2010年産出資成績回顧
ダービーも終わり、興味は2歳世代に。さらに来週からは社台・サンデーの募集も始まり、1歳世代にも注目が始まります。
今日はダービーを区切りとして、自分の成績を総括して反省しておきたいと思います。1年に1回くらいは振り返っておかないと、後になって比較することもできなくなってしまいますから、区切りのいいダービー終了後の時点で振り返っておきたいと思います。
競馬悟空の2010年産馬 2013年5月30日時点での成績
出資馬10頭
40戦9勝
勝ち上がり5頭
勝率 0.225
連対率 0.425
回収率 53.0%
打率 0.200
長打率 0.000
三振率 0.400
2010年産クラブ馬全体の回収率等
回収率 29.9%
打率 0.082
長打率 0.005
三振率 0.359
2010年産社台G生産のクラブ馬の回収率等
回収率 29.6%
打率 0.076
長打率 0.006
三振率 0.308
比較対象としてクラブ馬全体の回収率等と、そのうち社台G生産馬のみのデータを調べてみました。
勝率と連対率は、かなり好成績を出せたかなと思います。先週末で、2013年の堀厩舎の勝率が0.224でしたから、堀厩舎並みの勝率というのは結構良かったなと思います。この年から厩舎を厳選して出資馬を選んだのが勝率UPに貢献したのかなと思います。
回収率も現時点では平均値を結構上回っていますので、この調子でこの後も皆頑張ってくれたらうれしいです。
打率は現時点では1割いってれば平均より上という感じですから、この時点で2頭が回収率100%に達することができたのは良かったです。
長打率は、まあこの時点で1億超えているのはたった3頭ですので、さすがにゼロでも仕方ないですかね。三振率は平均値より悪い4割となってしまいました。これは反省点ですね。
あと、私の成績とは関係ない話ですが、2010年産は、クラブ馬全体の平均と社台G生産のクラブ馬の平均の差が回収率でも打率でも今のところほとんどありません。やはり2010産は、社台G生産馬全体がやや不振だったのかもしれないですね。
さらに出資馬を一頭ずつ回顧して、来週から始まる募集に、気持ちを新たに臨みたいと思います。
牡 レッドアリオン (アグネスタキオン)
価格4,800万 西:橋口
募集時評価 E-D-A-A
10戦2勝
募集時には非常にやわらかい動きをしていたタキオン産駒で、一目で気に入りました。この馬がいなかったら東サラにも入会していなかったでしょう。募集時には非常に評価が分かれた馬で、周りで良いという人と、ダメという人とが半々くらいだった気がします。血統的には文句なしの良血馬ですから、あとはややトモが頼りないのがどうかなと思いましたが、レースを使うごとに成長し、重賞2着、そしてG1にも出走してくれました。クラシック出走こそならなかったものの、この馬のおかげで春シーズンを楽しく過ごすことができました。まだまだこれからも活躍が見込まれる馬ですので、牧場でひと夏越しての成長に期待したいです。
牡ブロードソード (ダイワメジャー)
価格3,600万 西:松田国
募集時評価 S-C-C-C
7戦2勝
セレクトセールで主取りになりキャロットに回ってきた馬。トモの大きさが半端ではなく、牡馬では一番確実性の高いタイプと思えました。ただ結局は、トモの大きさの分ダートに適性があり、ダート路線で頑張ってくれました。母の活躍ぶりを考えれば、ダート向きなのは当然なので驚きはありませんが、ようやく、この母から、この母の産駒らしい競走馬が出たなという感じでしょうか。ここまで2勝していて、ここからは重賞戦線も視野に入れているようですが、上のクラスでもいい走りを見せてくれるはずです。
メス レッドジゼル (アグネスタキオン)
価格2,000万 西:笹田
募集時評価 B-A-C-B
6戦2勝
募集時からとにかく気性について色々と言われ続けてきた馬でした。決して気性が良くなったわけではなく、接してきた人たちに恵まれた馬だと思います。改めて人的側面の重要性を認識させられた馬です。クラシック出走こそなりませんでしたが、メンバーの揃った500万条件も勝って2勝。これからも楽しみです。秋のG1に向けて仕切りなおして、また頑張って欲しいです。
牡 ホワイトフリート (クロフネ)
価格4,000万 東:久保田
募集時評価 B-A-C-A
7戦2勝
募集時には非常に良いリズムで歩けていた馬で、この馬も一目で気に入りました。繋ぎも柔かく、芝向きと思ったのですが、種牡馬の影響が大きかったのか、ダートに出てしまいました。本当に難しいです。ダートでは2勝してくれましたが、まだまだ活躍が見込める馬です。一息入れて、また成長して戻ってきてくれることを楽しみにしています。
