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January 08, 2014

種牡馬の実力2014(総合その3)

 今日は総合データを社台G内の牧場別に区分して見てみましょう。
 社台F、ノーザンF、白老F、追分F、さらに比較用として社台G以外の牧場のデータも載せておきました。

(注)
・母集団は2007年産から2010年産までの4世代のクラブ募集馬です。
・データ上の牡馬はセン馬を含んでいます。
・回収率・・・募集価格に対する獲得賞金の割合です。100%を超えていれば募集価格分は回収したことになります。ただし獲得賞金は額面金額であり、また、維持管理費などは考慮されていない値なので、100%超だから利益が出ているというわけではありませんのでご注意ください。
・打率とは、募集馬全体のうちに、回収率100%以上馬の占める割合のことです。
・長打率とは、募集馬全体のうちに1億円以上獲得した馬の占める割合です。
・三振率とは、募集馬全体のうちに獲得賞金が0円の馬が占める割合です。獲得賞金0円の馬とは、中央競馬のレースに出走したものの1回も掲示板に載らなかった馬及びデビューできなかった馬の合計となります。
・社台G生産馬とは、社台F、ノーザンF、白老F及び追分Fで生産された馬を意味します。
・その他牧場生産馬とは、上記4牧場以外の牧場で生産された馬を意味します。


牧場別
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(1)社台F

 社台Fの生産のクラブ馬については、非常に特徴的な傾向が出ています。社台F生産のクラブ馬は牝馬のほうが回収率、打率が良いという傾向があります。長打率は牡馬に劣るのですが、これは元の価格が牝馬のが安いというのもあるので、単純に牡馬と比べるられない部分もあります。回収率と打率が両方良いということは、ごく一部の馬が回収率を引っ張り上げているというわけではないので、全体的な傾向と考えて良いでしょう。

 しかも、社台F生産のクラブ牝馬は、関東牝馬が一番回収率も打率も高いという、他の牧場と全く逆の傾向があるのも非常におもしろいですね。総合その1、その2で見てきたように、常に関東牝馬は区分の中では最下位だったのですが、社台F生産馬だけは全く逆になっています。思うに、よく言われているような、社台Fは牡馬の有力どころはセールに出すという傾向は本当なのかもしれませんね。

 一方の牡馬は、打率は低いものの長打率は高いという難しいデータですね。活躍馬もいる反面、募集価格まで届かない馬も多いという状況です。

 東西では、やはり牡馬は回収率も長打率も関西のほうがやや上ですね。ただ、そんなに変わらないなという印象もありますね。社台F生産馬は関東馬も悪くないなと思います。これも、昔からの厩舎との付き合いとかいろんな事情があってのものでしょう。


(2)ノーザンF

 ノーザンF生産馬についても、牝馬の回収率が結構高めです。ただし、これは、打率が悪いことからわかるように、特定の馬が回収率を引き上げているのが原因ですね。関東牝馬に関しては長打率ゼロですから、あまり大きな希望は持てないというのが現実です。

 ノーザンFについては、何と言っても関西牡馬ですよね。回収率も素晴らしいですが、打率は3割に近く、長打率はなんと1割2分もあります。三振率も低く、死角ゼロです。何度も言いますが、希望通り出資できないというのが悩みどころですが、人気になるのも当然ですね。

 クラブに出てくる頭数も多いですし、いかにノーザンF生産馬の中から当たりをつかむかが、社台G生産馬を募集しているクラブでは重要になりそうです。


(3)白老F

 白老F生産馬は、牡馬はオルフェーヴルが回収率を引っ張り上げてしまっています。それでも、関西牡馬は打率も悪くないですし、そこそこ走っている印象です。

 一方の牝馬は長打はほぼゼロです。牝馬は回収率も打率も低く、三振率は高めといいところなしという印象ですね。

 また、オルフェーヴルのようなスターホースが出てくることを祈りたいです。


(4)追分F

 追分F生産馬は、意外に思うかもしれませんが、回収率、打率、三振率のいずれも悪くはないです。牡馬に関しては、打率なら4つの牧場の中では1位です。関西牡馬なら3頭に1頭は募集価格までは回収できているということになります。

 牝馬に関しては、白老Fよりは数字は上という感じですが、データ的に良くはないです。

 データから見る限り、牡馬に関して言えば、「買い」と言える状況です。しかしながら、追分F生産馬が今一つ活躍できていない印象があるのは、やはり追分育成の馬で活躍している馬が見当たらないことでしょうか。G1サラブレッド所属の追分生産馬から活躍馬が出てくれば、印象も変わるのでしょうが、もう少し時間はかかるかもしれませんね。今は追分生産馬は基本的に全馬追分育成ですから、結果が出るのを見届けてから考えたいというのが本音でしょうか。でも、そのうち必ず追分育成馬も活躍し始めますので、いつ「買い」の判断を下すのかが妙味を掴むコツかもしれませんね。


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Comments

競馬悟空さん、こんばんは。
ノーザンFはやはり良いですね。特に関西馬は。自分の中では特に早来の方に注目しています。何となくですが…。
追分産はまだ時間がかかりそうですね。G1サラブレッドに入っているので特に気になります。

Posted by: パパディー | January 08, 2014 at 10:40 PM

ノーザンFはやっぱりいいんですね。気に入った馬には出資できないのが残念で自分は1頭も出資していません。白老牝馬に出資しているのでこのデーターは残念でした。まだ3歳なので覆して欲しいですね。他は全て追分なのでデーター的には安心しつつも最近の追分はマイナスイメージが強いのでちょい不安です。幸い自分の追分は全て獲得賞金が募集価格を超えているので運が良かったです。2歳も追分なのでこの馬がどうなるか・・・・。

Posted by: ポンタ | January 09, 2014 at 10:50 AM

パパディーさん、こんばんは!
ノーザンF生産で関西所属の馬の中から確実に毎年活躍馬が出ていますから、絶対に無視できない存在ですよね。まあ、出資できるかどうかは別問題ではありますが。。追分産馬は決して成績は悪くないです。育成がしっかりしてくれば一気の伸びがあるかも知れませんね。何よりもまずG1サラブレッドから活躍馬が出て欲しいですね。

Posted by: 競馬悟空 | January 09, 2014 at 09:37 PM

ポンタさん、こんばんは!
ノーザンF産馬は人気になりますから仕方ないですよね。私も白老産の3歳牝馬出資してます。。確かにデータ的には残念な感じですよね。あくまでデータはデータで、個別の馬が大切なことに変わりありませんから、出資した以上は気にしないことにしたいと思っています。追分産馬は確かに打率もいいですし、悪くない感じなんですよね。でも追分育成になってからは活躍馬と言える感じの馬が出ていないのが気になります。全然ダメというわけではないので、いつ成績が上がってくるのかが気になります。

Posted by: 競馬悟空 | January 09, 2014 at 09:43 PM

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