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June 14, 2013

2013年 サンデーR 募集時評価(関西その1)

 いよいよに本丸たどり着きました。今日はサンデーRの関西馬その1です。さすがに今の競馬界を席巻している良血馬の弟妹が大挙してラインナップされているだけに、目移りしますね。

 毎度申し上げていることではございますが、私はただの競馬好きで、何かの特別な能力・情報を持っているわけではありません。読まれた方にとって不快な内容も含まれているかとは思いますが、単なるバカの個人的な妄想に過ぎませんので、枯葉も山の賑わいと受け流していただければと思います。


 データの見方等は以下をご覧ください。

2013社台・サンデー・G1募集時評価の説明

2013社台G募集向けデータの簡単な"おさらい"


142 ラヴズオンリーミーの12
父 ディープインパクト
母父 (Storm Cat)
牡 8000万円
西 矢作芳人
募集時評価 A B B B
厩舎ランク 33.1
血統レベル A
母年齢 6
ノーザンF
血統 66.2% 0.250 0.125 0.083
厩舎 40.6% 0.143 0.000 0.429
総合 56.7% 0.196 0.063 0.256
指数 4534

 昨年募集の全兄も良かったが、この馬も負けず劣らず良い。すごく柔かいという感じではないが、全身筋肉質で、無駄肉がつかないタイプなのだろう。仕上がりも早そうだ。ディープ産駒にはトモを良く見せる馬は少ないが、この馬はトモも素晴らしい。
 血統的には、名牝ミエスクから続くボトムラインだけを見てもワクワクするが、叔母には全欧牝馬2歳チャンピオンもおり、母父も最近の日本馬場で適性を見せている Storm Cat。いくら探してもこんな素晴らしい血統馬はなかなか出てこない。血統的には走って当然の馬だろう。
 厩舎は数を使うところだが、この馬は当然クラシックを目指すことになるので、特に多く使われるということはないだろう。データ上は、あまり社台G生産のクラブ馬では成績は残していない。もちろん、このクラブでダービー馬を出しているわけだから、悪いはずもない。


143 ポルトフィーノの12
父 ディープインパクト
母父 (クロフネ)
牡 1億2000万円
西 高野友和
募集時評価 C B B B
厩舎ランク 17.1
血統レベル AAA
母年齢 7
ノーザンF
血統 66.2% 0.250 0.125 0.083
厩舎 79.5% 0.222 0.000 0.000
総合 76.1% 0.236 0.063 0.042
指数 9136

 ひとつ前の番号の馬と対照的にトモが薄いタイプのディープ産駒。実際に見てみるとやはり品の良さは感じられる馬。全体のバランスは素晴らしく、高い値付けになるのも頷けるが、全体から受ける印象は、そこまで特別な馬かはちょっとわからないなという感じ。
 血統的には、こちらはダイナカール、エアグルーヴと続くボトムラインを持つ良血馬。母父クロフネのディープ産駒はまだ少ないが、母父フレンチデピュティは結構いて、カミノタサハラをはじめ、そこそこ活躍している。確実性の高い組み合わせだろう。
 厩舎は今年牧場側が非常に肩入れしている厩舎。牧場と密にコンタクトを取り、牧場の意見に耳を傾けてくれるという意味で、信頼は厚いようだ。成績も上げってきている厩舎だが、この馬はまだ早いと思うのか、それとも、この馬で名を上げられるはずと思うのかで見方が変わるだろう。データ的には社台G生産の低額馬でそこそこ結果を出せており、データ上は平均くらい。今年の預託馬で全然結果が出なかったらデータ上も厳しいことになるだろう。


144 レディオブヴェニスの12
父 ディープインパクト
母父 (Loup Solitaire)
牡 8000万円
西 藤原英昭
募集時評価 B A B B
厩舎ランク 45.1
血統レベル B
母年齢 9
白老F
血統 72.1% 0.300 0.000 0.000
厩舎 60.2% 0.136 0.091 0.227
総合 66.2% 0.218 0.045 0.114
指数 5294

