クロフネの実力2014(その1)
第8弾はクロフネの実力2014です。一般的には牝馬でホームランが出ている種牡馬ですが、最近はどうでしょうか。
クロフネというと、牝馬が走るというイメージが先行しますが、クラブ馬で統計を取ると、実はそうでもないということになります。確かに以前にはスリープレスナイトなど、牝馬で長打もあったのですが、スリープレスナイトは2004年産ですし、最近はクラブ馬での牝馬の活躍馬は出ていないということになります。
データ的には牡馬のほうが良くて、安定しています。ただ、牡馬の方も長打はバトードールしかおらず、ギリギリの長打という感じです。一発大きなホームランが出る可能性は高くはなさそうです。
クロフネ産駒は社台G生産とその他の牧場生産のクラブ馬が丁度半々くらいです。社台G生産のクラブ馬は、牝馬はその他の牧場よりも高めですが、牡馬はその他の牧場とほとんど同じで、三振率と長打率が高めな程度です。牡馬の三振率の低さは素晴らしいですね。
やはり社台G生産馬は、特に牡馬のクロフネ産駒は、やや値段設定が高めな気がしますね。最近はだんだんと値段も下がりつつある気がしますので、これからは変わってくるかもしれません。
クロフネ産駒は丈夫で安定感があるので、社台G以外でも人気があります。そのため、社台G以外の牧場で生産されたクラブ馬も多いです。社台G以外の牧場で見た場合は、牡馬がやはりデータ的に良いですね。
牝馬は牡馬に比べるとデータ的には今一つで、イメージと乖離がある感じです。
社台G内の牧場別で見ていくと、3頭しかいませんが追分産がデータ上はすごく良いですね。全馬勝ち上がっています。
その他の社台G内の牧場別では特に目立った傾向はないです。
5.体重別
クロフネの牡馬というと、なにか大きい馬のほうがいかにも良さそうな気がするのですが、データを取ると、出走時平均が450kg~490kg台くらいが一番良いです。回収率112.8%、打率0.412、長打率0.000、三振率0.176、となります。一方500kg以上で見ると、回収率56.1%、打率0.111、長打率0.056、三振率0.222 となります。
過去のクラブ馬全部で見ても、やはりこの傾向は見れますので、大きければ良いというわけではなさそうです。
とは言っても、バトードールなどは500kgを超えているわけですから、大きいからダメとも言えません。
クロフネの牡馬は小さい馬がほとんどいませんので、あまり体重に神経質になる必要はないでしょう。
クロフネ産駒の牝馬については、特に馬体重における傾向はないですね。ただ、過去の長打は、スリープレスナイトやベストロケーションとも、出走時平均が480kg台と牝馬としては大きな馬ででした。カレンチャンも大きい馬でしたね。そう考えると、長打は大きめの馬から出るのかもしれません。
次回は、いつもどおり、価格別、クラブ別と見て、最後にまとめていきたいと思います。
Comments
競馬悟空さん、おはようございます^^
クロフネは僕の中でベストはフラムドパシオンです(^_^)v
エアグルーヴの牝系という血統背景の良さもあると思うんですけど、母父トニービンてのが大きいですよね~(*^_^*)もっと母父トニービンがいてほしかったんですけど、トニービンは普通にサンデー系に行くので、なかなかクロフネに回ってこないのが不運でした(>_<)
Posted by: レプティリア | March 05, 2014 09:29 AM
レプティリアさん、こんにちは!
フラムドパシオンは懐かしいですし、いい馬でしたよね。私も抽選覚悟で申し込みをした思い出があります。もちろんハズレでしたが(笑)。確かに母父トニービンの仔がもっといれば、牡馬からも大物が出ていたかもしれないですね。安定感はあるけど、突き抜けないというのが、今のクロフネ牡馬の現状なので、今後データを打ち破る産駒の登場を期待したいです。
Posted by: 競馬悟空 | March 05, 2014 12:20 PM