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June 2013

June 30, 2013

2013/6/30(日)結果

 今日も新馬戦がありました。気になった新馬戦の回顧です。

【中京5R芝1600m新馬】

リラヴァティ (ゼンノロブロイ) メス3,600万 2着
募集時評価 C-D-D-C

スタートも上手く出て一旦前につけるが、無理に前を追いかけることはなく6番手くらいの中団を追走。残り800mくらいから前に詰めて行って、4角では勝ち馬の外に出す。直線で追い出すと、残り200mくらいではあっさり前をかわすような勢いだったが、最後は勝ち馬に粘られて2着。超スローなので、前に行った勝ち馬のほうが展開的には楽だったのもあるし、この馬も上がりは最速。負けはしたが新馬戦としては十分な内容で次が楽しみだ。ただ、すごい決め手がありそうというタイプでもないので、もう少し前で競馬したほうが勝利は近づく気がする。


ワールドマッチ (コンデュイット) 牡2,000万 6着
募集時評価 B-C-C-C

スタートで大きく出遅れ。道中は覚悟を決めて後方で脚をタメ、直線だけの競馬。新馬戦らしいスローな流れなので、当然後ろからでは間に合うわけもないが、それでも上がりは最速で6着まで詰めてきたところがゴール。筋肉質な馬体でダートも面白そうだが、とりあえずは芝でやれそうだ。出遅れなければ当然次は変わってくるだろう。


【福島5R芝1800m新馬】

ウォルフラム (クロフネ) 牡3,000万 12着
募集時評価 C-C-C-C

スタートしてやや押して行って5、6番手の位置取り、そのまま終始レースの流れには乗れていたのだが、ペースが上がったところでついて行けない感じになり、そのまま伸びず12着。まだ子供っぽいところもあるようだ。募集時に、芝でも潰しがきくかもと書いていたが、結局この父の牡馬は芝でやれそうに見えても結局ダート馬というタイプが多いので、この馬もその可能性があるかもしれない。一息入れた後ダートに出てきたら狙ってみたい。


(注)左から、トモ-後脚-肩-全体のリズム、の評価です。
トモはトモの大きさ及び迫力で評価しています。後脚はクセがないか、スムーズか等で評価しています。肩は肩の出のスムーズさ、硬さで評価しています。全体のリズムはスムーズな全身運動ができているかを評価しています。

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June 23, 2013

2013/6/23(日)結果

 今日は東京競馬場に5Rの新馬戦だけ行ってきました。今日も新馬勝ちのクラブ馬が出ています。


【東京5R芝1600m新馬】

ベルプラージュ (キングカメハメハ) メス2,000万 4着
募集時評価 D-D-C-C

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パドックでは落ち着いていたし、体もまだビッシリ仕上がっているという感じではないが、それなりに走れそうな態勢は整っているように感じた。牝馬であまりトモの大きさもないが、しっかり歩けていた。ただやはりキンカメ産駒らしい硬さは感じる馬ではあった。レースでは内枠を生かして、無理せず最内の3、4番手を進む。そのまま直線400m手前くらいから最内をついて伸びてくるが、最後は勝ち馬の決め手に屈し、0.2秒差の4着。今日は鞍上が上手く乗ったというのもあるが、最後までしっかり走れていた。素直な馬のようで、うまく立ち回ることができそなので、すぐにチャンスが回ってきそうだ。もう少し小回りで直線の短いコースで先行すれば勝利は近い気がする。


レッドウォーリア (ゼンノロブロイ) 牡3,600万 9着
募集時評価 C-B-C-B

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さすが良血馬という雰囲気はあるのだが、まだ丸みがある体つきで、正直まだアスリートとしての体になっていないという感じ。調教でも時計をあまり出せていないようだったが、トモの感じなどからは、正直勝ち負けは厳しいのではないかと感じた。ただ、新馬戦に強いという藤沢厩舎の馬だけに、もしかしてこれでも走れるのだろうかと悩まされた。レースではスタートも上手く自然と外から4番手くらいにつける。4コーナでは真ん中から上がっていて直線に向いて仕掛けるが、結局一度も先頭に立つ場面はなく、最後の100mくらいは脚がなかったのか、あまり追わない感じで9着でゴール。さすがに今日の仕上がりでは勝つのは難しいということだろう。走ってくる馬だとは思うが、勝つまでにはもう少しパワーアップが必要というか、少し時間がかかりそうな気がする。


【阪神5R芝1800m新馬】

ピオネロ (ネオユニヴァース) 牡3,000万 1着
募集時評価 C-C-B-B

出遅れというわけではないが、スタートから前に進んでいかない感じ。新馬戦らしい前半歩いているようなペースだったため、促されると前のほう進んで外々の8番手くらいにつける。ペースが上がったところでも楽について行き、4角も大外を回って上がってくる。直線では前に行く全馬を飲み込んで優勝。勝ち時計は超スローだったので遅いが、上がりは最速の33秒4でまとめて見せた。非常に大きく柔かいフットワークを見せる馬で、外回りの阪神1800mのようなコースは非常に合っているように感じた。ただ、最初二の脚がつかなかったり、途中一旦引っかかりそうになったり、危ない感じは見せていた。この種牡馬の産駒だけに気性面に注意しておきたい。次は札幌も視野に入れているようだが、札幌のような小回りは今日の走りだと力を出し切れないかもしれないのはやや心配。今日のような走りができれば次も非常に楽しみだ。関係者の皆様優勝おめでとうございます。


レッドラヴィータ (スペシャルウィーク) メス2,200万 2着
募集時評価 C-D-E-E

上手くスタートして、超スローでもあり、3番手くらいに楽につける。最内を通って上手く立ち回ったが、最後は勝ち馬の決め手に屈して2着。ただ負けたとはいえこの馬も非常に上手な競馬をしていた。この馬の場合は小脚を使って器用に立ち回れそうな感じだし、小回りの競馬場で先行できればすぐに順番が回ってきそうだ。募集時には体型的に少し厳しいのではないかなと思ったが、全然そんなことはなく、次もいいレースを見せてくれるだろう。


(注)左から、トモ-後脚-肩-全体のリズム、の評価です。
トモはトモの大きさ及び迫力で評価しています。後脚はクセがないか、スムーズか等で評価しています。肩は肩の出のスムーズさ、硬さで評価しています。全体のリズムはスムーズな全身運動ができているかを評価しています。

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June 22, 2013

2013/6/22(土)結果

 今日も新馬戦が行われ続々と新馬がデビューしました。今日は競馬場には言ってませんが、注目のレースについて回顧しておきたいと思います。

【東京5R芝1400m牝新馬】

マーブルカテドラル (ダイワメジャー) メス2,000万 1着
募集時評価 D-D-C-D

好スタートから先行して、最内を回る。3、4番手の内をそのまま進んで直線へ。直線でも内で前が空くのを待って仕掛けて、残り200mで先頭に立つとそのまま押し切り優勝。先行して上がり最速でまとめられては後続は追いつけない。今日は完勝だった。募集時はバランスが正直今一つで、どうなるかなを思っていたが、今日は非常に強い内容だった。軽めの芝で力を出せるタイプだと思うので、牝馬としてはこれから2歳戦でも活躍の場が広がるだろう。今年の社台F生産の2歳馬は調整の成果が出ている感じで、これからも新馬勝ち馬がどんどん出てきそうで楽しみだ。関係者の皆様優勝おめでとうございます。


レヴアップスピン (ディープインパクト) メス3,000万 2着
募集時評価 C-B-B-C

好スタートからハナに立ち、そのまま先頭で直線へ。押し切るかに思えたが、目標にされたこともあって2着まで。新馬戦で逃げたのだから、そのまま押し切れても良かったと思うが、今日は勝ち馬の完成度が上だった感じ。経験を積んでこれからどんどん変わってくると思うし、2着なら上々だろう。次に期待したい。


【函館5R芝1200m新馬】

シュシュブリーズ (フジキセキ) メス1,400万 1着
募集時評価 E-D-E-D

スタートは良かったが、他にも速い感じの馬がいたので、やや押していって4番手につける。4角でも早めには動かず、徐々に仕掛けていき、直線に向ききってから追い出すと見事抜け出して優勝。募集時には馬体は目立たず、満口にもならなかったが、新馬戦から見事に結果を出した。改めて牝馬の難しさを感じる。勝ち時計はこの時期の新馬戦としては平均的な感じなので、今後2歳重賞戦線で戦っていくにはさらなる上積みが欲しいところだ。気性が良さそうなのがこれからも武器になりそう。関係者の皆様優勝おめでとうございます。


(注)左から、トモ-後脚-肩-全体のリズム、の評価です。
トモはトモの大きさ及び迫力で評価しています。後脚はクセがないか、スムーズか等で評価しています。肩は肩の出のスムーズさ、硬さで評価しています。全体のリズムはスムーズな全身運動ができているかを評価しています。

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June 16, 2013

2013年 サンデーR 募集時評価(関東その2)

 いよいよ最後になりました。サンデーRの関東その2です。全馬みて思ったのは、変なのはほとんどいないですね。あとは厩舎なのか、血統なのか、馬体なのか。何を重視するか。色々考えるのも楽しみの一つですね。


122 リビアーモの12
父 シンボリクリスエス
母父 (アドマイヤベガ)
メス 1800万円
東 高橋裕
募集時評価 E D E D
厩舎ランク 24.9
血統レベル C
母年齢 7
ノーザンF
血統 56.3% 0.158 0.000 0.105
厩舎 71.7% 0.200 0.000 0.300
総合 66.8% 0.179 0.000 0.203
指数 1203

 トモが小さく動きも硬い。前後のバランスもあまり良くないし、馬体的にはあまり見どころはない。
 血統的にはサクラハゴロモから続く名牝系ではあり、母も6勝しているそこそこの活躍馬だが、シンボリクリスエスの牝馬は活躍していないので、この馬も大きな期待は難しいだろう。
 厩舎は久しぶりに社台G生産のクラブ馬を預る感じで、厩舎の預託頭数制限の余波か何かでこの厩舎にも馬が回ってきたのだろうか。いずれにしてもプラス材料ではないだろう。


123 シンフォニーライツの12
父 ネオユニヴァース
母父 (Vindication)
牡 2400万円
東 木村哲也
募集時評価 D C D C
厩舎ランク 14.4
血統レベル B
母年齢 6
ノーザンF
血統 123.4% 0.350 0.150 0.050
厩舎 22.4% 0.000 0.000 0.429
総合 79.1% 0.175 0.075 0.239
指数 1898

 パッと見でバランスが良くない。立ち肩で歩幅も狭く、動きが小さい感じ。トモもネオの牡馬としては足りない感じ。
 血統的には近親にヘニーハウンドがいるが、それが目立つくらい。ノーザンF生産のネオの牡馬は組み合わせとしてはデータ的には当たりだが、この馬はどうだろうか。
 厩舎は今年は牧場の肩入れで預託頭数が多いところ。牧場から信頼されているところだから、今後成績が上がってくるだろう。


124 ダンスザクラシックスの12
父 ネオユニヴァース
母父 (Sadler's Wells)
メス 2000万円
東 尾関知人
募集時評価 C C C C
厩舎ランク 31.1
血統レベル B
母年齢 8
ノーザンF
血統 47.5% 0.158 0.053 0.474
厩舎 26.7% 0.000 0.000 0.500
総合 37.1% 0.079 0.026 0.487
指数 741

 それなりにまとまっていて、手先は軽く、馬体的には悪くない。ただネオユニヴァースの牝馬だけに気性がどうなのかというのは気にかかる。
 血統的には母父がアンライバルドと同じというのは心強いし、半兄も英で2勝して重賞勝ち負けしているようだし、面白そうなところはある。データ的にはネオの牝馬は三振率が異常に高く、その原因とも言える、レースに行ったら気性がダメでした、というケースは常に心配になる。
 厩舎は成績を上げてきた若手厩舎。悪いところではない。


125 カロスキューマの12
父 ゴールドアリュール
母父 (Louis Quatorze)
牡 2000万円
東 新開幸一
募集時評価 C C C C
厩舎ランク 18.0
血統レベル D
母年齢 13
追分F
血統 67.1% 0.143 0.000 0.000
厩舎 86.4% 0.333 0.000 0.333
総合 76.8% 0.238 0.000 0.167
指数 1535

 面白い顔が目立つが、馬体はしっかりしている。ゴールドアリュール産駒だがそんなに硬さは目立たず、馬体はまとまりがある。ただゴールドアリュール産駒の牡馬としてはもう少しトモが欲しいところではある。
 血統的には近親に活躍馬はおらず、半姉はステイゴールド産駒だけに気性が荒くいろいろ苦労しているようだ。この馬は実馬を見た限りではおとなしかった。その点は良さそうだ。
 厩舎はまだ開業からそんなに年数が経っていない若手だが、他厩舎で頭打ちになっていた転厩馬をオープンまで押し上げるなど地味だが腕を見せている。牧場側はそういうところをきちんと見ているので、この厩舎も将来的に伸びてくる可能性があると思う。


126 フェアリーワルツの12
父 ゴールドアリュール
母父 (Lear Fan)
メス 2000万円
東 池上昌弘
募集時評価 C C D C
厩舎ランク 20.9
血統レベル A
母年齢 13
追分F
血統 30.2% 0.125 0.000 0.250
厩舎 39.0% 0.200 0.000 0.500
総合 34.6% 0.163 0.000 0.375
指数 692

 血統的には叔父にG1馬オーロマイスターがいて、この馬はその叔父と同じ種牡馬の産駒。これは非常に心強い。ただゴールドアリュールの牝馬はデータ上走っていないし、牡馬と同じようには考えてはいかねいかもしれない。
 厩舎は上位とは言えないところで、データ上も買う要素はないところ。単純に考えて、本当にいい馬だったらここに入れるかなと疑いたくはなる。


127 スプレッドスマイルの12
父 ステイゴールド
母父 (Bianconi)
メス 1400万円
東 田島俊明
募集時評価 D B C C
厩舎ランク 16.0
血統レベル D
母年齢 11
追分F
血統 29.8% 0.000 0.000 0.000
厩舎 72.1% 0.222 0.000 0.222
総合 50.9% 0.111 0.000 0.111
指数 713

 薄手の馬体で、ステイゴールドの牝馬によくいるタイプ。ステイゴールドのそれも牝馬にしては大柄なタイプで、それがどう出るか。トモは薄目に見えるのだが、歩かせると後ろの踏み込みは悪くないし、成長次第では面白いかもしれない。カタログに書いてある闘争心がいいほうに出ればおもしろいが、この父の産駒だけにどうなるかがちょっと心配ではある。
 血統的には近親に活躍馬はおらず、ちょっと寂しい感じ。ただステイゴールド産駒は血統に関係なく走る仔を出してきたので、そういうところはあまり気にする必要はないかも。ただデータ的には追分産の牝馬は走っていない。
 厩舎は社台G生産のクラブ馬に関しては平均的な感じ。重賞勝ち馬も出してはいるが、その後それなりの仔を預っている割にはあまり結果を出せていない。


128 ストレイキャットの12
父 ステイゴールド
母父 (Storm Cat)
メス 2400万円
東 二ノ宮敬宇
募集時評価 C D D C
厩舎ランク 23.1
血統レベル A
母年齢 13
白老F
血統 188.7% 0.400 0.000 0.400
厩舎 49.5% 0.308 0.000 0.308
総合 119.1% 0.354 0.000 0.354
指数 2859

 トモはステイゴールド産駒の牝馬ならこんなものだろう。やや硬さのある動きであまり大きく体を使えていないが、特に悪いところもない。
 叔父にゼンノロブロイがいる血統で、血統的には非常に面白そう。白老産というのも偉大な先輩たちと同じ出自であって、データ上も買いの材料だ。
 厩舎はステイゴールド産駒を買い占めるんじゃないかという勢いで集めている厩舎。それは冗談にしても、ステイゴールド産駒で結果を出している厩舎だけに心強いことはこの上ない。
 牡馬だったらかなり人気になったと思うが、牝馬でもそれなりに面白い馬だと思う。


129 シャープキックの12
父 ステイゴールド
母父 (メジロマックイーン)
メス 2000万円
東 高橋文雅
募集時評価 D C C C
厩舎ランク 12.8
血統レベル A
母年齢 16
ノーザンF
血統 80.0% 0.333 0.000 0.000
厩舎 25.2% 0.000 0.000 0.750
総合 48.6% 0.167 0.000 0.375
指数 972

 薄手ののっぺりした馬体。まとまりはあって悪くはないがさすがに力感は感じないし、芝オンリーの馬だろう。
 血統的には母父メジロマックイーンの黄金配合を持つ貴重な馬。半兄にダートG1馬もいて、血統的には完璧。母が16歳と高齢なのがマイナスではある。
 厩舎は昨年開業の新人。データは転厩馬のものだから意味なし。まあ色々総合すると、黄金配合の期待馬をここに預けるかなと思う。


130 セイングレンドの12
父 チチカステナンゴ
母父 (バブルガムフェロー)
牡 1400万円
東 栗田徹
募集時評価 C C C B
厩舎ランク 6.8
血統レベル C
母年齢 11
ノーザンF
血統 88.8% 0.235 0.070 0.161
厩舎 54.3% 0.167 0.000 0.083
総合 71.5% 0.201 0.035 0.122
指数 1002

 見た目は鈍重な感じだが、意外にも動き自体はリズミカルで結構良い。
 血統的には母父バブルガムフェローだし、ダートも悪くなさそう。ただ、この父の産駒はほぼ壊滅といっていいくらいの不振なので、こういう馬に突っ込むのは勇気がいる。
 厩舎は若手でまだまだ実績の足りない厩舎。数は使ってもらえるとは思う。


131 ルビーレジェンドの12
父 チチカステナンゴ
母父 (Rubiano)
メス 1000万円
東 黒岩陽一
募集時評価 D C C C
厩舎ランク 6.1
血統レベル D
母年齢 9
ノーザンF
血統 93.7% 0.193 0.024 0.291
厩舎 105.9% 0.286 0.000 0.143
総合 99.8% 0.239 0.012 0.217
指数 998

 トモがやや薄目で、それ以外はとくに目立つところはない。
 血統的には近親に全く活躍馬はおらず、どこまで遡っても大物が出てこない。この値段も仕方がない血統背景だ。
 厩舎も新人のところに所属し、この馬に対する期待感は感じられない。


132 シュペリユールの12
父 ジャングルポケット
母父 (サンデーサイレンス)
牡 2000万円
東 萩原清
募集時評価 B B B B
厩舎ランク 31.9
血統レベル A
母年齢 12
白老F
血統 14.5% 0.000 0.000 0.250
厩舎 69.7% 0.095 0.048 0.286
総合 42.1% 0.048 0.024 0.268
指数 842

 ジャングルポケット産駒らしい柔らか味のある動きをする馬で、体を大きく使って歩けている。バランスも良く、非常にまとまりのある馬だ。
 血統的には祖母にファビラスラフインがいて、叔父にギュスターヴクライがいる、最近活気づいてきた血統。しっかりした血統背景だけに面白味はある。社台F産の牡馬に全然活躍馬がいないのが気になるが、もともと当たり外れの大きい種牡馬だし、データが悪くても当たりのほうに賭けたい気にはなる。
 厩舎は関東では上位の厩舎で、信頼はできるところ。ただあんまり数を使わない傾向にあるので、そこをどう思うか。


133 ラタフィアの12
父 キンシャサノキセキ
母父 (Cozzene)
牡 3000万円
東 堀宣行
募集時評価 B C C C
厩舎ランク 44.7
血統レベル B
母年齢 13
ノーザンF
血統 88.8% 0.235 0.070 0.161
厩舎 90.8% 0.207 0.069 0.310
総合 89.8% 0.221 0.070 0.236
指数 2693

 前後のまとまりはあるし、トモもそれなりにあって、動きはそんなに目立たないが悪くない馬。繋ぎは立ち気味だが、実馬を見た限りはそんなに気にならなかった。
 この年のキンシャサノキセキは、言い方は悪いが、余った馬につけたとようなので、血統的には特に何か目的があってつけられた配合ではない。どうなるのかわからない部分が面白いかもしれない。
 厩舎は関東のトップ厩舎。父がこの厩舎所属だった背景があるので、悪い馬ではないはずだ。そういうところに賭けるのも良いかも。


134 カーリーパッションの12
父 キンシャサノキセキ
母父 (トニービン)
牡 2600万円
東 久保田貴士
募集時評価 D C C C
厩舎ランク 35.2
血統レベル A
母年齢 18
ノーザンF
血統 88.8% 0.235 0.070 0.161
厩舎 58.1% 0.158 0.000 0.158
総合 64.6% 0.196 0.035 0.159
指数 1678

 牡馬にしてはちょっとトモが薄目に感じる。バランスは悪くないし動きも悪くないが、特に見どころがあるわけでもない。
 血統的にはダイナカールから続く牝系で、叔母のエアグルーヴをはじめ、近親に活躍馬が揃っている豪華な血統。ただ母も18歳になっていて、その点がどうか。
 厩舎は結構いい馬を預っている割にはあまり結果が出ていないところ。悪いところではないのだが、今年は少し預託頭数も少なめだ。


135 マッチザピースの12
父 フレンチデピュティ
母父 (ジェイドロバリー)
メス 1400万円
東 斎藤誠
募集時評価 C D C C
厩舎ランク 22.4
血統レベル A
母年齢 17
ノーザンF
血統 166.1% 0.250 0.250 0.000
厩舎 54.4% 0.136 0.000 0.409
総合 93.6% 0.193 0.125 0.205
指数 1311

 フレンチデピュティ産駒だがそんなに硬いという感じはしない。前後のバランスは悪くないし馬体としてはまとまりがある。
 血統的には叔父にトウカイポイントがいる血統。全兄がそこそこ活躍していたので、この馬も面白そうだ。データ的にも一発あっても良さそうな感じ。
 厩舎は若手では結構クラブ馬をたくさん預っているところだが、そんなに結果は出していない。安めの馬を預ることが多いので、仕方ないのかもしれないが。


136 ルミナスポイントの12
父 メイショウサムソン
母父 (アグネスタキオン)
メス 1400万円
東 高柳瑞樹
募集時評価 C B C C
厩舎ランク 17.2
血統レベル B
母年齢 9
ノーザンF
血統 93.7% 0.193 0.024 0.291
厩舎 49.1% 0.286 0.000 0.000
総合 71.4% 0.239 0.012 0.145
指数 999

 トモがちょっと薄めだが動きは悪くない。後に力もあるし、前後のバランスも整っている。
 血統的には祖母ソニンクで、非常に活力のある牝系だから期待が持てる。ただ母父アグネスタキオンは健康面でやや気になるとことではあるが。
 厩舎はまだ3年目の若手でこれからのところ。少しずつ成績も挙げてきているしこれからに期待したい。


137 トップセラーの12
父 タニノギムレット
母父 (スペシャルウィーク)
牡 2200万円
東 和田正道
募集時評価 B A C B
厩舎ランク 16.9
血統レベル B
母年齢 10
ノーザンF
血統 43.3% 0.200 0.000 0.200
厩舎 34.4% 0.143 0.000 0.286
総合 38.8% 0.171 0.000 0.243
指数 855

 非常に目立つ動きのタニノギムレット産駒。体を大きく使えていて、よく見える。後にも力を感じる。ただ背中に負担がかかりそうな感じで、パンとするまで時間を食うかもしれない。
 血統的にはG1馬までは少し遠いが、母も重賞勝ち馬だし、叔父にも重賞勝ち馬がいて、筋の通った血統。問題は父のタニノギムレットの種牡馬成績が今一つであるということ。ただ一発のある種牡馬なので、そこに賭けるという手はあるかも。
 厩舎は数を使ってくれる厩舎だから、クラブ馬を預けるのには向いているところ。成績がもう少し良ければなお良いのだが。


138 ムーンフェイズの12
父 カンパニー
母父 (エリシオ)
牡 1600万円
東 金成貴史
募集時評価 C C C C
厩舎ランク 15.0
血統レベル B
母年齢 11
ノーザンF
血統 88.8% 0.235 0.070 0.161
厩舎 54.1% 0.143 0.000 0.143
総合 71.5% 0.189 0.035 0.152
指数 1143

 まだちょっと薄手の感じだが、4月生まれなのでそれは仕方ないだろう。全体としてまとまりがあって、動きも悪くない。
 血統的には、まずこの父の産駒が欲しいかどうか。そうそうマイナー種牡馬から活躍馬が出るものではないし、思い入れがないなら無理に勝負する必要はないと思う。
 厩舎はまだ2年目の若手。なかなかいい馬は簡単には回ってこない。こういう血統的に微妙な馬で結果を出せるかどうか注目したい。


139 キャッチータイトルの12
父 アドマイヤムーン
母父 (オペラハウス)
メス 1600万円
東 田村康仁
募集時評価 D B D C
厩舎ランク 19.6
血統レベル D
母年齢 9
ノーザンF
血統 93.7% 0.193 0.024 0.291
厩舎 56.8% 0.167 0.000 0.500
総合 75.2% 0.180 0.012 0.395
指数 1204

 トモが薄いのと、あと肩が硬め。やはりあまり距離はもたないだろう。首から肩にかけてやや窮屈なのと、胴がやや長めなのでバランスが今一つ。ちょっと大振りなタイプかも。
 血統的には近親に活躍馬はおらず、また、この種牡馬の産駒をわざわざここで買う必要もないように思う。
 厩舎は今年は成績を上げてきているところだし、高馬ではそれなりに結果をだせている。悪くはないと思う。


140 ナスカの12
父 コンデュイット
母父 (サンデーサイレンス)
メス 1200万円
東 大和田成
募集時評価 D D D D
厩舎ランク 8.8
血統レベル B
母年齢 9
ノーザンF
血統 93.7% 0.193 0.024 0.291
厩舎 33.0% 0.000 0.000 0.250
総合 63.3% 0.096 0.012 0.270
指数 760

 ゴツゴツした感じで、トモも薄目。動きとしては見どころがない。ただ非常に丈夫そうではある。
 血統的には半姉のアロマティコが頑張っているが、この馬は新種牡馬がついてどうだろか。実績ある種牡馬の産駒とは比較しないほうがいいだろう。
 厩舎は新人のところで、やはりこういう血統的に微妙なのを預ることが続くだろう。ただ、こういう新人ならバリバリレースに使ってくれそうだし、その点は良いかもしれない。


141 マストビーラヴドの12
父 スウェプトオーヴァーボード
母父 (サンデーサイレンス)
牡 2400万円
東 木村哲也
募集時評価 C D E E
厩舎ランク 14.4
血統レベル AA
母年齢 19
ノーザンF
血統 24.0% 0.000 0.000 0.400
厩舎 22.4% 0.000 0.000 0.429
総合 19.6% 0.000 0.000 0.414
指数 470

 曲飛で後ろに流れてしまっている感じ。重心が前になってしまっているのがどうか。
 血統的には何と言ってもG1馬ラインクラフトが半姉がいる良血馬。ラインクラフトはエンドスウィープ産駒なので、この馬と血統構成は近い。問題は母が19歳のときの仔であり、さすがに高齢すぎないかということ。
 厩舎は今年期待馬をたくさん預る牧場から信頼されている厩舎。ここに入るというということは、もしかして結構期待されてるのかなと勘繰りたくはなる。


 これで、何とか全馬終えることができました。社台・サンデー・G1全馬となると、さすがに数が多すぎて時間的にも厳しかったです。私もこれから自分の応募の内容を詰めようと思っています。
 明日は一応注目馬を取り上げる予定でいます。

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2013年 サンデーR 募集時評価(関東その1)

 今日はサンデーRの関東その1です。今年は関東馬にも意外と掘り出し物がいそうな気はします。ノーザンF天栄の施設を使えるというのも関東馬にとって大きなプラスですね。


101 アドアードの12
父 ディープインパクト
母父 (Galileo)
牡 6000万円
東 加藤征弘
募集時評価 C B B B
厩舎ランク 26.6
血統レベル B
母年齢 7
白老F
血統 72.1% 0.300 0.000 0.000
厩舎 89.8% 0.190 0.048 0.095
総合 84.5% 0.245 0.024 0.048
指数 5073

 トモの大きさはディープ産駒としては可もなく不可もなくというか、普通くらい。動きも特別柔かいというわけではないが、全体としてまとまっているし不安なところはない。
 血統的にはディープをつけるために持ってきた牝馬に2年連続でディープをつけているのだから、予定通りの流れだろう。走っているディープ産駒の一連の流れに沿う馬だ。ただ、データ上は白老産のディープ産駒があまり活躍できていないのは気になるところではある。
 厩舎はデータ的にはほぼ平均に近い成績のところで、クラブ馬からはなかなかG1級の馬が出てきていないが、関東では比較的上位の存在だろう。


102 ディーバの12
父 ディープインパクト
母父 (Crafty Prospector)
メス 4000万円
東 田中剛
募集時評価 C C D C
厩舎ランク 18.2
血統レベル A
母年齢 15
白老F
血統 37.8% 0.143 0.000 0.429
厩舎 124.1% 0.167 0.167 0.000
総合 79.0% 0.155 0.083 0.214
指数 3162

 やや硬い感じの馬で、あまり大きな動きはできていない。トモはディープの牝馬としては普通という感じ。ディープの牝馬としては、まとまりがあるが総じて普通。
 血統的には半兄のサンカルロがG1は勝っていないものの大活躍。全兄のヘルデンテノールも2勝しているし、この馬も確実性は高そうだ。
 厩舎は明らかに今年は所属馬のランクが上がっている。今までこの血統を預ってきた厩舎が間もなく引退ということもあって、こちらに回ってきたのだろう。血統馬を任されるということは、それだけ波に乗れているわけだし、この馬がどういう成長をするか、厩舎の後押しにも期待したい。


103 ラルケットの12
父 キングカメハメハ
母父 (ファルブラヴ)
牡 4000万円
東 木村哲也
募集時評価 C B B A
厩舎ランク 14.4
血統レベル C
母年齢 7
ノーザンF
血統 66.2% 0.250 0.125 0.083
厩舎 22.4% 0.000 0.000 0.429
総合 47.6% 0.125 0.063 0.256
指数 1903

 パッと見で見栄えのするキンカメ産駒。ただやはりもう少しトモがあってもいいかなと思える部分はあって、その点が少し残念。動かしても硬さはないし、大きくダイナミックな動きを披露してくれる。後にも非常に力を感じる。
 血統的には近親に平地での活躍馬がいないのが何とも残念。キンカメ産駒は比較的母親の血統どおりの活躍をする可能性が高いので、この点は明らかなマイナスポイントだろう。
 この厩舎も今年はひどく牧場から肩入れされていて、これでもかというくらいいい馬が入ってきている。現時点で結果を出せているとは言い難いが、世代交代の意味を含めて、牧場も期待しているのだろう。牧場とのコンタクトは密に取れているようなので、変な心配はいらないのは安心できる。


104 アドマイヤグルーヴの12
父 キングカメハメハ
母父 (サンデーサイレンス)
牡 1億円
東 堀宣行
募集時評価 B B B B
厩舎ランク 44.7
血統レベル AAA
母年齢 12
ノーザンF
血統 165.5% 0.304 0.217 0.087
厩舎 90.8% 0.207 0.069 0.310
総合 128.1% 0.256 0.143 0.199
指数 12814

 脚長でダイナミックな動きを披露してくれている。キンカメ産駒にしては硬さは感じないし、後ろもしっかりしている。ただこの馬はちょっと繋ぎが立ち過ぎている感じで、その点が心配ではある。
 血統的には近親がG1馬だらけのこれ以上望みようがない良血馬。ノーザンF産キンカメ牡馬の長打率は2割超。キングカメハメハは、重賞勝ちしている母など、活躍馬の母から活躍馬を出す傾向の強い種牡馬で、高額馬から活躍馬が出る傾向。血統的にもデータ的にもパーフェクトだ。
 厩舎は関東のトップ厩舎。この血統を扱う資格のある厩舎と言えるだろう。


