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March 07, 2014

避けたい失敗

 確定申告の申告期限も近づいてきました。各クラブから送付された資料を見ると、自分の昨年の収支が一目瞭然になります。

 私は今年は少しだけプラス収支でした。え?もっとプラスなんじゃないの?と思われるかもしれませんが、マイナスが出ている馬も多くいますので、なかなかそうはならないのです。あと、年末近くの賞金は、実際に分配されるのは年明けだったりして、そういう年ズレの影響もあります。
 過去10世代に出資して、プラスになったのは今回を含めて2回。いずれも、私の言うところの大駒が活躍してのものです。やはり収支をゼロ以上にするには、いかに大駒を掴むかにかかっているのかなと思います。

 と同時に、やはりマイナスを積み上げてしまう馬には、なるべく出資しないように気をつけないといけません。
 わかってはいますが、なかなかというか、非常に難しい命題です。

 理想は未出走及び未勝利ゼロですが、それを達成するのは極めて難しいですよね。
 しかしながら、私の友人にもいますが、ほぼそれに近い人もいるのは事実ですので、不可能ではないと思います。

 そうは言っても、通常は何事にも失敗はつきものですから、あまり保守的になり過ぎても色々と弊害が出るでしょう。お金をたくさん貸したり、未収の債権がたくさんあったら、そのうち1%や2%くらいは貸倒れが生じてしまうのは避けられないというのが常識的な考え方です。だから貸倒引当金をあらかじめ引き当てておくわけです。
 貸倒れるのが嫌だからお金貸さないというのでは商売が成り立ちません。それと同じで、一口で出資を続けるなら、ある程度は未出走・未勝利の覚悟は必要かと思います。

 それら残念な結果になった出資馬について、後々になっていろいろ考えたときに、これは避けられなかったなというのと、もっとよく考えれば避けられたかもしれない、という選定における失敗があると思います。


 避けられないのではないかなと思うのは、これらです。

・ボーンシスト、腰フラなどの疾患

・ノド鳴り等の疾患

・病気・事故(人為的ミスでないもの)

・気性の問題


 さすがにボーンシストや腰フラは見抜けないんじゃないでしょうか。私も出資馬がボーンシストになって残念な思いをしたことはありますが、運が悪かったと思うしかないですね。
 ノド鳴りとかも厳しいです。馬に関する医療技術も日進月歩ではありますから、今後はもっと予後が良くなるかもしれないですが、一般的には100%の能力を出すのは難しくなるでしょう。これも仕方ないですね。
 病気や事故も、馬は生き物ですから当然発生します。ここは心配し過ぎても仕方ないでしょう。
 気性は・・・うーん、難しいですよね。いつどこで爆発するかわからないのは、馬も人間も同じでしょう。牧場では大人しかったけど、競馬場に行ったら・・・というのも何度も見てきましたし、見抜くのは非常に難しいと思います。

 これら避けることが難しい事態に直面してしまった場合は、本当に残念ですが、受け入れて割り切るしかないです。


 一方、避けられそうなものとしては、こういうのが挙げられそうです。

・立ち姿、歩様等からわかる脚元の不安

・非常にトモが小さい(トモに必要な筋肉量・質が足らないということ)

・パッと見で明らかにバランスが悪い

・近親の競走成績の不振

・過度な近親交配

・リーディング下位種牡馬の産駒

・リーディング下位厩舎の所属

・新人厩舎の所属

・よく見たらやっぱりロバだった


 脚元の不安というのは、何をもって不安なのかというのは人それぞれだと思います。牧場側が気にすることないと言っても責任を取ってくれるわけではないですし、また、友人がこれは危ないと言っていたとしても、全然問題なくバリバリ走る馬もいるでしょう。どこで線引きするかは、自分自身の経験則に照らすしかないのかなと思います。

