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December 24, 2013

種牡馬雑感(その4)

 今日は種牡馬雑感の最後です。リーディング上位の人気種牡馬たちについてです。


ディープインパクト

 今や人気実力ともにナンバーワンとなりました。東京コースや京都コースでの切れ味勝負ならば、敵う者はいないというような末脚を繰り出す産駒が非常に多くいますね。基本は芝の切れ味勝負ではありますが、パワータイプの馬もいます。父と違って馬体が大きい馬に走る馬が多くいますし、父に似ていても似ていなくても走るという感じです。馬体は無駄肉がなくスラっとしていて、トモが薄いタイプが多くいますが、走る馬はトモが薄く見えても、ほとんどの場合、トモの筋肉の肉付きに良さがある馬です。決して、ディープ産駒だからトモが薄くても大丈夫というようなことはないと思います。
 一口的には、まずは値段が高いというのが問題ですね。牡馬だったら5,000万円を下ることは今後ないでしょう。ディープ産駒だからといって、全部がオープンまで行くわけでもないので、取捨選択が大事になります。しかし、そうは言っても、ディープ産駒自体が人気ですので、実績・抽選などの事情から、お金を出しても買えないということも考えられます。いい産駒を見つけられても、出資できるかどうかは最後まで分からないというのが悩みどころです。牡馬も牝馬も走りますが、同じクラブでは、1年にそうそう何頭もディープ産駒に出資できるということはなさそうなので、牡馬と牝馬のどちらにするか等でも悩みそうです。


キングカメハメハ

 とにかくいろんなタイプの産駒を出す種牡馬ですね。それでいて常にリーディング上位にいるところが頼もしいです。短距離からクラシックタイプ、芝もダートもこなす馬もいたりして、潰しがきく半面、どの方面に向く馬なのか迷う場合もあります。キングカメハメハ産駒は明確に牡馬のほうが走っています。牝馬も3冠牝馬のアパパネがいたりして全然走らないというわけではないので難しいところなのですが、牡馬との差はハッキリとしています。結局パワータイプの馬が多いので、牝馬だとその分上のクラスで通用しなくなってしまうということでしょう。ネオ産駒の様に気性が問題というのはあまり話題になりません。馬体的には、一番重要な部分はトモだと思います。トモが足りない馬はほぼ例外なく走らないと思っていいでしょう。トモでふるいにかけた後、全体のバランスを見て、脚長で馬格が大きければなお良しというところでしょうか。しかしながら、キンカメ産駒は、特に牡馬は馬体が大きいほうが走るイメージですが、クラブ馬に限れば460kg前後が実はベストです。勝ち上がり、回収率ともにこのあたりがピークです。小さいのはダメですが、大きさに必要以上にこだわる必要はなさそうです。脚の長さがあるタイプは上手くすればクラシックに乗って行ける可能性があると思います。一方で、脚の長さはそんなにでもなくとも、トモに良さがあればダートや短距離などで活躍の可能性もあり、タイプ別に考えたほうが良さそうです。さらに、以前にも見ましたが重賞勝ちがあるなど、良血の母馬からの産駒に活躍馬が多く、比較的母系の格を素直に引き継ぐ場合が多そうです。
 一口的には、ノーザンF産の関西入厩の牡馬がベストの選択であることは前にも言いました。ただ、その組み合わせは人気でもあるので、ディープ産駒が欲しいならキンカメ産駒は買えないなど、色々と調整が難しくなりそうです。牝馬は値段がそこそこする割には、あまり走りませんので、人気になることは少ないでしょう。ハズレ1位などの押さえとしておいても大丈夫でしょう。


ハーツクライ

 やっぱり上がってきました。ディープインパクトの陰に隠れていましたが、種牡馬としての潜在能力は高そうだということは今年の初めに調べたデータからもわかっていました。今年はG1馬も出ましたし、今後が楽しみです。芝馬が多く、ダートでの活躍は目立たないですね。また、今のところ突き抜ける活躍をしているのは牡馬のみです。牝馬は勝ち上がりや回収率は悪くなかったのですが、まだ大物がいない現状です。今後は牝馬からも活躍馬が
出てくるのかにも注目ですね。馬体的には父自身がそうだったらしいのですが、前脚が開いてしまっている産駒が見受けられます。父もそうだったから大丈夫とは言い切れないのが競馬の難しいところで、取捨の判断は個別に行うべきでしょう。
 一口的にはディープ産駒には高くて手は出ないけれど、ハーツクライ産駒ならということで、今後は人気が高まりそうな気もします。いい馬がいたら積極的に考えるべきかもしれません。大物もある牡馬が人気でしょうが、確実な感じの牝馬も捨てがたい気はします。