105 ストロングメモリーの12
父 キングカメハメハ
母父 (エンドスウィープ)
メス 2000万円
東 奥平雅士
募集時評価 C B D C
厩舎ランク 15.9
血統レベル AA
母年齢 12
白老F
血統 42.5% 0.077 0.000 0.462
厩舎 18.8% 0.000 0.000 0.316
総合 30.6% 0.038 0.000 0.389
指数 613

 コロンとした感じというか、むっちりした感じのキンカメ牝馬。後に力強さはあり、牝馬としてもトモもまあまあ。動きも悪くないが、やや硬い印象。距離的には短めのほうが向きそうな感じがする。
 血統的には叔父叔母にG1馬がいて、兄姉にはとくに活躍馬はいない。キンカメ産駒で相性の悪いMr. Prospectorのクロスを持っているのが一番の問題か。そう考えると、やっぱり短いところで先行して粘るというようなレースぶりが予想される。
 厩舎は私的には論外のところ。さすがにそれなりの数の馬を預ってこの成績では、ちょっと躊躇せざるを得ない。


106 ローザブランカの12
父 キングカメハメハ
母父 (クロフネ)
メス 2400万円
東 尾関知人
募集時評価 D A A A
厩舎ランク 31.1
血統レベル A
母年齢 7
ノーザンF
血統 47.0% 0.120 0.000 0.200
厩舎 26.7% 0.000 0.000 0.500
総合 39.2% 0.060 0.000 0.350
指数 941

 体を大きく使って非常にダイナミックにリズムよく歩ける馬。後の踏み込みも力強く、歩かせると非常に目立つ動きをする馬。肩も柔かく前後のバランスも良い。
 血統的には、祖母にローズバド、叔父にローズキングダムがいる良血馬。キンカメの牝馬ではあるが、母系の良さ、さらには同じキンカメ産駒の叔父の活躍もあるので、より期待がかかる。
 厩舎は関東で成績を上げてきている厩舎。成績上昇に伴い、預託馬の質も上がりつつある。データはまだ悪いが、これから伸びてくる厩舎だろう。


107 デュアルストーリーの12
父 ダイワメジャー
母父 (エンドスウィープ)
牡 3200万円
東 手塚貴久
募集時評価 B B B B
厩舎ランク 22.9
血統レベル A
母年齢 12
ノーザンF
血統 88.8% 0.235 0.070 0.161
厩舎 157.8% 0.375 0.125 0.125
総合 123.3% 0.305 0.098 0.143
指数 3945

 ダイワメジャー産駒らしい馬体の馬で、詰まった感じの馬体だが、前後のバランスはそれなりに整っていて、後ろにも力を感じる。ダイワメジャー産駒としては上質の部類だろう。
 血統的にはダートで活躍している馬が多い一族だが、この馬は見た感じはダートという感じはあまりしない。
 厩舎は関東では中堅よりやや上という位置取りの厩舎だが社台G生産のクラブ馬ではしっかり成績を残せているところで、期待が持てそうだ。


108 クルンプホルツの12
父 ダイワメジャー
母父 (シンボリクリスエス)
牡 2400万円
東 栗田博憲
募集時評価 B B C C
厩舎ランク 13.5
血統レベル D
母年齢 7
白老F
血統 102.5% 0.191 0.045 0.268
厩舎 41.6% 0.083 0.000 0.167
総合 77.2% 0.137 0.022 0.217
指数 1853

 トモはいいものを持っているが、やや硬い感じもする馬で、大物感という馬ではない。
 血統的には活躍馬からちょっと遠い感じだし、母父シンボリクリスエスがどう出るのかが興味深い。
 厩舎はあまり最近は活躍馬は出ていないところ。あまり大きなことを期待するのは難しそう。


109 シーサイドブリーズの12
父 ハービンジャー
母父 (サンデーサイレンス)
牡 2800万円
東 二ノ宮敬宇
募集時評価 C A A B
厩舎ランク 23.1
血統レベル D
母年齢 11
白老F
血統 102.5% 0.191 0.045 0.268
厩舎 49.5% 0.308 0.000 0.308
総合 76.0% 0.249 0.022 0.288
指数 2129

 1月生まれだからよく見えるというのもあるかもしれないが、柔らか味もあって大きな動きができているし、後ろの踏み込みも良い。ハービンジャー産駒の中では見どころのある馬だと思う。
 血統的にはダイナフェアリーから続くボトムラインで、この系統から最近は活躍馬が出ていないのは少し心配。新種牡馬だが、母父の柔かさが出ていると思うので、その辺の良さが出れば面白い。
 厩舎は関東のベテラン。クラブ馬の成績的には最近は可もなく不可もなくという感じだが、定期的にG1馬を出せる厩舎だから、信頼できるところだろう。


110 シャルロットノアルの12
父 ハービンジャー
母父 (フジキセキ)
牡 2800万円
東 小島茂之
募集時評価 C B C B
厩舎ランク 24.0
血統レベル B
母年齢 8
ノーザンF
血統 88.8% 0.235 0.070 0.161
厩舎 64.1% 0.200 0.000 0.250
総合 76.5% 0.217 0.035 0.206
指数 2141

 柔かいという感じではないが、硬い感じもしない。前後のまとまりもあるし、整った感じの馬。動き自体は良いと思う。
 血統的には、近親に重賞勝ち馬はいるものの、それ以外には特に強調点はない。
 厩舎は結構好き嫌いが分かれるところだが、データ的には可もなく不可もなくの平均的な感じだ。


111 サンウィルシャインの12
父 ハービンジャー
母父 (サンデーサイレンス)
牡 3000万円
東 勢司和浩
募集時評価 C B B B
厩舎ランク 29.5
血統レベル A
母年齢 14
ノーザンF
血統 88.8% 0.235 0.070 0.161
厩舎 48.8% 0.167 0.000 0.333
総合 68.8% 0.201 0.035 0.247
指数 2063

 トモは普通だが、柔らか味のある動きで、リズムよく歩けている馬。歩かせると良さが出る。
 血統的には叔父にユートピアがいるが、この馬は普通に芝向きでダートもこなす感じだろう。血統的には筋が通っているし、確実性は高そうだ。
 厩舎は、あまり体質がよろしくない馬が集める傾向にあり、あまり数は使わない感じ。データ上はあまり推す材料はないし、好き嫌いが分かれる厩舎だ。


112 ハッピーパスの12
父 ハービンジャー
母父 (サンデーサイレンス)
メス 4000万円
東 藤沢和雄
募集時評価 C C D C
厩舎ランク 39.8
血統レベル A
母年齢 14
ノーザンF
血統 93.7% 0.193 0.024 0.291
厩舎 83.3% 0.450 0.050 0.050
総合 88.5% 0.321 0.037 0.170
指数 3541

 実際に見るとやはり品のある馬で、血統の良さがうかがえる。立ち姿もバランスは整っている。ただ、動かすと、正直普通かなという印象。やや硬さのある感じで、やはり距離はあまりもたない感じがする。
 血統的には、叔母にシンコウラブリイ、母は重賞勝ち馬で、半兄にコディーノ。血統的にはこれ以上ないくらい確実性の高う馬だと思う。
 厩舎も高打率を誇る厩舎。最近あまり長打が出ないのが残念ではあるが、たくさん預って、これだけの高打率をそうそう出せるものではない。悪くても値段分くらし、あわよくば長打という希望が持てそうだ。


113 マイベストスターの12
父 ハーツクライ
母父 (デインヒル)
牡 2000万円
東 鹿戸雄一
募集時評価 A B C B
厩舎ランク 28.7
血統レベル A
母年齢 12
白老F
血統 74.3% 0.333 0.000 0.167
厩舎 129.9% 0.381 0.095 0.190
総合 102.1% 0.357 0.048 0.179
指数 2042

 繋ぎが立ち過ぎの気がしたが、実際に見る限りは大丈夫そうではあった。トモが良い馬で、まともなら確実性は高いと思う。DVDで正姿勢が取れていなかったのは若干気になるが。
 血統的には叔父に豪2歳チャンピオンがいて、スピードはありそう。ただ、兄姉が走っておらず、良くて1勝というのはちょっと残念。馬体的には魅力があるのだが、さすがにこれは厳しいか。
 厩舎は関東では社台G生産クラブ馬で結果を出せているところ。とりあえず一つは勝たせてくれるのではないかと思う。


114 ラフアップの12
父 マンハッタンカフェ
母父 (クロフネ)
牡 2800万円
東 宗像義忠
募集時評価 C B A B
厩舎ランク 22.2
血統レベル C
母年齢 8
ノーザンF
血統 68.6% 0.000 0.000 0.000
厩舎 133.6% 0.500 0.125 0.250
総合 101.1% 0.250 0.063 0.125
指数 2831

 この馬はマンハッタンカフェ産駒らしい柔らか味もあって、全体としてまとまりがある。動きも滑らかで良いと思う。
 血統的にはあまり近親に活躍馬がおらず、平地では重賞に届いていない。データ的にはノーザンF産のマンハッタンカフェは過去にほとんどいないため何とも言えないが、種牡馬の能力から考えればいい馬がでてきておかしくないはず。
 厩舎は関東では社台G生産のクラブ馬でかなりの実績をあげているところ。地味な感じの厩舎ではあるが信頼感は非常に高い。


115 キッズトゥデイの12
父 ゼンノロブロイ
母父 (Siphon)
メス 1000万円
東 杉浦宏昭
募集時評価 E D E E
厩舎ランク 21.3
血統レベル C
母年齢 13
白老F
血統 16.8% 0.000 0.000 0.500
厩舎 60.1% 0.286 0.000 0.429
総合 38.5% 0.143 0.000 0.464
指数 385

 芦毛で見栄えがしないというのもあるが、トモは薄く、肩も硬く、結果として動きも非常にぎこちない感じがする。この値段の馬を敢えて用意したという感じ。
 血統的にはまず父の成績が芳しくなく、この程度の血統では今まで結果を出せていないのだから、普通に考えれば厳しい。
 厩舎は最近はクラブ馬ではあまり活躍していない感じ。


116 クリックヒアの12
父 クロフネ
母父 (サンデーサイレンス)
牡 1600万円
東 伊藤大士
募集時評価 C B B B
厩舎ランク 11.4
血統レベル C
母年齢 13
追分F
血統 124.8% 0.500 0.000 0.000
厩舎 33.0% 0.143 0.000 0.571
総合 78.9% 0.321 0.000 0.286
指数 1263

 クロフネ産駒としてはまとまりがあって悪くない。動きもこの種牡馬にしては硬さがなくてよい。上は理由はわからないが、ウォーエンブレムばかりつけられているが、1頭を除いては成績が出なかった。クロフネにかわって、全然違う走りを見せてくれる可能性はある。
 血統的にはベガの母であるアンティックヴァリューから続く名牝系だが、近いところには活躍馬はいない。その分値段も低めになっているということだろうが、割高な値付けが多いクロフネ産駒の牡馬にしてはリーズナブルな価格と思う。
 厩舎はまだ新人のところで、まだまだこれからの厩舎。こういう馬でぜひ結果を出して欲しい。


117 エイグレットの12
父 クロフネ
母父 (サンデーサイレンス)
牡 3400万円
東 萩原清
募集時評価 B A A A
厩舎ランク 31.9
血統レベル C
母年齢 12
ノーザンF
血統 73.6% 0.200 0.067 0.000
厩舎 69.7% 0.095 0.048 0.286
総合 71.6% 0.148 0.057 0.143
指数 2435

 割高なクロフネ産駒の代表とも言えるような値付けの産駒だが、立ち姿、動きとも素晴らしい。柔らか味のある肩、体全体を大きく使えたダイナミックな動き。馬体のバランスも丁度いい。馬体だけなら全馬の中でもトップクラスだと思う。
 血統的にはかなり遡らないと活躍馬はおらず、祖母のノーザンプリンセス自体が繁殖としては今一つだったのもあるので、血統的にはあまり強気の材料がない。ただ、それでもこの値段というのは、よっぽどデキがいいということなのだろう。芝ダート両方に対応できると思うが、クロフネの影響で結局ダートになりそうな気はする。
 厩舎はあまり数を使わない厩舎で、体質の弱い馬を仕上げて競馬で使えるようにするのには定評のある厩舎。この馬はクロフネ産駒だから体質の心配はほとんどないと思うが、大事に扱う厩舎なので、好き嫌いは分かれる厩舎だ。データ的にも今一つの厩舎なので、その辺をどう思うかで変わってくる。


118 レティセントガールの12
父 クロフネ
母父 (フォーティナイナー)
メス 1400万円
東 菊沢隆徳
募集時評価 E C C C
厩舎ランク 23.5
血統レベル B
母年齢 7
白老F
血統 46.4% 0.333 0.000 0.333
厩舎 51.4% 0.125 0.000 0.125
総合 51.2% 0.229 0.000 0.229
指数 717

 一つ上の番号のクロフネ産駒と比べると、トモの貧弱さが目立ってしまう。牝馬とはいえ、もう少し後ろに力があって欲しい。立ち姿を見てもどうしても後ろに弱さが見えてしまう。
 血統的には短いところが向きそうだが、芝でやれるだろう。逆にダートはクロフネ産駒とはいえ、パワーがなさそうなので厳しいかも。
 厩舎はリーディングの上位というわけでもないし、データ的にも良いところがあるわけでもない。そういう程度の期待感の馬になるかと思う。


119 コンコルディアの12
父 クロフネ
母父 (フジキセキ)
メス 1200万円
東 中川公成
募集時評価 C C D D
厩舎ランク 17.5
血統レベル C
母年齢 11
ノーザンF
血統 52.3% 0.133 0.000 0.333
厩舎 48.6% 0.286 0.000 0.286
総合 50.5% 0.210 0.000 0.310
指数 606

 クロフネ産駒らしい硬い馬で、動きも小さい。バランスもあまり良いとは言えない。繋ぎもかなり立ち気味で、ちょっと怖い感じはする。いずれにしてもダート向きになりそうだ。
 血統的には近親には活躍馬がおらず、相当遡らないと活躍馬にたどり着けない。値段なりの馬ということでいいだろう。
 厩舎の成績は正直芳しくない。クラブ馬でも特に成績が上がっているわけでもないし、あまりプラス材料になるような厩舎ではない。


120 プリンセスミラクルの12
父 シンボリクリスエス
母父 (フジキセキ)
牡 2000万円
東 萩原清
募集時評価 B B B B
厩舎ランク 31.9
血統レベル C
母年齢 13
ノーザンF
血統 85.4% 0.214 0.107 0.143
厩舎 69.7% 0.095 0.048 0.286
総合 77.5% 0.155 0.077 0.214
指数 1551

 結構いい動きをするシンボリクリスエス産駒。柔かい動きをするものの、柔らかすぎるということはなく、リズムよく歩けている。
 血統的には母父フジキセキでアリゼオと同じ配合。全兄のシヴァルリ―も素質はあったと思うが怪我で2戦で引退して1勝のみ。そう考えると、この配合の妙味はありそうだ。
 厩舎はあまり数を使わない厩舎だが、全兄がいた厩舎よりはランク的にはずっと上なので、面白さのある馬だと思う。


121 オーゾラヲマウトキの12
父 シンボリクリスエス
母父 (ゴールドアリュール)
牡 1800万円
東 武藤善則
募集時評価 C D D D
厩舎ランク 22.3
血統レベル C
母年齢 6
追分F
血統 30.9% 0.000 0.000 0.600
厩舎 56.1% 0.200 0.000 0.300
総合 45.1% 0.100 0.000 0.450
指数 811

 シンボリクリスエス産駒らしい体型で、母父ゴールドアリュールだけあって、硬さがある。ただ、この父の場合は変に柔かすぎるよりは硬いほうがダートで潰しがきく分マシなので、そんなに悪いことでもない。全体的に動きが小さく、動き自体はあまり良いとはいえない。
 血統的には叔父にダービー4着のペプチドアマゾンが突然現れ、なかなか面白そうだ。活躍馬は近親には他にいないのだが、値段の割には面白い牝系かもしれない。
 厩舎はデータ的には平均よりやや下くらいの位置取りの厩舎で、長打が出ないところだから、この馬もあまり大きな目標を持つよりも、コツコツやるタイプになりそうではある。


 さて、あと残りは20頭になりました。もうちょっとで終わりですので、頑張ってなるべく早くUPしたいと思います。


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June 15, 2013

2013年 サンデーR 募集時評価(関西その2)

 今日はサンデーRの関西馬その2です。その1に比べると 超良血馬はいないですが、面白そうな馬はいますね。


162 アメジストリングの12
父 クロフネ
母父 (フジキセキ)
メス 2000万円
西 浅見秀一
募集時評価 B C E D
厩舎ランク 24.8
血統レベル C
母年齢 8
ノーザンF
血統 52.3% 0.133 0.000 0.333
厩舎 55.3% 0.182 0.000 0.182
総合 53.8% 0.158 0.000 0.258
指数 1076

 クロフネらしい硬い感じの馬だが、トモは容量もあって、牝馬としては十分。母も丈夫だったし、この馬もクロフネがついて体質は丈夫そうだ。ただ、この馬はDVDで見ると繋ぎがかなり立っていて、危険な香りはする。他が丈夫でもこの部分だけはどうにもならないので、注意が必要だ。
 血統的には芝もダートも両方行けそうだが、繋ぎのこともあるので、ダート本線で考えたほうがいいかもしれない。近いところに活躍馬はおらず、データ的にも今一つだし、ちょっと値段的には割高かなと思う。
 厩舎はそこそこ高額馬を預っている割には、最近はあまり結果を出せていないところ。悪くはないがプラスにもならない感じのところだろう。


163 ドレスデングリーンの12
父 シンボリクリスエス
母父 (アグネスタキオン)
メス 1200万円
西 牧田和弥
募集時評価 C C C C
厩舎ランク 15.4
血統レベル B
母年齢 8
ノーザンF
血統 56.3% 0.158 0.000 0.105
厩舎 132.9% 0.800 0.000 0.000
総合 94.6% 0.479 0.000 0.053
指数 1136

 前後のバランスがとれていて、低価格馬の割にはまとまりがある。力強さはあまり感じないが、特に悪いところもない。
 血統的には大物が出ないシンボリクリスエスの牝馬ということで期待値は下がってしまうが、叔父叔母もそこそこ走っている馬もいるので、この馬も父シンボリクリスエスの体質の強さを継いでいれば、コツコツと頑張ってくれるかもしれない。
 厩舎は勝ち星は多くないが、実は社台G生産のクラブ馬でかなりの高打率を出している。転厩馬も含まれてしまっているが、2010年産に限れば、2頭預って2頭ともすでに募集価格まで回収している。単なる偶然の可能性もゼロではないが、素直に実力だと思ったほうがいいと思う。


164 ユーアンミーの12
父 ネオユニヴァース
母父 (Marquetry)
牡 3600万円
西 佐々木晶三
募集時評価 C B C B
厩舎ランク 25.3
血統レベル B
母年齢 17
ノーザンF
血統 123.4% 0.350 0.150 0.050
厩舎 111.8% 0.417 0.000 0.417
総合 105.3% 0.383 0.075 0.233
指数 3791

 肩は立ち気味なのだが、動かすと全身を使ってリズムよく歩けていて、立ち姿も見栄えがする。後にも力を感じるが、ネオユニヴァース産駒なら、もう少しトモが目立っていてもよい気はする。
 血統的にはミクロコスモスの全弟で、牝馬は走らないネオ産駒で姉があれだけ走ったのだから、牡馬のこちらは当然期待が高まる。データ的には、ネオの当たりの組み合わせであるノーザンF産の牡馬。素直に買いの材料は多い。
 厩舎はダービーを勝ち勢いに乗る厩舎で、強固な意志と矜持を持った厩舎。安心して任せられるところ。データ上も長打こそないものの社台G生産のクラブ馬で結果を出せている。


165 マーモリーの12
父 ネオユニヴァース
母父 (Tiger Hill)
牡 2800万円
西 藤原英昭
募集時評価 B C B B
厩舎ランク 45.1
血統レベル A
母年齢 6
追分F
血統 159.5% 1.000 0.500 0.000
厩舎 60.2% 0.136 0.091 0.227
総合 117.9% 0.568 0.295 0.114
指数 3300

 適度な柔かさを持った馬で、トモも大きさがあって見栄えする。まだ子供っぽい体型ではあるが、成長次第では期待できそうだ。
 血統的には叔父にエイシンフラッシュがいて、これから発展していきそうな一族だけに期待できそう。追分産が嫌でなければ、データ面でも推せる馬。
 厩舎は最高ランクの超一流厩舎。社台G生産クラブ馬の成績は今一つだが、単なる巡りあわせだと思う。総合すると期待できそうな馬だ。


166 ヴィクトリーバンクの12
父 ネオユニヴァース
母父 (ドクターデヴィアス)
メス 1600万円
西 吉村圭司
募集時評価 D D E D
厩舎ランク 25.2
血統レベル A
母年齢 18
ノーザンF
血統 47.5% 0.158 0.053 0.474
厩舎 113.1% 0.500 0.000 0.250
総合 75.5% 0.329 0.026 0.362
指数 1209

 まずやはりトモが薄い。牝馬とはいえ、ネオユニヴァース産駒でこういうのは手を出しづらい。前後のバランスもあまり良いとは言えず、歩かせるとやはり動きが小さくなる。
 血統的には祖母はイタリアのG1馬で、全兄にユニヴァーサルバンクがいる。血統面からはプラス材料が多いのだが、いくら全兄が活躍しているとはいえ、こちらはネオの牝馬だし、あまり過度の期待をするのはどうだろうか。
 厩舎は、若手でこれから伸びそうな厩舎である。厩舎データは転厩馬のものなので何の参考にもならない。


167 アイルビーバウンドの12
父 ステイゴールド
母父 (タニノギムレット)
牡 3200万円
西 藤原英昭
募集時評価 C C C C
厩舎ランク 45.1
血統レベル A
母年齢 7
ノーザンF
血統 84.8% 0.500 0.000 0.250
厩舎 60.2% 0.136 0.091 0.227
総合 76.7% 0.318 0.045 0.239
指数 2456

 非常に平均的なステイゴールド産駒という感じ。あまり馬体は良く見せなくても走るのがステイゴールド産駒だから、かえって特徴がないほうがいいのかもしれない。
 血統的には叔母にG1馬シルクプリマドンナがいて筋が通っている。データ的にはノーザンF産のステイゴールド産駒からはまだこれといった活躍馬が出ていないのだが、そのうち出るだろう。それがこの馬かも知れない。
 厩舎は超一流厩舎だから、ステイゴールド産駒でこの厩舎なら人気になって当然だろう。


168 ラトラヴィアータの12
父 ステイゴールド
母父 (サクラユタカオー)
メス 1800万円
西 梅田智之
募集時評価 C C C C
厩舎ランク 21.7
血統レベル A
母年齢 18
ノーザンF
血統 80.0% 0.333 0.000 0.000
厩舎 15.4% 0.000 0.000 0.375
総合 39.7% 0.167 0.000 0.188
指数 714

 この馬も特にどこが良いというわけではないが、普通にまとまったステイゴールド産駒という感じ。
 血統的には叔父にサクラバクシンオーがいるスピード豊かな血統で、ノーザンテーストのクロスもあり、面白そうな馬ではある。ただ、母が18歳とかなり高齢なのは気にかかる。
 厩舎は社台G生産のクラブ馬では結果を出せていないのは気になるが、G1級の馬も所属しているし、悪くはないと思う。


169 ナイトアットオペラの12
父 チチカステナンゴ
母父 (オペラハウス)
牡 1400万円
西 荒川義之
募集時評価 C C C C
厩舎ランク 25.3
血統レベル D
母年齢 10
ノーザンF
血統 88.8% 0.235 0.070 0.161
厩舎 138.6% 0.286 0.143 0.286
総合 113.7% 0.260 0.107 0.223
指数 1592

 馬体的に特にどこが良いというのはないのだが、まとまりはある。
 血統的にはダイナカールから続くボトムラインだが、近親にとくに活躍馬はおらず、父の種牡馬としての能力もあまりきたいできそうにもない。そうするとこの値段でも納得という感じになる。
 厩舎は社台G生産のクラブ馬で成績を出せているところだから、そこに期待したい。


170 プロミストスパークの12
父 チチカステナンゴ
母父 (フジキセキ)
牡 1600万円
西 吉田直弘
募集時評価 C C C C
厩舎ランク 22.9
血統レベル D
母年齢 13
ノーザンF
血統 88.8% 0.235 0.070 0.161
厩舎 90.7% 0.214 0.071 0.071
総合 89.8% 0.225 0.071 0.116
指数 1436

 それなりにまとまりがある馬体で、可もなく不可もなくといったところ。
 血統的には近親に活躍馬はおらず、ブラックタイプも寂しい感じ。父の種牡馬成績も芳しくないため、あまり買いの材料はない。
 厩舎はダートで実績を出しているところで、データ的には平均より若干上かなという感じ。


171 アンソロジーの12
父 ジャングルポケット
母父 (サクラバクシンオー)
牡 1800万円
西 中尾秀正
募集時評価 B D D D
厩舎ランク 34.4
血統レベル B
母年齢 8
ノーザンF
血統 99.8% 0.364 0.091 0.182
厩舎 6.4% 0.000 0.000 0.467
総合 53.1% 0.182 0.045 0.324
指数 956

 右後ろを思い切り回して歩いているのが気にかかる。トモは大きさがあって良いのだが、歩かせるとやや左右にブレがある感じで、その点がどうか。
 血統的には当たり外れの大きいジャングルポケット産駒だが、ノーザンF産牡馬の成績はかなり良い。その点はこの馬にとっては好材料になる。
 厩舎はそんなに高馬は預かっていないというのはあるものの、データ上はかなり不安になる内容。勝ち星はそこそこある厩舎だけにちょっと不思議だが、データ上は社台G生産のクラブ馬ではまったく成績を出せていない。


172 マハーブの12
父 キンシャサノキセキ
母父 (Nureyev)
牡 2000万円
西 高野友和
募集時評価 D C E D
厩舎ランク 17.1
血統レベル A
母年齢 17
ノーザンF
血統 88.8% 0.235 0.070 0.161
厩舎 79.5% 0.222 0.000 0.000
総合 75.3% 0.229 0.035 0.081
指数 1505

 馬体云々の前に、この馬は繋ぎがかなり立っていて、危険な香りがする。脚長だが、歩かせると動きが小さく、肩も硬め。馬体的には推す材料はなさそうだ。
 血統的には近親にそれほど活躍馬がいるわけでもなく、兄姉も堅実という感じで大物はいない。母も高齢の域だ。
 厩舎は牧場から肩入れされているところが、良血馬を預る代わりに、こういう難しそうなのも任されるということもあるのだろう。


173 アルーリングアクトの12
父 フレンチデピュティ
母父 (エンドスウィープ)
牡 3000万円
西 西園正都
募集時評価 B D E D
厩舎ランク 33.8
血統レベル B
母年齢 15
白老F
血統 3.1% 0.000 0.000 0.500
厩舎 72.6% 0.286 0.000 0.143
総合 37.7% 0.143 0.000 0.321
指数 1130

 写真やDVDで見るより、実馬のほうがいいトモをしていた。肩が硬く、動きが小さい馬。フレンチデピュティの硬さが前面に出てしまった感じがする。血統的にも短距離向きだろう。
 血統的には兄姉は重賞勝ちを筆頭にどの馬も堅実に走っていて、確実性は相当に高そうだ。ただ、母も高齢の域に達しているし、今から上を超える馬が出るかはちょっと疑問だが。データ的にも、最近はこの種牡馬からさすがに活躍馬は出ていない。
 厩舎は短距離馬で成績を挙げているところだから、まさに適材適所と言えるだろう。


174 オーロラナイトの12
父 メイショウサムソン
母父 (ネオユニヴァース)
牡 1200万円
西 沖芳夫
募集時評価 B B B B
厩舎ランク 13.9
血統レベル D
母年齢 5
ノーザンF
血統 88.8% 0.235 0.070 0.161
厩舎 10.8% 0.000 0.000 0.000
総合 54.3% 0.117 0.035 0.081
指数 651

 大柄な馬体だが、その大きな体を大きく動かせている。トモも張りがあって、後ろに力を感じる。全体として柔かい感じで、母父サンデー系の良さが出ていそうだ。
 血統的には近親には全く活躍馬がおらず、寂しい感じ。それがそのまま価格になった感じだ。
 厩舎は社台G生産のクラブ馬では全く実績がないところ。まあ血統背景から期待されていないということだろうが、馬自体はいい馬だと思う。


175 マリーシャンタルの12
父 メイショウサムソン
母父 (サンデーサイレンス)
メス 1400万円
西 鈴木孝志
募集時評価 B B B A
厩舎ランク 17.9
血統レベル A
母年齢 16
ノーザンF
血統 93.7% 0.193 0.024 0.291
厩舎 13.7% 0.000 0.000 0.250
総合 49.0% 0.096 0.012 0.270
指数 687

 前後のバランスもとれていて、歩くとダイナミックな動きができている。トモも牝馬としては十分だし、後ろにもちからを感じる馬。
 血統的には、祖母がダイナカールで叔母にエアグルーヴという良血。それがなぜこの値段なのかは、やはり父が人気がないからだろう。血統的にはかなりお買い得な気がする。
 厩舎は社台G生産のクラブ馬では成績を出せていないところ。ただ年々成績を上げてきているところだから、その点に期待したい。


176 カーリーエンジェルの12
父 ヴァーミリアン
母父 (ジャッジアンジェルーチ)
メス 1400万円
西 牧浦充徳
募集時評価 C D D D
厩舎ランク 13.0
血統レベル AA
母年齢 22
ノーザンF
血統 93.7% 0.193 0.024 0.291
厩舎 63.7% 0.167 0.000 0.333
総合 64.6% 0.180 0.012 0.312
指数 905

 数少ないヴァーミリアン産駒の募集馬だが、全体的に先が細く。前にも後ろにもあまり力を感じない。繋ぎはそれなりに長さはあるが立ち気味で、ダート向きかなと思うが、この体つきでダートでやれるかは疑問。
 血統的には兄にオレハマッテルゼ、叔母にエアグルーヴがいる良血馬だが、母が22歳の時の産駒。ちょっとデータ的に買いにくい。
 厩舎は成績も低調だし、社台G生産のクラブ馬でもあまり結果を出せていない。総合するとあまり期待値は高くないだろう。


177 キスショットの12
父 スペシャルウィーク
母父 (Fusaichi Pegasus)
牡 2600万円
西 小崎憲
募集時評価 C D D D
厩舎ランク 19.5
血統レベル B
母年齢 5
白老F
血統 20.6% 0.000 0.000 0.000
厩舎 57.4% 0.167 0.000 0.333
総合 40.0% 0.083 0.000 0.167
指数 1041

 バランス的に頭がやや大きく、スペシャルウィークの走る産駒とはちょっと違うかなという感じはする。動きも特に良いわけでもない。
 血統的には叔父に重賞勝ち馬はいるものの、特別な良血でもないし、データから見ても特に推す材料もない。やや割高という印象がある。
 厩舎は私的に論外のところで、馬房優先の適当采配が目立った。最近は成績が下がっているため、クラブの馬にも色々と気を遣っているみたいなので悪くないかも。


178 ワールドリープレジャーの12
父 アドマイヤドン
母父 (Devil His Due)
牡 3400万円
西 松田博資
募集時評価 B B D B
厩舎ランク 33.0
血統レベル A
母年齢 12
白老F
血統 102.5% 0.191 0.045 0.268
厩舎 190.9% 0.244 0.098 0.244
総合 146.7% 0.217 0.071 0.256
指数 4988

