種牡馬の実力2014データの見方
記事が前後してしまいますが、種牡馬の実力2014の種牡馬個別の記事のデータの見方についてです。
種牡馬ごとの個別データを見る場合にご参考ください。
0.共通内容
・母集団は2007年産から2010年産までの4世代のクラブ募集馬です。
・データ上の牡馬はセン馬を含んでいます。
・回収率・・・募集価格に対する獲得賞金の割合です。100%を超えていれば募集価格分は回収したことになります。ただし獲得賞金は額面金額であり、また、維持管理費などは考慮されていない値なので、100%超だから利益が出ているというわけではありませんのでご注意ください。
・打率とは、募集馬全体のうちに、回収率100%以上馬の占める割合のことです。
・長打率とは、募集馬全体のうちに1億円以上獲得した馬の占める割合です。
・三振率とは、募集馬全体のうちに獲得賞金が0円の馬が占める割合です。獲得賞金0円の馬とは、中央競馬のレースに出走したものの1回も掲示板に載らなかった馬及びデビューできなかった馬の合計となります。なお未出走の馬のうち、使用している元のデータベースにも登録されていない馬はデータに含まれておりません。
・社台G生産馬とは、社台F、ノーザンF、白老F及び追分Fで生産された馬を意味します。
・その他牧場生産馬とは、上記4牧場以外の牧場で生産された馬を意味します。
1.全馬
「総合」は各種牡馬ごとのクラブ馬全体の平均データです。さらに、牡馬、牝馬で区分してあります。
「関東総合」は各種牡馬ごとのの関東所属であるクラブ馬の平均データです。なお、データ取得の都合上、関東、関西の区分は、そのクラブ馬が最後に所属していた(現在所属している)厩舎を基に区分しています。
「関西総合」は各種牡馬ごとのの関西所属であるクラブ馬の平均データです。
全馬の項目では、おおまかに種牡馬ごとのランク及び牡馬と牝馬の偏り等を理解できればと思います。
2.社台G
社台Gのデータは、クラブ馬のうち、社台G生産馬のみを母集団としたデータです。社台G生産馬とは、社台F、ノーザンF、白老F及び追分Fで生産された馬を意味します。
社台Gの生産馬は、その他の牧場と育成が違う場合もありますし、血統のレベルや価格も違いますので、分けてデータにしています。社台G生産馬を多く募集するクラブでの出資を検討している場合は、全馬データよりも、こちらのデータを参照したほうが良いかと思います。
3.その他
その他のデータは、クラブ馬のうち、社台G以外の牧場の生産馬のみを母集団としたデータです。具体的には、社台F、ノーザンF、白老F及び追分F以外の牧場で生産された馬が母集団となります。
社台G以外の牧場の生産馬を多く募集するクラブで出資を検討している場合は、全馬データよりも、こちらのデータを参照したほうが良いかと思います。
4.社台G牧場別
社台G生産馬を、さらに社台Gの牧場別に区分したデータです。
社台Gの牧場内部でも偏りがある場合もありますので、データにしています。
5.体重別
体重別は、その種牡馬の産駒でレースに出走したことがある馬を、出走時平均馬体重で区分したデータです。出走時の馬体重であるため、未出走の馬はデータに含まれておりません。馬体重は牡馬と牝馬で意味合いが変わってくるので、牡馬と牝馬でデータを分けています。
馬体の大きさは種牡馬だけでなく、当然母方の影響も受けるとは思いますが、偏りが出る場合もあるので、データにしています。このデータはすべてのクラブ馬を対象としています。
6.価格別
クラブ馬のうち、社台G生産馬のデータを価格別に区分したものです。価格の区分は牡馬と牝馬で分けており、また、データ自体も牡馬と牝馬で分けてあります。
クラブ馬の価格については、社台G生産馬とその他の牧場生産馬では、中心となる価格範囲が大きく異なっています。その他の牧場の生産馬は、そのほとんどが1千万円台に含まれてしまうため、価格の開きが小さく、今回見たいデータを取得するのには適当ではないと感じました。そのため、この価格別の区分では、社台G生産馬のみを母集団としてデータを示しています。
なお、社台G生産馬が非常にに少ない種牡馬のデータを調べる場合には、その他の牧場の生産馬も含めてデータを出すようにするかもしれません。その際は注意書きを入れます。
7.クラブ別
クラブ馬のうち、社台G生産馬のデータをクラブごとに区分したものです。
8.まとめ
データの考察として、私なりの感想をまとめてあります。記事となっている種牡馬の産駒に出資する上で、ポイントとなりそうな事項をまとめました。
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