2013東サラ募集時評価(その5)
今日がいよいよ最後になります。全馬見てきましたが、今年は変なのと言っては失礼ですが、問題がありそうな馬はほとんどいないと思います。実に楽しみな34頭です。この中から未来の活躍馬を見つけたいですね。
また、募集締め切りまでには注目馬をピックアップしたいと思っています。
29 ショウダウン12
父 ファルブラヴ
牡 2,000 万
西 笹田和秀
募集時評価 C C D C
厩舎ランク 36.2
血統レベル A
母年齢 13
ノーザンF
誕生日 3月4日
体重等 468 154 181 21
血統 60.8% 0.200 0.000 0.200
厩舎 93.9% 0.286 0.000 0.143
総合 77.3% 0.243 0.000 0.171
指数 1547
ファルブラヴ産駒らしい 丸っこい馬体で、バランスも整っていてそれなりに見栄えはするものの、動かすと若干硬いし、またあまり体を大きく使えていない。どうしてもやや鈍重な感じを受けてしまう。そういう血統だと言えば確かにそうだが、ファルブラヴの牡馬自体にあまり活躍馬もいないし、データ的にもあまり買う材料はない。
厩舎はクラブ馬ではそこそこ結果を出せているところ。血統的には叔父にG1馬もいて筋は通っている。ただ、兄姉は今のところ活躍しているとは言えず、あまり強気になれる材料はない感じだ。
30 ラピーダシャリナ12
父 タイキシャトル
牡 1,800 万
東 鹿戸雄一
募集時評価 C C D C
厩舎ランク 28.7
血統レベル B
母年齢 6
下河辺牧場
誕生日 2月15日
体重等 443 153 177 20
血統 77.0% 0.228 0.019 0.317
厩舎 129.9% 0.381 0.095 0.190
総合 107.3% 0.305 0.057 0.254
指数 1932
見るからに短距離向きで立ち肩ではあるが、前後のバランスは整っている。柔かい感じではないが、短いところを目指す馬だと思うので、特に問題ないだろう。
データ的には社台G以外生産のタイキシャトルの牡馬はかなり成績が良く、穴っぽい感じで面白そう。厩舎もクラブ馬で成績を出せているところなので、データ面からは死角はない。
あとはこの牧場の生産馬が欲しいかというところだろう。
31 アルレシャ12
父 キングズベスト
メス 3,200 万
西 安田隆行
募集時評価 B C E D
厩舎ランク 38.6
血統レベル A
母年齢 6
社台F
誕生日 2月12日
体重等 374 152 167 19
血統 105.5% 0.262 0.037 0.257
厩舎 130.9% 0.250 0.063 0.438
総合 123.5% 0.256 0.050 0.347
指数 3950
キングズベストの牝馬で安田厩舎所属。トモは牝馬としては張りがあって大きさもあるが、すごく硬い印象。短めの距離のほうが向きそうだ。短距離得意な厩舎でその点はいいのだが、キングズベストの牝馬は日本では全然走っていない。この点は何とも気がかり。また、2月生まれだが馬体も小さめで、これからどの程度大きくなってくれるのか。牝馬とはいってもあまり小さいと困ってしまう。データは全馬平均なので参考にならないし、何度も言うがこういう持ち込みが最近は走ったためしがないので、やはりリスクは高いと思う。
32 スプリングシーズンII12
父 Makfi
メス 1,800 万
東 大竹正博
募集時評価 C C C B
厩舎ランク 32.4
血統レベル A
母年齢 7
ノーザンF
誕生日 2月20日
体重等 468 157.5 176 20.5
血統 93.7% 0.193 0.024 0.291
厩舎 21.6% 0.111 0.000 0.444
総合 62.4% 0.152 0.012 0.367
指数 1123
DVDでは少し腰高になっているが、それでもリズム良く歩けている。すでにかなり大きくなっているので、牝馬として体の大きさで苦労することはないだろう。左前の出し方が若干気になる。馬体自体は総じてまとまっていると思う。
血統的には馴染みのない種牡馬の産駒でデータは意味がない。日本に合うのかどうかはやってみないとわからない。そういう意味でリスクのある馬だし、繰り返しになるが、こういう持ち込みのクラブ馬では、最近は成功例がほとんどないということは心にとめておきたい。
33 スープリムゴディス12
父 キングカメハメハ
牡 4,400 万
東 鹿戸雄一
募集時評価 B B C B
厩舎ランク 28.7
血統レベル B
母年齢 8
パカパカファーム
誕生日 2月20日
体重等 443 156.5 178 20.5
血統 135.5% 0.361 0.056 0.361
厩舎 129.9% 0.381 0.095 0.190
総合 132.7% 0.371 0.075 0.276
指数 5839
脚長でキンカメ産駒らしい馬体。トモの形も良く、この種牡馬の産駒の中では走る形に近いと思う。コンクリートの上を歩いているので比較しづらい部分もあるのだが、キンカメ産駒らしい硬さがあって、むしろこれはこれでいいのではないか。全体としてリズムよく歩けているし、確実性が高そうなタイプだ。
血統的にはミスプロのクロスがある馬で、ホッコータルマエが最近活躍はしているものの、この父の芝の一流馬にはこのクロスのある馬はほとんどいない。プラスではないと思う。
データ的には血統データ厩舎データともに死角はなく、データ的にも確実性が高そうだ。ウインドインハーヘアから続くボトムラインも魅力的だし、実に面白そうな馬だ。
34 カロンセギュール12
父 ゼンノロブロイ
牡 4,800 万
東 藤沢和雄
募集時評価 C C C B
厩舎ランク 39.8
血統レベル D
母年齢 8
ノーザンF
誕生日 4月4日
体重等 448 157 174.5 20.6
血統 36.4% 0.000 0.000 0.143
厩舎 83.3% 0.450 0.050 0.050
総合 59.8% 0.225 0.025 0.096
指数 2872
バランスはすごく良いと思う。ただ、牡馬にしてはトモがもう少し欲しいところ。動き自体はリズムがあって良いと思うが特別目立つわけでもない。
これだけの値段なのだから血統的に特別な馬かと思うとそうでもなく、この種牡馬の産駒がこれまで活躍馬を多く出しているというのならそれでも納得がいくが、どうにも割高感がぬぐえない。
この種牡馬の産駒が欲しくて、また、この所属厩舎に思い入れがあるならば魅力的に映ると思う。
Comments