 やや硬い感じはするものの、まとまりのある馬体で、意外とすっきりしている。
 血統的にはダートだが、馬体からはダートオンリーには見えない。実馬を見ても、やはりゴツい印象はなかったし、全体としてバランスがとれていて、リズムよく歩けている。ただやっぱり、最終的にはダートになるだろう。
 厩舎は社台G生産のクラブ馬では最高に近い成績を残していることだし、アドマイヤドンが好きならば、最高の組み合わせ。ダート界を席巻するような活躍を期待したい。


179 マチカネチコウヨレの12
父 ワイルドラッシュ
母父 (Deputy Minister)
メス 1800万円
西 吉田直弘
募集時評価 A C C C
厩舎ランク 22.9
血統レベル B
母年齢 13
ノーザンF
血統 25.7% 0.000 0.000 0.667
厩舎 90.7% 0.214 0.071 0.071
総合 58.2% 0.107 0.036 0.369
指数 1047

 実際に見たときにはしっかりと正姿勢で立てていて、トモの張りは素晴らしかった。黒いからよく見えるというのを差し引いても見栄えのする馬。そんなに硬い印象を受ける馬ではない。
 血統的には兄の活躍からもやはりダート向きと考えたほうがいいだろう。この種牡馬自体、基本はダート馬しか出さないから、芝でやれそうではあっても結局ダートになると思う。そう思うと、牡だったら本当に素晴らしかったのになあと思う。正直、中央で牝馬がダートで一体何を目指すのかというのはある。もちろん交流戦に出れるまでになれば良いが、そこまでに達せないと、上級条件に行くにつれ苦しくなってくる。
 厩舎はダート馬で実績を出しているところだし、適材適所と言えそう。ダート中心に使って、交流戦に出れるところまで行ければ非常におもしろそう。


180 ラクカラチャの12
父 Elusive Quality
母父 (Piccolo)
牡 4000万円
西 安田隆行
募集時評価 B B D C
厩舎ランク 38.6
血統レベル A
母年齢 11
ノーザンF
血統 57.9% 0.220 0.000 0.293
厩舎 130.9% 0.250 0.063 0.438
総合 94.4% 0.235 0.031 0.365
指数 3776

 立ち姿はバランスが良く、トモも張りがあって良い。歩かせるとやや硬い感じだが、全体としてまとまりがあって良く見える。
 血統的には母も父も短いところで活躍した馬で、この馬も体型的にも短いところが良さそうだし、確実性は高そうな馬だ。ただまあ、こういう持ち込み馬は日本の馬場に合うのかどうかというところが最近は一番大事で、あまり近親の海外での活躍馬が反映しないのが難しいところではある。
 厩舎は短距離で名馬をたくさん輩出している厩舎で、まさに適材適所。きっと能力を引き出してくれるだろう。


181 ティッカーテープの12
父 Giant's Causeway
母父 (Royal Applause)
メス 3000万円
西 藤原英昭
募集時評価 C C C B
厩舎ランク 45.1
血統レベル A
母年齢 11
ノーザンF
血統 38.2% 0.078 0.020 0.451
厩舎 60.2% 0.136 0.091 0.227
総合 49.2% 0.107 0.055 0.339
指数 1476

 まだ腰高で見栄えしないが、歩かせると全身を使ってリズムよく歩けている。
 血統的には母は名牝と言える活躍をしているし、胴もそんなに詰まっていないので、距離はそこそこもつだろう。ただ、この父の産駒自体が、あまり日本で活躍できていないというのは気がかり。エイシンアポロンというG1馬を出しているだけマシなのかもしれないが、少なくとも種牡馬の海外での成績を考えると、日本向きではないだろう。
 厩舎は関西の超一流厩舎だし、ここに入るということは悪い馬ではないのだろうが、どういう走りをするかは、結局走ってみるまで想像がつかない。


182 ライラックスアンドレースの12
父 Henrythenavigator
母父 (Flower Alley)
メス 2400万円
西 高野友和
募集時評価 B C D C
厩舎ランク 17.1
血統レベル A
母年齢 4
ノーザンF
血統 38.2% 0.078 0.020 0.451
厩舎 79.5% 0.222 0.000 0.000
総合 60.7% 0.150 0.010 0.225
指数 1458

 牝馬としてはトモも十分な感じで、全体のバランスも悪くない。手先が軽い感じのする馬で、芝向きだろう。
 血統的にはステラマドリッドから続くボトムラインだけに、日本への対応力はありそうな気がする。ただ、我々が考える以上に日本の馬場はどんどん変質していっているので、あまり安心はできないかも。
 厩舎は今年は牧場から良血をたくさん預る厩舎。データ上はまだそんなに目立つところはないが、今後のブレイクに期待したいところ。


 明日は、一気にサンデーRの関東馬分を終わらせたいなと思っています。


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June 14, 2013

2013年 サンデーR 募集時評価(関西その1)

 いよいよに本丸たどり着きました。今日はサンデーRの関西馬その1です。さすがに今の競馬界を席巻している良血馬の弟妹が大挙してラインナップされているだけに、目移りしますね。

 毎度申し上げていることではございますが、私はただの競馬好きで、何かの特別な能力・情報を持っているわけではありません。読まれた方にとって不快な内容も含まれているかとは思いますが、単なるバカの個人的な妄想に過ぎませんので、枯葉も山の賑わいと受け流していただければと思います。


 データの見方等は以下をご覧ください。

2013社台・サンデー・G1募集時評価の説明

2013社台G募集向けデータの簡単な"おさらい"


142 ラヴズオンリーミーの12
父 ディープインパクト
母父 (Storm Cat)
牡 8000万円
西 矢作芳人
募集時評価 A B B B
厩舎ランク 33.1
血統レベル A
母年齢 6
ノーザンF
血統 66.2% 0.250 0.125 0.083
厩舎 40.6% 0.143 0.000 0.429
総合 56.7% 0.196 0.063 0.256
指数 4534

 昨年募集の全兄も良かったが、この馬も負けず劣らず良い。すごく柔かいという感じではないが、全身筋肉質で、無駄肉がつかないタイプなのだろう。仕上がりも早そうだ。ディープ産駒にはトモを良く見せる馬は少ないが、この馬はトモも素晴らしい。
 血統的には、名牝ミエスクから続くボトムラインだけを見てもワクワクするが、叔母には全欧牝馬2歳チャンピオンもおり、母父も最近の日本馬場で適性を見せている Storm Cat。いくら探してもこんな素晴らしい血統馬はなかなか出てこない。血統的には走って当然の馬だろう。
 厩舎は数を使うところだが、この馬は当然クラシックを目指すことになるので、特に多く使われるということはないだろう。データ上は、あまり社台G生産のクラブ馬では成績は残していない。もちろん、このクラブでダービー馬を出しているわけだから、悪いはずもない。


143 ポルトフィーノの12
父 ディープインパクト
母父 (クロフネ)
牡 1億2000万円
西 高野友和
募集時評価 C B B B
厩舎ランク 17.1
血統レベル AAA
母年齢 7
ノーザンF
血統 66.2% 0.250 0.125 0.083
厩舎 79.5% 0.222 0.000 0.000
総合 76.1% 0.236 0.063 0.042
指数 9136

 ひとつ前の番号の馬と対照的にトモが薄いタイプのディープ産駒。実際に見てみるとやはり品の良さは感じられる馬。全体のバランスは素晴らしく、高い値付けになるのも頷けるが、全体から受ける印象は、そこまで特別な馬かはちょっとわからないなという感じ。
 血統的には、こちらはダイナカール、エアグルーヴと続くボトムラインを持つ良血馬。母父クロフネのディープ産駒はまだ少ないが、母父フレンチデピュティは結構いて、カミノタサハラをはじめ、そこそこ活躍している。確実性の高い組み合わせだろう。
 厩舎は今年牧場側が非常に肩入れしている厩舎。牧場と密にコンタクトを取り、牧場の意見に耳を傾けてくれるという意味で、信頼は厚いようだ。成績も上げってきている厩舎だが、この馬はまだ早いと思うのか、それとも、この馬で名を上げられるはずと思うのかで見方が変わるだろう。データ的には社台G生産の低額馬でそこそこ結果を出せており、データ上は平均くらい。今年の預託馬で全然結果が出なかったらデータ上も厳しいことになるだろう。


144 レディオブヴェニスの12
父 ディープインパクト
母父 (Loup Solitaire)
牡 8000万円
西 藤原英昭
募集時評価 B A B B
厩舎ランク 45.1
血統レベル B
母年齢 9
白老F
血統 72.1% 0.300 0.000 0.000
厩舎 60.2% 0.136 0.091 0.227
総合 66.2% 0.218 0.045 0.114
指数 5294

 トモもディープ産駒としては十分だし、後ろに非常に力を感じる馬。全体としてまとまりがあって前後のバランスも良い。
 血統的にはアグネスタキオン産駒の半兄が重賞戦線で頑張っていたし、種牡馬がさらにパワーアップしたこの馬は一層期待できそうだ。
 厩舎はあまり数を使わないが勝率は高いタイプの超一流厩舎。無理に仕上げず余裕残しであってもクラシックに乗せてこれる腕前を持つ厩舎なので、王道を目指すことになるだろう。


145 アドマイヤハッピーの12
父 ディープインパクト
母父 (トニービン)
牡 8000万円
西 池江泰寿
募集時評価 A B B A
厩舎ランク 46.4
血統レベル A
母年齢 14
ノーザンF
血統 66.2% 0.250 0.125 0.083
厩舎 161.7% 0.200 0.200 0.233
総合 113.9% 0.225 0.163 0.158
指数 9113

 素晴らしいトモをしており、バランスも素晴らしい。5月生まれとは思えないくらい見栄えがするのは、元々のバランスが良いのだろう。歩くリズムもダイナミックで体を大きく使えている。
 血統的には半兄のウォータクティクスはダート重賞勝ち。全兄のハッピーモーメントはもうひと押しがない感じでクラシックに乗りきれなかった。この馬は全兄よりも良く見える。ただ、この血統全般に言えることだが、怪我が多く、上はほとんど皆故障で競馬から去っている。その点は確かに気がかりではある。
 厩舎は、オルフェーヴルをはじめ、牡馬のG1級がぞろぞろいる厩舎で、これ以上のところは望めない厩舎。特に長打率の高さが素晴らしい。ディープ牡馬、ノーザンF、池江厩舎の三種の神器を備えてこの馬もクラシックに乗り込みたいところだ。


146 リッスンの12
父 ディープインパクト
母父 (Sadler's Wells)
メス 6000万円
西 石坂正
募集時評価 B A B A
厩舎ランク 37.0
血統レベル AA
母年齢 7
ノーザンF
血統 153.1% 0.276 0.069 0.172
厩舎 159.2% 0.324 0.162 0.216
総合 163.8% 0.300 0.116 0.194
指数 9828

 さすがディープ牝馬の最高価格馬だけあって、見栄えもするし、歩かせてもやっぱり素晴らしい。非常にバランスが良く、歩かせると後ろに力があるのがわかる。
 血統的には、ディープをつけるために持ってきた母にディープをつけて、期待通りの馬が産まれたと言えるのではないか。データ的にも死角はなく、母自身も活躍馬の上に、近親にも活躍馬多数。
 厩舎は、やっぱりこの厩舎になったかと、馬のデキを見れば納得できる最高の厩舎。くどくど説明する必要もないくらいクラブで活躍馬を出していて、それはそのまんまデータにも表れている。


147 スターダムバウンドの12
父 キングカメハメハ
母父 (Tapit)
牡 8000万円
西 石坂正
募集時評価 B B E D
厩舎ランク 37.0
血統レベル
母年齢 6
ノーザンF
血統 165.5% 0.304 0.217 0.087
厩舎 159.2% 0.324 0.162 0.216
総合 170.7% 0.314 0.190 0.152
指数 13653

 左右のバランスが悪く、歩かせると非常にぎこちない。実馬はみなかったので、よくわからないが、DVDを見る限りいいなあとは思えない。5月生まれということで下駄をはかせて考えたとしてもちょっとどうか。
 血統的には、米2歳牝馬チャンピオンの母にキンカメで、将来的には種牡馬もあるぞという期待の組み合わせ。一発の期待感はあると思う。
 厩舎はこういう期待馬を預るのなら当然という、納得の厩舎。


148 レーヴドスカーの12
父 キングカメハメハ
母父 (Highest Honor)
牡 1億円
西 松田博資
募集時評価 B A B A
厩舎ランク 33.0
血統レベル A
母年齢 15
ノーザンF
血統 165.5% 0.304 0.217 0.087
厩舎 190.9% 0.244 0.098 0.244
総合 169.9% 0.274 0.157 0.165
指数 16993

 立ち姿もバランスがとれていていいのだが、歩かせるともっといい。後脚の踏み込みも素晴らしく、誰が見てもいい馬だろう。
 血統的には、くどくど言う必要がないくらい有名な血統だが、とにかく何をつけても皆走るので、キンカメをつけて走らないわけがないと考えるのが自然だろう。しかも、キンカメは重賞勝ちなど優秀な母馬であればより確実に走る仔を出せる種牡馬で、牡馬が走る。全部の条件に当てはまっているのがこの馬なわけで、死角はない。
 厩舎は当然この厩舎。良績が牝馬に偏っており、牡馬では牝馬ほどの結果を出していないというのは若干気になるが、引退の近づいてきた名伯楽にふさわしい馬だろう。


149 デグラーティアの12
父 キングカメハメハ
母父 (フジキセキ)
メス 1800万円
西 宮本博
募集時評価 D B C C
厩舎ランク 27.9
血統レベル B
母年齢 6
ノーザンF
血統 47.0% 0.120 0.000 0.200
厩舎 31.6% 0.333 0.000 0.667
総合 41.7% 0.227 0.000 0.433
指数 750

 まず、キンカメ産駒にしては牝馬とはいえ、ちょっとトモが薄い感じがする。また繋ぎがかなり立ち気味で、少し心配。
 血統的には母は重賞勝ち馬だが、その他は時に目立つ近親はいない。データ上はキンカメの牝馬自体が思ったほど走っていない。
 厩舎は、この母ならば当然この厩舎になるとは思うが、社台G生産のクラブ馬では最近はあまり成績を出せていない。


150 オリエントチャームの12
父 キングカメハメハ
母父 (サンデーサイレンス)
メス 3000万円
西 池江泰寿
募集時評価 E C C B
厩舎ランク 46.4
血統レベル A
母年齢 10
追分F
血統 65.9% 0.333 0.000 0.000
厩舎 161.7% 0.200 0.200 0.233
総合 113.8% 0.267 0.100 0.117
指数 3413

 トモも小さく、後ろにちょっと力が足りないかなあという感じ。あまりこういう比較は良くないが、キンカメ牝馬なら他にもっといいのがいるようにも感じる。動き自体は悪くない。
 血統的には叔父にゴールドアリュールがいて、良血の部類に入るが、上は今のところまだそんなに活躍していない。期待値込みの価格かなとは思う。
 厩舎は成績的にもデータ的にも最高レベルの厩舎なのだが、なぜか牝馬の実績がない。理由は不明だが、この馬にとって喜ばしいデータではない。


151 レディスキッパーの12
父 ダイワメジャー
母父 (クロフネ)
牡 2800万円
西 西園正都
募集時評価 A B C B
厩舎ランク 33.8
血統レベル D
母年齢 5
ノーザンF
血統 88.8% 0.235 0.070 0.161
厩舎 72.6% 0.286 0.000 0.143
総合 85.1% 0.260 0.035 0.152
指数 2384

 すごく目立つトモをしていて、こういう馬は確実性は高いと思う。ただ若干硬い感じのする馬ではあるので、前に行って粘るような単調な競馬をするタイプになるかもしれない。さらには最終的にダートにでるという可能性もあるだろう。
 血統的にはその枝葉を広げるウインドインハーヘアから連なるボトムラインで、近いところに活躍馬はいないが筋の通った血統ではある。
 厩舎はどちらかというと短めの距離で実績を挙げている厩舎だけに、この馬はぴったりきそうだ。厩舎の社台G生産クラブ馬における成績は平均よりやや上くらい。


152 レクレドールの12
父 ハービンジャー
母父 (サンデーサイレンス)
牡 4000万円
西 池江泰寿
募集時評価 C A B B
厩舎ランク 46.4
血統レベル A
母年齢 11
白老F
血統 102.5% 0.191 0.045 0.268
厩舎 161.7% 0.200 0.200 0.233
総合 132.1% 0.196 0.122 0.250
指数 5284

 後ろの踏み込みも力強く、リズムよく歩けている。ハービンジャー産駒だが硬い感じはせず、全身を大きく使えている。今年のハービンジャー産駒の中ではかなり良いほうだろう。
 血統的には叔父にステイゴールドがいて、母も重賞勝ち馬。いつ大物がでてもおかしくないのだが、まだ兄姉からはこれといった活躍馬は出ていない。この馬が母の仔の中で一番になってもおかしくなさそうだ。
 厩舎はG1馬を含む強力なオープン馬を多数抱えるところ。牡馬ではかなりの結果を出しているので、この馬にとっては心強い。


153 マリアヴァレリアの12
父 ハービンジャー
母父 (サンデーサイレンス)
牡 3400万円
西 音無秀孝
募集時評価 D B A B
厩舎ランク 34.1
血統レベル B
母年齢 11
ノーザンF
血統 88.8% 0.235 0.070 0.161
厩舎 98.6% 0.368 0.105 0.105
総合 93.7% 0.302 0.088 0.133
指数 3185

 すごく柔かい感じのする馬。自分が実馬を見たハービンジャー産駒は硬い感じの馬が多かったのだが、こういうタイプもいるのかとDVDを見て改めて思った。体を大きく使えていて歩くリズムも良く、繋ぎも非常に柔かい。柔かいが、あまりトモは目立たない馬で、そこがどうか。シンボリクリスエス産駒みたいに柔かすぎるとかえってヤバいということがなければいいのだが。新種牡馬なのでその辺は走って見ないと何とも言えない。あと、この血統は少し体質が弱い感じで、上は皆数を使えていないというのも気にかかるところではある。
 血統的には、このクラブでおなじみの血統で、叔母にフサイチエアデールがおり、そこからも枝葉が伸びている活力ある血筋。
 厩舎はクラブ馬で成績を出せている上位厩舎だし、うまく調整してくれるだろう。


154 スタンドオンエンドの12
父 ハービンジャー
母父 (エンドスウィープ)
牡 1600万円
西 高橋亮
募集時評価 C C E D
厩舎ランク 0.0
血統レベル D
母年齢 15
追分F
血統 87.7% 0.228 0.053 0.298
厩舎 86.1% 0.205 0.042 0.254
総合 82.5% 0.217 0.047 0.276
指数 1321

 立ち姿は悪くないのだが、歩かせてみると肩が硬く、歩きも小さく感じてしまう。
 血統的には近親に活躍馬はおらず、これといった強調点もない。母も15歳と高齢の域に入る。
 厩舎は新人厩舎。当然最初はこういうあまり血統的にパッとしないのしか任せてもらえないだろう。結果を出せば好循環するだろうが、何かの思い入れでもない限りちょっと今年は手を出しにくい。


155 シャンパンマリーの12
父 ハービンジャー
母父 (タニノギムレット)
牡 2400万円
西 松永幹夫
募集時評価 C A A B
厩舎ランク 24.6
血統レベル D
母年齢 7
ノーザンF
血統 88.8% 0.235 0.070 0.161
厩舎 122.1% 0.167 0.083 0.083
総合 109.9% 0.201 0.077 0.122
指数 2637

 母父の影響なのか、寝肩で、肩が柔らかく大きな動きができている。横から見るといい動きなのだが、前後から見るとやや左右にぶれがあるようにも感じる。
 血統的にはダイナカールから続く牝系で、叔父叔母はそこそこ堅実に頑張っている。この馬は初仔だが、新種牡馬の未知の魅力を含めれば面白い存在かもしれない。
 厩舎はデータ上はレッドディザイアのせいで回収率は良くなっているが、打率は低く、最近はもう一つ波に乗れていない感じ。その辺をどう思うかで評価は変わってくるだろう。


156 アンブロワーズの12
父 ハービンジャー
母父 (フレンチデピュティ)
メス 1800万円
西 平田修
募集時評価 D C C C
厩舎ランク 28.6
血統レベル B
母年齢 10
ノーザンF
血統 93.7% 0.193 0.024 0.291
厩舎 88.1% 0.250 0.150 0.250
総合 90.9% 0.221 0.087 0.270
指数 1636

 牝馬ではあるがもう少しトモがあってもいいかなと思う。母父フレンチデピュティだがあまり硬い感じはしない。やや首から肩にかけてが窮屈かなという気がしないでもない。
 血統的には名繁殖バレークイーンから続くボトムラインで、母は重賞勝ち馬。母母父がサンデーという血統構成がどういう影響を与えるのかわからないが、新種牡馬との組み合わせで兄姉以上の活躍を目指したい。
 厩舎は社台Gから信頼を得ているところで今年もそこそこの馬が所属となっている。社台F生産のクラブ馬で平均よりは上の成績を出せているので、信頼していいだろう。


157 グランオマージュの12
父 ハービンジャー
母父 (サンデーサイレンス)
メス 1200万円
西 荒川義之
募集時評価 D C C B
厩舎ランク 25.3
血統レベル A
母年齢 9
白老F
血統 50.0% 0.116 0.006 0.374
厩舎 138.6% 0.286 0.143 0.286
総合 94.3% 0.201 0.075 0.330
指数 1132

 立ち姿ではバランスは悪くないのだが、歩かせると後脚がやや回し気味な感じでちょっと気になる。歩くリズム自体は悪くない。あと欲を言えばもう少しトモが欲しい。
 血統的には叔父にタイムパラドックスがいるが、この馬自身はダートという感じはあまりしない。
 厩舎は実は社台G生産のクラブでは成績を出せているところ。厩舎で選ぶのも面白いかもしれいない。


158 ベルスリーブの12
父 ハーツクライ
母父 (シンボリクリスエス)
牡 3000万円
西 須貝尚介
募集時評価 B B C C
厩舎ランク 44.9
血統レベル D
母年齢 7
ノーザンF
血統 176.7% 0.333 0.111 0.000
厩舎 147.1% 0.333 0.000 0.250
総合 170.8% 0.333 0.056 0.125
指数 5123

 手先が軽く、後ろに力を感じる馬。トモも大きさがあって良い。父譲りでやや胴の長さがあるところがどう出るか。プラスに出れば大物に育つ可能性もありそうではある。
 血統的には近いところにはこれといった活躍馬がおらず、ハートレイクなどの日本に馴染みのある活躍馬はやや遠いところ。しかしデータでは、ノーザンFのハーツクライ牡馬はかなり当たっている組み合わせだから、あまり母系にこだわらないほうが良いかも。
 厩舎もすでにトップクラスの成績を出していて、ことしはこれでもかというくらいいい馬が所属することになる。データ面ではこれ以上ないくらい買いの要素の多い馬となる。


159 グリーティングスの12
父 ハーツクライ
母父 (Rainbow Quest)
メス 1400万円
西 村山明
募集時評価 C C C C
厩舎ランク 23.8
血統レベル A
母年齢 16
ノーザンF
血統 92.8% 0.600 0.000 0.000
厩舎 18.6% 0.000 0.000 0.250
総合 51.1% 0.300 0.000 0.125
指数 715

 胸の筋肉が結構目立つが、繋ぎの長さもあるし、そんなに硬い感じでもない。
 血統的には近親にダートで走っている馬もいるが、この馬はやはり普通に考えたら芝向きだろう。ハーツクライの産駒自体あまりダートという馬がいない。ハーツクライの牝馬は大物は出ていないが、確実性が高い馬が多く、この馬もこつこつと頑張ってくれそうだ。
 厩舎はそこそこ社台G生産のクラブ馬を預っているが、結果が出ていない。そのためか、今年はあまり血統的に良さそうなのは入っていない印象。データ的には買いにくい厩舎だ。


160 トラヴェルチームの12
父 ゼンノロブロイ
母父 (Danzig)
メス 1400万円
西 岡田稲男
募集時評価 E C D C
厩舎ランク 31.0
血統レベル B
母年齢 9
追分F
血統 0.0% 0.000 0.000 1.000
厩舎 52.5% 0.118 0.059 0.353
総合 26.3% 0.059 0.029 0.676
指数 368

 まず何よりトモが薄い。前後のバランスもそんなに良くないし馬体からはあまり見どころがない感じの馬。
 血統的にはデータ上は買い目なしのゼンノロブロイ産駒。母系からも特に強い材料がないし、この値段も納得というところ。
 厩舎も社台G生産のクラブ馬では結果を出しているとは言い難いところであり、総じて手を出しにくい要素が多い馬だ。


161 マンデラの12
父 ゼンノロブロイ
母父 (Acatenango)
メス 4000万円
西 池江泰寿
募集時評価 D C C C
厩舎ランク 46.4
血統レベル A
母年齢 12
ノーザンF
血統 81.6% 0.375 0.000 0.000
厩舎 161.7% 0.200 0.200 0.233
総合 121.6% 0.288 0.100 0.117
指数 4865

 やはり良血馬なのか、実馬は品のある馬で、立ち姿も美しい。ただ歩かせてみるとそんなに特別でもないかなという気がする。トモが薄目であまり後ろに力を感じないので、ちょっと怖い部分はある。
 血統的には半兄にワールドエースがいて、期待がかかる。しかし、冷静に考えると、ディープがついた半兄でもクラシック制覇とまで行かなかったわけだし、種牡馬的には大幅ランクダウンで牝馬であるこの馬の値段が適正かどうかはわからない。母系を大事にするのか、種牡馬を大事にするのかで判断は変わってきそうだ。
 厩舎は最高ランクの厩舎であることに間違いはないのだが、何故だかわからないが牝馬では成績を残せていない。理由は不明なのだが、単なる都市伝説では済まないレベル。社台G生産クラブ馬で牝馬の成績は、回収率8.8%、打率0.000、長打率0.000、三振率0.417という恐ろしいデータになる。


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2013年 G1サラブレッド 募集時評価(関東)

 今日はG1サラブレッドの関東馬です。仕事やらなんやらで夜中になってしまいましたが、なんとかG1サラブレッドまで終わりました。


1 アイランドファッションの12
父 ディープインパクト
母父 (Petionville)
牡 6000万円
東 木村哲也
募集時評価 C B B B
厩舎ランク 14.4
血統レベル A
母年齢 12
ノーザンF
血統 66.2% 0.250 0.125 0.083
厩舎 22.4% 0.000 0.000 0.429
総合 44.3% 0.125 0.063 0.256
指数 2656

 ディープ産駒だからトモの大きさはこんなもんでいいだろう。4月生まれだがバランスは良く、後ろに力もある。非常にまとまりのあるディープ産駒という印象。
 血統的にはノーザンF産のディープ産駒ということで、長打が出やすい組み合わせ。現3歳のクラブ馬の成績が芳しくなかったためディープ産駒のデータが悪くなってしまっているが、やはりクラシックを狙うならディープ産駒の瞬発力は魅力だ。
 厩舎は今年社台Gが良血馬を多く預けている厩舎。牧場の期待の表れであるので、現状のデータを鵜呑みにしないほういいだろう。


2 キャッシュインクルーデッドの12
父 ディープインパクト
母父 (Include)
メス 3600万円
東 古賀慎明
募集時評価 D C C C
厩舎ランク 25.3
血統レベル A
母年齢 8
白老F
血統 37.8% 0.143 0.000 0.429
厩舎 57.9% 0.267 0.000 0.333
総合 47.8% 0.205 0.000 0.381
指数 1722

 動き自体は悪くないし、トモも薄目だがディープ産駒の牝馬ならこんなもんで特に問題ないとも思う。全体として悪くないのだが、1月生まれだしもう少し何かアピールポイントがあると良かったのだが。総じて普通と感じる。
 血統的には母は米G1馬で筋は通っている。全兄は新馬戦2着の後は出走していないが、それなりの競馬は見せてくれていたので、この馬も全然ダメということはなさそうだ。今のところ白老F産のディープ牝馬があまり走っていないのは気にかかるところではあるが。
 厩舎は可もなく不可もなくという感じで、社台G生産のクラブ馬ではこれといった成績は挙げていない。長打がないのがちょっと残念。


3 ディラローシェの12
父 ディープインパクト
母父 (デインヒル)
メス 5000万円
東 戸田博文
募集時評価 B B B B
厩舎ランク 22.8
血統レベル A
母年齢 13
追分F
血統 67.0% 0.333 0.000 0.000
厩舎 94.7% 0.111 0.037 0.296
総合 80.8% 0.222 0.019 0.148
指数 4042

 ディープ産駒にしては非常に珍しく、ボリューム感のある馬体の馬。馬格もあって全体に力強く、特に後ろに力があるのは良い。全体として良い馬に違いないのだが、ただ、馬体が大きすぎるのが少し怖い。骨格自体がデカい感じのつくりなので重くは感じないのだが、まだかなり大きくなりそうだ。500kgくらいで止まってくれればいいが。この血統は上が大きくなりすぎて苦労しているので、その点の心配はある。
 血統的にはフェノーメノの半妹なので、ステイゴールドがディープに変わってもやはり素晴らしい瞬発力を見せてくれるだろう。
 厩舎は半兄を預っている厩舎だからこの血統のことは良くわかっているだろうし、大事にしてくれるだろう。


4 ノーブルステラの12
父 ディープインパクト
母父 (Monsun)
メス 3200万円
東 堀宣行
募集時評価 C B C B
厩舎ランク 44.7
血統レベル A
母年齢 11
社台F
血統 117.2% 0.182 0.091 0.182
厩舎 90.8% 0.207 0.069 0.310
総合 104.0% 0.194 0.080 0.246
指数 3327

 いかにもバネがありそうなディープ産駒。冬毛で見栄えはしないが、バランスは良く、リズムよく歩けている。柔かい感じはしないが、距離は短めのところのほうが良さそうなので、そんなに気にする必要はないだろう。
 血統的には、全姉はもう一つ波に乗り切れなかったものの、それでも実力のあるところは見せてくれていた。ディープ産駒の場合は上がそれなりに走っていれば確実性は高まると思うので、この馬もその点期待できそうだ。
 厩舎は勝率にこだわる美浦のエース厩舎。基本的に万全でなければ使わない厩舎なので、レース出走数は自然と少なくなるだろうが、最高ランクの厩舎の一つには間違いない。


5 アルスノヴァの12
父 キングカメハメハ
母父 (ダンスインザダーク)
メス 2800万円
東 尾関知人
募集時評価 B A B B
厩舎ランク 31.1
血統レベル AA
母年齢 7
白老F
血統 42.5% 0.077 0.000 0.462
厩舎 26.7% 0.000 0.000 0.500
総合 36.7% 0.038 0.000 0.481
指数 1027

 これはまたデカくなりそうな馬で、骨格からして雄大なので、まだもう少し大きくなるだろう。バランスもよく、歩きもリズムよく雄大で、後ろに非常に力があるのがいい。一目見ていい馬だと思う。
 血統的には、母父ダンスインザダークで父キンカメはショウリュウムーンなどの成功例がある配合だけに面白い。ただ、白老産のキンカメ牝馬に成績自体はデータ上褒められたものではないので、その点の判断は難しい。
 厩舎は転厩馬のせいでデータは悪くなっているが、昨年勝ち星を大きく伸ばした伸び盛りの厩舎。こういういい馬が所属するのも頷ける。とにかくこの馬は大きさだけが心配。"