ステイゴールド

 今年は順位は6位でしたが、クラブ馬から2歳G1馬が出ました。しかも、走らないと言われていた方の牝馬から出たというのはすごいですね。種付料が上がってきたので、それに伴い産駒の値段も高くなってきています。例の黄金配合の組み合わせの産駒も、今後は結構数が出てきそうですし、牡馬は人気の中心になるでしょう。ステイゴールド産駒は馬体的にどういうのが良いのか、いまだにまったくわかりません。自分としては、考えれば考えるほどわからなくなる感じです。トモの筋肉が、外から見て素晴らしいというタイプはほとんどいないように思います。逆にトモが緩い感じの馬は結構いて、そういう馬は成長して活躍するタイプと、そのまま終わってしまうタイプとの2タイプいるように思います。最近は、やはり基本的なことに忠実に考えて、まずトモの良さがある馬を選ぶのがいいのかなあとも考えています。
 一口的には、最近はクラブ馬も人気になってしまうので、ディープ産駒を取ったらステイゴールド産駒は取れないといったような状況です。どちらかというと確実性の高いディープに対して、当たり外れの大きいステイという感じに思います。ステイのほうがディープほどは高値にならないので、ステイゴールド産駒に賭けるという手もありますが、難しいですね。牝馬は今まで人気ありませんでしたが、今後は人気が出てくるかもしれません。元々牝馬も回収率自体は悪くなくて、あくまで牡馬と比較したら雲泥の差だっただけです。牝馬に注目するのも面白いかもしれませんね。


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Comments

はじめまして。キイロイトリと申します。
いつも拝見(勉強)させていただいております。

キングカメハメハについてですが、巷でもトモが寂しいと活躍しないと言うのはよく聞きますが、馬体を見る目が無いため立派なのか寂しいのかよくわかりません。。
お手数ですが、エレガントマナーについて見解を教えていただけませんでしょうか?
(売れ残っている理由はそこだと思っていますが…)

Posted by: キイロイトリ | December 25, 2013 at 08:29 AM

競馬悟空さん
はじめてコメントします。まるよと申します。

ハーツクライいいですよね。
今年の募集でハーツの牡馬を狙っていたのですが、あいにく僕が加入しているクラブでは良いと思える馬に巡り会えなくて、断念しました。

代表産駒をみると、晩成タイプというか3歳クラシックではいまひとつで、古馬になってから活躍する馬が多い印象ですね。この辺りにトニービンぽさが出てるのかなぁとか思ったりしています。

Posted by: まるよ | December 25, 2013 at 12:33 PM

キイロイトリさん、はじめまして、コメントいただきありがとうございます!
あくまで個人的な見解ではありますが、エレガントマナーは最初カタログとDVDを見たときは結構いいかなあと思ったのですが、今のところトモはあんまり良くなってきていない感じですね。ただ5月生まれなので、この先どこかで成長してくるかもしれませんね。売れていないのは、血統的に活躍馬から少し遠くなっているのと、厩舎が若手だからではないでしょうか。その割に値段も安くないですし。何の参考にもならないとは思いますが、こういう風に思っている人もいるということで。。
 それから、キイロイトリさんのブログを拝見いたしました。もし差支えないようでしたらリンクさせていただいてよろしいでしょうか?望まれない場合は遠慮なく言ってください。よろしくお願いいたします。
 またぜひ遊びに来てくださいね!

Posted by: 競馬悟空 | December 25, 2013 at 10:57 PM

まるよさん、はじめまして、コメントいただきありがとうございます!
ハーツクライ産駒は際立って見栄えがするようなのは少ないですし、人気の盲点になる馬が多かった気もしましたが、これからは結構人気になるかもしれないですよね。いい馬が募集されるかどうかプラス、出資できるかどうかという二重の困難があるので、なかなか思い通りにいかないですが、私もハーツクライ産駒でいい馬が募集されたら注目したいです。サンデーとトニービンの良いところが産駒に伝われば今後もどんどん良い産駒を量産してくれそうですよね。牡馬は早熟で終わることはなさそうですし、楽しみです。
またぜひ遊びに来てくださいね!

Posted by: 競馬悟空 | December 25, 2013 at 11:04 PM

見解ありがとうございます。
母父がクリスエスで活躍馬はあまり出てないですよね。。
まだ残口が出てこないので気長に様子見したいと思います!
血統的な魅力でいくとラフィントレイルも気になっています。ただ小さいのが難点で踏み切れない自分がいます。。

何も参考にならないたわいもないブログでよろしければリンクお願いします♪

Posted by: キイロイトリ | December 26, 2013 at 07:46 AM

キイロイトリさん、こんばんは!
早速リンクさせていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。
エレガントマナーの12は、確かに母父シンボリクリスエスというのもちょっと未知な感じで怖いですね。ラフィントレイルは小さめですが、4月生まれの牝馬ですし、馬体の大きさはそんなに気にしなくても良いかもしれません。厩舎が大事に使うところなので、好き嫌いが分かれてるのかもしれないですね。

Posted by: 競馬悟空 | December 26, 2013 at 10:54 PM

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