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July 09, 2014

大敗

 それほどサッカーに興味があるわけではないのですが、小学校のときはサッカークラブに入っていましたし、それなりに見たりはします。

 今日の朝、テレビを見たら、ブラジルがドイツに 0-7 で負けていたのにはびっくりしました。ブラジルもエースのネイマールの不在やら、主将の欠場やらで力を発揮できなかったのでしょう。

 エースの怪我ということで、小学校のサッカークラブのことを急に思い出しました。
 小学校6年のとき、同じサッカークラブの同級生のA君が練習開始前に怪我をしました。右足の骨折だったと思います。その場にいたわけではないので、よくわからなかったのですが、どうやら蹴る瞬間に空振りしてボールの上に乗り上げてしまって、そのまま転んで足を骨折したと伝え聞きました。
 その後公式戦で大事な試合があったのですが、エースが出れずに大敗。残念な思い出です。

 と、ここまでなら、まあ普通の話なのですが、実はこの話には後でわかったことがあります。
 そのエースとは、小中学校が一緒だったのですが、中学2年だったか、3年だったかのある日、何かのついでで、「そういえば、A君足骨折したことあったよね。」という話が出ました。そのとき、A君は誰もが驚く衝撃の真実を告白したのです。

 「ああ、あのときね。スカイラブハリケーンの練習してたんだよね。」

 え?
 一応、キャプテン翼をご存じない方のために説明を加えておきますと、スカイラブハリケーンとは、立花兄弟という主人公のライバルチームの選手が繰り出す「人間離れした危険な大技」なのです。

 というか、サッカーは器械体操ではありませんので、そんな大技は求められていないのですが、そこは小学生。キャプテン翼に共感し、オレもああなりたい!と思って練習に励んでいるわけです。その励みが残念ながら違う方向に行ってしまいました(笑)。

 中学生になってからの真実の告白によると、要するに、サッカーボールの上に両足立ちになって、そのボールの反動を利用して、スカイラブハリケーンの真似事をしていたらしいです(笑)。
 それで滑って、転んで、足骨折。小学生のときは、誰にも真実を言えず、あくまで練習前に個人的にシュート練習をしていて転んで怪我をしていたことになっていたのです。

 まあ、もう小学校を卒業してから何年も過ぎた後に聞いた話ですし、私も別に怒りとかはなく、バカだなあ~と笑うくらいでした。

 チームの中心であったA君が出場できなくなって、公式戦は大敗。やむを得ぬ結果です。

 しかし、実は大敗にはさらに衝撃的な事実が隠されていたのです!

 実はこの公式戦では、今でも鮮明に覚えていますが、前半開始5分でいきなり相手に3点入れられてしまうという、信じ難い事件が起きました。よっぽどの実力差がない限りは、サッカーで5分で3点は入らないですからね。

 そもそも、その時に私やA君が所属していたサッカークラブは、学校の公式の部ではないのですが、基本的にすべてのチームが各小学校と連動している感じの、地元の行政単位のサッカーリーグでした。

 私たちが所属していたクラブは、1年上の先輩方が非常に素晴らしい活躍をし、何と前年の1部リーグの覇者だったのです。つまり、私たちは前年の優勝チームでした。
 それが、いくら相手が優勝候補とはいえ、開始5分で3点とは。。しかも、キーパーの手にかすりもせず、3点決められてしまっていて、キーパーの能力が疑問視される事態でもありました。その時のキーパーはB君だったのですが、ちょっと首をかしげたくなる体たらくでした。

 たまりかねた、監督は即座にキーパー交代。試合は確か、9-0 で負け。ブラジル対ドイツを超える歴史的大敗でした。
 試合後に、懲罰的な意味合いで、全員グラウンド20周させられたことを今でも覚えています。

 大学生になったある日、偶然キャンバスでB君に会いました。B君とも中学生までは一緒でしたが、その後音信不通だったので、色々な話に花が咲きました。まさか同じ大学だったとは。学部が違うのでお互いまったく気がつかなかったのですね。

 それで、その時に、またサッカーの話が出たわけです。B君と言えば、何と言ってもその「伝説の5分で3失点」ですから。そういえばこんなことあったよね~~って感じで話が出てきたわけです。

 B君 「ああ~。三角飛びしたからなあ。」
 私 「三角飛びって何?」
 B君 「ほら、若島津君の。」

 一瞬、何を言っているのか理解できませんでした。

 再度、キャプテン翼をご存じない方のために説明いたしますと、三角飛びとは、作中に出てくる大変有能なゴールキーパーの若島津君の必殺技で、キーパーがゴールのサイドバーを蹴って、三角飛びの要領でシュートをキャッチするという、現実にはありえない、マンガの世界だけの大技なのです。

 小学生のB君は、マンガの世界を、現実の、しかも公式戦に持ち込んでしまいました(笑)。
 大学生になったB君の告白によると、最初からその日は三角飛びをしようと心に決めていたんだそうな。。
 そして、相手がゴールの真ん中に蹴っているにもかかわらず、サイドバー方向にキーパーが一旦寄るわけですから、そりゃあ、シュートがキーパーの手にかすりもせずに3点入るわけですなあ。