 トモもディープ産駒としては十分だし、後ろに非常に力を感じる馬。全体としてまとまりがあって前後のバランスも良い。
 血統的にはアグネスタキオン産駒の半兄が重賞戦線で頑張っていたし、種牡馬がさらにパワーアップしたこの馬は一層期待できそうだ。
 厩舎はあまり数を使わないが勝率は高いタイプの超一流厩舎。無理に仕上げず余裕残しであってもクラシックに乗せてこれる腕前を持つ厩舎なので、王道を目指すことになるだろう。


145 アドマイヤハッピーの12
父 ディープインパクト
母父 (トニービン)
牡 8000万円
西 池江泰寿
募集時評価 A B B A
厩舎ランク 46.4
血統レベル A
母年齢 14
ノーザンF
血統 66.2% 0.250 0.125 0.083
厩舎 161.7% 0.200 0.200 0.233
総合 113.9% 0.225 0.163 0.158
指数 9113

 素晴らしいトモをしており、バランスも素晴らしい。5月生まれとは思えないくらい見栄えがするのは、元々のバランスが良いのだろう。歩くリズムもダイナミックで体を大きく使えている。
 血統的には半兄のウォータクティクスはダート重賞勝ち。全兄のハッピーモーメントはもうひと押しがない感じでクラシックに乗りきれなかった。この馬は全兄よりも良く見える。ただ、この血統全般に言えることだが、怪我が多く、上はほとんど皆故障で競馬から去っている。その点は確かに気がかりではある。
 厩舎は、オルフェーヴルをはじめ、牡馬のG1級がぞろぞろいる厩舎で、これ以上のところは望めない厩舎。特に長打率の高さが素晴らしい。ディープ牡馬、ノーザンF、池江厩舎の三種の神器を備えてこの馬もクラシックに乗り込みたいところだ。


146 リッスンの12
父 ディープインパクト
母父 (Sadler's Wells)
メス 6000万円
西 石坂正
募集時評価 B A B A
厩舎ランク 37.0
血統レベル AA
母年齢 7
ノーザンF
血統 153.1% 0.276 0.069 0.172
厩舎 159.2% 0.324 0.162 0.216
総合 163.8% 0.300 0.116 0.194
指数 9828

 さすがディープ牝馬の最高価格馬だけあって、見栄えもするし、歩かせてもやっぱり素晴らしい。非常にバランスが良く、歩かせると後ろに力があるのがわかる。
 血統的には、ディープをつけるために持ってきた母にディープをつけて、期待通りの馬が産まれたと言えるのではないか。データ的にも死角はなく、母自身も活躍馬の上に、近親にも活躍馬多数。
 厩舎は、やっぱりこの厩舎になったかと、馬のデキを見れば納得できる最高の厩舎。くどくど説明する必要もないくらいクラブで活躍馬を出していて、それはそのまんまデータにも表れている。


147 スターダムバウンドの12
父 キングカメハメハ
母父 (Tapit)
牡 8000万円
西 石坂正
募集時評価 B B E D
厩舎ランク 37.0
血統レベル
母年齢 6
ノーザンF
血統 165.5% 0.304 0.217 0.087
厩舎 159.2% 0.324 0.162 0.216
総合 170.7% 0.314 0.190 0.152
指数 13653

 左右のバランスが悪く、歩かせると非常にぎこちない。実馬はみなかったので、よくわからないが、DVDを見る限りいいなあとは思えない。5月生まれということで下駄をはかせて考えたとしてもちょっとどうか。
 血統的には、米2歳牝馬チャンピオンの母にキンカメで、将来的には種牡馬もあるぞという期待の組み合わせ。一発の期待感はあると思う。
 厩舎はこういう期待馬を預るのなら当然という、納得の厩舎。


