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March 19, 2014

ディープインパクトの実力2014(その2)

 ディープインパクトの実力2014の続きです。価格別、クラブ別は、社台G生産馬のみで集計しています。


6.価格別

社台G生産価格別牡馬
Deep_kakakubetsu_boba

 牡馬はほとんどの馬が4,000万以上で、あまり価格別で集計する意味がないですね。2,000万円台で募集される馬は今後は存在しないでしょう。サンデーサイレンス産駒がいたところと同じで、最低5,000万くらいの値付けになっていくのかもしれません。まだ3世代しかいませんので、元々の募集価格が高額なのもあって、高額の馬のほうが回収率は低くなってしまっています。今後高額馬も賞金を順調に積み上げていくことにより、次第に平均化していくと思われます。
 三振率はほとんどゼロで、6,000万以上のところで三振が出ていますが、これはシルクで募集された、ちょっと募集経緯が特殊な馬でもあったので、除外して考えてもいいのかもしれません。
 牡馬はとりあえず、それなりに値段に素直な活躍をすると考えてよいでしょう。


社台G生産価格別牝馬
Deep_kakakubetsu_hinba

 牝馬は価格別に見ると、高いほど良い傾向にあることがわかります。価格が上がるにつれ、三振率が下がり、長打率が上がる。打率や回収率も高額馬のほうが高いですから、母系のレベルを素直に反映させている傾向にあると言えるでしょう。つまり、ディープの牝馬は、母系の良さを素直に引き継ぐ馬が多いということかもしれません。
 データを見る限りは、牝馬はやっぱり高額馬が狙い目ですね。ジェンティルドンナがデータを引き上げているとはいえ、打率も長打率も高く、三振率も低いのですから、非の打ちどころはありません。あまりひねくれた考え方はせずに、ここはデータを真っ直ぐにとらえたほうがよさそうです。


7.クラブ別

社台G生産馬クラブ別牡馬
Deep_kurabubetsu_boba

 クラブ別で見ると、牡馬の回収率は意外なことに、キャロットが昨年までの通算では一位になります。社台・サンデーは価格が高い牡馬に思ったほどの爆発がなかったのが影響したでしょうか。ただ、牡馬はまだこれから賞金を積み上げていく馬が多いと思うので、今後は変わるかもしれません。今のところは社台・サンデー・キャロットの三つ巴の争いというところでしょうか。
 それにしても、募集価格の平均値の高いこと。改めて見るとびっくりしますね。


社台G生産馬クラブ別牝馬
Deep_kurabubetsu_hinba

 牝馬はサンデーRが抜けていますね。場外ホームランがあるので、回収率は当然としても、長打率の0.250というのは本当にすごいですね。サンデーRのディープ牝馬が活躍するというのは誰もがわかっていることではありますが、改めて凄いと感じます。問題は人気なのでなかなか出資できないということですね。
 他では、社台RHはやはり牝馬に強い感じでデータも良いですね。東京サラブレッド、G1レーシングも狙い目がありそうです。
 まだ3世代分しかいませんので、この辺のデータもまだまだこれから変化があるでしょう。


8.まとめ

 ディープインパクト産駒も今年のクラシックで4世代目を迎えます。すでにダービーもオークスも産駒が制しており、クラシック向きの馬を狙うなら、外せない種牡馬になりました。

 データから感じるディープ産駒の特徴は、まず第一に、とにかくクズを出さないということ。もともとそれなりの繁殖レベルの牝馬につけられているわけですから、早々クズが出ないというのはわかりますが、それにしてもすごいなと思います。いくら牧場側が力を入れて、繁殖のレベルを上げて種付しても結果が出ない種牡馬もいるわけですから、ここは素直に評価したいと思います。

 次に、怪我が少なく、特に、デビューまでの間に故障する馬が少ないと感じます。もちろんゼロではないですし、競馬場に行ってから故障してしまう馬もいますが、それでも少ないほうだと思います。
 普通、競走能力が高ければ、怪我が起きやすいのですが、ディープ産駒の場合は、あまり馬体が大きくない馬が多いからなのか、仕上がりやすい馬が多いようです。まずはデビューしてもらわないことには始まらないわけですから、これは安心できる要素です。

 あとは、偏りが少ないということも特徴だと思います。馬体重で見ても、特定の範囲に偏るということがほとんどないです。小さくても大きくても活躍馬を出していますし、素軽いタイプもいれば、パワータイプもいるのですが、どういうタイプであっても、現状はそこそこ活躍できていると感じます。素直に気に入った馬を選んで良さそうな感じです。

 そうは言っても、良いことばかりではありません。問題は値段との折り合いということになるでしょう。もう種付け料も2,000万円にまで達してしまいましたし、今後はさらに募集価格の高騰が予想されます。
 クラブ馬もかなり活躍している印象であるにもかかわらず、平均すると回収率が100%を超えないのは、単純に募集価格が高いからです。もちろん、何度も言うように、まだ3世代分のデータですから、来年以降で回収率は上がってくるはずですが、それでも、募集価格の高さが足を引っ張って、回収率の平均値自体はそんなに高止まりはしないと予想します。

 そうすると、やはりハイリスク・ハイリターンの種牡馬ということになるでしょう。データから見る限りはハイリスクと言えるような要素はないのですが、個別に考えれば、1億円の馬を買って故障ということもゼロではないわけです。そういうリスクは常に背負わざるを得ないということです。