 俄かに信じがたい話をするB君に、思わず、「それ本当に?」と聞き返しましたが、

 「そうでもなきゃ、5分で3点も入るわけないだろ。」

 と、B君は遠い目をして語るのでした。
 やはりこの時も、もう笑うしかなかったですね。

 いずれにしろ、エースは怪我で不在、キーパーは三角飛びでは、大敗も納得です。

 ちなみに、我々の世代でチームは1部リーグから陥落。翌年からは2部リーグになってしまいました。後輩には大変申し訳ないことをしました。

 しかし、小学生というのは純粋であり、かつ、愚かです(笑)。ただ、当時の状況を説明しますと、件の「キャプテン翼」が本当に大ブームで、それまで野球が小学生男児のあこがれのスポーツだったのですが、この時期をさかいに、だんだんとサッカーに人気がシフトしていったのです。
 それくらい、キャプテン翼は小学生の憧れだったのですね。

 なお、上記のA君及びB君のお話はどちらも実話です。作り話ではありませんので(笑)。


 さて、まったく競馬と無関係な話になってしまったので、最後に競馬に関する「大敗」についてです。

 未勝利戦も残り少なくなってまいりましたが、私もまだ未勝利の出資馬が何頭かいます。近年は、自分の出資馬のうちに未勝利で終わる馬が含まれる割合は減りつつはありますが、ゼロにはなりません。

 惜しくも勝ちを逃すというレベルの馬は仕方ないのですが、問題は大敗を繰り返してしまう馬です。
 自分が出資している馬の場合は、こういう大敗を繰り返してしまう馬は、どうも能力そのものよりも、気性に問題がある場合が多いように思います。

 気性については、結局ツアーやら見学やらで確認しても、レースに出るまでわからないというのがほとんどのようです。
 ツアーの際に、今年も牧場の方に気性について尋ねる機会がありました。牧場の方の話では、幼駒の段階でも、全然わからないということはないが、結局のところはレースに行ってみないことにはわからない場合が多いというお話でした。

 普段は真面目でも、レースに行くとパニックになってしまうタイプもいれば、普段は気性が荒くても、レースでは真面目に走るというタイプもいますし、一括りにはできないです。色々考えたところで、気性面については、結局は賭けの部分が多くなってしまうなと思います。
 結果として気性面の問題で大敗を繰り返してしまう馬に出資してしまった場合は、とりあえず常識にかかるよう、ひたすら神頼みをして、あとはもう割り切るしかないと思いました。
 ことさらに気性面を不安視するよりは、それで人気が下がったり、嫌われたりする馬がいるならば、かえって狙い目になる場合もあるのかもしれないとも思います。

 そんなこんなの、色々な大敗を考えた日でした。

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Comments

競馬悟空さん、こんばんは。
この度は色々とお疲れ様でした…。

大敗は攻撃・守備の精神的支柱2枚欠け+スタメン2枚がコンディション上がらずにベンチスタートですから、2点目取られた時点で頭真っ白になったんでしょうね…。

しかし、キャプ翼のスカイラブハリケーンに三角飛びとは、私リアル視聴の世代じゃないんですけど、「もっと真似し易い必殺技あっただろ(笑)」と。サッカー好きながら地元に少年団なくて野球の方をやっていた私ですら真似するならカミソリシュートかと(笑)

ただ、ガチで転がってきたゴロを踏んづけて骨折した子はいましたね…。私メイン外野の控え投手他複数サブポジ持ちでしたけど、バッピーしていて後ろ振り向いた時目撃して唖然としましたね…。

Posted by: フィル | July 10, 2014 at 08:31 PM

フィルさん、こんばんは!
優勝候補と言われるようなチーム同士が戦って、こういう結果になるのは驚きました。リズムが狂ってしまうと厳しいんですね。
いやあ、本当に、素直にタイガーショットの練習とかしてればいいものの、やはりダイナミックな動きに子供は憧れるんでしょうね。特にキーパーだと普段は派手な動きがない分、余計に三角飛びにあこがれたのかもしれません(笑)。案外とボールって危ないんですよね。だから最初、ボールの上に乗り上げて転んだって聞いたときは何の疑問も持ちませんでした。それがまさか(笑)。今となっては楽しい思い出です。

Posted by: 競馬悟空 | July 10, 2014 at 09:29 PM

こんばんは!
気性面がしっかりしてこないまま、三振に終わってしまうケースは避けたいですね。超良血の高い馬でも起こりえますしね。
世間的に言われる「当たりハズレの大きい種牡馬」は気性面で問題があって走れないケースが多いのかな、と感覚的に思っています。
特に牝馬で気性的に難があると厳しいですね。前向きすぎてもやる気がなくても駄目。実際に競馬にいかないと答えはわからないもんなんですね。

Posted by: メタル左近寺 | July 10, 2014 at 11:31 PM

メタル左近寺さん、こんばんは!
おっしゃるとおり、確かに、当たり外れが大きい種牡馬は気性面の問題で三振に終わってしまう産駒が多い気がします。牝馬で気性が悪い場合はどうにもならない場合が多いので、困ります。かといって大人しい馬だったら良いのかというと、今度はやる気なしだったり、サボり魔だったりと、本当に難しいです。最近の私の中での結論は、一応は気にするが、気にしすぎても仕方ないという感じです。

Posted by: 競馬悟空 | July 11, 2014 at 10:12 PM

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