148 レーヴドスカーの12
父 キングカメハメハ
母父 (Highest Honor)
牡 1億円
西 松田博資
募集時評価 B A B A
厩舎ランク 33.0
血統レベル A
母年齢 15
ノーザンF
血統 165.5% 0.304 0.217 0.087
厩舎 190.9% 0.244 0.098 0.244
総合 169.9% 0.274 0.157 0.165
指数 16993

 立ち姿もバランスがとれていていいのだが、歩かせるともっといい。後脚の踏み込みも素晴らしく、誰が見てもいい馬だろう。
 血統的には、くどくど言う必要がないくらい有名な血統だが、とにかく何をつけても皆走るので、キンカメをつけて走らないわけがないと考えるのが自然だろう。しかも、キンカメは重賞勝ちなど優秀な母馬であればより確実に走る仔を出せる種牡馬で、牡馬が走る。全部の条件に当てはまっているのがこの馬なわけで、死角はない。
 厩舎は当然この厩舎。良績が牝馬に偏っており、牡馬では牝馬ほどの結果を出していないというのは若干気になるが、引退の近づいてきた名伯楽にふさわしい馬だろう。


149 デグラーティアの12
父 キングカメハメハ
母父 (フジキセキ)
メス 1800万円
西 宮本博
募集時評価 D B C C
厩舎ランク 27.9
血統レベル B
母年齢 6
ノーザンF
血統 47.0% 0.120 0.000 0.200
厩舎 31.6% 0.333 0.000 0.667
総合 41.7% 0.227 0.000 0.433
指数 750

 まず、キンカメ産駒にしては牝馬とはいえ、ちょっとトモが薄い感じがする。また繋ぎがかなり立ち気味で、少し心配。
 血統的には母は重賞勝ち馬だが、その他は時に目立つ近親はいない。データ上はキンカメの牝馬自体が思ったほど走っていない。
 厩舎は、この母ならば当然この厩舎になるとは思うが、社台G生産のクラブ馬では最近はあまり成績を出せていない。


150 オリエントチャームの12
父 キングカメハメハ
母父 (サンデーサイレンス)
メス 3000万円
西 池江泰寿
募集時評価 E C C B
厩舎ランク 46.4
血統レベル A
母年齢 10
追分F
血統 65.9% 0.333 0.000 0.000
厩舎 161.7% 0.200 0.200 0.233
総合 113.8% 0.267 0.100 0.117
指数 3413

 トモも小さく、後ろにちょっと力が足りないかなあという感じ。あまりこういう比較は良くないが、キンカメ牝馬なら他にもっといいのがいるようにも感じる。動き自体は悪くない。
 血統的には叔父にゴールドアリュールがいて、良血の部類に入るが、上は今のところまだそんなに活躍していない。期待値込みの価格かなとは思う。
 厩舎は成績的にもデータ的にも最高レベルの厩舎なのだが、なぜか牝馬の実績がない。理由は不明だが、この馬にとって喜ばしいデータではない。


151 レディスキッパーの12
父 ダイワメジャー
母父 (クロフネ)
牡 2800万円
西 西園正都
募集時評価 A B C B
厩舎ランク 33.8
血統レベル D
母年齢 5
ノーザンF
血統 88.8% 0.235 0.070 0.161
厩舎 72.6% 0.286 0.000 0.143
総合 85.1% 0.260 0.035 0.152
指数 2384

 すごく目立つトモをしていて、こういう馬は確実性は高いと思う。ただ若干硬い感じのする馬ではあるので、前に行って粘るような単調な競馬をするタイプになるかもしれない。さらには最終的にダートにでるという可能性もあるだろう。
 血統的にはその枝葉を広げるウインドインハーヘアから連なるボトムラインで、近いところに活躍馬はいないが筋の通った血統ではある。
 厩舎はどちらかというと短めの距離で実績を挙げている厩舎だけに、この馬はぴったりきそうだ。厩舎の社台G生産クラブ馬における成績は平均よりやや上くらい。