6 ロフティーエイムの12
父 ハービンジャー
母父 (サンデーサイレンス)
メス 1800万円
東 二ノ宮敬宇
募集時評価 C B B B
厩舎ランク 23.1
血統レベル B
母年齢 10
追分F
血統 55.3% 0.209 0.000 0.269
厩舎 49.5% 0.308 0.000 0.308
総合 52.4% 0.258 0.000 0.288
指数 943

 動きは良いのだが、ちょっと胴が長め。ハービンジャー産駒の割に柔かい動きができていて、肩の出もよく、後ろに力もある。これからの成長次第では面白そうだ。
 血統的には新種牡馬だから未知数なことが多いが、こういう柔かい感じのほうに賭けてみるという手はあるかも。大ハズレの危険性もあるので、そこが難しいところではあるが。
 厩舎はステイゴールド産駒ばっかりの感じがしてしまうが、他の種牡馬の産駒も当然預かっている。ただ、社台G生産のクラブ馬で見た場合はそんなに成績は良くない。


7 エンプレスティアラの12
父 ハーツクライ
母父 (クロフネ)
牡 2800万円
東 大竹正博
募集時評価 B A B B
厩舎ランク 32.4
血統レベル A
母年齢 8
ノーザンF
血統 176.7% 0.333 0.111 0.000
厩舎 21.6% 0.111 0.000 0.444
総合 99.2% 0.222 0.056 0.222
指数 2777

 バランスも整っていて、後ろに非常に力があるし、歩くリズムも良い。ただ問題は、両前が開き気味なこと。父のハーツクライがそうだったから、こういう産駒が出るのはわかっているが、それで大丈夫なのかどうかは走ってみるまでわからない。
 血統的には祖母がG1馬で、それ以外は今のところ大物はいない。一つ上の全兄は他クラブでの募集で、この馬よりトモは大きかった。ただ、全体の動きはこちらのほうが良いと思う。全兄弟でもタイプが違うので、どっちがより活躍するのかも興味深いところだ。
 厩舎は徐々に成績を上げてきて、いよいよいい馬が集まり始めてきた厩舎。関東の中では近いうちに大きく伸びる可能性のある厩舎だろう。


8 スムーズセイリングの12
父 ハーツクライ
母父 (クロフネ)
牡 2000万円
東 伊藤大士
募集時評価 B D D D
厩舎ランク 11.4
血統レベル B
母年齢 9
白老F
血統 74.3% 0.333 0.000 0.167
厩舎 33.0% 0.143 0.000 0.571
総合 53.6% 0.238 0.000 0.369
指数 1073

 トモは大きさがあっていいのだが、硬い感じの馬で、あまり体を大きく使えていない。
 血統的にはダイナフェアリーから続く母系だが、最近この系統からは今一つ活躍馬が出ていないのが残念だ。
 厩舎はまだ成績的に今一つのところで、ちょっと信頼に足ることろではなさそうだ。


9 セリメーヌの12
父 ハーツクライ
母父 (Dr Fong)
メス 2000万円
東 田中清隆
募集時評価 E C C D
厩舎ランク 19.7
血統レベル B
母年齢 6
社台F
血統 105.2% 0.500 0.000 0.125
厩舎 172.7% 0.333 0.000 0.000
総合 144.2% 0.417 0.000 0.063
指数 2884

 トモが薄く、あまり後ろに力を感じない。動きもあまり良いとは思わない。
 血統的には、母はG1勝ちこそないもののフランスの活躍馬。この馬は確実性の高いハーツクライの牝馬だけに、面白味はあるかもしれない。
 厩舎は社台G生産のクラブ馬とはあまり縁がないところだが、安めの馬で結果を出しておりデータは良い。G1馬も出しているところだし安心感はある。


10 ドリームスケイプの12
父 ハーツクライ
母父 (エルコンドルパサー)
メス 1600万円
東 矢野英一
募集時評価 D B C B
厩舎ランク 25.5
血統レベル A
母年齢 11
ノーザンF
血統 92.8% 0.600 0.000 0.000
厩舎 72.1% 0.375 0.000 0.125
総合 82.5% 0.488 0.000 0.063
指数 1319

 やや立ち肩で、トモも薄目。それでもかなり力強い動きができる馬で、歩くリズムは良い。牝馬だしこういう感じの馬体でも結構やるかもしれない。
 血統的には叔父にユートピアがいて、この母系からいつか大物が出てもおかしくない。ハーツクライ牝馬の確実性と、血統背景からの一発を期待したい。
 厩舎はデータ的にはまあまあで、打率は高めで三振率低め。確実性の高いハーツ牝馬と照合するデータなのも面白い。値段分は稼いでくれる可能性は高そうだ。


11 ミルグレインの12
父 マンハッタンカフェ
母父 (Polish Precedent)
牡 3200万円
東 高木登
募集時評価 C C C C
厩舎ランク 18.9
血統レベル AA
母年齢 15
社台F
血統 164.5% 0.250 0.125 0.375
厩舎 37.2% 0.000 0.000 0.667
総合 92.6% 0.125 0.063 0.521
指数 2963

 良くも悪くも中庸な感じの馬で、どこも悪くない反面、とくに目立つところもない。
 血統的には半兄にG1馬ファイングレインがいる血統馬だが、ファイングレイン以降は正直パッとしていない。母も15歳だし、ここでまた花が咲くかというとちょっと疑問には感じる。
 厩舎は毎年それなりの勝ち星を挙げているが、社台G生産クラブ馬では全く結果が出ていない。そういうところにいい馬が行くのだろうかという素朴な疑問は残る。"


12 タンタスエルテの12
父 ゼンノロブロイ
母父 (Stuka)
牡 3000万円
東 国枝栄
募集時評価 E C C C
厩舎ランク 38.5
血統レベル A
母年齢 10
白老F
血統 13.0% 0.000 0.000 0.333
厩舎 69.5% 0.258 0.032 0.161
総合 41.2% 0.129 0.016 0.247
指数 1237

 牡馬としてはやはりトモが薄いと思う。データを見る限り全然結果の出ていない種牡馬だけに、こういうタイプから急に活躍馬が出るかというと、ちょっとどうかなとは思う。
 血統的には半姉がこのクラブでの活躍馬で、母はチリのG1馬。筋が通っている血統背景ではあるが、そこそこの牝馬につけてもあまり結果が出てこなかった種牡馬との配合だけにどうだろうか。
 厩舎は美浦の一流厩舎だから何も心配はない。


13 ローズジプシーの12
父 ゼンノロブロイ
母父 (Green Desert)
メス 1600万円
東 天間昭一
募集時評価 E C C C
厩舎ランク 16.1
血統レベル B
母年齢 14
社台F
血統 0.0% 0.000 0.000 1.000
厩舎 23.7% 0.053 0.000 0.474
総合 11.9% 0.026 0.000 0.737
指数 190

 動きは悪くないのだが、この馬も後が貧相な感じ。牝馬とはいっても、もう少し後ろに力感は欲しい。
 血統的には、データ上は買う要素がない馬になる。
 厩舎も社台G生産のクラブ馬とは縁のない厩舎で、昨今の厩舎の預託頭数の制限の余波でこういう厩舎にも馬が回ってきたということだろうか。色々考えるとあまり期待値を感じない。


14 サミットヴィルの12
父 ゼンノロブロイ
母父 (Grand Lodge)
メス 1800万円
東 加藤征弘
募集時評価 E C D C
厩舎ランク 26.6
血統レベル B
母年齢 12
ノーザンF
血統 81.6% 0.375 0.000 0.000
厩舎 89.8% 0.190 0.048 0.095
総合 85.7% 0.283 0.024 0.048
指数 1542

 この馬もトモが薄目のゼンノロブロイ産駒。同じようなコメントが続いてしまうが、もう少し後ろに力が欲しいところ。
 血統的には兄姉は堅実に勝ち上がっているが、ディープ産駒で1勝止まり。種牡馬のランクが明らかに下がってそれ以上を期待できるかという話になる。
 厩舎はデータ上は平均的な厩舎。関東の中では良いほうだとは思うが、特にプラスを感じるようなところでもない。


15 ロイヤルクリッパーの12
父 シンボリクリスエス
母父 (アグネスタキオン)
メス 1000万円
東 萩原清
募集時評価 C D D D
厩舎ランク 31.9
血統レベル D
母年齢 6
追分F
血統 82.7% 0.400 0.000 0.400
厩舎 69.7% 0.095 0.048 0.286
総合 80.3% 0.248 0.024 0.343
指数 803

 後ろに力がないのか後ろ足の踏込がグラグラしていて頼りない。前後のバランスもあまり良いとは思えない。
 血統的には近親に全くと言っていいほど活躍馬がいない。この値段も頷ける。
 厩舎は関東では成績を挙げているところ。大事にしてくれる厩舎ではあるが、大事にされ過ぎてしまっても困る場合もあるので、好き嫌いが分かれるところだろう。


16 テイクミーハイヤーの12
父 ネオユニヴァース
母父 (トニービン)
メス 1800万円
東 尾形充弘
募集時評価 D D C C
厩舎ランク 25.4
血統レベル D
母年齢 12
追分F
血統 32.1% 0.000 0.000 0.333
厩舎 48.4% 0.231 0.000 0.077
総合 40.3% 0.115 0.000 0.205
指数 725

 トモが薄目だし、飛節から下が細く感じる馬で、全然後ろに力を感じないのがどうか。
 血統的にはネオユニヴァースの牝馬だけに気性が心配だが、この馬はおとなしいよう。ただ、気性が良くても、基本的にデータが良くない組み合わせだけに、あまり強気にはなれない。
 厩舎は、私的には論外のところで、何というか言葉では言い表せないのだが、とにかくよくわからない厩舎だ。


17 シーリーコートの12
父 ゴールドアリュール
母父 (Distorted Humor)
牡 2400万円
東 大久保洋吉
募集時評価 C D E D
厩舎ランク 17.9
血統レベル C
母年齢 8
追分F
血統 67.1% 0.143 0.000 0.000
厩舎 192.3% 0.313 0.063 0.125
総合 129.7% 0.228 0.031 0.063
指数 3113

 硬い馬。ゴールドアリュール産駒らしい馬であるが、特にトモが良いわけでもないし、2月生まれでそれなりに成長していることも考えると、あまり推すべき内容はないかなと思う。
 血統的には活躍馬が近親におらず、ちょっと値付けが高い気がする。
 厩舎は定年が近づいてきて預託馬が減ってきている。しかし名うての名伯楽であることには変わりない。牧場側の言うことをあまり聞かないみたいなので、この馬で芝から使い始めることも予想され、そういう点ではヤキモキするかも。ただ、馬房が空き放題になると思われるので、早期に入厩してどんどん出走してくれるだろう。とにかく早くレースに数多く出て欲しいということであれば、意外に面白いかもしれない。


18 プレンティフェスタの12
父 ファルブラヴ
母父 (シンボリクリスエス)
牡 2000万円
東 武藤善則
募集時評価 C C C C
厩舎ランク 22.3
血統レベル B
母年齢 7
社台F
血統 29.5% 0.000 0.000 0.250
厩舎 56.1% 0.200 0.000 0.300
総合 44.3% 0.100 0.000 0.275
指数 886

 右前を回し気味に出してくるのが少し気になるが、前後のバランスも良いし、それなりにまとまっている。
 血統的には母父シンボリクリスエスで、父が今さらながらのファルブラヴの牡馬。これ以上ないくらい地味な組み合わせだ。ファルブラヴの牡馬でも走っている馬はいるにはいるが、好き好んで選びたくなる血統ではないのも確か。祖母は重賞勝ち馬だが、それ以外の活躍馬はやや遠い感じ。血統的には推す材料はなさそうだ。
 厩舎は社台G生産のクラブ馬もそこそこ預かっているが、そんなに結果は出せていない。
 すべての面で地味な馬だ。


19 ネバーエンディングの12
父 ウォーエンブレム
母父 (エンドスウィープ)
牡 1800万円
東 加藤征弘
募集時評価 C D C C
厩舎ランク 26.6
血統レベル D
母年齢 10
白老F
血統 81.1% 0.300 0.000 0.200
厩舎 89.8% 0.190 0.048 0.095
総合 85.4% 0.245 0.024 0.148
指数 1538

 立ち肩でバランスはあまり良くない。トモはそこそこあって、動き自体は悪くはない。
 この血統は体質が良くない産駒が多く、動きは良く見えても途中で頓挫する場合があるのでその点が心配。
 厩舎は悪いところではないが、特に社台G生産クラブ馬と相性がいいというわけではない。


20 アズサユミの12
父 ウォーエンブレム
母父 (サンデーサイレンス)
メス 1600万円
東 手塚貴久
募集時評価 C C D C
厩舎ランク 22.9
血統レベル C
母年齢 17
ノーザンF
血統 128.8% 0.333 0.000 0.167
厩舎 157.8% 0.375 0.125 0.125
総合 130.4% 0.354 0.063 0.146
指数 2087

 手先の軽さが目立つ馬で、硬さはあるが全体としてまとまってはいると思う。ただ、やはりウォーエンブレム産駒だけに、何かの拍子で気性が爆発しないか心配ではある。何となくそういう要素は秘めているように感じた。
 血統的には全兄がオープン勝ちしていて、その点は期待が持てる。中央で複数勝てている兄姉が多くいて、その点は頼もしい。ただ母が17歳ではあるので、あまり上に似た期待をするものどうか。
 厩舎は預かっている馬は少なめではあるが、社台G生産のクラブ馬で確実に成績を出しているところ。その点は期待できそうだ。


21 ティークリッパーの12
父 ワイルドラッシュ
母父 (トニービン)
牡 1400万円
東 黒岩陽一
募集時評価 B B B B
厩舎ランク 6.1
血統レベル D
母年齢 17
追分F
血統 42.0% 0.118 0.000 0.412
厩舎 105.9% 0.286 0.000 0.143
総合 69.8% 0.202 0.000 0.277
指数 977

 母父トニービンの血からなのか、柔らかさを感じる馬で、この父の産駒にしては芝でもやれそうな気がする。トモも大きさが合って全体として見栄えがする馬。動きもすこぶる良い。
 血統的には近親に活躍馬がいない血統で、この値段になったのも納得がいく。父がダート種牡馬だからこの馬もダートでもやれそうだが、芝も面白そうな気はする。
 厩舎は若手の開業間もない厩舎で、データは他厩舎からの転厩馬のものだから意味がないデータ。成績的にはまだまだだし、前の厩舎の負の遺産を引きずっているわけだから、急に成績が上昇するのは難しい気はする。


22 外)レディシャツィの12
父 Curlin
母父 (Privately Held)
牡 2800万円
東 藤沢和雄
募集時評価 C C D D
厩舎ランク 39.8
血統レベル A
母年齢 7
追分F
血統 57.9% 0.220 0.000 0.293
厩舎 83.3% 0.450 0.050 0.050
総合 73.5% 0.335 0.025 0.171
指数 2059

 硬い感じのマル外。動きとしては可もなく不可もなくで、特別良く見えるところはない。
 血統的には母がペルーの年度代表馬。南米の母から活躍馬が出ることもあるから、一発の魅力はあるが、こういうマル外が最近は走ったためしがない。
 厩舎は美浦の重鎮で、かつてはこの厩舎というだけで募集馬は大変な人気になった。最近は今一つ歯車が合っていない感じだが、まだまだ活躍馬を送り出してくれるはず。この厩舎が好きなら面白いかもしれない。


 明日はサンデーR関西その1の予定です。間に合うかどうかはわかりませんが。。


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June 12, 2013

2013年 G1サラブレッド 募集時評価(関西)

 今日はG1サラブレッドクラブの関西馬分です。ツアーでG1サラブレッドクラブのスタッフの方とお話しする機会もありましたし、今年こそ会員になれたらいいなあと思っています。募集頭数は増えたものの、やはりディープ産駒など一部の産駒に人気は集中する可能性が高いだろうとスタッフの方は予想されていました。逆に言うと、ディープ産駒やステイゴールド産駒以外なら、予想よりも人気にならない馬もいるかもしれませんね。

 あと、毎度申し上げていることではございますが、私はただの競馬好きで、何かの特別な能力・情報を持っているわけではありません。読まれた方にとって不快な内容も含まれているかとは思いますが、単なるバカの個人的な見解に過ぎませんので、枯葉も山の賑わいと受け流していただければと思います。


23 ゴールデンドックエーの12
父 ディープインパクト
母父 (Unusual Heat)
牡 6000万円
西 松田博資
募集時評価 B B C B
厩舎ランク 33.0
血統レベル AA
母年齢 7
白老F
血統 72.1% 0.300 0.000 0.000
厩舎 190.9% 0.244 0.098 0.244
総合 135.1% 0.272 0.049 0.122
指数 8107

 前後のバランスは整っていて、トモもディープ産駒としてはある方だと思う。柔かいと感じる馬ではないが、ディープ産駒は硬めに感じる馬でも結構走るので問題ないだろう。
 血統的には母が米G1馬で叔父にも米G1馬がいる申し分ない血統背景で、そもそもこの母がディープをつけるために買われてきたのだろうから、そこは素直に乗っかりたい。ただ、白老産のディープ産駒からは、これというのがまだ出ていないので、その点は気にかかるところではある。
 厩舎は社台G生産のクラブ馬では非常に高い実績を残しているところ。引退まで残り少なくなってきてはいるが、まだまだやってくれるだろう。ただ、牝馬のほうでより一層の実績が出ている厩舎だけに、牡馬でどうかというのはあるが。


24 リトルハーモニーの12
父 ディープインパクト
母父 (コマンダーインチーフ)
牡 6000万円
西 長浜博之
募集時評価 D B B A
厩舎ランク 20.3
血統レベル A
母年齢 17
白老F
血統 72.1% 0.300 0.000 0.000
厩舎 40.2% 0.091 0.000 0.545
総合 49.0% 0.195 0.000 0.273
指数 2937

 体を大きく使ったリズムの良い柔かい動きができており、大物感を漂わせている。ただ、ディープ産駒ではあるが、トモの容量は結構少ないので、その点が若干恐くはある。
 血統的には半姉にリトルアマポーラがいる血統で、ディープ産駒で相性の良いLyphardのクロスがある馬。非常に期待値の高くなる血統背景だ。ただ、データ上は白老産にまだ活躍馬がいないのと、あとやはり母が17歳のときの仔なので、その点を我慢できるかどうか。
 厩舎はクラブ馬で数々の名馬を輩出してきた名門厩舎ではあるが、何というか、最近は勢いがない。もう残り何年もない厩舎だし、今から急に勢いが回復するかと言われると何とも。データを総合すると色々と難しい判断の馬になる。


25 スウィートハースの12
父 ディープインパクト
母父 (Touch Gold)
メス 4000万円
西 須貝尚介
募集時評価 C D D D
厩舎ランク 44.9
血統レベル A
母年齢 6
白老F
血統 37.8% 0.143 0.000 0.429
厩舎 147.1% 0.333 0.000 0.250
総合 94.4% 0.238 0.000 0.339
指数 3774

 棒脚というか、後ろにまったく力が感じられないのが残念。かなり硬い感じの動きをする馬で、短いところ向きならばこれでもいいのかなと思う。ディープ産駒は馬体からはよくわからないことも多いので、これで走るのかもしれない。
 血統的には近親に米G1馬もいるし、母自身も仏G12着馬。外国牝馬にディープという方程式で成り立つ血統構成だから、安心感はある。ただこの馬も、白老産で、特に牝馬は成績が芳しくないのでその点だけが気がかり。
 厩舎は今年、これでもか、というくらい良血馬・期待馬を預る若手トップクラスの厩舎。今後はこの厩舎というだけで人気にもなりそうな勢いだ。


26 ミゼリコルデの12
父 ディープインパクト
母父 (ファスリエフ)
メス 3000万円
西 浅見秀一
募集時評価 C C C C
厩舎ランク 24.8
血統レベル D
母年齢 7
追分F
血統 67.0% 0.333 0.000 0.000
厩舎 55.3% 0.182 0.000 0.182
総合 64.5% 0.258 0.000 0.091
指数 1934

 ディープ産駒としては、可もなく不可もなくというか、あまりこれといった特徴はない馬。トモも牝馬ならこれくらいで十分かなあとも思うし、動きも悪くない。
 血統的には近親にあまり活躍馬がおらず、活躍馬はやや遠くなってしまっている。ただ、母はまだ若いのでその点に期待したいところ。
 厩舎はクラブ馬でG1馬も出しており、追分Fとは浅からぬ縁。ただ最近は長打ゼロの状態だから、あまり期待値は高くないかも。


27 ファルネーゼの12
父 キングカメハメハ
母父 (フレンチデピュティ)
牡 2400万円
西 西浦勝一
募集時評価 A C D C
厩舎ランク 26.6
血統レベル B
母年齢 7
社台F
血統 75.2% 0.200 0.200 0.100
厩舎 30.4% 0.000 0.000 0.000
総合 56.6% 0.100 0.100 0.050
指数 1358

 トモの張りが素晴らしいキンカメ産駒。手先の返しも力強いし、後ろに力を感じる。背は短く短距離だろうが、どっちつかずよりは、はっきりしていたほうがいい。
 血統的には、キンカメ産駒の鬼門であるMr. Prospectorのクロスが入ってしまっている点が一番の問題点。祖母はそこそこの活躍馬だが、叔父叔母には活躍馬がおらず、この馬は初仔。普通に考えれば、データ的にはかなりのギャンブルになるだろう。
 厩舎は社台系のクラブではあまり預託馬がいないが、オーナーズのほうではそれなりに預かっている。あまりクラブで馴染みが感じられないところだが、まあ特別悪くもないかなと思う。


28 スペルバインドの12
父 キングカメハメハ
母父 (ゴールドアリュール)
メス 2600万円
西 長浜博之
募集時評価 C C D C
厩舎ランク 20.3
血統レベル B
母年齢 7
追分F
血統 65.9% 0.333 0.000 0.000
厩舎 40.2% 0.091 0.000 0.545
総合 56.3% 0.212 0.000 0.273
指数 1465

 硬い感じのする馬だが、父キンカメで母父ゴールドアリュールなら、それはそれで当然ということだろう。立ち肩だが前後のバランスは取れており、動きのリズムも悪くない。
 血統的には母がこの血統では珍しい芝馬で、この馬も芝馬になるかも。ただ、母父のゴールドアリュールも、父のキンカメも牝馬の成績は牡馬に比べると芳しくないので、ちょっと不安なところはある。
 厩舎は今年はかなりいい馬を預っていると思うが、引退が近づいてきているあまり勢いを感じない厩舎だけに、その点をどう見るか。


29 レースドールの12
父 キングカメハメハ
母父 (クロフネ)
メス 2000万円
西 須貝尚介
募集時評価 C C D E
厩舎ランク 44.9
血統レベル C
母年齢 8
ノーザンF
血統 47.0% 0.120 0.000 0.200
厩舎 147.1% 0.333 0.000 0.250
総合 97.1% 0.227 0.000 0.225
指数 1941

 左右にズレがあるというか、なんだか歩くリズムが一定でなく、前脚の出し方がちょっと気になる。
 血統的には、母系はだーたの強い血統だが、この馬は繋ぎも寝ていて芝もやれそうな気はする。ただ硬い感じの馬だし、結局はダートになるかも。
  厩舎は若手の中ですでに人気実力ともにトップクラスのところだから、この厩舎というだけで人気になるかもしれない。


30 フロムアップランドの12
父 ダイワメジャー
母父 (エリシオ)
メス 1200万円
西 高野友和
募集時評価 C C C C
厩舎ランク 17.1
血統レベル A
母年齢 11
追分F
血統 55.3% 0.209 0.000 0.269
厩舎 79.5% 0.222 0.000 0.000
総合 67.4% 0.216 0.000 0.134
指数 809

 ダイワメジャー産駒としては平均的な馬体で、牝馬だしトモはこんなもんだろう。特に悪いところはないが、右後ろが若干ぐらつくのが少し気にかかるくらい。
 血統的には祖母が米G1馬ではあるが、そこ以外は活躍馬からはかなり遠のいてしまう。この値付けもいたしかたないというところか。
 厩舎は社台Gと関係が深い若手厩舎。牧場の言うことを素直に聞き入れてくれるということもあり、牧場側の信頼も厚いようだ。今年は昨年に比べればかなりいい感じで勝ち星を積み重ねているし、近いうちにブレイクがあっても驚けないところだ。


31 サンタフェソレイユの12
父 ハービンジャー
母父 (アグネスタキオン)
牡 2400万円
西 友道康夫
募集時評価 B B C C
厩舎ランク 45.7
血統レベル B
母年齢 8
ノーザンF
血統 88.8% 0.235 0.070 0.161
厩舎 105.8% 0.286 0.143 0.000
総合 97.3% 0.260 0.107 0.081
指数 2335

 見栄えのする馬体で、トモも大きさがあるし踏込も良く力強さを感じる馬。パワーはありそうだが、果たしてこれから一体どこまで大きくなるのかということが一番の心配。
 血統的には新種牡馬の産駒だけにわからないところも多いが、母父アグネスタキオンで、体もかなりデカいので、どうしても故障が心配になってしまう。杞憂であることを願いたい。
 厩舎は勝率重視のタイプであまり数を使わない厩舎。リーディング上位の優秀な厩舎だが、これだけ体がデカいし、もし途中で何か頓挫があった場合はなかなか入厩させてもらえないといった不運が起きるかもしれない。


32 レジネッタの12
父 ハービンジャー
母父 (フレンチデピュティ)
牡 6000万円
西 浅見秀一
募集時評価 C A C B
厩舎ランク 24.8
血統レベル A
母年齢 7
追分F
血統 87.7% 0.228 0.053 0.298
厩舎 55.3% 0.182 0.000 0.182
総合 75.9% 0.205 0.026 0.240
指数 4552

 手先の返しが非常に力強く、トモの大きさはそれほどでもないものの、後ろにパワーがある。柔かい感じの馬ではないが、硬くもなく、芝でやれると思う。同時に、ダートでもやれそうで、潰しが利きそうだ。
 血統的には、母父がフレンチだけにやはり硬い感じなのかなと思う。母はクラブ馬のG1馬だし、このクラブの今年の目玉的存在の1頭でもある。ただ、新種牡馬で、初仔ということで本当にどうなるのかわからない。血統どおり走るかどうかは賭けだろう。
 厩舎は母を預って、クラブ馬としてG1馬にした厩舎で追分Fとは浅からぬ縁。この厩舎所属になるのは当然ではある。最近は長打がない厩舎であるだけに、この馬でなんとか盛り上げたいところ。


33 ウィッチフルシンキングの12
父 ハーツクライ
母父 (Load Avie)
牡 3000万円
西 笹田和秀
募集時評価 B B C C
厩舎ランク 36.2
血統レベル B
母年齢 18
追分F
血統 145.6% 0.667 0.333 0.000
厩舎 93.9% 0.286 0.000 0.143
総合 105.2% 0.476 0.167 0.071
指数 3156

 ちょっと胴が長めで、良く言えば大物感があるということになるが、逆に言えば確実性が低そうだ。トモの大きさもあって、動きもいいのだが、この先成長していってどうなるのかはちょっとわからない。
 血統的には母が18歳とかなり高齢になってしまっている点がやはり気がかり。その点で少し価格が抑えられている気はする。
 厩舎は地味な感じはあるが、社台G生産のクラブ馬では予想以上に結果を出せている。信頼していいのではないか。


34 マチカネハヤテの12
父 マンハッタンカフェ
母父 (サクラバクシンオー)
メス 1600万円
西 河内洋
募集時評価 A D C C
厩舎ランク 23.0
血統レベル C
母年齢 7
社台F
血統 696.8% 0.250 0.250 0.500
厩舎 23.6% 0.000 0.000 0.333
総合 395.1% 0.125 0.125 0.417
指数 6321

 素晴らしいトモをしているが、寸詰まってしまっていて、首から肩にかけて余裕がない。要するにバランスが悪いということになる。
 血統的には母父サクラバクシンオーだが、マンハッタンカフェは短距離馬も出せているので、組み合わせとしては面白いかもしれない。この父の社台F産の牝馬は、レッドディザイアのせいでデータが吊り上ってしまっているので、その点は勘違いの無いように。
 厩舎あまりクラブ馬というイメージがしない感じのところで、この厩舎に所属するのは正直残念な気はする。


35 グレースランドの12
父 ゼンノロブロイ
母父 (トニービン)
メス 2400万円
西 平田修
募集時評価 D C C B
厩舎ランク 28.6
血統レベル A
母年齢 14
白老F
血統 16.8% 0.000 0.000 0.500
厩舎 88.1% 0.250 0.150 0.250
総合 52.4% 0.125 0.075 0.375
指数 1258

 4月生まれでまだ腰高だが、前後のバランスが良く、良血らしい品のある馬。現時点で素晴らしいかというと、そうでもないのだが、これから成長して化ける可能性のある馬ではあると思う。
 血統的にはゼンノロブロイと母父トニービンの組み合わせは、数少ない活躍馬が出ている組み合わせ。その点は期待できる。ただ、データ上はどうしても数値が低くなってしまうので、どっちを信じるか迷うところだ。半兄にドリームパスポート、叔父にステイゴールドというしっかりした血脈を持つだけに、もしかして、ということはあるかも。
 厩舎は社台Gから信頼されている厩舎であり、今年もそこそこの馬が入ってきている。この厩舎所属なら、この馬もそこそこの期待感があるということではないだろうか。


36 マカロンドナンシーの12
父 クロフネ
母父 (ダンスインザダーク)
メス 1400万円
西 角田晃一
募集時評価 A C D C
厩舎ランク 23.3
血統レベル A
母年齢 6
ノーザンF
血統 52.3% 0.133 0.000 0.333
厩舎 46.4% 0.000 0.000 0.111
総合 52.0% 0.067 0.000 0.222
指数 728

 トモは非常に素晴らしい。クロフネ産駒らしい硬さはあるものの、動きは悪くない。
 血統的には叔父にアドマイヤコジーンがいて、この馬は初仔。未知の魅力という点では面白い。
 厩舎は若手の中ではまあまあというところ。まだ社台G生産のクラブ馬では結果を出せていないので、これからに期待ということになる。


37 アドマイヤレッドの12
父 ネオユニヴァース
母父 (ストラヴィンスキー)
牡 1600万円
西 千田輝彦
募集時評価 C B B B
厩舎ランク 23.3
血統レベル B
母年齢 6
白老F
血統 29.2% 0.000 0.000 0.143
厩舎 48.6% 0.250 0.000 0.000
総合 40.4% 0.125 0.000 0.071
指数 646

 トモが後ろに流れてしまっている感じでネオユニヴァース産駒に良くいるタイプ。柔かい動きをする馬で、繋ぎも柔かく、非常にバネを感じる馬。ただ、こういうタイプは柔かすぎて逆にダメな場合もあるので、そこが難しい。
 血統的には叔父にコンゴウリキシオーがいるくらいで、それ以外にはあまり目立つ馬はいない。データ的に白老産のネオユニヴァース牡馬の成績が良くないのは気にかかる。
 厩舎は、旧池江(池江泰郎)厩舎や坂口正大厩舎のスタッフを引き継いでいる厩舎であるため、陣容は整っているようだ。まだ全然目立ってはいないが、これから上がってくる可能性はあると思う。


38 グラッブユアハートの12
父 ゴールドアリュール
母父 グラッブユアハートの12
メス 1600万円
西 千田輝彦
募集時評価 C E E E
厩舎ランク 23.3
血統レベル B
母年齢 12
社台F
血統 34.8% 0.333 0.000 0.667
厩舎 48.6% 0.250 0.000 0.000
総合 41.7% 0.292 0.000 0.333
指数 667

 腰高のせいもあると思うが、足取りが何ともおぼつかない。そのせいもあって歩きのリズムも悪い。
 血統的には母がダートの猛者だっただけに、ダート向きの父とは相性が良さそうな気がする。ただゴールドアリュール産駒の牝馬に活躍馬はいないので、値段なりの馬ということになりそうだ。
 厩舎は上記37と同じ厩舎。上り目はある厩舎だと思う。


