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March 2013

March 31, 2013

2013/3/31(日)結果

 今日は10Rだけ中山競馬場に行ってきました。昨日今日と非常に寒い日が続いていて、中山競馬場も非常に寒かったです。

【中山10Rダ1800m伏竜S】

★ホワイトフリート (クロフネ) 10着
募集時評価 B-A-C-A

1

今日はパドックでは終始チャカついていて、やや集中力を欠いている感じだった。スタートで若干後手を踏む感じも特に影響はなかった。ただ流れが速かったので、自然と後方の位置取りとなった。3歳馬とはいえ、オープンのレースでもあり、ダート戦としては速い流れのまま62秒7で1000mを通過。残り800mあたりから徐々に前に取りつこうとして中団まで押し上げていく。4角では真ん中を通って直線に向き、一緒ん伸びかけるもすぐに余力がなくなり10着まで。勝ち馬も強かったし、勝ち時計も速かったが、現状ではこのオープンのペースについて行くのは難しそうだ。パドックで見てもまだ馬体も幼い感じだし、無理せずレース慣れしていってさらに上を目指していくことになるだろう。


以下は2着となったロードクルセーダーの写真です。一瞬勝ったかと思いましたが、勝ち馬が強かった。でもこの馬もこの時計で2着ならかなり将来性がありそうです。

ロードクルセイダー

Photo


(注)左から、トモ-後脚-肩-全体のリズム、の評価です。
トモはトモの大きさ及び迫力で評価しています。後脚はクセがないか、スムーズか等で評価しています。肩は肩の出のスムーズさ、硬さで評価しています。全体のリズムはスムーズな全身運動ができているかを評価しています。

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March 30, 2013

母年齢(その3)

 前回から大分経ってしまいましたが、今日は母年齢の3回目です。
 今日は牧場別に見てみたいと思います。

 まずはサンデーR及びキャロットと関わりの深いノーザンファームを見てみましょう。

(注)
・1994年産以降で募集価格がわかる社台RH、サンデーR及びキャロットの募集馬の3,233頭を母集団としています。
・獲得賞金の単位は万円です。
・年齢別の部分の色は、各項目別に1位ピンク、2位ブルー、3位薄い黄色となっています。なお母4歳の募集馬は数が僅少なため、この色付けからは除いています。
・「全体」の行よりも下の部分の色付けは見やすくするためにつけただけで意味はありません。
・打率とは、募集馬全体のうちに、回収率100%以上馬の占める割合のことです。
・長打率とは、募集馬全体のうちに1億円以上獲得した馬の占める割合です。
・三振率とは、募集馬全体のうちに獲得賞金が0円の馬が占める割合です。獲得賞金0円の馬とは、レースに出走したものの1回も掲示板に載らなかった馬及びデビューできなかった馬の合計となります。


ノーザンF

Haha_northern


 ノーザンFはわかりやすい感じです。高齢繁殖からの産駒の成績は良くありません。13歳が非常に好成績ですが、ここはブエナビスタがいるところですので、そのせいもあるとは思います。
 全体より下の部分を見てみると、若い繁殖からの産駒のほうが成績が良いことがわかります。ただ、それも15歳以上とと14歳以下ではかなりの差がありますが、13歳以上と12歳以下ではほとんど差がないというか、ブエナビスタのせいで13歳以上のほうが回収率と1頭あたりの賞金では逆転しています。これより下の世代で区切ってみても、あまり差は出ませんでしたので、やはり15歳以上は若干厳しいのかなという傾向です。
 まあ、前回のクラブ別のサンデーRとキャロットを合わせた感じとあまり印象的には大差ないと思います。


 次に社台Fを見てみましょう。

社台F

Haha_shadai

 社台Fは社台RHと大体同様で、16歳にピークが来ています。まあ、これについてはよくわからないので、全体より下を見てみましょう。
 全体より下を見ても、はっきりした傾向はつかめません。何歳以上から成績が悪くなるというのは一概に言えない感じです。ただし、三振率に関しては高齢繁殖からの産駒が明らかに高いです。社台Fの生産馬の場合は高齢繁殖でもアリなのかもしれませんが、三振率の高さについては覚悟しておいたほうがよいでしょう。また、表のデータでは高齢繁殖からでも長打率は高くなっていますが、最近の産駒である2006年以降の産駒では16歳以上の高齢繁殖からの長打は出ていませんでした。単純に社台F全体の成績が落ちてきているというのもあるかもしれませんが、今後は傾向が変わってくるかもしれません。


 最後に社台RH、サンデーR及びキャロットの募集馬のうち、社台Gの生産馬以外で見てみましょう。なお、マル外を含んでいます。

その他

Haha_sonota

 19歳のところが突出して高い値になっていますが、これはミッドナイトベッドが引っ張ってしまっているためで、母集団も少なめなので非常に高い値となってしまっています。それを除けば、ほぼ、若い繁殖のほうが成績が良いと言えるでしょう。11歳以下が良さそうです。多分、これが本来の姿というか、生物学的?に考えて一番納得のいくデータですね。その他の牧場の場合は、長打に関してはほぼ完全に11歳以下に固まっています。


 さて、3回にわたって母年齢について見てきましたが、結論としては断言できるような部分は少ない感じです。母年齢からだけで産駒の能力を断じることは難しいので、あくまで補助的なデータとして活用するのが実用的かと思います。
 ただ、それでも、傾向として以下の可能性は言えるのではないしょうか。


・生物学的?に考えれば若い繁殖からの産駒のほうが競走能力が高いと考えるのが普通で、11歳以下くらいからの産駒が望ましい。しかし、社台G生産馬のような先進技術や管理が行き届いている牧場の生産馬であれば、14歳くらいまでの産駒であれば、あまり母年齢を気にする必要はない。

・サンデーRやキャロットなどのノーザンF系は、少なくとも19歳以上の高齢繁殖からの産駒は避けたほうが良さそう。できれば、14歳以下くらいが望ましいが、その辺の区切りはサンデーRかキャロットかによっても違ってくる。

・社台F生産馬については、高齢繁殖からの産駒でも侮れない成績を出しており、一概に高齢繁殖からの産駒が全然ダメとは言い切れない。ただし、近年は高齢繁殖の産駒からは長打は出ていないので、過信するのも危険。


 まあ、結局のところ、大したことは言えないなというのが全般的な感想ですが、例えば、予算的に年に1頭しか出資できないということであれば、その1頭はなるべく14歳以下の繁殖の産駒を選んだほうが失敗する確率は減るでしょう。
 逆に、複数の馬に出資するのであれば、あまり母年齢にこだわっても選択肢が狭まるばかりですので、19歳以上での産駒とかでないかぎり、母年齢で切り捨てるのは適切ではないかもしれません。色々な他の要素で絞り込んだ後に、最後の選定で母年齢を気にするというのが現実的かもしれませんね。

 今回はこれで終わりです。またいつか、繁殖牝馬に関しては別の角度から考えてみたいと思っています。


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March 28, 2013

シルク入会

 本日予定通りシルクの募集馬に申し込みました。
 1頭出資の予定だったのですが、どうしても絞り切れず、以下の2頭に出資することとなりました。


40ストロングメモリーの11(ダイワメジャー)
メス2,200万 西:荒川

56ベルベットローブの11(スペシャルウィーク)
メス1,600万 西:今野


 当初一頭の予定で、どうしようか悩んでいたのですが、上記2頭でどちらにするか決められない状態でした。初志貫徹ならストロングメモリーの11ですし、牧場での進み具合ならベルベットローブの11が魅力です。
 試験とかで、最初①だと思ったけど、見直したら③のような気がして、③に変えたら①がやはり正解だったということよくありますよね。なのでストロングメモリーの11は切りたくない。かといって、ベルベットローブの11も捨てがたい。
 ということで、両方出資という大人のずるい結論に至りました(笑)。
 両馬とも最終的にはダートに向かってしまうかもしれませんが、まずはデビューに向けて頓挫なく順調に行って欲しいです。

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March 27, 2013

シルク入会前夜

 年度末で忙しいにもかかわらず、シルクの入会を検討していました。
 3月末まで入会金無料ということで、今月はかなり入会が増えているようですね。私もその流れに逆らわずというか、友人がシルク入会を決意したというのもあり、このタイミングで入会しようと思っています。3月末日までにWEB上から申し込めば入会金無料となるとのことですので、まだ今週末までは大丈夫なのですが、あまり迷い続けても仕方ないので明日には決めようと思っています。
 私の中で現時点で候補に挙がっているのは以下の馬たちです。


