指数派
先週のつばき賞で勝ったファンディーナは強かったです。
初戦のレース振りは確かに良かったけど、指数的には取り立ててどうこう言うほどのこともなく、つばき賞も半信半疑で馬券は買いませんでした。
結果は圧勝。
今回もスローなのでスピード指数自体は低いのですが、注目すべきは終いの脚。
スピード指数(西田式)にも、実は「上がり指数」っていうのがあって、どれだけ良い終いの脚を使えたかという指標があるのです。
ただ、私自身は、予想において上がり指数を重視することはほとんどありません。
上がり指数が主に意味を成すのはスローになった時なので、なかなか使い道が難しい。
そもそも、あらかじめスローになるとわかっているようなレースには賭けないようにしているので、あまり重要視していません。
しかし、馬そのものの強さを測定する上では、結構重要だったりします。
というのも、上のクラスに行けばいくほど終いの脚は重要になりますし、現に2月の東京開催の芝のレースは、本当に上がり勝負で決着することが多かったです。
自分としての一応の目安では、上がり指数が20以上出せれば、結構出世するかなと思っています。
ただし、この上がり指数というのは、あくまでペースとの相関関係で示されるものなので、超スローになればなるほど、上がり指数は高く出やすいわけです。ただ、そこは基準タイムや馬場指数の補正も受けるので、単にスローだったら高く出るという単純なものでもなく、数字自体はそれなりに信頼できるものであると考えています。
なので、いくら上がり指数が20出ていたとしても、着順が5着や6着ではあまり評価できません。
勝ったとき、悪くても勝ち負けに絡んだときの上がり指数でないとあまり意味はないでしょう。
今回のファンディーナの上がり指数は24でした。
といっても、この24という上がり指数がどの程度凄いのかよくわからないと思いますが、結構凄いです。
エイシンフラッシュがダービーで25でした。
あと、確かブエナビスタが桜花賞で23だったと記憶しています。
20くらいならばそこそこ出せる馬も多いですし、20くらいで重賞絶対勝てますとも言えないのですが、偏差値と一緒である程度の数値を超えると、なかなか数字が出なくなる。23とか24っていう指数はなかなか出ないんですよ、経験上。
そう考えると、ファンディーナは即重賞級という評価で間違いないでしょう。
確かに相手云々っていうのもあるでしょうが、スピード指数は、基本そういう相手関係の格を重視せずにその馬自身の能力を測ることに意味があるものですから、私の指数的な評価は高いです。急に高くなりました。
レース振りだけが目立つ馬っていうのはよくいるので、なかなか信用できないんですよね。
私も何十年も競馬やってきて、何度も騙されました。
スシトレインとか。。
あ、もういい加減スシトレインはうんざりですかね(笑)。
まあ、そういうこともあって、すぐには評価できない部分もあるのですが、ファンディーナは本物だと思いますよ。
ちなみに、上がり指数と言えば、先日引退したモーリス。
そのモーリスがまだ能力を完全に示す前のスピカSにおいて出した上がり指数は、なんと・・・
28でした。
その後のモーリスがどのような蹄跡をたどったかを考えると、やっぱり終いの脚は重要だと言えると思います。
話は変わりますが、指数派の人ってどれくらいいるのかなと、ふと思いました。
私は指数でしか予想せず、他人の予想や新聞の印など一切関係ないので、あまり他の人がどのような予想をしているとか気になることはありません。
競馬予想TVだと、市丸さん、小林君、高柳さんと3名も指数派と言える人がいるので、予想の上では多数派なのかなとおもっていましたが、よくよく考えたら、自分以外に「私は指数派です」っていう人と現実に会ったことないです。
パドックとかで指数派の人が、「指数派」っていう帽子とかかぶっていてくれたらわかりやすいんですが(笑)、そういうこともないので、なかなか誰が指数派なのかってわからないです。
まあ、そもそも指数派はパドック見ないっていう説もありますが。。
でも、25年前からずっと指数は続いているわけだし、それなりに市民権というか、ファンが多いはずです。
今後も指数派が多数とはならないまでも、それなりの精度でそこそこ当たるものであって欲しいなと思っています。
なお、私は、競馬予想TVでは、あまり指数派の方の意見は参考にしません。
自分が指数派ですから、もう指数は間に合っています。
なので、それ以外の方々の意見を参考にすることが多いですね。
亀谷氏や太組さんとか、自分と違う視点の方々の意見を聞くのが楽しいです。
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