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January 07, 2014

種牡馬の実力2014(総合その2)

 今日は引き続き、総合データを見ていきます。
 総合データを社台G生産馬とその他の牧場生産馬に区分し、それぞれのデータを見てみましょう。

(注)
・母集団は2007年産から2010年産までの4世代のクラブ募集馬です。
・データ上の牡馬はセン馬を含んでいます。
・回収率・・・募集価格に対する獲得賞金の割合です。100%を超えていれば募集価格分は回収したことになります。ただし獲得賞金は額面金額であり、また、維持管理費などは考慮されていない値なので、100%超だから利益が出ているというわけではありませんのでご注意ください。
・打率とは、募集馬全体のうちに、回収率100%以上馬の占める割合のことです。
・長打率とは、募集馬全体のうちに1億円以上獲得した馬の占める割合です。
・三振率とは、募集馬全体のうちに獲得賞金が0円の馬が占める割合です。獲得賞金0円の馬とは、中央競馬のレースに出走したものの1回も掲示板に載らなかった馬及びデビューできなかった馬の合計となります。
・社台G生産馬とは、社台F、ノーザンF、白老F及び追分Fで生産された馬を意味します。
・その他牧場生産馬とは、上記4牧場以外の牧場で生産された馬を意味します。


社台G生産馬
Shadai_sougou


その他牧場生産馬
Sonota_sougou


(1)全体

 社台G生産馬とその他牧場生産馬では、募集価格に対する回収率は25%くらい違います。この違いをどう捉えるのかは人それぞれだと思いますが、社台G生産馬は募集価格も高めですが、回収率も高めということになります。

 社台G生産馬というのは、現在の競馬界では一つのブランドであって、そのブランド価値は募集価格にも当然に反映されています。社台G生産馬の平均募集価格は2,614万円。その他牧場生産馬の平均募集価格は1,644万円。1千万円の差があるわけです。このブランド価値には、もちろんその産駒の母系の良さ、種牡馬の価値が含まれているわけですので、それだけ、良質の繁殖と種牡馬に恵まれているということですね。

 1千万円の差の分だけ、回収率や長打率に対する期待が持てるというわけです。
 特に長打率は3倍の開きがありますので、一発長打を狙いたい場合は、やはり社台G生産馬を狙うのが近道と言えるでしょう。

 一方で、打率はほとんど差がなかったです。社台G生産馬であろうと、その他牧場生産馬であろうと、その馬の募集価格くらいまで回収できる馬の割合は同じくらいということです。逆に言うと、社台G生産馬の場合は、オルフェーヴル等一部の場外ホームラン級の馬が、回収率を底上げしてしまっているということですね。

 三振率については1割以上の差が出ました。これはやっぱり血統が第一の原因でしょう。その他牧場の生産馬の中には、血統的に最初から中央競馬では箸にも棒にもかからないレベルの馬が多めに含まれているということかと思います。
 さらには、育成の違いもあるかもしれないですね。社台Gの育成技術で、どうにもならない馬でも、何とか掲示板に上れるレベルにまでは達することができたというようなことがあるかもしれません。まあこの辺の原因は想像でしかありませんが、差があるというのは事実です。


(2)牡馬・牝馬

 牡馬と牝馬の違いについては、その1における全馬総合データと特に目立つ違いはないです。


(3)関東・関西

 これも全馬総合と変わらず、関西牡馬、関西牝馬、関東牡馬、関東牝馬という序列に変わりはありません。別にどこの牧場の生産であろうと、関西所属馬が優勢であることは不変です。

 目立つのはやはり社台G関西牡馬の長打率ですね。1割に達するレベルです。理論上は、デタラメに社台G生産の関西牡馬を10頭買っても、1頭は1億円に達する馬に出会えることになります。1億円以上稼ぐのは、ほとんどの場合はオープン馬でしょう。いくら出資してもオープン馬に出会えないというような場合は、目をつぶって社台G生産の関西牡馬だけ狙い続けるという戦法もアリかもしれません。

 逆の意味で目立つのは、その他牧場生産関東牝馬の三振率の高さです。約43%の馬がほぼ賞金ゼロというのは恐ろしいです。半数近くの馬は掲示板に上ることもなく去っていくという厳しい現実です。募集価格は安いでしょうが、収支の面を考えた場合には、かなりの難易度にならざるを得ないということでしょう。


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