40ストロングメモリーの11(ダイワメジャー)
メス2,200万 西:荒川

以前に自分が書いた記事を読んだら、会員だったら出資しているとか自分で書いていました。トモの大きさが魅力で、いかにもパワーがありそうなタイプです。半兄のフォルテリコルド同様おそらくダート短距離が向くタイプでしょうが、牝馬なのにダート短距離で中央で生きていく道があるのかどうかというのが悩むところです。母11歳の産駒で、シルクにもキャロットと同様の母年齢傾向が当てはまるならば、社台RH、サンデーRで今一つ伸び悩んでいる兄姉以上の活躍もあるのかも。所属厩舎は厩舎ランク的には上位とは言えないまでも、関西では良いほうでしょう。調整は順調のようですし、早めのデビューを目指したいところです。


56ベルベットローブの11(スペシャルウィーク)
メス1,600万 西:今野

前後バランスの良い馬体でリズムよく歩けています。やや立ち肩で、また、繋ぎが立ち気味なのは気になりますが、血統どおり兄姉同様ダート方面に向かうなら問題ないのかなとも思います。半兄のライジングゴールドは芝で勝ち上がっているというのもあり、この馬も芝路線に向かうとなると脚元がやや心配ではあります。今のところ極めて順調のようで、最近牧場で見てきた友人の話によると、早期のデビューに向けて調整されていく予定のようです。所属厩舎は昨年開業で、昨年は初年度としてはかなり優秀な成績を残した期待の厩舎。この馬がどのような将来を歩むのかは、厩舎が路線を含めどう取り扱うかというのも重要でしょう。


25ティックルピンクの11(ステイゴールド)
メス1,600万 東:田島

この馬を候補に挙げた理由はただ一つ。ステイゴールド産駒だからです。ステイゴールド産駒は、牡馬はもちろん素晴らしい成績ですが、牝馬も悪くありません。白老F産の関東所属のステイゴールド牝馬にはサンデーRのアイスフォーリスがいますが、この馬もそういう活躍を期待したいです。ただし所属厩舎は厩舎ランク的にも今一つの厩舎ですので、その点が判断の難しいところです。


39カムホームウィズミーの11(ダイワメジャー)
牡2,500万 西:佐々木晶

この馬も候補として考えていたのですが、ウダウダと考えている間に満口となってしまいました。至って順調のようですしデビューが楽しみな馬です。


 晴れてシルクの会員となった後には、時間があれば以前に一部だけ11年産の募集時評価をしたのを完全版にしたいと思っています。やっぱり完全版にしておかないと、2歳馬がデビューした後では自分自身でもわけがわからなくなって、振り返ることもできなくなってしまいますので。

 初志貫徹か、それとも。。もう少しだけ考えてみます。


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March 26, 2013

優駿4月号 2歳馬情報

 さすが年度末だけあって色々忙しく、今日も軽い話題のみです。母年齢の続きはもうちょっとお待ちください。
 優駿4月号にPOG向けの2歳馬情報が掲載されていました。昨年までは5月号から掲載されていたのですが、新馬戦の早期化などを受けて、今年は4月号から載せたとのこと。

 今月号には社台系一口クラブの募集馬の情報はなかったのですが、ノルマンディーOCでの募集馬は多数載っていました。以下が写真とコメント載っていた募集馬です。カッコ内のコメントは各馬のヘッドラインです。


・タニノシスターの11…「至って順調に調整が進んでいる」

・タニノホロホロの11…「パワーみなぎる大きなアクション」

・Bright Edge の11…「目覚ましい筋肉の発達ぶり」

・キョウエイアンの11…「牧場期待の『先頭打者』候補」

・ザラストドロップの11…「騎乗スタッフからの評価が高い一頭」

・フロントアクセスの11…「クラシックを狙える器の持ち主」

・トウヨウロイヤルの11…「短距離向きと言えるスピード」

・スヴレッタの11…「早期デビューを目標に調整中」


ノルマンディーOCの会員の方はぜひ今月号の優駿をチェックしたいですね。


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G1カラノテガミ

 ちょっと忙しいので母年齢の続きは次回ということで。
 タイトルにふざけて馬名っぽく書いてしまいましたが、G1サラブレッドクラブから手紙が来ました。
 なんか昨年抽選に外れた人は今年入会したら入会金無料にしてくれると。
 うれしいな~と思っていたら、特別入会すれば誰でも入会金無料になるんですね(笑)。
 今年はG1サラブレッドも募集馬は倍以上に増えるそうですし、入会を考える場合は特別入会し忘れないようにしないといけないですね。

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March 25, 2013

母年齢(その2)

 さて、今日も引き続いて母年齢についてですが、今日はクラブ別に見てみたいと思います。クラブ別で見ることに意味があるのかどうかはわかりませんが、何か傾向がつかめればと思い調べてみました。


(注)
・1994年産以降で募集価格がわかる社台RH、サンデーR及びキャロットの募集馬の3,233頭を母集団としています。
・獲得賞金の単位は万円です。
・年齢別の部分の色は、各項目別に1位ピンク、2位ブルー、3位薄い黄色となっています。なお母4歳の募集馬は数が僅少なため、この色付けからは除いています。
・「全体」の行よりも下の部分の色付けは見やすくするためにつけただけで意味はありません。
・打率とは、募集馬全体のうちに、回収率100%以上馬の占める割合のことです。
・長打率とは、募集馬全体のうちに1億円以上獲得した馬の占める割合です。
・三振率とは、募集馬全体のうちに獲得賞金が0円の馬が占める割合です。獲得賞金0円の馬とは、レースに出走したものの1回も掲示板に載らなかった馬及びデビューできなかった馬の合計となります。


社台RH

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 社台RHの募集馬について、各母年齢別に見ると、16歳がダントツです。すべての項目で1位か2位ということです。1億円以上稼いだ活躍馬も多いし、募集価格分以上稼いだ馬も4割以上。とにかく抜けた値です。
 驚くのは、なんと20歳以上が打率1位。回収率も2位で長打率が3位。やはり社台RHは伝統と実績のクラブだけに、高齢でも良い繁殖が残っているということなのでしょうか。
 表の下のほうの、17歳以上と16歳以下、15歳以上と14歳以下、13歳以上と12歳以下のところを見てみましょう。17歳以上と16歳以下で分けると、やや差が出ていますが、15歳以上と14歳以下では、なんと15歳以上のほうが三振率以外は高い値になってしまいます。さすがに13歳以上と12歳以下では、12歳以下が全般的に高い値となりますが、結局のところ若いほど良いということでもない状態です。
 社台RHの場合は、母年齢の差による影響というものはほとんどなさそうです。いや、むしろ、高齢繁殖の産駒で皆が嫌うなら狙ってみても良いとさえ言えそうです。


サンデーR

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 サンデーRは社台RHとはまた傾向が違います。回収率では13歳がトップですが、これはブエナビスタとデルタブルースがデータを引っ張り上げている感じです。その証拠に打率は高くありません。
 13歳を除くと、7歳とか6歳とか若い世代のデータが高くなります。これは非常に納得がいくというか、まあ普通に考えた通りと言えます。また、20歳以上もサンデーRの場合はまったくダメで、これも普通に納得がいく感じです。
 表の下のほうを見ると、17歳以上と16歳以下ではかなりの差がありますし、15歳以上と14歳以下でもまだ差は大きいです。13歳以上と12歳以下になると一気にデータが接近します。ただ、それでも打率は若い母の募集馬のほうが一貫して高いです。
 サンデーRの傾向としては、今まで普通に考えてきたとおりというか、母14歳以上くらいから成績が落ちているという感じです。また5歳~7歳くらいは産駒数も多いのですが、それでも高いデータを出しているということは、相当程度信頼できる値でしょう。サンデーRの募集馬の場合、母が5歳~7歳時に産まれた産駒は素直に信頼して良さそうです。