39 ライクザウインドの12
父 ステイゴールド
母父 (デインヒル)
牡 2800万円
西 岡田稲男
募集時評価 C B C B
厩舎ランク 31.0
血統レベル AA
母年齢 12
ノーザンF
血統 84.8% 0.500 0.000 0.250
厩舎 52.5% 0.118 0.059 0.353
総合 68.7% 0.309 0.029 0.301
指数 1922

 ステイゴールド産駒らしいバネのある動き。全体としてまとまりもあるし、後ろに力もある。
 血統的には叔父にディープインパクトがいて筋が通っている。データ上はノーザンF生産のステイゴールド産駒のクラブ募集馬ではまだ活躍馬が出ていないが、種牡馬の能力を考えれば、そんな細かいことをあまり気にする必要もないだろう。
 厩舎は好き嫌いが分かれる厩舎。クラブ馬を結構預かっている割に結果を出せていないのがその理由だろう。


40 ダイワオンディーヌの12
父 チチカステナンゴ
母父 (クロフネ)
牡 1600万円
西 笹田和秀
募集時評価 D D C B
厩舎ランク 36.2
血統レベル D
母年齢 9
ノーザンF
血統 88.8% 0.235 0.070 0.161
厩舎 93.9% 0.286 0.000 0.143
総合 91.4% 0.260 0.035 0.152
指数 1462

 非常にバランスが良く美しい馬。脚長でリズムよく歩けているが、繋ぎがやや立ち気味で、その点は少し気になる。
 血統的には値崩れが起きたチチカステナンゴ産駒であり、全兄が4戦して今のところ獲得賞金ゼロ。これに突っ込むのは正直勇気がいるだろう。
 厩舎は地味でも確実性のある厩舎。こつこつやってくれそうなところではある。


41 エイプリルヒロインの12
父 ジャングルポケット
母父 (サンデーサイレンス)
メス 1400万円
西 梅田智之
募集時評価 C B B B
厩舎ランク 21.7
血統レベル C
母年齢 11
社台F
血統 391.6% 0.500 0.250 0.500
厩舎 15.4% 0.000 0.000 0.375
総合 203.5% 0.250 0.125 0.438
指数 2849

 柔かく大きな動きができる馬で、ジャングルポケット産駒らしい馬。後に力も感じるし、トモも牝馬としてはこんなものだろう。低額馬にしてはまとまりがある。
 血統的にはシャングルポケット産駒自体が、かなり安定感に欠く種牡馬でもあるので、三振かホームランかというところはある。データ的にも2分の1に近い確率で三振と予想されており、一発に賭けるならというところか。
 厩舎は、確かにクラブ馬では結果を出せていないのは気にかかるが、ショウナンマイティがいることろ。成績的には決して上位ではないが、こういう強い馬が同厩舎にいるのは心強い。


42 ジョシュズマデリンの12
父 ウォーエンブレム
母父 (Quiet American)
メス 1800万円
西 松田国英
募集時評価 E C B B
厩舎ランク 30.7
血統レベル B
母年齢 11
追分F
血統 97.1% 0.333 0.000 0.200
厩舎 43.8% 0.190 0.048 0.381
総合 70.4% 0.262 0.024 0.290
指数 1267

 牝馬とはいえ、ちょっとトモが物足りないかなあという印象。それ以外は、肩も柔かいし、良いリズムで歩けていて好印象。
 血統的にはウォーエンブレムの産駒だけに気性が気になるところ。牝馬だし、その点はある程度の覚悟が必要かも。
 厩舎は、今年は社台・サンデーG1のクラブ馬では、預かるのはこの1頭だけ。名伯楽であるだけに寂しくもあるが、最近は昔ほどの勢いが感じられずやむを得ないかもしれない。それでも成績的には悪い厩舎ではないし、調教方法が合えば能力を出してくれるだろう。


43 リーサルヒートの12
父 Smart Strike
母父 (Unusual Heat)
牡 4000万円
西 石坂正
募集時評価 B C C B
厩舎ランク 37.0
血統レベル B
母年齢 7
白老F
血統 57.9% 0.220 0.000 0.293
厩舎 159.2% 0.324 0.162 0.216
総合 111.5% 0.272 0.081 0.254
指数 4459

 トモも大きさがありダイナミックな動きができている。確かにいい馬だが、どちらかというとダートになりそうな気がする。
 血統的には持ち込み馬となり、1歳上はマル外で他クラブで募集されていた。マル外よりはましかもしれないが、Smart Strike 産駒とはいえ、今の日本では他所からきた血統馬がそうそう勝たせてもらえないのが現実。いい馬ではあるが、データをどう考えるかだろう。
 厩舎は社台G生産のクラブ馬とは最高の相性の厩舎。この厩舎所属だからということで人気になる可能性も高いだろう。結果を出せているのだから人気も当然だろう。


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June 11, 2013

2013年 社台RH 募集時評価(関東その2)

 今日は社台RHの関東その1です。なんとか社台RH分は終わりました。ツアーのほうの写真も1日目の分はUPし終えましたのでご覧ください。ツアーの2日目の写真も、空いた時間でちょこちょこUPしていく予定です。


 データの見方等は以下をご覧ください。

2013社台・サンデー・G1募集時評価の説明

2013社台G募集向けデータの簡単な"おさらい"


22 プリンセスカットの12
父 ゼンノロブロイ
母父 トニービン
メス 1600万円
東 斎藤誠
募集時評価 E C A C
血統レベル B
母年齢 11
社台F
血統 0.0% 0.000 0.000 1.000
厩舎 54.4% 0.136 0.000 0.409
総合 27.2% 0.068 0.000 0.705
指数 435

すごく柔らか味のある歩きをする馬で、繋ぎも柔かい。母父のトニービンからくる柔かさを引き継いでいると思う。なので芝オンリーだろう。ただトモが寂しい感じなので、肝心のスピードが足りるのかなというのは心配。
 血統的にはゼンノロブロイ産駒だけにデータ的にはかなり不利な値。現2歳馬の活躍次第でデータは変わってくると思うが、プラス材料にはならないだろう。半兄や叔父に重賞馬がいる血統だけに、何を重視するるのかで判断が変わるだろう。
 厩舎は若手では頑張っている厩舎だとは思うが、今のところ社台G生産のクラブ馬ではあまり成績は出せていない。安い馬ばかり預かっているのでやむを得ない部分もあると思う。


23 アルゼンチンスターの12
父 ゼンノロブロイ
母父 Candy Stripes
メス 2600万円
東 藤沢和雄
募集時評価 C B A A
血統レベル A
母年齢 16
社台F
血統 0.0% 0.000 0.000 1.000
厩舎 83.3% 0.450 0.050 0.050
総合 41.7% 0.225 0.025 0.525
指数 1083

 肩が寝ていて、非常に柔かく、ダイナミックなリズムで歩けている。トモは牝馬としては普通という感じで悪くはない。前後のバランスも良いし、良い馬だと思う。
 血統的にはペルーサの全弟ということになるが、さすがに兄と比べるのはかわいそうかなというところ。厩舎は全兄と同じところなので、その点はプラスになりそう。母も結構高齢だし色々とマイナスポイントもあるのだが、なかなか捨てるに惜しい存在という感じだ。


24 ブルーミングスノーの12
父 クロフネ
母父 サンデーサイレンス
牡 2400万円
東 新開幸一
募集時評価 B D E D
血統レベル B
母年齢 9
社台F
血統 70.9% 0.200 0.000 0.000
厩舎 86.4% 0.333 0.000 0.333
総合 78.7% 0.267 0.000 0.167
指数 1888

 実にクロフネ産駒らしい馬体で、良いトモをしている。ただ、やはり硬い感じの馬で、繋ぎも硬くはないが短く、ダート向きになるのかなと思う。
 血統的には、社台F産のクロフネの牡馬のデータは平均以下。近親にそんなに活躍馬もいないので、まあ牡馬でこのくらいの値段というのは妥当なところか。
 厩舎は他厩舎からの転厩馬を再生して実績をあげている。地味だが侮れない厩舎。こういう厩舎は牧場からも信頼を得ていくと思うのでそのうちブレイクする可能性もあると思う。


25 ミルフィオリの12
父 クロフネ
母父 サンデーサイレンス
メス 3000万円
東 矢野英一
募集時評価 C C C B
血統レベル A
母年齢 12
社台F
血統 59.2% 0.167 0.000 0.500
厩舎 72.1% 0.375 0.000 0.125
総合 65.6% 0.271 0.000 0.313
指数 1969

 芦毛なので見栄えしないが、歩かせると結構リズムよく歩けている。
 血統的には芝向きだと思われるが、繋ぎが立ち気味でそんなに柔らかい感じではないので、やっぱりダートということになるかもしれない。
 データでは社台F産牝馬の成績は今一つだが、募集価格は高いという、典型的な割高感のする設定。叔父にフジキセキがいるとはいえ、ちょっと高く感じる。クロフネ産駒全般になぜか割高な設定が多いので仕方ないかなとも思う。
 厩舎と社台G生産クラブ馬との相性は今のところまあまあ良さそうというところ。


26 ウイングレットの12
父 シンボリクリスエス
母父 タイキシャトル
牡 2600万円
東 宗像義忠
募集時評価 A B C C
血統レベル B
母年齢 11
社台F
血統 113.3% 0.444 0.222 0.111
厩舎 133.6% 0.500 0.125 0.250
総合 123.4% 0.472 0.174 0.181
指数 3209

 素晴らしいトモをしている。いくらシンボリクリスエス産駒といっても、これだけのトモをしていれば、そうそう大外れはないと思いたい。後にも力を感じる。
 血統的には全姉が2頭いて、そのうち1頭は中央で2勝している。もう一頭は中央は未勝利。どっちに似てるかと言えば、未勝利だった方により似ている感じなのが気にかかるところではあるが、データ面では社台F産牡馬で良い成績だし、この馬こそはと思いたい。
 厩舎は社台G生産のクラブ馬で成績を出せているところ。必ずしもリーディング上位ではないところだが、今年もクラブ馬で重賞勝ちしているし、信頼できるところだ。


27 ニフティハートの12
父 シンボリクリスエス
母父 サンデーサイレンス
メス 2000万円
東 田島俊明
募集時評価 D D C E
血統レベル B
母年齢 15
社台F 血統 103.8% 0.353 0.000 0.118
厩舎 72.1% 0.222 0.000 0.222
総合 82.7% 0.288 0.000 0.170
指数 1655

 何だか後がぐらぐらしていて心許ない。左右にぶれがある感じで、その辺が気にかかる。4月生まれだし、本当ならちょっと成長を待ちたい感じだが。
 血統的にはシンボリクリスエスの牝馬ではあるが、社台F産はそこそこ成績を出せているのは好材料。半兄にシンゲンがいて血統的にも悪くない。ただ母は15歳で高齢の部類に入ってしまっている。
 厩舎は社台G生産クラブ馬ではそこそこ頑張れているのではないか。平均くらいの感じだが、低額馬ばかりなので、それなりの馬を預ればもう少しやれるのかもしれない。


28 エミネントピークスの12
父 ネオユニヴァース
母父 ティンバーカントリー
牡 2400万円
東 牧光二
募集時評価 C D E D
血統レベル D
母年齢 15
社台F
血統 52.1% 0.083 0.000 0.000
厩舎 35.0% 0.200 0.000 0.400
総合 40.9% 0.142 0.000 0.200
指数 983

 ネオユニヴァース産駒にしてはやたらとゴツゴツした歩きで、肩が非常に硬い。トモの大きさもないし、走るネオユニヴァース産駒の特徴からは遠い気がする。あと、大変気が強いという部分も気にかかる。
 血統的には、近親にたいした活躍馬はおらず、データ面でも後押ししてくれる材料はない。
 厩舎は結構いい馬を預り始めている厩舎だが、社台G生産のクラブ馬では、まだ結果を出しているとは言えない。高馬でどういう結果を出せるかで厩舎の行く末は変わっていくだろう。


29 アイヴォリーカラーの12
父 ネオユニヴァース
母父 クロフネ
メス 1600万円
東 黒岩陽一
募集時評価 C B B B
血統レベル A
母年齢 8
白老F
血統 111.7% 0.200 0.000 0.400
厩舎 105.9% 0.286 0.000 0.143
総合 108.8% 0.243 0.000 0.271
指数 1741

 低めの値段設定の割にはバランスも良いし、体を大きく使えてリズム良く歩けている。
 血統的には半姉が交流重賞勝ちのカラフルデイズで、叔父にもG1馬がいる血統でかなり期待が持てる。カタログからは気性はそんなに悪くなさそうに思えるので、ネオユニヴァースの牝馬でも期待できるかもしれない。
 厩舎は、昨年開業で、データはほとんどが転厩馬のものだから意味がない。頑張って欲しいところだが、今年も今のところまだ1勝。関東での新人厩舎はなかなか経営が難しいところもある。でも、もしかしたら、この馬がそんな厩舎の景気づけになるかもしれない。低額馬の中ではいい馬だと思う。


30 ドメーヌの12
父 ネオユニヴァース
母父 Hussonet
メス 1000万円
東 上原博之
募集時評価 D C C C
血統レベル A
母年齢 11
社台F
血統 140.8% 0.214 0.071 0.357
厩舎 36.9% 0.091 0.000 0.364
総合 88.9% 0.153 0.036 0.360
指数 889

 すごい曲飛で、トモが後ろに流れてしまっている。ネオユニヴァース産駒によくいるタイプだが、ちょっと程度が厳しすぎるか。しかしながら意外と後ろに力がある感じの踏み込みで、捨てがたい魅力もある。
 血統的にも厩舎的にも三振率が高く、最低価格馬なりのリスクはありそうだ。
 厩舎は最近社台F生産クラブ馬では成績を出せていないところなので、あまり過度の期待はできないだろう。


31 ナチュラルメイクの12
父 ネオユニヴァース
母父 フレンチデピュティ
メス 1600万円
東 高柳瑞樹
募集時評価 D D D D
血統レベル D
母年齢 10
社台F
血統 140.8% 0.214 0.071 0.357
厩舎 49.1% 0.286 0.000 0.000
総合 94.9% 0.250 0.036 0.179
指数 1519

 ゴツゴツしていて、後ろにも力がなく、動きが小さい感じの馬。
 血統的にはネオの牝馬だけにまずは気性が気になるが、やや慎重とのことなので、熱しやすいタイプよりはいいだろう。
 厩舎は厳しい経営が多い関東の若手。ただ年々勝ち星を増やしてきているのは良い材料だ。


32 レールマランの12
父 ゴールドアリュール
母父 Silver Deputy
牡 1800万円
東 田中剛
募集時評価 B B D C
血統レベル A
母年齢 12
追分F
血統 67.1% 0.143 0.000 0.000
厩舎 124.1% 0.167 0.167 0.000
総合 95.6% 0.155 0.083 0.000
指数 1721

 良いトモをしている馬で、ゴールドアリュール産駒らしい硬質な馬。何だかんだいって結局ダートになるだろうから、それはそれでかえっていいだろう。トモを含めた後ろに力強さがあるので頼もしい。
 血統的には祖母が名牝ライトライトというのが目立つ。兄姉は皆サンデー系種牡馬がついているが、今一つパッとしない成績。米国の名牝から続く母系の血と、日本のダート向き種牡馬を掛け合わせたこの馬は面白いかもしれない。
 厩舎は牧場との信頼関係が厚い厩舎。それだけ考えても悪い馬ではないだろうと思える。もちろんそんな邪推なしにもいい馬ではある。


33 エヴァンタイユの12
父 ゴールドアリュール
母父 Lear Fan
メス 2000万円
東 武市康男
募集時評価 B D E D
血統レベル A
母年齢 15
社台F
血統 34.8% 0.333 0.000 0.667
厩舎 46.6% 0.143 0.000 0.143
総合 39.0% 0.238 0.000 0.405
指数 779

 牝馬としてはトモは良いほうだが、歩きからは後ろにあまり力を感じない。硬いのはこの父の産駒だからあまり気にする必要はない。
 血統的には叔母に米G1馬がいたり、ダート向きの配合で面白そうだが、ゴールドアリュールの牝馬自体があまり走っていないので、過度には期待できないかも。
 厩舎も下位安定という感じの厩舎であまり期待感はない。


34 ディアウィンクの12
父 ステイゴールド
母父 タイトスポット
牡 1億円
東 二ノ宮敬宇
募集時評価 B A B B
血統レベル A
母年齢 14
社台F
血統 71.3% 0.333 0.000 0.000
厩舎 49.5% 0.308 0.000 0.308
総合 60.4% 0.321 0.000 0.154
指数 6042

 ステイゴールドらしいバネのある動きで、体を大きく使ってリズムよく歩けている。特に後ろに力があるのがいい。曲飛だが力があるので、その瞬発力を生かせそうだ。
 血統的には凱旋門賞2着のナカヤマフェスタの全弟。期待するなというほうが無理な話だ。この繁殖は何をつけても走る超優秀な繁殖で、二流以下の種牡馬をつけても走っているのが凄いところ。ステイゴールドをつけたら走るのは、後から考えたら当然だったのかもしれない。母14歳のときの仔で、年齢的には、この繁殖の最後の大物になる可能性もある。
 厩舎はステイゴールド産駒がぞろぞろ入厩している、ある意味ステイゴールド産駒のことを最も良く知る厩舎で、全兄とも同厩舎になる。何の心配もないだろう。


35 レディアップステージの12
父 ステイゴールド
母父 Alzao
メス 1200万円
東 小島太
募集時評価 D C C B
血統レベル B
母年齢 15
白老F
血統 188.7% 0.400 0.000 0.400
厩舎 90.7% 0.111 0.111 0.222
総合 130.3% 0.256 0.056 0.311
指数 1563

 トモの容量はあまりないが、バネのある動きをしていて好感触。
 血統的には母15歳のときの仔とはいえ、母は重賞馬だし、兄姉もそこそこ走っている。カタログにある通り、確かにお買い得な馬だ。
 厩舎は不肖の息子が登場してから傾いたが、その息子もクラブ馬には乗らなくなったのでその点は心配ない。ただ、最近は厩舎がまた勢いを失った感じ。成績回復には少し時間がかかりそうで、その点は心配。


36 クインリーグレイスの12
父 チチカステナンゴ
母父 スペシャルウィーク
牡 1400万円
東 小笠倫弘
募集時評価 C C C B
血統レベル A
母年齢 5
社台F
血統 71.9% 0.199 0.070 0.210
厩舎 80.8% 0.250 0.000 0.250
総合 80.0% 0.224 0.035 0.230
指数 1120

 父がチチカステナンゴというだけで色眼鏡で見てしまいそうだが、動きは良く前後のバランスも整っている。
 血統的には祖母が仏G1馬だし、叔父叔母もクズがおらず堅実な一族。牡馬でこの値段はかなりお買い得と言えるが、それだけチチカステナンゴが不人気だということだろう。
 厩舎は社台G生産のクラブ馬での成績は平均に近い感じ。可もなく不可もなくというところ。


37 ハシッテホシーノの12
父 チチカステナンゴ
母父 アグネスタキオ
メス 1400万円
東 手塚貴久
募集時評価 D B B B
血統レベル A
母年齢 6
社台F
血統 105.5% 0.262 0.037 0.257
厩舎 157.8% 0.375 0.125 0.125
総合 136.9% 0.319 0.081 0.191
指数 1917

 この馬は体を大きく使って歩けており、後ろに力もあってリズムが良い。トモはもう少し欲しいかなという感じでもあるが、牝馬だしまあこれくらいでも良いかと思う。
 血統的には祖母がG1馬、叔父叔母は堅実に走っている。
 厩舎は数は少ないながらも社台G生産のクラブ馬で最近成績を出せているところで、最近いい馬の預託が増えてきている。地味だが結果を出せる厩舎だ。


38 ハートサムデイの12
父 キンシャサノキセキ
母父 ティンバーカントリー
牡 1600万円
東 水野貴広
募集時評価 C B C C
血統レベル A
母年齢 14
社台F
血統 71.9% 0.199 0.070 0.210
厩舎 63.1% 0.000 0.000 0.000
総合 67.5% 0.099 0.035 0.105
指数 1080

 後に力がある感じなのは良いのだが、その他はあまり特筆すべき点はない。
 血統的には叔父にテレグノシスがいるが、兄姉はみな1勝止まり。この馬も堅実なタイプだろう。
 厩舎も社台G生産のクラブ馬では成績を出せているところではない。総じて値段なりの馬ということになるだろう。


39 ブローザキャンドルの12
父 フレンチデピュティ
母父 サンデーサイレンス
牡 3200万円
東 杉浦宏昭
募集時評価 C B D C
血統レベル A
母年齢 11
社台F
血統 108.4% 0.167 0.167 0.167
厩舎 60.1% 0.286 0.000 0.429
総合 84.2% 0.226 0.083 0.298
指数 2696

 フレンチ産駒らしく、やはり硬さのある馬だが、後ろには結構力がある。5月生まれなので見栄えしないが、それなりの高値がついているだけにこれから一気に成長するだろう。
 血統的には今さらフレンチディピュティかという感じもしなくはないが、さすがG1馬を何頭も出しているだけあって、近年でも社台G生産のクラブ馬でそこそこは頑張れている。この馬も叔父にテレグノシスがいて、半兄はオープン馬。ただそれでも割高感は拭えない。
 厩舎は最近はあまりパッとしていない。社台G生産のクラブ馬に関しては平均より下の感じだ。


40 クイーンアイリスの12
父 ファルブラヴ
母父 ダンスインザダーク
メス 1000万円
東 伊藤圭三
募集時評価 D B C C
血統レベル B
母年齢 11
社台F
血統 76.7% 0.286 0.000 0.286
厩舎 38.5% 0.100 0.000 0.300
総合 57.6% 0.193 0.000 0.293
指数 576

 全体としてまとまっているし、トモには迫力はないがそれなりに動けている。ファルブラヴは牝馬のほうが走っているのでそこに期待したい。
 厩舎は低額馬を中心に社台G生産のクラブ馬を預ってはいるが、残念ながら成績は冴えない。それらを総合して値段なりの馬ということだろう。


41 ロリポップガールの12
父 ダンスインザダーク
母父 Trempolino
メス 2000万円
東 勢司和浩
募集時評価 C C D D
血統レベル D
母年齢 14
社台F
血統 92.1% 0.333 0.000 0.000
厩舎 48.8% 0.167 0.000 0.333
総合 70.4% 0.250 0.000 0.167
指数 1409

 全体的に硬い感じの動きで、動きが小さく感じてしまう。手先の返しは確かに強いのだが、2月生まれだし、もう少し全体的にアピールできるポイントが欲しい。血統的にはダンスインザダークの牝駒であり、長打が出る確率は極めて少ない。それでこの値段はやっぱり割高感があるなというのが正直な感想。
 厩舎は、データ上は良いとは言えない感じ。体質が元々弱い仔がこの厩舎に入ることが多いのか何なのか真偽は不明だが、あまり数を使えない馬が多いのも確か。好き嫌いが分かれる厩舎だろう。


42 リーチマイハーバーの12
父 デュランダル
母父 Boston Harbor
牡 3600万円
東 鹿戸雄一
募集時評価 B B C B
血統レベル A
母年齢 13
社台F
血統 120.5% 0.200 0.200 0.400
厩舎 129.9% 0.381 0.095 0.190
総合 125.2% 0.290 0.148 0.295
指数 4507

 5月生まれでまだかなり腰高で見栄えがしない。この馬も手先の返しが非常に強く、後ろに力を感じる馬。バネがありそうなリズムの良い歩きができており、これからの成長が楽しみだ。
 血統的には今となっては数少ない社台G生産のデュランダル産駒で希少価値はある。エリンコート以外の大物を出していない種牡馬であるが、データ上は結構長打も出る可能性のある面白い種牡馬だ。全兄カリバーンがオープン勝ちしているのは好材料だが、それにしてもこの値段は結構見込まれたなと思う。まあそれだけいい馬だという自信があるのだろう。実際いい馬だと思う。
 厩舎はカリバーンの転厩先でもあり、社台G生産のクラブ馬でも実績を出しているところ。全兄以上の活躍を期待したい。


43 ホワイトペッパーの12
父 ローエングリン
母父 サンデーサイレンス
牡 3000万円
東 田中剛
募集時評価 C C C C
血統レベル B
母年齢 12
社台F
血統 71.9% 0.199 0.070 0.210
厩舎 124.1% 0.167 0.167 0.000
総合 98.0% 0.183 0.118 0.105
指数 2940

 ローエングリンの産駒自体が少ないので何がいいのかよくわからないところもあるが、バランスも整っているし、動きも悪くない。良くも悪くも普通かなあという感じ。
 血統的には、祖母レッドチリペッパーから続く系統は大物に恵まれておらず、結構高値で募集されて今一つという馬が多かっただけに出を出しにくい。
 厩舎はもちろん、この父の産駒で名を上げたところ。面白そうではあるが、冷静に考えると旬な血統だけにやや割高かなとは思う。


 明日からはG1サラブレッドを先にやる予定です。自分のやる気度としても、先にG1分をやって最後にサンデーRにしたほうが、最後まで気力が続くだろうと思いましたので。ということで、明日はG1サラブレッドの関西分の予定です。

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June 10, 2013

2013年 社台RH 募集時評価(関東その1)

 今日は社台RHの関東その1です。今年はツアーにも行ったし、G1サラブレッドも同時募集になったので、結構余裕がないですね。そうは言っても休んでいる暇もありません。
 ツアーの写真は、ツアーの記事のところに、時間のある時にUPして、思い出したこととかあったら書き加える予定でいます。


 データの見方等は以下をご覧ください。

2013社台・サンデー・G1募集時評価の説明

2013社台G募集向けデータの簡単な"おさらい"


1 スモークンフローリックの12
父 ディープインパクト
母父 Smoken Glacken
牡 8000万円
東 戸田博文
募集時評価 A B C C
血統レベル B
母年齢 13
社台F
血統 81.3% 0.333 0.111 0.000
厩舎 94.7% 0.111 0.037 0.296
総合 88.0% 0.222 0.074 0.148
指数 7039

 トモの大きさが非常に目立つ馬。芦毛でディープ産駒だが良く見えるということは、相当良い馬ということだろう。馬格もあるのでディープ産駒にありがちな体の小ささがマイナスになるということもない。そんなに柔らかいという感じはなくパワータイプかも知れない。
 血統的には、母は米国の重賞勝ち馬で、半兄も重賞勝ち馬。G1馬こそ近親にいないものの、輸入繁殖にディープという成功パターンを踏襲しているので、素直にその組み合わせを信じたほうがいいだろう。
 厩舎はフェノーメノでG1を制して勢いに乗っているが、実はフェノーメノを除くと、最近はあまり社台G生産のクラブ馬では成績を残せていない。高額馬で結構痛い目を見ている人もいるので、好き嫌いの分かれるところだ。ただ、フェノーメノという活躍馬の登場で流れが変わったと考えることもできるだろう。


2 ブルーミングアレーの12
父 ディープインパクト
母父 シンボリクリスエス
メス 3000万円
東 小島茂之
募集時評価 B B B A
血統レベル A
母年齢 5
社台F
血統 117.2% 0.182 0.091 0.182
厩舎 64.1% 0.200 0.000 0.250
総合 96.5% 0.191 0.045 0.216
指数 2896

 現状は非常に小さいが、5月生まれなのでこれからまだ100kgくらいは成長すると思う。それでも小さめの馬には変わりないが。小柄ながらもディープ産駒としてはトモの容量もあり、柔らかい動きで非常に力強く歩けている。小さい分怪我の心配は少ないだろう。
 血統的には母父がシンボリクリスエスでRoberto系というのがどうなのか気になるところ。今のところディープとRoberto系の組み合わせでこれといった成功例がないだけに、その点は気にかかる。
 厩舎はなんだかややこしい事態に巻き込まれたりしているが、社台G生産のクラブ馬については、平均より若干下の成績というところ。こういう馬を成功させられれば、さらに信頼も高まるのだろう。


3 エアウイングスの12
※急遽募集中止となりました、ご注意ください。


4 ダンスパートナーの12
父 キングカメハメハ
母父 サンデーサイレンス
牡 5000万円
東 田中剛
募集時評価 C C C B
血統レベル AAA
母年齢 20
社台F
血統 75.2% 0.200 0.200 0.100
厩舎 124.1% 0.167 0.167 0.000
総合 88.3% 0.183 0.183 0.050
指数 4417  

 すごく大きな動きができているというわけではないが、リズムよく歩けていてさすが良血馬という感じ。柔かくはないがゴツゴツしたところもないので、キンカメ産駒としては母父の良さも出ていると思う。トモはもう少し欲しいかなあというところではあるが、5月生まれだし、まあこんなところか。生まれの遅さを考えるとあと100kg以上は増えると思うので、競馬で使う際にはちょうどよくなりそう。この馬は母が高齢すぎるのが唯一の心配。
 血統的にはこれ以上ない良血。母が重賞勝ちなどの活躍馬であるキンカメ産駒は走る傾向にあるので、この馬もそれにあやかりたい。
 厩舎は予想通りというか、クラシックを制覇して波に乗る厩舎。この厩舎に入るラインナップを見れば、いかに牧場側の信頼が厚いかがわかるだろう。社台F代表と調教師が、この馬でまた万歳できたら最高だ。


5 アルーリングボイスの12
父 キングカメハメハ
母父 フレンチデピュティ
メス 3000万円
東 堀宣行
募集時評価 B D D C
血統レベル B
母年齢 9
白老F
血統 42.5% 0.077 0.000 0.462
厩舎 90.8% 0.207 0.069 0.310
総合 66.6% 0.142 0.034 0.386
指数 1998

 母父フレンチディピュティだけあって硬さがある感じ。あと、前脚の出し方が少し開き気味なのもやや気になる。クズが出ない血統ではあるが、距離適性も明らかに短めと考えられ、さすがに樫は厳しいのではないか。
 厩舎は勝率にこだわっているため、無駄な出走は行わない。したがってレース出走数はどうしても少なくなる。勝率を重視したいならこれ以上ない厩舎だし、一方で、レースに出る姿をなるべき多く見たいという人にとっては最悪の厩舎ということになる。


6 マンハッタンセレブの12
父 キングカメハメハ
母父 サンデーサイレンス
メス 2400万円
東 尾関知人
募集時評価 B B B A
血統レベル A
母年齢 9
社台F
血統 114.5% 0.375 0.125 0.250
厩舎 26.7% 0.000 0.000 0.500
総合 70.6% 0.188 0.063 0.375
指数 1694

 キンカメ産駒にしては柔らかい動きをする馬で、流れるようなリズムの良い歩きを見せている。トモも牝馬としては十分だし、馬体には見どころがある。
 血統的には叔父にマンハッタンカフェがいる良血馬で、全姉がオープン勝ちしているのも頼もしい。全姉以上の活躍もあるのではないかと思える素材だ。
 厩舎は、データ上はひどい成績になってしまっているが、これは若手厩舎だけに、他厩舎からの転厩馬を多数預かったため、成績が押し下げられているだけで、正当な評価ではない。昨年はかなりの勝ち星を挙げている厩舎だし、いよいよこれから、さらなる活躍がありそうだ。だからこそ、いい馬を預けてもらえるのだろう。


7 サルヴァドールの12
父 キングカメハメハ
母父 サンデーサイレンス
メス 1800万円
東 栗田博憲
募集時評価 E D E E
血統レベル B
母年齢 11
白老F
血統 42.5% 0.077 0.000 0.462
厩舎 41.6% 0.083 0.000 0.167
総合 42.0% 0.080 0.000 0.314
指数 757

