したことは言えないなというのが全般的な感想ですが、例えば、予算的に年に1頭しか出資できないということであれば、その1頭はなるべく14歳以下の繁殖の産駒を選んだほうが失敗する確率は減るでしょう。
 逆に、複数の馬に出資するのであれば、あまり母年齢にこだわっても選択肢が狭まるばかりですので、19歳以上での産駒とかでないかぎり、母年齢で切り捨てるのは適切ではないかもしれません。色々な他の要素で絞り込んだ後に、最後の選定で母年齢を気にするというのが現実的かもしれませんね。

 今回はこれで終わりです。またいつか、繁殖牝馬に関しては別の角度から考えてみたいと思っています。


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Comments

母年齢に関してはウイポスやっていてもそうですが、高齢で牧場に残っているのはある程度実績のある母馬、実績だせなかった母馬たちは途中で売られたり、他の牧場に移動になっています。社台グループの弱肉強食の中で生き残ってきた牝馬達なのでデーター通りにならないような気がします。日高地方の牝馬等違う視点で同じデーターをとってみると一般的に思い描いているイメージに近くなるかもしれませんね。

ところで今日アドマイヤサガスが快勝したのを見て妹に出資しました。
レッドセイリング共々よろしくお願いします。

Posted by: つよし♪ | March 30, 2013 at 04:43 PM

競馬悟空さん、こんばんは^^

牧場ごとにちょっとずつ傾向が違いますが、
はっきりしたことは言えなさそうですね(^_^;)
今までの考え通り、若い方が良いと漠然と思っておけばいいでしょうか(-_-)
母年齢を最重要で馬を選ぶことはないでしょうから、
困った時の年齢頼みってことで(>_<)(笑)
アドマイヤサガス勝ちましたね…( ̄ー ̄)ニヤリ

Posted by: レプティリア | March 30, 2013 at 08:24 PM

競馬悟空さん、こんばんは!
現実的には14歳以下で選ぶも、種牡馬(配合が合う、トップサイヤー)によってはその限りではないという事でしょうね。
サンデーRのスクワドロンやルナレガーロは出資を検討した事もあり、その動向に注目しています。

アドマイヤサガスが好タイムでOP勝ちでしたね。ライジングゴールドももう少し短い距離なら出世しそうです。先見の明を感じました。

Posted by: うりうり | March 31, 2013 at 12:20 AM

競馬悟空さん、こんにちは。

当方が出資の対象にするのは、やはり社台Gの生産馬が大半なので、繁殖牝馬の年齢については、今後はもう少し柔軟に捉えようと思います。(その分迷う要素がまた増えるかもしれませんが・・・)

シルクへのご入会おめでとうございます。ストロングメモリーは馬体も凄いし(短距離ダートかな、という気もしますが)、育成も順調ですね。当方も出資を検討した馬なので、陰ながら応援したいと思います。(何の足しにもなりませんが・・・)

Posted by: レッドスター | March 31, 2013 at 09:58 AM

つよし♪さん、こんばんは!
いやあ、確かにおっしゃるとおりですね。ウイニングポストで自分の牧場が拡大しきって潤ってくると、繁殖が余り始めて売らざるを得なくなります。そこで高齢になる前に売却対象になるのは血統的にイマイチとか、結果が出なかった牝馬ですものね。そういう視点から見れば、社台Gで高齢で残っている繁殖は高い実績があるか、何か見どころがあって残している馬でしょう。
 今回のデータでも、その他の牧場だけで見てみると11歳がピークになって、やはり高齢繁殖は奮っていないです。そう考えると、社台G生産馬のみは繁殖がやや高齢でも結果を出せる前提にあると考えてほうがいいかもしれませんね。
 それから、ベルベットローブの11出資おめでとうございます!芝向きになるかダート向きになるかは今のところはわかりませんが、兄姉も走ってますし、デビューを楽しみに待ちましょう!

Posted by: 競馬悟空 | March 31, 2013 at 09:27 PM

レプティリアさん、こんばんは!
社台G生産馬については、一般に言われるほどは母年齢は気にしなくて良さそうですね、あまり気にしすぎても本末転倒になりかねないので、あくまで迷った時の判断で使用するのが適切かもしれません。
 アドマイヤサガス勝ちましたねえ~。芝では今一つ活躍しきれなかったですが、ダートになって安定しています。ベルベットローブの11もやはりダートかなあとも思いますが、走る血統には間違いないので、期待したくなってきました。

Posted by: 競馬悟空 | March 31, 2013 at 09:31 PM

うりうりさん、こんばんは!
スクワドロンは募集時に芦毛でこんなによく見せる馬は見たことがないというくらい良い馬でしたが、それでも今のところは期待ほどではない感じで難しさを感じます。それこそ原因を求めるなら母の年齢くらいしか思いつかないです。そういう意味では母年齢は後付けで論じられてしまうものなのかもしれません。いずれにしても、真っ先に考えるものでもなさそうです。
 アドマイヤサガスはダートでOP勝ちしてくれましたし、ライジングゴールドも先のありそうな走りでした。ベルベットローブの11は牝馬ですのでどうなるかわかりませんが、それでも兄たちの走りは頼もしいものがあります。ぜひ続いて欲しいものです。

Posted by: 競馬悟空 | March 31, 2013 at 09:42 PM

レッドスターさん、こんばんは!
実際に高齢繁殖からの産駒を買って走らなかったら、やっぱり。。と思ってしまうのかもしれませんが、母年齢は絶対条件ではなさそうです。それでも、やはり19歳以上の超高齢はやはりできれば避けたいところですね。
 無事シルクに入会することになりました。ありがとうございます。ストロングメモリーの11はトモは凄いんですが、その分ダートに出そうですよね。地方所属なら大活躍もあるかもしれませんが、中央だとレース選択が難しいかもしれません。でも気に入った馬なので初志貫徹することにしました。レッドスターさんの応援を受けて、無事にデビューしてくれることを祈ります!

Posted by: 競馬悟空 | March 31, 2013 at 09:51 PM

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