キャロット

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 キャロットは18歳以上の高齢繁殖からの産駒はまるでダメと言える感じです。ところが、17歳と16歳は回収率も高めとなっています。17歳はブルーメンブラットが1頭で数値を引き上げているだけで、その証拠に打率は低いです。16歳はアロンダイトが引っ張っているものの、その他の馬もそれなりに頑張っていて数値が高くなっています。
 年齢別に見ると、9~12、13歳あたりが高めの値が出ています。サンデーRは5~7歳が高めだったのに対し、キャロットはその上の世代が高くなっています。これは無理に理由をつけようとするならば、サンデーRでは期待の繁殖の初仔から募集をするが、キャロットではサンデーRで募集された後にその繁殖の仔が回ってくるという感じなのでしょうか。かなり無理やりな感じでオカルトっぽくもありますが、まあいずれにしても、若い繁殖のほうが総じて良さそうな傾向であるというのはサンデーRと似ているでしょう。
 表の下のほうを見ると、やはり高齢のほうが打率は低く三振率は高いという傾向が一貫して見られます。ただ、先ほども言ったとおり、5歳~8歳くらいは今一つパッとしない成績でもあるという状態です。


 クラブ別に見てみると、伝統と実績の社台RHは高齢繁殖からの産駒も意外なまでに頑張ってると言えそうです。一方、サンデーRとキャロットは総じて、一般に言われている通り、20歳を超えるような高齢繁殖からの産駒はダメで、5歳~13歳くらいが良さそうではあります。

 さらにもうちょっと続く予定です。


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March 23, 2013

母年齢(その1)

 種牡馬の実力シリーズもまだ完結していないんですが、今日はまたちょっと違う内容のお話です。もちろん、6月までに種牡馬の実力シリーズもやり切るつもりですが、そうは言っても同じようなことばっかりやってると疲れてくるので、違う角度の話をしたいと思います。

 タイトルにあるとおり、今日は母年齢についてです。
 募集馬の出生時の母年齢はやはり気になりますよね。生物学的とか、そんな難しいことを考えなくても、普通に考えれば母の馬齢が高齢であればあるほど、その産駒に悪い影響が出そうだと思えます。
 ただ、その区切りというか、一体何歳以上になると繁殖としての能力が衰えるのか、いや、そもそも衰えるのかどうかすらハッキリしたことはよくわかりません。そうはいっても、母年齢が競走能力に多大な影響を与えているということであれば無視できません。何とかヒントが得られないかと思い、いつものデータに合わせる形で調べてみました。
 前置きが長くなりましたが、とにかくまず結果を見てみましょう。

Haha_zentai


(注)
・1994年産以降で募集価格がわかる社台RH、サンデーR及びキャロットの募集馬の3,233頭を母集団としています。
・獲得賞金の単位は万円です。
・色付けは見やすくするためにつけただけで意味はありません。


1.回収率

 全体の回収率が111.4%です。まず、パッと見で、特に母年齢の違いによるハッキリした傾向というものはつかめないです。確かに高齢のほうが低め、特に19歳以上になるとさすがに厳しいなというのはありますが、16歳では非常に高い値となったりもしています。
 回収率では、5歳~7歳が高めの値になっていますが、特別抜けた値でもありません。
 表の下のほうで、17歳以上と16歳以下、15歳以上と14歳以下、及び、13歳以上と12歳以下の3つ範囲でで比較してみました。これでみると、母年齢が高いほうが回収率は低い傾向にあるので、やはり母が高齢のほうが活躍しにくいという傾向にはあると見てとれます。ただ、17歳以上と16歳以下でこそ84.4%と113.9%30%近く差が開きましたが、15歳以上と14歳以下では、10%程度しか差がありませんでした。正直もっと差が開くのかなというのがあったので、個人的にはあまり差がないなという印象です。


2.一頭賞金

 一頭あたりの獲得賞金は全体の平均値が2,921万円です。一頭あたりの賞金は16歳で最高値となっており、次が13歳です。16歳にはバブルガムフェロー、ネオユニヴァース、ザッツザプレンティ、アロンダイトなど、13歳にはブエナビスタ、デルタブルース、アヴェンチュラなどがいて、これらが値を引っ張り上げているというのもありますが、それにしても意外ではあります。もっと若い世代の母馬から最高値が出るならわかりますが、16歳が最高値というのは少し驚きです。回収率とは違って、一頭あたりの獲得賞金の場合は募集価格は無視された値ですが、回収率も一頭あたりの獲得賞金もいずれも16歳が最高値ですので、やはり16歳が最高値であることに文句のつけようがありません。
 表の下のほうを見ると、やはり回収率と同じように17歳以上と16歳以下で見ればそれなりに差がありますが、13歳以上と12歳以下ではほとんど差が無くなってしまいます。


3.打率

 打率も16歳が最高値となっていますが、そこを除けば、高齢のほうが概ね低め、若いほうが概ね高めの値となっています。
 表の下のほうで見るとより明らかです。打率は13歳以上と12歳以下で比較しても結構差が出ています。


4.長打率

 長打率も16歳が最高値。表の下のほうで見てみると、17歳以上と16歳以下でのみ、やや差があるものの、13歳以上と12歳以下ではほとんど差が無くなっています。


5.三振率

 三振率は母年齢による差と言えるほどのものはなさそうです。このデータからでは特に傾向はつかめないですね。


6.総評

 ここまで見てきて、個人的には思ったほど母年齢による差はないのかなと感じています。データを取れば、5歳から12歳くらいまでが確かにやや高めの値が出ていると思いますが、そんなに気にするほどの差でもないのかなとも思います。さすがに17歳以上ともなると、16歳以下とは確かに差はあるなと感じますが、今回のデータでは16歳がピークの値になってしまっています。母が高齢だとダメというのも、16歳くらいまでであればあまり気にする必要はないのかもしれません。
 今回のデータは社台RH、サンデーR及びキャロットの募集馬を対象にしましたので、ほとんどが社台G生産馬です。社台Gの牧場で高齢まで繁殖生活を続けている牝馬というのは、それなりに実績があるか、又は、何かみどころのある牝馬だったはずで、ダメな牝馬だったらその前にセールに出されてしまっているはずというのもあります。したがって、母が高齢でもそれなりの活躍馬を生産できているのかなというのもあります。
 ただ、16歳がピークの値になってしまっていることについては理由は謎です。単なる偶然かなとも思いますが、一応3,000頭以上によるデータなのでそんなに偏りが生じるとも思えないのですが。。まああまり深く考えても仕方ないでしょう。
 とりあえず、今日のところは母が17歳以上で産まれた仔については、ややマイナス面があるかもしれないと心に留めておいたほうが良さそうです。

 今日のところはここまでということで。この話はまだもう少し続きます。


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March 22, 2013

ウイニングポストの思い出

 今日はくだらない雑談です。

 今日お話しするのは競馬シュミレーションゲームとして長く続いている「ウイニングポスト」の第1作目、初代ウイニングポストについてです。

 ウイニングポストを知らない方のために、本当に簡単にゲーム内容を解説しますと。。
 ウイニングポストは、自分が馬主、最終的にはオーナーブリーダーとなって牧場を開設し、馬を生産してG1を勝つという、競馬シュミレーションゲームです。いや、競馬シュミレーションというよりは馬主シュミレーションと言ったほうがいいでしょう。

 このゲームより前に、ダービースタリオンという競走馬育成シュミレーションゲームが出ました。ダービースタリオンは自分が生産した馬を自分で調教して出走させて・・というゲームであるのに対し、ウイニングポストは自分では調教せず、調教は調教師任せ。レース選択も基本的には調教師が勝手に決めるというゲームです。
 結局自分でやることは、馬の生産と、どの厩舎に預けるかを決めること。あと経験値がたまったら、レース選択と騎手選択ができるくらいです。そこが馬主シュミレーションなわけです。

 このゲームが出たのは1993年。まだバブルの余韻が残るころで、競馬ブームの最盛期のころでした。なので、馬余りの状態であり、非常に調教師の立場が強かった時代です。
 そんな時代を表すかのように、ゲーム序盤で人気厩舎に馬を預託しようとすると、調教師から「いまちょっと、(馬房が)詰まってまんねん」とか言われて、けんもほろろに断られてしまうのです(笑)。本当に芸が細かいというか、よくできたゲームだなあと、当時は思いました。

 ゲームでは、自分の牧場の繁殖牝馬に種牡馬をつけて馬を生産することもできますし、また、セリで馬を購入してくることもできます。そういうなかで、何といってもこのゲームの一番の醍醐味は、ときどきスーパーホースが現れるというところです。スーパーホースが現れるのはランダムなので、自分の牧場の馬がスーパーホースだったらうれしいですが、ライバル馬主のところにいってしまうと悲しいです。3冠を総なめにされたりして、ゲームの中でも悔しい思いをしたりもします。

