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January 2014

January 31, 2014

2014/2/1(土)、2/2(日)の注目馬

 長らく打ち捨ててあった、レース出走馬のカテゴリーですが、本当に久しぶりに記事を書きます。
 注目のレース出走馬として、自分の出資馬に関係なく、注目しておきたい、馬券的にも押さえておきたい馬を取り上げたいと思います。書いておかないと、自分が忘れてしまうんですよね。後で、ああ、あの馬出てたんだ的なことが最近多いので、書き留めておくことにました。


2/1(土)

【東京7Rダ1600m3歳500万下】

★レッドアルヴィス (ゴールドアリュール) 牡5,800万 勝浦
募集時評価 S-B-B-A

前走は案外でしたが、血統的にもこのクラスは勝てるはずです。オッズを見てからですが馬券買いたいです。ここはメンバー的にもチャンス十分でしょう。


【東京10R芝1400mクロッカスS】

アスコルティ (Danehill Dancer) メス4,000万 後藤
募集時評価 B-C-B-A

初戦圧勝。馬体的にも血統的にもまだまだ上を目指せそうな素材です。今回も初戦と同条件。開幕週の東京なら行き切ってしまうでしょう。調教の動きからも相手になる馬はいないように思います。あとはオッズがどれくらいになるかですね。


2/2(日)

【東京5R芝1600m未勝利】

フライングスキップ (ハーツクライ) メス1,600万 横山典
募集時評価 C-C-C-C

毎回惜しいレースが続いて3連続2着。未勝利にいる馬でないことは馬体からも明らかなので、どのタイミングで勝ち上がるのかだけです。やや消極的な競馬に終始した鞍上から乗り替わって、今回は期待できそうです。ある程度前につけるらしいので、それがプラスに出れば楽勝もあるでしょう。圧倒的な1番人気になるかなとも思いましたが、結構骨っぽいメンバーですので、配当的にはやや面白味もあるかもしれないですね。将来的に上のクラスでも通用する馬だと思うので、ここは通過して欲しいです。


【東京7R芝1800m3歳500万下】

ムードスウィングス (ハーツクライ) メス2,000万 田辺
募集時評価 C-C-B-C

この前、中山で見たときに、初めて見たとかウソつきました。自分の過去の記事を見たら、新馬でも見てたんですね。本当に自分の脳みそが当てにならず困ってしまいます。でも新馬戦のときにはあまり記憶に残っていなかったのが、500万下で見たときには良く見えたということは、馬に身が入ってきたのかなとか勝手に思っています。前走は消極的過ぎる競馬で終い伸びただけでしたが、もっとやれると思います。調教師も鞍上の判断になっとくしていなかたようですしね。今回の鞍上ならば積極的に行ってくれそうですし楽しみです。ただ、メンバー的にかなり強いメンバーですので、牝馬のこの馬が楽に勝てるかというとちょっと微妙ではありますね。複勝とかで軽く押さえたい感じです。この馬もまだまだ上のクラスに行ける素材だと思うので、今回ダメだったとしても馬券的には覚えておきたいです。

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January 30, 2014

2012年産ゼンノロブロイ産駒の注目馬

 今日は、ゼンノロブロイの2012年産駒の注目クラブ馬を「種牡馬の実力」のデータをもとに探してみましょう。


<社台RH>
65 パーソナルレジェンドの12
父 ゼンノロブロイ
母父 Awesome Again
牡 1億円
西 藤原英昭
募集時レビュー B B C A
血統レベル A
母年齢 12
社台F
誕生日 3月1日

 データ的に厳しいゼンノロブロイ産駒の中から、走りそうな馬を拾うことは、針の穴に糸を通すような難しい作業ではあります。それでも、社台F生産の牡馬で3,000万以上、この条件であれば、なんとかその厳しい状況から抜け出せそうです。この条件は5頭しかいないものの、回収率119.5%、打率0.400、長打率0.200、三振率0.000となり、他の種牡馬と比較しても何とか恰好がつくデータとなります。
 そして、このデータにバッチリ合うのが、この馬です。データ的な後押しもありますが、写真、動き、実馬の雰囲気ともに素晴らしい馬でした。上も走っていますし、さすがにこれが全然ダメという可能性はほとんどないでしょう。データ的には、少なくとも募集額程度には頑張れるはずですし、ゼンノロブロイが種牡馬としてダート適性があるならば、突き抜ける可能性もあるとみています。
 現状、ちょっと捻挫してしまったらしく調教は休んでいますが、番組的に、早期デビューをする必要のない馬でもあるので、別に心配する必要もないでしょう。
 気が早いですが、POG的にはあまり人気にならないでしょうね。社台F代表もダート馬と決め打ちの感じでしたし、やはりダートでしょう。芝での活躍は無理には期待しないほうが良いかもしれません。それでも能力でそこそこやれるかもしれませんが、デビューしてからのお楽しみとしておきましょう。


 まだ残口のある馬の中からは、以下の馬をピックアップしてみました。

<東サラ>
17 アルウェン12
父 ゼンノロブロイ
母父 トニービン
メス 1,600 万
西 音無秀孝
募集時レビュー C C D D
血統レベル A
母年齢 13
ノーザンF
誕生日 3月16日

 ノーザンF生産の牝馬で、出走時の馬体重が440kg以上のクラブ馬は全馬勝ち上がっていて、回収率117.4%、打率0.600、長打率0.000、三振率0.000となります。
 長打はないものの、確実性があるところというならば、この馬かもしれません。母父トニービンも走る組み合わせであり、事実全姉2頭は、ギンザボナンザはオープン馬、一つ上の姉は新馬勝ちと、やはりいずれも勝ち上がっています。データからすると、突き抜ける魅力までは感じませんが、手ごろな値段で確実性のあるところを狙うのであれば面白いかもしれません。


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January 29, 2014

ゼンノロブロイの実力2014(その2)

 引き続き、種牡馬ゼンノロブロイのデータを見ていきます。


6.価格別

社台G生産価格別牡馬
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 牡馬を価格別で見ると、3,000万台がデータ的に良いですね。唯一の長打であるハートビートソングがいる区分ですし、データは良くなります。ゼンノロブロイの場合は、今回のデータの範囲では実質的に5,000万が最高価格となっています。なので、3,000万台でもかなり高めの部類と言えるでしょう。ちなみに、社台G生産牡馬で3,000万以上の馬のデータは、7頭で、回収率93.4%、打率0.286、長打率0.143、三振率0.143となります。これなら普通以上の成績と言えますし、悪くないですね。そう考えると、それなりの繁殖につければ、もしかしたらそれなりに走る仔を量産できるのかもしれないなと思います。


社台G生産価格別牝馬
Robroy_kakakubetsu_hinba

 牝馬のほうは、価格別で見ても何ら得るものはないですね。低価格帯と高めが良くて、中間層の成績が良くないですが、理由はわかりません。まあ母集団の数自体がそんなに多いわけでもないので、こういうこともあるでしょう。


7.クラブ別

社台G生産馬クラブ別牡馬
Robroy_kurabubetsu_boba

 クラブ別の牡馬では、社台RHが抜けて良いですね。良いと言っても、ゼンノロブロイの産駒で考えた場合に良いというだけですが、第2希望、第3希望で考えるならば悪くもないかなというデータです。その他は見ての通りで、積極的に買いたくなるデータはないです。


社台G生産馬クラブ別牝馬
Robroy_kurabubetsu_hinba

 クラブ別の牝馬では、キャロットとグリーンが良いですね。グリーンは1頭だけのデータなので何とも言えないです。一方キャロットは4頭いますし、2頭しかいませんがサンデーRよりも良いというのは不思議な気もします。まあ、頭数自体が少ないので、こういう誤差が出ることもあるでしょう。
 いずれにしても長打があるわけでもないので、これだけのデータでは積極的にはなれませんね。


8.まとめ

 ゼンノロブロイ産駒で高額賞金を獲得している馬を見ると、そのほとんどが初年度の2007年産です。クラブ馬のハートビートソングも例にもれず2007年産です。2007年産馬がそれなりに活躍して、G1馬が出たこともあり、その後の期待感が高くなったわけですが、結果として4年分を集計すると今回のようなデータになりました。

 初年度産駒の結果からすると、もう少し長打が出るだろうとも思えましたが、結果は物足りない内容です。ただ、2008年産以降は繁殖相手に恵まれていたとは言えないので、もしかすると良血につければ結果が出るのかなとも思います。一応、社台G生産の高額牡馬は成績的には平均以上と言える感じでしたし、可能性はあるのかなと思います。

 そして、まさに、その良血との結果が、2011年産馬の成績でわかるのだろうと思います。2011年産馬は、あからさまにゼンノロブロイに肩入れがありましたし、もしこれで結果が出なければ、もうおしまいでしょう。今のところ、2011年産馬の2歳時の勝ち上がりは悪くなく、2歳リーディングでも3位につけました。それでも今のところ、間違いなくクラシックで上位に来れそうと言うほどの馬はいない感じです。
 2013年産馬の募集開始までには、ある程度の結果が出てくるでしょうから、一口的にはその時点で最終判断をすればいいのかなとも思います。

 そもそも、何でゼンノロブロイ産駒が全体的に不振なのかということについては、色々な考え方があると思います。ディープとか他の有力種牡馬に良質な繁殖をとられてしまって、どうしても主役になりきれない種牡馬であったということも一つの原因でしょう。
 また、ゼンノロブロイ自体が現役時において、鋭い決め手で勝負するタイプではなく、どちらかというと平均的に脚を使ったほうが良いタイプだったこともあり、産駒からは、最近の決め手勝負に対応できるタイプがなかなか出てこないというのもあるかもしれません。でも、平均的に脚を使うタイプが多いならば、ダートではこれからも上で活躍できる馬が出てもおかしくないですね。
 あと、特に牡馬に多いみたいなのですが、真面目に走らない馬も多い印象です。牧場でも言われていましたが、サボリ癖のある馬も多いそうです。競馬に行っても真面目に走らず、1周まわってくれば飯が食えるという感じで手を抜いてしまうと。こういう精神面に関することは、どうにもならないことが多いので、自分の出資馬がそうだったらかなり厳しいですよね。

 ということで、今の時点では、データから何か出資の参考になる条件を抽出するというのは非常に難しいですね。敢えて言うなら、見送るのが賢明というところでしょうか。あとは、データは無視して、自分の眼を信じるしかないでしょう。


 次回は、ゼンノロブロイ産駒の注目馬を見てみたいと思います。


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January 28, 2014

ゼンノロブロイの実力2014(その1)

 今日は種牡馬の実力の第2弾です。みんな大好き?ゼンノロブロイについてです。


1.全馬
Robroy_zentai

 全体で見た場合の成績は、一言、戦力外、という感じですね。もちろん、2011年産馬は良血馬が多く、実際勝ち上がり率も良いのですが、その2011年産のデータは今回は含まれていません。あくまで2007年産~2010年産までの4世代のみでの話です。
 ゼンノロブロイは、牡馬も牝馬も、関東も関西も、回収率、打率、長打率及び三振率、すべてのデータが平均を下回っています。
 データを見る限りは、結果論ですが、何で種牡馬として社台SSにいられるのかが不思議なくらいです。


2.社台G
Robroy_shadaig

 社台Gのみで見た場合は、少しだけ光も見えます。全体としてはやはりすべてのデータが低いのですが、関東牝馬だけは、何とか恰好がつくデータとなっています。それでも長打があるわけでもないですし、積極的に覚えておきたいという内容でもないですね。関東牝馬は価格が低い分、回収率も結果として高くなったということでしょう。
 一応特徴的なことは、珍しく、関東馬のほうがデータが良いということですね。ゼンノロブロイ自身が関東馬だったことも影響しているのでしょう。


3.その他
Robroy_sonota

 社台G以外のその他の牧場のデータは、かなり厳しいという感じですね。クラブ馬としての当たりはゼロというのが実情です。こちらは社台Gとは違って、関西のほうが優勢です。と言っても、データが良いわけでもないですが。


4.社台G牧場別
Robroy_shadai_bokujoubetsu

 社台G内の牧場別では、社台Fが高いです。ただ高いのは牡馬だけで、牝馬は良くないですね。ただし、母集団の数が少ないだけというのもありますし、社台F生産の牝馬では、過去に唯一のG1馬であるサンテミリオンも出ているわけですから、牝馬が良くないというわけではないと思います。
 一方のノーザンFは牝馬のほうが高いですね。ただこれも、長打があるわけでもなく、たまたまというか、結果としてこうなったというだけの気がします。
 白老F、追分F産馬については、残念としか言いようがない状況ですね。


5.体重別

体重別牡馬
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 牡馬を体重別で見てみると、馬体重が大きいほうが良いという、牡馬全体の共通項が当てはまらないのが特徴的です。クラブ馬で見るとこういう結果になってしまうのですが、競馬界全体で見た場合は、ペルーサ、トレイルブレイザー、ルルーシュなど、高賞金を稼いでいる馬はいずれも馬体重が500kg近いかそれ以上の大型馬です。単にクラブ馬には活躍馬がほとんどおらず、そのために、こういう全体の傾向とかけ離れた傾向が出たとも思えます。クラブ馬でも、別に小さめの馬で結果が出ているわけでもないので、小さめの馬を重視するとか、そういう戦法は大怪我をするかもしれません。


体重別牝馬
Robroy_taijubetsu_hinba

 牝馬のほうは、体重別で見る限りは特に大きな特徴はないですね。440kg~470kgくらいが、成績が良さげである感じです。一応、440kg~470kgの牝馬は、回収率68.6%、打率0.211、長打率0.000、三振率0.316となります。ゼンノロブロイ牝馬の平均よりは良くはなりますが、大して褒められた数字でもないです。