152 レクレドールの12
父 ハービンジャー
母父 (サンデーサイレンス)
牡 4000万円
西 池江泰寿
募集時評価 C A B B
厩舎ランク 46.4
血統レベル A
母年齢 11
白老F
血統 102.5% 0.191 0.045 0.268
厩舎 161.7% 0.200 0.200 0.233
総合 132.1% 0.196 0.122 0.250
指数 5284

 後ろの踏み込みも力強く、リズムよく歩けている。ハービンジャー産駒だが硬い感じはせず、全身を大きく使えている。今年のハービンジャー産駒の中ではかなり良いほうだろう。
 血統的には叔父にステイゴールドがいて、母も重賞勝ち馬。いつ大物がでてもおかしくないのだが、まだ兄姉からはこれといった活躍馬は出ていない。この馬が母の仔の中で一番になってもおかしくなさそうだ。
 厩舎はG1馬を含む強力なオープン馬を多数抱えるところ。牡馬ではかなりの結果を出しているので、この馬にとっては心強い。


153 マリアヴァレリアの12
父 ハービンジャー
母父 (サンデーサイレンス)
牡 3400万円
西 音無秀孝
募集時評価 D B A B
厩舎ランク 34.1
血統レベル B
母年齢 11
ノーザンF
血統 88.8% 0.235 0.070 0.161
厩舎 98.6% 0.368 0.105 0.105
総合 93.7% 0.302 0.088 0.133
指数 3185

 すごく柔かい感じのする馬。自分が実馬を見たハービンジャー産駒は硬い感じの馬が多かったのだが、こういうタイプもいるのかとDVDを見て改めて思った。体を大きく使えていて歩くリズムも良く、繋ぎも非常に柔かい。柔かいが、あまりトモは目立たない馬で、そこがどうか。シンボリクリスエス産駒みたいに柔かすぎるとかえってヤバいということがなければいいのだが。新種牡馬なのでその辺は走って見ないと何とも言えない。あと、この血統は少し体質が弱い感じで、上は皆数を使えていないというのも気にかかるところではある。
 血統的には、このクラブでおなじみの血統で、叔母にフサイチエアデールがおり、そこからも枝葉が伸びている活力ある血筋。
 厩舎はクラブ馬で成績を出せている上位厩舎だし、うまく調整してくれるだろう。


154 スタンドオンエンドの12
父 ハービンジャー
母父 (エンドスウィープ)
牡 1600万円
西 高橋亮
募集時評価 C C E D
厩舎ランク 0.0
血統レベル D
母年齢 15
追分F
血統 87.7% 0.228 0.053 0.298
厩舎 86.1% 0.205 0.042 0.254
総合 82.5% 0.217 0.047 0.276
指数 1321

 立ち姿は悪くないのだが、歩かせてみると肩が硬く、歩きも小さく感じてしまう。
 血統的には近親に活躍馬はおらず、これといった強調点もない。母も15歳と高齢の域に入る。
 厩舎は新人厩舎。当然最初はこういうあまり血統的にパッとしないのしか任せてもらえないだろう。結果を出せば好循環するだろうが、何かの思い入れでもない限りちょっと今年は手を出しにくい。


155 シャンパンマリーの12
父 ハービンジャー
母父 (タニノギムレット)
牡 2400万円
西 松永幹夫
募集時評価 C A A B
厩舎ランク 24.6
血統レベル D
母年齢 7
ノーザンF
血統 88.8% 0.235 0.070 0.161
厩舎 122.1% 0.167 0.083 0.083
総合 109.9% 0.201 0.077 0.122
指数 2637

