« 2015/11/1(土)結果 | Main | なつかしい名前 »

November 02, 2015

種牡馬の簡易なランク付け(その2)

 前回の続きです。
 前回は牡馬についてでしたが、今回は牝馬についてです。

Kachiagari_hinba_2015

 まずは、リーディング順に並べた表です。表を見ると、牝馬はハーツクライが一番勝ち上がりコストが低くなります。ハーツクライの牝馬からは、ヌーヴォレコルトを除いて、あまり大物は出ていませんし、クラブ馬からもいまだに1億円到達馬も出ていません。
 しかし、勝ち上がりという点に関しては非常に優秀で、クズが出にくいというのは大きな特徴でしょう。


 種牡馬間を比較するには、指数で比較したほうがよいので、リーディング順ではなく、指数順に並び替えます。

Kachiagari_hinba_shisu_2015

 牝馬は、1位はやはりディープインパクトです。まあジェンティルドンナがいますし、当然と言えば当然の結果です。価格は高いものの、勝ち上がりも良く、長打もあって、回収率も高いのですから、1位になるのも当然です。

 2位はスペシャルウィーク。ブエナビスタとシーザリオを出していますし、これも納得です。ただ、残念ながら、今後は社台G生産馬の募集はほとんどないでしょうし、出資すること自体が難しくなりそうです。

 3位はハーツクライです。先ほども言いましたが、長打はないのですが、とにかく安定しています。ドカンと一発ということは少ないかもしれませんが、低リスクで楽しみたいのであればいいですよね。

 4位につけたのは、牡馬ではビリのほうに近かったファルブラヴです。牡馬と牝馬でこれだけ違う種牡馬っていうのも驚きますね。牡馬は平均するとデータ的に厳しいですが、牝馬は安定感があります。突き抜けるような活躍馬はいないものの、3勝、4勝する馬は結構いて、データ的には楽しめる種牡馬です。

 5位につけるのは、こちらもやや意外なシンボリクリスエス。牡馬のほうが圧倒的に成績が良いのは確かですが、牝馬同士で比べれば、実はそんなに悪くもないです。タフな馬が多く、長い期間活躍してくれる馬が多いのも、今回のように過去全世代で比較した場合に有利になっていると考えられますが、いずれにしても一般的な印象ほどは悪くありません。結局のところ、一口では皆大きいところを目指したくなるので、そうするとどうしても相対的に順位が下がってしまうのでしょうね。もし、自分自身が馬主で丸ごと1頭買うのであれば、シンボリクリスエスの牝馬はそこそこお買い得なのかもしれません。

 以下、キンカメやステイゴールドなどは、あまり高い指数にならないんですよね。勝ち上がり率が高くないですし、当たり外れが大きいということでしょう。

 下位のほうに目を移します。
 残念ながら、逆2冠に輝いてしまったのはコンデュイットでした。
 前回言ったように、世代数が少ない種牡馬はデータ上不利になるので、そこは考慮したいところではあります。しかし、それでも同じ世代数のマツリダゴッホや1世代のみのハービンジャーよりも下ですから、あまり言い訳できる余地がないですね。まあ、出資する立場からしたら、よくよく考えて、よっぽどの自信がない限りは手を出さないほうが良さそうです。

 下から2番目のチチカステナンゴは、まあ納得ですね。もう出資することもできないですが、後は残った世代のこれからの活躍を祈るのみです。

 ハービンジャーは、まだデータが1世代しかない種牡馬ですから、この順位も仕方ないですね。牝馬としては、勝ち上がり率は悪い方ではありません。でも牡馬か牝馬かとなったら、牡馬のほうが良さそうですね。

 マツリダゴッホも、まだ2世代しかデータがないですから、仕方ない部分が多いです。今のところ強気にはなれませんが、もう少し様子を見たいです。

 ここより上の、ネオユニヴァース、マンハッタンカフェ、ゼンノロブロイ、ゴールドアリュールの各牝馬は、それぞれ一癖ある感じのデータですね。勝ち上がりが妙に低かったりする種牡馬もいますし、種牡馬の名前だけでは買う要素が少ない感じです。マンハッタンカフェは回収率は高いですが、とにかく勝ち上がり率が低く、当たり外れが大きいイメージですね。


