得られる経験値
人生何事も経験という部分もありますよね。
1倍台の単勝オッズで、絶対に勝つと思った馬が負けて呆然とすることは多くの人が経験していると思います。
レース前は自信満々で、儲かった金額で何を買おうかくらいに思っていはずが、結果は2着とか。
そこで、初めて競馬の恐ろしさを知ることになると。
馬券だけでなく、一口でも、悲喜こもごもあります。
期待した馬がデビュー前に怪我してしまったり。逆に、二桁着順の連続で、これはもうダメだと思ったら、突然開花して勝ち始めたり。本当に色々なことがあります。
ゲームじゃないので、経験値っていうものは数字で表せないですし、また見ることもできませんが、何事も経験していけば経験値はたまっていくはず。
一口で経験値をためるには、やはり出資するしかないと思います。
出資しなくても、見ているだけで、またはPOGのように出資したつもりになって見るだけでも経験値はたまると思いますが、その増加は僅少だと思います。
出資していない分、客観的に見られるという利点もあるかもしれないですが、やっぱり真剣度が足りなくなると思います。
かつて、日本の元首相が、「わたしは客観的に見られるんです。あなたとは違うんです。」と言ったことがありましたが、それは首相レベルだからできることでしょう。
私のような一般人は、客観的に見ているつもりでも、結局真剣味が足りず、何も見れていないということにもなりかねません。
その点、出資馬は違います。
それこそ、出資者は、牧場にいる時点から、一挙手一投足に注目します。やれ風邪ひいただの、脚がどうした、坂路に入りました、移動しました、などなど、それぞれに一喜一憂して毎日を過ごします。
出資馬を無理に客観的に見る必要もないですし、自分の思うままに喜びも悲しみも分かち合える存在だと思います。
出資しているからこそ気づくポイントっていうのもありますよね。
重賞に出るような馬であれば、競馬マスコミが調べてくれたりしますが、未勝利とか下級条件の馬では、そうそう話題に上がることもありません。そういう場合に出資者だからこそ、真剣に見続けて知っているポイントがあれば馬券の役にも立ちそうです。
重賞に出るような強い馬であっても、意外と競馬新聞に書いてあることが当たっていないこともありますよね。
記者にとっては、何百頭、何千頭のうちの1頭に過ぎないわけですが、出資者にとっては1頭のうちの1頭、多くても数頭、数十頭のうちの1頭ですから、気づけるポイントも多くなるはずです。
当然数は少ないですが、それでも主観的に1頭を追うことで得られる経験値は非常に大きいと思います。
そう考えると、出資する頭数はなるべく多いほうが良いということになります。
しかしながら、頭数が多すぎると、収支はプラスになりにくくなります。やはり活躍馬の数は限られているわけですから、手当たり次第出資していたら、プラスにするのは極めて厳しいでしょう。
そもそもたくさん出資すればするほど、出資金はかさむわけですから、無尽蔵に出資するわけにもいかないです。
経験値をとるかゴールドをとるか。なかなか難しいところですね。
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