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April 20, 2013

ゴールドアリュールの実力

短評:「社台SSに住むダートの鬼」

 今日はゴールドアリュールの実力です。現役時代の自身の成績通り、素晴らしいダート適性を産駒に伝えています。社台SSとダートというのはあまり結びつかない感じですが、クラブ馬の成績はさてどうでしょうか。

Gold_allure

(注)
・母集団は2006年産から2009年産までの4世代の社台RH、サンデーR、キャロット、東京HR、G1、グリーン、シルク及びウインで募集の社台グループ生産馬です。
・募集馬のうち原則として、社台F、ノーザンF、白老F及び追分F生産馬のみを対象としています。
・馬主・・・社台GO→社台グループオーナーズの略です。
・回収率・・・募集価格に対する獲得賞金の割合です。100%を超えていれば募集価格分は回収したことになります。ただし維持管理費などは考慮されていない値なので、100%超だから利益が出ているというわけではありません。
・表中ピンク色は回収率100%以上、グレーは未出走馬を示します。。
・打率とは、募集馬全体のうちに、回収率100%以上馬の占める割合のことです。
・長打率とは、募集馬全体のうちに1億円以上獲得した馬の占める割合です。
・三振率とは、募集馬全体のうちに獲得賞金が0円の馬が占める割合です。獲得賞金0円の馬とは、レースに出走したものの1回も掲示板に載らなかった馬及びデビューできなかった馬の合計となります。


1.全体の回収率

全体 58.7%

 社台SSの種牡馬の産駒でありながら、最近の社台G生産馬の成績は芳しくありません。もっとも、今回のデータの範囲外である2005年産からはオーロマイスターやタケミカヅチ、スペルバインドなどが出ており、決して社台Gから活躍馬が出ていないというわけではないですが、今のところ2年目以降の産駒からはこれといった活躍馬は出ていない状況です。


2.牡牝別

牡馬 74.4%
牝馬 42.6%

 牡牝別では、やはり牡馬が優勢です。牝馬の活躍馬はスペルバインドだけと言ってもいい状態なので、イメージ通り牡馬優勢ということで間違いないでしょう。


3.東西別

東 50.0%
西 71.3%

 東西別では、データ上はやや関西優勢と言う感じですが、まあそんなに偏っているという感じでもないです。特別な人気種牡馬というわけでもないですから、有力な産駒が関西の有力厩舎に集中するようなこともないでしょう。


4.生産牧場別

社台F 54.7%
ノーザンF 57.9%
白老F 158.4%
追分F 44.6%

 生産牧場別では白老Fが抜けてしまっていますが、元の母集団が少ないのもあり、ラヴィンライフがデータを引っ張り上げてしまっているだけです。それよりも、2年目の産駒以降の追分Fの成績が芳しくないのが非常に気にかかりますね。頭数も多いし、この馬自身の出身地であるにもかかわらず、この成績はちょっと残念です。追分F産の産駒はかえって危ないということは気に留めておいた方が良いでしょう。


5.クラブ別

社台RH 21.6%
社台GO 53.8%
サンデーR 110.7%
キャロット 32.4%
その他 70.3%

 クラブ別ではサンデーRが良いですが、たまたま2006年産がそれなりに成績を出しているだけとも言えます。あまりどこが良いという偏りはない気がします。


6.打率・・・0.222

 打率は低めですね。産駒の平均募集価格は1,800万円くらいと安めにもかかわらず、打率も低いのではあまり楽しみがないです。


7.長打率・・・0.000

 長打は2006年産以降では残念ながらゼロでした。2005年産を含めれば上のほうで挙げた3頭がいるのですが、データの取り方でこうなってしまいました。実際に長打は出ていたのですから、長打がない種牡馬というわけではないです。ただ最近は今一つということですね。


8.三振率・・・0.222

 三振率はまあ、普通というところでしょう。


9.デビュー率・・・0.963

 デビュー率は良いほうだと思います。


10.総評

 芝でも短距離ならばそれなりにやれる産駒もいますが、本領はやっぱりダートでしょう。ダートでは日高からはスマートファルコンやエスポワールシチーなどトップクラスの活躍馬が出ています。
 社台G生産馬からは今のところそこまでの活躍馬はでていないのですが、初年度産駒からはオーロマイスターやタケミカヅチなど、それなりの活躍馬は出ています。ただ、その後が続かず、結局今回のデータでは今一つの成績となってしまっています。出身地でもある追分F産の募集馬がたくさんいる割には、最近の活躍は今一つというのも成績が上がらない原因かもしれません。
 もともと、社台G自体が、好んでダート馬を生産しているというわけではないので、活躍馬は今後も意外なところから出てくるのかもしれません。総じてクラブの募集馬としては買いにくい感じの種牡馬ということになると思いますが、忘れたころに一発がありそうな気もしますね。