 スーパーホースかどうかは、調教師のコメントでわかるようになっています。1月1週目に調教師が挨拶に来るんですが、スーパーホースの場合はそこで調教師が「○○は間違いなくクラシック級。こいつは大仕事をするよ。」と言ってくれるのです。
 この言葉が聞けたらスーパーホース確定なので、ゲームとはいえ、こちらは大喜びです。上手くいけば3冠馬も夢ではないですし、凱旋門賞挑戦もできるかもしれません。
 このうれしさは、一口馬主で、クラブのコメントで「大物感がある」とか言われた場合に通じるものがあります(笑)。

 ところが、ゲームですし、スーパーホースと決まったら大活躍間違いなし・・・と思いきや、実はまさかのニセスーパーホースの場合もあるのです。調教師が「間違いなくクラシック級」と言ったのに、新馬戦でまさかの7着とか。あれ?おかしいぞ?と思いつつ2戦目の未勝利も5着。え?うそでしょ?3戦目も6着。あれ、まさか。。そのまま未勝利で終了。

 現実の一口馬主の世界でもこういうことよくありますよね。現実の世界で痛い目にあうたびに、この初代ウイニングポストのことを思い出してしまいます。
 何もここまでシュミレーションしなくてもいいのになあと思うくらい、本当によくできたゲームでした。


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March 21, 2013

注目のフジキセキ産駒(2011年産)

 今日はフジキセキ産駒の注目馬についてです。
 まずは早期にデビューできそうなこの馬です。

社台 27 イスラコジーンの11 (フジキセキ) 牡2,400万 栗田博
募集時評価 C-B-B-A

募集時にはフジキセキ産駒のなかでは、馬体的には一番気に入っていた馬です。ただ、厩舎がちょっと最近はあまり上位ではないこともあり、出資はしませんでしたが気になってはいました。このうまが3番仔で、米国に残してきた2番仔からは重賞勝ち馬も出ており、その点は期待ができそうです。今日の時点で既に山元トレセンに移動しており、このまま順調に進めば6月の東京開催でデビューとなりそうで実に楽しみな一頭です。


 まだ募集中の馬の中からはやはりこの馬でしょう。

東京 26 ディオニージア11 (フジキセキ) 牡 3,000万 久保田
募集時評価 C B D C

全姉は最近2勝目をあげていて、この馬にも期待がかかります。姉は芝のみの馬ですが、この馬は逆で、おそらくダート向きでしょう。芝をこなせないこともないでしょうが、ダートのほうが向きそうです。この馬は2番仔で、やはり若い母からのフジキセキ産駒ということで、その点も期待ができそうです。ただ、残念なのは種子骨に炎症が出たことで一時頓挫があったことです。現在は大分良くなってこれからは普通に進めて行けそうですが、難しい場所の頓挫なので、もう少し様子を見たいところではあります。所属厩舎も成績を上げてきているところですし、関東馬が欲しいならば、今後の成長次第では面白いかもしれません。


(注)左から、トモ-後脚-肩-全体のリズム、の評価です。
トモはトモの大きさ及び迫力で評価しています。後脚はクセがないか、スムーズか等で評価しています。肩は肩の出のスムーズさ、硬さで評価しています。全体のリズムはスムーズな全身運動ができているかを評価しています。

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March 19, 2013

フジキセキの実力

短評:「なぜか偏りが生じる不思議な地雷原」

 今日は今年も重賞勝ち馬を出しているフジキセキについてです。フジキセキは11年産が実質的に最後の世代となっていて、以後種牡馬として実質的には引退状態となっています。今年以降の募集には関係がないですが、まだ11年産で募集中の馬もいますので、最近の傾向を見ておきましょう。

Fujikiseki

(注)
・母集団は2006年産から2009年産までの4世代の社台RH、サンデーR、キャロット、東京HR、G1、グリーン、シルク及びウインで募集の社台グループ生産馬です。
・募集馬のうち原則として、社台F、ノーザンF、白老F及び追分F生産馬のみを対象としています。
・馬主・・・社台GO→社台グループオーナーズの略です。
・回収率・・・募集価格に対する獲得賞金の割合です。100%を超えていれば募集価格分は回収したことになります。ただし維持管理費などは考慮されていない値なので、100%超だから利益が出ているというわけではありません。
・表中ピンク色は回収率100%以上、グレーは未出走馬を示します。。
・打率とは、募集馬全体のうちに、回収率100%以上馬の占める割合のことです。
・長打率とは、募集馬全体のうちに1億円以上獲得した馬の占める割合です。
・三振率とは、募集馬全体のうちに獲得賞金が0円の馬が占める割合です。獲得賞金0円の馬とは、レースに出走したものの1回も掲示板に載らなかった馬及びデビューできなかった馬の合計となります。


1.全体の回収率

全体 71.0% (52.6%)

 全体の回収率は71.0%と正直良いとは言えない数字です。右のカッコ書きの数字は、社台GOを除いた場合の数値です。社台GOは一口馬主ではないのですが、募集価格が存在するため、この種牡馬の実力のデータに加えています。フジキセキに関しては、ミラクルレジェンドのせいもあるのですが、社台GOだけ成績が突出しているというのもあり、社台GOを含む場合と、含まない場合に分けています。
 そう考えると、実質的には全体の回収率は52.6%となり、相当悪い数値になります。52.6%というのはゼンノロブロイよりも悪い値です。フジキセキの全体的な活躍ぶりから考えると、ちょっと予想外ではあります。


2.牡牝別

牡馬 46.5% (43.9%)
牝馬 120.7% (70.6%)

 牡牝別だと、社台GOを含むとミラクルレジェンドがデータを引っ張ってしまうこともあり、牝馬が圧倒的に優位です。社台GOを除いても、牝馬のほうが優位です。フジキセキの牡馬は最近の社台G生産のクラブ馬では成績不振という現状です。


3.東西別

東 54.9% (52.5%)
西 87.6% (52.6%)

 東西別は社台GOを除くと東西でほとんど差はありません。フジキセキの産駒全体の賞金上位は当然関西馬が圧倒的に多いのですが、近年の社台G生産のクラブ馬では、東西で差がないというよくわからない状況になっています。


4.生産牧場別

社台F 109.1% (39.9%)
ノーザンF 39.9% (40.6%)
白老F 73.8%
追分F 81.1% (69.2%)

 生産牧場別では社台Fが抜けていますが、ミラクルレジェンドが引っ張っているだけで、社台GOを除くと、どこもそんなに大差ありません。


5.クラブ別

社台RH 48.2%
社台GO 200.5%
サンデーR 103.2%
キャロット 20.7%
その他 35.3%

 クラブ別では、上でも言ったとおり、社台GOが抜けています。あとサンデーRも100%を超えていて好成績です。残りのクラブとはかなりの差があります。クラブによってやけに差があるのが最近のフジキセキ産駒の不思議なところです。


6.打率・・・0.239 (0.210)

 打率は今一つです。フジキセキは常に人気種牡馬だったので、良いイメージが先行しがちですが、最近はクラブ馬では思ったような成績は残せていません。


7.長打率・・・0.014 (0.000)

 長打率は非常に低いです。今回のデータで獲得賞金が1億円を超えているのは、実はミラクルレジェンドだけです。実質的なクラブ馬という観点で言えば、長打率はゼロということです。昨年はサダムパテックがG1馬になっていますし、今年の3歳馬からも2頭も重賞勝ち馬が出ているため、老いてますます盛んと思ってしまいがちですが、クラブ馬では最近は長打が出ていないのが現実です。
 

8.三振率・・・0.282 (0.274)

 三振率は高めです。長打率が悪い上に三振率が高いのでは、クラブ馬としては面白味がないです。


9.デビュー率・・・0.984

 デビュー率はかなり高いです。この点は素晴らしいですね。


10.総評

 ここまで調べてわかることは、フジキセキ産駒については、社台G生産のクラブ馬と、共有を含む個人馬主の馬で、最近はかなりの差があるということです。クラブ馬でデータを取ると、かなり厳しい成績になってしまうのですが、一方で、今年もメイケイペガスターやタマモベストプレイといった重賞勝ち馬を出しています。全体的なフジキセキの成績は、昨年も種牡馬リーディングで6位だったわけですし、悪いはずはないのです。
 ただ、クラブ馬で集計すると、こういう悪い結果になってしまいます。理由はよくわかりません。
 無理やりに理由をつけようとするなら、フジキセキ産駒はセリに出したほうが高く売れるので、牧場側が選別して良駒をセリに出しているため、クラブには良い産駒はなかなか回ってこないということでしょうか。でもこの理由はかなり無理やりな感じです。フジキセキ産駒だけそんなことする必要はないですし、あまり説得力がありません。
 まあ、真相はさておき、特に目立つのはキャロットでのフジキセキ産駒の不振ぶりです。なんと回収率は20%しかありません。はっきり言って地雷原です。同じノーザンF主体のサンデーRのほうは回収率が100%を超えていることを考えると、やはり選別しやすい種牡馬なのかなあと、考えたくもなります。
 現在残っている11年産が実質的なラストクロップになるかと思いますが、種牡馬リーディングの成績だけで考えないほうが良いかもしれません。