 次回は引き続きゼンノロブロイの価格別、クラブ別データを見た上で、まとめていきたいと思います。

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January 27, 2014

種牡馬の実力2014データの見方

 記事が前後してしまいますが、種牡馬の実力2014の種牡馬個別の記事のデータの見方についてです。
 種牡馬ごとの個別データを見る場合にご参考ください。

0.共通内容

・母集団は2007年産から2010年産までの4世代のクラブ募集馬です。
・データ上の牡馬はセン馬を含んでいます。
・回収率・・・募集価格に対する獲得賞金の割合です。100%を超えていれば募集価格分は回収したことになります。ただし獲得賞金は額面金額であり、また、維持管理費などは考慮されていない値なので、100%超だから利益が出ているというわけではありませんのでご注意ください。
・打率とは、募集馬全体のうちに、回収率100%以上馬の占める割合のことです。
・長打率とは、募集馬全体のうちに1億円以上獲得した馬の占める割合です。
・三振率とは、募集馬全体のうちに獲得賞金が0円の馬が占める割合です。獲得賞金0円の馬とは、中央競馬のレースに出走したものの1回も掲示板に載らなかった馬及びデビューできなかった馬の合計となります。なお未出走の馬のうち、使用している元のデータベースにも登録されていない馬はデータに含まれておりません。
・社台G生産馬とは、社台F、ノーザンF、白老F及び追分Fで生産された馬を意味します。
・その他牧場生産馬とは、上記4牧場以外の牧場で生産された馬を意味します。


1.全馬

 「総合」は各種牡馬ごとのクラブ馬全体の平均データです。さらに、牡馬、牝馬で区分してあります。
 「関東総合」は各種牡馬ごとのの関東所属であるクラブ馬の平均データです。なお、データ取得の都合上、関東、関西の区分は、そのクラブ馬が最後に所属していた(現在所属している)厩舎を基に区分しています。
 「関西総合」は各種牡馬ごとのの関西所属であるクラブ馬の平均データです。
 全馬の項目では、おおまかに種牡馬ごとのランク及び牡馬と牝馬の偏り等を理解できればと思います。


2.社台G

 社台Gのデータは、クラブ馬のうち、社台G生産馬のみを母集団としたデータです。社台G生産馬とは、社台F、ノーザンF、白老F及び追分Fで生産された馬を意味します。
 社台Gの生産馬は、その他の牧場と育成が違う場合もありますし、血統のレベルや価格も違いますので、分けてデータにしています。社台G生産馬を多く募集するクラブでの出資を検討している場合は、全馬データよりも、こちらのデータを参照したほうが良いかと思います。


3.その他

 その他のデータは、クラブ馬のうち、社台G以外の牧場の生産馬のみを母集団としたデータです。具体的には、社台F、ノーザンF、白老F及び追分F以外の牧場で生産された馬が母集団となります。
 社台G以外の牧場の生産馬を多く募集するクラブで出資を検討している場合は、全馬データよりも、こちらのデータを参照したほうが良いかと思います。


4.社台G牧場別

 社台G生産馬を、さらに社台Gの牧場別に区分したデータです。
 社台Gの牧場内部でも偏りがある場合もありますので、データにしています。


5.体重別

 体重別は、その種牡馬の産駒でレースに出走したことがある馬を、出走時平均馬体重で区分したデータです。出走時の馬体重であるため、未出走の馬はデータに含まれておりません。馬体重は牡馬と牝馬で意味合いが変わってくるので、牡馬と牝馬でデータを分けています。
 馬体の大きさは種牡馬だけでなく、当然母方の影響も受けるとは思いますが、偏りが出る場合もあるので、データにしています。このデータはすべてのクラブ馬を対象としています。


6.価格別

 クラブ馬のうち、社台G生産馬のデータを価格別に区分したものです。価格の区分は牡馬と牝馬で分けており、また、データ自体も牡馬と牝馬で分けてあります。
 クラブ馬の価格については、社台G生産馬とその他の牧場生産馬では、中心となる価格範囲が大きく異なっています。その他の牧場の生産馬は、そのほとんどが1千万円台に含まれてしまうため、価格の開きが小さく、今回見たいデータを取得するのには適当ではないと感じました。そのため、この価格別の区分では、社台G生産馬のみを母集団としてデータを示しています。
 なお、社台G生産馬が非常にに少ない種牡馬のデータを調べる場合には、その他の牧場の生産馬も含めてデータを出すようにするかもしれません。その際は注意書きを入れます。


7.クラブ別

 クラブ馬のうち、社台G生産馬のデータをクラブごとに区分したものです。


8.まとめ

 データの考察として、私なりの感想をまとめてあります。記事となっている種牡馬の産駒に出資する上で、ポイントとなりそうな事項をまとめました。


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January 26, 2014

2012年産ネオユニヴァース産駒の注目馬

 2012年産駒の注目馬を「種牡馬の実力」のデータをもとに探してみましょう。


<サンデーR>
164 ユーアンミーの12
父 ネオユニヴァース
母父 (Marquetry)
牡 3600万円
西 佐々木晶三
募集時レビュー C B C B
血統レベル B
母年齢 17
ノーザンF
誕生日 2月11日

 これはいい馬ですよね。馬体重も順調に増えていて、460kg近くまできていますし心配ないでしょう。血統的にも、全姉のミクロコスモスは、これだけ成績不振の牝馬にもかかわらず1億まで達しました。牡馬で全弟のこの馬が走らないわけがないと思えます。データ的にも、ノーザンF産の関西馬の牡馬は、回収率143.9%、打率0.556、長打率0.222、三振率0.000という、ほぼ完ぺきな期待値です。所属厩舎も信頼のおけるところですので、楽しみです。気が早いですが、この馬はPOGでもマークしておきたいですね。


<シルク>
29 マチカネタマカズラ12
父 ネオユニヴァース
母父 (Kingmambo)
牡 3,000 万
西 池江泰寿
募集時レビュー A A B B
血統レベル B
母年齢 9
ノーザンF
誕生日 2月14日

 続いて、シルクから、やはりノーザンF産の関西牡馬です。この馬もいい馬でしたね。血統的には特別な材料はないですが、動きは素晴らしかったですし、大物感のある馬です。データ的にも隙がないので、活躍が期待されます。体がかなり大きいのが心配な点でもありますが、データ的には小さいよりは大きいほうが良いですので、プラスにとらえたいです。所属厩舎は牡馬ならばこれ以上ない厩舎ですから、楽しみが多いですね。


 さらに、まだ残口のある馬の中で条件に近い馬をピックアップしたいと思います。

<シルク>
101 アコースティクス12
父 ネオユニヴァース
母父 (Cape Cross)
牡 6,000 万
東 萩原清
募集時レビュー B B C B
血統レベル A
母年齢 11
ノーザンF
誕生日 3月11日

 ロジユニヴァースの全弟ですが、まだ売れ残ってますね。データ的には、関東馬という区分で考えてしまうとちょっと厳しいです。しかし、6,000万以上の高額馬という区切りで考えるなら、3頭しかいないのですが、回収率156.1%、打率0.667、長打率0.333、三振率0.000となります。この区分に入る馬で唯一の関東馬のフラアンジェリコも募集価格以上は稼いでいますし、関西馬のネオウィズダムがもう少し稼げば打率は100%になりますから、6,000万以上の高額馬は信頼できそうです。
 この馬が余っているのは、やはり左前脚が曲がってるからでしょうね。 ただし、これくらいの曲がりは全然致命的なものではなく、実際おそらく何らの矯正も行わないでしょう。全兄も似たようなものだったし、問題ないというのが牧場の見解でもありました。馬っていうのは、ある意味嗜好品なわけですから、わざわざ脚曲がってるのを買うのかどうかという問題でしょうね。100口募集というのも余っている理由でしょう。他クラブで400口だったら、1次か1.5次で満口だったと思います。なぜなら他クラブではこの馬よりももっと問題がありそうな馬でも早々に満口になっていましたから。牧場が問題ないと言っていても、実際どうなるかはわからないのが馬の難しいところですから、最後は自分自身で決めるしかないですね。


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January 25, 2014

大駒登場

 今日は京都10Rで若駒Sがありました。

 勝ったのはトゥザワールドで、完勝と言える内容でした。1億円で募集された馬ですから、オープン勝ちで納得の馬ではないのですが、そうは言っても値段通り、期待通りに行かない馬も多いのも真実。3連勝でクラシックの切符を確実なものにしたのは素晴らしいですね。まずは関係者の皆様おめでとうございます。

 この馬は募集時の動きは素晴らしかったですが欲を言えばトモはもう少しあってもいいのかなとも思いました。今日は馬体重を増やしてきて520kg台に達しましたが、少し余裕残しというのもあったのでしょうね。でも体が大きくなったのは良いことだと思いますし、この先が本当に楽しみになってきました。数多くいるキングカメハメハ産駒の中でも募集時から際立って光っていた馬ですから、クラシックが本当に楽しみになりました。

 それと、若駒Sを取り上げたのは、もう一つ意味があります。今日2番人気だったモンドシャルナはネオユニヴァース産駒の牡馬ですが、馬体重は440kg台。種牡馬の実力のところでも書いたとおり、ネオ産駒は馬体が軽い馬はダメでしたね。ちなみに、出走時平均馬体重が450kg台以下のネオユニヴァース産駒牡馬のデータは、回収率5.4%、打率0.000、長打率0.000、三振率0.500です。回収率は54%ではなく5.4%ですからね。
 これを考えれば、馬券的に切って良かったのかなと思います。そういうことはレースの前に言えよと怒られそうですが、馬券ブログではないので、その辺は後だしジャンケンでもお許しください(笑)。とは言え、トゥザワールド1着は間違いなくとも、2番手にどれが来るのかはわからなかったですね(笑)。

 まあ、いずれにしても、種牡馬の実力のデータは、馬券にも役立つこともあるかもしれないということです。ただ、それを信じて失敗しても責任は一切取れませんが。。

 さらに今日は、中山6Rで、シルク募集馬であるアーマインの12の半兄にあたるキネオワールドがデビューし、見事新馬戦を勝利しましたね。アーマインの12は上が今一つ走っていないというのが心配な点ではありました。半兄がスペシャルウィークの仔で新馬勝ちならば、ディープインパクト産駒であるアーマインの12は、より期待ができそうです。私を含めて出資している方は少し安心できたのではないでしょうか。色々と気になることがあった土曜日でした。


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January 24, 2014

ネオユニヴァースの実力2014(その2)

 引き続き、種牡馬ネオユニヴァースのデータを見ていきます。
 価格別のデータについては、社台G生産馬のみを対象としています。


6.価格別

社台G生産価格別牡馬
Neo_kakakubetsu_boba

 社台G生産のネオユニヴァース産駒の牡馬には明らかな傾向がありますね。高い馬のほうが、より走るというデータになっています。つまり、良質の繁殖につければ、期待以上の産駒も産まれてくるということでしょう。2,400万以上の牡馬に関しては、打率も安定して高めで推移していますので、中価格帯が悪いというわけではないです。ただ、やはり高額帯と比較すると見劣りしますね。
 ということで、ネオユニヴァース産駒の牡馬は、高額馬は思い切って突っ込む価値があると言えます。ネオユニヴァース産駒ということで一括りにしてしまうと、何となくで間違った思い込みをすることになりかねません。牡馬と牝馬を常に区別して考えておきましょう。


社台G生産価格別牝馬
Neo_kakakubetsu_hinba

 牝馬は低価格帯のほがマシであるというデータになりました。結局のところ、価格に関係なく、賞金を積み重ねる馬が少なく、三振も非常に多いので、価格が低い馬のほうが回収率は高まっているということでしょう。低価格帯も特に良いデータが出ているというわけではないので、自信がないなら牝馬はやめておいたほうが良いでしょう。


7.クラブ別

社台G生産馬クラブ別牡馬
Neo_kurabubetsu_boba

 クラブ別の牡馬で見ると、サンデーRとキャロットのデータが良いですね。ノーザンF生産馬の牡馬のデータも高かったので、連動して高くなるのは当然でしょう。社台RHも長打もありますし、良いほうでしょう。その他のクラブはネオユニヴァース産駒の牡馬の活躍馬はいないです。


社台G生産馬クラブ別牝馬
Neo_kurabubetsu_hinba

 牝馬については、どんな区分で見ても、良いデータには巡り合えません。クラブ別では唯一、グリーンのデータが良いですが、頭数も少ないですし、信頼性には乏しいデータです。


8.まとめ

 データからアプローチするのであれば、ネオユニヴァース産駒に関しては、まず牝馬を除外してしまってもよいでしょう。これくらいデータ的にハッキリ差が出る種牡馬も珍しいです。
 もちろん、過去にはネオユニヴァース産駒の牝馬でも重賞勝ちの馬もいますし、また、3歳にもG1で上位に来た馬もいますが、そういうのは例外と捉えたほうが良さそうです。
 あるクラブの会報で、関西の調教師が成績不振のネオユニヴァース牝馬にも挑戦してみたいと語っていましたが、さすがに厩舎の力でどうにかなるレベルではない気もします。その心意気は素晴らしいと尊敬しますが、私が厩舎のスタッフなら、「先生、無茶するのはやめましょう」と言いたくなると思います。
 あえてネオユニヴァースの牝馬から当たりを掴むという高難易度の目標に挑戦する人がいるなら、それは真の勇者だと思います。そうは思いますが、私のような資質に欠ける凡人は素直に牡馬を買いたいと思います。

 ネオユニヴァースはデータから走りそうな馬を絞り込むのは比較的簡単な種牡馬であると思われます。まず、牡馬であることが前提ですが、なるべく体の大きめのほうが良いでしょう。460kg台で競馬に出てこれそうなら問題なさそうです。

 そして、データ上は社台G生産馬が圧倒的に良いです。理由は推測にしかすぎませんが、育成にあるのではないかとも思います。社台G生産の牡馬が出てくるクラブに所属しているならば、ネオユニヴァース産駒は狙い目でしょう。

