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February 03, 2014

シンボリクリスエスの実力2014(その2)

 今日も引き続き、種牡馬シンボリクリスエスのデータを見ていきます。


6.価格別

社台G生産価格別牡馬
Kriss_kakakubetsu_boba

 牡馬を価格別で見てみると、6,000万以上の高額帯の回収率が一番高いですが、これはエピファネイアが引っ張り上げているせいですね。4頭いて、他の3頭は募集価額まで達していないので高いほうが良いというわけでもないでしょう。どちらかというと、2,000万台の中価格帯のほうがお得感がありますね。シーザリオのような特別な良血牝馬につければ母系の力で超一流馬が産まれる可能性もゼロではないですが、基本的には良血につけても期待通りの結果が得られるタイプではなさそうですね。


社台G生産価格別牝馬
Kriss_kakakubetsu_hinba

 牝馬のほうは、高めの馬のほうが結果が出ている感じですね。ただし、そうは言っても長打があるわけではなく、堅実な馬が多いという印象です。牝馬のほうが母系の能力が素直に出ている感じではありますが、高い馬に出資しても突き抜ける魅力がない分、難しいですね。


7.クラブ別

社台G生産馬クラブ別牡馬
Kriss_kurabubetsu_boba

 クラブ別の牡馬では、まずは社台RHですね。回収率、打率、長打率どれも文句なしでしょう。今回のデータには含まれていませんが、サンカルロなんかもそうですし、シンボリクリスエスの牡馬とは非常に相性の良いクラブです。
 それから、キャロットも良いですね。サンデーRを凌駕していますし、シンボリクリスエスと相性が良いというか、なぜかいい馬が来ている感じですね。まあ偶然もあるのでしょうが、縁もあるでしょうし、無視しないほうが良いかもしれません。


社台G生産馬クラブ別牝馬
Kriss_kurabubetsu_hinba

 クラブ別の牝馬では、目立つのがグリーンですね。回収率も良いですが、打率は0.750というのが凄いです。そんなに稼いでいる馬はいないものの、堅実に走ってくれています。
 あとは、社台RHとサンデーRも回収率は100%を超えていて、良いですね。サンデーRは牡馬はあまりデータが良くなかったですが、牝馬は打率が素晴らしいです。まあ、特別な理由はないと思いますが、結果としてそうなったということでしょう。
 逆に、キャロットは牝馬のほうの成績は悪いです。サンデーRとキャロットが、牡馬と牝馬で成績が入れ替わっているような感じになっています。


8.まとめ

 シンボリクリスエス産駒は、高額馬が今一つ走らなかったこともあり、種牡馬としての能力が低いというイメージが定着していました。しかしながら、昨年はついに産駒のエピファネイアがクラシックを制覇し、その悪いイメージを払拭した感もあります。

 実際、元々牡馬に関してはクラブ馬の成績は悪くなく、特にクラブ馬の関東馬に関しては、ほとんど関東の救世主ともいうべき活躍を見せてくれていました。ただし、やはりクラシックに乗ってくる馬自体が少ないため、芝路線でクラシックを目指したい人にとっては、一番手で挙がってくる種牡馬ではないというのも確かです。

 クラシックホースが出たとは言っても、エピファネイアは母系が特別な血統馬ですので、その1頭をもってシンボリクリスエスに秘められた能力があると思うのはちょっと危険な気はします。基本的には、今後もクラシック以外の場面、主にダート又は短距離において、間隙を突くように高額賞金を稼ぎだす馬を出してきそうな気がします。

 そう思う背景は、やはり高額馬で必ずしも結果を出せていないというところです。どちらかというと中価格帯で、超良血と言うよりは、そこそこの血統背景を持つ馬で結果が出ている感じです。
 もちろん、今後超良血の高額馬で結果が出る可能性もあると思いますが、例えばネオユニヴァース産駒の牡馬の様に、母系の血統レベルに素直な感じで結果が出てくるかというと、ちょっと疑問だということです。

 牡馬の場合は、あまり奇をてらわずに、データに忠実に考えたほうが良さそうです。
 まず、一番大事なのは馬格でしょうね。小さい馬はほとんど良いとこなしですから、470kg台以上で競馬に出てこれるくらいの馬を選びたいところです。

 あとは、単純な話ですが、母父がサンデー系の馬を選んだほうが良いでしょう。シンボリクリスエス産駒が活躍するためには、サンデー系の力を借りるのが近道というか安全策である気がします。母父サンデー系の牡馬で470kg台の牡馬では、回収率177%、打率0.500、長打率0.182、三振率0.136、となり、非常に安定感があります。母父サンデー系以外でも活躍馬も出ているのですが、確実性を取るのであれば、母父サンデーを選んだほうがハズレは少なくなるでしょう。

 もっと積極的に狙っていくならば、社台F及び白老F生産の牡馬で470kg台以上の関東牡馬が面白いですね。5頭いて、回収率239.1%、打率0.800、長打率0.400、三振率0.000、となり、ほぼハズレなしという大変心強いデータになります。アリゼオやサイレントメロディなどが含まれますし、今回のデータには含まれていないですがサンカルロもここに含まれます。

 一方、牝馬ですが、牝馬は長打がほとんどないのが残念ですね。牝馬はデータで見るならば、社台F産で馬体重が450kg台以上の馬が良さそうです。回収率167.2%、打率0.700、長打率0.000、三振率0.000、となります。長打がないのは残念ですが、堅実なことこの上ないですね。地方出戻りも含めるならば、勝ち上がり率は100%となっているのもうれしいです。

 シンボリクリスエス産駒は、第一希望や最優先で狙うことは少ないかもしれませんが、第二希望以下や押さえとしては、十分狙う価値のある馬が多くいそうです。クラブ馬を選ぶ際の作戦によっても変わると思いますが、今後も色々と楽しませてくれそうな種牡馬だと思います。


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Comments

いつもご苦労様です。
早くも6月が来るのが楽しみになってきました。

シンボリクリスエス産駒の傾向ははっきりしているようですね。
牝馬はダメだと思ってたし、牡馬でも値段や血統背景を気にしすぎたせいか12年度産駒は手を出せずに終わってしまいました。
この記事を見て思ったのがニフティハート2012が残っていますよね!
社台生産、多分450kg以上、血統、値段的にもまずまず、怪我が多い母系を補うシンボリクリスエス!って楽しめそうな気がしますね!?
でも、もう出資するお金がありません(笑)

Posted by: VA | February 03, 2014 at 10:47 PM

VAさん、こんにちは!
シンボリクリスエスの牝馬はデータ的にはそんなに悪くもないんですよね。ただ1勝2勝で止まるのがほとんどで、長打がないのが人気のない理由でしょうか。ニフティハートの12は筋のとおった血統ですし、4月生まれなのでまだ体重も増えるでしょう。データ的にはコツコツやって楽しませてくれそうなタイプかも知れません。今から入会するとか、出資馬が1歳で募集中止になったとかなら健闘してみるのもいいのかもしれませんよね。

Posted by: 競馬悟空 | February 04, 2014 at 12:47 PM

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