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May 25, 2016

やっぱり青天井

 ディープ牝馬はやっぱり強いという話でした。
 牡馬はどうなのかというと、牡馬もやっぱり強い。

 色々なデータからもそれは明らかです。

 しかし。ディープ牡馬はとにかく高い。
 今年のサンデーRの募集価格が発表されていますが、ついに行きつくとことまで行ってしまった感があります。

 それでも、まだ種付料は上がり続けていますので、来年以降はさらに上がる可能性すらある。
 本当にそのうちストームキャットみたいになってしまうのではないかと、いらん心配までしたくなります。

 2008年産~2012年産の社台G生産クラブ馬牡馬の募集価格平均が5,848万円でした。
 今年のサンデーR募集ディープ牡馬の平均は1億1,800万円。
 12年産までの平均の倍に達してしまっているということです。

 ここまで行ってしまうと、いくら長打率が高くて三振率が低いにしても、回収率の点でどうなのかという問題が出ます。
 株で言ったら、高値つかみにならないかということですね。

 永久に上がり続ける株がないのと同様、無限に活躍し続ける種牡馬もいないわけで、ディープであれ、いつかどこかで回収という点では頭打ちになります。
 それが、15年産なのか、それとも昨年の14年産なのか。いやいや来年の16年産からかもしれない。

 考えるとキリがないですが、ピンポイントで当たりを引くという芸当ができない限り、かなり大きなリスクを背負うことになりかねません。

 まだまだディープ産駒の成績は伸びると考えて、青天井の募集価格について行くのか。
 それとも、この辺が引き際と考えて別の種牡馬の産駒に活路を見出すのか。
 悩みは尽きないですね。


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