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March 12, 2014

相撲部屋

 子供のころから相撲は結構好きです。八百長やら何やら色々問題はありましたが、最近はまた新しいスターも出てきそうな雰囲気で嬉しいですね。

 相撲の世界では、十両以上がいわゆる「関取」で、幕下以下とは区別されています。以前何かで見た記憶によれば、十両でだいたい月100万円くらいの収入になるとか。さらに、関取が部屋にいると、養成奨励金とかも入ってきて、部屋も潤ってくるわけですね。だからどの親方も、まずは関取を誕生させるというのが、部屋の使命でもあるのでしょう。

 とまあ、相撲のことを書きましたが、相撲ブログではありませんので(笑)、私としてはこの相撲の話を競馬につなげたいわけです。

 一口って相撲部屋に似てるかなと何となく思いました。いい力士(馬)が自分の部屋にたくさんいれば、潤いますし、活躍できる関取クラスがいないと、資金繰り的には厳しくなってきます。

 色々考えると、相撲で言うところの関取かそうでないかの分かれ目は、1,000万条件で8着以内、できれば掲示板にコンスタントに載ってこれるかというところかなと。

 一口を始めたころは、やはり勝ち上がるかどうかがとにかく重要で、勝ち上がれば良いし、未勝利で終わってしまうとガックリという感じでした。それは気持ち的には今でもそうなのですが、金銭的な収支までを考えると、必ずしも未勝利を勝ち上がったから安心というわけでもないとわかります。

 未勝利を勝ち上がっても、500万条件でまったく歯が立たなかったり、それなりに走れても、たまに掲示板に乗る程度では、維持費ばかりがかさんでしまいます。結果として、その出資馬に関する金銭的な損失が膨らんでしまうということはよくある話です。

 確かに出資馬が1、2頭しかいない最初の頃は、とにかく出走機会が大事です。500万条件で頭打ちになろうと何だろうと、とにかく現役を続けて走り続けて欲しいという思いでしたが、頭数が増えてくるとそうも言ってられません。

 他の金融商品であれば、自らの意思で「損切り」も可能ですが、一口では個別に損切りはできません。ファンドの運用はクラブに一任しているわけですから、それに文句を言うこともできません。仮に自分が損切りしたいと思っていても、他にまだ一回でも多く走って欲しいと思っている会員の方がいるかもしれないわけですから、誰が正しいとかそういうのはありません。結局のところクラブの判断に従うしかないわけです。

 厳しい言い方をすれば、一旦出資したら、引退するまで損がついて回って自分を追いかけてくるという状況にもなりかねません。

 そういうことを色々考えると、やはりまずは1,000万条件でそこそこレースの流れに乗れて、着を拾えるくらいになってもらうのが、出資者にとっては一番損失が少なくなるパターンかなと思います。8着以内には入れれば、だいたいその月の維持費は賄える感じですから、1,000万条件で月イチで走ってもらえる分には、出資額は回収できないかもしれませんが、基本的に出資額以上の新たな損失の発生は防げるだろうということです。

 そうすると、金銭的な収支を気にした上で出資馬を選ぶときに考えるのは、まずは1,000万条件まで行けそうかどうかということになるのかなと。

 でも、1,000万条件までいけるかなと思って出資したら未勝利でした、500万条件で頭打ちでした、ということになりがちですよね。
 なので、自分としては、少なくとも「募集時においては」OPまで行けるだろうと、信じて疑わない馬にのみ出資し、その結果、残念ながら1,000万条件で頭打ちだったらとりあえずヨシとしていいのではないかと最近は思っています。

 もちろん馬の値段によっては、1,000万条件で頭打ちでは結果として大損ということもあるのでしょうが、それはもう納得するしかない。藤沢師の本に書いてあった、シンボリの故・和田オーナーのように、「馬っていうのは、走らないもんだ。」と言って、ひとまず納得するしかないかなと。
 これは相撲だと、学生相撲出身で鳴り物入りで部屋に入ってきたが、結局十両止まりで終わってしまったというような感じでしょうか。