メス レッドセイリング (ゼンノロブロイ)
価格2,800万 西:藤原英
募集時評価 B-D-A-A
2戦1勝
カレンブラックヒルの半妹で、父はゼンノロブロイ。不振の続くゼンノロブロイの産駒ですが、母方の血なのか、この馬は新馬勝ちしてくれました。半弟も期待できそうです。牝馬にしては大柄で、仕上がるまでに結構手間取りました。デビュー戦では仕上がっているとは言い難い状況でしたが楽勝で新馬勝ちしてくれました。やはり素質はあると思います。血統・馬体ともに見どころのあった馬ですし、まだまだこれから成長しそうな感じですので、一つずつゆっくりと力をつけて行って欲しいです。
メス ミニョネット (クロフネ)
価格2,000万 西:藤岡健
募集時評価 C-A-C-A
3戦0勝
トゥザヴィクトリーを叔母に持つ血統的にはしかしした馬です。新馬戦2着のあと、4着、3着と、もどかしい成績が続いていますが、メンバー次第ですぐに勝ち上がれる能力は持っていると思います。まず一つは勝ってもらわないと、この先どうにもならないので、次で決めて欲しいところです。ダートもやれそうなので、一つ勝てればその先もコツコツと頑張ってくれるはずと期待しています。
牡 レッドレガーロ (ゼンノロブロイ)
価格2,800万 西:藤沢和
募集時評価 C-B-C-B
1戦0勝
デビューはできたものの、その後小さな頓挫が重なってまだ1走しかできていません。体も566kgとかなりヤバい大きさになってしまっています。今思うと早期デビューにつられて、調子に乗って買いすぎてしまったかなあという気もしないでもありません。でも、この馬も仕上がりさえすれば、いいレースを見せてくれると信じています。
牡 レッドブルース (ゼンノロブロイ)
価格2,800万 西:藤沢和
募集時評価 A-B-C-A
未出走
血統的には見るべきところはない馬でしたが、馬体が素晴らしく出資しました。予想外に大きくなってしまい、また、この馬も色々と小さな頓挫が続き、現時点で未出走となっています。現時点で570kgもあるだけに、仕上げるのもかなり苦労するでしょう。前途が明るいとは言えなくなってきましたが、きちんと仕上がれば走ってくれると信じたいです。
メス ペドレリーア (ネオユニヴァース)
価格1,200万 東:栗田博
募集時評価 B-C-C-A
4戦0勝
血統的には今一つでしたが、馬体が良いと思って出資した馬でした。現実は、血統とか馬体以前に、気性的に操縦困難な馬で大敗を繰り返し、今のところ掲示板には載れていません。気性というカタログからは読み取れない要素の重要性を教えてくれた馬です。未勝利戦の期間もあと3ヶ月ですが、なんとか1勝を目指したいところです。
牡 フィックルフレンズの10 (スペシャルウィーク)
価格2,800万 西:大久保龍
募集時評価 D-A-A-B
未出走引退
期待していた馬でしたが、1歳時にボーンシストが判明し、そのまま引退。補償なし元年に、いきなり容赦ない現実を教えてくれた馬でした。さすがにボーンシストを見抜くことは不可能なんじゃないかなと思うので、これはこれで仕方なかったかなと思います。実はこの馬最近門別でデビューしてたんですね。そしてデビュー勝ち。あのままクラブ馬として治療していたらどうなっていたのかなと思いたくもなりますが、中央競馬の仕上げ(調教)では、デビューできなかった可能性が高いでしょう。地方競馬で頑張ってくれているというのがわかって良かったです。
間もなく新馬戦が始まる2011年産では、3年ぶりのクラシック出走をぜひ目指したいです。
Comments
競馬悟空さんこんばんは^^
勝ち上がり、回収率共にすばらしい成績ですね。勉強させて頂きやす!
出資馬の多くがA評価を含む中で、レッドレガーロはどのような点に光るものを見出されたのでしょうか?
Posted by: コジーン | June 02, 2013 12:48 AM
コジーンさん、こんにちは!
ありがとうございます。2010年産はたまたま良かっただけかもしれませんが、今後もさらなる好成績を目指して頑張りたいと思っています。
レッドレガーロは特にどこが光っていたというよりは、それなりにまとまりがあって、何と言っても早期デビュー予定だったのが大きかったんですよね。実際にはそうなりませんでしたが。。なんとか未勝利を勝ち上がって欲しいです。
Posted by: 競馬悟空 | June 02, 2013 08:21 PM