 トモの大きさとか形とか、これも自分自身の経験則に照らして考えていくしかないと思いますが、明らかに小さいと思える馬は、やはり難易度が高い馬だと思います。ただ、単純に大きければいいのかというと、ただ単にトモがデカいだけの馬はある程度で頭打ちになるということも、自分の経験として学びました。スーパーファミコン版のウイニングポスト2みたいに、トモが膨らんでいる幼駒が必ずスーパーホースということだったら楽なんですけど(笑)、現実はそうはいかないですね。
 トモ云々については、違う考え方をお持ちの方もいるとも思いますが、私は重視したいですね。以前、関係者の方に、「トモが小さくても走る馬っているんですか?」と質問したことがありました。そうしたら、その方から間髪入れずに、「そんなのいるの?」と聞き返され(笑)、非常に恥ずかしい思いをしました。これが私の今のところの答えです。

 パッと見で明らかにバランスが悪いかどうかを判断するには、やはり1頭でも多く馬を見るしかないんでしょうね。カタログやPOG本を捨てずに見返したり、可能ならツアーなどに参加して感性を磨くのが良さそうです。

 近親が全然走ってなくても、活躍馬は出ます。でもやっぱり、競馬は血統のゲームですから、無秩序に血統からかけ離れた産駒が産まれてくることはありません。血統については、細かいことを言いだしたらキリがないのですが、基本的には血統背景の優れた馬が活躍しやすいはずです。もちろん、価格にも影響する部分ですので難しいのですが、血統背景に見どころがない馬から宝を探すのは容易ではないです。

 近親交配については、以前調べたときは、3×4程度であれば、全然気にする必要はなくて、むしろ歓迎という感じでした。アウトクロスのほうが必ずしも良いということではないと、個人的には思います。
 一方で3×3以上に濃くなってくると、悪影響も出てきているように思えました。私は3×3がある馬はなるべく避けたいと思っています。

 種牡馬の重要性は、競馬の根幹に関わるところですから、無視する人はいないでしょう。以前にも書きましたが、一口の先輩から受けた教えは、とにかくリーディング上位種牡馬を重視するということでした。実際、その教えに従った結果、自分自身の成績も上向いたと思います。種牡馬の実力シリーズの記事を書く所以でもありますから、私にとっては非常に重要な項目です。
 リーディング上位でない種牡馬からも活躍馬が出ることはありますが、総帥並みの眼があるならともかく、私のような者には難易度が高すぎます。

 リーディング下位となってしまっている厩舎にはそれなりの理由があります。経営者が時代についていけない、営業力がない、スタッフの能力の問題、などなど。馬がいくら良くても、仕上げるのは人間ですから、会社と同じで、人が大切なのは言うまでもありません。
 そうは言っても、厩舎の良し悪しは自分の経験則で判断するしかないでしょう。誰かにとっては良い厩舎が、自分にとってはダメな厩舎の場合もありますし、その逆もあります。リーディングは、成績という尺度で一覧にしただけですが、何よりも客観的な指標ですので、大事にしたほうが良いと思っています。

 新人厩舎からも、活躍馬が出ることはあります。ただ、プロ野球の選手みたいにいきなりレギュラーとか、そういう待遇はほとんどないです。ビジネス全般において、新規参入は既得権を崩す活躍が必要になるのが常です。よっぽどのコネとかがない限りは、いきなり活躍することはありません。
 大事な高馬や期待馬をいきなり新人に預ける人は基本的にはいません。新規開拓は非常に難しいのが今の競馬界ですから、リスクを避けたいのであればすでに「過去の成績」という指標がある厩舎を選ぶのが無難でしょう。

 最後の項目はもちろん冗談ですが、大昔のツービートの漫才を思い出してしまいました(笑)。ただ、冗談でない部分もあります。冷静に、サラブレッドとしてどうなのかなと、考えることは重要かと思います。未出走・未勝利で終わってしまう馬を避けるためには、単純にサラブレッドとして格好良いと思えることが大事かなと思います。
 ペットならカワイイで良いですが、競走馬なのでカッコイイにこだわったほうがいいんじゃないかなと最近は思います。


