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January 06, 2014

種牡馬の実力2014(総合その1)

 以前「種牡馬の実力」と称して、種牡馬と一口馬主の関係性を色々と考えました。2013年の競馬が終わりましたので、2013年の成績を反映した新データで、また「種牡馬の実力」を見ていきたいと思います。

 前回の種牡馬の実力シリーズでは、社台G生産馬のみを見ていきました。今回というか、「種牡馬の実力2014」では、社台Gだけでなく、その他の牧場産の馬も含め、クラブ馬全馬でデータを見ていきたいと思います。
 さらに、そこから細分化し、社台G生産馬のみのデータと、その他の牧場生産馬のみのデータに区分してデータを出したいと思っています。

 なお、前回は社台グループオーナーズ(以下社台GO)の馬も含めてデータを出しましたが、作業の都合上、今回は社台GOの馬は除いて、純粋なクラブ馬のみでデータを見ていきます。

 これから少しずつ記事にしてデータを見ていきますが、今日はまず、基準となる2007年産から2010年産の4世代の全馬総合データを見たいと思います。何はともあれ、まずは基準となるデータがなければ比較のしようもありませんので。だいたい想像通りのデータかとは思いますが、とりあえず見ていきましょう。

(注)
・母集団は2007年産から2010年産までの4世代のクラブ募集馬です。
・データ上の牡馬はセン馬を含んでいます。
・回収率・・・募集価格に対する獲得賞金の割合です。100%を超えていれば募集価格分は回収したことになります。ただし獲得賞金は額面金額であり、また、維持管理費などは考慮されていない値なので、100%超だから利益が出ているというわけではありませんのでご注意ください。
・打率とは、募集馬全体のうちに、回収率100%以上馬の占める割合のことです。
・長打率とは、募集馬全体のうちに1億円以上獲得した馬の占める割合です。
・三振率とは、募集馬全体のうちに獲得賞金が0円の馬が占める割合です。獲得賞金0円の馬とは、中央競馬のレースに出走したものの1回も掲示板に載らなかった馬及びデビューできなかった馬の合計となります。


Zentai_sougou


(1)全馬総合

 これが今後見ていくことになる各種牡馬データと比較するいちばん基本的なデータになろうかと思います。牡馬と牝馬で、長打率が牡馬のほうが高いことについては、牡馬のほうが当然に平均募集価格も高いのですから仕方ないと言えます。しかし、回収率や打率、三振率についても、結局牡馬のほうが良いんですね。牝馬のほうが募集価格は安いですが、長打が出る確率は低いですし、募集価格までも回収できない可能性も高いし、1円も稼げない可能性も高くなるということです。
 上記の表には示していませんが、獲得賞金の割合を牡馬と牝馬で比較すると、牡馬が全体の67%を獲得し、牝馬は33%となっています。全体の賞金の7割を牡馬が稼いでいるということを忘れないようにしたいですね。


(2)関東総合・関西総合

 関東と関西では、まあ予想通り関西が関東に回収率で35%くらいの差をつけています。打率、長打率、三振率のいずれも関西が優位であることは揺るぎません。牝馬のほうは関東と関西の差はまだましですが、牡馬はかなりの差ですね。回収率では43%もの開きがありますし、打率、長打率の開きも非常に大きいです。
 関東居住者としては非常に残念ですがこれが現実なので受け入れるしかありません。何か、いつかは関東馬が復権して関西馬と対等に渡り合えるのではないかという夢を見ていましたが、この数字を見ると呆然とするしかないですね。関東には組合の問題とか色々と難しい問題があって、預託料も高めですし、馬主からしたら関東を選んでも何もいいことがありません。強い馬は関西に行くのが当然の流れとなっているのがデータからわかります。この状況を打破するには、美浦トレセンを破壊するくらいの大ナタを振るわないと難しいんじゃないかなと思ってしまいます。
 いずれにしても、一口をやる上で収支を重視するのであれば、関東居住者であろうとも関西馬を重視せざるを得ないのが現状です。


 次回は社台G生産馬とその他の牧場生産馬に区分して見ていきたいと思います。


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Comments

競馬悟空さん、こんばんは。
始まりましたね。楽しみな記事が。今の所、やはり関西馬から行くしかありませんね。
しばらく楽しめそうです。

Posted by: パパディー | January 06, 2014 at 11:48 PM

はじめまして、こんばんは。

最近、一口を始めた者でとても楽しくブログみさせて頂いています。

過去の記事も拝見していたのですが、シルクのダイヤモンドビコー12に関する記事が気になっていました。

もし可能でしたらメールにてお聞きできればと思います。
よろしければ書いたメールアドレスの方にご連絡頂ければ嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

Posted by: にゃ | January 07, 2014 at 06:40 PM

競馬悟空さん、こんばんは!