 逆に、OPまで行くと思って出資したところ、怪我も何もなく、元気いっぱいで飯を食い、調教をこなしたが、レースに出たらビリ(笑)というような感じになってしまった場合は、やはり反省するしかないでしょう。さすがにこのパターンまで仕方ないと納得してたら自分自身の進歩もないのかなと思います。
 これは相撲界でいうと、鳴り物入りで部屋に入ってきたが、親方に暴力をふるって夜逃げしたというパターンでしょうか。そんな人いませんけど(笑)。

 言うのは簡単ですけど、よくよく考えると、募集時にOPまで行けるだろうと信じて疑わない馬なんて、そんなに何頭もいないですよね。馬の値段との折り合いもあります。社台G生産の1,000万円の馬で、絶対OP馬になれると思うのもちょっとムシが良すぎる気もします。

 結局は、ある程度頭数を揃えた上でなるべく損失を出さないようにするには、「安めの馬」で、「1,000万条件で勝負になる馬」を見つけないといけないということになるでしょう。

 何を目指すのか、何を重視するのかは人それぞれなので、「こうでなければいけない」というのがないのが一口の世界なのですが、抽選や実績、資金の割り振りを含めて、色んな面に気をつけなければいけません。ある意味、相撲部屋の経営シュミレーションみたいなものかもしれませんね。

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Comments

競馬悟空さん、こんにちは。
とても興味深い内容でした。複数の馬を持つと確かに相撲部屋みたいですね。
お金のことばかり考えてはいませんが、長く、そして内容も伴って一口馬主を続けるには、出資馬にはそれなりに稼いでもらいたいものですよね。

1000万条件で8着以内を続けられる、というのが目安になるんですね。なるほど。勉強になります。
そういった視点も加えて今後は馬を見ていきたいと思います!

Posted by: ぴこっと | March 14, 2014 at 12:10 PM

ぴこっとさん、こんばんは!
8着以内なら出走奨励金が入ってきますので、賞金は入らなくとも預託料くらいはなんとか賄えるんですよね。相撲部屋の経営と同じで、いくらお金が目的ではないとは言っても、まったく箸にも棒にもという馬ばかりでは資金繰りが苦しくなってしまいますから。大駒を持つことも重要ですが、コツコツ稼いでくれる馬も大事なんですよね。

Posted by: 競馬悟空 | March 14, 2014 at 08:49 PM

競馬悟空さん、こんにちは。
相撲部屋経営…以前そんなゲームがあったと聞いた事ありますね。給料に関しては十両が月100万で幕下は手当て制で場所ごとに10万~15万という、厚い壁だったような…。

今の所私は大駒目指せそうな枠2頭、コツコツ枠ダイワメジャー1頭、未知数枠1頭ですから大崩れはしない…のかな?
後1頭狙うなら安馬カテゴリーで手薄な関東中長距離でコツコツか、1発ホームラン狙いで3歳未勝利引退でも被害軽微な馬のどちらかですね。具体的に言うとシルクの東のポニーか持ち込みムッチリ筋肉娘が三振上等で、日高産のハーツクライか素質はありそうだが現在お休み中のメイショウサムソン産駒がコツコツ中長距離路線かなと。

Posted by: フィル | March 15, 2014 at 05:07 PM

フィルさん、こんばんは!
相撲部屋経営のゲームありましたね!スーファミかなんかだった気がします。十両以上と幕下以下では本当に天地の差ですね。競馬の場合はそこまでの差はないですが、でもやはり自分の食い扶持を賄ってもらうためにも1000万条件で頑張ってくれたらうれしいなと思います。安目の馬でどんなタイプを買うのかは迷いますね。関東中長距離は狙いどころとしては面白いかもしれないですね。逆に短距離系も狙い目かも知れません。1000万条件まで行けそうかどうかが一つの判断基準になってもいいかもしれないですね。

Posted by: 競馬悟空 | March 16, 2014 at 10:13 PM

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