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December 21, 2013

種牡馬雑感(その3)

 引き続いて種牡馬に関する雑感ということで、今日もトップランク手前という感じの種牡馬たちについてです。


クロフネ

 今年はリーディング10位ですが根強い人気のある種牡馬ですね。サンデー系でないので、サンデー牝馬につけられるというのが一番の強みでしょうか。産駒は距離はあまりもたず、牡馬は結局はダート、牝馬は芝での活躍という馬が目立ちます。獲得賞金の上位3頭はいずれも牝馬。牡馬は産駒の値段が高い割に今一つという現状です。サンデー系の種牡馬ではないので、当然母父サンデーの馬に注目が集まります。しかし、言うほど母父サンデー系に走る馬が偏っているというわけではなく、他の系統との組み合わせでも走っています。馬体的には牡馬にしろ牝馬にしろ、すごく柔かいというようなタイプはほとんどいないと思います。それなりに硬さがあっても、トモに良さがあるならば期待できると思います。
 一口の視点で考えた場合には、クロフネの産駒は社台Gでの募集だと値段が高めの設定の印象です。クラシック向きではないにもかかわらず、値段が高めなので、最近はそんなに人気にはならない感じですね。血統的な値段との折り合いを考えつつ、押さえに考えるというのがベストかもしれません。


ジャングルポケット

 何と言うかつかみどころのない種牡馬だなあというのが自分の印象です。牡馬でも牝馬でもG1馬を出していて、クラシックの勝ち馬もいて、クラブからもG1馬が出ています。こう書くと素晴らしい種牡馬に思えるのですが、全体を平均すると必ずしもそうでもないというか。要するに当たり外れが大きいということですよね。馬体的には胴長でスラッとした馬が多く、一目で美しいと思える見栄えがする馬も多いです。ただし、胴長で若干細身に映る産駒が多い分、当たり外れは大きいのだと思います。丁度ダイワメジャー産駒の正反対のタイプだと思えばわかりやすいかもしれません。そういう特徴もあって、ダートで頭角を現す馬はほぼ皆無で、芝オンリーの産駒ばかりというイメージです。
 一口的に考えると、芝で大成すればいいですが、ダートでつぶしがきかない分、当たり外れがハッキリ分かれてしまいそうです。特に高額馬で失敗するとダメージが大きいですので、難易度の高い種牡馬だと言えそうです。


ネオユニヴァース

 牡馬クラシックホースを複数輩出している種牡馬で、さらにはドバイ勝ち馬の父でもあるのですが、最近の人気は今一つというところ。クラブに流れてくる産駒が多いのは、それだけセールや庭先では売れにくいということでもあります。大物を出す反面、大ハズレも非常に多い印象です。それでも牡馬はそれなりの期待感がありますが、牝馬は滅多に走る馬は出ないという印象です。今年の2歳ではG1で3着馬も出ましたが、あくまで例外と考えておいた方が良いでしょう。柔かい筋肉を持つ反面、その柔かさが仇となって力が地面に伝わりきらないことがある印象で、パワーの無い牝馬の場合はそれが顕著なのかもしれません。さらには、もう何度も言っていますが、気性面で問題のある産駒が多く、それが出世を阻むこともしばしば見受けられます。牡馬ならばセン馬にすることも可能ですが、牝馬はそうもいきません。気性の悪い牝馬の場合は、人間の手の施しようがない場合もありますので、そういう点でもこの父の産駒の牝馬は難しい存在です。馬体的には、牡馬はまずトモでしょう。トモに大きさがあるならばある程度担保されるという感じです。牝馬は馬体云々よりも気性のほうが影響が大きい印象です。
 一口クラブには比較的良血馬も流れてくるだけに取捨が非常に難しいですね。気性のことは結局はトレセンに入るまで、もっと言うとレースに出るまで正確なところはわからないので、賭けの部分はあります。牡馬ならクラシックを狙える種牡馬ではありますので、興味があるならリスク覚悟で突っ込む勇気が必要かと思います。


マンハッタンカフェ

 2歳戦からガンガンやれるというタイプは少ないですが、古馬になってからも成長する馬も多く、一発のある種牡馬ではあります。一発と言っても場外ホームランのような特大ホームランはないのですが、長打力はある印象です。2歳で勝ち上がれればその後が期待できますし、2歳で勝ち上がれなくとも、その後大きく成長する馬もいるので、あまり早期始動にこだわる必要もないでしょう。緩い産駒が多いようなので、自然と競馬場に出てくるまでに時間がかかるのでしょうが、そこを我慢できるのであれば、値段の割にお買い得な馬もいるかもしれません。馬体的には、この馬もまずはトモでしょう。トモの良さが目立つ産駒は多いので、緩さが解消できたならば、トントンと出世する馬も出てくるイメージです。
 一口クラブでは、過去は日高産の馬が多かったのですが、最近は社台Gが種付を増やすようになってきました。繁殖の質が良くなれば今後も活躍馬が出てまったく不思議でないと思います。早期デビューやクラシックを目指そうとすると苦しいかもしれませんが、古馬になってからの活躍を見込むのであれば検討する余地のある種牡馬だと思います。