 母父の影響なのか、寝肩で、肩が柔らかく大きな動きができている。横から見るといい動きなのだが、前後から見るとやや左右にぶれがあるようにも感じる。
 血統的にはダイナカールから続く牝系で、叔父叔母はそこそこ堅実に頑張っている。この馬は初仔だが、新種牡馬の未知の魅力を含めれば面白い存在かもしれない。
 厩舎はデータ上はレッドディザイアのせいで回収率は良くなっているが、打率は低く、最近はもう一つ波に乗れていない感じ。その辺をどう思うかで評価は変わってくるだろう。


156 アンブロワーズの12
父 ハービンジャー
母父 (フレンチデピュティ)
メス 1800万円
西 平田修
募集時評価 D C C C
厩舎ランク 28.6
血統レベル B
母年齢 10
ノーザンF
血統 93.7% 0.193 0.024 0.291
厩舎 88.1% 0.250 0.150 0.250
総合 90.9% 0.221 0.087 0.270
指数 1636

 牝馬ではあるがもう少しトモがあってもいいかなと思う。母父フレンチデピュティだがあまり硬い感じはしない。やや首から肩にかけてが窮屈かなという気がしないでもない。
 血統的には名繁殖バレークイーンから続くボトムラインで、母は重賞勝ち馬。母母父がサンデーという血統構成がどういう影響を与えるのかわからないが、新種牡馬との組み合わせで兄姉以上の活躍を目指したい。
 厩舎は社台Gから信頼を得ているところで今年もそこそこの馬が所属となっている。社台F生産のクラブ馬で平均よりは上の成績を出せているので、信頼していいだろう。


157 グランオマージュの12
父 ハービンジャー
母父 (サンデーサイレンス)
メス 1200万円
西 荒川義之
募集時評価 D C C B
厩舎ランク 25.3
血統レベル A
母年齢 9
白老F
血統 50.0% 0.116 0.006 0.374
厩舎 138.6% 0.286 0.143 0.286
総合 94.3% 0.201 0.075 0.330
指数 1132

 立ち姿ではバランスは悪くないのだが、歩かせると後脚がやや回し気味な感じでちょっと気になる。歩くリズム自体は悪くない。あと欲を言えばもう少しトモが欲しい。
 血統的には叔父にタイムパラドックスがいるが、この馬自身はダートという感じはあまりしない。
 厩舎は実は社台G生産のクラブでは成績を出せているところ。厩舎で選ぶのも面白いかもしれいない。


158 ベルスリーブの12
父 ハーツクライ
母父 (シンボリクリスエス)
牡 3000万円
西 須貝尚介
募集時評価 B B C C
厩舎ランク 44.9
血統レベル D
母年齢 7
ノーザンF
血統 176.7% 0.333 0.111 0.000
厩舎 147.1% 0.333 0.000 0.250
総合 170.8% 0.333 0.056 0.125
指数 5123

 手先が軽く、後ろに力を感じる馬。トモも大きさがあって良い。父譲りでやや胴の長さがあるところがどう出るか。プラスに出れば大物に育つ可能性もありそうではある。
 血統的には近いところにはこれといった活躍馬がおらず、ハートレイクなどの日本に馴染みのある活躍馬はやや遠いところ。しかしデータでは、ノーザンFのハーツクライ牡馬はかなり当たっている組み合わせだから、あまり母系にこだわらないほうが良いかも。
 厩舎もすでにトップクラスの成績を出していて、ことしはこれでもかというくらいいい馬が所属することになる。データ面ではこれ以上ないくらい買いの要素の多い馬となる。


159 グリーティングスの12
父 ハーツクライ
母父 (Rainbow Quest)
メス 1400万円
西 村山明
募集時評価 C C C C
厩舎ランク 23.8
血統レベル A
母年齢 16
ノーザンF
血統 92.8% 0.600 0.000 0.000
厩舎 18.6% 0.000 0.000 0.250
総合 51.1% 0.300 0.000 0.125
指数 715

