2015年 新春BIG対談
今年もグリーンチャンネルで放送された、新春BIG対談。社台F代表とビッグレッドファーム代表の岡田総帥の歯に衣着せぬ対談は、ここでしか見られませんから大変貴重ですね。
今年も熱い内容でした。その一部をご紹介したいと思います。
まず、照哉代表及び岡田総帥ともに、昨年の競馬で一番記憶に残ったのはジャパンカップのエピファネイアとのことでした。シンボリクリスエス産駒でこんなのが出るなんてビックリ。父よりもいい馬かもしれないと。シーザリオは本当の名牝なんだろうというのが岡田総帥のお話でした。
照哉代表は、いくらスミヨンが乗っても、毎回あんなに上手くは行かないだろうと。やはり気性面の心配はどうやっても払拭できないんでしょうね。
ジャパンカップも、もうそう簡単に外国馬は勝てないだろう。岡田総帥の馬体考察からして、日本は世界最強レベルになっている。これからも日本馬の活躍は続きそうです。
あと、岡田総帥からは、全世界的に、共通の馬場協定のようなものを作って、世界中の馬が同一条件で戦えるような仕組みを作っていったほうがいいというお話もありました。すぐには実現は難しいでしょうが、確かにそういう方向に向かっても良いのかなと思います。まあ、プライドの高いヨーロッパ勢が、うんと言うとは思えませんが。。
それから、ジャスタウェイのことも話題になりました。岡田総帥は、新潟2歳Sの後、息子さんに、ジャスタウェイの権利を半分売ってもらえるようにオーナーに掛け合ってきたらいいんじゃないかと言ったそうですが、「また始まった」という感じで、息子さんから返事はなかったと。
その後一時低迷したので、あー、買わなくて良かったと思ったけど、結局は大活躍したというエピソードでした。
まあ、岡田総帥ともなれば、いつもそういうことを言ってるのでしょうから、また始まったと思われても仕方ないのかもしれませんね。日高一の相馬眼を持つ方でも、活躍しなかったと思った時には、「あー買わなくてよかった」と思うんですね。これは誰でも一緒ということでしょう。
ワンアンドオンリーについても岡田総帥から話がありました。総帥的には、ワンアンドオンリーは卓越した馬体の持ち主には見えないのだと。それでもダービーを勝たせる、しかも連覇するなんてミラクルだと。本当にマエコウさんは凄い人だと驚いていました。
面白かったのは、スピルバーグのお話。東サラ会員ならわかるでしょうが、YオーナーがようやっとG1馬を手に入れたことになります。管理するのはもちろん藤沢調教師。
照哉代表が、MCから、スピルバーグがダービー後に長く休養していたことに話を向けられると、
「どこも悪くなかったけど。そういう調教師さんだから。」と苦笑い。
「良く言うと大事に育てる。普通に言うとちょっと物足りない。」とまた苦笑い。
「新聞には東京得意と書いてあったけど、そもそも東京以外使ってないから」と笑っていましたね。
まあなんちゅうか、そういうことですね(笑)。
先日私も話題にした、M.デムーロとルメールについては、照哉代表も合格させてほしいという思いでしょう。二人とも昨日今日日本に来たわけではなく、もう長いこと日本の競馬に貢献していますし、日本の免許を交付される資格がある人間だということでした。私も二人とも合格となることを祈りたいです。
怪我をしているルメール騎手ですが、ボルトを何本か入れるような手術をしたそうです。もうリハビリも始めているそうですので復帰を待ちたいですね。私の心の主戦でもありますから、なるべく早く戻ってきてくれたらいいなと思います。
そう言えば、話の中で、ジョッキーの名前も何人か出ましたが、岡田総帥は柴田大知騎手を素晴らしい騎手だと褒めていましたね。社台G生産馬に乗れれば飛躍的に成績を伸ばすだろうと。
一方で、照哉代表も、いい騎手だとは思うけれども、せっかく岡田総帥が発掘した騎手だと思うと、専属ではないんだろうけどなかなか声をかけづらいとのことでした。
まあそうでしょうね。いい騎手だからって、横取りするわけにもいかないですし。そんな気持ちはなくとも、乗せ始めたら社台が強奪したとかそういう話になりかねませんから、現状のままが良さそうですね。
さらに、照哉代表からは、G2以上のレースは日本の騎手だったら地方も含めて、誰でも乗せらせるというふうにしたらいいんじゃないかという提案がありました。岡田総帥も、すごくいい案だと頷いていました。
地方の騎手で、2千勝、3千勝をしている騎手もいますからね。G1でいい騎手の取り合いになって、いい騎手を手配できなかった馬が残念な思いをすることを減らしたいというのは切実な話です。これはぜひとも実現してほしい話です。
明け3歳馬では、アッシュゴールドの話が出ました。岡田総帥も、あの馬を見ていい馬だと思わない人はいないくらいの馬だと言っていましたが、まだ少し緩いとも言っていました。まだまだこれからということですね、
明け3歳の注目は、岡田総帥は無難と言うか当然というか、牝馬はショウナンアデラ、牡馬はダノンプラチナ。照哉代表は、コンテッサトゥーレに期待しているようですね。
まだまだ色々な話はありましたが、内容盛りだくさんで、書ききれません。新年早々、本当に熱いお二方でした。
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