 さらに、データ上は、高額馬のほうがデータが良いことから、良血繁殖につければ、期待を上回る産駒を出す可能性が高いと考えられます。ここが、ネオユニヴァース産駒が全体としては成績が芳しくなくとも、種牡馬としての需要がある最大要因だと思います。良血の牡馬が出てきたならば積極的に検討すべきでしょう。

 そして最後に、関東居住者にとっては誠に残念なことではありますが、やはり関西馬ということになるでしょう。

 価格を4,000万円以上に設定して、上記の条件をクリアする馬を抽出すると、データ上6頭います。ゴールスキー、ユニバーサルバンク、インペリアルマーチなどが含まれ、その成績は、回収率175.1%、打率0.500、長打率0.500、三振率0.000となります。
 極めてわかりやすいデータになります。データ上は、2分の1の○×クイズと同じ確率で当たりが引けそうです。

 次回は上記データを参考にネオユニヴァース産駒の注目馬を見てみたいと思っています。

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January 23, 2014

ネオユニヴァースの実力2014(その1)

 お待たせしました。種牡馬の実力2014、種牡馬別の第1弾はネオユニヴァースです。母集団の数も多めで、毎年産駒が募集されますし、まだ募集中の産駒もいます。初回には最適な種牡馬かなということで、ネオユニヴァースを見ていきましょう。


1.全馬
Neo_zentai

 ネオユニヴァース産駒全体の成績は、決して褒められたものではありませんね。回収率、打率は全馬平均を下回り、三振率は上回っているという状態です。全馬データだけ見ると、期待は持てないようにも思います。
 しかし、牡牝別を見ていただくと、不振の原因がわかります。データが下がっている原因は明らかに牝馬が原因です。牡馬に関しても良いとは言えないですが、ギリギリ許容できる範囲内というところでしょうか。
 牝馬に関しては、何が原因で成績が不振なのかはハッキリとしたことはわかりませんが、気性的なことが大きいのでしょうね。レースで自分を見失ってしまうような馬が多いです。いくら素質があってもレースでその能力を発揮できないということであれば厳しくなってしまいます。


2.社台G
Neo_shadaig

3.その他
Neo_sonota

 社台G生産馬とその他の牧場生産馬を比較して見ていきましょう。
 まず、社台G生産馬だけで見ていくと、牡馬に関しては飛躍的にデータ上成績がUPします。牡馬に関しては、回収率も平均以上ですし、打率も良い。長打率も高いです。さらに三振率は極めて低くなります。芝でもダートでもやれるタイプの馬が多いので、全然ダメというタイプは少ないのでしょう。最近はネオユニヴァース産駒の人気は下降気味ではありますが、社台G生産の牡馬に関しては今後も注目できそうです。

 一方、社台G以外の牧場産クラブ馬の成績は、正直、悪いと言わざるを得ないですね。牝馬は致し方ないとしても、牡馬に関しても活躍馬は皆無という状態です。

 これについては、後で出てくる価格別のところにも関連するかとも思いますが、一番関係するのは育成なのかなとも思います。あくまで推論に過ぎませんが、ネオ産駒は色々難しいところがあるとも聞きますし、育成段階で何かコツがあるのかもしれませんね。社台Gはネオ自身を現役の頃から見ているわけですし、当然生産頭数も多いわけですから、その中で何か育成に大事なことを学んでいるのかもしれません。

 ただ、そう考えると、牝馬についてはどうなんだということになります。牝馬は社台Gだろうが何だろうが、データ上は厳しい感じです。牝馬については育成技術の蓄積をもってしてもどうにもならない何か気性面での狂気があるのかもしれませんね。

 いずれにしても、ネオユニヴァース産駒に出資するなら社台G生産の牡馬が良さそうです。


4.社台G牧場別
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 社台Gの各牧場別で見てみますと、ノーザンFと追分Fのデータが良いですね。当然のことながら、どちらもデータが良いのは牡馬のほうです。ノーザンF牡馬の打率はすごいですね。半分近くは募集額まで賞金を掴んできているのは安心できます。追分Fもすごいのですが、なにぶん頭数が少ないのでデータとしては信頼性が薄くなってしまいます。


5.体重別

体重別牡馬
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 牡馬を体重別に見てみましょう。牡馬の場合は460kg台以上でレースに出てこれれば安心という感じですね。ネオユニヴァース産駒に限らず、牡馬全体で言えることですが、やはり小さい馬は厳しいです。ネオユニヴァースの牡馬で小さい馬はそんなに多くはいないと思いますが、小さすぎるのはやはりマイナスでしょう。


体重別牝馬
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 牝馬に関しても、小さい馬は成績が良くありません。牝馬のほうが小さい馬の割合が多いだけに、傾向としては顕著かと思います。牝馬でも450kg台くらいは欲しいところです。データ上は、好き好んでネオユニヴァース産駒の牝馬を買う必要はないと思うのですが、それでも出資するのであれば、なるべく大きい馬のほうが良さそうです。

 その2では、引き続いて価格別、クラブ別で見ていきます。

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January 22, 2014

種牡馬の実力2014(総合その8)

 今日はクラブ別データをさらに価格帯別に細分化したものです。
 価格別のデータは牡馬と牝馬に分けてあります。
 なお、社台G(社台F、ノーザンF、白老F、追分F)の生産馬のみを抜き出したデータです。社台G以外の生産馬はデータに含まれていませんのでご注意ください。


1.牡馬

社台RH
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 社台RHの牡馬は1,800万~2,399万のところに注目ですね。レインスティック、セイリオス、カリバーン、フェイトフルウォーと、いずれも大ホームランとはいかないまでも、渋太く獲得賞金が1億円を超えてきています。これらの馬がいずれも2,000万円というのも特徴的ですね。マジックナンバーと言えるような面白い数字(値段)です。高額馬でなくとも楽しめそうなところが社台RHの良さでしょう。社台RHには牡馬で1,800万円未満の馬はほとんどいないので、最近では実質的な最低価額付近の馬が活躍するというのも面白いですね。
 社台RHの牡馬の場合は、価格帯が上がるにつれて、回収率は下がっていってしまいます。端的に言うと、値付けが高いということになってしまうでしょう。高額馬から長打が出ないというわけではないのですが、長距離砲だと思っていたのが、怪我その他により、結果として、とんだ大型扇風機だったということが多いように思います。育成の方針が変わってきて、今後このあたりもどう変化していくのか注目ですね。


サンデーR
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 サンデーRの牡馬の場合は、社台RHと逆で、値段が高ければ高いほど活躍するという感じです。そうは言っても、打率は3割程度ですから、7割は募集価格まで稼げていないわけです。リスクはありつつも夢を見られるという感じです。
 1,800万~2,399万の価格帯もデータ的には良いです。ただ、回収率はフェノーメノが大きく引っ張り上げていて、長打はフェノーメノだけ。それでも、募集価格くらいには達する馬も多くいるので、必ずしも安めの馬がダメということでもなさそうです。


キャロット
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 キャロットの牡馬は、やはり1,800万未満の牡馬は厳しいですかね。長打もありません。この価格帯に多くを望むのは、やはり厳しそうです。
 一方で、好成績なのはやはり6,000万以上の高額帯。G1馬、クラシックホースも出ていますし、三振率ゼロというのもいいですね。4,000万~5,999万の価格帯も長打は出ていますが、回収率的にはもう一歩というところ。その他の価格帯は大体平均的です。結論としては、高額馬のほうが夢は見れそうだということでしょう。


東サラ
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 東サラが社台Gから買ってきた牡馬については、3,000万~3,999万のやや高めくらいのところがデータが良いですね。まあ、あくまで参考までということです。


グリーン
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 グリーンの牡馬については、価格帯に偏りがあります。高い馬はほとんどないですね。いずれにしても、牡馬はちょっと厳しい感じです。


シルク
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 シルクの牡馬については、2,400万未満の価格帯にほとんどの馬が入っており、価格に偏りがあります。3,000万台が良く見えますが、母集団自体が少ないのであまり意味はなさそうです。
 シルクはクラブ自体がリニューアルされていっている段階でもあり、年度によって変わってくる可能性もあります。
 例えば、シルクは、2010年産のみに限ったほうが、すべてのデータが高くなります。2010年産の牡馬に限れば、回収率73.4%、打率0.250、長打率はゼロ、三振率0.167となり、平均データを上回っています。勝ち上がり率は66%に達し、社台RHの64%、サンデーRの60%、キャロットの63%を上回ります。社台G生産馬に限れば、シルクは2010年産馬においてすでに結果を十分出していると言えます。
 さらに、このシルク所属の2010年産牡馬を1,800万~2,399万の価格帯だけで見ると、実に、勝ち上がり率は9割に達しています。回収率もすでに88.6%まで達していて、さらに、まだ4歳馬ですから、これからもっと稼いでくれるでしょう。
 今後もこの傾向が続くのか、高めの馬にシフトしていくのかも注目ですね。


G1
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 G1サラブレッドについては、2009年と2010年の2世代しかいないので、成績があまり振るわないのも致し方ないのかなとも思います。ただ、もう少しやれても良かったのかなという気もしますね。


2.牝馬

社台RH
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 社台RHは牝馬のデータは高めですね。回収率も平均より高めですし、どの価格帯にも穴がないという感じです。最近では安めの価格帯からメーデイアなどもでて、侮れないなと思います。高額馬からも桜花賞馬のマルセリーナが出ていますし、第一希望で外れた場合の第2、第3希望は社台RHの牝馬にしておくという作戦は悪くなさそうです。


サンデーR
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 サンデーRの牝馬については、1,400万未満の低額帯と3,200万以上の高額帯を除けば、どれも平均している感じですね。高額帯にはジェンティルドンナもいて、牝馬でも青天井で活躍する馬が出てくるのも魅力です。サンデーRの場合は、高額馬は牡馬も牝馬もどっちも走っているので、どちらにいくのか迷いますね。それ以前に実績がなければ話にならないというのもありますが。


キャロット
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 キャロットの牝馬は、活躍している印象なのですが、データでみると、良くないです。3歳にハープスターがいるので、また来年のデータでは傾向が変わっているかもしれませんが、盲目的に牝馬を信仰するのは、データを考えるならやめたほうが良さそうです。特に、1,800万未満の価格帯は三振率もかなり高めなので、出資したはいいけれども、惨敗を繰り返すという馬に巡り合う可能性も高いです。


東サラ
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 東サラの牝馬はものすごく極端な結果ですね。母集団も少ないですし仕方ないかもしれません。ただ、3歳にもレッドリヴェールがいるように、定期的に社台G生産馬の牝馬でG1級が登場することには注目しておきたいです。


グリーン
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 グリーンの牝馬は長打こそ少ないものの、安くて走る馬が多くて素晴らしいですね。夢を見るのとはちょっと方向性が異なるかもしれませんが、安定して一口生活を楽しめるという意味では、このクラブの牝馬は最高かもしれないです。


シルク
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 シルクの社台G生産の牝馬については、牡馬同様、2009年以前と2010年産を分けて考えたほうが良いでしょう。2010年産からはG1馬も出ていますし、以前とは質が異なると感じます。実際にデータで見ると、2007年~2009年産は、回収率12.2%、打率0.000、長打率0.000、三振率0.480となっています。一方2010年産は、回収率79.5%、打率0.250、長打率0.000、三振率0.438 となり、明らかにデータ上2010年産のほうが上回っています。今後どのように傾向が変わっていくのかに注目したいです。


G1
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 G1サラブレッドは、今のところ牝馬のほうが頑張れている印象です。2世代のみのデータでこの成績なら立派な方でしょう。これで一本でも長打が出てくれれば恰好がつくのですが。今後に期待したいです。


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January 20, 2014

種牡馬の実力2014(総合その7)

 今日はクラブ別のデータについてです。
 毎回数字ばかりのデータでいい加減ウンザリかもしれませんが、何かの参考になるかもしれませんので、懲りずに色々と考えていきたいと思います。

 個人的には、クラブ別のデータというのは、馬選びの本質とはズレてしまう気もします。全部のクラブに入っていない限りは、結局は自分の所属するクラブで選ぶしかないわけですから。自分の所属するクラブで、その中身を検討するのが一番大事だと思います。
 ただ、複数クラブに入っていれば会費もかかるかわりに、色々と選択肢も増えます。私のように複数のクラブに入っている人は、常にどのクラブに比重を置くかを考えながら馬選びをしていると思います。そういう意味では、クラブ別のデータはどちらかというと、複数のクラブに所属している方向けのデータかもしれないですね。

 今回は社台G生産馬を主に募集しているクラブに限定しました。結局どうしても募集価格を軸にデータを見ていくことになるので、母集団を社台G生産馬で均一化したほうが、色々と有意義であろうと判断したためです。
 したがって、東サラは社台G生産馬以外にも活躍馬がいるので、今回のデータでは値が低めに出てしまうことをあらかじめご留意ください。
 また、G1サラブレッドについては、2009年産と2010年産の2世代しかデータの対象がありませんので、他の4世代を対象とするクラブよりも、回収率、打率、長打率において不利な値となっていることにもご留意ください。

※社台G(社台F、ノーザンF、白老F、追分F)生産馬は、下記表中のクラブ以外にもいるため、表中の各クラブの頭数を合計しても、平均の頭数とは一致しません。平均のデータは、社台G生産馬のクラブ馬全体の値です。


社台G生産馬クラブ別
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 全体で見ると、やはり社台RHとサンデーRが抜け出している感じです。

 社台RHは長打率ではサンデーRを上回っていますが、回収率では負けています。やはり、ドカンという、場外ホームラン級の馬がいないのが残念なところですね。

 サンデーRは回収率が目立ちますね。しかし、長打率は社台RHよりは低く、三振率は高いです。ごく一部のスーパーホースが回収率を引っ張り上げているのが主な原因ですので、そういう一部のスーパーホースを除いて考えれば、社台RHとサンデーRはそんなに差はなさそうです。この2つのクラブは馬の価格も抜けて高いですね。馬の平均価格が高い分、長打率が高く、三振率が低いのは当然とも言えます。

