« 種牡馬の簡易なランク付け(その1) | Main | 2015/11/1(土)結果 »

October 31, 2015

2015/10/31(土)結果と女流棋士

 今日は午前中だけ東京競馬場に行ってきたのですが、電車が遅れたこともあり、2Rにギリギリで間に合った感じでした。
 2Rを待っているときに、ターフビジョンで、今日は内馬場で指導対局を行っているとの案内がありました。

 詳しい内容はこれです。

http://www.shogi.or.jp/topics/event/2015/10/_in_10.html

 こんなイベント全然知らなかったのですが、私は将棋も好きですので、2Rを見た後にちょっとだけその指導対局の様子を見に行ってみました。

 将棋を知らない方のために、ちょっとだけ説明いたしますと、指導対局というのは、プロ棋士がアマチュアの将棋ファンにと対戦してくれることを言います。
 当たり前ですがプロ棋士はとんでもなく将棋が強いので、普通は駒落ちというハンデをもらって対戦します。挑戦者の将棋ファンはすべての駒が揃っているのに対し、指導する側のプロ棋士は、飛車や角などの非常に強力な駒を最初から版の外に置いて勝負するのです。
 将棋は1枚でも駒が足りないと圧倒的に不利になりますが、その駒落ちでの対局にも定跡があって、プロはその駒落ちの定跡も当然知っています。何枚駒を落とそうと(原則最大は6枚落ち)対応できます。

 内馬場に着くと、芝生の上に会議机が一列に並べてあり、そこに簡易な将棋盤と駒がズラッと並べてありました。ちょうど2回目の対局が始まる頃でした。
 指導してくれる側のプロ棋士は全員女流棋士で、後で調べたら、女流名人など過去にタイトルを獲っている方もいましたね。
 一人の女流棋士が3人のファンを相手にするという多面指しでの指導対局です。一度に3人を相手に対戦するなんて、そんなことできるのかと思うかもしれませんが、プロはできるんです。どういう頭の中身になっているのかはわかりませんが、本当に凄いですね。

 ちょっと見るだけのつもりだったのですが、元々将棋好きですから、野次馬として色んな人の対局を見ているうちに、場を離れがたくなり、結局ほとんどの方が終局するまで競馬そっちのけで見入ってしまいました。もう12時過ぎていて、競馬場に競馬を見に来たのに、結局3Rも4Rも見ませんでした。
 4Rでは、内馬場から、「あ~、なんかシルクの馬が2着だなあ」というのは見えましたが、それよりも将棋を見るのに忙しかったです(笑)。

 指導対局されていて将棋ファンの方々は、多くはおそらくこれだけのために競馬場に来られたんだろうなという感じでした。
 ほとんどの方は、駒落ちで対局していましたが、中には平手(ハンデなし)で対局する方もいました。平手で対局した方は皆やっぱりそれなりに自信がある感じで、実際対局を見ていても強そうだなと思いました。
 私も一応ですが、アマ初段くらいの実力(まあ自称初段にもピンからキリまでいますが)はあると思っているので、序盤の駒の動かし方でだいたいの実力はわかります。平手で対局する方はやはり定跡が頭に入った上で、それなりの強さを見せていました。

 駒落ちでは、何人かプロ棋士に勝った方もいましたね。まあハンデ戦ですから、そういうこともあるんです。
 一方で、当然と言えば当然ですが、平手で対局した方は全員プロの勝ちでした。
 いやあ、やっぱり女流とはいえ、プロは強い。圧倒的に強かった。
 平手で対局したファンの方も中盤までは互角のように私には見えました。しかし、ちょっと離れて、別の盤を見に行って戻ってきたら、あっさり粉砕されて、プロに飛車を取られてしまっていたりと(笑)。いやいやとにかくプロは強かった。

 で、思ったんですが、プロが、駒を捨てて仕掛けてきたら、だいたい詰みますね(笑)。金とかを捨ててきたら、もう終局まで見えたんだなと。

 あと、プロの一手は本当に厳しいものが多いので、想像外のあまりに厳しい一手を差されると、動揺しますよね。後ろから見てても、あまりにも厳しい一手で、動揺してしまっているのが将棋ファンの背中から伝わってくるというか。。

 一番面白かったのは、受けないと詰みっていうのを忘れてしまったのか、攻めに集中しすぎてしまったのか、とにかくファンの方が次で詰みという状況で受けずに別の手を差してしまったんですね、そうしたら、女流棋士の方が「いいんですか?」といって、玉(王様)の頭に銀を打って詰みという。

 将棋やらない方は何が面白いのかわからないでしょうが、普通は負けが確定した段階で「負けました」とか「参りました」とか言って投了(負けを宣言)するのが普通なんです。
 でも気づかずに、そのまま差してしまって、本当に詰んでしまうっていうのはなかなか大人同士の対局ではないんですよ(笑)。負けた将棋ファンの方もプロ棋士の方も笑ってましたね。
 プロ棋士の方も、「詰みますよ」って言うんじゃなくて、「いいんですか?」と言って、逡巡せずに玉の頭に銀を打つという。その光景があまりにも楽しくて、今日は帰り道に何度も思い出し笑いしてしまいました。

 いやあ、それにしても面白かったです。競馬場で将棋というのは結構いいんじゃないですかね。
 JRAには、ぜひまたこういう楽しい機会を作って欲しいです。今日は寒かったですが、女流棋士の方も本当にお疲れさまでした。


 というわけで、将棋に夢中になってしまったこともあり、5Rのパドックも見逃してしまいました。
 何とか、5Rで勝ったネバーリグレットのレース写真だけ撮ってきました。


【東京5R芝1400m新馬】

ネバーリグレット (ダイワメジャー) 牡1,800万 木村 1着

151031never

 出遅れましたが、他も皆速くはなかったので、致命的なものにはなりませんでした。直線では馬群を割って出てきて、レース上手なところも見せてくれましたし、いい競馬ができたと思います。ダイワメジャーの産駒だけにマイル前後が良さそうですね。決して高額な馬ではありませんが、募集時から目立っていた馬でした。見事な新馬勝ちは素晴らしいの一語に尽きます。関係者の皆様優勝おめでとうございます。


|

« 種牡馬の簡易なランク付け(その1) | Main | 2015/11/1(土)結果 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 種牡馬の簡易なランク付け(その1) | Main | 2015/11/1(土)結果 »