シンボリクリスエス

 ついに悲願のクラシックホースも出て、底力を見せましたが、如何せん遅すぎた気もしないではありません。色々と考えると、決してダメ種牡馬ではなく、本年も何だかんだでリーディング4位。評価されるべき種牡馬だと思います。ただ、サンデー系につけられる種牡馬として期待が大きすぎたのもあり、産駒の人気は高くないですね。見栄えのする馬が非常に多いのですが、瞬発力が足りない馬が多い印象です。芝ダートどちら寄りになるのかは、母系なども含めてバラつきがあります。良く言えば潰しがきく種牡馬です。ただ、それは牡馬のみの話で、牝馬の成績は芳しくありません。獲得賞金の上位も完全に牡馬が制圧しており、牝馬は1億円を超えるのがやっとの馬が数頭存在するだけです。
 一口的には実は牡馬に限ればお得な種牡馬ではあったのですが、最近は産駒数も減ってきています。ただ、そうは言ってもまだまだそれなりに数はいるので、来年以降もクラブに産駒が多く回ってくるでしょう。クラシック勝ち馬が出たとは言っても、エピファネイアの場合は母系の力が大きいと誰もが考えていますし、この種牡馬の人気が一気に爆発したりすることはないでしょう。そこそこの値段の牡馬であれば、押さえにするのは最適かもしれません。一方、牝馬で結果を出そうとするのは相当な難易度ですので、自信がないのなら素直に避けるべきでしょう。


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Comments

競馬悟空さん、こんばんは^^

クロフネは今、シルクのポップスを悩んでいます(-_-)クロフネ牡馬はほんとに難しいですよね~。母父サンデーでもダートになっちゃいますから。狙うなら牝馬ですかね。母父トニービンのほうがいいけど、母父トニービンだとみんなサンデー系に行っちゃいますからね(^_^;)仕方ないですけど。
ネオも大物を出すという意味で、ジャンポケ同様当たりを引くのが難しいですよね。ただ、ジャンポケと違い、ダートで潰しが利くのがいいところですね。今、ブラックエンブレムを迷ってます(-~-;)

Posted by: レプティリア | December 22, 2013 at 09:29 PM

レプティリアさん、おはようございます!
クロフネ産駒の牡馬は難しいですよね。クロフネ産駒の牡馬は結構高めの設定なんですが、クラシックに縁があるわけでもなく、判断が難しいです。確かに母父トニービンの産駒も、欲しくてもあまりいないですよね。ネオは久しく大物が出ていないのが気になりますが、実績はありますので、牡馬なら・・といつも思ってしまいます。ブラックエンブレムは調教動画はさすがという動きに見えますね。ただ気性面については結局トレセンに行くまで、レースに行くまで分からないので、そこがカギというか賭けになるかもしれないです。

Posted by: 競馬悟空 | December 24, 2013 at 08:36 AM

この中ではシンクリとマンカフェに興味深々ですね!

大きいトコロを狙うのでなく、一口らしく細く長く付き合いたい牡馬に出資するならば価格もお手頃で楽しめるんじゃないかって思いますね。

クロフネ牡馬は高い割に走らず、私的には牝馬なら良いんじゃないかって思います。

ネオユニ牝馬はギム産駒並みの博打ですね。

ジャンポケ牡馬は実は来年出資しようかと考えています。

Posted by: ねこだねこきち | December 24, 2013 at 10:32 AM

ねこだねこきちさん、こんばんは!
シンボリクリスエスとマンハッタンカフェが値段がそこそこで止まってくれる感じなので、リーズナブルで頑張ってくれる馬を選べる感じですよね。クロフネ産駒は私も牝馬のほうが良いかなと思います。ネオの牝馬は自信があるならば・・というところですが、私は自信ないです(笑)。ジャングルポケット産駒はスッキリした馬体が多いので、判断が難しいんですよね。牡馬は見栄えがいいのはセールで売れてしまって、あまりクラブには出てこないような気もします。その辺が難しいですね。

Posted by: 競馬悟空 | December 24, 2013 at 09:25 PM

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