 一方で、虎穴に入らずんば虎児を得ず、ということで、出資しなければクラシックの夢も見られません。ディープ産駒は、京都、阪神、東京のコースに強く、クラシック5レースのうち、4レースがこれら3コースで行われるのですから、その適正は恐るべしです。今後もクラシックレースではディープ産駒がその能力をいかんなく発揮するでしょう。

 話が脱線しますが、CSのフジテレビで「競馬予想TV」という番組があり、私はだいたい毎週見ています。毎週4~5人の予想家さんが各週のメインレースについて議論するのですが、その予想家さんの中に、血統ビームとかの書籍を書かれている亀谷氏がいます。
 先日の番組で、亀谷氏が、「3頭以上ディープ産駒が出走するなら、とりあえず買っておいたほうがいい」と言っていました。他の予想家からは、そんな予想でいいのか、とか、予想家としてそれでいいのか、などの言葉も飛び交っていましたが(笑)、「そうはいっても、来るんだから仕方ないでしょ。他の予想した馬が来てるのに、ディープ産駒を嫌って外れたら悔しいでしょ」と亀谷氏が言っていました。
 私も実にその通りだなあと思いました。少なくとも、現時点の日本の芝レースは、ディープ産駒を中心に展開されていると考えて間違いないところなので、できればうまい具合にディープ産駒と付き合っていきたいですね。

 前置きが長くなりましたが、データからの狙い目を考えてみましょう。牡馬は、本来のディープ産駒らしくないということで嫌われるのであれば、あえて大きめの馬を狙ってみるのもアリだと思います。500kg台以上のディープインパクト産駒としては明らかな大型馬は、父のような飛ぶような走りはしないかもしれませんが、馬体重のところで見た通り、狙う価値はありそうです。大型馬は故障しそうということで人気が今一つのようであれば、あえて狙ってみる価値があるところかもしれません。

 牝馬は単純に良血の高額馬を狙えばいいでしょう。なんのひねりもありませんが、それが今のところの正解だと思います。問題は、間違いなく高実績が必要か、又は、厳しい抽選をくぐ抜ける必要があるということでしょう。

 自分の出資予定リストにディープインパクト産駒を入れるか入れないかで、各クラブにおける出資時の作戦も変わってくるでしょう。そう考えると、常に全出資者に対して影響を与えている種牡馬と言えそうです。

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Comments

競馬悟空さん、おはようございます^^

もうディープがサンデーを後をしっかり受け継いでますね。
だからこそ亀谷氏はそのような発言したのでしょうし、先月号の競馬王でもその狙い方をグラサン師匠に「でっしゃろ馬券」とネーミングされてましたしね(笑)
ただ、そのお陰で僕のような庶民にはますます手を出しづらくなりそうです(泣)
PSまたクラブ別牝馬の表が違ってるようです(笑)

Posted by: レプティリア | March 20, 2014 at 06:51 AM

おはようございます

ディープ産駒が高いのは種付け料が高いのでしかたないですね。逆に安い馬は疑うところもありますし、特徴をつかんで馬体を見ながら選べばある程度は大丈夫なんだろうけども、キンカメハ産駒を選んでしまった(笑)。

Posted by: ラロ | March 20, 2014 at 07:53 AM

レプティリアさん、おはようございます!
すいません、ご指摘ありがとうございます。早速直しました!
グラサン師匠もそんなネーミングをつけてたんですね(笑)。でも、どの予想家、出資者含め、すべての競馬関係者にかかわってくる種牡馬ですから、無視できないですよね。牡馬は手は出しづらいですが、牝馬に絞って狙うという手はあるかもしれないですね。それでもやっぱり抽選になったりするでしょうから、難しいですね~。

Posted by: 競馬悟空 | March 20, 2014 at 08:27 AM

ラロさん、おはようございます!
ディープ産駒は今後値段は青天井になっていく可能性もありますので、逆に安すぎると感じる馬はちょっと注意したほうがいいのかもしれませんね。キンカメ産駒もディープ産駒と並んで有力ですから、ご心配されずとも大丈夫だと思いますよ。またキングカメハメハについてもやりますので、もう少しお待ちくださいね。

Posted by: 競馬悟空 | March 20, 2014 at 08:32 AM

ディープはロードさんのカナロア妹がロマン+一目惚れ枠で出資第一号になりましたので、血統背景もしっかりして高額なので何とかOPまで行ってほしいなぁという願望ですね。募集時は400kg台だった体重も440kg超えたのでデビューも年明けとかならなさそうですし。

話変わりますが、シルクさんのキャンセル募集馬で抽選なるだろうな馬6頭申し込みしてしまいました(笑)

Posted by: フィル | March 20, 2014 at 06:53 PM

フィルさん、こんばんは!
ロードカナロアの半妹は楽しみですね。牝馬からも大物が出ている種牡馬ですから、ぜひクラシックに乗って欲しいですね。
シルクは何頭申し込んでも良いというのが嬉しいですね。でもかなり激戦でしょうねえ。キャンセル募集なんて当たったためしないですので、期待せずに私もどれか申し込んで見ようかなと思ってます。

Posted by: 競馬悟空 | March 20, 2014 at 11:31 PM

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