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December 19, 2013

種牡馬雑感(その1)

 あと1週で今年の中央競馬も終わりです。徐々に種牡馬リーディングも大勢が決まってきました。
 2013年の種牡馬成績が確定したら、また例の、種牡馬の実力の最新版データをとって、1月から記事にしていきたいと思っています。

 その前に、あまり詳細なデータにこだわらず、イメージとかも含めてクラブ募集に関係のありそうな種牡馬について、簡単に感想というか、コメントをしておこうかなと思います。今日は種牡馬の中でも、新種牡馬や、まだ比較的新しく評価が確定していない種牡馬についてです。


チチカステナンゴ

 初年度産駒である2010年産が、繁殖レベルの割には極度の不振と言えるような内容で、2012年産は投げ売りのような価格で社台Gから各クラブに産駒が卸されています。ただ、最近は勝ち星自体は大分増えてきているようで、まったく勝てない種牡馬というわけではなさそうです。中山競馬場のような最後に急坂があって上がりがかかるような競馬場、どちらかというとパワー寄りの馬場で力を発揮する産駒が多いようです。芦毛の産駒が多いので、写真で見ると良く見えない産駒が多いのですが、動きには見どころのある産駒がいたりして、そういうのは結構勝ち上がったりしています。血統よりも動きに着目したほうが面白いのかもしれません。
 一口の視点から考えると、大物は出ないが、そこそこ2~3勝程度できる産駒は出てきそうな感じで、値段との見合いでは買いという判断もアリなのかなとも思います。この辺は自分がどういう成績を望むかにもよるでしょう。とにかく経済的リスクがあっても重賞級を狙いたいなら、この種牡馬の産駒は今のところ難しいでしょうし、1,000万条件でコツコツやれるタイプを狙うのであれば、意外とアリなのかもと思ったりもします。


メイショウサムソン

 初年度産駒である2010年産がダービーに出走したりして、結構それなりに頑張ったなという印象もあります。ただ、この馬の場合は、芝の中距離以上の舞台でのみやっていける産駒ばかりという印象ですね。なので、一つ勝てれば楽しませてくれそうな馬がいるのは確かですが、年が明けて2000m以上の未勝利が増えてくるまでは、ほとんど勝ち上がれないというジレンマもあります。中距離以上でひょっとすると一発大物を出す可能性もゼロではないと思いますが、やはりSadler's Wells 直系の種牡馬が日本で生き抜くのは難しい面がありそうです。馬体は背腹に長さがあるタイプが多く、確実性は低いタイプと見ていましたが、意外にもクラブ馬は結構な確率で勝ち上がっています。牝馬の勝ち上がりが多いのも盲点でした。トモに良さがある馬ならば確実性は増しそうです。
 一口の視点からは、上記のチチカステナンゴと同様に大安売りのセール状態ですので、古馬になってから中距離以上でコツコツやれそうな馬を狙うというのもアリかもしれません。社台SSから追放になりましたので、今後社台Gからの募集は減ってくるでしょうが、まだ何年かは産駒が募集されると思うので、見極めが重要ですね。


ダイワメジャー

 意外にもまだ1億円に届いているクラブ馬は一頭もいないという現状です。2009年産が初年度ですから、3歳以上は2世代しかいないというのもあるのですが、ゼロというのはちょっと意外ですね。父は2000mもこなしましたが、産駒はマイル前後の活躍馬が多く、ある程度確実性が高い種牡馬だと思います。馬体的には父に似た産駒が非常に多く、肉付きが良くて丸っこい感じがしていても、トモに良さがあれば活躍できる感じです。牡馬に特にその傾向があると思います。
 一口の視点から考えると、勝ち上がりもよく、マイル前後で堅実に走ってくれる産駒が多いので、結構人気のある種牡馬だと思います。ただ、現時点では長打はなく、堅実なアベレージヒッターになってしまっています。古馬になってからの成長力がどれくらいあるのかも、今後わかっていくでしょうから、来年以降の古馬の走りに注目ですね。