 まずトモが薄く、歩きもどこかぎこちなく、前から見ると開き気味な歩きになってしまっている。そのためかリズムが悪い。
 血統的には祖母がブラジルの重賞勝ち馬ではあるが、その他の近親からは特にこれといった活躍馬はいない。データ上も白老産キンカメ牝馬は、かなり低めの成績なので、あまりプラス材料が見つからない。
 厩舎は過去にはG1も獲ったことのあるベテラン厩舎ではあるが、最近はパッとしない。社台G生産のクラブ馬でも、最近は成績を出せていないのが気にかかる。


8 ヴェイルドクリスの12
父 ダイワメジャー
母父 シンボリクリスエス
牡 2400万円
東 畠山吉宏
募集時評価 B B B C
血統レベル B
母年齢 7
社台F
血統 71.9% 0.199 0.070 0.210
厩舎 128.3% 0.200 0.100 0.400
総合 103.7% 0.199 0.085 0.305
指数 2489

 馬体にボリュームのあるダイワメジャー産駒で、前後のバランスも整っていて、後ろにも力を感じる。特に脛の部分の筋肉は素晴らしく、パワーを秘めていそうだ。この父の産駒にしては若干胴が長めの馬なので、そこそこ距離はもつかもしれない。ただ、その分確実性には欠けるかも。
 血統的には、祖母がビハインドザマスクという活躍馬だが、それ以外には近いところに活躍馬はおらず、そのため馬体の割にはこの値段で収まったということだろう。
 厩舎は別クラブでの活躍馬のイメージが強いが、このクラブとも実は相性は悪くない。他厩舎からの転厩馬がデータを上げている側面もあるが、転厩馬以外でも結果を出している。G1馬を出している厩舎だけに、これからは面白いかもしれない。


9 タスクミストレスの12
父 ダイワメジャー
母父 キングカメハメハ
メス 1800万円
東 国枝栄
募集時評価 C C C B
血統レベル B
母年齢 5
白老F
血統 50.0% 0.116 0.006 0.374
厩舎 69.5% 0.258 0.032 0.161
総合 62.2% 0.187 0.019 0.268
指数 1120

 まだやや腰高だが前後のバランスは取れていて、歩くリズムも良い。柔かい感じの馬ではないが、繋ぎの角度もよく柔軟性もあり、芝でやれるだろう。
 血統的には叔父に重賞馬がいるが、それ以外は特に目立たない。初仔となるが、母はまだ若く結果が出ていないため、面白さはある。
 厩舎は関東では屈指の上位厩舎。社台G生産のクラブ馬を預る数も多いため、データ的には抜けた存在ではないが、安心感のあるところではある。
 低価格帯の馬の中では面白そうな馬だ。


10 ビルアンドクーの12
父 ダイワメジャー
母父 ジェイドロバリー
メス 1600万円
東 大江原哲
募集時評価 D D D C
血統レベル A
母年齢 14
社台F
血統 105.5% 0.262 0.037 0.257
厩舎 111.0% 0.500 0.000 0.167
総合 108.3% 0.381 0.019 0.212
指数 1732

 トモにあまり迫力がなく、後ろに力を感じない。この父の産駒だけにもう少し後が勝っていて欲しいかなあというところ。ただ、バランスが悪いというわけでもないし、5月生まれだからこれから急成長するかもしれない。
 血統的には特別見どころがあるわけではないのだが、この馬の半姉3頭はいずれも中央で勝ち上がっている。そういう意味で、実は確実性の高い馬である気がする。
 厩舎は地味ではあるが、意外と社台F生産馬で成績は出せている。打率5割は大したもの。総合すると、長打狙いではないのなら、かなり面白いかもしれない。


11 プライムアクトレスの12
父 ハービンジャー
母父 エルコンドルパサー
牡 3000万円
東 萩原清
募集時評価 C C C B
血統レベル B
母年齢 10
社台F
血統 71.9% 0.199 0.070 0.210
厩舎 69.7% 0.095 0.048 0.286
総合 70.8% 0.147 0.059 0.248
指数 2124

 動き自体は良いのだが、結構肩が立っていて、前後のバランスがもう一つと言った感じ。あと後脚を回し気味に歩いているのがどうにも気にかかる。
 血統的にはダイナアクトレスから続くボトムラインの名牝系ではあるが、この系統はあまり活躍馬を出せていない。新種牡馬との組み合わせでどうなるか。
 厩舎はリーディング上位のはずなのだが、データを取ると結構厳しい内容になる。あまり過信しないほうがよいだろう。


12 ファビラスターンの12
父 ハービンジャー
母父 サンデーサイレンス
牡 4000万円
東 加藤征弘
募集時評価 C C C C
血統レベル B
母年齢 18
社台F
血統 71.9% 0.199 0.070 0.210
厩舎 89.8% 0.190 0.048 0.095
総合 73.6% 0.195 0.059 0.152
指数 2946

 4月生まれで、まだ非常に幼い体型ではあるが、バランスは整っていて、全体としてまとまりはある。こういうタイプは後で急成長する可能性があるので、その点はプラスだと思う。
 血統的には半兄にシャドウゲイトがいるが、この母も結構高齢。ここからさらにもう一花があるのかどうか。
 厩舎は関東では上位の厩舎だが、データ的には平均よりやや上と言った印象。三振率は低い厩舎なので、その点は安心できそう。


13 イストワールの12
父 ハービンジャー
母父 サンデーサイレンス
メス 1800万円
東 大竹正博
募集時評価 D D D C
血統レベル A
母年齢 11
白老F
血統 50.0% 0.116 0.006 0.374
厩舎 21.6% 0.111 0.000 0.444
総合 35.8% 0.114 0.003 0.409
指数 645

 やはり少し硬い感じのする馬で、ハービンジャー産駒全体的にそういう傾向なのかなあとも思う。トモももう少し欲しいし、あまり後ろに力を感じない。
 血統的には新種牡馬の産駒であり、ハービンジャー産駒らしい肩に若干硬さのある感じの馬だが、母系は優秀。母系の血が生きれば面白いかも。ただ、その場合はやっぱりダートになりそうな気もする。
 厩舎はデータ上は低くなってしまっているが、転厩馬などを抱えていたためであり、やむ得ないだろう。順調に勝ち星を伸ばしているし、ここらで一発長打を出せれば信頼度も上がってくるはず。壁を破れるかどうかはこういう馬で手腕を見せられるかだろう。


14 コイウタの12
父 ハービンジャー
母父 フジキセキ
メス 2000万円
東 大和田成
募集時評価 C E D E
血統レベル A
母年齢 9
社台F
血統 105.5% 0.262 0.037 0.257
厩舎 33.0% 0.000 0.000 0.250
総合 69.2% 0.131 0.019 0.253
指数 1385

 関節の手術をしたらしく、それで歩様が良くないとのこと。大丈夫だから募集しているわけだが、このタイミングで選べと言われても、皆そこまで肝が据わっていないだろう。
 血統的にはG1馬の母を持ち、叔父にベールドインパクトがいて、面白そうな感じではある。
 厩舎は3年目の若手厩舎。難しそうな馬で試されているのかもしれない。


15 アグネスチーアフルの12
父 ハーツクライ
母父 Mtoto
牡 2400万円
東 尾形充弘
募集時評価 C D D D
血統レベル A
母年齢 15
社台F
血統 92.4% 0.167 0.083 0.250
厩舎 48.4% 0.231 0.000 0.077
総合 65.8% 0.199 0.042 0.163
指数 1580

 硬さが目立つしあまりリズムよく歩けているとは感じない。
 血統的には叔父に英ダービー馬がいるというすごい血統。ただ、母からは今のところ特に活躍馬は出ておらず、母も15歳。ちょっと賞味期限が切れてしまった感じのする血統背景ではある。
 厩舎は、私的には論外のところで、言葉では説明できないのだが、なかなか不思議な采配が行われる厩舎だと思う。この厩舎の所属である以上人気にはならないだろう。


16 ルンバロッカの12
父 マンハッタンカフェ
母父 Sri Pekan
牡 4000万円
東 田村康仁
募集時評価 C D E E
血統レベル B
母年齢 11
社台F
血統 164.5% 0.250 0.125 0.375
厩舎 56.8% 0.167 0.000 0.500
総合 110.6% 0.208 0.063 0.438
指数 4424

 まだかなり子供っぽい感じの馬で、歩き方が抜き足差し足という感じで頼りない。
 血統的にはロッカヴェラーノの全弟ということで期待したくなる。今のところ1頭を除いて全馬中央で勝ち上がっており、その中では全兄が一番の活躍馬だから、この馬も期待できそうだ。
 厩舎は今年は関東のリーディング上位に躍進しており、波に乗っているところ。データ上は今一つでも、今後は活躍が見込めそうだ。


17 ビートリックスキッドの12
父 マンハッタンカフェ
母父 Victory Note
メス 1600万円
東 久保田貴士
募集時評価 E C C C
血統レベル B
母年齢 8
追分F
血統 65.6% 0.500 0.000 0.500
厩舎 58.1% 0.158 0.000 0.158
総合 61.8% 0.329 0.000 0.329
指数 989

 歩くリズムは悪くはないものの、今一つ力感を感じない。あとやっぱりトモが薄すぎるだろう。
 血統的には追分F産のマンハッタンカフェ産駒自体が少ないので案とも言えないところだが、近親の活躍度はそこそこと言ったところ。マンハッタンカフェ自体が社台Gであまり積極的につけてこられなかったというのもあるから、そういう意味で意外なところから活躍馬が出るというのもあるかも知れない。
 厩舎は関東では上位の実績と言える厩舎だが、データ上、社台G生産のクラブ馬とは今のところ相性はもう一つ。結構高めの馬を預るが、くすぶってしまうということが多い。悪い厩舎とは思わないが、データをどう判断するかで意見が分かれる厩舎だろう。


18 ミスアナレオの12
父 マンハッタンカフェ
母父 Alzao
メス 1800万円
東 小島茂之
募集時評価 C C D C
血統レベル C
母年齢 8
白老F
血統 137.7% 0.214 0.036 0.500
厩舎 64.1% 0.200 0.000 0.250
総合 100.9% 0.207 0.018 0.375
指数 1817

 動きがこぢんまりしていて、体を大きく使えていない。歩くリズムが悪いわけではないのだが、その点がどうか。
 血統的には活躍馬から大分遠い感じだから、あまり期待しすぎるのもどうかという感じだろう。
 厩舎はデータ的には平均より若干下の成績というところ。好き嫌いの分かれるところだが、悪い厩舎ではないと思う。


19 ニライカナイの12
父 ゼンノロブロイ
母父 Montjeu
牡 2000万円
東 鹿戸雄一
募集時評価 E D C C
血統レベル D
母年齢 8
追分F
血統 15.4% 0.000 0.000 0.500
厩舎 129.9% 0.381 0.095 0.190
総合 72.6% 0.190 0.048 0.345
指数 1453

 牡馬だし、やはりもう少しトモが欲しいところ。動きも悪くはないのだが、1月生まれでもあるし、もう一つというところ。
 血統的には4台まで遡らないと活躍馬は出てこず、あまり期待できる感じではない。何をつけても硬くでるのは、やはり何か母系の影響なのだろうか。
 厩舎は関東では社台G生産クラブ馬との相性が良く、かなり結果を出せている厩舎。この点はプラスになりそうだ。


20 シリアスアティテュードの12
父 ゼンノロブロイ
母父 Mtoto
牡 5000万円
東 堀宣行
募集時評価 C B C C
血統レベル A
母年齢 6
社台F
血統 89.8% 0.167 0.167 0.167
厩舎 90.8% 0.207 0.069 0.310
総合 94.8% 0.187 0.118 0.239
指数 4738

 胸前が発達していて、真っ直ぐに近い直飛のため、ダートの方向性にでるのだろうか。しかし血統的には芝のような気もするしよくわからない。動きも悪くはないが、目立つというほどでもないし、ここまでの値付けになるべき馬なのかなと思ってしまう。
 血統的には、データ上、ゼンノロブロイ産駒で唯一そこそこの結果を出せている社台F生産の牡馬で、その点は期待できる。確かに母はG1馬だが、血統的にそこまで特別な馬とも思えないし、ちょっと価格が高すぎないかと思う。
 厩舎は好き嫌いが分かれるところだが、信念を持ってやっている厩舎なので、その経営手法や信念を理解できるかどうか。理解できずに突っ込むとストレスがたまるかも知れない。ただ、いい馬だからこの厩舎に預けるのだろうし、普通に考えれば期待のほうが大きいだろう。


21 ラッキーワンの12
父 ゼンノロブロイ
母父 Best of Luck
牡 6000万円
東 国枝栄
募集時評価 C B B C
血統レベル A
母年齢 10
社台F
血統 89.8% 0.167 0.167 0.167
厩舎 69.5% 0.258 0.032 0.161
総合 79.6% 0.212 0.099 0.164
指数 4777

 5月生まれだし、まだまだ成長途上。前後のバランスは良いので、このまま成長すればさらに良い馬体になるかもしれない。ただ現時点では特に動きが目立つわけでもないので判断が難しい。
 血統的には、母が米G1を勝ちまくっているわけだから、この値段になるのも仕方ないのかなと思う。ただ、この馬も社台F生産の牡馬だが、ゼンノロブロイ産駒にここまで強気の値段の設定をしてくるのは意外ではある。期待も大きいが、リスクも大きいとは思う。
 厩舎は関東の重鎮。データ的には抜けた存在ではないが、これくらいの良血馬になると、期待感からこの厩舎が選ばれたのも当然だと思う。


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2013年社台ツアー2日目

 社台ツアーから帰ってきました。帰ってきたのが遅かったので深夜になってしまいましたが、忘れないうちに簡単にコメントだけ。何の参考にもならないコメントも多いですが、一応UPしておきます。今日はノーザンFと早来Fを見て来ました。
 写真については時間のある時に少しずつUPしていきます。


【ノーザンF-Yearling遠浅】

G1-20 アズサユミの12

2013g1_20

 馬体は実物よりもDVDのほうが良く見えました。皮膚の感触もよく、面白そうな馬です。気性も良さそうです。ただ、気性も良さそうとは言っても、あくまでウォーエンブレム産駒にしては良いということであって、レースに行ってどうなるかはちょっとわからないなと思いました。結構人気になりそうな感じです。


G1-36 マカロンドナンシーの12

2013g1_36

ちょっとうるさいかなあという感じの馬でした。でもトモは良かったです。


175 マリーシャンタルの12

2013sun_175

 実物の動きを見てもやっぱり良いなと思いました。引き手の方も、偉い人が何を考えてるのかはよくわからないけど、何でこんな値付けなのかと少し不満に思われているようでした。メイショウサムソン産駒の牝馬だけに、安く値付けをせざる得ない現実があるのでしょうが、馬自体柔らか味があって凄く良かったです。しかもこの馬血統もいいんですよね。中距離以上向きの牝馬ということで、オークス一発狙いという感じでしょうか。低額馬の中では抜けて良かったです。


146 リッスンの12

2013sun_146

 プライドがすごく高い馬だそうで、機嫌を損ねてスイッチが入ると大変だそうですが、普段はおとなしく、かわいい馬でした。皮膚の感触が良く、牧場が推奨するのも頷ける良駒でした。


156 アンブロワーズの12

2013sun_156

 ハービンジャー産駒は肩が立派で、大きな馬が多いのですが、この馬は母系の血からか小さめでした。それがどう出るのかは引き手の方もわからないとのことでした。


161 マンデラの12

2013sun_161

 落ち着いていて、雰囲気のあるいい馬でした。皮膚が薄い感じで、やっぱりこの血統は品があるなあと思いました。


168 ラトラヴィアータの12

2013sun_168

 ステイゴールド産駒ですが、普段はおとなしいそうです。ただ競馬に行ってどうなるかはわかりませんが。総じて普通かなあと思う馬でした。


179 マチカネチコウヨレの12

2013sun_179

 しっかりと正姿勢で立てていたのは良かったです。トモも良かったです。気性はおとなしいそうです。非常に面白そうな馬ですが、ダート以外あり得ない馬だけに、牡馬だったら良かったのになあと思います。


176 カーリーエンジェルの12

2013sun_176

 現状はおとなしいそうです。4月生まれだし、まだこれから100kgは増えるでしょうとのこと。ただ、皮膚の感触はあまりピンと来ませんでした。


106 ローザブランカの12

2013sun_106

 キンカメ産駒としてはトモは薄目で、実物もやはりその点は迫力に欠ける感じでした。そのかわり、非常に柔かい感じの馬で、その点はDVDの印象と同じでした。人気になりそうな馬です。


112 ハッピーパスの12

2013sun_112

 コディーノの半妹ということもあり、人だかりも多く、人気の馬でした。非常に頭がいい馬で、引き手の方は扱いやすくて楽させてもらっていると言っていました。


139 キャッチータイトルの12

2013sun_139

 アドマイヤムーン産駒で、肩の筋肉はすごく感じました。皮膚の感触は吸い付くような感じで良かったです。短めの距離適性でしょうとのことでした。


135 マッチザピースの12

2013sun_135

 皮膚の質感があまり良くは感じませんでした。


140 ナスカの12

2013sun_140

 おとなしい馬とのこと。


【早来ファーム】

178 ワールドリープレジャーの12

2013sun_178

 パワーがありそうな馬体で丈夫そうでした。見た目は典型的なダート馬には見えないのですが、やはり普通に考えてダート馬でしょう。


48 リトルアマポーラの12

2013rh_48

 気性がうるさいのか、終始チャカチャカぐるぐるしていて、怖くて触れませんでした。


109 シーサイドブリーズの12

2013sun_109

 かなり大きくなりそう。牝馬らしくない馬でした。


113 マイベストスターの12

2013sun_113

 カタログではちょっと繋ぎが立ち過ぎかなと思いましたが、実物を見る限り大丈夫そうに思いました。ただクラシック向きかと言われると、やはりちょっと違う気がします。おとなしい馬だそうです。
 

114 ラフアップの12

2013sun_114

 肩のつくりが良くて気に入っている馬。従順な気性だそうです。皮膚の感触も良かったですね。


152 レクレドールの12

2013sun_152

 肩がすごくしっかりしていて、パワーがありそうでした。非常に体力のある馬だそうです。皮膚の感触はそんなにいいとは思いませんでした。


144 レディオブベニスの12

2013sun_144

 皮膚の感触が良く、さすが8,000万という印象。バランスも良かったです。


120 プリンセスミラクルの12

2013sun_120

 デカくなりそうとのこと。気性的には、すごく人懐っこい馬でした。ただ馬っけを出すなど問題もあるそうです。この馬もバランスが良かったです。


5 アルーリングボイスの12

2013rh_5

 カタログやDVDで見るよりも、トモが結構良かったです。やはり短めのところが良さそうです。


7 サルヴァドールの12

2013rh_7

 皮膚が薄い感じで、感触は良かったです。凄くおとなしい馬でした。シルク募集の半姉とは全然似ていません。蹄は問題ありませんでした。


57 ミュゲドボヌールの12

2013rh_57

 ハービンジャーの産駒らしく、肩がしっかりしていて硬い感じの馬でした。


13 イストワールの12

2013rh_13

 良くも悪くもハービンジャー産駒として普通の馬という感じでした。


102 ディーバの12

2013sun_102

 素直で人懐っこい性格とのことです。ただし、ディープ産駒らしいきつさも持ち合わせていると。皮膚の感触はとても良く、上級なディープ産駒という印象でした。厩舎が変わって、調教方法も変わるので、全兄より良いかもしれません。


G1-2 キャッシュインクルーデッドの12

2013g1_2

 普段はおとなしけど、キレると恐いらしいです。小さい体でも他馬に挑んでいくタイプだそうです。一つ上の半姉は終始おっとりしていたので、半姉よりはきつめの部分を持ってるのかもしれません。


G1-5 アルスノヴァの12

2013g1_5

 すごく見栄えのする馬で、たくさんの人が集まっていました。ただ大きい馬で、骨格自体が大きい感じなので、500kgでおさまるかなと、ちょっと心配になる馬です。皮膚の感触は良血らしく良かったです。


G1-25 スウィートハースの12

2013g1_25

 他馬に尻尾をかじられたらしく、尻尾が短かったです。あまり喧嘩は強くないのかもしれないですね。普段はおとなしいですが、放牧地では活発に動いているそうです。


G1-35 グレースランドの12

2013g1_35

 トモの迫力が足りない感じですが、非常に可愛らしい馬で、皮膚の質感も良かったです。


160 トラヴェルチームの12

2013sun_160

 気位が高い馬で、放牧地ではリーダー格の馬だそうです。気が強すぎると、牝馬だけにちょっと将来困るかも知れません。


【ノーザンF-Yearling空港】

142 ラヴズオンリーミーの12

2013sun_142

 肩の筋肉がすごかったです。全体的に筋肉質な感じの馬体でさすがの良血馬です。手がかからない馬だとのことです。


145 アドマイヤハッピーの12

2013sun_145

 5月生まれですが、非常に素晴らしいバランスをしています。まだ未熟な馬体ではありますが、バランスが良いのでそう見えないところがすごいです。トモも素晴らしかったですね。間違いなくいい馬だと思います。


151 レディスキッパーの12

2013sun_151

 すごいトモをしている馬でした。巌のようなトモですね。普通に考えたら芝向きですが、このトモをみるとダートもあるかなという気がしました。ダイワメジャー産駒は芝の勝ち鞍のが断然多いようですが、どっちもやれそうに思えました。


148 レーヴドスカーの12

2013sun_148

 とにかく品の良い馬です。性格的には繊細な部分もあるらしいですが、普段は扱いやすいそうです。この馬も本当にバランスが良い馬でした。


158 ベルスリーブの12

2013sun_158

 すでに結構デカい馬で、まだ大きくなりそうとのこと。人懐っこい馬でしたが、若干神経質なところもあるとか。健康優良児だそうです。


164 ユーアンミーの12

2013sun_164

 ちょっとうるさいところを見せていましたが、普段はそんなにうるさくないとのこと。佐々木師も絶賛していたとか。ネオユニヴァース産駒らしい、見栄えのするいい馬でした。


167 アイルビーバウンドの12

2013sun_167

 馬っけ出したりしてましたし、気性もお世辞にも良さそうという感じではありませんでした。


172 マハーブの12

2013sun_172

 綺麗な皮膚をしていて、柔らかい感触でした。カタログ通り、繋ぎが立ち過ぎな感じなのが心配でした。


G1-7 エンプレスティアラの12

2013g1_7

 いい馬体の馬でした。トモも良く、パワーがあります。ただ、前脚が開き気味なのが気になるところではあります。ハーツクライ自身がそういう感じだったので、ハーツクライ産駒に限ってはこれでもOKかもしれません。


G1-39 ライクザウインドの12

2013g1_39

 皮膚の質感は良かったです。気性はこの父ですから、それなりの気性だということです。


104 アドマイヤグルーヴの12

2013sun_104

 脚長で、キンカメ産駒らしい品のあるいい馬でした。ただ、トモはもう少し欲しいかなという感じでした。繋ぎが少し立ち気味なのが気にかかります。


103 ラルケットの12

2013sun_103

 見栄えのするいい馬で、柔らかい動きが良かったです。今年はこの厩舎にいい馬を回してるらしいです。


133 ラタフィアの12

2013sun_133

 おとなしい気性の馬でした。写真だと繋ぎが立ち気味ですが、実馬を見る限りは特に問題はなさそうに見えました。総じて普通という感じでした。


143 ポルトフィーノの12

2013sun_143

 まだまだ子供っぽい馬で、人懐っこい甘えたがりの馬でした。ただやはり品のいい馬です。142番や145番と比べると明らかにトモが寂しいので、その辺の好き嫌いがありそうです。この厩舎になったのは、もちろん期待の若手厩舎だからですが、この厩舎が牧場の言うことをよく聞き入れてくれるからというのもあるようです。牧場側と二人三脚で進んで行けそうです。


G1-31 サンタフェトレイルの12

2013g1_31

 デカかったということしか覚えていません。


107 デュアルストーリーの12

2013sun_107

 ダイワメジャー産駒らしいいい馬でしたね。いい馬だったという記憶だけはあります。

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June 08, 2013

2013年社台ツアー1日目

 今日、明日と社台ツアーに参加しています。
 今日は1日目ということで、社台F、追分Fで募集馬の展示がありました。

 見てきた馬について、簡単にご紹介したいと思います。

 写真は後ろからの写真ばっかりですが良かったら参考にしてください。これで、1日目の写真は全部です。


【社台F】

1 スモークンフローリックの12

2013rh_1

 若干硬めのディープ産駒で、もちろん芝向きだけど、個人的な印象としては、実物もちょっと硬い感じがする馬でした。おとなしめの馬だそうで、気性的には問題無さそうです。飛節が力がありそうで良いと思いました。


4 ダンスパートナーの12

2013rh_4

 DVDで見るよりも、実物のほうがさらに品があって良い馬に見えました。皮膚が薄く、体質も良さそうでした。気性的にもおとなしい馬のようです。いい馬です。


26 ウイングレットの12

 カタログやDVDで見たときよりも、幅があんまり感じられないというか、トモは確かに良いけれど、印象としては普通の馬と感じました。

2013rh_26


34 ディアウインクの12

2013rh_34

 さすが1億円の馬。飛節に力があって、ステイゴールド産駒らしいバネがありそうに思えました。


42 リーチマイハーバーの12

 普段はおとなしい馬だそうですが、馬っけを出したり、チャカついたり、展示の時はちょっとテンションが高かったです。触った時の皮膚の感触は素晴らしく、いい馬だと思いました。個人的にはかなり気に入りました。

2013rh_42


G1-11 ミルグレインの12

2013g1_11

 黒いから良く見えるというのもあるでしょうが、悪くない馬だと思いました。ただ、他の馬と比べて目立つような良さがあるかというと、個人的には普通かなと思いました。


6 マンハッタンセレブの12

2013rh_6

 かなりの人気が見込まれる馬で、かなりの人だかりとなっていました。普段はおとなしい馬だそうですが、展示の時はたくさんの人の囲まれてかなりパニックになっていましたね。キンカメの牝馬ですが、柔かさがあって、歩かせると良さが引き立つ馬です。夕食会で、社台Fの牧場推奨馬にも挙がっていました。


23 アルゼンチンスターの12

 おとなしくて可愛らしい馬でした。ただ、正直言ってそれが一番の印象で、迫力とかそういうものは感じませんでした。夕食会には藤沢和雄調教師が来賓として来られ、マイクで牧場側とのQ&A方式のやりとりがあったのですが、師はこの馬について、「正直(ペルーサと比べると)つらいけど頑張ります!」とおっしゃっていました。カッコ書きの中身は話の流れから推察して、わたしが勝手に付け加えた内容ですが、おそらくそういう意味だったと思います。要するに、普通の馬だということだと思います。

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G1-4 ノーブルステラの12

2013g1_4

 まとまりがあっていい馬でした。ただ、すごくいいですかと言われたら、まあ普通かなという感じと言いたくなる感じでした。外見より血統的な魅力が大きい馬ですし、あまり見た目で判断しないほうがいいかもしれません。バスの中でクラブの方がおっしゃっていた話では、もう早速何票か第一希望で申し込みが入っているらしいです。第一希望で埋まるのは当然と思われる人気馬です。


14 コイウタの12

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 関節炎で手術をしたとか何とか、関節液を抜いたとか、何かそんな話だったと思います。あまり良く覚えていなくてすいません。引き手の方は心配ないと言っていましたが、どうでしょうか。歩様はDVDと同様だということだけお伝えします。


44 オンブルリジェールの12

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 人懐っこいかわいい馬でした。皮膚の感触は特別素晴らしいというわけでもないかなという感じでした。悪いところはない馬ですが高いだけに他の馬と比べるとどうなのかなと思いました。


45 ゴシップガールの12

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 重心が低くパワータイプの良い馬です。ディープ産駒にしてはやはりトモが目立っていて、まだ小さいながらも迫力のある馬でした。やはりディープ産駒ではこれが良いなと思いました。


50 マンハッタンフィズの12

2013rh_50

 クレスコグランドの縁で、今回は今までと別の厩舎になったとのこと。突っ込みを入れたいところですが、素晴らしい説明の仕方だと納得しましょう。馬自体はやはりいい馬ですね。ただ、やっぱりキンカメ産駒としては、もう少しトモが欲しいなあというのは実馬を見ても感じました。値段が値段だけにそう思います。


51 ブーケフレグランスの12

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 力強い動きでした。トモの迫力は凄かったです。子供っぽい感じの馬でしたが、これは良い馬だと思います。


63 ファーストバイオリンの12

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 歩く姿も良かったですが、皮膚感というか、触ってみるとビロードのような素晴らしい感触で、いい馬なんだなと実感しました。一緒に行動した友人はこの馬を凄く気に入ったようでした。夕食会でも社台Fの牧場推奨馬に挙げられていました。


65 パーソナルレジェンドの12

 ダート馬だろうと先日書いたばっかりですが、たまたま社台F代表が他の方とこの馬の話をしているのを聞いたのですが、「100%ダート馬。よそ見しないで自分の道を行くんだ。」とおっしゃっていました。まあ予想はしていましたが、お墨付きのダート馬ということでしょう。代表の口振りからは、怪物級であってもおかしくないなと思いました。あと、この馬は眼差しが素晴らしく、そこに惚れました。間違いなく素晴らしい馬だと思います。

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47 エアトゥーレの12

2013rh_47

 夕食会で社台Fの牧場推奨馬に挙がっていました。実物を見ましたけど、私は特別なものは感じませんでした。普通にいい馬という印象でした。


61 コートアウトの12

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 いい馬だと思いますが、触ってみると、あまり質感が良くないというか、言葉が適切ではないかもしれませんが、ぬいぐるみみたいなやわらかい感触でした。私はあまり気に入らなかったです。


64 シングライクバードの12

2013rh_64

 綺麗な馬で、触った感じの皮膚の感触も良かったです。展示ではなかなかきちんと立ってくれませんでした。普段はそんなこと無いようですが、皆に囲まれてパニックになっていたのでしょう。


66 アグネスショコラの12

 写真は撮らなかった、元々あまり興味はなかった馬です。皆同じような気持ちなのか、人だかりが少なく、人気がなさそうでした。クロフネ産駒としては、あはり値付けが高いと思います。


54 バルドネキアの12

2013rh_54

 東サラで募集されていた半姉は先日急死してしまって大変残念でした。半姉は体質的に弱いところがあったようですが、この馬はバランスが最高でした。すでに434kgあるんですが、デカいというよりも、バランスがいいというほうが目につく馬で、500kgを超える大型馬になるのは間違いないでしょう。ただ、バランスがいいので、大きくなったとしても怪我はしにくいと思います。ダイワメジャー産駒としては個人的に好きなタイプです。


60 アルヴァーダの12

 放牧地では他馬を挑発するような喧嘩大将らしいです。ハーツクライ産駒で実績を出している厩舎所属ということで期待したいと牧場側は言っていました。
 写真は撮り忘れました。


52 ライムキャンディの12

 かなり大きくなりそうな馬で、牧場側の話では、牝馬だから500kg超ということはないと思いたいが、やはり最終的にかなり大きくはなるだろうとのことでした。大きくなるわけですから飼葉の食いもよく元気いっぱいとのこと。展示ではちょっとテンションが高かったですが、この馬は皮膚の質感が素晴らしかったです。筋肉質でありながら、しなやかでしっとりとした質感で、素晴らしいと思いました。一緒に行動していた友人も素晴らしいと言っていましたが、やはり厩舎がなあと、首をひねっていました。

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55 キュートエンブレムの12

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 何だか終始イライラしていて、なかなか落ち着いて立ってくれませんでした。やはり母父の影響がありそうで、ちょっとその辺が怖いです。