 キャロットは、上の2つに比べると、回収率も打率も悪いですね。やはり差はあるということでしょう。

 東サラは、やっぱり牧場直結ではないので、値段の設定が高めになるのでしょう。その分回収率が低めです。

 グリーンは、募集価格の平均が低いので三振率は高いですが、その他の項目は健闘しています。

 シルクは、2010年産がデータに入ってきたこともあり、かなり母集団が増えたイメージですね。ただ、2009年産までの成績があまり振るわないせいもあって、データは良くはないです。


社台G生産馬クラブ別牡馬
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 牡馬で見てみるとどうでしょう。

 やはり社台RHとサンデーRは、馬の値段自体が高いですね。それだけいい馬が多いということでしょう。牡馬でもこの2クラブが抜けています。

 キャロットは、過去には牝馬のイメージが強かったですが、かなりイメージとは違ってきています。最近は牡馬のほうが圧倒的に成績が良いです。長打率はサンデーRに接近していますし、牡馬が今一つという思い込みは、もう捨てたほうがよいでしょう。

 東サラはキャロットと比べるとちょっと見劣りますね。やはり社台G生産馬だけで考えてしまうと、このクラブは面白味が半減してしまうということでしょう。

 グリーンは牡馬は残念な成績ですね。牡馬は狙いにくいクラブになっています。

 シルクは結構健闘していますね。リニューアル後も楽しみになります。


社台G生産馬クラブ別牝馬
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 さて、牝馬の区分で見るとどうでしょうか。

 ここも、社台RHとサンデーRは安定感がありますね。
 
 キャロットは、牝馬はかなり厳しい成績ですね。実際は3歳に期待の牝馬もいるわけですし、牝馬が全然ダメというわけではないのでしょうが、全体で見ると、牝馬がお得ということでは全然ないということです。

 東サラは、社台G生産馬ならば、牝馬のほうが頑張っている印象ですね。仕入れのことを考えても、今後も社台G生産の牝馬から継続して活躍馬が出るような気がします。

 グリーンは、牝馬の成績は素晴らしいですね。募集価格の平均は低いにもかかわrず、長打も出せていますし、回収率、打率も高いです。三振率が高いのは募集価格の平均が低いのでやむを得ないでしょう。今後も社台G生産の牝馬には大注目でしょうね。

 シルクは、ローブティサージュのイメージがありますが、データ上は見ての通りです。印象とデータが違う典型かもしれないですね。


社台G生産馬クラブ別関東
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 関東と関西で分けたら、関東が低くなるに決まってるんですが、一応見てみましょう。

 社台RHがなんとか関東馬は頑張れているかなという感じですね。他は見ての通りです。


社台G生産馬クラブ別関西
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 関西はサンデーRの回収率が抜けていますが、理由は、ごく一部のスーパーホースが関西所属だからです。もちろん、打率も良いですし長打率も良いので、関西馬全体が良いということに変わりありません。サンデーRは、長打率が関東と関西でかなり差がありますね。

 キャロットも長打は関西が多いですね。キャロットも、関西牡馬で勝負という流れになりつつある感じです。


 クラブ別については、次回さらに価格帯別に見ておきたいと思っています。


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January 18, 2014

2014/1/18(土)結果

 今日は午後から中山に行ってきました。9Rの菜の花賞を見てきました。


【中山9R芝1600m菜の花賞】

ムードスウィングス (ハーツクライ) メス2,000万 8着
募集時評価 C-C-B-C

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初めて見た馬でしたが、いい馬ですね。一目で気に入りました。パドックでも一番よく見えました。おそらく勝つだろうと思っていましたが、レースではスローな流れのなか、後方からの競馬になってしまい万事休す。最後は伸びていただけに少しもったいない感じの競馬でした。今日は前残りの競馬ばかりだったというのもあるので、展開的にも向きませんでしたが、まともならこのクラスでは上位でしょう。次に期待したいです。


レッドルシアン (ゼンノロブロイ) メス1,600万 13着
募集時評価 B-D-E-D

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パドックではちょっと入れ込んでいる感じでした。前の方につけて、今日の流れであれば良い位置取りだと思えたのですが、案外な結果になりました。かかり気味に前につけて行ってましたし、気性的にもう少し落ち着いて欲しいですね。


<おまけ>

レッドアリオン ニューイヤーS1着

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2歳時にオープン級と予言してしまっていたので、ウソつきにならずに済んでホッとしています。関係者の皆様優勝おめでとうございます。


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January 17, 2014

種牡馬の実力2014(総合その6)

 価格の話の続きで、今日は社台Gの各牧場の価格別のデータです。あんまり重要性はないデータだと思いますが、一応見ておきましょう。


(1)社台F

①牡馬
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 社台Fの牡馬については、1,800万未満のところが社台G牡馬共通のデータと同様に低いです。そこ以外は特別に目立つ部分はないですが、やはり高額牡馬の回収率は今一つという感じはします。6,000万円以上の牡馬は打率は良いのですが、回収率は今一つ。1頭でも大活躍する馬が出てくれば回収率は上がってくるので、突き抜けるような活躍馬が近年出ていないということでしょう。データからは、安すぎず高すぎずという感じの馬が最近はそこそこ活躍しているという感じでしょうか。


②牝馬
Kakaku_shadaif_hinba

 社台F産の牝馬は安めの馬がそこそこ走っている感じに見えますね。長打はないものの、そこそこ楽しませてくれそうな馬もいるという感じでしょうか。後はやはり良血馬の高額馬がデータ的には良いですね。


(2)ノーザンF

①牡馬
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 ノーザンF産の牡馬は、やはり1,800万未満の安い馬は走っておらず、高額馬が圧倒的です。6,000万以上の高額馬に当たりがいると。わかりきった内容でもありますが、それでも夢のあるデータですよね。その他の価格帯は一長一短という感じです。


②牝馬
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 ノーザンF産の牝馬は、社台Fとは逆で安い馬のデータは総じて良くないです。3,200万以上の高額馬はジェンティルドンナがいるので回収率は抜けて高くなります。ただ高額馬でも、長打が出る率は高くなりますが、打率や三振率は良くないですし、高額馬が必ずしも良いかどうかは疑問もあります。


(3)白老F

①牡馬
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 白老F産の牡馬については、6,000万以上の高額馬にはオルフェーヴルが入っているので、回収率が飛び抜けてしまっています。やはり共通の傾向として、1,800万未満の馬はデータ的には良くないです。2,000万前後に結構頑張っている馬がいる感じですね。


②牝馬
Kakaku_shiraoif_hinba

 白老F産の牝馬のクラブ馬は、今回のデータの集計範囲では、総じて成績が良くないです。このデータから特に得られる情報はなさそうです。


(4)追分F

①牡馬
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 追分F産の牡馬は結構データ的には頑張っているように見えます。打率も高いですし、そこそこ走ってくれる馬が多い印象ですね。1,800万以上2,400万未満のところの打率はすごいです。ただし結構母集団が他よりも少ないですので、データとしては今一つ信頼性に欠けるかもしれません。


②牝馬
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 追分F産の牝馬は、メーデイアがデータを引っ張り上げてくれたという感じです。特に目立つ内容もないですし、このデータから得るものは特になさそうです。


 ということで、せっかく調べたので載せましたが、そんなに得るものはないですかね。あまり細かいことを気にしすぎてもダメですし、この辺は深入りしないほうが良さそうです。


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January 16, 2014

種牡馬の実力2014(総合その5)

 今日は総合データの5回目となります。

 前回、4回目の終わりに、次回から個別の種牡馬ごとのデータですとか言いながら、結局「総合その5」が始まってしまいました。大変申し訳ありません。もう少しだけ総合的なデータを補充してから個別の種牡馬について記事にしたほうが良いと判断したためです。

 5回目の今日は、募集価格についてです。価格は人間側が決めているものですが、基本的にはその募集馬の血統で決まるものと考えられます。ごくまれに、馬体が素晴らしいのでその分価格が上積みされたという例もありますが、その場合でも、上積みの幅は1割2割程度です。普通は値段が倍になることはありません。なので、大雑把ではありますが、馬の価格は8割が血統から構成され、残りの2割が他の要素によると考えて良いと思っています。

 そもそも、リーディング上位種牡馬は成績が良い仔をたくさん輩出するから上位に居られるわけです。普通に考えれば、種付け料の高い上位種牡馬の産駒であり、価格が高い馬のほうが当然成績も良くなるはずです。
 良血繁殖牝馬にリーディング上位種牡馬がついた馬が高額になり、近親に活躍馬がいない繁殖牝馬にマイナー種牡馬がついた馬が低額となるというのが原則です。わかりきった話ではありますが、理論的には、血統で価格の大部分が決まるというのは納得がいきます。

 ここでは、その募集馬の価格と成績を、「種牡馬の実力」で扱うデータに擦り合わせて考えてみましょう。

 今回は、社台G生産馬のデータのみを用います。何でかと言うと、社台G生産馬の値付けは、牧場側での値付けの意志決定が概ね一定していると考えられるため、より価格と成績の関係性が明確になるはずであると思うからです。

 まずは、理論的な前提を考えてみましょう。


1.回収率

 募集価格に対する回収率は、基本的には価格がいくらであったとしても、一定であるはずです。募集馬の価格は、生産者側が、血統的な価値に準じて金額を設定してくると考えられます。価格に血統的な価値が含まれている以上、回収金額は募集価格に応じたものとなるはずです。社台G生産の2,000万円の牡馬だったらデータ上の97.9%(社台G牡馬)を乗じた1,958万円くらいに収束してくるはずです。同様に、4,000万円の牡馬だったら、やはり97.9%を乗じた3,916万円くらいに収束するはずであるということです。
 基本的には、1,000万円の馬も、1億円の馬も回収率的には同じであるはずというのが理論上の仮定となります。


2.打率

 これも回収率と同様と考えられます。1,000万円の馬も、1億円の馬も募集額まで回収できる確率は理論上同じはずです。


3.長打率

 これは、価格が高いほど上がっていくと考えられます。価格が1,000万円の馬と価格が1億円の馬で、1億円稼ぐ確率が同じだったら、誰も1億円の馬は買わないですものね。したがって、理論上は長打率は価格とともに逓増していくはずです。


4.三振率

 これは長打率と逆で、価格が高くなるほど下がっていくと考えられます。高い馬はその募集価格が高いだけに、一度も掲示板に上れないような、とんでもない大ハズレは少ないはずです。結果として1勝で終わってしまってハズレだったなということはあるでしょうが、まるっきりダメの可能性は比較的少なくないはずです。
 まるっきりダメの可能性が安馬と同じであったら、回収率が安馬と高馬で一定になるはずという上記1の理論が成り立たなくなります。


 とまあ、考えればどれも当たり前の傾向になるはずですが、実際のところはどうでしょうか。
 では見てみましょう。
 
 なお、価格の区分については、何ら理論的な根拠があるわけではなく、私が今まで集めてきたデータ等から、安い、安め、普通、やや高め、高め、高い、というような感覚で、なるべく頭数が近くなるように区分しています。牡馬について1800万未満と以上で区分したのは、長打が出るのが1,800万以上だったためです。


価格別社台G牡馬
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(1)回収率

 全然理論と一致しないですね。頭数もある程度まとまっていて少なくはないですし、明らかにブレがあるということです。ただし、このブレは、場外ホームラン的な馬が作り出しているとも言えなくはないです。1,800万~2,399万の区分ならばフェノーメノやウインバリアシオンがデータを引っ張り上げていますし、6,000万以上でもオルフェーヴルが引っ張り上げているという傾向はあります。
 でもまあ、そういう馬も含めての平均データでなければ意味がない部分もあります。データを素直に受け止めるなら、6,000万以上の高額牡馬には確実に大当たりが多く含まれているということです。
 同時に、なぜか1,800万~2,399万のところも高くなっています。これについては理由はよくわかりません。確かに先ほども指摘した、フェノーメノやウインバリアシオンがデータを引っ張り上げているというのが一番の原因ですが、この区分は長打率も悪くないですし、偶然として片づけたくない何かがありますよね。
 ここで理由付けとして考えられるのは、やはり馬の値段は血統を根拠にされているということです。つまり、血統的には大したことなかったけれども、競馬に行ったら強かったという馬が結構いるということでしょう。血統だけではない、何か。馬体なのか、厩舎なのかはハッキリしませんが、違う要素が絡んでいるということは確かでしょう。まああんまり深く考えず、素直に、よくわからないけどお買い得な区分と考えておいても良いと思います。
 逆に、1,800万未満は明らかに値が低いですね。これは、例えば、牡馬の場合は1,000万が実質の最低価格なわけですが、実際には1,000万円に満たない価値の馬が多く含まれているということを意味する部分もあるかと思います。


(2)打率

 打率も一定であるべきなのですが、やっぱり偏ってしまいますね。やはりここも6,000万円以上の馬が抜けています。打率は回収率と違って、特定の馬がデータを引っ張り上げることはできません。したがって、偏りが出ているということは人間側の値付けが理論値と食い違っているということになります。
 これはさっきの1,000万円未満の馬の理論と逆の理論で、いくら素晴らしい馬でも、青天井で値付けすることができないというクラブの特性もあると思います。回収率の部分にも共通して言えることですが、要するに5億稼げそうと思っても、4億という値付けにはできないということですね。もしかしたらそれでも買う人もいるのかもしれませんが、現実には難しいと。
 あとは、馬の質が素晴らしくて、値付けをする側の予想を超えて走ってしまったということも考えられます。これは良血繁殖牝馬を多数抱える社台Gだからこそ生じ得る「恵み」であると思います。
 逆に、1,800万未満のデータが低いのは、先ほど回収率のところで指摘した内容と根拠は同じであると推測されます。