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March 18, 2013

2013/3/16(土)、17(日)結果

 今週は土曜に阪神競馬場、日曜は何と、阪神競馬場から中京競馬場に移動するという強行軍を敢行してきました。中京遠征は初めてでしたが、中京競馬場は非常に綺麗な競馬場でした。


3/16(土)

【阪神7Rダ1800m3歳500万下】

★ブロードソード (ダイワメジャー) 2着
募集時評価 S-C-C-C

Photo

パドックでは相変わらず素晴らしいトモを見せてくれていた。他馬に比べて特別素晴らしいというほどではないが、気配は安定して良さそうだった。レースではスタートでつんのめり、ヒヤッとしたが、立て直してすぐに先行集団にとりつく。3歳戦としては速い流れの中、直線に入って勝ち馬を追いかけるが、勝ち馬から5馬身差の2着まで。今日は明らかに勝った馬が強かった。ただこの馬も自分の時計では走れているし、鞍上が言うにはもっとスムーズだったらもっと良い競馬ができたとのこと。実際スタートでのロスもあったし、馬自身が精神的にもっと成長すればこのクラスはすぐに勝てるはずだ。


【阪神11R芝2000m若葉S】

レッドルーラー (キングカメハメハ) 1着
募集時評価 D-B-A-C

Photo_3

パドックではやや発汗していたが、馬の気配自体は良さそうだった。五分のスタートから中団につけてじっくり進める。4角手前からペースが上がった際も一歩遅らせる感じで仕掛け、直線で大外に出すと末脚を爆発させ、坂で前を捉えて優勝。皐月賞への出走を決めた。それなりに上りがかかるレースでの勝負ならばこの先も有力と思う。阪神でこの競馬ができるのならば中山でももちろん期待できるだろう。当日の体調、騎手の乗り方次第ということになるが、一気に皐月賞の有力候補に浮上した。関係者の皆様優勝おめでとうございます。


マズルファイヤー (ホワイトマズル) 6着
募集時評価 B-C-A-C

Photo_4

大きな馬だが、巨漢馬という重苦しい感じではなく、パドックでもリズム良く、また、力強く歩いていた。ただ、やはり全体的に緩い感じで、競走馬として完成してくるのはまだ先のように感じた。レースでは逃げる形になり、それなりによどみのないペースになったため、決して楽ではなかった。直線では速い脚がない分馬群に飲み込まれてしまったがバテているわけでもない。やはり急坂のあるコースだと、今の状態だと粘り切るのは難しそうだ。平坦な京都コースがベストになるだろうし、成長も考えると秋がより楽しみということになりそうだ。京都コースなら展開次第で次も上位争いだろう。


3/17(日)

【阪神3Rダ1800m新馬】

★レッドセイリング (ゼンノロブロイ) 1着
募集時評価 B-D-A-A

Photo_5

パドックでは硬いところはなく、落ち着いてゆったり歩けていた。ただトモの張りなどは正直今一つという感じであり、確かにもう一追い欲しいという感じでもあった。レースでは好スタートから先手を奪うと、終始マイペースで進む。4角では他馬が追い始めるなか余裕の手ごたえで直線コースへ。直線で追い出すと2着以下を5馬身突き放して優勝。この厩舎の特徴でもあるが、新馬戦ではビッシリ仕上げてこないので、パドックの状態からは正直勝つまでは難しいかなと思ったが、結果は楽勝。これはやはり血統のなせる業と考えたほうが良さそうだ。素質がありそうなことはわかったが、今日のレース自体はタイムも平凡で、また、相手関係もかなり楽な組み合わせだった。楽勝したとはいえ、すぐに上のクラスで通用するかというとどうかと思うが、良いフットワークをしているので、大事にしていけば将来的にはかなり上のクラスまで行けると思う。完成するのはまだまだ先だと思うが、楽しみがありそうな馬だ。関係者の皆様優勝おめでとうございます。


レッドリンクス (ゼンノロブロイ) 7着
募集時評価 C-B-A-B

Photo_6

520kgの大型馬なのだが、パドックでみるとそんなに大きく感じない。まだ体型にメリハリがなく子供っぽい体系のため、余計そう感じるのかもしれない。また、パドックでは肩の出がやや硬く感じた。レースでは中団を進み、4角では外に出して先頭に並びかけようとするが、伸びを欠き7着。4角までのレース振りは新馬戦としては上々だったし、レースに慣れてくればもっと良いレースができるだろう。もう少し馬体が成長してくるのを待ちたいところだ。


【中京10R芝1600mフローラルウォーク賞】

★レッドアリオン (アグネスタキオン) 1着
募集時評価 E-D-A-A

1

2

3

パドックでは非常に落ち着いていて、馬体重は減ってはいたが決して細くはなく、状態は悪くはなかった。ただし、目立つような気配でもなかった。スタートでやや後手を踏むも、これまで戦ってきた相手が違うこともあり、楽に先行する。3番手の内々を進み、脚をタメる。前半3ハロン36秒6というマイル戦にしては緩い流れをしっかりと折り合って追走し4角へ。直線に入って先頭に並びかけると坂の途中で楽に先頭に立つ。坂を上りきったところから一気に後続を突き放し、3馬身半差をつけてゴール。スローな流れとはいえ、このメンバーで上がり3ハロン34秒0では後続は追いつきようがなかった。ここまで重賞で強いメンバーと戦ってきただけに、ここにきてレースぶりが安定してきた。ここは単純に力が違ったということだろう。次は中山のニュージーランドTを使う予定だそうだが、急坂のあるコースのほうが現状は向くのかもしれない。能力は重賞級だし、体調が万全ならば次走も期待できそうだ。関係者の皆様優勝おめでとうございます。


ラブラバード (スペシャルウィーク) 6着
募集時評価 C-E-A-B

Photo_7

パドックでの状態は馬体を大きく見せて、芦毛ながらも非常によく見えた。レースではスタートしてすぐに引っかかってしまい、前半で大きく体力をロスしてしまった。4角まで2番手で進んで、直線では一旦先頭に立とうとするが、結局前半のロスのせいで、伸びずに6着。競馬になると乗り難しいところを出すのは、結局は乗る側の問題だろう。この馬は鞍上が一流でこそ力を発揮できるタイプなので、ローカルはそういう意味であまり向かないかもしれない。実際今日の勝ち馬に対しても以前に勝っているわけだし、能力的にはこのクラスはすぐに勝てるはず。鞍上が強化されたレースで再度注目したい。


おまけ

友人が出資しているユニオン所属のミーシャレヴューです。マツクニ厩舎らしい筋肉質の馬体が目立っていました。今回は再転入初戦ということで残念な成績でしたが、叩いた次は変わってくるでしょう。

Photo_8


(注)左から、トモ-後脚-肩-全体のリズム、の評価です。
トモはトモの大きさ及び迫力で評価しています。後脚はクセがないか、スムーズか等で評価しています。肩は肩の出のスムーズさ、硬さで評価しています。全体のリズムはスムーズな全身運動ができているかを評価しています。


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March 16, 2013

競馬最強の法則2013年4月号

 今月号の競馬最強の法則を早速読みました。
 今月は、一口馬主に関連する内容というのは特になかったのですが、インタビュー記事が盛りだくさんで、読みごたえはありました。

 例のAJC杯の事件については結構色々記事があって、中でも、周りの反対を押し切って岡田牧雄さんが物申す!という内容の記事がありました。第三者機関の設置など、建設的な意見が述べられていました。
 と、同時に、JRAの採決にも水上氏が直接インタビューするという記事もありました。これは、読んでて本当にお尻がムズムズするというか、JRAの採決の終始官僚的な発言をぜひ皆さんに読んでもらいたいと思いました。この記事を読むと、本当に岡田牧雄さんが言うとおり、我々ファンはJRAにナメられてるってことがよくわかります。