 こうして見ると、結論としては面白くないですが、牝馬はやっぱりディープなのかなと思います。データにも正直に現れていますし、逆らう要素がないですね。

 前回も言いましたが、あくまで、クラブ馬に限った、大雑把な表です。
 これだけで何か確定的なものが言えるわけでもないですし、個別の馬そのものが大事であることは言うまでもありません。
 データを考慮しつつ、最後は自分自身の判断が重要ですね。

|

« 2015/11/1(土)結果 | Main | なつかしい名前 »

Comments

牡馬に引き続き有用かつ面白いデータをありがとうございます。
こういったシリーズは大好きです。
今後も楽しみにしています。

Posted by: ダイコウサク | November 02, 2015 at 10:49 PM

ダイコウサクさん、こんばんは!
楽しんでいただけたのであれば何よりです。また何か面白い切り口があれば考えてみますね。

Posted by: 競馬悟空 | November 03, 2015 at 08:19 PM

競馬悟空さん、こんにちは。
長らくごぶさたしておりました。

非常に興味深いデータの整理、ありがとうございます。
やはりコスパが高いといわれる種牡馬はそれなりの数値になる一方で、
データからは不当に評判が低いと思われる馬もちらほらいるのですね。

それにつけてもコンデュイット、産駒出資者としては頭が痛いです(笑)
指数を大幅に引き上げるくらいの活躍をして、
代表産駒になってくれたらうれしいのですが。

Posted by: かつげん | November 05, 2015 at 11:47 AM

かつげんさん、お久しぶりです、こんばんは!
やっぱり超大物が出た種牡馬は評価が高くなりますし、クズが出なくとも、大物が出にくい種牡馬はあまり世間の評価は高くならない気がします。そのあたりのギャップを上手く突きたいですね。
コンデュイットはひょっとするとこれから大物が出るかもしれませんが、過去の世代からは活躍馬が出ていないですよね。やはり輸入種牡馬は恐い部分があります。残った世代から代表産駒と言えるような産駒が出るのを待ちたいと思います。

Posted by: 競馬悟空 | November 06, 2015 at 10:02 PM

競馬悟空さんこんばんは!

コンデュイット産駒で面白そうなのはクロークスですよね
出資したかったのですが資金の関係で断念しました
シーキングザパールの牝系ていうのが魅力ですね

武豊騎手も切れる脚をもっているとコメントしていますし先々どんな馬になるのか楽しみです

こういうマイナーな種馬から大物が出てくると盛り上がりますよね

ウィングス

Posted by: ウィングス | November 10, 2015 at 08:50 PM

ウィングスさん、おはようございます!
コンデュイット産駒で名牝系の馬というのはなかなかいないですから、今後に期待したいですよね。残りの世代も少ないですが現役馬を合わせて、それらの中から大物が出てくるかもしれないですしね。

Posted by: 競馬悟空 | November 11, 2015 at 09:00 AM

悟空さんこんばんは!

クロークス勝ちましたね
私は持ってないですが出資者の皆さまおめでとうございます。

募集価格1300万でこの時期の勝ち上がりさらにこれから上積みも見込めそうで何とも羨ましい限りです。
うーん同期の私のクロノスタシスはどうも......

世代は一つ上ですが募集価格がさらに低くなる悟空さんの馬も私のあの馬も負けずに頑張って欲しいものですね

ウィングス

Posted by: ウィングス | February 01, 2016 at 02:12 AM

ウィングスさん、こんにちは!
クロークス勝ちましたね。馬体的にはもっと早く勝ち上がってもおかしくなかった気がしますが、そこはやっぱり失敗種牡馬と考えられる父の仔である以上仕方ないのかもしれません。でもこの時期に勝ち上がれれば、まだまだ上を目指して行けますので、楽しみな馬ですよね。
クロノスタシスも足踏み状態が続いていますが、しっかりするまでは我慢ですね。低価格帯の馬には、低価格帯の馬なりの立ち回りがあるはずなので、上手く陣営に仕上げてもらいたいところです。

Posted by: 競馬悟空 | February 01, 2016 at 12:27 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 2015/11/1(土)結果 | Main | なつかしい名前 »