ハービンジャーをどう考えるか
今週末にはダービーが終わりますから、週明けからは、競馬的には新年度が始まるような感覚です。
今年も早期から続々と有力馬がデビューしていくでしょうし、夏競馬も楽しみです。
その一方で、現2歳馬の募集もだんだんと締め切られていくことになります。
社台RH、サンデーR及びG1は、今月末で2歳馬の募集は終了。引き続いて、すぐに1歳馬の募集が始まることになります。
新年度の募集が始まると、気になるのは、既存の種牡馬でようやっと結果が見え始めてきた段階のもの。
今年で言うと、初年度産駒がクラシックシーズンを終えることになるハービンジャーは、どう判断するか迷うところです。
初年度産駒では、ベルーフが重賞勝ち。いきなり重賞を勝てたのだから立派という判断もあるでしょうし、鳴り物入りだった割には重賞1勝では満足できないという判断もあるでしょう。
私は、個人的には、ちょっと物足りないかなという気持ちでいます。
そのベルーフも、残念ながらダービーを回避することになりましたし、ダービー前で気が早いかもしれませんが、今のところ春のクラシックでは勝ち負けになる馬はいなかったということになります。
これから先、古馬になってから、ハービンジャー産駒がバリバリ勝ち始めるのかもしれませんが、とにもかくにも、クラシック向きではなさそうだという判断になりそうです。
皆、だんだんとそういうことを感じてきているのか、現在募集中の2歳馬も、ハービンジャー産駒が結構余っていますね。
社台・サンデーではハービンジャー産駒は完売していますが、G1で2頭、キャロットで1頭、シルクで3頭。
早い段階で満口になる社台・サンデーでは勢いよく売れましたが、2歳馬がデビューした後に募集となったクラブや、早い段階で多くの満口馬が出ないクラブでは、まだ残っています。
ハービンジャー産駒が皆の期待以上の走りを見せたのならば、これらの残口もすでになかったでしょうし、やはり皆迷っているということだと思います。
今年度の1歳馬募集では3年目の産駒が募集されることになります。昨年までほど、クラブに出てくる産駒数も多くはないと思いますが、引き続き判断に迷う存在ですね。
クラシックが終わった後の夏以降に産駒がどういう走りを見せてくれるのかでも、今年の売れ行きが変わってくるでしょう。秋に募集が始まるクラブであれば、2年目の産駒のデビューもそれなりに見ることができるでしょうし、心配ならば、そっちで検討したほうがいいかもしれないですね。
Comments
競馬悟空さん、こんばんは^^
そうですね、去年の秋ごろは結構盛り上がってたように思いますが、やはりポストサンデーというにはパンチが足りませんよね(^-^;
まだ、2年目産駒から大物が出てくるかもしれませんが、今年のPOGでも獲っても1頭ぐらいになりそうですし、一口ならよっぽどいい血統でない限り、様子見って感じでしょうね( 一一)
ギャンブル的には逆張りで今が狙い目なのかもしれませんが(*ノωノ)
Posted by: レプティリア | May 27, 2015 10:09 PM
レプティリアさん、おはようございます!
やはり、今のところさすがにサンデー系に対抗できるような、キンカメのような存在にはなりえそうもない感じですね。産駒も3世代目で、人気がなくなってくる頃というのもありますから、確かに逆張りで狙ってみるというのも一つの手ですね。あとはやっぱり価格次第というところでしょうか。
Posted by: 競馬悟空 | May 28, 2015 07:43 AM