(3)長打率

 長打率は、6,000万円以上の馬の中には、募集価格がすでに1億円以上である馬が11頭いるわけです。なので、6,000万円以上のところが圧倒的に高くなるのは自明ではあります。2,400万~2,999万の部分が理論に反して下がってしまっているのが気になるところではありますが、まあ誤差の範囲でしょう。そもそも区分自体に根拠があるわけではないので、ある程度のブレは当然とも言えます。
 一応、概ねではありますが逓増していると見えなくもないので、だいたい理論通りと考えていいのではないでしょうか。長打が出る根拠は、まずは血統にあるのだと言えるかもしれません。


(4)三振率

 やっと理論通りのデータが出ました。三振率は綺麗に価格が上がるにつれ、逓減していきます。血統どおりとも言えます。

価格別社台G牝馬
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(1)回収率

 牡馬よりは理論に近いと思います。2,200万未満であれば概ね一定と言えそうですし、3,200万以上は、ジェンティルドンナがデータを引っ張り上げているからとも言えます。


(2)打率

 これも、牡馬に比べれば安定していて、概ね一定と言って良さそうです。3,200万以上のところが高めなのは、牡馬のときと同じで、血統以上に走った素晴らしい馬が多かったということでしょう。
 牝馬の場合は、安めの馬でもデータの値は安定しており、牡馬よりも、血統に対して素直に結果が出るとも言えるかもしれません。


(3)長打率

 まあ、これも牡馬と同じで、一応は理論通りの逓増と見ておきたいです。


(4)三振率

 三振率も牡馬同様にほぼ理論通りで、逓減していると捉えて良さそうです。


 さて、色々見てきましたが、価格については、個人的にはあまり気にしすぎる必要はないと思います。もっと大事なことが他にあると思うので。ただ、指標としては無視するのも惜しい気がするデータではあります。

 今回、価格について取り上げたのは、単純に、どのあたりの価格がお買い得なのかということを知りたいというのもありますが、さらには、種牡馬ごとのデータとリンクさせたいというのもあります。

 例えば、ある種牡馬は、安馬は平均データよりも悪いけれども、高馬は平均データを超えてくるというバラツキがあるかもしれないなと思ったからです。繁殖牝馬のレベル以上に走る可能性のある血統(種牡馬)なのか、血統どおりの結果が出る種牡馬なのか、それとも繁殖牝馬のレベルと無関係なバラツキの出る種牡馬なのか。そういうのも、今年は調べられたらいいなと思っています。

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January 15, 2014

データ色々

 種牡馬の実力ですが、色々データを見て考えているところでして、なかなか個別の種牡馬ごとの記事に進めなくて申し訳ないです。

 ただ、いいかげんな状態で始めてしまうと、後戻りできなくなってしまって、結果として納得いかないものになってしまうかなと思っていまして。何が有用なデータなのかを考えつつ、記事にしていきたいと思っています。

 データっていうのは、大まか過ぎても、細かすぎても、どちらも使いづらいというか、説得力を欠いてしまうところがありますので、どういう感じのデータが一番納得できるものなのかを色々と考えているところなのです。

 昨年も色々悩んだので、それなりの蓄積もあるのですが、そこからさらに若干でもいいので進化したいというのもあります。納得のいくところまで考えてから、一口ライフに有用な種牡馬データを「種牡馬の実力2014」として種牡馬ごとに記事にしていきますので、もう少しだけお待ちください。


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January 14, 2014

種牡馬の実力2014(総合その4)

 今日は総合データの最終回となります。復習的な内容になりますが、馬体重ごとのデータをもう一度最新データで見ておきましょう。今回は社台Gだけでなく、全クラブ馬に拡大していますが、データ自体にはあまり変化はないです。


(注)
・母集団は2007年産から2010年産までの4世代のクラブ募集馬です。
・データ上の牡馬はセン馬を含んでいます。
・回収率・・・募集価格に対する獲得賞金の割合です。100%を超えていれば募集価格分は回収したことになります。ただし獲得賞金は額面金額であり、また、維持管理費などは考慮されていない値なので、100%超だから利益が出ているというわけではありませんのでご注意ください。
・打率とは、募集馬全体のうちに、回収率100%以上馬の占める割合のことです。
・長打率とは、募集馬全体のうちに1億円以上獲得した馬の占める割合です。
・三振率とは、募集馬全体のうちに獲得賞金が0円の馬が占める割合です。獲得賞金0円の馬とは、中央競馬のレースに出走したものの1回も掲示板に載らなかった馬及びデビューできなかった馬の合計となります。
・出走時馬体重の平均ですので、未出走の馬は母集団に含まれていません。


牡馬
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 牡馬については、以前にも見た通り、とりあえず大きいほうが良いというのはデータ上で明らかです。大きいほうが良いというとちょっと語弊があるのかもしれません。どちらかというと、小さいのはダメというほうが納得できる感じです。大きい馬はやはり脚元の危険がつきまとうのは否めないので、あくまで健康であるということが前提になります。
 ただ、ひとまず健康面は置いておいたとして、単純に小さいのと大きいのだったら、小さいのが有利ということはまずないと思ったほうがいいでしょう。もちろん、ドリームジャーニーとか、過去には小さくても走った馬がいますが、そういうのはあくまで例外的な存在と認識しておいたほうが無難だと思います。

 ディープインパクト産駒だから、ステイゴールド産駒だから、小さくても大丈夫と思いがちですが、データを取れば結局それなりに大きさがあったほうが良いということになります。今年の「種牡馬の実力」シリーズでは、この辺の種牡馬と馬体重の関係性についても、今後個別の種牡馬を見ていく際にデータとして出していく予定です。

 前に見た通りですが、やはり450kg台以上でレースに出てきて欲しいなあというところでしょうか。牡馬で430kg以下はかなり厳しく、走ったら例外という感じですね。


牝馬
Zentai_taiju_hinba

 牝馬も基本的には同じです。小さすぎて良いということはないです。牝馬でもできれば430kg台で出てきてくれれば安心という感じです。ただ牝馬の場合は牡馬と違って、大きすぎるのもちょっとどうなのかなという部分があります。430kg~490kgくらいがベストだろう思います。種牡馬によっては、牝馬の場合は小さくでも大丈夫な場合も例外的にあり得ると思いますので、その辺はまた個別の種牡馬のところでコメントしたいと思います。


 次回の種牡馬の実力では、いよいよ個別の種牡馬についてデータを見ていきたいと思います。なるべく、まだ残口がある募集馬のいる種牡馬から先に見ていきたいと思っています。

※ウソでした。その5に続きます。。

 

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January 13, 2014

競馬最強の法則2014年2月号

 競馬最強の法則2月号を買って、大事そうなところは大体目を通しました。今月号は一口的に面白そうな記事も多かった印象です。

 まず、「最強の仰天予測2014」という記事では、騎手、調教師、馬主、血統などの区分ごとに色々と興味深い記事がありました。

 調教師では、尾形和師、中内田師に注目という記事がありました。両調教師が預かる予定の馬はまだ残口があるのもいたはずです。興味がある方はチェックされると良いでしょう。

 血統的な話では、メジロ牝系や母父スペシャルウィークに注目という記事もありました。これも一口的には面白そうな記事なので読んでおいて損はないでしょう。

 さらに今月号には、岡田牧雄氏が明け3歳馬について、末恐ろしい馬と残念な馬ということで、注目馬について解説してくれています。

 牡馬ではトゥザワールドとイスラボニータが期待馬としてかなり褒められていました。トゥザワールドはキンカメ産駒で最も優れた馬体・筋肉をしていると。イスラボニータは柔かさと瞬発力が良いと。どちらも私自身も良い馬だと思っていたので、なるほどと思いながら読みました。出資者の方はぜひ読んで欲しいですね。クラブ馬の牡馬では他に、ラングレー、ワールドインパクト、ガリバルディにコメントがありました。

 牝馬では、まずはハープスターということでした。心肺機能の高さでオークスも対応可能と見ているようですね。レッドリヴェールの名前も当然上がっています。ただ、小柄なのがやはり心配とのこと。成長力を不安視しているそです。
 私が思うには、この馬というか、ステイゴールドの牝馬だけは例外で、小さくても走るのだと思います。レッドリヴェールはクラシックで頑張って欲しいですね。

 他に牝馬では、フォーエバーモア、マーブルカテドラル、レーヴデトワール、サングレアルにもコメントがありました。

 それから、「アンカツが選ぶ2013年度各部門MVP」という記事もありました。JRA賞の各部門に準じて、各部門の馬についてアンカツが選んだ馬にコメントしてくれています。ロードカナロア、ジェンティルドンナ、ハープスターの名前が挙がっていました。これもぜひ読んでおきたい記事ですね。

 あと、「トレセン最前線」では、デリッツァリモーネ、ハーコット、ウインマーレライ、キングズオブザサンのクラブ馬が取り上げられていました。出資者の方々はチェックして欲しいです。

 今月号は、G1も終わったので、予想以外の記事が結構多かったので一口的にも読みごたえがあった気がします。読んで損はないと思いますよ。


 

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January 12, 2014

2014/1/12(日)結果

 今日は2Rの新馬戦だけ見てきました。自分が出遅れてしまい、最後の1週しか見れなかったのですが、なんとか写真だけは撮りました。


アイリッシュギフト (Authorized) 牡2,400万 8着
募集時評価 B-B-B-B

140112irish

見た目は見栄えがしますし、仕上がっているように見えました。ただ、オッズもかなり割れていたように、抜けて良く見えるとかそういう感じではなかったです。レースでは外目を回って最後いかにも伸びてきそうな感じに見えましたが、案外伸びず。初戦だけに何とも言えない部分もありますが、血統的にダートが良くないのか、それともまだ仕上がり途上だったのか、ちょっと残念なレース振りだったかなとは思います。芝でどういう走りをするのかも見てみたいです。


ファーストフォリオ (タニノギムレット) 牡1,800万 9着
募集時評価 B-C-B-C

140112first

パッと見で見栄えがしていい馬だとは思うのですが、まだ少し緩い感じでもありました。今日は先手を取って自分のレースはできたように思えますが、最後タレたのはしっかりしきれていないのでしょう。一度レースを使ったので、次は変わり身を見せて欲しいですね。


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January 11, 2014

ベスト競馬ダービースタリオン

 なつかしいゲームを急に思い出してしまいました。競馬好きでゲーム好きなら誰でも知っている超有名ゲームの初代です。後に出る全国版と区別して「関東版」などと呼ばれもしました。

 ゲームそのものの出来の良さは言うまでもないですが、今思うと、このゲームが後の競馬界に与えた功績にも多大なものがありました。個人的には、馬事文化賞を100回受賞しても良いくらい、競馬にプラスの影響を与えたと思います。

 このゲームは、競馬が世の中全体から持たれている偏見を和らげ、その当時の子供を含めた若い世代を、後の競馬ファンとして取り込むことに貢献しました。当時は丁度競馬ブームということもあり、このゲーム自体も口コミでその面白さがどんどん広がっていき、品薄になったほどでした。

 そこころは、競馬に関するゲームというか、ソフトというものは、「予想ソフト」しか想像つかなかったので、そこにある日突然「競走馬育成」という理解不能なジャンルのゲームが登場したのには本当に驚きました。私自身、丁度実際の競馬を始めた時期でもありました。ダービースタリオンに興味はありましたが、友人からゲームの内容の説明を聞いても、最初はよく意味がわかりませんでした。とにかく面白いからやってみろということで、友人から借りてやってみて、初めてその面白さが理解できたくらいです。

 ゲームのプレイヤーは、いわゆるオーナーブリーダーとなって、牧場と、1頭の繁殖牝馬と、1,500万円の資金を与えられます。そこから競走馬を生産して、トレセンに入厩させ、調教をし、競馬に出走させ、賞金を得て、また新たな競走馬を生産するという循環を永久に繰り返します。

 調教は、プレイヤーが調教師に、芝・ダート、馬なり、一杯などと指示を出せました。ウッドもポリトラックもない時代、それどころか、関東には坂路もありませんでしたね。非常に懐かしいです。

 騎手の選択もプレイヤーが行います。騎手は「おたべ」、「よこのり」、など実在の騎手をモデルにしていました。実名ではありませんでしたが、かえってそのほうが愛着があった気がします。騎手にはあらかじめランクが設定してあって、「おたべ」は当然Aランク。その他の騎手もリーディングの順位に従ってランク付けがされていました。さらに秀逸だったのは、その騎手選択の画面に、その騎手の説明が20文字程度で端的に書いてあったことです。「にげさしじざい じつりょく ナンバーワン」など、競馬を知らない人でも、実在する騎手の特徴をイメージできました。

 ライバルとなってレースに出走してくる競走馬も、実在馬に名前も能力も非常に似ていましたね。サッカーボール(サッカーボーイ)、ベリーナイス(メリーナイス)、シルバーストーン(ホワイトストーン)などです。競馬ファンは、脳内でゲーム中の表記と実際の馬名を連携させる必要がありました。せっかくG1に持ち馬が出ても、サッカーボールがいると、「ああ、こりゃ勝てないな」と思ったものです(笑)。

 まあ、書きはじめるとキリがないのですが、何で急にこのゲーム、しかも初代の関東版を思い出したかというと、ゲームセンターCXという番組で、よゐこの有野がやっているのをたまたま見たからです。

 ゲームセンターCXというのは、CSのフジテレビ(有料)でやっている番組で、有野がひたすら古いゲームに挑戦し続けて、クリアを目指すという番組です。ゲームの中ではなぜか課長という役職になっていて、有野課長と呼ばれています。DVDもたくさん出ていて、かなり売れているのでゲーム好きの人は知っている人も多いと思います。