 あたりまえのことばかり書いてしまいましたが、実際には資金的なことや、抽選などもあるので、全部クリアするのは結構難しいですよね。でも、ある程度数を絞って出資するならば、結構簡単かつ確実な項目なのかなとも思っています。

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Comments

競馬悟空さん、こんばんは。
この趣味は難しいですね。内面的なのは解りませんし、生き物ですからね…。この趣味のセンパイ方の成功、失敗を見て参考にして、自分の判断に活かせればといつも思っています。
でも…ロバは嫌です(笑)

Posted by: パパディー | March 07, 2014 at 10:59 PM

「ロバ」のところで吹きました。見事なオチでしたね(笑)

Posted by: youchan | March 08, 2014 at 11:35 AM

競馬悟空さん
こんばんわ

面白い記事ですね。今日リベリオンのレースをみてはずれを回避するのが難しいとあらためて思いました。
スクミがあと1週間早くでていたら回避していたのですが。。

Posted by: MAYA | March 08, 2014 at 09:59 PM

パパディーさん、こんばんは!
本当に難しいですよね。怪我・病気などを含め、避けがたいものもありますから、あまり入れ込み過ぎないようにしつつ、時には積極的に。。と言うのは易いですが、実際には運も必要でしょうね。少しずつ経験値を貯めて行って、失敗を未然に防げるようにしたいものです。

Posted by: 競馬悟空 | March 08, 2014 at 10:11 PM

youchanさん、こんばんは!
笑っていただけたなら何よりです(笑)。この趣味をやっていると、時には笑うしかないということもあります。買う前は色々な妄想があって、ロバも馬に見えてしまうということがありうるのが怖いです(笑)。

Posted by: 競馬悟空 | March 08, 2014 at 10:14 PM

MAYAさん、こんばんは!
レッドリベリオンのレースは私も今日はさすがにショックでした。馬体のほうは良くなって来てるかなと思いましたが、今度は精神面のほうが。。うーん、本当に難しいです。なんとか頑張って欲しいですが、こういう経験からも何かを学び取っていきたいですね。

Posted by: 競馬悟空 | March 08, 2014 at 10:27 PM

競馬悟空さん、こんにちは。この度はご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。

ロバには私も吹きました(笑) でも、私の格安馬勉強対象のチチカスのあの3頭はポニー言われてたみたいですね(笑)

Posted by: フィル | March 09, 2014 at 11:22 AM

 競馬悟空さん、こんにちは!ご無沙汰しております。
 ロバは私も笑いました。家族から「どしたの、急に。ついに来た?」と突っ込まれました。
 病気や怪我、気性は確かに申し込む時点ではわからないですよね。後半の部分は大変参考になりました。また、良い話を楽しみにしています。

Posted by: 南行 | March 09, 2014 at 12:19 PM

フィルさん、こんばんは!
迷惑だなんてとんでもない。全然問題ないですよ。
ツアーとかに行くと、どの馬もかわいくて、良く見えてしまいがちというのもあるので、自戒の念もこめてのロバ注意報なんです(笑)。チチカステナンゴ産駒は、確かに12年産は安いので気になりますよね。馬主孝行な馬は何頭か出ると思っていますが、突き抜けるまでの馬が出るかはどうでしょうね。シルクで募集の産駒は体高が低めの馬が多いのでポニーみたいでかわいいと言われる所以なんでしょうね(笑)。

Posted by: 競馬悟空 | March 09, 2014 at 07:56 PM

南行さん、こんばんは!
出資したときは何か根拠のない自信があったのですが、結果出た後で振り返ってみると、かわいいロバだったなということは過去に結構ありました(笑)。ロバは動物園でゆっくり見るとして、カタログとかツアーでは素敵なサラブレッドを探したいですよね。
本当に避けられない頓挫は毎年起こりうるので、起きてしまった場合は素直に受け入れるしかありません。避けられる可能性があるものについては、今後も少しずつ避けられるよう学んでいきたいですね。また、面白そうな話があったら書きますね。

Posted by: 競馬悟空 | March 09, 2014 at 08:01 PM

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