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September 14, 2016

足りないのは名声だけ

 出資する際に、厩舎を気にする方しない方色々だとは思いますが、私は気にします。

 どの業界でも、どのビジネスでもそうですが、ダメな人はとことんダメだったりします。
 なぜそういう差が出るのかは、ご本人の努力の他にも様々な要因があるとは思いますが、とにかく「差」があるのは確かです。
 競馬の場合は、数字で結果が出てしまいますから、基本的には弁解の余地はないと思っています。

 今年のリーディング調教師は、現時点では関西の矢作厩舎。2位の音無厩舎が37勝ですから、7勝もの大差をつけています。素晴らしいです。

 勝利数順に並べると、上位5厩舎は以下の通りです(敬称略)。


1位 矢作   44勝 関西
2位 音無   37勝 関東
3位 藤沢和 34勝 関東
4位 藤原英 33勝 関西
5位 堀    32勝 関東


 やはりというか、誰もが納得する厩舎ばかりです。

 では、勝利数ではなく、勝率が高い順のリーディングに並べ替えるとどうでしょうか。
 以下は、勝率上位5厩舎です。


1位 堀    32勝 勝率0.196 関東
2位 藤原英 33勝 勝率0.159 関西
3位 藤沢和 34勝 勝率0.149 関東
4位 木村哲 26勝 勝率0.148 関東
5位 友道   25勝 勝率0.148 関西

 堀厩舎、藤原英厩舎、藤沢和厩舎、友道厩舎・・・どの厩舎も誰もが認める超一流厩舎でしょう。
 G1レースを思い出せば、これらの厩舎の馬の出走、そして優勝がどれだけ多いことか。
 素晴らしいことです。


 と、お一方忘れていました。
 何と、4位には、キムテツ厩舎がランクイン。

 イマイチ信用できない、何であそこの厩舎に入るのだ、などと、陰口を叩かれながらも早数年。
 実は、すでに結果を出してきていました。


 私は、個人的には厩舎の勝ち鞍よりも勝率を重視しています。

 極端な話ですが、馬の数が多くて出走回数が多ければ、勝ち鞍は増えるわけです。
 クレーンゲームで、何百回、何千回と繰り返せば、最後は景品全部をすくい上げることができるのと同じように、出走数が無限に近いのであれば、当然勝ち鞍は増えます。

 もちろん、これは極端なあり得ない話を言っているわけで、例えば44勝している矢作厩舎が出走数が多いからといって評価に値しないかというとそうではありません。矢作厩舎には矢作師の信念がありますから、それはそれで素晴らしいですし、評価されて当然と思います。

 でもやっぱり、勝率を重視します。
 昔みたいに、ガンガン出走して稼ぐという時代ではなくなっていますし、特に上級条件に進む馬については、一戦必勝の態勢が取られることの方が多いと思います。適当にやってたら、勝率は絶対に上がらないと思います。

 そういう意味だと、やはり堀厩舎は凄いですね。
 勝率0.196って、ほとんど2割です。なかなか真似できない数字だと思います。


 そして、キムテツ厩舎も、勝率は0.148。ダービー勝った友道厩舎と並んでいるわけです。勝率では。

 すでに重賞は3つ勝っています。この調子だと近い将来G1に届きそうですね。
 成績的にはその位置に来ていると思います。
 ちなみに、昨年は終了時点で勝率は全国5位でした。さすがに2年連続となるとマグレということはないでしょうから、今後も期待できそうです。

 ただし、G1ともなると甘くもないのも事実。ノーザンF・天栄とのタッグでさらに上を目指して欲しいと思います。


 キムテツ師を三国志でなぞらえるならば・・・陸遜でしょうか。

 「キムテツ師に足りないのは名声だけです」とかって呂蒙みたいな人が言ったならば完璧ですね(笑)。

 そんで、劉備のような老調教師が、「あんな若僧にしてやられるとは」と言うというストーリーはいかがでしょうか。

 ちょっと妄想が過ぎましたが、今後より一層注目したい厩舎です。


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Comments

私の連想ではキムテツは馬謖ですかね。
かたや孔明のお気に入り、かたやノーザンのお気に入り。だけど本当に能力が凄いのかというと疑問符がつく点なんかが似ているような。

Posted by: youchan | September 14, 2016 at 01:05 PM

陸遜は最期は悲惨だけど子孫も含めて呉を支えた名将なので、キムテツにはそぐわないかと。
結局魏に勝てなかった姜維辺りが適当かなー。

Posted by: Nashwan | September 15, 2016 at 12:04 AM

youchanさん、おはようございます!
確かに、お気に入りの上に大抜擢されて、今後、街亭で大チョンボ・・・というパターンもありえますね(笑)。本当に能力が高いのかという点については、誰もがまだ疑問に思っているところですしね。これからの活躍ぶりに注目です。

Posted by: 競馬悟空 | September 15, 2016 at 08:36 AM

Nashwanさん、おはようございます!
なるほどまだ陸遜の域には遠いという評価が支配的でしょうね。姜維は文武両道の忠義の臣でしたが、最後いたずらに戦争を仕掛けて国力を疲弊させました。まだ特別な結果を出していないという点を考えるとそのあたりが適当かもしれませんね。でも実は鳳雛・伏竜という可能性も・・・ないですかね(笑)。

Posted by: 競馬悟空 | September 15, 2016 at 08:41 AM

いや、言いなりで動いてるわけで実力はノーザンのもの。英雄なんて当てはまらない。天栄の支店に喜々としてる雇われ支店長、だけど誠実な人。強いて言うなら劉封でしょう。ひいきもされてるし。

Posted by: 一口ひよこ | September 15, 2016 at 01:54 PM

一口ひよこさん、おはようございます!
確かに雇われの地方の太守に過ぎず、贔屓にされているものの、一回のチョンボで劉封のように処断されてしまうかもしれないという危険性はありそうです。それにしても、皆考えるのは、やっぱり非業の死を遂げる武将のイメージなのでしょうか。何となく悲壮感があるからかもしれないですね。

Posted by: 競馬悟空 | September 16, 2016 at 08:47 AM

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