 胸の筋肉が結構目立つが、繋ぎの長さもあるし、そんなに硬い感じでもない。
 血統的には近親にダートで走っている馬もいるが、この馬はやはり普通に考えたら芝向きだろう。ハーツクライの産駒自体あまりダートという馬がいない。ハーツクライの牝馬は大物は出ていないが、確実性が高い馬が多く、この馬もこつこつと頑張ってくれそうだ。
 厩舎はそこそこ社台G生産のクラブ馬を預っているが、結果が出ていない。そのためか、今年はあまり血統的に良さそうなのは入っていない印象。データ的には買いにくい厩舎だ。


160 トラヴェルチームの12
父 ゼンノロブロイ
母父 (Danzig)
メス 1400万円
西 岡田稲男
募集時評価 E C D C
厩舎ランク 31.0
血統レベル B
母年齢 9
追分F
血統 0.0% 0.000 0.000 1.000
厩舎 52.5% 0.118 0.059 0.353
総合 26.3% 0.059 0.029 0.676
指数 368

 まず何よりトモが薄い。前後のバランスもそんなに良くないし馬体からはあまり見どころがない感じの馬。
 血統的にはデータ上は買い目なしのゼンノロブロイ産駒。母系からも特に強い材料がないし、この値段も納得というところ。
 厩舎も社台G生産のクラブ馬では結果を出しているとは言い難いところであり、総じて手を出しにくい要素が多い馬だ。


161 マンデラの12
父 ゼンノロブロイ
母父 (Acatenango)
メス 4000万円
西 池江泰寿
募集時評価 D C C C
厩舎ランク 46.4
血統レベル A
母年齢 12
ノーザンF
血統 81.6% 0.375 0.000 0.000
厩舎 161.7% 0.200 0.200 0.233
総合 121.6% 0.288 0.100 0.117
指数 4865

 やはり良血馬なのか、実馬は品のある馬で、立ち姿も美しい。ただ歩かせてみるとそんなに特別でもないかなという気がする。トモが薄目であまり後ろに力を感じないので、ちょっと怖い部分はある。
 血統的には半兄にワールドエースがいて、期待がかかる。しかし、冷静に考えると、ディープがついた半兄でもクラシック制覇とまで行かなかったわけだし、種牡馬的には大幅ランクダウンで牝馬であるこの馬の値段が適正かどうかはわからない。母系を大事にするのか、種牡馬を大事にするのかで判断は変わってきそうだ。
 厩舎は最高ランクの厩舎であることに間違いはないのだが、何故だかわからないが牝馬では成績を残せていない。理由は不明なのだが、単なる都市伝説では済まないレベル。社台G生産クラブ馬で牝馬の成績は、回収率8.8%、打率0.000、長打率0.000、三振率0.417という恐ろしいデータになる。


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Comments

競馬悟空さん、おはようございます!
安い馬の中では、グリーティングスが一番良く見えました。芝向きの馬体で兄、甥が活躍してるのも心強い。2位でと思ってましたが、結構人気になっていて難しいですね。

Posted by: うりうり | June 15, 2013 08:52 AM

はじめまして。
安い馬しか買えないものです。
171アンソロジーが気になってます。
参考にその評価を見てみたいです。

Posted by: アイジエ | June 15, 2013 11:03 AM

うりうりさん、こんばんは!
グリーティングスの12は結構人気になってますね。結構やっぱり良さそうなところには票が集中してしまいますね。私はマリーシャンタルの12が低額馬にしては良いと思いましたが、やはりそこそこ票を集めていて、安いからと言って簡単に取れるというわけではないですね。締切がだんだん迫ってきましたが、よく考えたいところですね!

Posted by: 競馬悟空 | June 15, 2013 11:00 PM

アイジエさん、はじめまして、こんばんは!
アンソロジーの12はトモに良さのある馬ですね。関西その2に書きましたので、よかったらご覧ください。
また遊びに来てくださいね!

Posted by: 競馬悟空 | June 15, 2013 11:02 PM

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