 さらに、今年からJRAに移籍となった戸崎圭太騎手のインタビューもあります。まあこれは安心して普通に読めるインタビュー記事です。

 さらにさらに、なんと袋とじで清水成駿氏とアンカツの対談まであります。まあ、正直袋とじにまでする必要があったか?と言われると、何とも言えないですが、記事の内容はぜひぜひ読んで欲しい内容です。アンカツが言う、「馬はバカなほうが走る」っていうのが非常に衝撃的でしたね。袋とじの内容なので余計なことは言えませんが、色々考えさせられる内容ではありました。

 袋とじの中を読むために買うべきかと言われると、絶対にそれだけの価値があるとは言いかねますが、買って大損ということはないと思いますよ。

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March 15, 2013

ステイゴールドの実力【改版】

短評:イチロー+松井(秀)のような奇跡のスーパーホース

 種牡馬の実力の第1回目で取り上げたステイゴールドですが、1回目にやったときは、まだどういうデータを出すか迷っていたこともあり、その後に取り上げた種牡馬のデータと項目に違いがありました。
 ここでもう一度、ステイゴールドのデータを、まとめ直したいと思います。

Staygold_kai

(注)
・母集団は2006年産から2009年産までの4世代の社台RH、サンデーR、キャロット、東京HR、G1、グリーン、シルク及びウインで募集の社台グループ生産馬です。
・募集馬のうち原則として、社台F、ノーザンF、白老F及び追分F生産馬のみを対象としています。
・馬主・・・社台GO→社台グループオーナーズの略です。
・回収率・・・募集価格に対する獲得賞金の割合です。100%を超えていれば募集価格分は回収したことになります。ただし維持管理費などは考慮されていない値なので、100%超だから利益が出ているというわけではありません。
・表中ピンク色は回収率100%以上、グレーは未出走馬を示します。。
・打率とは、募集馬全体のうちに、回収率100%以上馬の占める割合のことです。
・長打率とは、募集馬全体のうちに1億円以上獲得した馬の占める割合です。
・三振率とは、募集馬全体のうちに獲得賞金が0円の馬が占める割合です。獲得賞金0円の馬とは、レースに出走したものの1回も掲示板に載らなかった馬及びデビューできなかった馬の合計となります。


1.全体の回収率

全体 260.9% (450.8%)

 まず最初に、ステイゴールドの場合は母集団が少ないので、オルフェーヴルを含んでしまうとただでさえ凄い値がさらにとんでもない値になってしまいます。そこで、オルフェーヴルを含まない値を基本とし、オルフェーヴルを含む値はカッコ書きとしてあります。
 今までたくさんの種牡馬を見てきた中で、改めてオルフェーヴルの値を見ると心底驚いてしまいます。オルフェーヴルを抜いても260.9%という規格外の値です。はっきり言ってしまえば、今のこの勢いなら、ステイゴールドの産駒だけ買い続ければ回収率的にはかなり優位になるでしょう。まあ実際は、今年の募集以降は人気が集中することが避けられないと思いますので、募集された産駒の中でどれを選ぶのかということが大事になるでしょう。


2.牡牝別

牡馬 276.2% (503.6%)
牝馬 198.4%

  牡牝別では、前にも書きましたが、一般に言われている通り牡馬のほうが優勢です。しかしながら、牝馬は募集価格が安いので、回収率という点では思ったほど差が出ませんでした。ただ、牝馬では1億円を超えるような馬は出ていませんので、牝馬で大きな夢を見るのは難しそうです


3.東西別

東 286.0%
西 235.9% (578.3%)

 東西別ではオルフェーヴルを除くと東が優勢になります。シンボリクリスエスとステイゴールドだけは、東を狙うのもありということになります。


4.生産牧場別

社台F 72.0%
ノーザンF 109.8%
白老F 360.9% (851.4%)
追分F 483.7%

 意外な感じがしますが、社台F産が一番低い値になってしまいました。追分Fはフェノーメノが引っ張ってしまって高く出ています。やはり白老F産が一番狙い目かも知れません。特に白老F産牡馬は全馬回収率100%超という素晴らしさです。


5.クラブ別

社台RH 238.2%
社台GO 407.7%
サンデーR 319.4% (767.9%)
キャロット 2.5%

 クラブ別では社台RHもサンデーRもどちらも素晴らしい成績です。一方でキャロットは今までのところ、まったくダメです。この傾向が続くのかどうかはわかりませんが、実績があるのは社台RHとサンデーRということになります。


6.打率・・・0.609

 ステイゴールドはなんと、驚異の6割バッターです。母集団が少ないにしても、マンガのキャラクターのような成績です。


7.長打率・・・0.217

 さらに長打率は2割を超えています。打率の間違いか?と思うくらいの驚異の長打率です。今回のデータ上では、5頭に1頭は1億円を稼ぐという信じがたい結果となりました。


8.三振率・・・0.174

 三振率も低めです。打率が高いですから当然とも言えますが、ここにも死角はないです。 


9.デビュー率・・・0.957

 デビュー率も高めで、十分な値です。


10.総評

 今回のデータ上で、ステイゴールドの成績を見てしまうと、他の種牡馬の成績がすべて霞んでしまいます。打率6割超かつ長打率2割超。まさに野球だったらイチローと松井が合体したようなスーパーバッター。本当に今のところの成績はスーパー種牡馬というにふさわしいと思います。まだ細かいデータは出していないですが、ディープインパクトですら、さすがにこの成績には及びません。
 もちろん、今まで募集された産駒が少なく、母集団が少ないため偏りが出る可能性は否めません。しかし、それでもここまでの値が出るということは、単に偏りがあるかもしれないということでは済まないでしょう。明らかにステイゴールドの実力が素晴らしいということだと思います。
 狙い目ということを考える場合、長打を狙うならもちろん牡馬を狙うべきです。しかし、牝馬も今までは価格が安かったというのもあり回収率は非常に高い値です。牝馬だからダメということにはならないと思います。
 ただ、今後は募集価格も上がるでしょうし、募集価格が上がれば、ここでいう回収率は当然下がっていくことになります。今後は、ここまでの好成績が続くとは限りません。その点は注意が必要でしょう。
 逆に、ようやっと実力が認められたところでもありますので、今後社台グループの良血繁殖につけられたら一体どんな産駒が産まれてくるのか楽しみでもあります。もちろんその場合はお値段も張るということになるでしょうが。。
 いずれにしても、産駒が募集されたら、真っ先に注目すべき種牡馬と言えるでしょう。


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March 12, 2013

すごい差し脚

 たまには雑談ということで。タイトルのすごい差し脚というのは、レースのことではなく、募集馬の残口の埋まるスピードのことです。

 東サラのモトメチャン11がついに満口になりました。満口警報が出てから、あっという間に満口になってしまった感じです。元から馬体も良いですし、育成状況も順調。また人気のステイゴールド産駒牡馬ということで、人気になるのは何ら不思議ではないのですが、今までの東サラの募集馬にはなかったようなスピードで満口になったのは驚きました。やはり会員数は着実に増えているようですね。

 様子見ができるのがこのクラブの良さと常に言っていましたが、これからは警報が出たらそんなにウカウカはできないクラブと思わないといけないかもしれません。

 会員数が増えて活気が出るのは良いことですが、今年の東サラの募集は今までよりも激しい抽選になる馬が出るかも知れないですね。また、そういう激しい抽選になるような魅力ある馬が募集されることを願いたいです。

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March 10, 2013

タニノギムレットの実力

短評:「BTの貴重な後継も今は娘の威光が頼り」

 今日はあの名牝ウオッカの父としても有名なタニノギムレットについてです。

Gimlet

(注)
・母集団は2006年産から2009年産までの4世代の社台RH、サンデーR、キャロット、東京HR、G1、グリーン、シルク及びウインで募集の社台グループ生産馬です。
・募集馬のうち原則として、社台F、ノーザンF、白老F及び追分F生産馬のみを対象としています。
・馬主・・・社台GO→社台グループオーナーズの略です。
・回収率・・・募集価格に対する獲得賞金の割合です。100%を超えていれば募集価格分は回収したことになります。ただし維持管理費などは考慮されていない値なので、100%超だから利益が出ているというわけではありません。
・表中ピンク色は回収率100%以上、グレーは未出走馬を示します。。
・打率とは、募集馬全体のうちに、回収率100%以上馬の占める割合のことです。
・長打率とは、募集馬全体のうちに1億円以上獲得した馬の占める割合です。
・三振率とは、募集馬全体のうちに獲得賞金が0円の馬が占める割合です。獲得賞金0円の馬とは、レースに出走したものの1回も掲示板に載らなかった馬及びデビューできなかった馬の合計となります。