関西牡馬に出資してるだけで回収率114.1%ってのは、興味深いデータですね。
これではとにかく関西牡馬買っときゃー間違いないと言えてしまいますね。

僕も関東在住ですがサンデーとG1ではそれぞれ関西牡馬と関西牝馬に出資しておりまして、40口クラブでは今後は関西牡馬を本線にした方が良さそうですね。今後関東馬や牝馬は小口クラブで観戦用に出資する程度に留めておこうかな。

Posted by: ユウイチ | January 07, 2014 at 07:51 PM

パパディーさん、こんばんは!
データをリニューアルして、また始めてみました。データっていうのはどんどん古くなっていってしまうので困りますね。ただ、今回は前年で培ったノウハウもあるので、少しは楽にできそうです。やはり関西馬は人気になる理由がわかりますよね。しかしながら現実は抽選やら実績やらが関係するので、希望通りに関西馬のみで埋めるというのはなかなか難しいかもしれません。その辺が悩みどころですね。

Posted by: 競馬悟空 | January 07, 2014 at 08:50 PM

にゃ さん、はじめまして、コメントいただきありがとうございます!
大変申し訳ないのですが、メールでのやり取りは行っていないので、何かご質問がありましたら、記事のコメント欄にお書きいただければと思います。もし、なるべく他の方に見られたくないという内容ということであれば、古い誰も見ないような記事にコメントしていただければと思います。どの記事にコメントがあっても、私自身はすぐにわかりますが、このブログでは最近のコメントというようなコメントを一覧できる部分は設けていませんので、他の方に直接的に見られる可能性は少ないと思います。ただ、検索で引っかかる可能性は否定できませんので、馬名を一部伏字にするなどすると、なお良いかと思います。ご希望に添えず申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

Posted by: 競馬悟空 | January 07, 2014 at 08:58 PM

ユウイチさん、こんばんは!
関西馬優位はゆるぎないものですね。私も関西居住だったら良かったかなと思うときもあります。ただし、走りそうな関西牡馬はほぼ例外なく人気になる可能性が高く、抽選や実績の関係で希望通りには出資できない可能性も高いんですよね。なので、1年に1頭しか出資しないというならともかく、それなりに頭数をそろえようとすると関西馬のみにするのは難しいかもしれません。おっしゃるとおり、関西馬を厚めに、関東馬を薄目に資金を振り分けるというのはいい方法かもしれないですね。馬そのものの個別の能力が一番大事なのはもちろんですが、迷った時は関西馬を選んだほうが良さそうです。

Posted by: 競馬悟空 | January 07, 2014 at 09:02 PM

競馬悟空さん、こんばんは!
興味深いデータで大変参考になりますが実際、社台・サンデーで関西牡馬はなかなか獲り難い状況ですよね。

私の場合は四国在住なので地理的には関西馬出資が理想なのですが、実績で明らかに苦戦するのは自明の理ですので敢えて二年連続社台関東牡馬という裏を画いた作戦で来ました。
実は今年作戦変更して選択肢として地方馬を選考に加えていこうと考えています。

結局今年も社台関東牡馬になる可能性も有るのですが…。

Posted by: ねこだねこきち | January 07, 2014 at 10:36 PM

ねこだねこきちさん、こんばんは!
そうですよね、社台・サンデーでは、特にサンデーの牡馬はなかなか実績的に出資できないですよね。データ的には社台関東牡馬も長打はあるので、楽しみは持てそうです。社台Fならば、実は関東牝馬も面白いかもしれません。データ的には一発もありつつ、回収率も悪くないので、第2希望で押さえとするにはいいかもしれませんね。地方馬も人気が集中しないので面白そうですね。

Posted by: 競馬悟空 | January 08, 2014 at 09:01 PM

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