58 ダンスインザムードの12

2013rh_58

 さすが社台と言えばこの血統とすぐに思い浮か良血馬だけに、大変人気者でした。結構大きくなりそうとのことでしたが、2月生まれだし、どこかで止まるかも知れないとのこと。気性については乗ってみないとわからないとのことでした。そりゃあまあそうでしょうね。


73 ビーチアイドルの12

2013rh_73

 この馬は写真だけ撮りました。


75 レインダンスの12

2013rh_75

 この馬は写真だけ撮りました。


【追分F】

 追分Fの方々は皆さん、何とか馬をアピールしようと前向きで、皆さん笑顔で対応してくれました。追分Fでの展示見学は非常に楽しかったですし、そう思うと人情として、何とか追分Fから選びたいなと思ったりもするのですが。。

G1-3 ディラローシェの12

2013g1_3

 とにかくデカい。でもいい馬。引き手の方も、上がフェノーメノ以外全部大きくて苦労したので、あまり大きくなって欲しくはないのですがと、心配していました。周回では緊張してバカついたりしたらしいのですが、私は見てませんでした。気性は落ち着いてどっしりした馬だそうです。大きさの割には非常に人懐こく愛らしい馬でした。夕食会でも追分Fの牧場推奨馬に当然のように挙がっていました。


G1-26 ミゼリコルデの12

2013g1_26

 おとなしい可愛らしい馬でした。おっとりしているのかと思いきや、人間には従順ですが、放牧地では活発に動き回っているということです。いいことですね。


G1-28 スペルバインドの12

2013g1_28

 筋肉質な感じですが、皮膚の質感は良く、いい馬だなと思いました。母父ゴールドアリュールで父キンカメですが、今のところは絶対芝向きだそうです。軽いフットワークだし、ダートの牝馬という感じは全然しないと。確かに母も芝馬でしたし、芝でもやれるのかなと思いますが、どっちにしても距離はマイルぐらいかなと。血統的な影響がどう出てくるのかはわかりませんが、面白そうな良い馬でした。


G-30 フロムアップランドの12

2013g1_30

 展示では大人しく立っていましたが、普段はそんなことないと。扱いやすい馬ではないみたいです。ただ、予行演習では結構うるさかったみたいですが、前日の1日ツアーではおとなしく、今日もおとなしいと。学んだこと身につけられる学習能力の高い馬のようです。


G-42 ジョシュズマデリンの12

 ウォーエンブレム産駒だけにうるさいそうです。引き手の方も苦笑いでしたし、何かもうすぐ爆発しそうな感じがしたので、あまり長居しませんでした。


G-32 レジネッタの12

2013g1_32

 展示では人懐っこい馬でした。良血だけに皆の期待を一身に集めて育ってきたからか、甘えん坊になってしまったとか。人には従順ですが、放牧地では強いようで、まったく怪我しないそうです。確かに、結構外傷がある馬が多い中、この馬は傷一つなく綺麗でした。追分の期待を背負ったいい馬です。


G1-6 ロフティーエイムの12

2013g1_6

 この馬は写真だけ撮りました。


G1-9 セリメーヌの12

2013g1_9

 この馬は写真だけ撮りました。


G1-13 ローズジプシーの12

2013g1_13

 この馬は写真だけ撮りました。


G1-16 テイクミーハイヤーの12

2013g1_16

 この馬は写真だけ撮りました。


G1-17 シーリーコートの12

2013g1_17

 この馬は写真だけ撮りました。


G1-21 ティークリッパーの12

2013g1_21

 この馬は写真だけ撮りました。


G1-33 ウィッチフルシンキングの12

2013g1_33

 この馬は写真だけ撮りました。


53 マンティスハントの12

2013rh_53

 この馬は写真だけ撮りました。


70 インコグニートの12

2013rh_70

 この馬は写真だけ撮りました。


74 グレイトフルデイの12

2013rh_74

 この馬は写真だけ撮りました。


86 ライトザキャンドルの12

2013rh_86

 地方所属になるファスリエフ産駒です。短いところ向きでしょうが、地方なら面白いかもしれないですね。一緒に見た友人も、同じファスリエフ産駒でも日高のセールで見て気に入っていたファスリエフ産駒よりも、こっちのほうがが良いと言っていました。


 あと、夕食会では、最後のほうに牧場ごとの募集馬の推奨がありました。
 以下の馬が各牧場で推奨されていました。

社台F:6、12、47、63、G1-11
ノーザンF:148、142、146、111、164、136、135、G1-20
白老F:72、9、79、177、G1-5、G1-43
追分F:19、127、165、G1-3、G1-17


 明日はノーザンFと早来F(白老F産)を見るので、また楽しみです。


 

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June 07, 2013

2013年 社台RH 募集時評価(関西その2)

 今日は社台RHの関西馬の64番以降です。関西所属にはいい馬が多くて目移りしますね。

※たまたま馬名を検索されて不快な思いをされた方が、もしいらっしゃいましたら申し訳ございません。私はただの競馬好きで、何かの特別な能力・情報を持っているわけではありません。読まれた方にとって不快な内容も含まれているかとは思いますが、単なるバカの個人的な妄想でしかありませんので、枯葉も山の賑わいと受け流していただければと思います。


 データの見方等は以下をご覧ください。

2013社台・サンデー・G1募集時評価の説明

2013社台G募集向けデータの簡単な"おさらい"


64 シングライクバードの12
父 マンハッタンカフェ
母父 シンボリクリスエス
メス 2400万円
西 友道康夫
募集時評価 C B B C
血統レベル C
母年齢 7
社台F
血統 696.8% 0.250 0.250 0.500
厩舎 105.8% 0.286 0.143 0.000
総合 436.2% 0.268 0.196 0.250
指数 10468

 ゆったりと体を大きく使えてはいるが、少し頼りない感じもする歩き方ではある。バランスもすごく整っているというわけではない。まだ腰高だし今後の成長次第で変わってくるだろう。
 血統的には、データ上回収率がとんでもないことになっているのは、社台F産のこの父の牝馬のデータが少なく、レッドディザイア1頭に引っ張り上げられてしまっているから。まあ、そういう偉大な先輩と似た出自というのは素直に受け取ればいいのではないか。
 厩舎は、これまた好き嫌いの分かれるところだが、この厩舎は全然論外厩舎というわけではなく、社台G生産馬で成績も残している。ただし、この厩舎も堀厩舎などと同様に数を使わないところなので、なるべく多く出走して欲しいと思う人にとっては受け入れられない厩舎となることだろう。


65 パーソナルレジェンドの12
父 ゼンノロブロイ
母父 Awesome Again
牡 1億円
西 藤原英昭
募集時評価 B B C A
血統レベル A
母年齢 12
社台F
血統 89.8% 0.167 0.167 0.167
厩舎 60.2% 0.136 0.091 0.227
総合 75.0% 0.152 0.129 0.197
指数 7501

 非常にバランスが整っている馬で、怪我しにくそうだ。動きは柔らかいという感じではないが、目指すところがクラシックではないはずなので、むしろある程度硬さがあったほうが良いはず。
 血統的には、ミラクルレジェンド、ローマンレジェンドの下で、ゼンノロブロイ産駒。カタログコメントにも芝云々は一切書かれておらず、暗黙の了解の上のダート馬ということだろう。社台F産のゼンノロブロイ牡馬は、データ上では唯一そこそこの成績を出せている組み合わせだが、過信は禁物だろう。ただ、ゼンノロブロイはダート向きの産駒をこれから出していくと思っているので、もしかしたらこの馬は怪物級ということなのかもしれない。ただ、ダート向きでこの値段ということだと破格と言わざるを得ない。
 厩舎はリーディング上位陣の中でも最上位グループに属する。ただ、意外に社台G生産クラブ馬では、あまり結果を出せていない。まあこれは単なる巡りあわせだと思ったほうがいいだろう。いい馬を預かれば、いい結果を出せるはずだ。


66 アグネスショコラの12
父 クロフネ
母父 サンデーサイレンス
牡 4800万円
西 浅見秀一
募集時評価 B B C C
血統レベル A
母年齢 16
社台F
血統 70.9% 0.200 0.000 0.000
厩舎 55.3% 0.182 0.000 0.182
総合 59.5% 0.191 0.000 0.091
指数 2858

 クロフネ産駒らしいやや硬さのある馬。トモのボリューム感はあるが、あまりバランスが良い馬ではない。
 血統的に見ると、クロフネ産駒がクラブ馬で結果を出せていないのが気になる。要するに活躍の割に値付けが高いということになるだろう。この馬もまさにその例に当たると思われる。もちろん走って見なければわからないに決まっているが、過去の傾向と合致する高めの馬ということになる。
 厩舎は、このクラブでG1馬を出している厩舎ではあるが、最近ちょっと元気がないというか、今一つな感じ。全然ダメというわけではないが、高額馬で今一つ突き抜けられないというか、そういう感じ。データ的には好んで選びたくなるところではない。


67 プリンセスゴールドの12
父 シンボリクリスエス
母父 サンデーサイレンス
牡 2200万円
西 浜田多実雄
募集時評価 D D E D
血統レベル A
母年齢 10
白老F
血統 262.2% 0.400 0.200 0.100
厩舎 86.1% 0.205 0.042 0.254
総合 174.1% 0.303 0.121 0.177
指数 3831

 非常に硬い馬で、シンボリクリスエス産駒でもさすがにここまで硬い感じだとどうか。肩も立ち過ぎな感じで写真でも歩かせても見栄えがしないというか、見るべきところがない。
 血統的には白老産のシンボリクリスエスの牡馬は当たりの組み合わせで、アリゼオ、サンカルロといった最上級の産駒と出自が同じというのは嬉しいところ。
 厩舎は新人厩舎であり、この馬を出世させられるかどうかで今後の信頼度も変わってくるというところだろう。ただまあ、普通に考えて、新規開業厩舎にいきなり期待馬を預けるのかというと、そういうことはないはずと考えるのが自然な考え方だろう。


68 ハイエストホワイトの12
父 シンボリクリスエス
母父 アグネスタキオン
牡 2000万円
西 岡田稲男
募集時評価 C D E D
血統レベル A
母年齢 7
社台F
血統 113.3% 0.444 0.222 0.111
厩舎 52.5% 0.118 0.059 0.353
総合 88.6% 0.281 0.141 0.232
指数 1772

 この馬も非常に硬い馬で、まさに母父タキオンがでてしまったかなという感じのする馬だ。シルエットはシンボリクリスエス産駒によくいる、父に似ている馬。あまり好ましいとは言えない。
 血統的には、祖母が仏G1馬の割には、近親からはその他にあまり活躍馬は出ておらず、まあ値段なりかなというところ。ただ、この父社台F産牡馬もやはり当たりの組み合わせであり、サイレントメロディなどの長打も出ている点はプラス材料だ。
 厩舎はあまり人気のないところだが、走る馬ならきっちりやってくれるだろうし、その辺の判断は難しい。


69 アルティマトゥーレの12
父 シンボリクリスエス
母父 フジキセキ
メス 2800万円
西 音無秀孝
募集時評価 B C C C
血統レベル A
母年齢 8
社台F
血統 103.8% 0.353 0.000 0.118
厩舎 98.6% 0.368 0.105 0.105
総合 101.2% 0.361 0.053 0.111
指数 2833

 牝馬にしてはトモも容量があって良いし、動きも悪いところは特にない。
 ただ血統的に考えると、シンボリクリスエスの牝馬から長打が出ることは考えにくい。値段的にも牝馬としてはそこそこ高いほうだし、長打率がゼロというのはちょっと残念。
 厩舎はリーディング上位の信頼できるところで、回収率等どれも良い値となっている。どんな馬でもそこそこ結果を出せているというのは素晴らしい。
 結局はシンボリクリスエスの牝馬を買うか否かという結論になりそうだ。


70 インコグニートの12
父 ネオユニヴァース
母父 Gone West
メス 1200万円
西 河内洋
募集時評価 D B C C
血統レベル B
母年齢 13
追分F
血統 32.1% 0.000 0.000 0.333
厩舎 23.6% 0.000 0.000 0.333
総合 27.8% 0.000 0.000 0.333
指数 334

 馬体的には硬さもなく、トモはやや薄目ではあるがしっかりと歩けているし、弱いところもなさそう。
 ただし、血統的には、ネオユニヴァースの牝馬というだけですでに厳しい。
 また厩舎のデータも厳しい。総合すると非常に寂しい結果になってしまう。何を重視するかによって変わってくると思うが、このデータを覆す活躍を期待するのは少し酷な気がする。


71 シークレットコードの12
父 ネオユニヴァース
母父 Fusaichi Pegasus
メス 2000万円
西 野中賢二
募集時評価 E D C C
血統レベル A
母年齢 9
社台F
血統 140.8% 0.214 0.071 0.357
厩舎 36.5% 0.000 0.000 0.200
総合 88.6% 0.107 0.036 0.279
指数 1772

 トモが非常に薄い幅のない馬。後にも全然力が感じられない。
 血統的には、社台F生産牝馬のデータが高くなっているのは、単純にイタリアンレッドが引っ張り上げているせい。ネオの牝馬は総じて三振率が非常に高く、データ的には常にリスクがあるということを忘れては名r内。
 厩舎は大して社台G生産馬は預かっていないとはいえ、全然結果は出ていない。データ的にはやはり厳しいという感じだろう。"


72 オリエンタルアートの12
父 ステイゴールド
母父 メジロマックイーン
牡 1億8000万円
西 池江泰寿
募集時評価 S A B A
血統レベル AA
母年齢 15
白老F
血統 646.5% 0.571 0.429 0.000
厩舎 161.7% 0.200 0.200 0.233
総合 371.7% 0.386 0.314 0.117
指数 66913

 一瞬ダイワメジャー産駒かなと思うくらいトモのボリュームがあって、これでステイゴールド産駒だというのだから恐ろしい。脚も真っ直ぐ、歩きも真っ直ぐ、飛節の角度も丁度良いし、全体のバランスも素晴らしい。1月生まれだからよく見えるというだけの馬ではなく、真に素晴らしい馬だということだろう。
 血統的には何も語る必要もないくらいの有名な全兄を持つわけだから、すべてのデータが高くなるのは当たり前のこと。
 厩舎は当然に全兄と同じ厩舎。すべての条件はそろっている。
 ただし、怪我、病気及び事故のような内容は誰も予想のしようもないことも残念ながら起こりうるわけだし、そういうリスクがあることを分かった上で突っ込める、精神的余裕が出資者側に必要になる馬だろう。


73 ビーチアイドルの12
父 ステイゴールド
母父 ファルブラヴ
牡 3000万円
西 加用正
募集時評価 B B D C
血統レベル C
母年齢 7
社台F
血統 71.3% 0.333 0.000 0.000
厩舎 65.0% 0.273 0.000 0.364
総合 71.7% 0.303 0.000 0.182
指数 2152

 整ってはいるが、ステイゴールド産駒としては普通の馬と見える。トモはステイゴールド産駒の割には容量があるし、後ろに力強さもある。やや硬い感じだが小さめの馬だし、こんなもんだろう。
 血統的には、活躍馬からはかなり離れてしまっているが、ステイゴールド産駒は血統的裏付けがなくても走っている馬も多いのであまり気にする必要はないかも。
 厩舎はこの血統に縁のあるところで、社台G生産クラブ馬で最近実績をあげているとは言い難いが、そんなに悪くもない成績だ。


74 グレイトフルデイの12
父 ステイゴールド
母父 Seeking the Gold
メス 1400万円
西 笹田和秀
募集時評価 D C C B
血統レベル A
母年齢 13
追分F
血統 29.8% 0.000 0.000 0.000
厩舎 93.9% 0.286 0.000 0.143
総合 61.9% 0.143 0.000 0.071
指数 866

 トモは薄目だが、バネのある動きで、歩くリズムは思いのほか良い。肩は立ち気味だが、前後のバランスはそれなりにとれているので、これはこれでいいだろう。
 血統的には、ステイゴールドの牝馬は長打がないものの、そこそこは走れている。追分産の牡にはフェノーメノがいるが、牝馬のこの馬はどうだろうか。
 厩舎はG1を取っている割には目立たないところだが、社台G生産クラブ馬でも、長打はないものの、そこそこの成績を出せている。安い馬の中では面白いかも。


75 レインダンスの12
父 ジャングルポケット
母父 ダンスインザダー
牡 3600万円
西 宮徹
募集時評価 B B B B
血統レベル B
母年齢 8
社台F
血統 26.8% 0.000 0.000 0.333
厩舎 15.4% 0.000 0.000 0.000
総合 21.1% 0.000 0.000 0.167
指数 759

 ジャングルポケット産駒の中では良く見せている馬で、トモもそこそこあって、動きも柔らか味があっていかにも芝で良さそうな馬だ。5月生まれでこれだけ良く見せているのは素晴らしい。
 血統的には、元々、ジャングルポケット産駒全体的に当たり外れが大きい感じであり、社台F生産の牡馬では、クラブ馬での活躍馬が見当たらない。
 また、厩舎も社台G生産クラブ馬では実績を残せていないところなので、そこがどうか。


76 ファイブスターの12
父 ジャングルポケット
母父 クロフネ
メス 1200万円
西 小崎憲
募集時評価 D C D D
血統レベル D
母年齢 7
社台F
血統 391.6% 0.500 0.250 0.500
厩舎 57.4% 0.167 0.000 0.333
総合 244.1% 0.333 0.125 0.417
指数 2929
 柔らか味を感じず、トモも動きも小さめな感じ。
 血統的には、この父の社台F生産の牝馬にはアプリコットフィズがいて、期待が持てそうな感じではある。
 ただ、厩舎が私的には論外のところであり残念だ。


77 ジェルミナルの12
父 メイショウサムソン
母父 アグネスタキオン
メス 1600万円
西 高橋義忠
募集時評価 C C C C
血統レベル B
母年齢 6
社台F
血統 105.5% 0.262 0.037 0.257
厩舎 6.0% 0.000 0.000 0.000
総合 61.0% 0.131 0.019 0.128
指数 976

 可もなく不可もなくという感じの馬。母父タキオンだが硬いという感じはせず、全体としてまとまってはいる。
 血統的にはメイショウサムソン産駒ということでデータはないのだが、初年度産駒の走りを見る限り、短いところでは出番はなく、長めの距離で真価を発揮する馬が多く感じる。そうすると、牝馬だけに使うレースが限られたり、混合戦に出ざるを得なくなったりと、苦戦が予想される。
 厩舎データは、開業してから何年もたっていない若手厩舎だけにほとんど意味のないデータになっている。こういう条件的に難しい馬で実力が試されているのだろう。


78 フローラルカーヴの12
父 メイショウサムソン
母父 アグネスタキオン
メス 1000万円
西 中村均
募集時評価 D B C C
血統レベル C
母年齢 8
社台F
血統 105.5% 0.262 0.037 0.257
厩舎 39.4% 0.139 0.000 0.306
総合 72.5% 0.200 0.019 0.281
指数 725

 トモは薄いが、後ろに力は感じるし、歩くリズムも悪くない。4月生まれだし、これから成長してくれば面白い。
 血統的には前の番号の馬と同様、どこに活躍の場を見出せばいいのかということがそもそも問題だ。
 厩舎は社台Gのクラブ馬を預かるのは非常に珍しい厩舎に所属する。色々と馬房制限の影響などがあって珍しい組み合わせとなっているのかもしれない。


79 ブラッシングプリンセスの12
父 ウォーエンブレム
母父 Crafty Prospector
牡 3000万円
西 村山明
募集時評価 E C C C
血統レベル B
母年齢 16
白老F
血統 81.1% 0.300 0.000 0.200
厩舎 18.6% 0.000 0.000 0.250
総合 45.8% 0.150 0.000 0.225
指数 1375

 牡馬にしてはトモが薄く、ちょっとどうかなと思う。動き自体は悪くないのだが、一番大事な部分だけにあまり妥協したくない。
 数少ないウォーエンブレム産駒だけに血統的には面白い馬なのだが、母の年齢も結構高齢だし、兄姉もかなり前の1頭を除くと活躍馬と言える馬は出ていない。そう考えるとちょっと値段設定が高めかなと思う。
 厩舎は低価格帯の馬ばかりではあるが、そこそこ預かっているものの結果は出せていない。
 色々考えるとやはり割高に感じる。


80 グランパドドゥの12
父 スウェプトオーヴァーボード
母父 フジキセキ
メス 3000万円
西 鮫島一歩
募集時評価 D C D C
血統レベル B
母年齢 15
社台F
血統 199.0% 0.500 0.000 0.500
厩舎 43.5% 0.125 0.000 0.125
総合 111.3% 0.313 0.000 0.313
指数 3339  

 歩き方が頼りない感じで、トモにも力を感じない。重賞勝ち馬を半兄に持っており、同じ厩舎に所属することになるが、その厩舎自体がクラブ馬では成績を出せていない。オーナーズの馬で半兄が活躍してるんだから大丈夫だろうと思うかどうかは、考え方の分かれるところだろう。


81 ホットレッグスの12
父 ソングオブウインド
母父 Galileo
牡 1000万円
西 清水久詞
募集時評価 D D D D
血統レベル B
母年齢 9
社台F
血統 71.9% 0.199 0.070 0.210
厩舎 60.3% 0.250 0.000 0.250
総合 66.1% 0.224 0.035 0.230
指数 661  

 あまり動きに力を感じない。血統データのほうは全馬平均を使用しているのでそこそこの数値になっているが、実際はもっと低くなるだろう。こういう種牡馬で活躍馬を見出すのは砂浜で砂金を見つけるくらいの難易度だと思う。厩舎は全然ダメという成績ではないが、あまり大きな期待のできるところでもない。


82 オジャグワの12
父 Smart Strike
母父 Pure Prize
メス 3000万円
西 池江泰寿
募集時評価 C B C B
血統レベル A
母年齢 7
社台F
血統 38.2% 0.078 0.020 0.451
厩舎 161.7% 0.200 0.200 0.233
総合 101.8% 0.139 0.110 0.342
指数 3055

 そんなに硬い感じの馬ではなく、リズムよく歩けていて、馬体的には面白そうな馬ではある。
 持ち込み馬で、マル外ではないのがまだ救いだが、今まで何度も調べてきたとおり、こういう馬で近年活躍するためしがない。
 厩舎は超一流のところではあるが、使ってもらえるという保証があるわけではなく、適当なところで追放ということもあり得るということを、あらかじめ覚悟しておきたい。


 明日、明後日はツアー参加のため、募集時評価の続き(次回は社台RH関東分その1)は月曜になる予定です。明日は何かおもしろい情報があったら雑談として更新しておきます。

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June 06, 2013

2013年 社台RH 募集時評価(関西その1)

 今日から募集時評価の記事を書きます。最初は社台RHからです。関西馬のほうが気になる人が多いという現実から、関西馬を先にやります。

 毎度申し上げていることではございますが、私はただの競馬好きで、何かの特別な能力・情報を持っているわけではありません。読まれた方にとって不快な内容も含まれているかとは思いますが、単なるバカの個人的な見解に過ぎませんので、枯葉も山の賑わいと受け流していただければと思います。


44 オンブルリジェールの12
父 ディープインパクト
母父 Double Bed
牡 6000万円
西 矢作芳人
募集時評価 C D D C
厩舎ランク 33.1
血統レベル B
母年齢 13
社台F
血統 81.3% 0.333 0.111 0.000
厩舎 40.6% 0.143 0.000 0.429
総合 60.9% 0.238 0.056 0.214
指数 3655

 品のある綺麗な馬だが、あまり力強さは感じない。また柔らかい感じでもないのでその辺がどうか。ただ、ディープ産駒はこういう感じの馬でも普通に上級クラスで活躍するので、気にしないほうが良いかも。
 血統的には特別目立つ内容はないが、厩舎はダービートレーナーでもある有力厩舎に所属する。ただ所属厩舎は実は社台G生産クラブ馬ではそんなに実績を残しておらず、クラブ馬でダービー馬を出しているとはいっても過信はできないかも。


45 ゴジップガールの12
父 ディープインパクト
母父 Dynaformer
牡 7000万円
西 平田修
募集時評価 B A B A
血統レベル A
母年齢 6
社台F
血統 81.3% 0.333 0.111 0.000
厩舎 88.1% 0.250 0.150 0.250
総合 88.7% 0.292 0.131 0.125
指数 6210

 体を大きく使ったリズミカルな動きができている。トモもディープ産駒としては十分で、柔らかい動きができているし当然芝での活躍が見込まれるだろう。繋ぎの角度も丁度いい感じで不安はない。
 血統的には、母が米G1馬で、輸入牝馬にディープという期待の組み合わせ。ただし、母父がディープと相性の良くないRoberto系というのが難しいところ。
 所属厩舎は社台Fから信頼されている厩舎で、社台G生産馬から定期的に長打を出せている。いい馬を預かれる要素を持っている厩舎だろう。


46 ヴァイオレットラブの12
父 ディープインパクト
母父 ドクターデヴィアス
メス 3600万円
西 大久保龍志
募集時評価 D C C C
血統レベル A
母年齢 15
社台F
血統 117.2% 0.182 0.091 0.182
厩舎 52.3% 0.188 0.063 0.438
総合 78.9% 0.185 0.077 0.310
指数 2839

 ディープ産駒としては良くも悪くも普通かなという感じ。良血の雰囲気を感じる綺麗な馬ではあるが、トモも薄目で後ろにあまり力を感じない。また、馬体重がかなり小さめなのが気にかかる。
 血統的には半姉にG1馬コイウタ、全兄にベールドインパクトがいる信頼性の高い血統で、特に全兄に活躍馬がいるのは心強い。
 厩舎はリーディング上位の常連という感じではあるが、以外にも社台G生産クラブ馬ではあまり結果を出せていない。単なるめぐり合わせかも知れないが気になるところだ。


47 エアトゥーレの12
父 ディープインパクト
母父 トニービン
メス 4000万円
西 安田隆行
募集時評価 C B B B
血統レベル AA
母年齢 15
社台F
血統 117.2% 0.182 0.091 0.182
厩舎 130.9% 0.250 0.063 0.438
総合 118.2% 0.216 0.077 0.310
指数 4727

 まとまりがあって良い馬と思う。良いリズムで歩けていて、それなりに後ろに力も感じるし、柔らかさもある。4月生まれでこれなら十分だろう。
 血統的には全兄が今のところ価格の割には今一つなのが気になるところだが、血統的背景からは走るはずの馬だし、不安点は母年齢がややオーバー気味なところくらいか。
 厩舎は短距離得意で、有力短距離馬がひしめいている。桜花賞が一番向きそうなこの馬にとってはぴったりだろう。


48 リトルアマポーラの12
父 キングカメハメハ
母父 アグネスタキオン
牡 6000万円
西 藤岡健一
募集時評価 B B B A
血統レベル A
母年齢 7
白老F
血統 82.7% 0.100 0.100 0.400
厩舎 101.4% 0.286 0.000 0.071
総合 96.2% 0.193 0.050 0.236
指数 5771

 うまく全身運動できていて、キンカメ産駒にしては柔らか味もあって、母父タキオンによる硬さはない。前後のバランスが整っていてまとまりがあるのもいい。
 血統的には、クラブからのG1馬の初仔で期待されるが、白老産キンカメ産駒の期待値が高くないことがやや気になるところ。
 厩舎は好き嫌いが分かれるところだが、成績的にも、社台G生産クラブ馬については可もなく不可もなくと言ったところ。騎手に偏りが出るのが嫌でなければ悪くはないだろう。


49 リュートフルシティの12
父 キングカメハメハ
母父 ウォーエンブレム
牡 2800万円
西 藤岡健一
募集時評価 C C C B
血統レベル D
母年齢 7
追分F
血統 37.2% 0.143 0.000 0.286
厩舎 101.4% 0.286 0.000 0.071
総合 71.1% 0.214 0.000 0.179
指数 1991

 馬体的には可もなく不可もなく。値段なりのキンカメ牡馬という感じか。そこそこまとまっているとも言えるし、逆にあまり大物感を感じることもない。どこか悪いところがあるわけではないが、目立つ部分もない。
 血統的にはキンカメ産駒の鬼門とも言えるMr. Prospectorのクロスを持っており、データ上も偶然にもそれを裏付けるかのような長打率ゼロ。
 厩舎は上記48と同様だが、好き嫌いが分かれるところ。こちらも長打率ゼロ。データ上からはあまり面白味がなさそうだ。


50 マンハッタンフィズの12
父 キングカメハメハ
母父 サンデーサイレンス
牡 8000万円
西 石坂正
募集時評価 C B B A
血統レベル A
母年齢 11
社台F
血統 75.2% 0.200 0.200 0.100
厩舎 159.2% 0.324 0.162 0.216
総合 117.2% 0.262 0.181 0.158
指数 9377

 非常に品のある馬で、歩く姿には見どころがある。ただキンカメ牡馬にしてはそれほどトモがあるタイプではないのでその点がどうか。硬さはなく、力強く歩けているのは良いと思う。
 血統的には叔父にマンハッタンカフェ、兄姉に重賞勝ち馬がいる豪華な血統。社台F生産のキンカメ牡馬の長打率は2割となっていて、高額キンカメ牡馬が走るというデータに乗っかる馬ではある。
 厩舎は全姉、半兄で結果を残せなかったところから、社台Gと最も相性が良いと思われる厩舎のうちの一つである厩舎に変わってきた。義理を無視してのスイッチに本気度がうかがえる。


51 ブーケフレグランスの12
父 キングカメハメハ
母父 ダンスインザダーク
牡 5000万円
西 西園正都
募集時評価 B B C B
血統レベル AA
母年齢 7
社台F
血統 75.2% 0.200 0.200 0.100
厩舎 72.6% 0.286 0.000 0.143
総合 77.6% 0.243 0.100 0.121
指数 3882

 立派なトモをしていて、キンカメ牡馬としては確実性がありそうだ。キンカメ産駒らしい若干の硬さはあるものの、全体の動きとしてはリズム良く歩けていてまとまりがある。
 血統的には叔父・叔母にダイワメジャー、ダイワスカーレットがいる良血馬で、この値段も納得。クラシックよりもやや短めの距離適性になりそうな気がするが、そのほうが確実性は増すだろう。
 厩舎は社台RHの所属馬は目立たないが、社台G生産馬はそこそこ預かっている。ただあまり結果を出せていないため、個人馬主預託馬の成績のほうが目立っている厩舎ではある。好調な厩舎でもあり、また諸般の馬房の関係で、今年はこの厩舎に預託馬が増えているというのもありそうなので、この厩舎の本年所属馬のどれかが走りそうな気はする。それがこの馬の可能性は大いにありそうだ。


52 ライムキャンディの12
父 キングカメハメハ
母父 タニノギムレット
メス 2800万円
西 藤岡健一
募集時評価 A C B C
血統レベル B
母年齢 7
社台F
血統 114.5% 0.375 0.125 0.250
厩舎 101.4% 0.286 0.000 0.071
総合 113.7% 0.330 0.063 0.161
指数 3183

 素晴らしく目立つトモをしていて牡馬だったら最高だったのにな、と思ってしまう。硬さは感じず、距離はそこそこもつかもしれない。
 血統的には叔父にダービー3着のベルシャザールがいて、キンカメとの配合も合いそうだ。キンカメ牝馬全体では成績は低調なのだが、社台F生産のキンカメ牝馬は意外にも好成績をあげてる。そういう意味ではデータ的にも面白い馬ではある。
 厩舎は馬房優先主義であり、鞍上の面でも不安はあるが、三振率は低く、そこまで嫌われるべき厩舎ではないのかもしれない。総合的に見れば面白い馬だと思う。