1.全体の回収率

全体 39.7%

 タニノギムレットは昨年のリーディング18位。リーディング17位だったスペシャルウィークとは獲得賞金の差はほとんどないものの、今回のデータでは大きく差が開いています。回収率はブエナを除外したスペシャルウィークの半分くらいであり、非常に厳しい成績です。


2.牡牝別

牡馬 48.5%
牝馬 29.7%

 牡牝別では牡馬のほうがやや成績が良いです。ただ、牡馬のほうが良いとは言っても全体の回収率自体が低いので、あまり気にする必要はなさそうです。


3.東西別

東 42.9%
西 37.1%

 東西の差もほとんどありません。


4.生産牧場別

社台F 59.6%
ノーザンF 36.6%
白老F 22.1%
追分F -

 生産牧場別では社台Fの生産馬が良さそうです。ただ、母集団自体も少ないですし、そこまで抜けた成績ではないので、あまり気にする必要はなさそうです。追分F産は今回のデータの中にはいませんでした。


5.クラブ別

社台RH 33.0%
社台GO 76.0%
サンデーR 22.7%
キャロット 36.4%
その他 64.8%

 クラブ別では特に抜けているというわけでもないですが、社台GOの所属馬が良い感じです。社台RH、サンデーR、キャロットはいずれも低い値です。


6.打率・・・0.125

 打率は0.125とかなり低いです。募集馬8頭のうち1頭しか募集価格を回収できていないというのは、一口馬主的には不利な状況です。しかも募集馬の平均価格も決して高くないのに、それでも打率が低いというのは上級条件に上がれる馬も少ないということですから、その点も厳しいです。


7.長打率・・・0.000

 今回のデータでは長打はゼロとなってしまいました。


8.三振率・・・0.313

 全般的に低いデータのなか、三振率だけ高いという、非常に芳しくない状況です。 


9.デビュー率・・・0.938

 デビュー率は高めですので、脚元はそんなに心配はなさそうです。


10.総評

 ブライアンズタイムの貴重な後継種牡馬であるタニノギムレットですが、一口馬主的には成績は芳しくありません。全体の回収率が39.7%というのは今まで見てきた種牡馬の中で最も低い値ですし、打率、長打率も極めて低い値です。それでいて三振率だけは高いという状況で、社台系の一口馬主では、買うべき要素がみつからない種牡馬となってしまっています。クラブ馬としては、スピリタスが稼ぎ頭で、今も現役で頑張っているのですが、最近はそれに続く馬は出ていません。
 一口馬主的には、値付けをもう少し安くしてもらわない限り、今後も難易度の高い種牡馬となるでしょう。
 成績は芳しくないものの、社台SSに在籍し、12年産も社台グループ全体で11頭います。したがって、今年も何頭かはクラブで募集されることになるでしょう。もちろん、種牡馬という切り口のみで判断するのはどうかと思いますが、産駒は統計的には強気の材料がないのも確かなので気を付けたほうがいいでしょう。
 特に、タニノギムレットの場合は、何と言ってもウオッカという強烈すぎる孝行娘がいたために、種牡馬としての印象が良いほうに向いてしまいがちです。そのイメージに騙されないよう、冷静に考えたいものです。
 ただ、一方で、今まで社台グループ生産馬で、3,000万円を超えるような募集馬がほとんどいないのも事実です。もっと良血につけられていたら結果を出せる可能性は残しているとは思います。今から良血繁殖を集めるのは非常に難しいでしょうが、そこにBT直系の命運とともに賭けてみたい気はします。

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March 07, 2013

注目のシンボリクリスエス産駒(2011年産)

 今日は注目のシンボリクリスエス産駒についてです。関東牡馬が成功の法則ですので、そこに注目してみました。

社台RH22 ディーバの11 (シンボリクリスエス) 牡6,000万 大久保洋
募集時評価 C-C-C-C

社台RH所属の関東牡馬。いい馬には違いないですが、募集時には不人気で1次募集では埋まりませんでした。理由はわかりやすくて、ディープがついた半兄となぜ同じ値段になるのかということでしょう。要するに高すぎると。しかし色々とデータを調べていくと、データ上は走る要素満載の馬だと思います。まず全兄のサンカルロはここまで37戦して5億円近くを稼いでおり、なおかつまだ現役馬。まだまだやれそうな感じで、調教師が引退するまで現役を続けるんじゃないかという丈夫さです。そして、データ上好成績の関東牡馬で、かつ、社台HR所属の白老F産。この組み合わせは、今回のデータ上2頭いて、一頭は当然サンカルロ、もう一頭はアリゼオです。どちらもG1には届いていないものの重賞勝ち馬。1次募集の後、なぜこの馬が余るのかとクラブの人が不思議がっていたという噂を聞きましたが、それもさもありなんというところでしょう。活躍を期待したいです。


 まだ募集中の馬からは以下の2頭に注目しておきたいと思います。

キャロ21 ウェスタリーズの11 (シンボリクリスエス) 牡 2,400万 古賀慎
募集時評価 D E C E

募集時はなんだか動きがギクシャクしているような気がしてあまり良いとは思っていませんでしたが、立ち姿は元々良く見える馬でした。こういうシンボリクリスエス産駒で自分自身が過去に失敗したこともあったので、ちょっと厳しく見過ぎたかもしれません。ここまで順調に来てますし、関東牡馬で白老F産。この組み合わせの回収率は413.4%。サンカルロやアリゼオほどの活躍はどうかと思いますが、データ上は楽しみの持てる馬です。


キャロ22 グランプリソフィの11 (シンボリクリスエス) 牡 1,800万 木村
募集時評価 C D D C

母父アグネスタキオンで、左前は若干弓脚気味。しかし丈夫さが取り柄のシンボリクリスエスがついて、その点が相殺されるのかというところでしょうか。叔父にキングカメハメハがいるという血統的には非常に魅力的な馬にもかかわらずこのお値段。この馬はノーザンF産ですが、ノーザンF産の関東牡馬は、過去にこのクラブでランフォルセ、アルフレードという活躍馬が出ている条件になります。また、その組み合わせの回収率も143%あります。リスクはあるかもしれませんが、一発があるかもしれないですね。


(注)左から、トモ-後脚-肩-全体のリズム、の評価です。
トモはトモの大きさ及び迫力で評価しています。後脚はクセがないか、スムーズか等で評価しています。肩は肩の出のスムーズさ、硬さで評価しています。全体のリズムはスムーズな全身運動ができているかを評価しています。


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March 06, 2013

シンボリクリスエスの実力

短評:「詐欺師ではなく本当は関東の救世主」

 今日は、みんな大好きシンボリクリスエス産駒についてです。下記の表中において、血統の部分などが空欄になってしまっていますが、時間の都合上ちょっと間に合わず、そういう状態になってしまっています。そのうち時間ができたら全部埋めて差し替えたいと思っています。まあ、あまりデータ解析上は重要ではない部分ですので問題ないでしょう。

Shinkuri

(注)
・母集団は2006年産から2009年産までの4世代の社台RH、サンデーR、キャロット、東京HR、G1、グリーン、シルク及びウインで募集の社台グループ生産馬です。
・募集馬のうち原則として、社台F、ノーザンF、白老F及び追分F生産馬のみを対象としています。
・馬主・・・社台GO→社台グループオーナーズの略です。
・回収率・・・募集価格に対する獲得賞金の割合です。100%を超えていれば募集価格分は回収したことになります。ただし維持管理費などは考慮されていない値なので、100%超だから利益が出ているというわけではありません。
・表中ピンク色は回収率100%以上、グレーは未出走馬を示します。。
・打率とは、募集馬全体のうちに、回収率100%以上馬の占める割合のことです。
・長打率とは、募集馬全体のうちに1億円以上獲得した馬の占める割合です。
・三振率とは、募集馬全体のうちに獲得賞金が0円の馬が占める割合です。獲得賞金0円の馬とは、レースに出走したものの1回も掲示板に載らなかった馬及びデビューできなかった馬の合計となります。