 そのゲームセンターCXで、先日有野課長がダービースタリオンをやっていたのです。有野課長は競馬はあまりよくわかっていないらしく、ダービー制覇を目指すということでやり始めたのですが前途多難でした。
 牧場にいる繁殖に、いきなりミルジョージをつけたり。。

 実際にゲームやっていた方なら、この後の展開がすぐに理解できると思いますが、当然に破産(笑)。そういう初心者にありがちなミスを繰り返しつつ、なんとかそれなりの馬が生産でき、朝日杯に出走。
 しかし、最後の直線でサッカーボールに差されて惜敗。有野課長が「サッカーボールめ~~」というのを聞いて、当時の気持ちを思い出しました。

 そうこうしているうちに、ついに皐月賞に出走できる馬ができ、皐月賞は惜しくも敗れたものの、万全の態勢でダービーに向かいます。しかしながらそこで、有野課長得意のチョンボが発生。なんと6月2週にカレンダーの矢印が向いている状態でAボタンを。。「あ、やってもうた」みたいな感じで次週になってしまい、まさかのダービー登録忘れという悲劇が(笑)。当時やってた人なら誰でも一度は経験ありそうな、このチョンボをテレビで見れるとは思いませんでした(笑)。

 その有野課長のチョンボを見て、急きょプロデューサーが出てきて、「遊びじゃないんですよ」とお叱り。有野課長が、「ゲームって遊びじゃないのかあ~~」という一幕も笑えました。

 結局番組ではダービーは勝てなかったのですが、さらに続きがありました。11月にゲームセンターCXのイベントが武道館であり、そこで、ダービースタリオンに再挑戦したと。この様子も番組で流されました。イベントにはゲームの作者の薗部氏も来ていて、有野課長が薗部氏に、調教方法を「芝ですか?ダートですか?」と指示を仰ぐ場面もありました(笑)。

 そして、ダービーに出走し、なんとそこで、「あっと おどろく だいたんな きじょう」のEランク「おがわ」騎手を手配。それでも見事、サクマチヨノオー(サクラチヨノオー)を撃破してダービー制覇するという内容でした。

 この「おがわ」という騎手は実在ではなく、他の騎手が全部お手馬で埋まってしまった場合の救済用の騎手という位置づけです。それで勝ったのだから盛り上がりとしては素晴らしかったです。

 とまあ、この番組を見てから、ずっと頭の中に、ダービースタリオンの出馬表画面の音楽が流れてしまっていまして(笑)。非常に懐かしくもあり、なかなか頭の中で音楽が鳴りやまないので困っているところでもあります(笑)。

 久しぶりにファミコン版のダビスタをやりたくなってきましたね。
 それから、ゲームセンターCXはゲーム好きの人は楽しめると思いますので、興味があったらぜひDVDを見てみてください。ちなみに私はDVD全巻持ってます。


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January 08, 2014

種牡馬の実力2014(総合その3)

 今日は総合データを社台G内の牧場別に区分して見てみましょう。
 社台F、ノーザンF、白老F、追分F、さらに比較用として社台G以外の牧場のデータも載せておきました。

(注)
・母集団は2007年産から2010年産までの4世代のクラブ募集馬です。
・データ上の牡馬はセン馬を含んでいます。
・回収率・・・募集価格に対する獲得賞金の割合です。100%を超えていれば募集価格分は回収したことになります。ただし獲得賞金は額面金額であり、また、維持管理費などは考慮されていない値なので、100%超だから利益が出ているというわけではありませんのでご注意ください。
・打率とは、募集馬全体のうちに、回収率100%以上馬の占める割合のことです。
・長打率とは、募集馬全体のうちに1億円以上獲得した馬の占める割合です。
・三振率とは、募集馬全体のうちに獲得賞金が0円の馬が占める割合です。獲得賞金0円の馬とは、中央競馬のレースに出走したものの1回も掲示板に載らなかった馬及びデビューできなかった馬の合計となります。
・社台G生産馬とは、社台F、ノーザンF、白老F及び追分Fで生産された馬を意味します。
・その他牧場生産馬とは、上記4牧場以外の牧場で生産された馬を意味します。


牧場別
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(1)社台F

 社台Fの生産のクラブ馬については、非常に特徴的な傾向が出ています。社台F生産のクラブ馬は牝馬のほうが回収率、打率が良いという傾向があります。長打率は牡馬に劣るのですが、これは元の価格が牝馬のが安いというのもあるので、単純に牡馬と比べるられない部分もあります。回収率と打率が両方良いということは、ごく一部の馬が回収率を引っ張り上げているというわけではないので、全体的な傾向と考えて良いでしょう。

 しかも、社台F生産のクラブ牝馬は、関東牝馬が一番回収率も打率も高いという、他の牧場と全く逆の傾向があるのも非常におもしろいですね。総合その1、その2で見てきたように、常に関東牝馬は区分の中では最下位だったのですが、社台F生産馬だけは全く逆になっています。思うに、よく言われているような、社台Fは牡馬の有力どころはセールに出すという傾向は本当なのかもしれませんね。

 一方の牡馬は、打率は低いものの長打率は高いという難しいデータですね。活躍馬もいる反面、募集価格まで届かない馬も多いという状況です。

 東西では、やはり牡馬は回収率も長打率も関西のほうがやや上ですね。ただ、そんなに変わらないなという印象もありますね。社台F生産馬は関東馬も悪くないなと思います。これも、昔からの厩舎との付き合いとかいろんな事情があってのものでしょう。


(2)ノーザンF

 ノーザンF生産馬についても、牝馬の回収率が結構高めです。ただし、これは、打率が悪いことからわかるように、特定の馬が回収率を引き上げているのが原因ですね。関東牝馬に関しては長打率ゼロですから、あまり大きな希望は持てないというのが現実です。

 ノーザンFについては、何と言っても関西牡馬ですよね。回収率も素晴らしいですが、打率は3割に近く、長打率はなんと1割2分もあります。三振率も低く、死角ゼロです。何度も言いますが、希望通り出資できないというのが悩みどころですが、人気になるのも当然ですね。

 クラブに出てくる頭数も多いですし、いかにノーザンF生産馬の中から当たりをつかむかが、社台G生産馬を募集しているクラブでは重要になりそうです。


(3)白老F

 白老F生産馬は、牡馬はオルフェーヴルが回収率を引っ張り上げてしまっています。それでも、関西牡馬は打率も悪くないですし、そこそこ走っている印象です。

 一方の牝馬は長打はほぼゼロです。牝馬は回収率も打率も低く、三振率は高めといいところなしという印象ですね。

 また、オルフェーヴルのようなスターホースが出てくることを祈りたいです。


(4)追分F

 追分F生産馬は、意外に思うかもしれませんが、回収率、打率、三振率のいずれも悪くはないです。牡馬に関しては、打率なら4つの牧場の中では1位です。関西牡馬なら3頭に1頭は募集価格までは回収できているということになります。

 牝馬に関しては、白老Fよりは数字は上という感じですが、データ的に良くはないです。

 データから見る限り、牡馬に関して言えば、「買い」と言える状況です。しかしながら、追分F生産馬が今一つ活躍できていない印象があるのは、やはり追分育成の馬で活躍している馬が見当たらないことでしょうか。G1サラブレッド所属の追分生産馬から活躍馬が出てくれば、印象も変わるのでしょうが、もう少し時間はかかるかもしれませんね。今は追分生産馬は基本的に全馬追分育成ですから、結果が出るのを見届けてから考えたいというのが本音でしょうか。でも、そのうち必ず追分育成馬も活躍し始めますので、いつ「買い」の判断を下すのかが妙味を掴むコツかもしれませんね。


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January 07, 2014

種牡馬の実力2014(総合その2)

 今日は引き続き、総合データを見ていきます。
 総合データを社台G生産馬とその他の牧場生産馬に区分し、それぞれのデータを見てみましょう。

(注)
・母集団は2007年産から2010年産までの4世代のクラブ募集馬です。
・データ上の牡馬はセン馬を含んでいます。
・回収率・・・募集価格に対する獲得賞金の割合です。100%を超えていれば募集価格分は回収したことになります。ただし獲得賞金は額面金額であり、また、維持管理費などは考慮されていない値なので、100%超だから利益が出ているというわけではありませんのでご注意ください。
・打率とは、募集馬全体のうちに、回収率100%以上馬の占める割合のことです。
・長打率とは、募集馬全体のうちに1億円以上獲得した馬の占める割合です。
・三振率とは、募集馬全体のうちに獲得賞金が0円の馬が占める割合です。獲得賞金0円の馬とは、中央競馬のレースに出走したものの1回も掲示板に載らなかった馬及びデビューできなかった馬の合計となります。
・社台G生産馬とは、社台F、ノーザンF、白老F及び追分Fで生産された馬を意味します。
・その他牧場生産馬とは、上記4牧場以外の牧場で生産された馬を意味します。


社台G生産馬
Shadai_sougou


その他牧場生産馬
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(1)全体

 社台G生産馬とその他牧場生産馬では、募集価格に対する回収率は25%くらい違います。この違いをどう捉えるのかは人それぞれだと思いますが、社台G生産馬は募集価格も高めですが、回収率も高めということになります。

 社台G生産馬というのは、現在の競馬界では一つのブランドであって、そのブランド価値は募集価格にも当然に反映されています。社台G生産馬の平均募集価格は2,614万円。その他牧場生産馬の平均募集価格は1,644万円。1千万円の差があるわけです。このブランド価値には、もちろんその産駒の母系の良さ、種牡馬の価値が含まれているわけですので、それだけ、良質の繁殖と種牡馬に恵まれているということですね。

 1千万円の差の分だけ、回収率や長打率に対する期待が持てるというわけです。
 特に長打率は3倍の開きがありますので、一発長打を狙いたい場合は、やはり社台G生産馬を狙うのが近道と言えるでしょう。

 一方で、打率はほとんど差がなかったです。社台G生産馬であろうと、その他牧場生産馬であろうと、その馬の募集価格くらいまで回収できる馬の割合は同じくらいということです。逆に言うと、社台G生産馬の場合は、オルフェーヴル等一部の場外ホームラン級の馬が、回収率を底上げしてしまっているということですね。

 三振率については1割以上の差が出ました。これはやっぱり血統が第一の原因でしょう。その他牧場の生産馬の中には、血統的に最初から中央競馬では箸にも棒にもかからないレベルの馬が多めに含まれているということかと思います。
 さらには、育成の違いもあるかもしれないですね。社台Gの育成技術で、どうにもならない馬でも、何とか掲示板に上れるレベルにまでは達することができたというようなことがあるかもしれません。まあこの辺の原因は想像でしかありませんが、差があるというのは事実です。


(2)牡馬・牝馬

 牡馬と牝馬の違いについては、その1における全馬総合データと特に目立つ違いはないです。


(3)関東・関西

 これも全馬総合と変わらず、関西牡馬、関西牝馬、関東牡馬、関東牝馬という序列に変わりはありません。別にどこの牧場の生産であろうと、関西所属馬が優勢であることは不変です。

 目立つのはやはり社台G関西牡馬の長打率ですね。1割に達するレベルです。理論上は、デタラメに社台G生産の関西牡馬を10頭買っても、1頭は1億円に達する馬に出会えることになります。1億円以上稼ぐのは、ほとんどの場合はオープン馬でしょう。いくら出資してもオープン馬に出会えないというような場合は、目をつぶって社台G生産の関西牡馬だけ狙い続けるという戦法もアリかもしれません。

 逆の意味で目立つのは、その他牧場生産関東牝馬の三振率の高さです。約43%の馬がほぼ賞金ゼロというのは恐ろしいです。半数近くの馬は掲示板に上ることもなく去っていくという厳しい現実です。募集価格は安いでしょうが、収支の面を考えた場合には、かなりの難易度にならざるを得ないということでしょう。


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January 06, 2014

種牡馬の実力2014(総合その1)

 以前「種牡馬の実力」と称して、種牡馬と一口馬主の関係性を色々と考えました。2013年の競馬が終わりましたので、2013年の成績を反映した新データで、また「種牡馬の実力」を見ていきたいと思います。

 前回の種牡馬の実力シリーズでは、社台G生産馬のみを見ていきました。今回というか、「種牡馬の実力2014」では、社台Gだけでなく、その他の牧場産の馬も含め、クラブ馬全馬でデータを見ていきたいと思います。
 さらに、そこから細分化し、社台G生産馬のみのデータと、その他の牧場生産馬のみのデータに区分してデータを出したいと思っています。

 なお、前回は社台グループオーナーズ(以下社台GO)の馬も含めてデータを出しましたが、作業の都合上、今回は社台GOの馬は除いて、純粋なクラブ馬のみでデータを見ていきます。

 これから少しずつ記事にしてデータを見ていきますが、今日はまず、基準となる2007年産から2010年産の4世代の全馬総合データを見たいと思います。何はともあれ、まずは基準となるデータがなければ比較のしようもありませんので。だいたい想像通りのデータかとは思いますが、とりあえず見ていきましょう。

(注)
・母集団は2007年産から2010年産までの4世代のクラブ募集馬です。
・データ上の牡馬はセン馬を含んでいます。
・回収率・・・募集価格に対する獲得賞金の割合です。100%を超えていれば募集価格分は回収したことになります。ただし獲得賞金は額面金額であり、また、維持管理費などは考慮されていない値なので、100%超だから利益が出ているというわけではありませんのでご注意ください。
・打率とは、募集馬全体のうちに、回収率100%以上馬の占める割合のことです。
・長打率とは、募集馬全体のうちに1億円以上獲得した馬の占める割合です。
・三振率とは、募集馬全体のうちに獲得賞金が0円の馬が占める割合です。獲得賞金0円の馬とは、中央競馬のレースに出走したものの1回も掲示板に載らなかった馬及びデビューできなかった馬の合計となります。


