« シルクの追加募集 | Main | 新種牡馬たち »

April 05, 2016

母優先という空手形

 キャロットは2014年産の募集馬も残りわずか。
 本当に全馬売り切れそうです。

 キャロットでは、牡馬はもちろんよく売れますが、牝馬もどんどん埋まります。

 その牝馬の売れ行きを後押ししていると思われるのが、母優先枠の制度。

 会員であれば誰でも知っていますが、自分が過去に出資していた牝馬の仔がキャロットで募集された場合において、自分がその牝馬の仔に申し込んだときは、母優先枠として扱われるというものです。
 母優先枠は400口の半分である200口あります。母優先枠で申し込んだ方の口数の総数が200口以下であれば、その時点で母優先枠で申し込んだ方は自動的に当選となります。
 残りの一般枠に仮に1,000口の申し込みがあろうが2,000口の申し込みがあろうが関係ないです。母に出資していた人にとっては非常に有利な制度となります。

 ただし、母馬となる競走馬に出資していたからといっても、その母馬の仔がキャロットで募集されなければ、母優先は何の意味もありません。

 私も、過去に出資した牝馬の仔がキャロットで募集されたこともあれば、そうならなかったこともあります。

 昔、ストームホイッスルという馬にキャロットで出資していました。この馬の仔もキャロットでは募集されていません。
 足が曲がってた馬で、結局未勝利で引退。未勝利馬ですからキャロットで募集されなくても仕方ないですが、しかし、そのストームホイッスルから重賞勝ち馬のメイケイペガスターが出ました。

 もっと昔、私は出資していませんが、レーゲンボーゲンという馬がキャロットにいました。自身は1勝馬でしたが、初仔からアニメイトバイオが出ました。さらに、今年、レインボーラインが重賞を勝ちました。
 このレーゲンボーゲンの仔も1頭もキャロットには来ませんね。

 これらは母馬自身が未勝利馬とか1勝馬ですから仕方ない部分もありますね。

 でも何勝以上の馬ならば募集されるとかいう決まりもないですし、母馬が未勝利でもキャロットで募集されることもあります。
 元の出資者の側からしたら、完全な運任せ。実際は牧場の意向次第ということですね。

 私の友人が出資知っていたアルヴィスという牝馬は3勝しましたが、この馬の仔も1頭もキャロットでは募集されません。以前友人が嘆いておりました。

 母優先枠アリというのは非常に魅力ですが、重賞でも勝たない限りは、空手形に過ぎない場合も普通にあるということをあらかじめ覚悟しておかないといけないです。

|

« シルクの追加募集 | Main | 新種牡馬たち »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« シルクの追加募集 | Main | 新種牡馬たち »