旋風
あんまり世の中のことは書かないことにしていますが、それにしても昨日は旋風でした。
朝仕事に行って、帰ってきたら次期アメリカ大統領が決まっていたけど、予想外の結果だったという人も多いのではないでしょうか。
いやあ、びっくりですが、なんとなくこうなりそうな気もしていました。
後から言うなよって話ですが(笑)。
新聞やテレビが、トランプはふさわしくない、トランプはダメ!と盛り上がっていましたが、今の世の中新聞やテレビを信じている人自体が多くないんでしょう。だから、新聞社に本当のことも言わないし、新聞社の予想も外れると。
それでも、2頭立てで外すってひどくないっすか?
でも、昔もこういうことがあったらしいです。
私は指数派なので、昔、アンドリュー・ベイヤーの本を読みましたが、確かトルーマンが大統領になった時も、その日の朝までほぼ勝ち目ナシと言われていたのが、票を数えたらトルーマンが勝っちゃったと。それで、ブックメーカーの賭けかなんかでトルーマンに賭けていた友人が大儲けしたって言う話が書いてありました。
アメリカではよくあることなのかもしれないですね。競馬でもマッチレースとか行われますし。
しかし、そう考えると、18頭立てで勝ち馬を当てるってとんでもなく難しいことなんだなと改めて思います。
新聞の予想が当たらないってことでは、最近は競馬新聞の印がオッズに反映されないことがしばしばありますよね。
私が最近読んでいるのは主に東スポなので、東スポの印は元からオッズに反映するようなものではないだろうというのは置いておいて、明らかに仕上がっていないとか、ダメっぽい馬でも、ファンの後押しで人気になる馬がいます。
遠く遡ればオグリキャップの有馬記念とか、そういうこともありましたが、今は普通に新馬戦とかで、不思議なオッズになることもしばしばです。
誰も新聞の印なんて気にしていないということなんでしょう。
全然参考にしていないかというと、そうではなく、あくまで補強材料くらいなんでしょうね。
私は指数派人間ですから、もう何十年も前から新聞の印なんて気にしたことありませんが、それでも、オッズに影響するので印は気になります。
印通りにオッズが決まらないとなると、競馬新聞の意味ってますますなくなるよなあと思います。
同時に、買う意味もない。
新聞よりも役に立つ情報があふれているというのもあるでしょう。
情報というよりも、単なるエンターテインメントに近いのかも知れませんが、フジテレビの有料チャンネルで放送されている「競馬予想TV」はだいたい見ています。
役に立つかどうかは人それぞれでしょうが、番組としては面白いと思います。
私は指数派ですから、指数派の人が出演予想家に多いのもあって、特に違和感なく番組を楽しめます。
出演予想家の一人の水上学氏がご自身のブログで、
「身内で貶し合いをするだけなので、まだ仕事としては少し気楽だ」
と書いておられましたが、まさにそれ。そのよくわからないところで突然ヒートアップする貶し合いを見たいんですよ(笑)。最近はそれが何よりの楽しみでもあります。
予想方法によって、大事にしているポイントって違うと思うので、私も指数のことをあからさまにバカにされたりすると、出演しているわけでもないのにムッとすることもあります。
まあ、でもそういう場合、私の想像以上の貶し合いが始まるので(笑)、見ているほうはかえって焦ったりしますね。
最近一番ウケたのは、天皇賞(秋)の回で、何年か前、水上氏が、太組氏の本命馬ラブイズブーシェが突っ込んでくるのを「念力」で止めたと言っていたこと。
なんでも、水上氏の本命馬が早々に圏外となってしまったのもあり、何としても太組氏の的中を止めないといけないと思って念力で止めたのだとか(笑)。
「念力」って言葉を聞くのも久しぶりだなあとも思いましたが、なんとなく気持ちがわかります。
その昔、私はナリタブライアンが「七分のデキ」で天皇賞(秋)に出てきたとき、周りに、ナリタブライアンは絶対に沈むと偉そうに語っていました。
レースで最後の直線、ナリタブライアンが一瞬伸びかけたときは、本当に背筋が凍りました。もう後は、来るな~~という「念力」発動です。何とかメンツが潰れなくて済みました(笑)。
でも、できれば「念力」が発動しない状態で冷静にレースを見たいものですね。
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