« 2011年産シルク募集時評価 (完全版関西その1) | Main | 2011年産シルク募集時評価 (完全版関西その2) »

April 13, 2013

サクラバクシンオーの実力

短評:「最後まで頑張るが長打力は低下」

 今日はサクラバクシンオーの実力です。歴史的な名スプリンターも一昨年死亡してしまいました。12年産がラストクロップとなりますが、社台G生産馬も10頭くらいいますので、今年も募集馬のラインナップに産駒が出てくるでしょう。それでは最近の傾向を調べてみましょう。

Sakurabakushino

(注)
・母集団は2006年産から2009年産までの4世代の社台RH、サンデーR、キャロット、東京HR、G1、グリーン、シルク及びウインで募集の社台グループ生産馬です。
・募集馬のうち原則として、社台F、ノーザンF、白老F及び追分F生産馬のみを対象としています。
・馬主・・・社台GO→社台グループオーナーズの略です。
・回収率・・・募集価格に対する獲得賞金の割合です。100%を超えていれば募集価格分は回収したことになります。ただし維持管理費などは考慮されていない値なので、100%超だから利益が出ているというわけではありません。
・表中ピンク色は回収率100%以上、グレーは未出走馬を示します。。
・打率とは、募集馬全体のうちに、回収率100%以上馬の占める割合のことです。
・長打率とは、募集馬全体のうちに1億円以上獲得した馬の占める割合です。
・三振率とは、募集馬全体のうちに獲得賞金が0円の馬が占める割合です。獲得賞金0円の馬とは、レースに出走したものの1回も掲示板に載らなかった馬及びデビューできなかった馬の合計となります。


1.全体の回収率

全体 94.2%

 全体の回収率は100%にはやや及ばなかったものの、このクラスの種牡馬としては十分検討している値ではないでしょうか。サクラバクシンオーは本当に最初から最後まで安定感のある種牡馬でした。12年産がラストクロップになりますが、ラストクロップからも堅実に走る馬が出ることでしょう。


2.牡牝別

牡馬 97.1%
牝馬 88.4%

 牡牝の差はほとんどありませんでした。牡馬のほうが活躍馬が多い気がしますが、最近のクラブ馬については、回収率で見た場合はそんなに差はありませんでした。


3.東西別

東 96.5%
西 91.1%

 最近のクラブ馬に関しては東西での差はほとんどありませんでした。


4.生産牧場別

社台F 203.2%
ノーザンF 87.3%
白老F 36.6%
追分F 77.8%

 牧場別では社台Fが抜け出しています。社台F産の産駒はラストクロップも注目したほうがいいかもしれません。


5.クラブ別

社台RH 152.6%
社台GO 28.7%
サンデーR 112.5%
キャロット 63.4%
その他 195.1%

 クラブ別ではその他が一番高い値になっていますが、これはグリーンのオレンジティアラが引っ張っている感じです。社台RHも高い値です。サンデーRも悪くないですね。


6.打率・・・0.267

 打率はまあまあ、可もなく不可もなくという感じでしょうか。


7.長打率・・・0.000

 残念ながら最近はクラブ馬からは長打は出ていません。グランプリボスなど、産駒全体からは活躍馬も出ているのですが、クラブにはあまり高めの産駒が出てこないこともあり、活躍馬と言えるような馬はいないのが現状です。長打が見込めないのはなんとも残念なところです。


8.三振率・・・0.233

 三振率も、まあ及第点というところでしょう。


9.デビュー率・・・ 0.967

 デビュー率も高めで、あまり脚元の心配をする必要はなさそうです。


10.総評

 スプリンターズSでの1分7秒1は、当時は本当に衝撃的なレコードでした。そのスプリント能力を余すところなく産駒に伝える遺伝力は素晴らしいものです。
 ただ、元々社台系のクラブからはあまり活躍馬といえるような馬は出ておらず、ブランディスも障害で活躍しましたが、平地で稼いだものではありません。最近はどんな条件でも、とにかくサンデー系の血が重要なわけですが、母父サンデー系での活躍馬は非常に少なく、グランプリボスのみと言ってもいい感じです。
 そう考えると、社台系のクラブからあまり活躍馬が出ていないのも納得できます。
 ただし、活躍とは言わないまでも、母父サンデー系の産駒は、クラブではそこそこ走っているのです。今回のデータで、母父サンデー系の産駒は、打率0.444です。回収率も129%となり、やはり母父サンデー系はそれなりに信用できるのです。
 サクラバクシンオー産駒は筋肉質で、とにかくトモに力がないと厳しいことが多いので、比較的取捨は容易かも知れません。産駒が募集時に人気になることはないでしょうが、第2希望以下の押さえとしては捨てがたい魅力もあります。ラストクロップから予想外の掘り出し物があるかも知れませんね。

|

« 2011年産シルク募集時評価 (完全版関西その1) | Main | 2011年産シルク募集時評価 (完全版関西その2) »

Comments

競馬悟空さん、こんばんは^^

全体的に見て、長打率以外は可もなく不可もなく、
といった感じでしょうか(^_^;)
バクシンオーはクラシックを求められないから、
SS系とは棲み分けができてますよね( ̄▽ ̄)
さらに非SS系ですので、母父にSSを持ってくれば、
そのサポートも受けられますから、キンカメが
出てくる前だったら、もっと活躍馬を出しても
良かったと思いますけどね(;;;´Д`)
生きていればもう少し種牡馬をできたと思いますので、
亡くなってしまったのは残念です(p´□`q)゜o。。

Posted by: レプティリア | April 13, 2013 at 09:40 PM

レプティリアさん、こんばんは!
そうですね、おっしゃるとおり、バクシンオーは長打率が低い以外は、ほぼ平均に近い種牡馬と思います。母父サンデーでもう少し活躍する産駒が出ても良いとは思うんですが、現実は難しいですね。ただクラブではそこそこ楽しませてくれる産駒も出てますので、ラストクロップとなる12年産も、押さえの候補としては注目すべき産駒がいるかもせれませんね。

Posted by: 競馬悟空 | April 14, 2013 at 12:12 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 2011年産シルク募集時評価 (完全版関西その1) | Main | 2011年産シルク募集時評価 (完全版関西その2) »