レコードの反動
今日はG1の日ですが、G1そのものの馬券は買わないかもしれません。
最近は2歳戦に集中して馬券を買うようにしています。
2歳戦は、まったく異なるレベルの馬が同じレースに出走していることが多く、差がつきやすい分予想がしやすいのではないかと思っています。確かに、その分気性的に安定しなかったり、よもやの逸走が発生したりと、リスクもあるんですが、スピード指数的にはやりやすいのかなと。
実力差があるという点で言えば、新馬戦が一番各馬の実力差が生じるレースだと思いますが、残念ながら新馬戦はスピード指数が使えない。それでは予想ができませんので、結局、新馬戦以外の2歳戦に注目することになります。
今日注目しているのは京都9Rの黄菊賞に出走するアグネスフォルテです。
前走京都の2000mでレコード勝ち。前走の指数は67ですから、指数どおりならここもあっさり通過しておかしくない。でも、このレースにはその他にも有力馬・良血馬が多く出走してきているので、あまり人気にはなっていないようです。
スピード指数で馬券を買う者としては、これは買うしかないとなるわけですが。。
一点心配なのは、前走がレコード勝ちという点。
よく、レコード勝ちの反動などと言ったりしますが、そういうのって確かにあるんですよね。
スピード指数で買っている人間がそんなことを気にし出したら予想が成り立たないっていうのはあるんですが、もう何十年もスピード指数をやっていて、確かにそうだなと思う部分もあります。
もう大昔になってしまいましたが、1992年の朝日杯に、ニホンピロスコアーという馬が出走しました。そのレースは、関西馬ビワハヤヒデが圧倒的1番人気の1.3倍でした。
ニホンピロスコアーは、その前走、東京1400mで1分21秒7という、当時としては信じられないようなレコードで未勝利戦を勝ち上がった馬でした。今数字を見ると大したことないと思うでしょうか、23年前ですからね。古馬でも上がり33秒台が出たら凄い凄いって言っていた頃ですから、このタイムでも並大抵のものではないわけです。
ニホンピロスコアーの指数は確か80以上出ていたんじゃないですかね。
こりゃあすげえ馬だってことになって、伊藤雄二厩舎所属で、なおかつ、この朝日杯では鞍上は岡部でしたし、こりゃあますます間違いないぞと興奮しました。
迷わず単勝に突っ込みましたが、結果は5着。
マイルが長かったのかとか、道中引っかかってた(たしかそうだった気がします)からとか、敗因は色々ありましたが、結局よくわからないままでした。ちなみに、この後ニホンピロスコアーは1600mのレースを勝っていますので、距離ってことはなかったのかなと。そう考えると、レコードの反動だったのかなあとか、そもそも馬の格が違ったのかなあとか、後になれば色々と考えてしまいます。
いずれにせよ、ニホンピロスコアーは負け、その後も大成することはありませんでした。
ちなみになんですが、この朝日杯を勝ったのは当時旋風が吹き荒れていたマル外のエルウェーウィンでした。ビワハヤヒデはまさかのハナ差負け。
そのエルウェーウィンの勝利インタビューで南井騎手(現調教師)に、フジのリポーター(だと思われる)が、「これで来年のクラシックも楽しみになりましたね!」と言ってしまいました。
それに対し南井騎手は、怒るでもなく、笑うでもなく、真顔で、
「マル外だから。出れないから。」
と言ったのが忘れられません(笑)。
最近はインタビューでの珍問答もないですね。たまにはそういうのがあったほうが面白いかもしれません。
話がずれましたが、レコードの反動は恐いものの、アグネスフォルテに期待。
相手は、レヴィンインパクト、サトノエトワール、アラバスターの良血軍団に加え、前走超スローで判断のつかないジョルジュサンク、パールフューチャーあたりを狙ってみたいと思います。
Comments
悟空さんこんばんは!
ニホンピロスコアー凄い名前が出てきましたね
父ゴライタスですよ
そんなん忘れてました。
あの頃の競馬は面白かったな・・・
元岸騎手も鼻差で勝っていれば乗り代わり無かったでしょうし、そしたらダービーはひょっとしたらビワハヤヒデが勝っていたのかも知れないとか思ってしまったり・・・
ナリタタイシン
ウィニングチケット
ビワハヤヒデ
ステージチャンプ
マイシンザン
みんな父がそれぞれ違って可憐ないろんな花が咲き誇った本当に競馬が美しく楽しい時代でした。
マイシンザンの後継残したかったな・・・
私の夢はディープインパクト牝馬にマイシンザンの牡馬です!!
ウィングス
Posted by: ウィングス | November 16, 2015 03:54 AM
ウィングスさん、こんにちは!
ゴライタス、懐かしい種牡馬ですよね。一時は凄い種牡馬なんじゃないかと思いましたが、結局鳴かず飛ばず。ニホンピロスコアーも結局2勝しただけでした。
その後サイレンススズカが出てきたときも、最初はニホンピロスコアーのことが頭をよぎって、偽者なんじゃないかと思ったこともありました。しかし、こっちは本物。本当に競馬は難しいです。
岸騎手は、その後共同通信杯でマイネルリマークにも負けてしまいましたからねえ。。まあクビにもなりますね。
マイシンザンは種牡馬にもなりましたが、やはり現実は厳しかったですね。挙げられた5頭全部種牡馬としては成功しなかったですし、競走馬として強いだけじゃ種牡馬としてはダメなんだなと思うと、本当に厳しいです。
Posted by: 競馬悟空 | November 16, 2015 12:39 PM
競馬悟空さんこんにちは
私が挙げた五頭がすべて種馬として駄目だったというのは本当に本当に悲しい現実です
そして翌年のナリタブライアン世代も種馬らしい種馬いないんですよね
まあ全てはサンデーサイレンスという恐るべきスーパーサイアーに呑み込まれてしまった訳ですね
でもですね
せめて三冠馬になった系統は一つでもその系統をのこして繋いでいくという姿勢は大切だと思うんですよね
資金力とポリシーを備えた新しいオーナーブリーダーの出現を強く望みます。
ウィングス
Posted by: ウィングス | November 16, 2015 06:16 PM
ウィングスさん、こんにちは!
名選手名監督ならずではないですが、名馬が名種牡馬とは限らないところが難しいし、面白いですよね。本当のところはわかりませんが、結局のところ繁栄するかどうかはある程度「神の見えざる手」みたいな要素があるのかなと思ってしまいます。ウイニングポストのスーパーホースではないですが、種牡馬としても活躍が最初からほぼ約束されている馬もいるのかなと。でもどんな血統でも永久に繁栄し続けることはないですから、どのタイミングでサンデー系以外が隆盛になるのかが楽しみでもあります。
Posted by: 競馬悟空 | November 17, 2015 12:10 PM