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March 05, 2014

クロフネの実力2014(その2)

 クロフネの実力2014の続きです。価格別、クラブ別ともに、社台Gに限らず、全牧場の生産馬を対象にしています。クロフネ産駒のクラブ馬は社台G生産とそれ以外とで半々くらいですので、全牧場生産馬で見たほうがよいだろうと判断し、そのようにしました。


6.価格別

価格別牡馬
Kuro_kakakubetsu_boba

 牡馬を価格別で見ると、高めの馬のほうがそこそこ安定しており、回収率も高めで、三振率も低めです。ある程度母系のレベルに素直な産駒を出すタイプだと思って良さそうです。6,000万以上の馬の活躍が今一つだったので、高いほど良さそうだとも言いにくいです。2千万円台の後半より高めくらいのところが、一応の狙い目となるでしょうか。


価格別牝馬
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 牝馬は1,399万以下の低額帯に半数が固まってしまっていますので、ちょっと傾向は読みにくいです。それでも、三振率は価格帯が上がるにつれ下がっています。したがって、牝馬の方も、おおよそ母系の血統レベルに素直な産駒を出すと考えて良いでしょう。


7.クラブ別

クラブ別牡馬
Kuro_kurabubetsu_boba

 クラブ別の牡馬で見ると、キャロットが相性が良さそうです。バトードールがいますので長打もあります。次がサンデーRですね。この2クラブのクロフネの牡馬は、ノーザンFと追分F生産の牡馬で構成されていますので、社台G牧場別の表と連動しています。結局のところノーザンF生産馬が信頼が置けそうということになりそうです。


クラブ別牝馬
Kuro_kurabubetsu_hinba

 牝馬は最近はどのクラブもあまり成績的には芳しくないです。正直、不作の年代なのかなと思いますね。


8.まとめ

 クロフネ産駒は、牝馬で活躍馬が多く出ているので、クラブ馬でも牝馬を重視してしまいがちですが、最近のデータを見る限りでは牡馬のほうが安定しています。
 社台G生産の牡馬であれば三振率は非常に低く1割を切ります。さらにノーザンF生産の牡馬だけで見れば、三振率はゼロになります。回収率とか打率とかを考えると、お得感はないのですが、それでも、社台Gの、特にノーザンF生産の牡馬であれば安定感はあります。体が大きく丈夫な馬が多く、未出走で終わってしまう可能性はほとんどないでしょう。小さい馬はほとんどいないので、むしろ大きくなりすぎる方が心配でしょう。少なくとも、箸にも棒にもというような馬はほとんどいないので、一口を始める場合の1頭目とかには最適かもしれません。

 ただ、データから見ると、どのような切り方をしても、大体似たようなデータが出てきてしまい、注目すべきポイントがなかなか見つけられないというのもあります。あまりデータにはこだわらず、馬体その他で判断したほうが有益かもしれません。

 牝馬のほうは、回収率、打率、三振率、いずれも全体平均以下で、近年のクラブ馬は不振と言えるでしょう。理由はよくわかりません。牝馬の方も、「買い」と言えるような条件はとくになく、データから探るのは現状無理があると言えるでしょう。
 過去の馬やクラブ馬以外も考えると、長打を狙うなら大きめの牝馬のほうが良さそうだということくらいは言えるかもしれません。
 牝馬もデータ以外の点を重視したほうが近道かなと思います。

 過去のデータは振るわないものの、種牡馬リーディングでは毎年ベスト10に入ってくるわけですから、単純に考えると、クラブ馬は値付けが高めで推移しているということだと思います。
 安定感のある種牡馬なので、今後も需要はなくならないでしょうし、クラブにも生産馬がラインナップされるでしょう。データから考えた場合には、その値付けが納得のいくものかどうかをよく吟味したほうがよさそうです。

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Comments

そう云えば昨年のツアーでNFのスタッフのN木氏に相談したところ勧めて頂いたのがエイグレットの12でした。確かに悟空さんのデータで云う所文句なしの選択だったんだなぁと思いました。

出資には至りませんでしたが良い馬体してたので今後も応援していきたいと思います。

しかしクロフネと云えば牝馬の発想になっちゃうんですよね…お恥ずかしながら…。

Posted by: ねこだねこきち | March 08, 2014 at 02:20 PM

ねこだねこきちさん、こんばんは!
そうでしたか、牧場の方も自信があったんでしょうね。いい馬ですから、楽しみです。クロフネは牝馬が走るというのは間違っていないとは思います。ただ、押しなべてクラブ馬の過去をたどってみると、やはり牡馬のほうが確実性が高いのは確かでしょう。一発を狙うなら牝馬、確実性を取るなら牡馬といったところでしょうか。悩ましい選択ですよね(笑)。

Posted by: 競馬悟空 | March 08, 2014 at 10:17 PM

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