募集の順番
シルクの募集が7月末になることで、今年の社台G系のクラブの募集は、6月の社台・サンデー・G1から始まり、結果が出た後にはすぐにシルクの募集が始まるという感じでしょう。
その後、8月末からキャロットの募集が始まるという流れになると思われます。
社台・サンデーは順番も変わらないですし、時期も変わらないので、今まで通りでしょう。
問題はキャロットとシルクですね。
キャロットよりもシルクが先の募集になることによって、何か変化があるのかどうか。
シルクは実績制で、キャロットは×制度。それぞれ募集方式も異なります。
普通に考えて、シルクで実績上位の人は、シルクが先だろうがキャロットが先だろうが関係ないでしょう。
そのため、シルクで必要実績額が何百万円というレベルの馬は、キャロットが後になろうが何だろうか関係なく本年同様に超人気となり満口でしょう。
必要実績額が何百万円というレベルではなくとも、シルクでそこそこ人気になる馬も、やっぱり今年と同様に1次募集で満口になると思います。
しかし、今年のシルクの募集でギリギリ満口になるかどうかという人気だった馬、及び、1次募集では満口とならなかったものの通常募集開始後すぐに満口となったくらいの人気の馬は、売れ残ると思います。
やっぱりクラブを掛け持ちしている人は皆、その後にあるキャロットとの兼ね合いを考えるでしょう。
シルクで人気馬に申し込みつつ、外れたらキャロットで補充という図式が考えられます。
キャロットがメインの人でも、先にシルクがある以上、シルクの募集を完全に無視してキャロットまで待つというのは難しいでしょう。
シルクの1次募集が終わった後のキャロットの募集でも全部ハズレとかになってしまったら、もうその年度は取り返しがつかなくなりますから。
シルクが先になる以上、シルクで先に予算の多くを使ってしまう場合もあり得ます。
そうするとキャロットに回す予算が少なくなる。
結果としてキャロットへの人気集中が緩和するということも考えられなくはないです。
でも、これはどうでしょうね。
キャロットはただでさえ人気で、その過熱ぶりはとどまるところを知りません。
今年よりも抽選がさらに過熱するということはなかったとしても、来年シルクよりも募集が後になったことによって、人気が落ち着くということもあまり期待できないかなと思います。
クラブの募集の順番の関係性についてはいろいろとありますが、一方で、単純にシルクの募集が早まったことによって、何か会員にメリットがあるのかというと、それは特にないでしょうね。
募集馬を早く選んだからといって、出資する側に特にメリットはないでしょう。
より幼い状態で判断しなければいけないので、デメリットの方が大きいんじゃないですかね。
可能な限り遅めに選んだ方がリスクは回避できると考えられるのが普通でしょう。
暗黒騎士ランスロットの言うように、「自分の身を安全な場所におきながら勝手なことばかり言う」のが、私を含めた「会員」の特徴ですから(笑)、そのような会員からしたらちょっと文句を言いたくもなりますね。
でも、それも馬のためということであれば致し方ないですね。
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