1.全体の回収率

全体 111.8%

 いきなりですが、イメージに反して好成績です。人気はなくともリーディング上位の種牡馬ですから、当然と言えば当然なのかもしれませんが、イメージ的にはあまり走っていないような気がしてしまうのが不思議です。データ上はもっと人気になって良さそうな種牡馬ということになります。
  

2.牡牝別

牡馬 126.8%
牝馬 79.2%

 ほぼイメージ通りでしょう。やはり牡馬のほうが走っています。素軽いスピードタイプは出ない種牡馬ですので、やはりパワータイプ主体となると、牡馬のほうが成績が良くなるのかもしれません。


3.東西別

東 167.2%
西 59.7%

 これだけ西高東低が続いている中で、なぜだかわかりませんが、シンボリクリスエス産駒については、やたらと関東馬が走っています。今回のデータで1億円以上稼いでいる馬が7頭いますが、そのうち6頭が関東馬。単純に関東馬の値付けが安すぎるとかそういう話ではないでしょう。これだけ偏りが出るのは、やはり何か関東にいい馬が集まる理由、又は、関東のほうが産駒が走る理由があるのでしょう。
 想像でしかないですが、考えられるとしたら、もともとシンボリクリスエス自身が関東馬であった関係上、関東にいい馬が集ってくるというのはあるかもしれません。逆に消極的な理由から考えると、関西の有力厩舎があまりこの産駒を選ばないため、結果として良駒が関東に集まってきたということもあるかもしれません。
 いずれにしても明確な理由は不明ですが、シンボリクリスエス産駒は関東馬に注目です。


4.生産牧場別

社台F 140.3%
ノーザンF 77.2%
白老F 193.8%
追分F 51.9%

 生産牧場別では、社台F、白老Fが高い値です。一方、ノーザンF、追分Fは低い値になっています。確かに社台F、白老Fから活躍馬が出ているイメージですが、ノーザンFからも、アルフレードやランフォルセなどが出ています。社台F、白老F産が魅力ではありますが、あまり牧場ごとの差は考えなくても良いかもしれません。


5.クラブ別

社台RH 183.6%
社台GO 134.6%
サンデーR 60.5%
キャロット 103.2%
東京HR 38.0%

 社台RHが抜けています。シンボリクリスエス産駒は不人気で余る可能性が高いですが、社台RHでの募集馬は面白いかもしれません。一方でサンデーRでの募集馬は不振です。高額馬でもあまり信用できないので気を付けたほうがいいのかもしれません。


6.打率・・・0.267

 打率は、平均より高く、良いほうだと思います。


7.長打率・・・0.069

 長打率も平均を上回っており、決して長打がない種牡馬ではありません。


8.三振率・・・0.139

 三振率も意外と低いですね。クズばかり出すというわけではないのです。


9.デビュー率・・・0.990

 デビュー率は特筆ものです。シンボリクリスエス産駒は、なんと99%の確率でデビューできるのです。イメージどおり、本当に丈夫さを伝える種牡馬なのでしょう。


10.総評

 期待に反してクラシックでの活躍馬が出ないため、馬体詐欺だの、黒光り詐欺だの、散々な評価をされがちなシンボリクリスエスですが、データ上は全部の項目で平均よりも優れた成績を出している優秀な種牡馬ということになります。
 まず、産駒が皆丈夫であるというのは、一口馬主的には非常にうれしい特徴です。今は補償もないわけですから、とにかくデビューしないことにはどうにもなりません。その点シンボリクリスエス産駒は、まずデビューという第一関門については、ほぼ全馬がクリアできるということになります。
 あと、関東居住者にとっては、関東馬の成績がすこぶる良いというのが非常にうれしいポイントです。これだけ西高東低が続いているわけですし、関東馬が関西馬よりも優位というデータはほとんどないのですが、なぜかシンボリクリスエス産駒だけは関東馬が非常に活躍しています。理由はよくわからないのですが、とにかく、関東馬が欲しいなら、シンボリクリスエス産駒を選べば大損する可能性は少なくなるでしょう。
 結局のところ、過去の高額馬が、クラシックでは全く活躍できなかったため人気がないだけということです。実は、ダートや短距離ではかなりの活躍馬が出ていますし、今後も活躍馬をきっと出すでしょう。どうしてもクラシックを目指す馬が欲しいということでなければ、嫌う必要はまったくないと言えます。
 ただし、上記の話は、あくまで牡馬に限る話であって、1億円以上稼いでいる7頭もすべて牡馬です。牝馬はやはりイメージ通り、あまり活躍できていない傾向にあります。
 関東の牡馬。これがシンボリクリスエスの勝利の法則と言えるでしょう。

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March 04, 2013

2013/3/3(日)結果

 日曜の3歳戦で気になったレースについてです。

【中山11R芝2000m弥生賞GⅡ】

エピファネイア (シンボリクリスエス) 4着
募集時評価 C-B-C-C

今日はプラス8kg。若干発汗もしていたが、前哨戦にプラスで出てこれたし、仕上げとしてはとりあえず万全の状態だったであろう。大外枠からのスタートで、案の定スタート直後から引っかかり、前に行こうとする。内に入ることもできず、前に馬を置くこともできなかったため、そのまま馬はやや首を上げるような格好で左右に首を振ったりしながら3、4番手を追走する。1000mを61秒6のペースで、ややスローではあるが、この日の馬場を考えると予想よりは速めのペース。折り合いを除けば位置取りとしてはほぼベストのまま4角で先頭に並びかける形となる。鞍上も耐え切れず、残り300mくらいで一気に仕掛ける。坂の途中では一瞬楽勝かと思ったが、前半のロスもあり、坂を上りきったところで後続に捕まり4着。1着馬とは0.1秒差でもあり、着順ほど負けてはいない。ある程度予想されたことだが、この馬の場合はとにかく折り合いがすべて。今日も前半折り合えず、それが仇となって最後に捕まった。今までは対戦相手が弱かったこともあり、そのような競馬でも押し切れたが、さすがにここにきて苦しくなってきた。鞍上も言うとおり、いい脚をどこで爆発させるかがカギで、うまくタメが効けば、中山コースは向くはずだ。ダービーよりも皐月賞のほうが可能性は高いと思う。本番では鞍上がどう乗るか。乗り方ひとつで本番の着順は大きく変わると思う。


(注)左から、トモ-後脚-肩-全体のリズム、の評価です。
トモはトモの大きさ及び迫力で評価しています。後脚はクセがないか、スムーズか等で評価しています。肩は肩の出のスムーズさ、硬さで評価しています。全体のリズムはスムーズな全身運動ができているかを評価しています。

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March 02, 2013

2013/3/2(土)結果

 今日の3歳戦で気になったレースについてです。


【阪神11R芝1600mチューリップ賞GⅢ】

レッドオーヴァル (ディープインパクト) 7着
募集時評価 C-D-D-D

スタートはほぼ五分で出るが、外枠だったこともあり、終始外々を回る。ペースがあまり上がらないなか、後から4番手くらいをついていく。4角では外を回って、直線では大外に持ち出して追い出す。上がり最速でいい脚を使ってはいるものの、前も止まらず、前走のような競馬はできずに7着。今日は前有利の展開だったこともあり、後ろから行った馬は力を存分には発揮できなかった。本番の桜花賞では絶対にこんなペースにならないので、今日の勝ち馬が桜花賞でも今日のような競馬ができるとは思えない。また1着馬と2着から7着までの馬にそんなに力差があるとは感じない。しかし、今日のレースを見る限り、今のところレッドオーヴァルは短距離の差し馬という感じで、正直マイル戦以上では1400m以下と同じ脚を使えるとは思えない。今日も2着にはこれると思っていたが、最後もう一伸びがなかったのは、その辺が影響しているのかなと思う。鞍上は馬場が合わなかったと言っているし、もちろんそれもあるだろう。心配なのは、今日の馬体重減。これは本番に向けてプラスにはならないだろう。将来的に短距離で活躍すると思うが、桜花賞ではハイペースにさえなれば違った走りができるだろうし、その点に望みをつなげたい。


(注)左から、トモ-後脚-肩-全体のリズム、の評価です。
トモはトモの大きさ及び迫力で評価しています。後脚はクセがないか、スムーズか等で評価しています。肩は肩の出のスムーズさ、硬さで評価しています。全体のリズムはスムーズな全身運動ができているかを評価しています。


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