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February 26, 2016

保険金

 一口の場合、競走馬保険に強制加入になります。

 私自身はあまり保険には入りたくないなあと思うのですが、強制ですから選択の余地はありません。

 何年か前に、有名な大手保険会社が、保険をたくさん売れ、しかし、保険金はなるべく支払うな、というような指令を社内で出していたとかで問題になりました。

 勧誘するときは美辞麗句を重ねておいて、いざ保険事故が起きたら難癖をつけてなるべく支払わないようにする。ふざけた話だと思いますが、保険会社ってそういうもんだと理解しています。
 嫌なら入らなければいいと。

 ということで、個人としては、なるべく余計な保険には入らないように心掛けています。
 保険と言っても、結局は数多くある金融商品の一種。それ以上でもそれ以下でもないという考え方でいます。

 一口の話に戻ります。こちらの競走馬保険は強制加入ですが、昔に比べて最近はその保険内容が拡充されました。
 所属しているクラブの保険では、死亡以外の保険事故、要するに競走能力喪失などの場合にも特約で保険金が出ることになっています。

 出資者としては、保険料は支払っていても、なるべく保険のお世話にはなりたくないところですが、出資馬の中には残念な出来事が起こることもあります。

 シルクで出資している馬で、もう結構半年くらい、継続して脚もとの具合が芳しくない馬がいたのですが、明細を見たら、この度、疾病特約の屈腱炎に関する見舞金が保険会社から支払われていました。

 クラブからは屈腱炎という断定のコメントは一度もなかったので、おそらく、屈腱炎の可能性もありうるが、断定もできないという状況だったのでしょう。何もしなければ、そのままで終わりだった可能性もありますが、クラブの努力もあってか、保険金がおりることになりました。これは本当にクラブに感謝です。

 最初に言いましたが、保険会社っていうのは、保険金を支払わないものと理解しています。
 いや、保険事故が死亡とか、誰がどう考えても覆る余地のない保険事故であれば、素直に支払うんでしょうが、傷害・疾病などの場合は、揉めますよね。
 そういう面倒な交渉をクラブがやってくれたのであれば、ありがたいです。

 できれば保険の世話にはなりたくないですが、いざそうなった場合は、今後も積極的に交渉してもらえたらいいなあと思います。保険料を払っている意味がないですもんね。


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Comments

初めまして。
実は、私もその馬に出資しておりまして、今月の明細にあった保険金の「特約」が気になり、ラウンジを訪問した際に、質問をぶつけてみました。

阿部社長の話によると、完全に屈腱炎と呼べる症状ではないものの、牧場側が保険会社と折衝したところ、この保険金が下りたようです。

もしかしたら、これもノーザンF傘下のメリットなのかもしれませんね。

      

Posted by: キイロイダンナ | February 27, 2016 06:26 PM

キイロイダンナさん、初めまして、情報を教えていただきありがとうございます。
なるほど、シルク=ノーザンFとも言えますし、それだとやっぱりノーザンFのおかげ、傘下のメリットと言えそうですね。僅少な金額であったとしても、このような細かい努力を続けてもらえたらいいなと思っています。
それはそうと、まずは馬自身が怪我を克服して、早く競馬場に戻ってこれるように祈りたいと思います。

Posted by: 競馬悟空 | February 27, 2016 09:00 PM

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