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April 12, 2014

競馬をとりまく指標

 久しぶりに、どちらかというと、これから一口を始める、又は、始めてから間もないという方向けのお話を。

 通常、おそらくは、いきなり一口を始めようと思う人はいないと思われるわけで、大体の場合において、もともと競馬ファン(馬券ファン)だったのが転じて一口にも・・・という方が多いのではないでしょうか。

 JRAのWebや競馬新聞、市販の書籍や競馬データベースを含めて、色々な場所で見られる競馬に関係あるデータは、ほとんどの場合馬券を前提にしたものだったり、馬そのものの生産に関するデータだったりします。

 これらのデータはほぼすべて、獲得賞金や勝ち鞍などの収益(売上)側のみ考慮したデータで、費用(仕入・原価)を考慮していません。

 馬券を買う上では、馬の仕入原価は全く関係ありません。別にディープインパクト産駒が1着になろうが、リーディング下位種牡馬が1着になろうが、それで配当が変わることも基本的にはないです。

 一方、一口のほうは、基本的にはすべての指標において、仕入原価、つまりは、その募集馬の募集価格を無視して考えることはできません。獲得賞金という収益から募集価格という原価を差し引いて、初めて利益となるわけです。もちろん、その他に会費や維持費もかかるわけですが、まあ、ここでは売上から売上原価を差し引いた売上総利益(粗利)的なものと考えておきましょう。

 そういう意味で、既存の競馬のデータをそのまま一口に当てはめようとすると、上手くいかないことも出てきます。一口的には、ただ単にG1勝ち重賞勝ちがある種牡馬だからといって安心はできません。産駒全体でどのような成績の種牡馬なのかも考慮したほうが安全でしょう。

 このブログで種牡馬の実力として集計したデータには、回収率や打率といった、先ほどの原価を考慮した数字もあります。データはあくまでデータなのですが、一口を始めて間もない場合は、なるべくデータを重視したほうが良いと自分の経験上思います。今後の募集馬選定の際に何かのヒントにしてもらえたらうれしいです。

 それから、募集馬を選定する際には、大まかに自分がどのようなタイプの馬を求めているのかというのも重要かと思います。短距離とか長距離とかそういうのではなく、自分がどういう一口生活を望むのかということです。

 もちろん、安くてG1を勝てそうな馬がいいというのは、誰もが思うことなのですが、なかなかそうは上手くいきません。ある程度メリハリをつけて考えたほうがわかりやすいでしょう。データ的には、とにかく大物狙いであるならば長打率を重視するのが良いでしょう。とにかくクズを掴みたくないなら三振率を重視するのが良いでしょうし、収支のバランス重視ならば、回収率や打率を重視するというのが良さそうです。

 何の目的もなく、ただただ安くていい馬をと思っているだけだと、負のスパイラルに陥ってしまうこともあります。自分が何を目的としていて、どういう一口生活をしたいのかを、たまには振り返ってみるのもいいかもしれないですね。


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