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July 29, 2014

頭数

 何頭買うのか、いつも迷います。
 利益を考えるのであれば、なるべく少ないほうが良いのではないかなと思います。少ない中で当たりを掴めば、より利益を極大化できることになるでしょう。

 しかしながら、頭数が少なすぎると、それが却って損につながることもありえます。
 一番大きな理由は税制です。

 前にも税金の話のところで繰り返しましたが、一口の損益は、すべて所得税法上、雑所得に区分されます。
 雑所得は損益通算・繰越控除ができない所得区分ですから、その年中の一口の利益と損失を相殺することしかできません。

 ここまでは、何度も話しました。
 この、損益通算・繰越控除ができない状態で、出資頭数が極めて少ない場合、例えば1年に1頭出資という状態を考えてみると、損が出やすいことがわかります。

 1年に1頭しか出資しないとした場合に、実際にはバラつきがありますが、押しなべて平均的に考えると、1年に1頭しか引退しないということになります。一口の損失は、出資馬が引退した年に計上されます。
 とすると、利益が出た年に、上手い具合に損失が出た馬が引退してくれれば、同一年で利益と損失を相殺できるので良いのですが、利益が出た年に、損失が出た馬が引退しなかった場合は、相殺できないことになるので、余計に税金を取られたようなことになります。

 できれば、各年、利益と損失がぴったり同じで、損得ゼロで終われば一番良いのですが、なかなかそうもいきません。頭数が少ないと、その損得の年ごとのばらつきが大きくなりやすいと思います。

 自分の例で言うと、昨年は活躍馬がいたせいで利益が出ました。今年はその活躍馬が引退になったため、来年度に年次分配される予定だった収益が、今年に繰り上がって分配されることとなりました。この年次分配の繰り上がりのせいで、今年の一口の所得はプラスになることがほぼ確定的になりました。
 そういう状態なので、将来性の見込めない出資馬は、利益を相殺するためには、なるべく今年引退してもらったほうが良いということになります。こういう状態で、未勝利で終わりそうだった馬が勝ち上がって、500万下で頭打ちになってしまうと、損失が翌年以降に繰り越されてしまって、今年の利益と相殺できないことになります。
 それで来年が大損失だったとしても、今年の利益とは通算できないので税金損したということになります。

 もちろん、ここで書いたようなことは、自分の意志でどうなるものでもありません。運次第ということです。
 ただ、出資頭数が極端に少ないと、なかなかうまい具合に利益と損失を相殺するタイミングが噛み合わないということが多くなりそうです。

 そういうことを色々考えると、ある程度、出資頭数はあったほうがいいのかなとも思います。損の回避ばっかりで後ろ向きな考え方かもしれませんが、長く続けていくことを考えると、細かいことも気になってきます。

 ということで、特に結論があるわけではないのですが、今年もそれなりに頭数は揃えたいと思っているところです。

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Comments

なるほど。。。少数精鋭の方針でしたが、ある程度頭数いたほうがお得になることもありそうですね。

……プラスになる馬をさがすことが先決ですが(笑)。

Posted by: shasyo | July 29, 2014 at 11:00 PM

shasyoさん、おはようございます!
少数精鋭が理想なんですが、色々考えると、利益と損失がなるべく分散するように、それなりに頭数がいたほうが良い場合もあるかなと思いました。もちろん、全馬利益を出してくれればそんなこと考える必要もないのですが。。おっしゃるとおり、まずはプラスになる馬を探すことが先決ですので、やはりまずはそこに注力していきたいですね。

Posted by: 競馬悟空 | July 30, 2014 at 07:15 AM

競馬悟空さん
おはようございます。
税に関しては小職、経理屋でも有りますが連結法人税、事業税の外形標準課税に知識特化しており、所得税に関しまして悟空さんの所得税解説を参考にさせて頂いております。
…やはり繰欠が無い雑所得は不利ですね。→課税の公平の観点から観ると法人税は所得税に対して有利に感じます。
繰欠の繰延、所得税額控除、課税特別措置法などですかね。
確定申告を7月末で提出で小職にとって(税)と言うホットな話題でしたので、書込みしました。

Posted by: neo | July 30, 2014 at 07:37 AM

neoさん、コメントいただきありがとうございます!確定申告お疲れ様でした。所得税の話は、一応間違いが無いように何度も見直してはいるので大丈夫なはずですが、何かのお役にたったのであれば嬉しいです。
所得税は累進課税である分、公平性ということを考えると、最近は色々と歪が生じているのかもしれないですね。一口馬主の場合は、利益は各年の期間損益計算に反映されますが、損失は正確には期間配分されず、その多くが終了損益として引退時に計上されるため、これで適正な期間損益計算と言えるのかな?と疑問に思うことはあります。まあ偉い人が決めたことでしょうから仕方ないのでしょうが、税金っていうのは本当に難しいですね。一口でも、法人を作ってやる方もいるみたいですね。そのほうが繰越欠損金が使えますし、万が一大儲けした場合は比較的税率も低くて済みそうです。でも初期コストも事業税もありますから、結局は規模的にはなかなか難しそうです。

Posted by: 競馬悟空 | July 30, 2014 at 09:01 AM

競馬悟空さん、こんにちは。
小口クラブでは、会費が数口分の維持費相当になるので、
1頭だけだともったいないなーと思ってしまいます(^^;
なので私は各クラブ年2頭以上出資するようにしていますが、
12年産がふるわなさすぎて今年はどうしようかなー(泣)

Posted by: かつげん | July 31, 2014 at 03:32 PM

悟空さんこんばんわ!
毎年1頭、シルクのみで出資してますが
何頭か出資せなアカン!という気持ちになりました(笑)
そこで気になってるシルクのブロウユアマインドについてはどう思いますか?
サンデーの血が入ってないのがとても心配なのですが…
勝手ではございますが、もしよろしければコメント頂けたらと思います!

Posted by: ブライアン | July 31, 2014 at 07:48 PM

かつげんさん、こんばんは!
そうですよね、400口とかのクラブだと、相対的に1口当たりの会費が高くなってしまいますので、1頭だけだとプラスに持っていくのは難易度が高そうです。それなりに数が多いほうが毎週レースに出走してくれる可能性も高くなりますし、楽しみも増えますね。もちろんコストも増えますが。。12年産はまだまだこれからですよね。私もまだ勝ち上がりがいませんが、焦らずに待ちたいと思います。

Posted by: 競馬悟空 | July 31, 2014 at 10:13 PM

ブライアンさん、こんばんは!
毎年1頭で、毎年当たりだったら本当に素晴らしい成績になるのでしょうが、なかなか現実はうまくいかないですよね。今のところ私は、あまり頭数を絞り込みすぎないほうがいいかなあと考えています。単純に頭数が多いほうがたくさんレース見れますしね!
ブロウユアマインドは馬体・動きともに良いと思います。募集時も動画では動きは目立っていたように思います。ただ、兄姉の成績が今一つで、サンデー系に限らずどんな種牡馬がついても結果が出ていないので、私はそこがどうしても気になってしまいます。あくまで個人的な感想ですが、残っている中では、良い馬だと思っています。

Posted by: 競馬悟空 | July 31, 2014 at 10:24 PM

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