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December 20, 2013

種牡馬雑感(その2)

 今日も種牡馬雑感の続きとして、トップランク以外の、どちらかというと中庸な感じの種牡馬たちについてです。


ゼンノロブロイ

 全体ではリーディング14位にもかかわらず、2歳馬のリーディングでは3位につけています。社台Gが肩入れして良血繁殖にこぞって種付した年の産駒ですから、ある程度は走るだろうとは思われていましたが、今のところは上々ではないでしょうか。私はもう少し低い成績を予想していましたが、思った以上に2歳馬は走っていると思います。ただ、この先はどうでしょうか。クラシックに出走できる馬は何頭か出るでしょうが、クラシックで上位に食い込めるのかどうか。過去の成績から考えると、あまり楽観もできないでしょう。ゼンノロブロイ産駒は馬体的にはまとまっているように見えるのが多く、サイズ的には大きすぎるよりはそこそこ中くらいのサイズくらいの産駒のほうが確実性が高い感じです。
 一口的には大した成績を出していない種牡馬の産駒の割に値段が高い馬が多いので、リスクがある種牡馬でしょう。2歳リーディングで上位であっても、今後が保証されているわけではありませんので、あまり過信はできないと思います。母系が超良血でもない限り、産駒が人気になることはほとんどないので、ハズレ1位という感じで押さえで考えておくのがいいかもしれないですね。


デュランダル

 リーディング25位で、決して上位種牡馬というわけではありません。ただ、以前データで見た通り、決して能力のない種牡馬ではなかったと思います。残念ながら死亡してしまったので、残された産駒は残り少ないでしょうが、いい馬だったら走るはずだと思います。朝日杯では残念ながら敗れましたが、プレイアンドリアルなどのような重賞級の馬が残された産駒の中から出てくると思います。デュランダル自身は気性的な問題で短距離を使われていただけで、決して生粋の短距離馬ではありませんでした。産駒は中距離でも活躍できる馬が多いので、上手くすれば活躍馬が出るかもしれません。
 一口クラブに出てくる産駒は今後は少なくなるでしょうが、それでも動きの良い産駒がいたら注目したいですね。


スペシャルウィーク

 名馬ブエナビスタやシーザリオの父として有名ですが、いまだに牡馬の超大物は出ていません。それでも毎年それなりに活躍する馬を競馬場に送り出していますし、無視できない存在です。最近は特にダートで活躍する産駒が増えてきた気がします。ただ、ダートで活躍する馬が多くなったと言っても、走るタイプの馬は芝でもやれそうなスラッとして頭が小さめの産駒が多いと思います。妙に頭がデカかったり、肉付きが良すぎたりする馬はかえって危ない気がします。
 一口馬主的には、これからもクラブにそこそこ産駒が出てくると思いますし、忘れたころにもう一度大物を出しそうな気もしますね。ただ、いい馬は値段も高くなるので、その辺の折り合いが一番重要かもしれません。牝馬で大物が出やすい種牡馬でもあるので、牝馬には常に注目をしておきたいですね。


タニノギムレット

 ウオッカの活躍が強烈な印象でしたが、逆に言うと、それ以外に印象がない種牡馬でもあります。ブライアンズタイムの後継として期待されましたが、残念ながら現状のままだとブライアンズタイムの父系も厳しくなってきそうです。以前調べたデータでも、明らかに今後種牡馬として上位でいるのは厳しいだろうなと思いましたが、社台SSからも追放され、今後はますます厳しいでしょう。見栄えのする馬も多い印象なのですが、見た目ほど走らない馬も多い気がします。
 一口クラブには、今後も数年は産駒が供給されるでしょう。大物がいる可能性は極めて低いと思いますし、よっぽど自身があるのでなければ無理にこだわる必要はない種牡馬かなと思います。


ゴールドアリュール

 サンデーサイレンス産駒の種牡馬でもパワーに偏っていて、硬質な筋肉を持つというのがこの種牡馬の特徴でしょう。活躍馬は牡馬に偏っており、牝馬では活躍馬はほとんどいません。牡馬の場合はもちろんというか、父の特徴の通り一流のダート馬がたくさんいます。一方で数少ない牝馬の活躍馬は芝馬です。牡馬と牝馬で全く異なるタイプの活躍となっているので注意が必要です。この父の産駒だからといって、ダートで天下を狙うというのは、ちょっと違うかもしれません。
 一口的には、素直に牡馬のダート馬を狙うのがセオリーでしょう。トモに良さがあるダート向きの牡馬なら、かなり確実性がある種牡馬だと思います。社台G生産の産駒がクラブに出てくることは多くないのですが、牡馬が出てきたら常に注目ですね。


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Comments

競馬悟空さん、こんばんは。
ロブロイについて全く同感です。
直線の短いローカルや中山、京都内回りで好走してますが、直線長いコースで苦戦してますね。

産駒連名簿のノーザンFを見ると、当歳は全体的に牝馬の数が多いのに驚いたのですが、ロブロイは、上がクラブ馬の牡馬が多かったです。その中から何頭かずつは回って来そうですね。

Posted by: うりうり | December 21, 2013 at 12:21 AM

競馬悟空さん、こんばんは!

確かにタニノギムレット産駒は馬体が良いのに走らない不思議な産駒が多いので、出資するには先物投資するかの様な、博打的心情を持たないとお勧め出来ないと云うのは私なりの見解です。

ゴールドアリュール産駒は逆に社台系牡馬ならば路線は決まりますが、確実性の高い国債投資みたいなもんだと私は思います。

しかし種牡馬によって特色が色々出てきて面白いですよね!

Posted by: ねこだねこきち | December 21, 2013 at 06:12 PM

うりうりさん、こんばんは!
ゼンノロブロイは直線の長いコースでは、クラスが上がっていくとディープ産駒など、さらに瞬発力に長ける種牡馬の産駒に差されてしまうのかもしれませんね。ロブロイ産駒がセールでバカ売れするとは思えないので、やはり来年も相当数がクラブに流れてくるでしょうね。その中での取捨選択が大事になりそうですよね。

Posted by: 競馬悟空 | December 21, 2013 at 06:38 PM

ねこだねこきちさん、こんばんは!
タニノギムレット産駒で当たりを掴むのは難しいですよね。。自信がないならスルーしたほうが良いのかなあと思います。岡田総帥みたいに、そういう種牡馬からでも、これだ!と思う馬を見つけられればカッコイイのでしょうが、現実はなかなかそうもいかないです。ゴールドアリュール産駒は牡馬はどんな母系でも結局ほとんどダートになりますから、確かに確実性は高いですよね。ダートの割に産駒の値段が社台Gだとそこそこ高いのが悩むところです。

Posted by: 競馬悟空 | December 21, 2013 at 06:43 PM

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