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Comments

競馬悟空さん、おはようございます^^

毎度お疲れ様ですm(_ _)m
だいぶ種牡馬分析も終わりに近づきつつありますね(^_^)v
全体のイメージと社台系クラブにおける実際の成績のギャップというのは
どの馬でも多少あると思いますが、ゴールドアリュールは
その最たるものかもしれませんね(>_<)
おっしゃる通り、社台が好む芝馬種牡馬ではないので、
それほど有力繁殖に付けられず、逆に手頃な価格なので
日高の生産者は良い繁殖を付けた結果でしょうか(-_-)
シルキーラグーン11に出資しようか迷ってたように
結構良いイメージを抱いていたので、この結果は考えてしまいました(@。@;)

Posted by: レプティリア | April 21, 2013 at 09:48 AM

レプティリアさん、こんばんは!
種牡馬の実力シリーズもおかげさまでようやっとゴールが見えてきました~。残っているには産駒数の多い大物ばかりなのでちょっと大変なのですが。。でも募集開始までには間に合うと思っています。
 おっしゃるとおり、ゴールドアリュールは日高では色々考えていい馬が産まれたのかもしれませんね。社台Gも考えていないわけではないでしょうが、どうしても他の有力種牡馬が優先になるので、あまり出る幕がなかったのかもしれません。今回のデータではあまり良い結果はでていませんが、初年度産駒を含めれば長打が出ていないわけではないので、配合次第でクラブからもいい馬が出る可能性はあると思っています。ただ、今年あたりが正念場かもしれませんね。

Posted by: 競馬悟空 | April 21, 2013 at 10:17 PM

競馬悟空さん、こんばんは。帰って来ました。今日はスタリオンでゴールドアリュールの種付けを見学しました。スタリオンの方と話をしていて完全にダート馬と決めているみたいですね。あと産駒がセール等で売れるともいっていました。見学等の話はブログで書きますが、ネオリアリズム、良かったです。柔らかそうですね、動きが。ただ、スタリオン、早来、空港でトゥザワールドも持っていますと言ったら、アレは別格と言っていましたし、自分が見ても何かが違いました。すいません親バカで。

Posted by: パパディー | April 21, 2013 at 11:26 PM

競馬悟空さん、こんばんは。
芝で強豪相手にクラブ馬で何勝もあげる馬を探し求めて、
芝馬ばかりに出資するより、地方重賞含めて、ダートも
高額レースが結構あるので、何頭かに出資できるなら、
芝馬、ダート馬とバランス良く出資したほうが、一口馬主を
長く楽しめるのではないかと、思い始めゴールドアリュールに
注目していましたが、繁殖の質でしょうか、クラブ系の馬は
走っていないのですね。残念。
牝馬より牡馬のほうが走っているので、やはり砂馬で
Sファルコン級の超が付く大物をまだ出しそうな気がしてならないのですが。。

Posted by: バングル | April 22, 2013 at 01:30 AM

パパディーさん、こんにちは!
無事戻られたようで何よりです。トゥザワールドはやはり抜けた存在でしょうねえ~。募集時からDVDでも一際目立っていましたし、出資されているパパディーさんが心底うらやましいです(笑)。私は、トゥザワールドとムーンレディの11がキンカメ産駒では抜群と思えて、その他のキンカメ産駒は、どうしてもその2頭と比較してしまって、今年はキンカメ産駒には出資できませんでした。とにかくデビューが待ち遠しいですねえ。ネオリアリズムも順調そうとのことで良かったです。こちらも半兄に続けるよう頑張って欲しいです。
 私も以前牧場に行ったときには、牧場の方々はゴールドアリュール産駒は結局はダートになるということを皆さんおっしゃってましたね。結局血統の枠からはそうそうはみ出た馬は出ないということでしょうし、普通にダートだと思っておいた方がよさそうですね。
 

Posted by: 競馬悟空 | April 22, 2013 at 01:21 PM

バングルさん、こんにちは!
2005年の初年度産駒を含めればもっと数値は上がると思います。今回のデータは2006年産から2009年産までの4年分だったので、その点で不利になってしまった面はあると思います。まあそれでもここ最近の産駒からはコレというのは出ていないということではありますが。。ゴールドアリュール産駒の場合は、牡馬と牝馬では牡馬が圧倒的にいいと思います。やっぱりパワー型が多いので、牡馬のほうが活躍馬がでやすそうですね。
 繁殖の質もあると思いますが、何かのきっかけでまた大物が出る可能性はあると思っています。ただ、それが何時なのかは・・誰にもわかりませんね(笑)。

Posted by: 競馬悟空 | April 22, 2013 at 01:28 PM

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