Zentai_sougou


(1)全馬総合

 これが今後見ていくことになる各種牡馬データと比較するいちばん基本的なデータになろうかと思います。牡馬と牝馬で、長打率が牡馬のほうが高いことについては、牡馬のほうが当然に平均募集価格も高いのですから仕方ないと言えます。しかし、回収率や打率、三振率についても、結局牡馬のほうが良いんですね。牝馬のほうが募集価格は安いですが、長打が出る確率は低いですし、募集価格までも回収できない可能性も高いし、1円も稼げない可能性も高くなるということです。
 上記の表には示していませんが、獲得賞金の割合を牡馬と牝馬で比較すると、牡馬が全体の67%を獲得し、牝馬は33%となっています。全体の賞金の7割を牡馬が稼いでいるということを忘れないようにしたいですね。


(2)関東総合・関西総合

 関東と関西では、まあ予想通り関西が関東に回収率で35%くらいの差をつけています。打率、長打率、三振率のいずれも関西が優位であることは揺るぎません。牝馬のほうは関東と関西の差はまだましですが、牡馬はかなりの差ですね。回収率では43%もの開きがありますし、打率、長打率の開きも非常に大きいです。
 関東居住者としては非常に残念ですがこれが現実なので受け入れるしかありません。何か、いつかは関東馬が復権して関西馬と対等に渡り合えるのではないかという夢を見ていましたが、この数字を見ると呆然とするしかないですね。関東には組合の問題とか色々と難しい問題があって、預託料も高めですし、馬主からしたら関東を選んでも何もいいことがありません。強い馬は関西に行くのが当然の流れとなっているのがデータからわかります。この状況を打破するには、美浦トレセンを破壊するくらいの大ナタを振るわないと難しいんじゃないかなと思ってしまいます。
 いずれにしても、一口をやる上で収支を重視するのであれば、関東居住者であろうとも関西馬を重視せざるを得ないのが現状です。


 次回は社台G生産馬とその他の牧場生産馬に区分して見ていきたいと思います。


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January 04, 2014

明け2歳馬

 年が明けて、2012年産の馬たちも2歳になりました。今のところ、もうこれ以上2歳馬に出資することはないと思います。このタイミングで、後で忘れないように、自分の2歳馬の出資のポイントについて書き留めておきたいと思います。


社台RH

63 ファーストバイオリンの12 (マンハッタンカフェ) 牡 7000万 須貝
募集時評価 B B B B

マンハッタンカフェ産駒では破格の7,000万円の募集でした。7,000万円ならディープ産駒の牡馬も買える値段ですから、そこまでの人気にはならず、第2希望で出資することが可能でした。マンハッタンカフェ産駒は社台G以外の産駒が多く、2011年に種牡馬リーディングを獲ってから、やっと社台Gも本格的に産駒が増えてきたという事情があります。そういう意味では社台G生産のマンハッタンカフェ産駒から、この先活躍馬が出るはずだという思いで出資しました。この馬は母父がDixieland Bandで、過去に牝馬ですがフミノイマージンという活躍馬がいる組み合わせなので、血統的な後押しもあると思っています。最近の馬体ではトモがさらに良くなってきていますし、緩さが解消されて、さらに一回り大きくなれば、所属厩舎もノリにノッているところですから、楽しみが大きくなります。あまり早めの始動はないとは思いますが、できれば年内にはデビューしてもらいたいです。


キャロット

26 ダークサファイアの12 (キンシャサノキセキ) 牡 2,000 万 手塚
募集時評価 A C C C

全体のバランスも良いですが、この馬は何と言ってもトモの良さに尽きるでしょう。1次募集で人気になりましたし、誰もが良いと思う馬でもありました。馬体も順調に大きくなってきていますし、馬体の小ささで心配するようなことにはならないでしょう。心配は種牡馬の能力でしょうか。新種牡馬になりますので、未知数です。それでも、怪我さえなければ上のクラスで活躍できる素材だと思っています。短めの距離が良いと思うので、早期にデビューできればいいですね。


38 リンガフランカの12 (チチカステナンゴ) メス 1,000 万 武藤
募集時評価 B A B A

チチカステナンゴ産駒の牝馬ですが、DVDでの動きが素晴らしく、思わず出資してしまいました。血統的には筋は通っているものの、もうひとつパンチ力に欠ける感じですし、価格を高くはできなかったというのはあるでしょう。嬉しい誤算としては、2世代目のチチカステナンゴ産駒が結構勝ち上がっていることです。3世代目のこの馬にもぜひ頑張って欲しいです。順調に成長しているようですし、とにかく一つ勝ってもらって、あわよくば牝馬クラシック戦線に名乗りを上げて欲しいです。


東サラ

4 エリモピクシー12 (ディープインパクト) メス 8,000 万 安田
募集時評価 C C B A

値段的に2012年産のこのクラブの募集馬の中では超のつく目玉的存在でした。牝馬で8,000万ですから、普通に考えたら手が出ないのですが、特別な血統ですし、セールで買った馬なのでこの値段も仕方ありません。馬体は素晴らしいの一言で、ディープ牝馬としてはほぼ理想的だと思っています。上は全部勝ち上がっていて、重賞勝ち又はそれに準ずる成績。心配な点はやはり体が小さすぎる点でしょうか。ディープ産駒ではありますが、小さくて良いということはありません。できれば430kg台で競馬に行ければ最高なのですが、どうでしょうか。焦らず調整していって、王道を進んでほしい逸材です。


シルク

2 ダイヤモンドビコー12 (キングカメハメハ) 牡 6,000 万 国枝
募集時レビュー B B C B

スーパーバレリーナの12が募集中止になってしまい、その替わりというわけではないのですが、最後に出資を決めた馬です。DVDを見たときから良いなとは思っていましたが、実際にツアーで見てときに、これだという感触がありました。脚長で馬格もあるキンカメ産駒で、馬体的に見どころがあると思いました。残念ながら骨折してしまっていたため人気はなく、まだ残口もありますが、まともならオープン級の素材だと思います。自分としては特別な思い入れのある血統でもありますし、何とか順調に行ってもらいたいです。


11 ルシルク12 (ステイゴールド) 牡 4,000 万 戸田
募集時レビュー A A B B

キャロットで募集されていた血統ですが、シルクに回ってきました。カタログを見て一目で気に入るようないい馬に見えました。ステイゴールド産駒にしてはトモに非常に良さがあって、自分としてはそこに惚れ込んだ感じです。ただ、ステイゴールド産駒でどういう馬が走る馬なのかは、自分の中ではいまだに謎のままです。色々考えれば考えるほど、よくわからなくなっていくので、単純にトモが良さそうな馬を選ぶことにしました。この馬が全然ダメだったら、ちょっともうステイゴールド産駒には手を出しづらいなと思います。祈る思いでこの馬の活躍を期待しています。


20 マザーウェル12 (サクラバクシンオー) 牡 2,000 万 尾関
募集時レビュー B C C C

サクラバクシンオーの産駒ですから、距離はもっても1400mまで。マイルはもたないと思ったほうがいいでしょう。無論そこに納得した上での選択ですので、わき目も振らず短距離路線を突き進んでほしいです。馬格もあって、トモにも良さがある馬ですから、確実性はかなり高いと思います。夏デビューで2歳時から短距離路線で賞金を積んでくれれば最高です。


25 アーマイン12 (ディープインパクト) 牡 7,000 万 矢作
募集時レビュー B B B B

このクラブで募集された高額のディープ産駒が今まで今一つの成績だったこともあって、人気は今一つでした。価格の高さも票が集まらなかった理由でしょうか。トモは薄く見えるかもしれませんが、筋肉のつき方は良いので心配ないと思っています。ディープ産駒らしいバランスかつ雰囲気のある馬で、ツアーで見たときに、気品というか堂々とした雰囲気があったのが印象的でした。クラシックでの活躍を期待したいのはもちろんですが、自分としてはクラシック向きのディープ産駒ではない気がしています。古馬になってからも活躍できるよう、じっくりと行って欲しいなと思っています。まあその辺は、牧場、クラブ、厩舎でうまくやってくれるでしょう。


29 マチカネタマカズラ12 (ネオユニヴァース) 牡 3,000 万 池江
募集時レビュー A A B B

ツアーでの見栄えという意味では抜群の馬でした。人気になりましたし、誰が見ても良い馬でしょう。母系にもうひとつ魅力がないこともあって、この馬体にしては値段は安く感じるくらいでした。大きな馬ではありますが、ネオ産駒は小さい馬よりも大きい馬のほうが成績が良いですので心配ないと思っています。ネオ産駒は関西の牡馬が特に走っていますので、データ的にも期待できると思いました。芝で王道を目指して欲しいですが、パワーもありそうなので、芝で頭打ちになったとしても、ダートでも走れそうに思います。色々な路線で活躍を期待したい馬です。所属厩舎はオープン馬だらけのトップの厩舎ですから、まずは使ってもらえるように順調に仕上がって欲しいです。仕上がりさえすれば結果はついてくると思います。


102 レディドーヴィル12 (ハーツクライ) メス 2,200 万 牧
募集時レビュー B B B A

小さいんですが、まとまっていて動きも良かったです。ツアーで見てもやはり小さい馬でしたが、雰囲気は良かったと思います。ハーツクライの牝馬は大物は出ていないのですが、募集額を回収できるくらいは走れる馬が多いです。できればクラシックを目指してもらいたいですが、まずは勝ち上がって、息の長い活躍をしてくれればと思います。馬体はもう一回り大きくなってほしいのが本音ですが、ハーツクライの牝馬は小さめでもそこそこは走っていますので、そんなに心配する必要もないかなと思っています。


103 フィロンルージュ12 (キングカメハメハ) 牡 4,000 万 音無
募集時レビュー A B B B

トモの大きさが素晴らしく、この馬は怪我しなければ1000万条件までは間違いなく行くでしょう。もちろん、オープンでも活躍できる馬だと思いますし、そう願っています。条件はダートのほうがやはり良いでしょうね。芝がダメだという要素はないですが、ダートに向きそうな要素を多く持っているという点で、ダートならより確実性が増すと思います。この馬については特に心配な要素はありません。順調に調整が進んでデビューできれば、自ずと結果は出ると思っています。


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January 03, 2014

新春BIG対談2014

 今年も1月1日にグリーンチャンネルで社台の吉田照哉氏と、ビッグレッドの岡田繁幸氏という、タイトル通りのBIGな対談、「新春BIG対談」がありました。今年も色々と楽しいお話がありましたが、印象に残った点をかいつまんで書いておきたいと思います。

 昨年は社台Fのロゴタイプが皐月賞を勝ち、ラフィアンのマイネルホウオウがNHKマイルを勝ったためか、お二方とも、終始にこやかというか、楽しげな雰囲気でした。

 岡田総帥は、ご自身の年齢も高齢になってきたこともあり、このまま大レース(8大競走又はそれに準ずるものを指すと思われる)を勝てないままになってしまうんじゃないかと、最近はやや悲壮感も持っているとか。持ち馬がダービーで2着したときは、自分もダービー勝てると考えていたが、その後勝てずにここまで来てしまったと。日高一と言われる相馬眼の持ち主であっても、なかなか思い通りにはいかないものなのだと改めて感じました。

 オルフェーヴルの話から、自然と全弟のオリエンタルアートの12の話に。今年は収録が社台Fで行われたため、オリエンタルアートの12を岡田総帥が見るという味な展開になりました。照哉さんは、ぜひ岡田総帥に見てもらいたいということでしたから。総帥は見るなり、「オルフェにそっくりだなあ~」と感嘆の声をあげていました。「完璧だ、走らないはずがない」という評価でした。オルフェとの違いについては、オリエンタルアートの12のほうがお尻が立派で馬体も大きいため、オルフェほどの切れる脚があるかどうかということでしたね。馬体の感じからしても、オリエンタルアートの12のほうがややパワータイプということなのでしょうか。いずれにしても、誰が見てもいい馬ということでしょうね。岡田総帥も期待のステイゴールド産駒が自分のところにいるとのことでしたが、「何なら、(オリエンタルアートの12と)交換してもいいよ」と楽しいジョークも飛び出していました。

 それから、グリーンで募集されたチナンテガの12と社台RH募集のハービンジャー産駒であるファビラスターンの12も見せていました。社台Fに来るとG1とかG2勝ち馬の下ばっかりで驚いてしまうと岡田総帥は言ってましたね。そりゃあどれも良く見えるよと笑っていました。

 クラシックレースに関連して、クラブ馬ではエピファネイアにも話が及びましたが、お二方とも最大限の賛辞を送っていました。照哉さんは、こんないい馬いるのかとパドックで思ったそうですし、岡田総帥は、この馬は世界レベルで、海外でもやれるという評価でした。

 ジャパンカップに関連しては、ジェンティルドンナに話が及びました。岡田総帥が言うには、ジェンティルは日本の馬場向きの馬なので、今後も海外で勝ち切るまでは難しいかもしれないということでした。ジェンティルは日本(の馬場)の申し子だと。

 さらに、ロードカナロアにも話が及びました。照哉さんが言うには、スプリンターという感じの血統ではないけれども、能力でこなしてしまっているという感じだと。それくらい凄い馬だったということでしょう。母父のStorm Cat は最高で種付け料が5,000万円くらいまで行った馬だから、変な繁殖にStorm Cat がつくことはなかったはずだと。だから母父がStorm Cat という馬はある程度、血統のポテンシャルが保証されていると考えられるということでした。なるほどと思う話で、母父のStorm Catに走る馬が多いのも納得できました。

 また、育成に関する話では、岡田さんのところは早いうちから併せ馬でガンガン調教して時計を出すので、最初っから行ってしまう馬が出来上がってしまうと。そういう指示をしているのは岡田総帥自身ではあるがと、笑いながらおっしゃってました。そういう前に行ってしまう馬を、今度は調教とレースで厩舎や騎手がタメがきくように直していくのだとか。
 ガンガンやったほうが勝ち上がりは早くなるのでしょうが、その分完成してから色々と言うことをきかすのに苦労するかもしれないということですね。育成は本当に難しそうです。
 社台Fは夜間放牧を開始した結果、昨年は2歳馬の勝利数が大幅に増えたとのことでした。夜間放牧を始めてすぐは、馬がバテるんだけども、それを乗り越えて強くなるんだとか。良いことはなんでも真似をすると照也さんがおっしゃっていたのが印象的でした。