コンデュイット

 社台Gのクラブではあまり馴染みがない新種牡馬ではありますが、ほんの少し募集もされていました。ビッグレッドGのクラブでは当然たくさん募集されていたわけですが、残念ながら今のところの結果は期待ほどではない感じですね。新種牡馬ですから、まだこれからどうなるかわからない部分も多いですが、2歳戦からガンガン勝ち馬が出てくるタイプではなさそうです。パドックで何頭か産駒を見ましたが、特に馬っぷりが目立つような産駒が多いということもないですし、このまま中庸な位置に終始するかもしれませんね。
 一口的には、社台Gの産駒に主に出資している場合は、あまり影響はなさそうですね。その他のクラブでも、今のところ出資したいと思うような要素が見当たらないです。


ヨハネスブルグ

 一番意外な活躍をした新種牡馬と言えそうです。日本で併用される前の産駒もそこそこ日本で実績を出せていましたし、それなりにやるかもねという期待はあったでしょうが、いきなり2歳から芝でもダートでも重賞勝ち馬を出すとは驚きですね。パドックで産駒を見ても、距離はもたないだろうなという感じの馬がほとんどですが、筋肉質で見栄えのする馬も多いです。
 一口クラブでは2歳馬は3頭しかおらず、現状は全馬未勝利。社台Gから産駒が出てくることは考えにくいですから、他のクラブで募集があるなら、ぜひ考えたいですね。ただ、2012年産、2013年産は極端に産駒数が少ないので、クラブに出てくることがあるのかどうかというのが問題ですね。まだ先になりますが、注目するなら2014年産以降ということになるでしょうか。さらに、気が早すぎますが、Storm Catの直系ですから、母父に入ってもどんな活躍を見せるのかも楽しみです。


マツリダゴッホ

 新種牡馬として出だし好調でしたが、重賞制覇にまでは至らず、2歳戦は尻すぼみな感じでした。ただ、2歳戦でこその種牡馬というわけではないでしょうし、これから産駒が3歳になってどうなるかが勝負でしょう。パワータイプでややゴツイ感じの馬が多いように見受けますが、芝・ダート共用で走ってくれそうです。
 一口ではそこそこ募集頭数がいますが、いずれも価格は安めであるため、募集価格を回収できる馬は結構出そうです。やはりあとは重賞クラスや1億円クラスに届く馬がどれだけ出てくるかが気になりますね。


ディープスカイ

 新種牡馬ですが、全体でも新馬を勝ったのは今のところ1頭のみ。クラブ馬は7頭いますが、3頭デビューしていて勝ち星なし。クラブ馬はまだ3着以内にも入っていません。お世辞にも褒める要素が見つからない状況ですが、まだ2歳戦ですし、これからに期待するしかないですね。トモが今一つの産駒が多いみたいで、その点は非常に気にかかるところではあります。
 一口的には、正直、相当な自信がない限りは様子見したほうがよさそうですね。


ブラックタイド

 言わずと知れたディープインパクトの全兄で、馬っぷりは素晴らしいものがありました。10年産、11年産と2世代デビューしたわけですが、重賞勝ち馬を出すこともできましたし、値段の割には頑張っている種牡馬と言えるかもしれません。この馬の産駒は、父の馬っぷりを承継して、実に立派な見栄えをしている馬が散見されるのですが、見かけほど走らないということも多い気がします。弟の産駒のような決め手を持つ馬はいないので、勘違いしないように気をつけたいです。
 一口クラブでも毎年産駒が出てきていますが、馬っぷりを妄信しないよう注意が必要かもしれませんね。

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Comments

マツリダゴッホとディープスカイ、共に新種牡馬として期待(勿論今でもですが)してますが良い繁殖が集まった割には今一つな気がしますね。

来年以降の巻き返しに期待です!

個人的にブラックタイドは繁殖が弟と一年限定で入れ替えたらどんな産駒が出てくるのかワクワクしますね。もし募集あれば迷わず出資したいです♪

Posted by: ねこだねこきち | December 20, 2013 at 11:54 AM

ねこだねこきちさん、こんばんは!
マツリダゴッホはまだいいのですが、ディープスカイはちょっと出遅れている感じですね。我らがラテラルアークにぜひ頑張って欲しいところです。除外で年明けになりましたが、違う走りを見せて欲しいですね。ブラックタイドは見栄えが良い産駒が多いので、それなりの値がつく割にはそこまで活躍馬は出ていないかなという印象です。安くて良さそうなのがでてきたら注目したいです。

Posted by: 競馬悟空 | December 20, 2013 at 10:19 PM

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