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January 29, 2014

ゼンノロブロイの実力2014(その2)

 引き続き、種牡馬ゼンノロブロイのデータを見ていきます。


6.価格別

社台G生産価格別牡馬
Robroy_kakakubetsu_boba

 牡馬を価格別で見ると、3,000万台がデータ的に良いですね。唯一の長打であるハートビートソングがいる区分ですし、データは良くなります。ゼンノロブロイの場合は、今回のデータの範囲では実質的に5,000万が最高価格となっています。なので、3,000万台でもかなり高めの部類と言えるでしょう。ちなみに、社台G生産牡馬で3,000万以上の馬のデータは、7頭で、回収率93.4%、打率0.286、長打率0.143、三振率0.143となります。これなら普通以上の成績と言えますし、悪くないですね。そう考えると、それなりの繁殖につければ、もしかしたらそれなりに走る仔を量産できるのかもしれないなと思います。


社台G生産価格別牝馬
Robroy_kakakubetsu_hinba

 牝馬のほうは、価格別で見ても何ら得るものはないですね。低価格帯と高めが良くて、中間層の成績が良くないですが、理由はわかりません。まあ母集団の数自体がそんなに多いわけでもないので、こういうこともあるでしょう。


7.クラブ別

社台G生産馬クラブ別牡馬
Robroy_kurabubetsu_boba

 クラブ別の牡馬では、社台RHが抜けて良いですね。良いと言っても、ゼンノロブロイの産駒で考えた場合に良いというだけですが、第2希望、第3希望で考えるならば悪くもないかなというデータです。その他は見ての通りで、積極的に買いたくなるデータはないです。


社台G生産馬クラブ別牝馬
Robroy_kurabubetsu_hinba

 クラブ別の牝馬では、キャロットとグリーンが良いですね。グリーンは1頭だけのデータなので何とも言えないです。一方キャロットは4頭いますし、2頭しかいませんがサンデーRよりも良いというのは不思議な気もします。まあ、頭数自体が少ないので、こういう誤差が出ることもあるでしょう。
 いずれにしても長打があるわけでもないので、これだけのデータでは積極的にはなれませんね。


8.まとめ

 ゼンノロブロイ産駒で高額賞金を獲得している馬を見ると、そのほとんどが初年度の2007年産です。クラブ馬のハートビートソングも例にもれず2007年産です。2007年産馬がそれなりに活躍して、G1馬が出たこともあり、その後の期待感が高くなったわけですが、結果として4年分を集計すると今回のようなデータになりました。

 初年度産駒の結果からすると、もう少し長打が出るだろうとも思えましたが、結果は物足りない内容です。ただ、2008年産以降は繁殖相手に恵まれていたとは言えないので、もしかすると良血につければ結果が出るのかなとも思います。一応、社台G生産の高額牡馬は成績的には平均以上と言える感じでしたし、可能性はあるのかなと思います。

 そして、まさに、その良血との結果が、2011年産馬の成績でわかるのだろうと思います。2011年産馬は、あからさまにゼンノロブロイに肩入れがありましたし、もしこれで結果が出なければ、もうおしまいでしょう。今のところ、2011年産馬の2歳時の勝ち上がりは悪くなく、2歳リーディングでも3位につけました。それでも今のところ、間違いなくクラシックで上位に来れそうと言うほどの馬はいない感じです。
 2013年産馬の募集開始までには、ある程度の結果が出てくるでしょうから、一口的にはその時点で最終判断をすればいいのかなとも思います。

 そもそも、何でゼンノロブロイ産駒が全体的に不振なのかということについては、色々な考え方があると思います。ディープとか他の有力種牡馬に良質な繁殖をとられてしまって、どうしても主役になりきれない種牡馬であったということも一つの原因でしょう。
 また、ゼンノロブロイ自体が現役時において、鋭い決め手で勝負するタイプではなく、どちらかというと平均的に脚を使ったほうが良いタイプだったこともあり、産駒からは、最近の決め手勝負に対応できるタイプがなかなか出てこないというのもあるかもしれません。でも、平均的に脚を使うタイプが多いならば、ダートではこれからも上で活躍できる馬が出てもおかしくないですね。
 あと、特に牡馬に多いみたいなのですが、真面目に走らない馬も多い印象です。牧場でも言われていましたが、サボリ癖のある馬も多いそうです。競馬に行っても真面目に走らず、1周まわってくれば飯が食えるという感じで手を抜いてしまうと。こういう精神面に関することは、どうにもならないことが多いので、自分の出資馬がそうだったらかなり厳しいですよね。

 ということで、今の時点では、データから何か出資の参考になる条件を抽出するというのは非常に難しいですね。敢えて言うなら、見送るのが賢明というところでしょうか。あとは、データは無視して、自分の眼を信じるしかないでしょう。


 次回は、ゼンノロブロイ産駒の注目馬を見てみたいと思います。


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Comments

競馬悟空さん こんばんは!
色々と考えさせてくれるデータですね。
これまでの競馬悟空さんのデータと上記のロブロイ産駒の平均募集価格からすると、この値段帯の馬では苦戦するのは仕方ないですね。そしてこの値段帯の馬では、やはり関西一流厩舎への預託数が少なくなるので長打も出ない。この辺が前回のネオユニヴァース産駒との差かなと思いました。そういう意味でも現3歳馬がどういう結果になるか興味があります。

Posted by: うりうり | January 29, 2014 at 09:25 PM

競馬悟空さん、こんばんは^^

ロブロイは厳しいですね(;;;´Д`)ゝ
予想していたことではありましたが、11~12年産は繁殖に恵まれてるようなので、ここ2年はよく募集馬を検討してました( ̄ー ̄)ニヤリそして、現在も絶賛様子見中なのがアルウェン12です。しかし、このデータを見ると、かなり不安になりますね。強烈ですΣ( ゜Д゜)ハッ!(笑)

Posted by: レプティリア | January 29, 2014 at 10:42 PM

おはようございます。

12年の馬だとクリソプレーズ12がどういう結果になるか注目したいところですかね。ゴールドアリュール産駒でG1勝ってしまったので高くなるのは理解はできますね。

Posted by: ラロ | January 30, 2014 at 08:21 AM

うりうりさん、こんにちは!
おっしゃるとおり、高額帯はほとんどいなかったため、未知の部分もあるんだと思います。3歳馬の行く末で結論が出そうです。関西の一流厩舎所属の期待馬が今後どうなっていくのか注目ですね。個人的には、やはり芝では苦戦しそうな気はするのですが、その辺もどうなるか楽しみです。

Posted by: 競馬悟空 | January 30, 2014 at 12:10 PM

レプティリアさん、こんにちは!
アルウェンの12は長打は難しいかもしれませんが、確実性はありそうな気はします。どういう方向性の馬を求めるのかで、ゼンノロブロイ産駒の取捨も変わってきそうですよね。

Posted by: 競馬悟空 | January 30, 2014 at 12:13 PM

ラロさん、こんにちは!
クリソプレーズの12は馬体とか動きは良さそうでしたね。高馬ですから当然かもしれませんが。後はこういう関西所属の高額馬がどういう成績を残していくのかで、種牡馬人生が大きく変わっていきそうです。どうなるのか楽しみです。

Posted by: 競馬悟空 | January 30, 2014 at 12:14 PM

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