53 マンティスハントの12
父 ダイワメジャー
母父 Deputy Minister
牡 3200万円
西 須貝尚介
募集時評価 B C C C
血統レベル B
母年齢 11
追分F
血統 87.7% 0.228 0.053 0.298
厩舎 147.1% 0.333 0.000 0.250
総合 117.4% 0.281 0.026 0.274
指数 3757

 ダイワメジャー産駒らしい良いトモをしていて、前後のバランスもとれている。ただ背中がやや長めで、その点確実性という点ではどうなのかなと思う。また、あまり大物感を感ずる馬体でもない。ただ、4月生まれだし、まだこれからかなり大きくなると思うので、そのあたりの成長力も計算に入れておきたい。
 血統的には近親にG1馬こそいないものの、メーデイアなど成長力のある近親が多く、早期から始動できるダイワメジャーとの組み合わせは面白そうだ。
 厩舎は早くも上位厩舎としての定位置を取りつつある厩舎で、早速クラブ馬からもG1馬を出した。社台Gから信頼されるのも当然の腕利き厩舎だけに、人的側面は心配無用だろう。


54 バルドネキアの12
父 ダイワメジャー
母父 Indian Ridge
牡 4000万円
西 橋口弘次郎
募集時評価 B B C B
血統レベル B
母年齢 17
社台F
血統 71.9% 0.199 0.070 0.210
厩舎 102.7% 0.211 0.053 0.211
総合 80.1% 0.205 0.061 0.210
指数 3206

 ダイワメジャー産駒らしい姿のわかりやすい馬。容量のあるトモを持ち、柔らかさはあまり感じないものの、後躯にも力強さがあり、確実性は非常に高そうだ。4月生まれでこれだけの見栄えなら十分すぎるほどだ。
 血統的には全兄がまったくダメだったのが非常に気になるが、全兄は肩に窮屈なところがあった。この馬は全くそういうところはなく非常にバランスがとれているので違うと思いたい。その全兄以外の兄姉のほとんどが中央で勝ち上がっているという確実性の高い母だが、さすがに高齢となってきた。その点は確かに心配材料ではある。
 厩舎は、このクラブといえばこの厩舎と言われるほどの有名厩舎だが、ローズキングダム以降はあまり社台G生産馬での活躍馬はみられない。引退も近づいているため預託頭数も少なくなったが、名伯楽の腕前を発揮できる素材ではあるだろう。


55 キュートエンブレムの12
父 ダイワメジャー
母父 ウォーエンブレム
メス 1600万円
西 吉村圭司
募集時評価 C B B A
血統レベル A
母年齢 7
社台F
血統 105.5% 0.262 0.037 0.257
厩舎 113.1% 0.500 0.000 0.250
総合 114.6% 0.381 0.019 0.253
指数 1833

 非常にリズムよく歩けている馬で、体全体を大きく使って歩けているのは好印象。トモの大きさはそれほどでもないが、後ろにも力を感じるし、柔らか味もあって、牝馬としては十分の馬体をしている。
 血統的には叔母にエイジアンウインズやエバーブロッサムなどのG1馬を含む活躍馬がおり、しっかりした裏付けがある。
 厩舎は2012年開業の厩舎で、厩舎のデータは他厩舎からの移籍馬の成績が反映されているため高く出ているだけで、実際は何の意味もないデータ。ただ関西の若手調教師の中では伸びる可能性のある厩舎だと思うので、そこに賭けるのは面白いかも。
 あと、この馬はコメントから推察するに、母父ウォーエンブレムだけあって気性に問題がありそうな感じはするので、その点は気になるところだ。


56 ラピッドオレンジの12
父 ハービンジャー
母父 エルコンドルパサー
牡 4000万円
西 安田隆行
募集時評価 C B B B
血統レベル B
母年齢 9
社台F
血統 71.9% 0.199 0.070 0.210
厩舎 130.9% 0.250 0.063 0.438
総合 101.4% 0.224 0.066 0.324
指数 4056

 右後の着地が若干気になるが、バランスの良い馬体でまとまっている。動きも柔らか味があって良い。
 血統的には新種牡馬だけにどういう方向性に出るのか全くわからないが、馬体を見る限りは芝でやれそうな気がする。
 厩舎はダートや短距離で特に実績をあげているだけに、この馬もそういう方向性を見込まれているのかもしれない。


57 ミュゲドボヌールの12
父 ハービンジャー
母父 バブルガムフェロー
メス 1800万円
西 石坂正
募集時評価 B D D C
血統レベル D
母年齢 12
白老F
血統 50.0% 0.116 0.006 0.374
厩舎 159.2% 0.324 0.162 0.216
総合 104.6% 0.220 0.084 0.295
指数 1883

 やや硬さが目立つ馬で、母父バブルだけにダート方面に出るかもしれない。いいトモをしており、繋ぎもやや立ち気味で短め。ダートではそこそこ確実にやっていけそうな気がする。ただその場合、中央の牝馬がダートで一体何を目指すのかという疑問は常につきまとう。
 血統的には近親に活躍馬はおらず、その分値段も安めになっている。
 厩舎は最高なので、厩舎の力に期待したい。


58 ダンスインザムードの12
父 ハービンジャー
母父 サンデーサイレンス
メス 4000万円
西 松田博資
募集時評価 C B C B
血統レベル AAA
母年齢 11
社台F
血統 105.5% 0.262 0.037 0.257
厩舎 190.9% 0.244 0.098 0.244
総合 148.2% 0.253 0.067 0.250
指数 5927

 リズミカルに歩けてはいるが、特別どこかに魅力があるわけではない。ただやはり血統からくる品の良さはあり、今後どこかの時点で急成長があるのかもしれない。
 血統的には言うまでもない最高ランクの馬。新種牡馬ハービンジャーの実力が試されると言ってもいい組み合わせで、よっぽどの事態が発生しない限り勝ち上がれないようなことはないだろう。
 厩舎は言うまでもなく牝馬に定評のある厩舎であり、走らないと沽券に係わる馬だからこそ、この血統でも厩舎の異動があったのだろう。そういう意味では走る前から色々な宿命を背負った馬とも言える。最高の血統と最高の厩舎のゴールデンコンビの結成で、どういう結果になるのか楽しみだ。


59 ワーキングウーマンの12
父 ハービンジャー
母父 フジキセキ
メス 1600万円
西 岡田稲男
募集時評価 C C D C
血統レベル D
母年齢 8
白老F
血統 50.0% 0.116 0.006 0.374
厩舎 52.5% 0.118 0.059 0.353
総合 51.3% 0.117 0.033 0.364
指数 820

 やや硬さを感じる馬ではあるが、全体としてまとまりはある。牝馬だしトモはこんなものだろう。あまり目立つところはない。
 血統的には活躍馬からは遠く、G1馬となるとダイナコスモスまで遡らなければならない。だからこの値段ということもあるだろう。
 厩舎はあまり人気がないところで、個人的には論外とまでは思っていないが、何故人気がないのかを推し量るに、結局成績を出せていないからという単純な理由に突き当たる。厩舎打率等を見れば一目瞭然だろう。ただ、この厩舎だからといって、全部の馬が走らないわけではないので、その辺が難しいところだ。


60 アルヴァーダの12
父 ハーツクライ
母父 Hernando
牡 3600万円
西 荒川義之
募集時評価 C C C C
血統レベル B
母年齢 12
社台F
血統 92.4% 0.167 0.083 0.250
厩舎 138.6% 0.286 0.143 0.286
総合 115.5% 0.226 0.113 0.268
指数 4159

 値段通りいい馬だとは思うのだが、1月生まれだし、それなりに良く見えて当然というのもあるはず。それにしてはそこまで目立つようなところもない。何か悪いところがあるというわけではないが、パンチに欠ける。
 血統的には兄姉はコンスタントに勝ち上がってはいるものの活躍馬はおらず、やはり目立つところがない。そういう意味ではやや割高に感じる馬ではある。
 厩舎は人気になりにくいところだが、実は社台G生産馬でしっかり成績を出せている。そういう意味では期待馬を預かる素質を持った厩舎のはずだ。


61 コートアウトの12
父 ハーツクライ
母父 Smart Strike
メス 4000万円
西 松永幹夫
募集時評価 C B D C
血統レベル A
母年齢 14
社台F
血統 105.2% 0.500 0.000 0.125
厩舎 122.1% 0.167 0.083 0.083
総合 113.6% 0.333 0.042 0.104
指数 4544

 半姉もそうだったが若干硬い感じのする馬。ただこの血統はそのほうが走るのだと思うから、これはこれでいいのだと思う。全体としてまとまりのある馬体なのは良い。
 血統的には半兄がシンボリクリスエス産駒でG1馬、半姉はディープ産駒で桜花賞2着と、この上ない血統。父ハーツクライでも同様に期待できる。ハーツクライの牝馬は長打こそ出ていないものの、やたらと打率が高く、クズが出る可能性は極めて少ない。確実性は相当高いだろう。
 厩舎は最近勢いが感じられない厩舎で、厩舎データはレッドディザイアの威光で回収率は高くなっているが、打率は高くない。特に、それなりの高額馬で最近あまり結果を出せていないところをどう考えるかだろう。


62 ゴットザビートの12
父 ハーツクライ
母父 フレンチデピュティ
メス 1600万円
西 木原一良
募集時評価 C C E E
血統レベル B
母年齢 10
白老F
血統 104.6% 0.500 0.000 0.500
厩舎 16.5% 0.000 0.000 0.400
総合 60.5% 0.250 0.000 0.450
指数 969

 かなり硬さが目立つ馬で、母父の硬さが出てしまったのかなという感じ。特に左肩はちょっと気になる。そのせいか歩くリズムも悪くなってしまっている。あと、繋ぎがかなり立ち気味なのも結構気にかかる。
 血統的には祖母は米国で結構な活躍馬だが、その他は近親に目立つ活躍馬はいない。値段通りの血統だがハーツクライの牝馬だけに募集価格程度の活躍は見込めるかもしれない。
 厩舎はデータを見る限り、うーん、と言わざる得ない感じ。総合するとこの馬だけ急に活躍というのはデータ的には考えにくい感じだ。


63 ファーストバイオリンの12
父 マンハッタンカフェ
母父 Dixieland Band
牡 7000万円
西 須貝尚介
募集時評価 B B B B
血統レベル A
母年齢 14
社台F
血統 164.5% 0.250 0.125 0.375
厩舎 147.1% 0.333 0.000 0.250
総合 155.8% 0.292 0.063 0.313
指数 10905

 実に雰囲気のある馬で、これが社台F代表が、確か何かの雑誌か本かで自慢していた馬かと納得がいく。非常に品のある馬で、歩かせても滑らかな動きでリズムよく動けている。4月生まれだからまだこれからどんどん成長していくし、今の段階でこれならば十分だろう。
 血統的には、母はアメリカから韓国に移動し、韓国から社台が購入してきたという面白い馬。半兄が米国の活躍馬だから、この馬も当然期待できるはず。母年齢も14歳とギリギリのところだし、走る要素は満たしている。
 厩舎は若手でもクラブ馬からも信頼され、かつ、成績を出している、すでにトップクラスの厩舎だ。この馬を預けられるということで、その信頼性の高さがうかがえる。
 方向性としては当然クラシックを目指さなければいけないが、マンハッタンカフェの代表産駒になってもいい素質馬だろう。


 今日はここまでになります。明日は社台RH関西の残りをやる予定です。

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June 05, 2013

2013社台・サンデー・G1募集時評価の説明

 いよいよ募集時評価を明日から開始します。途中休みも入ると思いますが、社台RHを4日、サンデーRを4日、G1を2日の全10日で行っていく予定です。

 今年は、例の、トモ-後脚-肩-リズム、という評価に加えて、以下のexampleのようなデータ面の解析も載せる予定です。
 その、データ面については、今までほとんどの記事を読んでくれた方でもパッと見では意味不明になってしまう可能性がありますので、ここで説明を入れておきたいと思います。過去の記事を読んでいただいている方ならば、この説明を読んでいただければ、内容についてはすんなりご理解いただけると思います。

 社台・サンデーとは関係ありませんが、昨年の東京サラブレッドクラブの募集馬であるシェアザストーリーの11を例として各データを説明したいと思います。

**********
シェアザストーリーの11  
父スペシャルウィーク 
母父コマンダーインチーフ
牡3,600万
西 石坂正
募集時評価 A B C A
厩舎ランク 37.0
血統レベル A
母年齢 9
生産 ノーザンF
血統 170.8% 0.625 0.250 0.250
厩舎 194.6% 0.393 0.214 0.214
総合 182.7% 0.509 0.232 0.232
指数 6577
**********

1行目:募集名

2行目:種牡馬名

3行目:母父名

4行目:募集価格

5行目:東西所属及び所属厩舎名

6行目:募集時評価…左から、トモ-後脚-肩-全体のリズム、の評価です。
トモはトモの大きさ及び迫力で評価しています。後脚はクセがないか、スムーズか等で評価しています。肩は肩の出のスムーズさ、硬さで評価しています。全体のリズムはスムーズな全身運動ができているかを評価しています。

7行目:厩舎ランク…過去の記事にも何度か出てきている厩舎ランクの2012年の値です。基本的にはリーディングの順位が高いほど良い値になっているはずです。この厩舎ランクの数字は今回の回収率等の計算には使用していません。厩舎回収率等の値が現実と乖離していないかどうかを考える場合の参考として表示しているにすぎません。

8行目:血統レベル…母系の血統の良さを、近親(母、兄姉、祖母、叔父叔母)にG1馬がいるかどうかで単純に表しました。AAAはG1馬が3頭以上、AAはG1馬が2頭以上、AはG1馬が1頭、Bは近親に重賞勝ち馬あり、Cは近親に重賞3着以内馬あり、Dはその他という区分です。この血統レベルも計算には何の関係もありません。母系がどんな感じかを一目でわかるよう載せただけです。

9行目:母年齢:母の出産時の馬齢です。母年齢に応じた母係数を血統回収率に乗じます。
※母係数…以前の記事でも紹介した、母年齢の回収率に与える影響を係数化したものです。母係数は、血統回収率に乗じます。母4歳~7歳は1.1、母8歳~14歳は1.0、母15歳~16歳は0.9、母17歳~18歳は0.8、母19歳以上は0.7が係数となります。

10行目:生産牧場


11行目:左から、血統回収率、血統打率、血統長打率、血統三振率の値です。

※血統回収率…種牡馬ごとのデータを基にした各馬の(予想)回収率データです。種牡馬別で抜き出したデータをさらに、牡牝別かつ牧場別でフィルタしたデータが各馬の血統的回収率となります。種牡馬別+牡牝別だけで十分とも思えますが、やはり出自もデータに入れたいと思い、牧場別でもフィルタをかけたデータを使うこととしました。種牡馬によっては、データが少ないこともあります。その場合牧場別にまで絞り込んでしまうと、データが極端に偏ってしまうのですが、それはやむを得ないこととして、そのままのデータを使うことにしました。
 ただし、新種牡馬やまだ産駒が1世代又は2世代しか走っていない種牡馬及び社台G生産の産駒が極端に少ない種牡馬については、そもそもデータが取れないか、又は、データの整合性が取れませんので、その場合は、全馬における、牡牝別及び牧場別のデータを代替として使うことにしています。
 具体的には、ハービンジャー、キンシャサノキセキ、ダイワメジャー、チチカステナンゴ、メイショウサムソン、ローエングリン、ソングオブウインド、カンパニー、アドマイヤムーン、コンデュイット、ヴァーミリアン、アドマイヤドンは全馬平均のデータを使っています。なお、マル外は、マル外で集計したデータを使っていますので、全馬平均のデータは適用していません。

※血統打率…血統回収率と同じデータを使用して算出した各馬の(予想)打率です。

※血統長打率…血統回収率と同じデータを使用して算出した各馬の(予想)長打率です。

※血統三振率…血統回収率と同じデータを使用して算出した各馬の(予想)三振率です。


12行目:左から、厩舎回収率、厩舎打率、厩舎長打率、厩舎三振率の値です。

※厩舎回収率…血統回収率のデータと、元になるデータは同じですが、そのデータを厩舎ごとに算出したものです。データ上、転厩した馬については、最後に所属していた厩舎でカウントされています。したがって、上位厩舎から、不振馬が下位厩舎や新規厩舎に転厩しているという現実がありますので、上位厩舎のデータは現実よりも若干良くなっている可能性はあります。逆に、新規厩舎は引退寸前の未勝利馬を多数抱えていたために現実よりもデータが押し下げられる傾向にあると思います。この点はあまりに現実と乖離している場合は、その都度各馬のデータのところでコメントしたいと思います。

※厩舎打率…厩舎回収率と同じデータを使用して算出した各馬の(予想)打率です。

※厩舎長打率…厩舎回収率と同じデータを使用して算出した各馬の(予想)長打率です。

※厩舎三振率…厩舎回収率と同じデータを使用して算出した各馬の(予想)三振率です。


13行目:左から、総合回収率、総合打率、総合長打率、総合三振率の値です。

※総合回収率…血統回収率に母係数を乗じたものと、厩舎回収率を合計し、2で除した値です。計算式で表すと以下の通りです。

「総合回収率=(血統回収率×母係数+厩舎回収率)/2」

※総合打率…血統打率と厩舎打率を単純に加算して2で除したものです。

※総合長打率…血統長打率と厩舎長打率を単純に加算して2で除したものです。

※総合三振率…血統三振率と厩舎三振率を単純に加算して2で除したものです。


14行目:指数…募集価格×総合回収率の値です。数値的には予想獲得賞金的なものと考えています。


 一気に説明しましたが、さすがに、普段このブログを読んでいただいている方でも、意味不明すぎて、呆気にとられているかもしれませんね(笑)。まあ、いずれも単なる数字遊びに過ぎないという面もあるのですが、何もないよりはいいだろうという程度の参考情報として見てください。

 馬体以外の情報をどうやって集約していったら、ある程度の合理性をもった指標を作れるかを自分なりに試行錯誤した結果、こういうことになりました。

 まず、血統面では種牡馬に注目し、種牡馬ごとの回収率等を今まで調べてきました。「種牡馬の実力」で色々調べていたのと基本的に同じです。ただ、なるべく直近のデータも加えたいという意味合いで、2010年産の3歳馬の成績も含めています。ちなみに、3歳馬のデータを含めたら、ディープインパクトのデータが急落しました。クラブ馬の3歳ディープが不振だったことがわかります。
 各種牡馬ごとの回収率等を各募集馬にあてはめていくにあたって、牡牝でフィルタし、さらに生産牧場でフィルタしたデータを使用することにしました。最初はさらに東西別までフィルタしたデータを使おうかとも思ったのですが、あまりにデータが細分化され過ぎてもかえって意味がないかと思い、牡牝別、生産牧場別でフィルタしたデータを使うことにしました。今回の例に挙げた、シェアザストーリーの11の場合だと、スペシャルウィークの牡馬でノーザンF出身の2006~2010産馬の平均データを使用しているということになります。
 牡牝別のフィルタだけで十分だし、牧場別はかえってデータの信頼性を損なうという考え方もあると思いますが、私は「出自」は結構重要なんじゃないかなと勝手に思っているので、フィルタに加えました。最終的に出資馬を選ぶ際には、各馬でなるべく差がついたほうが面白いかなとも思うので、このあたりの細かさのフィルタが適当かなと思ったわけです。
 さらに、血統回収率には母係数を乗じています。母の年齢が高くなるにつれて仔の成績も下がるという相関関係があることは、全体的な平均で見れば明らかであるため、そこも数値化しました。以前記事に書いたやつです。母係数を血統回収率に乗じるか、厩舎回収率と加算後の総合回収率に乗じるかは最後まで迷ったのですが、総合回収率に乗じると影響が大きすぎるかもしれないと思い、血統回収率に乗じることとしました。一応、これで母年齢のデータも回収率に反映しています。ただし、打率、長打率、三振率には母係数は乗じていません。

 次に厩舎についてです。厩舎については、リーディングの順位や、厩舎ランクの値を見れば、その所属厩舎の現状はだいたい把握できます。ただ、不思議なことですが、リーディング上位や厩舎ランク上位の厩舎であっても、クラブ馬という切り口で見た場合は実はそんなに上位ではないという厩舎もあります。なんとなく感じてはいるものの数値では表現されていないのでよくわからない。そのよくわからない部分を数値化したものが、厩舎回収率等ということになります。さらに今回の場合は、社台G生産クラブ馬に限定してデータを取っています。一部過去の社台G生産馬の預託がない厩舎については、他牧場生産のクラブ馬全馬のデータを使用していますが、ほとんどの厩舎については社台G生産馬のみのデータを基にしています。これで、その所属厩舎が社台Gとどのような関係性にあるのかもわかるかと思います。
 例えば、回収率等いずれの数値も低いにもかかわらず毎年預託馬が回ってくるような、いわゆる「義理」のある厩舎なのか、とか、すべての数値が平均以上で、活躍馬はそんなに多くないものの、社台Gと信頼関係が築けている厩舎なのかとか、色々考えられると思います。
 さらに細かく考えると、回収率は良いが打率、長打率ともに低く、1頭の活躍馬が回収率のデータを引っ張り上げている厩舎なのかとか、回収率はそれほどでもないが、打率が高く三振率の低い確実性の高い厩舎なのかとか深く考えることもできるかと思います。色んな見方があると思いますので、楽しんで読み解いていただければと思います。

 そして、血統面と厩舎面を単純に合体させたのが総合回収率等です。一番使い勝手のいいデータかもしれません。最初に総合回収率等を見て、その後、血統回収率等及び厩舎回収率等の個別データを見ていく方が思考の流れとしては帰納的でわかりやすいかもしれませんね。血統と厩舎というのは独立した事象なのですが、あえて合算してみました。なるべくデータ上穴の少ない馬を探したいという場合には最適なデータかもしれません。

 最後のデータが、「指数」です。正直なくてもいいデータなのですが、募集価格に総合回収率を乗じたら、机上の予想獲得賞金的なものがでるだろうということで、加えました。単に私が指数好きで、いつか自分独自の指数を作ってみたいなあと漠然と思っていたのもあり、「指数」ということにしました。名づけるなら「競馬悟空指数」でしょうか(笑)。我ながら幼稚な数字遊びだとは思いますが、なんかもう、考えすぎて何もかもわからなくなってしまったというときに参考にしてみてください。
 
 これらのデータは、当たり前ですが、過去5年分のデータを基にしているため、過去5年の名馬と「出自」が似ていればいるほど、値は高くなる傾向にあります。要するに、白老産のステイゴールド牡馬であればとんでもなく高い値になるということです。確かに、こういうふうに断片的に切り取ってしまうと、何か無意味なものに感じてしまうのですが、実際のところ、これらのデータは「血統」や「厩舎」のトレンドを知るのに役立つという部分が大きいのかなと思います。株式投資でもテクニカル指標とかありますし、そういう過去のデータを基に、トレンドを読み解いていく。そう考えれば、意外と無駄でもないデータなのかなと自分としては思っています。


 さて、明日から始める予定の募集時評価では上記のexampleで示したデータにコメントをつけて、だいたい20頭くらいずつ紹介していきます。皆さんの出資馬選定の参考になるかはわかりませんが、気が向いたら暇つぶしにご覧ください。

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June 04, 2013

カタログ到着

 社台・サンデー・G1のカタログが到着しました。これから忙しくなります。まだ、ざっとしか見ていませんが、やはりDVDで動きを見ると印象が変わる馬も多いですね。
 社台・サンデー・G1はPDF版のカタログもダウンロードできるようになっているので助かります。これで重いカタログを持ち運びしなくて済むというのが嬉しいです。
 さて、忙しいので今日はこの辺で。また明日。

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June 03, 2013

2013社台G募集向けデータの簡単な"おさらい"

 もうすぐカタログが来ますので、カタログ・DVDを見たら、昨年同様に募集時評価をやる予定なのですが、その前に、簡単な社台G生産のクラブ馬に関するデータのおさらいをしておきたいと思います。
 今回、募集時評価用に、2010年産も入れてデータを取り直しました。2010年産のデータも含めて、募集時評価の際には、各馬のデータを示していきたいと思っています。
 今日のところは、全体のデータのおさらいという感じの内容です。


2013shadaig

(注)
・母集団は2006年産から2010年産までの5世代の社台グループ生産のクラブ募集馬です。社台系列以外のクラブで募集された社台G生産馬(セレクトセールなどでの購買のもの)を含みます。
・クラブ募集馬のうち、社台F、ノーザンF、白老F及び追分F生産馬のみを対象としています。
・今回のデータには社台グループオーナーズでの募集馬は含めていません。
・回収率・・・募集価格に対する獲得賞金の割合です。100%を超えていれば募集価格分は回収したことになります。ただし維持管理費及び税金等は考慮されていない値なので、100%超だから利益が出ているというわけではありません。
・打率とは、募集馬全体のうちに、回収率100%以上馬の占める割合のことです。
・長打率とは、募集馬全体のうちに1億円以上獲得した馬の占める割合です。
・三振率とは、募集馬全体のうちに獲得賞金が0円の馬が占める割合です。獲得賞金0円の馬とは、レースに出走したものの1回も掲示板に載らなかった馬及びデビューできなかった馬の合計となります。


1.社台G全体の値

 以前示したデータより下がっていますが、それは2010産を含めたせいです。2010年産馬はまだ3歳ですから、平均回収率は30%くらいなので、それがデータを押し下げています。3歳馬を含めるとデータが歪んでしまうという側面があるものの、世代数が少ない種牡馬のデータをとるため、及び、なるべく直近の傾向まで反映したいという意図から、2010年産も含んでデータとして使用することにしました。
 この全体の、回収率、打率、長打率及び三振率は、すべてのデータとの比較すべき基礎データになります。今後募集時評価のデータを見るときに必要となりますので、大体の値を頭の片隅に置いておければ後々便利かもしれません。


2.牡牝別

 牡牝では、回収率及び打率はほとんど変わらないのですが、長打率、三振率は、牡馬のほうが良い値ということになります。牡馬のほうが値段が高い分、1億円以上獲得する馬が多いというのは当然です。牝馬は安い分、まったく掲示板にすら上れない馬が3割近くに達するということです。


3.東西別

 東西別では、すべての項目において、やはり関西が上回っていますね。これが現状であるわけですが、最近はG1戦線でも関東馬の復権が目立ってきています。関東居住者としては、今のまま関西重視で行くべきなのかどうか、迷うところではありますね。


4.牧場別

 牧場別では、牡馬のほうは、そんなに極端な差はないのですが、牝馬のほうは、白老F産、追分F産のデータは総じて低めです。若干気になるポイントです。


5.マル外

 マル外について、改めてまとめてみました。社台系にかかわらず、クラブ募集馬全体での数値ですが、社台系に限っても数値はほとんど変わりません。純粋なマル外のみのデータですが、持ち込みを入れてもデータはほとんど変わらないと思います。持ち込みを含めたら、牝馬のデータは若干良くなるかも知れないですね。
 マル外は総じて低い値なのですが、特にマル外牝馬はひどいです。これはもう、理由は簡単で、マル外牝馬は混合戦にしか出られないという大ハンデがあるから、こういう結果になってしまっていると考えられます。今一度、マル外に対する心構えを、自分の中で再確認しておきたいですね。


 おそらく今週の後半から、社台・サンデー・G1の募集時評価の内容をUPしていく予定でおります。今年は例の回収率だとか打率だとかのデータも入れて表示するので、明日以降で、今年の募集時評価の記事の見方を説明する予定です。


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June 02, 2013

2013/6/2(日)結果

 今日は東京競馬場に新馬戦を見に行ってきました。今日の新馬戦では、募集時から注目していた馬が2頭出走しました。自分が注目していた2頭を軸に3連単を買ったら当たったので、久しぶりに気分の良い週末になりました。


【東京5R芝1600m新馬】

イスラボニータ (フジキセキ) 1着
募集時評価 C-B-B-A

20130602isla

パドックでは落ち着いて歩けていたが、まだ少し緩い感じがするというか、まだキッチリとは仕上がっていない感じで、当たり前だが幼い感じのする馬だった。それでもしっかり歩けていたし、騎乗合図がかかったところでは鳴いたりもしていたが、ほぼ全馬鳴いていたので、この馬だけが幼いというわけでもなかった。レースでは出遅れ2、3馬身の不利となるが、新馬戦独特のスローな流れのため、少し押していくと普通にポジションを上げて7番手くらいの外につける。4角では自然な感じで上がっていき、他馬とは手応えが違う感じで、残り400m過ぎで先頭に立つと、そのまま後続を引き離し、そのまま優勝。非常に綺麗な、ダイナミックなフォームで走れる馬で、良い柔軟性を持っているように思えた。この後は一息入れるようだが、今後の2歳戦での活躍が楽しみだ。関係者の皆様優勝おめでとうございます。


モントボーゲン (ゼンノロブロイ) 3着
募集時評価 C-B-B-A

20130602monto

パドックでは2人引きで、調教師自身で引いていた。若干チャカつくところもなったが、レースに影響するようなものではなかった。しっかりと歩けていて、幼いながらも良く見えた。上手くスタートして3番手くらいにつける。新馬戦らしいスローな流れをきちんと折り合って走れていた。内にこだわって4角を回ってからもそのまま最内を突くが、スローな流れだったこともあり、囲まれて動けなくなってしまう。残り200mくらいでようやっと前に進路ができて抜けてくるが3着まで上げるのが精一杯。今日はレースの展開面で進路取りが仇になった感じだが、最後は良く伸びていた。勝てなかったのは残念だが、次にすぐ結果を出してくれそうだ。


(注)左から、トモ-後脚-肩-全体のリズム、の評価です。
トモはトモの大きさ及び迫力で評価しています。後脚はクセがないか、スムーズか等で評価しています。肩は肩の出のスムーズさ、硬さで評価しています。全体のリズムはスムーズな全身運動ができているかを評価しています。

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June 01, 2013

2013/6/1(土)結果

 今日は新たな2歳新馬戦が行われました。早速クラブ馬からも優勝馬が出て、また新たな1年の始まりを感じますね。気になった新馬戦の回顧です。


【京都5R芝1600m新馬】

レッドりヴェール (ステイゴールド) 1着
募集時評価 C C D C

5頭立てと寂しいレースだったが、スタートして折り合いをつけ、終始スローな流れを4番手くらいを追走。4角を回ってからは3頭の争い。最後は2頭の叩き合いになるが、きっちり差し切って優勝。うれしい2歳新馬戦最初の勝利となった。このレース自体は新馬戦でかつ5頭立てだったため予想通り超スローになったが、しっかり折り合っていたし、非常に良いフットワークで走れていた。このレースのレベル云々は少頭数の超スローだったし、ちょっと何とも言えないが、ここで早速一つ勝てたことで、この先の夢が膨らんだ。ステイゴールド産駒は牡馬に活躍馬が偏っているが、牝馬も大活躍が少ないだけで、他の種牡馬に比べたら十分に走っている。2歳戦のうちにさらに賞金を積み増して上を目指して欲しい。関係者の皆様優勝おめでとうございます。


ダンスールクレール (ブラックタイド) 4着
募集時評価 B C B C

普通に出て外を回って前につけるが、何か道中でびっくりしているような動きもあり、4角を回って先頭に立つが、後ろからかわされると、露骨にスピードを緩める感じで下がっていき結局4着。今日のレースを見る限りは、能力云々というより、まだ子供っぽくて、もう少しレース慣れが必要に感じる。今日の少頭数でこれだと次も少し心配だが、レースに慣れてくれば今日とはまったく違う競馬をしてくれるだろう。


(注)左から、トモ-後脚-肩-全体のリズム、の評価です。
トモはトモの大きさ及び迫力で評価しています。後脚はクセがないか、スムーズか等で評価しています。肩は肩の出のスムーズさ、硬さで評価しています。全体のリズムはスムーズな全身運動ができているかを評価しています。


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