 あと、明け3歳の注目として、岡田総帥は牡馬はイスラボニータを、牝馬はハープスターを挙げていました。照也さんは、ガリバルディを上げていましたね。照也さんが言うには、ハープスターは母父がファルブラヴだけに、夏のほうがいいのかもと。ファルブラヴ産駒は夏に成績が良いのでそれが影響するかもと言っていました。

 などなど、クラブ馬に関係ありそうなところだけを抜き出しましたが、今年も大変楽しく、ためになる話でした。今日の夜にもまだ再放送があるみたいですので、グリーンチャンネルに加入している方はぜひ見てみてくださいね。

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January 02, 2014

2014年各クラブの動向

 今年もまた、勝手に注目の各クラブの今年の運勢を占ってみたいと思います。私は占い師でもなんでもないただのバカではありますが、おみくじみたいな感じで各クラブの今年の活躍度を占ってみたいと思います。


1.サンデーR・・・中吉 「3冠牡馬が抜けても3冠牝馬は健在で今年も安泰」

 昨年も馬主リーディングで1位でした。オルフェーヴルとジェンティルドンナがいたら、他のクラブは太刀打ちできないですよね。オルフェーヴルのほうは昨年末で引退となりましたが、まだジェンティルドンナは残っています。今年も海外を含めて当然活躍が期待されます。常にクラブ界、いや、競馬界の中心で居続けるでしょう。
 また6月には1歳馬の募集が始まりますが、このクラブは毎年実績がないと希望馬に出資できないというのが問題ですね。コツコツ実績を積むか、又は、抽選にかけるか。希望馬に出資すること自体が難しいですが、うまく出資できて大物をつかめれば、夢が無限大に膨らむクラブですね。明け3歳馬では、まだこれといった馬は出てきていませんが、クラシックには間に合って、今年も競馬界を盛り上げてくれるでしょう。


2.社台RH・・・大吉 「ついに風向きが変わり始め追い風に乗る」

 昨年の馬主リーディングは2位でしたが、G1を2勝し、明け3歳馬も活躍が目立ちました。復活ののろしを上げました。社台グループオーナーズも含めれば牡馬クラシック勝ちもあったわけですし、社台F自体の成績が上向いていることを感じます。育成が早まって、早速結果が出ているという感じですね。前に牧場で聞いた話では、明け2歳馬は、育成のスピードを上げて、本当の意味で途中で休ませていない最初の世代だそうですので、明け2歳馬はさらなる活躍も見込めるのかもしれません。
 6月の1歳馬の募集では、相変わらずサンデーRの募集馬のほうが人気になるでしょうが、過剰な争いを避ける意味でも、先物買いの意味でも、社台RHを狙ってみるという手はあるかもしれません。


3.キャロット・・・中吉 「3番手は安泰も2歳馬以降がカギ」

 昨年はついにエピファネイアが牡馬クラシック勝ち。名実ともにトップランクになったと感じます。一方で、会員の数は増え続け、募集方法も複雑になっています。今年の募集は初の×2持ちの会員も出現しますし、×があるかどうかで、どの馬に出資できるのかが変わってきます。複雑ではありますが、他クラブと掛け持ちであれば、あえて最優先落選を目指して×をもらって、隔年出資を基本線で考えるということも可能です。毎年は希望馬に出資できない反面、×の権利を上手く使えば、計画的に出資できるというメリットも享受できそうです。
 個人的には、最初この×1、×2制度を知ったときは戸惑いましたし、一体誰にメリットがあるのかと理解し難く感じましたが、いざ始まってみると、使い勝手の良い制度だなと思います。希望馬には2年に一回、最悪3年に一回しか出資できませんが、そのかわり特別な金銭的負担もなく、うまくいけば希望馬にほぼ無抽選で出資できることになるわけです。私のように複数のクラブを掛け持ちしている場合は、このクラブには2年に1回だけお金を使えばよく、他の実績制のクラブに金銭を集中することができます。このクラブのみという方にとってはあまりメリットがない制度かもしれませんが、自分にとってはプラスになる抽選制度の改革でした。おそらく今後はこのクラブに出資する頭数自体は減ると思いますが、その分末永くつきあって行けそうな感じがします。
 ただ、このクラブの会員にとって心配なのは、ノーザンF傘下の他クラブの動向です。募集馬のレベルは今まで通りにはいかないだろうとも感じます。レベルが急に下がるということはありえないと思いますが、じわじわと影響してくるのではないでしょうか。そういう意味で成績的には素晴らしいのですが、中吉なのかなと思います。


4.東サラ・・・中吉 「クラシック制覇も夢ではなく存在感が増す」

 所属馬が2歳G1を制覇し勢いに乗ってます。勝ち上がり率も良いですし、馬を選んでいる人が優秀なのでしょう。今年はクラシック戦線も賑わせてくれそうですし、楽しみです。明け2歳の募集馬には、牝馬で8,000万円の馬や、黄金配合の馬など、とにかくインパクトのある産駒が多いです。オーナーの采配次第でラインナップが変動するクラブだけに、今年度の募集馬も非常に楽しみです。何となくですが、今年も会員がビックリするようなラインナップがあるような気がしますし、そう期待したいです。
 会員数も順調に増えているのか、昨年の募集ではかなり厳しい倍率の抽選もあったようです。募集時には、とりあえず最優先を使って、後は祈るしかないですね。なんにせよ、今から1歳馬の募集馬が楽しみになりますね。


5.シルク・・・大吉 「完全リニューアル後の産駒がデビューし真価を見せる」

 完全リニューアルが行われ、ノーザンFの資本が入り、募集馬のレベルも飛躍的に向上しました。正直、昨年の募集馬のラインナップを最初に見たときは目を疑うほどの充実ぶりでした。昨年のこの記事で書いていたように、ある程度の盛り上がりになるのは当然予想していましたが、募集馬のレベルに関しては、その予想をはるかに超えるものでした。リニューアル大セールだったというのもあるかもしれませんが、今年度の募集馬も一部昨年度の募集時に名前が出ていますし、今年もやはりそれなりのレベルが維持された募集馬のラインナップになるでしょう。
 そういう意味で、とにかく注目なのは今年デビューする2歳馬たち。何頭か重賞レベルに達する馬が出てくるとみています。G1となるとそんなに甘くないですが、重賞を勝つ馬はほぼ間違いなく出てくると思います。
 クラブ主催で募集馬検討会を行うなど、色々な試みも行っています。これからもノーザンFと連携した新たな試みがあるかもしれませんし、今年も注目度の高いクラブですね。
 成績は上がることはあっても、下がることはまず考えられないので、文句なし今年は大吉だと思います。


6.ノルマンディー・・・末吉 「行き脚つかず代表馬の出現が待たれる」

 完全な新規クラブとして、昨年から募集馬がデビューし始めましたが、今のところ目立つ活躍馬は出ていません。まだ初年度の2歳戦が終わっただけですから、今後についてどうこういう段階ではありませんが、たくさんのクラブがある現状を考えると、成績的には残念ながら十分なアピールはできていない感じです。
 クラブのコンセプトとして、損をさせないというか、収支をなるべくプラスに持っていけるようにしたいというのはわかりますが、昨年度の募集馬には目玉的なものがなかったのが少し残念に思いました。
 何にしても、所属馬の活躍度が、クラブのイメージに直接影響しますので、まずは1頭でも活躍馬がでることを祈りたいです。そして今年の募集では、1頭でいいので、目玉的なものを入れて欲しいですね。


7.G1・・・末吉 「頭数が増えた後の2歳馬の成績に注目」

 社台・サンデーに次ぐクラブとしての期待感があっただけに、今のところはちょっと肩すかしという感じでしょうか。追分産の馬が募集の中心になっていくのはわかっていることですから、今後は追分産馬の活躍が期待されます。
 でも、最近のデータを調べてみても、特に追分産の馬の成績が悪いっていうわけでもないんですよね。まあ1世代に20頭しかいないと、結果を出すのもなかなか難しいということでしょう。決して成績全体が悪いという感じではなく、大物が出てこないという感じです。今年デビューの2歳馬は20頭の制限が外れた世代ですから、きっと活躍馬が出てくることでしょう。
 個人的には、毎年落選して会員になれていませんが、今年こそ抽選を突破して会員になることを目標としたいですね。


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January 01, 2014

2014年 新年のご挨拶

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 今年は世の中も景気回復の兆しが見えてきて、その影響が競馬にも及んでくれるといいですね。ヒト、モノ、カネ、すべてが競馬界に少しでも流れ込んでくるように、微力ながら私自身もこのブログを通して努力をしていきたいと思います。

 昨年は自分自身としては過去最高の好成績を残せました。一口馬主としての色々な目的を達成できた年でもありました。今年からは、また新たな目標に向かって頑張っていきたいと思います。

 新たな目標とは、最終的な収支をプラスにすることです。別にプラスにならなくてもよいのであって、プラマイゼロまで達することができればよしとしたいです。そうは言っても。プラマイゼロにするのも本当に大変なことですから、今まで通りのやり方ではなかなか難しいでしょう。募集額を回収するのだけでもかなり難しいですから、維持費を含めて回収するとなると色々と厳しく考えていかないといけません。運良く出資馬の中に超大物が出れば、単年度ではプラスに転じることもあるでしょうが、それをコンスタントに達成するのは至難の業です。

 至難の業ではありますが、達成できるならば、出資した金額で、維持費及び翌年の出資金を賄うことが可能になり、半永久的な再投資が可能になります。一生達成できないかもしれませんが、やりがいのある目標だと思います。

 期間損益計算としての収支をプラスにするためには、まず大駒に出資できるかどうかでしょう。コツコツ稼ぐ馬で収支をプラスにするという方法もあると思いますが、それは私の思うやり方とは少し異なっています。私はやっぱり重賞やG1で勝つ馬にも出資したいですし、その上で収支をプラスにするというのを目標にしたいです。

 そのためには、まずは大駒をつかむこと。これが何より大事でしょう。この点については、もう、本当に日々努力して、馬を見抜く力を少しずつでも積み上げていくしかないと思います。いろんな方からいただいたアドバイスは一つに集約されていて、それは「一頭でも多く馬を見る」ということです。これに尽きるでしょう。

 さらに大事になってくるのは、出資馬を絞り込むということでしょう。社台・サンデーは、ハナから、希望の馬は実質1頭しか出資できない制度ですから、特に悩む必要もありません。他のクラブでは、希望の馬が複数いた場合でも、全部に出資できる可能性もあります。私みたいな精神力の弱い人間は、ついつい手が広がっていってしまって、気がついたら10頭出資ということになってしまいかねません。

 別に10頭出資したらダメということはないのですが、冷静に考えて、あまり多くの馬に出資してしまうと、収支をプラスにするのは難しいと思います。各クラブにおいて、各年の募集馬における大駒の頭数はだいたい決まっています。したがって、あまり頭数を増やし過ぎると、当たりのないクジを引くようなことになるわけです。

 例えば、社台・サンデーであれば、1億円以上稼ぐ大駒は1年に各クラブ4頭~10頭くらい。キャロットであれば、多くて年に4、5頭です。つまり、調子に乗って、キャロットで6頭くらい出資してしまうと、最初から当たりのないクジを引いてるのと変わらない状態にもなりかねないわけです。

 もちろん、大駒を引きたいのであれば、なるべく分散して多くの頭数に出資したほうが可能性は上がります。私も今までは、収支よりも、まずは重賞勝ちをという気持ちで出資していたので、どうしても手が広がっていました。ただ、それだと収支をプラスにしていくのは難しいかなと思っています。

 さらに、収支をプラスにしていくためには、募集価格との関係も考えていかなければいけません。私は2012年産の1頭当たりの平均募集価格はだいたい4,000万円くらいです。かなり高額だと思います。高額であるのは自分でもわかっているのですが、社台系のクラブでG1も狙いつつ出資するとなると、平均価格はこれくらいになるだろうという自分の中での攻略もあるのです。

 しかしながら、平均価格4,000万円で10頭出資してしまうと、募集価格を額面で回収するだけでも4億円の賞金が必要になります。全馬が4,000万円ずつ稼いでくれればよいのですが、そうならないことは経験上よくわかっています。4億稼ぐためには、1億円レベルの長打を打てる駒を4駒。又は、1億円レベルを2駒、2億円レベルを1駒。さもなければ、2億円レベルを2駒用意しなければなりません。
 これらいずれも調子が良すぎるというか、10頭中1億円馬4頭なんて、実績とか抽選を無関係に好き勝手選べたとしても、相当運がよくなければ無理かなと思います。

 そう考えていくと、平均募集価格4,000万円程度で出資するなら4頭程度に絞り込まないとつらいんじゃないかなと思っています。4頭出資で、2億円レベルの長打が打てる馬が1頭出ればひとまず募集価格は回収。後はその他の3頭がそこそこ稼いでくれればプラマイゼロまでいけるかなと。毎年2億円レベルの長打を狙うというのもかなり虫が良すぎる気はしますが、それくらい難易度は高いということだと思います。

 まあ、考え始めるとすぐに色々と行き詰ってしまい、永遠に答えは出ない気もしますが、新たな目標に向かって、今年からまた色々と考えていきたいと思っています。人それぞれ目標や目的は違うとは思いますが、このブログをご覧いただいている皆様が、少しでもご自身の目標に近づけるようお祈りいたしております。また、そのために何らかのお役にたてるブログでいられれば良いなと思っています。

 とりあえず、今年もこのブログは続いて行きますので、今年もよろしくお願いいたします。


 

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