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August 25, 2017

馬体重

 キャロットの募集馬の測尺が出ました。

 これも最初の頃そうだったんですが、カタログが来るとカタログやDVDばっかり見て、尺のことを忘れてしまいます。

 重要なのはやはり馬体の大きさでしょう。

 昔書いた、種牡馬の実力という記事を見てもらえばわかりますが、とにかく大きさが重要です。

 まず、ほとんどの場合小さい馬は走らない。

 あくまで「ほとんどの場合」であって、どんなものでもそうですが、例外はあります。

 牡馬だと、さすがにドリームジャーニーは例外中の例外だと思いますが、その昔はライスシャワーとか、小柄で最強クラスの馬もいます。

 しかしこれらはあくまで例外。

 基本はやはりそれなりの大きさであることが望ましいでしょう。

 出走時に牝馬は430kg台、牡馬は450kg台以上であることが望ましいとは思います。
 ただし、これらの数値に届かなくとも、現役期間を通算して牝馬で430kg以上、牡馬で450kg以上となることが予想されるのであれば、とりあえず馬体の大きさ面の心配はそれほどしなくてもいいのかなと思います。

 逆に今度デカすぎる馬っていうのはどうなのかというと、これもやっぱり望ましくはないですよね。

 デカすぎる馬は体のどっかに負担がかかってしまってけがをする可能性が高まるでしょう。
 フレームがしっかりしていれば大丈夫というのもあるかもしれませんが、やっぱり「種」としての決まった大きさというのがあると思います。それを超えるような大きさというのは、ある意味「異常値」であり、そうなると世話するほうも色々と気を遣ったりするのかもしれません。

 牡馬であれば、出走時にできれば520kg以内におさまるのが理想かもしれません。
 牝馬は、そうそうバカでかい馬はいないので、そこまで気を遣う必要はないでしょうが、500kg以内にはおさまってほしいところです。

 問題は募集時の馬体重ではなく、出走時にどうなるかですよね。
 これは正確に予想する方法はありませんが、募集時の測尺をもとに、兄姉の馬体重、父の産駒の傾向から予想するしかないでしょう。

 1月、2月生まれの馬は、現時点で500kg近くになっていてもそんなに心配する必要はありません。
 ここからはもうそんなに大きくならないです。
 4月、5月生まれの馬は、大きすぎるとかえって問題かもしれません。4月、5月生まれは、これからまだまだ成長するので、ちょっと小さいかなと思うくらいでちょうど良い場合が多いです。

 管囲に関しては、気にする人も多いようですが、私はそんなに気にしません。
 馬体に対して明らかに細く見えるような場合は気にします。
 あら、と思って管囲を見るとやっぱりそうかという場合があります。
 そのような場合は気になってしまいますが、基本的に管囲で切り捨てるということはないです。

 体高については、悩む部分ですが、とりあえず低すぎなければ良いかなと思っています。
 1月、2月生まれで140cm台とかだと、大丈夫かなと思ってはしまいますが、体高だけでどうこう気にすることはないですかね。
 馬体全体が小さいというか、馬体重も小さくて、体高も低い場合は要注意でしょう。

 胸囲はほとんど気にしたことありません。


 カタログを見ていて、もう何が何だかわからなくなった、という場合は、馬体のサイズから取捨を決めるのもよいと思います。


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